自分のメインカードである三井住友VISAカードが、今年の10月で更新を迎えます。多分9月位には次のクレジットカードが届くと思うんですが、そのカードに期待しているのは「タッチ決済対応」になる事。今私が保有しているクレジットカードは、この三井住友VISAカードと、そのオムニカードの三井住友MasterCardと、Hilton Amex Premium Cardと、ANA JCBの4枚。このうち既にタッチ決済に対応しているのは、Hilton Amexだけなんですが、このAmexのタッチ決済に対応していない店舗が多くて、殆ど使う機会が無いクレジットカードのタッチ決済。こちらとしては、利用する気満々でも、お店側がそう言う事を認識していない婆が多くて、それで利用機会を喪失している事は確かだと思います。
記事の冒頭、タッチ決済に対応したVISAカードが、日本国内で1億枚(3月末時点)に達したと書いているけれど、確かVISAがチッチ決済対応のカード、記事にあるように券面にカード番号とか表記していない新しいデザインのカードを発行しだしたのが3年位前だったかな。それ以降の新規発行分や、更新分はどんどん自動的にタッチ決済対応カードに置き換わるから、発行枚数に関してはそれ程重要では無いと思う。逆に私のように「チッチ決済したい」と思うユーザーが、期限前に新デザインのカードに切り替えようとすると、確か交換手数料が必要なのとカード番号も変わるので、それが嫌で期限まで更新を待っている所なんですよね。だから、本当にタッチ決済を普及させたいのであれば、そう言う「タッチ決済好き」なユーザーに優先的にカードを配布した方が、機械的更新していくよりもよほどタッチ決済普及に効果的だと思うんだけれど。
タッチ決済が始まった頃は、それまで利用されていたクレジットカード用端末が対応していないので、別にタッチ決済用の端末を追加しないといけませんでした。さらにそれを操作するには接続しているPOS端末側での操作が必要な事も有り、店員さん自体が操作方法を理解していないから、通常のクレジットカードを読み込んでの決済しか事実上出来ない状態でした。最近では、それらのI/Fを統合した端末が準備されていることが増えてきたから、クレジット決済を選択すれば、そのままタッチ決済が利用出来る様になりつつありますが、それでもそれが可能なのは大手の量販店とかホームセンター等で、コンビニなんかも多分各店舗のFCオーナーとかの判断なんだろうけど、まだまだ対応していないお店も多いように感じます。正直なところ、同じ三井住友VISAを利用するのであっても、VISAに紐付けしているiDを使用する方が、わざわざクレジットカードを取りだしてタッチ決済するよりも簡単だし便利なので、タッチ決済の敷居はまだまだ高いと思う。
記事の最後には、SuicaやPASMOのように、クレジットカードのタッチ決済で交通機関の改札を利用する利便性を説明しています。私も、何年か前にシンガポールのSMRTで試したことがあって、確かにクレジットカードを改札の自動ゲートにタッチして通過出来る体験は驚きでしたが、日本のSuica等の交通系電子マネーに慣れていると、やはり「面倒」。レスポンスはSuicaよりも遅いし、クレジットカードを取り出す手間もあります。個人的想像ですが、海外だと紙幣やクレジットカードを、裸のままポケットに入れたり、精々マネークリップで止める程度だから簡単に使用できるんでしょうけど、日本の場合は殆ど財布の中にクレジットカードを入れているから、1)財布を取り出し、2)カードを取りだし、3)タッチして、4)また財布にしまい、5)鞄やポケットに戻す、 とスマホでタッチする場合の倍位の手間が掛かります。可能性としては、今後拡大するだろう訪日観光客の皆さんが両替や日本円の所持回避のために多用すれば、国内でもニーズが高まるかもしれないけれど。あと、VISAタッチやその他カードブランドのタッチ決済は、Apple PayやGoogle Payに登録しても利用出来るから、こちらの使用方法を日本国内では認知させた方が効果的に拡散されるんじゃ無いだろうか。「スマホでタッチ」という動作は既に日常化しているわけですからね。問題は、POS端末やタッチ端末側で、iDとかSuicaのタッチ決済とApple Pay/Google Payのタッチ決済を、違いを意識せずに透過的に利用出来るかだと思うなぁ。その当たりは端末機メーカーに是非頑張って欲しい。
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