2013年3月12日

無駄遣い

昨日は、3.11のいろいろな式典や慰霊の様子が放送されるとともに、2年経っても遅々として進まない復旧・復興の現場の問題もいろいろ取り上げられていました。それが全ての原因では無いけれど、やはり震災発生から2年近く政治を担当していた民主党の手際の不味さを感じますよね。本当なら、もっと速く被災地に責任ある組織を立ち上げて、予算とか許認可権とか、できる限りの権限委譲をして地元組織の立ち上げや経済の復旧を計らないといけないはずなのに。

よく、阪神大震災の震災後と比較されるけれど、阪神大震災と比較して、被災地域も広範囲で分散しているし、阪神の場合は地震被害がほとんどで、元の場所に建設作業が可能だったけれど、東日本震災の場合は津波被害がありましたからね。多分、被災地域の規模が同程度であったとしても、阪神の時よりも時間もお金もリソースも何倍も掛かると思います。そう言う意味で、阪神の経験は生かすべきだけれど、全てがそのまま当てはまるわけでは無いことも肝に銘じないと。

で、昨晩の番組の中では、予算分配だとリソース不足が何度も指摘されていたけれど、逆に震災関係でこんな記事も。被災地瓦礫受け例検討だけで何十億円もの補助金が入るというのは、納得いかないなぁ。それも、政令指定都市の堺市で、ですよ。地方の財政危機にある小さな自治体の話であれば、まだ仕方ないかなと言う気もするけれど、大阪府の第二の都市がこういうことをやるって言うのか。最も、川口市も36億円交付を受けたとのことで、こっちもどうかなと思うけれど。浜松市なんかも瓦礫処理を受け入れたけれど、そう言う自治体にはお金が入るんだろうか。でも、瓦礫書のためにわざわざ焼却施設を増設するわけでは無く、それぞれの自治体で余裕のあるところが受け入れるという話じゃなかったか。それに、少しでも復興資金として被災地に回すために、仮に保証金が下りるとしても、それは東北に回すべきじゃ無いかと思うんですけどね。堺市市議の中にもそう言う意見の人が居たようですが、市長が「お金を集めるのが仕事。ありがたく頂く。」なんて言っちゃうのはなぁ。いかにも、浪速っぽい考え方にも響くけれど。

堺市と川口市分だけでも100億円以上になりますが、例えば1000万円ずつ被災地の二重ローンに苦しむ人に配布すれば、1000人以上の人が救われるわけで、それだけでもかなり違うんじゃ無いだろうか。単純にお金を配れば良いというは話では無い事は、被災地に対しても、それ以外の地域に対してももっと考えないと。

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