2023年3月15日

鉄人逝く

中華の鉄人」として、フジテレビ系列の「料理の鉄人」で活躍した陳建一氏が67歳で亡くなったというニュース。自分で料理をすることも、美味しいものを食べることも、そして物作りという意味では料理もその一つであるので、毎週欠かさず視聴していた番組の一つ。鉄人の中でも、最初から最後まで出演した唯一の鉄人で、年齢的にも自分に近い事も会ったし、他の鉄人に比べて人なつっこさも一番あって、見ていて楽しい鉄人だったように思います。

少し前までは、息子さんと一緒にテレビに登場したりして、赤坂四川飯店の経営に忙しいんだなぁと思っていたけれど、そう言えば少し前にその息子さんだけが画面に登場する場面があって、「あれ、お父さんはどうしたんだろうか」と思ったことがあったんですが、その頃からもう体調的には芳しくなかったのかなぁ。病名の「間質性肺炎」とは、杯の中で酸素を血管に送り込む肺胞の壁に当たる「間質」が、何らかの理由で難くなり酸素交換が出来なくなる病気とのこと。記事では、数年前に癌を発症して治療していたと書かれていたんですが、肺癌とかかなぁ。いずれにしても、67歳ならまだまだこれから10年とか20年とか活躍できるのになぁ... 一緒に活躍していた、和食の鉄人の道場六三郎氏なんて、92歳でご健在でYouTubeとかで料理のコンテンツとか配信しているわけですからねぇ。

昨日からは、当時の番組の様子をフジテレビ系列だけでなく、他の系列局でも流していましたが、今見てみるとやっぱり凄くお金掛かっていた番組だなぁと。準備されていた、食材の量や種類だけみても、毎回とんでもない量が並んで今したから。収録の後、八百屋さんや肉屋さんに魚屋さんに戻すなんて言う事は出来ないわけで、スタッフ等が持ち帰るか廃棄するしか無い訳ですから、今だとSDGs的にかなり批判されそう。キッチンスタジアムのセットだって、厨房施設だけで無く食器類だって相当の分量毎回準備されているわけだし。設備類は、まぁレンタルでも何とかなるだろうけど、あれだけのものを毎回準備して使用してまた戻すというのは、一回に複数回分収録するとしても、やっぱり大変だろうという事は知ろうとでも想像出来ます。

人間、いつかはこの世を離れないと行けないわけで、それは多少の早い遅いはあるんだろうけど、でも今の時代67歳なんてまだまだ現役の年齢ですよねぇ。ニュースを聞いていると、47歳で肺癌を発症して、その後色々治療されていたみたいですが、その影響がやっぱり大きいのかなぁ。横浜に出社した時には、みなとみらい地区のランドマークプラザとかよく行くんですが、確かあの地下の食堂街に、この陳建一さんの麻婆豆腐のお店があって、お昼時はいつも行列が出来ていたなぁ。私は辛いものが苦手なので、中華は好きだけれど麻婆豆腐とかは殆ど手を出さないのだけれど、一度食べてみようかなぁ。合掌。

0 件のコメント:

コメントを投稿