昨日からあちこちで話題になっていますが、昨日のMLB大谷選手の活躍は凄かった。記録だけ見れば、ピッチャーとしては、6回1/3を投げて10奪三振1失点で今季7勝目を獲得。バッターとしては、2本塁打1安打1四球の3打数3安打2打点4出塁とこちらもほぼ満点の活躍。本塁打王争いでは、この試合の相手チームに所属する2位ロベルト選手に6本差を付ける28本塁打まで伸び、打率も再び.304と3割復帰。打点もリーグトップじゃないだろうか。
毎回大谷選手の試合をテレビでみると言う事は無いのですが、この日は投打二刀流の出場と言う事も有って、なんとなくBS NHKで放送される試合の様子を最初から見ていて、結局試合終了まで仕事をしつつ横目でチラチラ見てしまいました。1回表の相手の攻撃を三者凡退で押さえた後の1回裏の初打席でのホームランですが、大谷選手のホームランは130mを超える大ホームランの時の「音」が違いますよね。乾いた甲高い音で、しかも「カツーン」みたいな長い余韻は無くて「カッン」と圧縮したような音が凄く印象的な気がします。この1本目のホームランに比べて、2本目のホームランは、低めのボール球をすくい上げるような感じで打ったので、音もそんなに響かなかったし、最初はギリギリセンターフライかなと思ったら、予想外に伸びてギリギリ入った感じ。勿論、集音マイクとか色々な条件があるから一概には言えないけれど、でも打った瞬間にホームランを確信できる場合の打撃音は、本当にチョって異様な感じすらする音じゃ無いかと勝手に個人的に思っています。
2年前に、やはりホームラン王争いに絡み、リーグ2位だけれど46本塁打、100打点、ピッチャーとして9勝を上げた時にMVPを獲得しましたが、正直あの時が「二刀流」としてはある意味ピークで、その後は打者としてホームランバッター争いに集中するか、ピッチャーとして安定的に10勝以上獲得出来る先発投手に集中するか、どちらかなと勝手に想像していました。実際翌年の2022年は、ピッチャーとして15勝を取ったけれど、ホームラン数は34本と、自分としてはやはり「投手大谷」だなと勝手に思っていました。ところが、今年は多分2021年シーズンを超えるような今の所の状況で、どこまで進化するのか全く予想できない選手ですよね。ピッチャーとしては、シーズンの半分を過ぎて7勝ですから、二桁は堅いと思うけれど15勝は厳しいかも。ホームランは、単純計算だと56本と大台に乗りそうですが、後半戦になれば敬遠も増えるだろうし、やはり40本台後半位でのホームラン王争いになるんじゃ無いだろうか。いずれにしても、MVPを獲得した2021年シーズン以上の成績が今の所期待出来るし、そうなれば今シーズン残る記録は2021年シーズンの時以上に「野球漫画を超える」記録になる事は間違いないでしょうね。
MLBで活躍する日本人選手は、今も昔も数多く居るけれど、やはり大谷選手は別格という気がします。イチロー選手の時も、シーズン200安打以上の連続記録とか、MLBの記録を多く塗り替えたけれど、不幸な事にイチロー選手の活躍とチームの成績が釣り合っていなくて、彼だけが浮くような形になっていたことが残念でした。確か、イチロー選手加入初年度(2001年)は地区優勝をしてプレーオフ進出したけれど、以降は厳しいシーズンが続いていたと思います。エンジェルスも、アリーグ西地区2位で首位のレンジャーズと5ゲーム差、3位アストロズとは1ゲーム差と、決して余裕のある状態では無いけれど、まだ地区優勝の目はあるし、プレーオフ進出が掛かる2位以下の上位3チームの中にも踏みとどまっているし、今年はかなり期待出来そうな状況。大谷選手は、今の所投手として7勝だけれど、確か勝ち投手李権利を持って降板した試合が3試合位あったと思うんですよね。そこが踏みとどまって、そのまま勝ち逃げできるようになれば、エンジェルスの地区優勝も夢じゃ無いと思うのだけれど。いよいよ2週間後に迫ってきた、久し振りの米国旅行にMLB観戦で、大谷選手の大活躍する姿を生で観たいですね。
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