2023年6月26日

カレッジフットボール

この週末に、川崎市にある富士通スタジアム川崎で開催された、春のオープン戦「日本大学 vs 法政大学」の試合の様子。色々事情があることは分かっているけれど、学生のしかも春の交流戦で個々までやる努力と熱意に対して、社会人リーグはどれほど感じているのだろうか。 

「アメリカンフットボールの国内聖地」として、川崎市にあった旧川崎球場が時間を掛けて改修されて、アメリカンフットボール専用グランドになり、今年は「最後の川崎球場のシンボル」であった照明灯が撤去されて、新しい照明灯が使用され始めています。それだけ、フットボールの聖地として、そして多分殆どの人は知らないだろうけど、アメリカンフットボールワールドカップ決勝戦のフィールドとして、国内でも伝統と実績のあるスタジアムなのに、こういう表示設備は昔のままで以前から不満がつのっていたもの。今回の経緯は分からないのですが、コンサートなどでよく見かける大型のスクリーンを設置して、そこに試合の様子や解説などを表示して、かなり「本場の雰囲気」を感じられたんじゃ無いだろうか。

アメフトの場合、プレートプレーの間に10~20秒位の間隔が入るので、その間に直前のプレーを振り返ったり、選手の様子を見ていくような「間の時間」があるのが大きな特徴だと思います。テレビ放送だと、その間にリプレーが入ったり、複数のカメラが色々な場所を抜いて移すことが出来る分けで、そういう部分は他のスポーツには内容なメリットだと思うのだけれど、それも肝心の設備があってこそ。以前は、肝心の撮影するチームがいないので、映像を活用するなんて夢のまた夢だったけれど、最近は色々なネット配信サービスが立ち上がり、アメフトもrtvと契約して充実しようとしているので、データとしての映像配信は取りあえず賄えます。となると、後は肝心なハードをどう手当てするかが残った問題と言えるでしょうね。

今回の大型スクリーン設置に、どれだけの経費が掛かり、どれだけの準備が必要なのか分からないけれど、出来れば富士通スタジアム川崎の常設設備として、大型スクリーンを設置して試合経過や得点表示など、今の「アナログ表示」から脱却して、多機能な表示機能を導入して欲しい。そうすれば、アメフト以外の競技貸し出しの時にも役立つだろうし、こういう大型スクリーンがあれば、スポーツ以外のイベント貸し出しの時にも売り物の一つになりそうな気がしますね。アメリカでスポーツ観戦に行くと、競技の種類にかかわらずこういう情報パネルの存在は大きくて、特にテレビ放送を意識して発達してきた経緯もあるフメフトの場合には、ある意味「必須の施設」だと私は思うなぁ。ぶっちゃけ、詰まるところは「お金」の話に帰着するんだろうけど、それならそれで学生チームが、日本でトップの有名チームとはいえ、ここまでのことが出来るのだから、直接のスポンサーでは無いけれど、多数の有名企業もスポンサーするXリーグ各チームは、もっと考えて努力しないといけないんじゃないかなぁ。競技人口を増やすという意味でも、興味の薄い人や新規のファン開拓するためにも、こう言う「見栄えの部分」での訴求力は必要だと思う。それこそ、学生チームとXリーグで同日開催をして、施設経費を折半するとかして協業出来ないだろうか。行為部分の実行力に関しては、ここ最近の特に関東の学生チームは抜き出ている気がします。 

0 件のコメント:

コメントを投稿