2023年6月22日

悪用される映像 (3)

NHKによる軍艦島映像問題に関して、こんな説明が。

今回戦前戦中の軍艦島の採掘の様子と言われていたフィルムが、戦後昭和30年のものと判明した理由が前回は不明だったんですが、そうかフィルムに製造年月日が刻印されていれば、確かにその製造年月日以前の映像が記録されることは無いですからね。私もフィルムカメラを昔弄ったことがあって、確かにフィルムの端には、ロット番号みたいなものと製造年月日と思われる日付けが刻印されていたような記憶があります。あの銀塩フィルムって、使用期限みたいなものがあるので、製造年月日は重要何ですよね。でフィルムの製造年は昭和30年でも、更に勘ぐれば別のフィルムからこのフィルムへコピーされた可能性も無いとは言えないだろうけど、その当たりは映像の初めの部分とか最後の部分とかの様子とか、途中コピーずれみたいなものが発生していないか見てみれば分かるのだろうか。いずれにしても、よほどの別証拠が出ない限りは、この「軍艦島の映像」と言われているものは、それとは無関係な別の炭鉱の様子であることはほぼ間違いないと言えそう。

ここで疑問なのは、NHKはこれまではこの映像が軍艦島のものと言ってきたわけで、それが今回突然その主張を変えてきたように見えるんですよね。これまでも確認する時間は有ったはずで、今回初めてフィルム自体を確認したと言う事なんだろうか。もしそうだとすると、これまでの確認作業が随分と軽い物だったと言うしか無い。更に、その映像には今で言う所の「資料映像」とか「イメージ映像」みたいな注釈もされていなかったわけで、もしかするとNHKとしては当時から軍艦島に関してバイアスの掛かった番組を作ろうとしていたのだろうか。個人的には思うのは、多分現在のような事は想定して折らず、一般的な「採掘作業」という程度の認識で、採掘現場の映像を使用したところ、何十年後日に大きな騒動になった、というような顛末じゃないだろうか。また、昭和30年というと戦後の混乱がやっと落ち着いて来た頃だと思うので、日本が戦後復興と高度成長に進み始めた頃。多分国内の炭鉱では、無理をしてでもエネルギー源の石炭を掘っていたりしただろうから、ああいう安全基準とか軽視されたような作業環境も不通に存在していたのでは。そういう映像の一つが、何かの理由で番組で使用されたように思います。

ただそうであっても、問題が発生したときにちゃんと説明・釈明しなかったことはNHKの責任だと思うし、知ってか知らずか勝手に複製をして使用している韓国の責任は大きいと思う。どちらにしても、映像の所有者であるNHKは、国内や韓国、場合によっては世界に向けて、「あの映像はイメージ映像で軍艦島のものでは無い。また韓国が不正に映像を使用し、且つ間違った情報流布に利用している」と批判をするべきだと思う。 これまでの貴賤な確認作業の反省とその原因の説明、そして韓国に対して不正利用と虚偽的な利用を中止することを、公共放送として国民の利益を守るために直ぐに対応するべきだろうなぁ。こう言う疑念を招く行為を長い間正さなかった責任は、この問題が解決されて原因が説明されるまで、受診料不払いの理由にしても良いんじゃ無いだろうか。それ位、大きな問題だと思うし、放送局それも「公共放送」として受信料徴収をしている組織としてちゃんと責任を果た義務があると思う。

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