2014年12月31日

今年の十大ニュース

大晦日恒例の「今年の十大ニュース」。2010年2011年2012年2013年と続いて今年5回目。今年もいろいろありました。あくまで自分目線での「十大ニュース」なので、世間一般の印象とはずれている部分もありますのでご容赦を。
  1. Tablet生活始まる
    今年の中頃、仕事の関係で10インチサイズのTabletを使い出したのが始まりで、その後8インチのTabletを常用するようになりました。使い勝手や感じるところなどは、今のところ21回のシリーズ物(#1#21)に成長していますけど、まだまだ細かなことも含めて良い点・悪い点を感じます。今後の情報端末、デジタルデバイスの主流になることは確実ですが、まだ今年の時点では発展途上と言う印象でした。来年は、なにか大きく変わるものが登場するのだろうか。
  2. ウェアラブルデバイスの登場(腕時計、メガネ型)
    今年の注目株の一つ「ウェアラブルデバイス」でしたが、Samsungの腕時計型デバイスも、登場するまでは色ロイと取り上げられたけれど、その後は鳴かず飛ばずですね。本命のiWatchもまだ登場していませんし、正直なところ今世の中に出ている腕時計型デバイスは、余りはやらないのでは無いかと思います。やっぱりスマホの機能を小さくしただけじゃダメで、あのサイズにして使う何かを考えないとなぁ。もう一つ、メガネ型のデバイスもありますが、これは眼鏡をしている人間でも違和感無く使えるようなデザインにしないと難しいと思います。その分、さらに小型化軽量化が必要なわけで、さらにハードルは高くなるけれど、「見る、聞く」が一体型で利用出来る可能性はあるから、H/Wの技術的なものさえブレークスルーできれば、個人的にはこっちの方の未来に期待しているのですが。
  3. 格安スマホ/MVNOの台頭
    MVNOにより、所謂「フリーSIM」が認知され、今年はさらにそのSIMとスマホ本体を合わせた製品が、しかもイオンのような一般的な場所で販売されて、それがこれまで余りスマホに慣れていない高齢者層に受けているという状況は、商品として一つ階段を上がって認知されてきた証拠じゃ無いでしょうか。つい最近も、b-mobileのSIMにVAIOが本体を提供するというニュースが有りましたが、スマホも内蔵機能やメモリー等カスタマイズ出来るようになると嬉しいんだけど。あと、買い換えの時など、それまでの機種のメモリー内容を簡単に移植できるとか。ちょっと注目したい動きです。これは、来年さらに加速するのは確実だと思いますねぇ。
  4. iPhone vs Android
    今年の大きな話題の一つと言って良い、AppleのiPhone6の発売。ただ、発売当初の盛り上がりに比べて、最近はそれ程でも無いような気もします。でも、何故か日本では「iPhone」がトップですからね。一方で、とは言ってもAndroid端末もシェアを広げてきていて、Appleも安閑とはしていられない状態。ブランドと言う意味で一人のAppleと、Androidは多数のメーカーが連合して戦っているわけだから、Appleも大変だろうけど。ただ、流石にAppleの神通力もそろそろ限界かなという感じになってきているので、来年辺りに噂されているiPhone6sあたりで何か新しい基軸を出してきて欲しいところですね。あくまで個人的願望だけど。
  5. 外付けSIM
    docomoがアイデアとして発表したものですが、これ、何とかして早く実用化して欲しいですね。出来れば国際標準になって欲しい。TPOに応じて本体を使い分けたり出来るのが嬉しいし、こういう機能があれば先に取り上げた腕時計型デバイスに組み込んで使う意味も出てくる気がします。これって、機能分散にも繋がる技術だと思うんですよね。だから、スマホだけで無くタブレット型デバイスともリンク出来るだろうし、パソコンとリンクしてもいいだろうし。だから将来的には、色々なネットワークの個人認証機能みたいなものに変化するんじゃ無いだろうか。
  6. 仮想コイン/電子マネー
    日本のビットコイン取引所が破綻して、急に注目を集めた「ビットマネー(仮想コイン)」。仕組みは違うけれど、iD/Edy/Suicaと言った電子マネー。さらには、楽天ポイントとかヨドバシポイントという、範囲は限定されるけれど現金と同様に利用出来るポイント(マネー)。今の世の中には、現金以外で買い物できる仕組みが複数存在して、その規模は無視できないサイズになってきています。電子マネーの場合は、クレジットカード同様現金の代替機能として生まれてきたわけで、今のように消費税で小銭が貯まる状態ではとってもありがたい存在。まだまだ全てのお店で利用出来る状態では無いけれど、手軽に決済出来る手段として普及して欲しいのですが、その前提となる携帯のFeliCa/NFC機能って、それ程要求度は高くないんですよね。ちょっと意外でした。私的には必須機能なのに。で、似て非なる仮想コインですが、囲い込みの手段としてこれから広がっていく気がします。
  7. VAIO株式会社
    海外メーカーに押されて、どんどん消えていく日本のパソコンメーカー。一時は高級品として認知されていたVAIOも、コスト競争に勝てずに本体のSONYから分離して「VAIO株式会社」としてこの夏にスタート。パソコンだけでは勝負は厳しいと認識して、b-mobileとのスマホ事業にも乗り出すようですが、そっちにしても本体のSONYがXpeiraで苦戦しているくらいだからどう言うビジネスモデルを考えているのか、2015年はちょっと気になります。PCのVAIOと何か連携するのか、あるいはVAIOテイストな独立したデバイスを考えているのか、どちらにしても厳しい勝負にはなりそうですが。
  8. Microfost製品の登場と終焉
    Windows8.1の次は、まさかのWindows10と発表され、いよいよ来年には登場する予定。Windows8のメトロで躓き、8.1で少し取り戻したけれど、次の10ではどうだろうか。ヒット商品であったWindows XPが今年終了して、多くの起業ユーザーもWindows7に移行したけれど、まだまだ次のレベルへ移行する準備は整っていないんじゃ無いかな。ビジネス世界での事実上のプラットフォームになっているWindowsですが、一方で世の中ではクラウドへの移行も訴求しているわけで、この辺りの矛盾とまでは言わないけれどスキームがよく見えない。さらに、今年発売されたOffice Premiumは、そのシステムで使う限りはずっとバージョンアップ可能ということだけど、企業なんかでそのライセンスを継続しつつシステムを更新する場合にはどうするんだろうか。さらには、Office365では、年間毎の利用契約方式に変わってきていますし、個人的にはもう少し単純に分かりやすいライセンス方式にして欲しいなぁ。
  9. IoT(モノのインターネット)
    最初に「モノのインターネット」って聞いた時に、「なんじゃそりゃぁ」と思ったのですが、要するにデバイス単位でネット接続して色々なサービスを使用という話ですよね。"IoT"が"Internet of Things"なので、訳的には間違っていないけれどなんかしっくりこない日本語訳です。「じゃぁ、どんな訳語がいいんだ」と言われても、私には思いつきませんが(をぃ)。ただ、この考え方は自分が昔から懐いていたものに近づくもので、個人的には望ましい方向性。もっと言うと、"Things=もの"をどの程度まで分割するかにも寄りますが、将来的には(未来的には?)、その「もの」に含まれるデータ単位でのネットワークアクセスが出来なきゃいけないと思っています。今の「ファイル」よりもさらに細分化された単位でアドレッシング出来るから、今のようにデータの複製を持つのでは無く、そのアドレスリンクを指定することで、データ本体が手元に来るイメージ。だから、"IoT"というよりは"IoM (Internet of Matters)"と言う方が正確かもしれない。まだまだ未来の話だとは思うけれど。
  10. 自宅NTT Flet's光回線、断線事件
    世間的には全く関係無い話ですが、個人的に今年一番のニュースだったのが自宅の光ケーブルトラブル。道路沿いの電柱に来ている幹線から、自宅敷地の奥にある私の仕事部屋まで40m位引いているのかな、光ケーブルを。そのケーブルが途中自宅の屋根の上を通っているのですが、だんだんとケーブルが緩んで垂れてしまい、ケーブルと屋根の瓦の端が擦れて断線したのが原因。昔なら光ケーブルの引き直しになるんでしょうけど、最近は外で光ファイバーの融着作業が出来るんですね。擦れて傷になった部分を切断して、そこに別のケーブルを継ぎ足して修理してくれました。天候が悪かったので、一回目は不良接続で直ぐにトラブルが再発してもう一度来てもらいましたが、なかなか大変な作業でした。ネットワークが繋がらない間、3G接続したりWiMAX接続したりして何とか凌ぎましたが、やはり高速のバックアップ回線が必要ですよねぇ。この時の事を思い出す度に、そろそろFOMAからLTEに乗り換えなきゃと思うんですが、なかなかタイミングが掴めません。来年は携帯からスマホに移行しないと。
自宅に戻り在宅勤務を初めて6年目。デスクトップ機もそろそろ買い換え時期となり、ネットワーク回りだけで無く、PC関係も含めて来年は入れ替えの時期になるかも。ストレージ関係も、整理してバックアップを作らないといけないし。今のところ、Windows10の様子見という感じです。来年も出費は覚悟しないと...

番外編

  1. Bitcase
    容量無制限のストレージサービスと言う事で、一年一寸利用してきましたが、突然のサービス停止。手元のデータ整理が出来たことは良しとしても、まだまだ物足りなさを感じたサービスでした。Office365が、やはり容量無制限サービスを言い出していますが、こっちはどうなんだろうか。全体の容量だけで無く、ファイル一つ当たりの制限がどうなのかが心配。Blu-rayのISOファイルとかあるので、25GBとか50GBとかのファイルなんかもあるから。
  2. AT&T Global.net終了
    Nifty、Compusrve、に続いて取得したBBS(当時)のIDで、今でも使っている一番古いID(かれこれ四半世紀)ですが、AT&Tが個人向けのネットワークサービスを終了するというので、来年3月で無くなります。一番愛着のあるIDだけに、それだけでもなんとか残らないかなぁ... 無理だろうなぁ...
まぁ、今年も色々あった一年でしたが、なんとか無事に年を越せることに感謝して... 来年は、また色々大変そうだし。

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