- やらせブログ(ステマ)とネットリテラシー
実は、最初に芸能人のやらせブログをニュースの一つとして選んだんですが、よく考えたら今年の初めには、食べログでの人気投票の話とか、グルーポンのお節問題とか、やはりネットでのやらせ問題から始まってたんですよね。騙す側と騙される側、どちらが悪いかと言えば、それは騙す方だとは思うけれど、でもリアル社会と同じように「自己防御」は必要なわけで、結局は「ネットワーク リテラシー」をどれだけ持てるか、注意出来るかに尽きるんでしょうね。「口コミ」というのは、究極の宣伝方法だと思うけれど、人間が媒介する以上はどうしても何らかのバイアスが入ったり、意図的な改変が入る物ですしね。大体、メディアにしてもバイアスが掛かるわけだし、そう言う意味で「メディア リテラシー」と言うことも要求されるわけですから。 - iPhone5やスマートフォン全盛
去年の10大ニュースでも「スマートフォンがメジャー」という記事をいれましたが、「携帯電話」は勿論、「ケータイ」という言葉も、来年は死語になるかもしれません。自分も、本当はdocomoのスマホに今年は買い換える予定でしたが、結局「これ」というモデルが無かったことも有り、iPhone 4Sを買ってしまい、ますます現在のケータイからの乗り替え時期が遠のいた感じだけど、でも来年には買い換えるだろうなぁ。特に、LTEの高速通信は魅力的ですしね。ただ、スマホの寿命も2~3年かもしれませんね。後にも搭乗する、iPad miniクラスのタブレットから、通信機能を分離したようなデバイスとか、これから登場しそうな気がする。ただ、スマホのバッテリーはもう少し長時間化して欲しいですよね。SHARPのIGZOが「二日間」というのをCMしているけれど、フルフルに使い倒して三日くらいは十分余裕で動いて欲しいですね。 - タブレットブーム
iPadもついに7インチクラスのiPad miniが登場。国内外各社も、KindleやNexus等の同サイズ製品を続々と出荷して、今年は「タブレットイヤー」になった気がします。これも去年にも登場した話題ですが、今年は7インチという一回り小さいサイズがブームになり、より移動しながらの利用範囲が広がったことが大きな特徴じゃ無いでしょうか。さらに小さな、5~6インチのGalaxy Tabもあるけれど、あれはどうなんだろうか。個人的には、iPad miniでももう一つ高解像度のモデルが欲しくて、もしかすると来年3月に噂されている新しいiPadの発表(?)で登場するかもしれないけれど。5インチクラスのタブレット型端末をスマホ代わりにするのは一寸厳しいので、7インチクラスタブレットとスマホを連携して使えるようなシステム・サービスが来年の肝じゃないでしょうか。 - 日本の家電メーカー、デジタル家電に苦労
「テレビ」=日本製品、という時代も、もう遠くになりにけりですねぇ。テレビの前には、オーディオ製品も昔ほどの勢いが無くなっているし。面白いというか、皮肉と言うか、デジタル家電の代わりに各メーカーが力を入れているのが、一度は縮小した「白物家電」に活路を見いだそうとしていること。冷蔵庫、エアコン、洗濯機と、経済が伸び始めている東南アジア等をターゲットにしているみたいですけど、価格的には韓国・中国メーカーと厳しい競争をしないといけないから大変なのは確か。ただ、日本製品のDNAって、やはり「使いやすい」「高品質」という部分だと思うんですよね。最近になって、日本の過剰品質要求が高コスト二なり競争力を失っているとよく言われるけれど、それは高機能高品質がいらないと言うことでは無いわけで、そのあたり誤解しないようにしないと、ますます衰退するだけになりそう。家電に限らず、日本製のDNAって何か、どう残していくのかというのは重要な事だと思います。 - Ultrabook
振り返ってみると、軽量薄型PCって、2007年に登場したASUSの「Eee PC」から始まったと言って良いんじゃ無いかと。当時は、「軽量化」優先で、機能的には物足りなくて、結局最初の話題だけで消えてしまったけれど、でも「軽量」というのはモバイルPCでは最重要仕様の一つなのは確か。個人的には、必ずしも薄型にはこだわらないけれど、軽量化は譲れないところ。今メインで使っているThinkPad X201sは、訳1.2kgですが、やはり1kgは切って欲しいですよね。だから、ここの所Ultrabookでいろいろな機種が各社から登場しているけれど、薄型ばかり訴求して、軽量化を重視していないように見えるのは残念。そんな中で、NECのLaVie Zは流石と思います。 - Windows8登場
ある意味、PC業界今年最大の話題が、このWindows8の登場と言っていいかも。でも、正直なところ、予想よりは地味に推移している気がします。結局はユーザーの多数を占める企業ユーザーは、まだまだWindowsXPやWindows7から離れられないし、Windows8自体タブレット形式のPCなら使いやすいんだろうけど、通常のクラムシェル式のPCやデスクトップPCでは使いづらいし。最大の売り物である「タッチI/F」にしても、普通のクラムシェルPCで画面に触れたら、LCDがぐらぐらするし、画面は汚れるし... 個人的に一番気に入らないのは、折角マルチタスク・マルチウィンドーで使う環境があるのに、Windows8のタイルI/Fって、タブレットと同じように「一つ一つのタスク・アプリを個々に使う」ような環境に戻している気がします。Windows8が登場してまだ時間もすぎていないけれど、すでに次のOS、Windows Blueの話題が出ているけれど、もしかしたら次のOSではタイルI/FをOFFにしてこれまでのWindows同様デスクトップにスタートメニューをデフォルトにする設定が追加されるかも(笑)。 - LTE時代
docomoのXiに続いて、auもSoftbankも高速通信時代に入りました。実際のベンチマークでは、auのネットワークが今のところ一番実用的らしいけれど、iPhone5もあってますますdocomoからau/SBへのシフトが加速するかも。私も、ずっとdocomoユーザーだったので、次のスマホもdocomoと思っていたけれど、最近ちょっと考え直そうかと思っています。iPhone4Sを使い始めて、3Gでのデータ通信でも遅くは無いのだけれど、やはり高速通信を一度体験してしまうと、どうしてもまどろっこしくて... LTEを3.9Gと言うか4Gと言うか微妙だけれど、Gbクラスの5Gの話も登場しています。でも、流石に5Gはまだまだ先だろうから、当分はこのLTE環境でどれだけ自分にとって最適な携帯デバイスを選ぶか、来年は今の携帯時代からスマホ時代以降の年にしないと。 - Apple vs Samsung
メーカー同士の特許係争って、毎年某かの争いはあるものだけれど、今年はApple vs Samsungの係争が世界各地で発生しました。ざっくりした感じに見てみると、Apple優位で進んでいるかなと言う気がします。特に、Appleの本拠地USでは、ほぼAppleの主張が受け入れられて進んでいるように見えますし、欧州ではSamsungにも有利な点があったのに、何を血迷ったかFRAND特許でAppleを訴えて、逆にそれが自分の首を絞めるかもと言う状況に。どっちが勝つとか負けるとか、完全に白黒つかないと思うけれど、この争いは長引きそうな気がします。 - 遠隔ウィルス、偽装サイト事件
遠隔ウィルスで成りすましメールが送信されて、それにより誤認逮捕事件が発生したり、銀行などを偽装したサイトがあちこちで生まれて被害に遭ったり、ネットワーク時代の事件が多く発生した一年でした。昔から、ウィルスを作る側と守る側はイタチごっこを繰り返していて、どうしても守る側は後手に回ざるをえないのが厳しいところですね。これも、現代に必要な、ネットワークリテラシーの一つ何ですけど、システムも騙す技術も高度化していて、人間だけでは対応出来ないレベルになっていることが、ますますこの問題を難しくしている原因。もしかしたら、人工知能見たい存在を作って常時監視していないと、もう怖くネットサービスが使えず、結局はリアル店舗に出かけるような昔の方法に先祖返りしたりして。 - コミュニケーションプラットフォームブーム(LINE/Comm/Kakao Talk/VoIP/SNS)
VoIPと言えば、Skypeが代名詞みたいなものでしたが、それでも音声通話機能の一つみたいな位置づけで、あくまで高額な国際電話の代用機能みたいな感じでした。それが、今ではLINEになり、同様のサービスも乱立気味。さらに、MicrosoftもWindows LiveをOSと関係づけたり、コミュニケーションのプラットフォームが変化してきたことを感じます。それとともに、SNSとしてmixiからFacebookに移動して、それが今ではLINEの方がメジャーになりつつあったり、時代のスピードはますます高速化している印象を受けた1年でした。来年は来年で、またちがったツールが現れてブームになるかも。
2012年12月31日
今年の十大ニュース
今年もあっと言う間に大晦日12月31日。毎年恒例(ここでは、2010年、2011年)の、自分が感じた今年の十大ニュースで、今年も締めくくりです。
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