2023年8月18日

新幹線頑張れ (2)

昨日まで3日間に渡って続いた、東海道・山陽新幹線のダイヤの乱れ。初日は台風7号通過に伴う計画運休の為で、それはまぁ仕方ないとしても、翌日は制限有りながらも復旧すると思ったら台風の余波による大雨の影響で結果的に1日中運休や大規模な遅延発生。そして昨日は、その大規模なダイヤの乱れが影響して、ほぼ通常通りに戻るのに1日を費やしてしまい、結果的に3日間にわたって新幹線が大きく乱れた状況に。間の悪いことに、お盆の帰省ラッシュ・夏休み時期に当たってしまったので、その影響もより大きくなってしまったんですよね。

昨日のワイドショーやニュースでは、全国版・ローカル版問わずにこの新幹線のトラブルを取り上げていたんですが、自分として初耳だったことも。これまでは、自分の過去の経験から、大雨によって河川が警戒水位に達することが問題だったと思っていました。ところが、東海道新幹線は建設された時期が早かったので、多くの場所で盛り土の上に線路が設置されていますが、これが大雨で土砂崩れを起こして事故に繋がることを回避するために、厳しい雨量制限があると説明されていました。だから、後年作られている東北新幹線などは、コンクリート製の高架橋が多いので、東海道新幹線よりも雨に強いのだそう。聞いてみればなるほどと理解できますが、そうなると東海道新幹線は今後もずっと雨に弱いままなんじゃ無いの。まぁ、排水性を高めたり補強工事をするなどして行くんだろうけど、東海道新幹線が開通してからもう60年になるわけで、抜本的な改良が必要なんでしょうね。流石に線路を引き直すことは無理だろうから、やはり地道に雨対策に雪対策を続けるしかないんだろうな。

実は、来週月曜日に新幹線を利用する予定があり、新規予約や先にしておいた予約変更などをしたかったのですが、この3日間はEX予約のサイトにアクセスは出来るけれど、「順番に対応します。あと10分お待ちください」みたいなメッセージが出て、実際使える状態ではありませんでした。昨日も半信半疑でアクセスして見たところ、朝(06:00頃)の時点ではアクセスできて、この時には必要な変更が出来たんですが、その後トラブル発生していた時にはどうだったんだろうか。夕方アクセスしてみた時には問題無かったので、システムの方のトラブルは2日くらいで落ち着いたのかもしれません。まぁ、予約しても肝心な新幹線が走っていないのでは意味が無い訳ですけれど、運行も止まっている予約サイトも動いていないとなると、やはり心配になります。

今回の3日間の様子を見て感じたのは、やはり情報提供の大切さ。テレビやネットにも情報は流れてくるけれど、やはり本家本元のJR東海が、それこそリアルタイムに刻々と情報更新するくらいのことを、これからの公共サービスに関わる企業は考えないといけないかも。そのためには、こういう非常時には情報発信と更新に専念する、臨時の専門チームみたいなものを瞬時に立ち上げて運用するくらいのことも考えないといけないだろうなぁ。それも、単にネットワーク担当者を命じるだけで無く、例えば現地作業員と直接会話して現地の情報収集出来るような仕組みとか、それこそAIを利用して利用者や再開待ちしている人たちの問題点(Pain Point)を吸い上げて、それに対しての対策なり解決策を提供するとか、簡単にはできないかもしれないけれど、今の技術を使えばやれそうなことは色々あるようにも感じます。そういう部分の強化も「災害に強いサービス」の重要な要素だと思う。

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