2023年8月10日

NRT-SIN/-HND (5) - 入国プチトラブル

混雑している空港内を抜けて成田空港第一ターミナルの5サテにあるANA Suite Loungeに入ってまずは一息。サービス内容は前回同様、自分で取り分けるのは野菜のサラダとオードブル2品目位で、メインの食事はQRコードでサイトにアクセスしてオーダーする方式。これ、私のように食事をメインにしない人にはちょっとつまらないというか、もう少しオードブル系の盛り合わせみたいなメニューとか、あるいは自分で取る冷製のメニューを増やして欲しいところです。あと、白ワインのボトルが冷蔵庫に入っていて、これをいちいち扉を開いて取りだして注いで戻すのが面倒。 コロナ禍がまだ完全に終息していないので、その対策も兼ねての対応なのか、コストダウンなども含めてこういう対応に今後は効率化していくのか気になるところです。後者だったら、もう余りSuite Loungeを利用する熱意が薄れてきそう。仕事のメールを何とか片付けて、搭乗開始時刻(17:45)が近づいて来たので、トイレに寄って用を足し忘れ物が無い事を確認して、ほぼ真下になる52番ゲートへ降りていきました。

52番ゲートには、Face Expressの端末が既に設定されていたので、使おうと思えば出来ると思うのですが、なんで「成田発の午前中の出発便とメキシコ便」と制限しているのか不思議です。最初は利用出来るゲートが制限されるのかと思ったんですが、そんな雰囲気も無さそうだし。まぁ、近い将来文字通り「顔パス」で飛べるようになって欲しいです。

車いすの方などの事前改札が始まったのが17:48頃。暫くしてグループ1の搭乗が始まり、私も機内に入りました。ウェルカムドリンクを飲んでグダグタしているうちにドアクローズとなり、プッシュバックがはじまったのは定刻よりも少し早い18:13頃でした。その後、時計回りに4サテ、3サテと回り込んでA滑走路のRW16Rへ移動。特に待機することも無く、そのまま離陸したのが18:34とかなりスムースな出発でした。飛行時間は6時間19分と表示されたので、丁度現地で日付が変わる頃に到着する事になります。

暫くして食事の配布が始まりましたが、アペタイザーで出された「浅蜊のラタトゥイユ」が、赤ん坊の小指の爪くらいのアサリや、その他野菜などをトマトソースで煮込んだもので、味付けは良いのですが、食べるために添えられたのが、竹製の爪楊枝。なので、浅蜊は兎も角クタクタに煮込まれた野菜類は全然刺さりません。ここは、プラスチック製でも良いからフォークを沿えるべきだよなぁと思いましたね。また、メインの食事では洋食で魚料理を事前予約したのですが、何か機内のオーブンの調子が悪いという事で、かなり時間が過ぎてからメインが提供されました。外側のソースとか表面は確かに熱々だったんですが、厚めの身を開いてみると、中程はまだ冷たいままで「うーん...」という出来。殆ど手を付けずに、食事は終わってしまいました。その後は、アルコールの酔いもあって殆ど寝ているうちにChangi Airportに着陸します。

(多分)RW20Rに着陸したのが丁度深夜00:00頃。そこから、折り返してT1のD48ゲートに入ったのが、00:15頃でした。D48はT1の端っこで、そこからT1の中央部分にある入国審査場までがかなり距離がありました。さて、今回は事前にMyICAで申請しているので、自動化ゲートを利用します。端末にパスポートをスキャンすると「有人ゲートへ回れ」とつれないメッセージが。もう一度やっても駄目だったので、係員がいるゲートに移動します。幸いにも待ち行列は殆ど無かったのですが、ここで係員とプチトラブル。もともと2泊3日の予定の旅行ですが、到着が日付が変わるので2泊2日となります。係員が「何日滞在するの」と聞くので、本来ならば「2日」と言えば良いのに、何を勘違いしたのか「One day.」と言ったので係員の目の色が変わってしまいました。そこから、帰りのフライトはあるのか、どこに宿泊するのか、何の目的なのか、なんで一日なのかと矢継ぎ早の質問で、何とか答えてみたものの、「帰りのチケットを見せろ」と言われます。「ネット接続が無いので表示出来ない」と言うと「Free Wi-Fiがあるから、スマホを貸してみろ」と言われて、ロックを外して渡すと、何か操作をして空港ネットに接続します。それでANAの予約内容とか見せてやっと納得したのか、指紋採取と顔写真の撮影を済ませて放免となりました。自動化ゲートで蹴られた理由が不明ですが、滞在期間が短かった(見かけ上は2日)からなのかなぁ。多分一度履歴(パスポート番号)が残れば、次回からは利用出来ると期待したい。

思いのほか入国審査で時間が掛かりましたが、それでも00:40頃には無事にシンガポール入国。初めてのT1なのでタクシー乗り場が分からず、サインを見て移動したら到着フロアーは2Fで一つ降りた1Fにタクシー乗り場がありました。10組以上並んでいましたが、深夜過ぎでもどんどんタクシーが来るので直ぐに順番が回ってきます。私の発音が悪いのか、宿泊先の「Marriott Tang Plaza」がよく伝わらず、何度か言い直してやっと相手に通じて出発しました。深夜で空いていることもあり、かなりスピードを出して運転したので、夜中の01:10頃にはホテルに到着。ただ、クレジットカードで支払いをしようとしたら端末の調子が悪いのか上手く動かないようなので現金で支払うことに。タクシー料金は、高速代など入れて37.25SGDなので40SGDを渡したら、小銭が無かったのか3SGD戻してきました。悪い人じゃ無さそう(笑)。いろいろプチトラブルはありましたが、何とかホテルに入り初日が終わりました。(続く...)

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