2024年1月24日

架線トラブル

機能の東北・北陸・上越新幹線のトラブル。上野-大宮間で発生した架線トラブルで、新幹線が全面停止。事故の発生した場所が悪いですよね。全ての新幹線が利用している、上野-大宮間ですからここでトラブル発生してしまうと、完全に詰み。色々理由はある事は分かるんですが、もう少し何か対策は無かったのかという気もします。少なくとも、大宮から先は何とか折返し運転出来ればと思いますが、それも色々な理由から難しいらしい。今年は年初から色々なことが起こっているけれど、これもその一つに含まれていいような大きなトラブルですよね。幸いにも、衝突とか脱線事故ではないので、乗客乗員に怪我人などは発生しなかったようですが、補修作業中の作業員の人が関電したとのニュースもあり、何とか回復して欲しいですよね。

「ボトルネック」という言葉があるけれど、まさにこの東京-大宮間は東日本の新幹線にとってはボトルネック。ここが詰まってしまえば、その先にも大きな影響が出るし、今回の様に運航停止にもなれば東北地方や上越地方への移動もままならない状態に。まぁ、そんなことは最初から百も承知で、JR東日本としても色々対策なり工夫をしてきているんだろうけど、JR東日本としては今回の知見から更なる対策が要求されそう。

元々の原因は、電気を新幹線に伝える架線が緩んでいたのかすでに垂れ下がっていたのか、そこに新幹線が進入してパンタグラフに引っかかり停電状態が発生。それでこの区画を利用する全ての東日本の新幹線が全面停止する自体になったという、結構単純な原因。単純なんだけれど、解決策は難しいでしょうねぇ。これから上野-大宮間で新規に線路を引くわけにも行かないだろうし、路線の多重化しようと思ったらそれこそ上野から大宮まで地下化しないと無理だろうなぁ。以前も書いたけれど、最近は相互乗り入れが多いために、北関東で発生下電車トラブルの影響で、そこから東京経由で神奈川方面に走る、東海道本線とかまで止まる事があるけれど、集約して効率化するのは良いけれど、それによって冗長度が下がってトラブルに弱い状態になっている気がしますねぇ。

その架線トラブルも、気温による金属の伸び縮みの判定を間違ってしまい、それで緩む・切れるという状態になったのではという解説をニュース等でやっていましたが、うーんここ最近は寒さが厳しく感じる日も有ったけれど、そんなに影響が出るほどの天候だったかなぁ。原因究明は是非しっかりやって欲しいですよね。私は殆ど利用する機会は無いけれど、東北・北陸上越地方へ移動する重要なインフラですから。こういう事態に遭遇すると、やはり東海道新幹線に対するリニア新幹線の運行は重要なわけで、一日でも早い開通が必要だと痛感するわけです。でも、川勝県知事の理由不明な独断と反対意見は、まだ当分変わる気配も無いし、本当今回のトラブルから彼が何か感じることは無いんだろうなぁ。能登半島地震からも、いかにバックアップとか多重化することの重要姓が教訓として得られているのに、それに意味不明な理由で反対しているわけですからね。今回の事件は、単なるJR東日本の架線トラブルで終わらせるのでは無く、色々な場所や部署での多重化だとか安全係数の見直しとか、あるいはシステムの冗長化だとか、そう言うより安心出来る社会への教訓として再認識して欲しいですね。 

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