2023年8月12日

形ばかりのお詫び新聞


朝日新聞がこんなお詫び記事を掲載しているけれど、本当にお詫びしているのか大いに疑問に感じる内容。 「日本学生野球憲章に違反」と言っているけれど、朝日新聞社ってその甲子園大会(全国高等学校野球選手権)の主催者な訳ですよね。となれば、どういう形ならば記事や取材は出来るとか、事前に社員教育とか共通認識とかガイドラインとか学ばないのだろうか。

そんな疑問を感じるのは、記事の最後に「確認が不足しておりました。」と書いているから。つまり彼らとしては、高校生と芸能人を一緒に扱う事は問題無いと思ってこういう企画をして記事にしたわけですよね。ならば「確認不足」では無く「認識不足」と言うべきなのでは。偶々スタンドの写真を撮影して、そこに偶然とにかく明るい安村と高校球児が一緒に映り込んでしまい、それをそのまま掲載したのであれば「写真内容の確認不足でした」は通ると思う。でも、最初からそういう内容の記事を考えていたならば、「確認付属」ではなく「認識不足」とちゃんと謝罪するべきだと思う。

更に、最後の両者へのお詫びも1行だけの簡単なもの。無料記事として公開するために文字数制限とか有るのかもしれないけれど、でももっと長い記事でも無料公開される場合があるのだから、それならばもっとちゃんとした謝罪記事を掲載するべきでは。特に最後の「安村さん、富山商 にご迷惑をおかけしました。」ではなく、ちゃんと芸名を全部言うのが礼儀だろうし、高校側にしても「県立富山市窯業高校野球部の皆様」くらいはちゃんと正式な名称で書いて伝えるのが大人としての対応でしょう。

朝日新聞に限ったことでは無いけれど、メディアのこの手の謝罪記事って、とにかく短く目立たないように掲載したい気持ちがそのまま表れている気がする。掲載しても、直ぐに奧に引っ込めたりあるいは消えていたりと言う事も過去あった気がする。「おざなり」という言葉がピッタリする謝罪記事だなぁと感じますね。

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