2024年1月22日

Dream comes true!

昨日開催された「Dream Japan Bowl by ヒトコミュニケーションズ」。厳しい天候が予想されたけれど、何とかお昼前には雨も上がり、気温は低かったけれど雨中戦にはならず良かった。 結果から言えば、All Japan 10 - 5 Ivy League で、昨年の4点差での敗戦の雪辱をして、公式チーム同士の試合では初めて米国チームに勝利する歴史的試合に。

戦前の情報では、昨年勝利はしたけれどAll Japan Teamの内容が高かったため、今回はより強力なメンバーを選択したという話も有り、試合前から不安な印象の方が強い感じでのネット配信で試合観戦をしました。序盤は、オフェンス・ディフェンスともに日本の方がやや分があり、10-3で前半を折返し。後半に入ると、ちょっと波に乗りきれない場面もあったけれど、今回はディフェンスが崩れること無く安定して居て、相手の反撃をセーフティの2点だけに抑えて10-5で勝利。後半追加点のチャンスを、エンドゾーンでのインターセプトで失ったのが残念だけれど、やはりディフェンスがしっかりしていたのが良かった(2回目)。最も、そのディフェンスの多分1本目のユニットメンバーのヘルメットは全員「黒」。つまり、富士通とパナソニックという、昨シーズンのRice Bowl出場チームの選手で埋められていたわけで、シーズンに入ったらこのディフェンスと戦う他チームオフェンスは大変だなぁと改めて感じた次第。

Ivy League Teamは、決して手を抜いていたわけでは無いけれど、昨年の試合と比べると特にオフェンスがちょっと淡泊な気がしましたね。それぞれサイズにしてもスピードにしてもテクニックにしても、日本のトッププレーヤーと同等以上の選手がそろっているわけで、もう少しプレーを準備してくると思ったけれど、ちょっと物足りない感じでした。結果、オフェンスの得点はFGの3点だけで、TDは奪えなかったわけですからね。まぁ、All Japan Teamにしても、1Q最初のシリーズでTDは奪ったけれど、その後はFGの3点で、結果的に2Qから4Q試合終了までAll Japan Teamは無得点で終わってしまった訳で、やはりこの試合はディフェンスの勝利(3回目)だなと感じるわけです。少し前の時代のフットボールは得点力=オフェンスをどれだけ充実させるかというのが強いチーム作りのテーマだったけれど、最近のフットボールはどれだけ堅い守備を最初から最後まで維持出来るか、堅守のチームが強いチームと言う事を再認識した試合でしたね。

一方で、レギュレーションとか開催時期とか、いろいろ課題も残っているこの大会。ただ、形を変えてでもいいから、国内の社会人や大学生選手が本場の選手と交流しながら対戦できる貴重な機会なので是非今後も続けてほしいですよね。それと、昨年、今年と国立競技場で開催したわけですが、特に今年気になったのがフィールドの状態。日本を代表する、言ってみればトップクラスの「競技場」であるわけだけれど、試合開始当初から所々芝生が剥げていて茶色い土の部分が目立つフィールドは、何とかなら無いものだろうか。勿論、前日から直前まで雨が降っていて芝が剥がれやすかったのかもしれないし、サッカーやラグビー使用で芝の養生も追いつかなかったのかもしれないけれど、アメリカのカレッジのスタジアムの青々として天然芝グランドを知っている身としては、やっぱり寂しい。自分か見た範囲では、芝の切れ目に足を取られて滑るみたいなプレーは無かったように思うけれど、あの芝コンディションは残念でした。あれならば、東京ドーム開催の方がまだ良いんじゃ無いだろうか。見る方だって、天候に左右されずに快適に観戦出来るだろうし。そういう部分も含めて、来年もこの試合が開催されてさらに盛り上がることに期待したいですね。来年からは、前座試合としてフラッグフットボールのボウルゲームとかやっても良いかもしれない。そうすれば、LA2028に向けて気持ちもアップして行くだろうし。

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