2016年12月31日

今年の十大ニュース

今年も大晦日恒例の「今年の十大ニュース」。2010年2011年2012年2013年2014年2015年と続いて今年で7回目。今年も色々なパソコン・ネット・デジタル業界のニュースがありましたが、自分なりに気になったものプラス番外編などを。

  1. Galaxy Note7の爆発問題
    やはり今年の最大の話題はこれじゃぁないだろうか。過去にも発火問題とか煙が出るという話は色々なデバイスであったけれど、機内持ち込みどころか爆発物扱いにまでなってしまい、会社の屋台骨を揺るがす騒動にまでなってしまったのは、以下に韓国最大の財閥企業Samsungとはいえ、影響は計り知れないもの。次期機種以降で、同巻き返しをするのか、2017年は正念場になりそう。
  2. Pokemon GO
    これも今年の重大ニュースの一つ。世界中を巻き込んで一大騒動になりましたねぇ。ただ、早くも現在では沈静化して居るみたいで、今後はどんな風にして定常的なサービスを展開して収益を上げるんだろうか。個人的には、PokemonにもPokemon GOにも興味が無いので、よく分からない世界の一つなんですが。乏しい知識で推測するに、アニメと同様にポケモンの収集・成長というアニメの中の疑似世界が現実世界の中に投影できることが、このゲームのリアリティを生んでいるわけで、そう言う元々の世界観に今後恵まれるコンテンツが登場するかは疑問。これも来年は消えていくのだろうか。
  3. Softbank ARM買収、巨額投資続く
    派手な異大好きな会社だなぁと改めて思った、ARMの巨額買収。これ以外にも、トランプ大統領誕生直後に会談して、5兆円規模もの投資を発表するとか、兎に角何処にそんなにお金があるのといつも疑問に思う行動を昔からやっている孫正義氏。いゃ、ちゃんと実行してくれるなら社会インフラの整備・成長にも繋がるから良いんだけど、段々と当初の話と違ってくることも多いんだよなぁ、この会社は昔から。
  4. キュレーション問題
    DeNA系列のwelqから大炎上したキュレーション問題。所謂「まとめサイト」あるいは「知識サイト」みたいなサイトが、集客のために著作権など無視した記事を粗製濫造よりも酷い内容の記事を大量に掲載していたもの。そのサイトとしての内容もさることながら、兎に角大量に記事(=商材)を揃えるために、無茶苦茶な内容でライターに発注していたことも分かり、それが実は結構昔からあると言う事も問題に。個人的には、大手の新聞記事なんかでも同じような話が結構あると思うんだけど、是非形の無い「情報」という商材に対しての裏付けとなる仕組みや保証をちゃんと担保出来る仕組みが来年は必要でしょうね。
  5. Windows10無償アップグレード終了更新
    兎に角自分達のOS環境を整理してWindows10というこれまで以上に自分達の掌で管理運営できる状態にしたいMicrosoftの太っ腹な無償アップグレードが終了。かなりの数のユーザーが移行したものの、やはり躊躇したり、あえて現在の環境を使い倒すことを選択したユーザーも多くて、Microsoftとしてはどうだったんだろうか。ただ、過去のMicrosoftでは考えられなかったこういう移行サービスを提供せざるを得ないくらい、会社としての社会としても、所謂「PC離れ」が影響しているんでしょうね。
  6. Windows7/8.1サポート延長
    で、PCユーザーとしては半分近くを占め、かつ重要な顧客である法人ユーザーを中心に要求が大きくなり、結果的に今年で終わるはずの最新プラットフォーム(Skylake)での旧OSサポートが、OS本来のサポート起源である2020年まで延長されることに。流石に次のプラットフォームでのサポートは厳しいと思うけれど、起源が迫っていたから慌ててWindows10へ移行した企業からしてみたら、なんだそれ、と思っているかも。
  7. iPhone7のFeliCaサポート(但し、日本のみ)
    流石にAppleのiPhoneと言えども、世界的にはAndroidに押されている現状で、ユーザーの6割がiPhoneという「iPhone大国の日本」。それでもじり貧状態が伺える状況であっては、日本固有の仕様である「FeliCa」と言えども採用せざるを得ないくらいAppleも厳しいのかも。Appleからしたら、NFC対応をSuicaとかその他の電子マネーサービス会社に要求してもよかったわけですからね。残念なのは、FeliCa搭載モデルが日本向けも出るだけという事。Apple Payは世界中で使えるからそれでもいいのだろうけど、日本国内のユーザーとしてはちょっと残念。
  8. AIが社会を変える?!
    「AI」という言葉が、これだけ飛び回ったのは何年ぶりだろうか。AI以外にも「チャットボット」という形で、実際にサービスも始まっていますが、一つはAIの「知識エンジン」としての利用可能性がかなり高くなってきたと言う事と、個人的に重要なのはテキストスピーチとかテキストリコグニション等の技術が、普通にユーザーが接して違和感無いくらいのレベルに到達したと言う事も見逃せない技術だと思う。だから個人的には、バックグラウンドではAIとかいろいろなサービスが動き回ると思うのだけれど、人間に接するI/Fの部分の改善・改良というのが凄く重要になると思う。派生的な部分が、実は一番肝の部分だったりするんですよね。
  9. ドローン時代到来
    つい昨日には、Amazonが巨大な空中倉庫を浮かばせて、そこからドローンで配送する特許を出したというニュースもあったけれど、今年は良くも悪くもドローンが話題になった時代。やはり一般的に入手可能な価格や技術になってくると、一気に普及する物で、さらに通常は見ることが出来ない視線からの映像や画像は、それだけで十分魅力的な付加価値の高いものですし。今後は、どれだけ「自動運転」「自律運転」出来るようになるかが更なるブームの鍵じゃ無いだろうか。例えばGPSで区画を区切ると、そこから外には絶対に出ない、風などで押し出されたら直ぐに戻るような機能を付けることで、運用制限が緩和されたりすると、結構色々な利用方法が生まれてくる気がする。後は、どれだけの荷物・荷重を運べるかですね。でも、これは技術で直ぐに解決されるような気がする。
  10. PC業界の再編は?
    昨年噂されていた、富士通-東芝-VAIOの国内メーカー再編成は一旦リセットされたけれど、数ヶ月前には富士通がLenovoと協議していることを発表したり、まだまだ流動的。結果的に東芝は自律再建を目指して再スタートするらしいけれど、東芝本体が米国の原発企業の誤算で数千億規模の赤字が見込まれるので、まだまだ先行き不安。VAIOはVAIOで、PC本体よりも受託業務で生き延びるような雰囲気もあり、「PCメーカー」の意味もかなり変わってきそう。最も、世の中がPCからスマホになったり、IoTになったり、PCというものももっと基本的な「PC+Memory+Communication」みたいな基本単位での利用が進むと、変わってくるでしょうね。もともと「PC」という言葉が「Personal Computer」で、それは「Host Computer」に対しての対義語みたいな意味だったわけだから。だからPCから今のIoTを見ると「DC=Device Computing」みたいな意味に変化していくかも。
去年末も、デスクトップ機移行を考えていたのに、結果的に一年間先延ばししただけ。来年は真面目な話、買い換えが必要だろうなぁ。それ買いにも、自宅作業部屋のネットワーク回りとか、昔のデータ整理に備品整理など、ちょっと物理的にもデジタル的にも、来年は真面目に「断捨離」を目指したい。それら以外に、自分の周りで感じた番外編としては、

  1. Amazon DriveはNet Driveの本命になるか?
    過去何度か痛い目に遭いながらも、流石にAmazonならそんなことは無いだろうと勝手な思い込みで利用開始。まだ手持ちデータの1割ちょっとしかアップ出来ていなくて、来年もまずはデータのアップロード、そして整理をしてから、本当に必要なものだけを手元にまた戻して保存するつもりですが、一年間で出来るかなぁ... 問題が全くないわけでは無いけれど、これまでのNet Driveサービスの中ではまともさを感じるので、なんとか今後も利用していきたいのですが。さて、どうだろうか。
  2. Xperia Z3 Compactの修理
    昨年購入したXperia Z3 Compactの裏蓋が剥がれてしまい修理に。もともと裏蓋を接着している両面テープの耐性が弱かったのと、バッテリーが膨張してきた両方の理由で剥がれたらしいけれど、これってリコールものだよなぁ。まぁ、本体購入価格は実質0円だったので、まだ納得できるけれど。来年の6月で2年になるので、買い換えるかどうか検討中。修理したので、逆に利用可能期間が延びてしまい、無理に2年目で交換する必要性も感じないというのもあるし。なんと言っても、一番利用するのがFeliCa(電子マネー)なので、それ以外の部分がリッチになっても自分にとってのメリットではないし。ただ、もう一台のiPhone6(MVNOで利用中)は、もしかしたらSIMフリー機に買い換えるかもしれない。Xperia Z3 CompactもSIMフリー化済みだけれど、海外での利用可能周波数が少ないので、そう言う意味では更新する理由になるかもしれませんね。
  3. MVNO淘汰の時代 (ANA Phoneとか)
    すっかり馴染みのサービスになったMVNO。一時価格競争になりましたが、最近では落ち着いた様子。今使っているIIJのサービスも、来年6月で二年になるので、キャリアー乗換のタイミングではあるんですよね、来年は。そう言う意味で、ちょっと来年前半には検討してみたい思っています。
  4. Nano SIM/LTE時代
    先日New Yorkに言って、AT&TのSIMを入れているiPhone4sを使っていたんですが、ネットワーク網が3G(向こうでは4Gと表示される)であることも有り、結構利用出来ない場所が生まれるようになりました。やはりUSでもLTEに移行しているなと実感して、それならUSでもLTE対応している最近のモデルにしたいなと。それに、iPhone 4sはMini SIMで手持ちのXperiaやiPhone6と互換性が無い事も気になっています。理想的には、iPhone6がdocomoモデルでSIMフリー化出来ないので、これをSIMフリー可能なiPhone6sや7に更新して、米国渡航時にはSIMを差し替えて利用するスタイルにしてみようかと。これも、来年前半の検討項目の一つ。
来年は、パソコンやスマホ、さらには部屋の中のネットワークとか、いろいろと更新・交換の年になりそう。それって、イコールお金が出ていく年でもあるなぁ... 給料やボーナスが下がらないことを祈りましょう。それだけ、良い年になることを祈って...

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