2023年8月28日

熱戦の開幕戦

この週末から始まった、国内フットボールのX1リーグ。まずはA1 Areaの「名古屋サイクロンズ vs 富士フイルム海老名Minerva AFC」から土曜日に開幕して、昨日は「PentaOceanパイレーツ vs 警視庁イーグルス」の対戦。

サイクロンズ vs Minervaの対戦は、前半はディフェンスが踏ん張り無得点で終了。後半は3Qにそれぞれフィールドゴール(FG)を成功させて3-3の同点で最終に4Qに入ると、再びサイクロンズがFGで逆転。その後再びディフェンス戦になりますが、そのプレッシャーに負けたのかサイクロンズが自陣からのパントキックで、ロングスナッパーが大きく後ろに反らしてしまいセーフティを献上。さらに続くキックオフからのMinervaの攻撃はTDに繋がり逆転。そのまま逃げ切り、我慢をして最後に接戦を制する富士フイルム海老名Minerva AFCが勝利するというなかなかの内容でした。

昨日のパイレーツ vs イーグルスはさらに劇的。前半はイーグルスオフェンスが2TD/1FGを獲得すると、ディフェンスも相手を無得点に抑えて16-0で折返し。後半は3Qはどちらも無得点で、このままイーグルスが逃げ切るかと思ったら、4Qに入りパイレーツオフェンスが覚醒し、2TDを奪い同点に。パイレーツ2本目のTDが入ったのが、4Q残り42秒で、イーグルスの攻撃。自陣45ヤードからと比較的前からのスタートでしたが、タイムアウトが残っていないので時間との闘い。2プレー目のパスが、上手く相手DBの裏を通ってロングゲインとなり、あわやTDという所、ゴール前5ヤードでタックル。時計は回るので、急いでスパイクをして時計を止めて、残り4秒からFGを蹴り込んでサヨナラ勝ちという劇的幕切れ。多分、Xリーグチームの中では一番チーム練習に制限があるであろう警視庁イーグルスが、見事なハリーアップオフェンスを決めて勝利したのは印象深い試合でした。

ネットでは、力の差があるX1 Superよりも、実力均衡しているX1 Areaの方が面白いという意見が早くも上がって居るみたいですが、それは国内フットボールの底辺拡大にも繋がるわけですから、それ以上の内容の試合をX1 Superのチームも見せないとね。今週末も、残りA1 Areaの試合があり、X1 Superの開幕は来週から。まだまだ暑さが厳しい中での試合に暫くはなるので、体力的にも相手を凌駕しないとアップセットも有りそう。昨日はパスケットボールがやはり劇的な逆転勝利をして、今朝はその話題でスポーツコーナーは埋まっていますが、アメフトもいつかそんな時代にしたいなぁ。来年1月に2回目のDream Bowl開催が発表されたけれど、まずはアメリカチームから初勝利を勝ち取る事が最初のステップ、その為にも今シーズンの内容はこれまで以上に重要になると思います。

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