2020年12月31日

今年の十大ニュース

今年も、一年締めくくりの私的十大ニュース(2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年)。何時もなら、色々な話題が上がるんですが、今年は「十大ニュース」というか、「コロナ禍一択」ですよねぇ、どこを見ても。

  1. 新型コロナウイスルの一年
    「2020年=新型コロナウイルスの一年」というのは、誰もが実感した事ですよねぇ。武漢での発生が報じられて、それが日本にも伝搬した春咲には、夏頃には暑さでウイルスも減るだろうとか、夏になると秋にはとか淡い期待を抱いていましたが、結局は越年となりその影響力は今の所拡大することはあっても減ることは無い。それでも、ワクチンが開発されて、2021年に向けては反撃体制も見えてきたけれど、ちょっとした油断が今の第三波を迎えていることを考えると、決して楽観は出来ない。日本は、幸いにも先進国の中では感染者数も重傷者・死亡者数も一桁二桁少なく、何が理由かはまだ分からないけれど、その幸運な状況を上手く利用して、何とか最小限の犠牲でこの難局を来年は乗り越えたいですよね。その為にも、この年末年始の過ごし方は重要。静かに、一年を振り返るのが一番の「特効薬」かも。
  2. リモートワーク・ワーケーション
    これもコロナ禍の影響で、多くの企業がそれまでの勤務形態を変化させて、リモートワーク形態に移行せざるを得ない一年に。勿論全ての仕事がリモート化出来るわけでは無いけれど、ざっくりした感覚では、半数以上の仕事がリモートでも可能・問題ない・効率化可能、と言う事が認識されて、2021年は更に加速するんじゃ無いだろうか。それとともに、ワーケーションとか、シェアオフィスとか、サブスクリプション形式の新規ビジネスなんかも生まれてきて、ある意味保守的な日本のビジネスシステムが大きく変わった一年。こちらも、2021年には大きく更に変化して「日本式リモートワーク」みたいなものの原型が出来ると面白いと思いますね。
  3. メディアの堕落・陳腐化
    別に今年に始まったことでは無いけれど、新型コロナウイルス関連の報道に関しても、無責任な報道が多く、不安を煽ったり言っていることがコロコロ変わったり、まぁ「メディア」なのか「プロパガンダ」なのか、場合によっては自ら言論弾圧みたいな事まで感じられる。「報道」では無く「宣伝」機関にますます近づいていることを実感した一年ですよね。出、そんな使用出来ない既存メディアに変わって、ネットがどんどんリアルタイムに加工無しの「生情報」を配信するから、その存在意義所か存在価値すら疑問視される一年になったんじゃ無いだろうか。
  4. 離合集散・低迷する野党
    8年前に、当時の民主党政権から以前の安倍政権に政権交代して、3年余りの「非自民系与党」は瓦解したわけですが、その時から殆ど内容的には変わらず残っている「特定野党」。それは一向に上がらない支持率にも表れているわけで、政党支持率で40%近い自民党に対して、その1/10位しか支持率の無い立憲民主党の方が態度が大きいのは、未だに不思議(笑)。そんな中でも、立憲民主党から出た議員さんは、何か憑き物が落ちたようにまともな意見を出すようになり、そう言う意味では勢力は縮小したけれど、国民民主党にはもう少し現実的な政策や意見を出して支持を獲得して欲しいところなんですが。
  5. 安倍総理退任・菅新政権
    夏に突然安倍前総理が持病悪化を理由に辞任したことは驚きでしたが、歴代再調整県の間に色々なし遂げたこともあるし、結果的に公約として上げながらも出来なかったことも。プラス・マイナスで言えば、個人的には「プラス」だとは思うけれど、あれだけ長期政権を担っていたのだから、もう少し結果を残していても良かった気はしますね。まぁ、旧民主党系野党のいちゃもん、因縁レベルの酷い対応が無ければ、それも可能だったことを思うと、ご本人だけの責任でもないけれど。その後を受けた菅総理は、官房長官時代の印象と比べて、ちょっと小ぶりになったというか大人しめになったというか、もう少し迫力があったようにも感じるんですが、そこは地位が邪魔をしているのだろうか。いずれにしても、安倍前総理とは違った意味での「リーダーシップ」を、菅総理には発揮して貰って、先ずは経済、そしてコロナ禍を2021年には立て直して欲しいですよね。
  6. 言葉狩り・自分正義の押し売り
    メディアの堕落・陳腐化にも関係するのですが、LGBTQとか男女差別撤廃とか、その目的は理解するものの、余りに恣意的な意見や極端な意見で、全てを否定するような言論が今年は特に目立ったような気がします。最近では、ファミリーマートの「お母さん食堂」が怪しからんと、ガールズスカウトの団体が名称撤廃の署名活動なんかを始めていたりしますが、だったらなんで香取慎吾の「慎吾ママ」がやっているのかと小一時間。確かに、時代の流れや変化とともに、昔は使われていても現在では問題がある、配慮が必要な言葉もあることは事実。でも、それが行きすぎて、とにかく自分が気に入らないことは許せないというレベルまで、とにかく声が大きければ通ってしまう世の中は変だと思う。これも、ネットの発達とともに生まれた副作用の一つだと思うけれど、問題なのはその「声の大きさ」=「指示の大きさ」と既存メディアやそれなりの立場の人著名人が利用すること。2021年には、そう言う人達に壮大なブーメランが戻ってくる年になるんじゃ無いだろうか。
  7. 政府のデジタル化推進・判子禁止
    これまで、保守的な組織の典型だった、政府や官庁が、平井デジタル担当大臣の鶴の一声で一気にデジタル化が進みそうだし、河野行革担当大臣の「判子システム全廃」は、かなり画期的なものだったように思います。ただ、例えば判子を無くすことが目的では無く、認証システムの一つ「判子」が無くても誰もが簡単に便利に利用出来るシステムにする事が最終ゴールな訳で、そこを勘違いして欲しくないなと思いますね。往々にして、既存のシステムから判子だけを無くして「完了」となるのが、政府や官庁がやりがちなことだから。一つメリットは、企業側もそれに合わせてどんどんシステムの効率化を進めていることで、それは有効だと思います。リモートワークとも関係して、マイナンバーカードとか、個人認証システムがおおきく変わる切っ掛けになった年と言えるのでは。
  8. 苦悩する観光・航空業界
    コロナ禍で色々な産業が影響を受けているわけですが、その中でも年間4000万人も期待していたインバウンドがそのまま消滅してしまったため、観光業や航空業界は瀕死状態。それでも、国内観光で何とか生き延びているけれど、年末年始のGoToも停止となり、来年の状況もまだ良く分からない状態。また、クラスターの原因と言われて飲食やカラオケなどの娯楽施設への影響も大きく、これは来年も続きそうですよね。逞しいお店は、テイクアウトや新しい業態に活路を見いだしているところも多いけれど、それでも完全失業率が3%を超えたりして、まだまだ困っている人は多いまま。やはり、年明けでコロナ禍が落ち着いて、春咲くらいにはもう少し明るい様子になって欲しいのですが、海外旅行に関しては来年も駄目かもしれませんね。何度も書いていますが、東京2020が開催されたら、それを元に個人旅行の機会も生まれてくるとは思いますが。
  9. 5Gスタートしたが
    携帯各社が今年投入した5Gですが、東京や大阪などのごく一部の地域でしかまだ利用出来ない。また、5Gのフルスペックを生かせるミリ波の設備もまだまだで、端末側の対応も肝心のiPhone 12はミリ波対応は無く、来年登場するであろうiPhone 13 (or 12S?)待ちの状態。まぁ、5Gが必要というユーザーは、まだまだ少ないと思うけれど、それに関連して携帯各社が一気に使用料金の引き下げに入ったことは、ユーザーにとって大きなメリットに。大体来年の4月位から新料金プランが始まりますが、それに合わせて私も今の契約を変更し、またNVMOのiPhone8も、docomoに戻してiPhone12に変更しようかと画策中。来年度中には、地元浜松にも5Gのエリアがちゃんと整備されて使えるようになる事を祈るばかりですが。
  10. 浜松41.1度
    余り全国的な注目を集めることは少ない浜松市ですが、今年は「国内最高気温(タイ記録) 41.1度」を記録して、一躍全国区に(笑)。しかも、細江とか山間部は気温が高いことはあったけれど、市内の観測地点での最高気温記録ですから、それにもビックリ。まぁ、だからと言って何か新しい名物が生まれるわけでも無いし、記念碑が建つわけでも無いと思うけれど、浜松でも40度超えがそんなに珍しく無くなったというのは、やはり地元の一人としてはちょっとショックでしたね。静岡県の中でも日照時間が長くて、太陽光パネルをあちこちに設置されている浜松市ですから、そりゃぁ気温も高くなるのだろうけど、それだって子供の頃と比べると相当のもの。昔は「今日の最高機関は33度です」と効いただけで「暑い」と感じましたが、今では33度は「涼しい」と感じる位に。地球温暖化の影響なのか、たまたまなのか不明ですが、その反動なのかこの年末年始は危険レベルの寒波が襲来するとの予報も。コロナ禍もそうですが、自然に勝つことは出来ない訳で、ならばどう対応していくのか、これまで以上に臨機応変さが要求される年になりましたね。
個人的十大ニュース以外にも、今年も色々気になったニュースや出来事がありました。コロナ禍で、どちらかというと外での活動が激減して、基本「おうち内活動」に多くの人はシフトしたわけですが、元々リモートワーク、在宅勤務だった自分にとっては、実はそんなに大きな変化では無かった一年でもありました。
  1. スマホ機種変更
    長年使用してきたスマホ、SONY Xperia Z3 Compactから、Xperia 5に買い換えたのが昨年末だったかな。年初は久しぶりのスマホ更新で色々トラブルがありましたが(特にNFC/FeliCa関係はSONYに怒りたい)、今は取りあえず安定した状態。電子マネーやスマホ決済が普通になり、もう日常生活では手放せないデバイスに。最近では、iPhoneのApplay Payも利用出来る店舗も増えたので、そろそろiPhoneに統一しようかと思い始めているところでもあります。
  2. テレビ・HDDレコーダー・サウンドバー・Chromebook
    それまで利用していた、テレビやHDDレコーダーは、10数年前に浜松に戻ってきたとこに購入したものなので、10数年ぶりの更新になりますねぇ。まぁ、よく使ってきたものです。テレビは4K対応で、やはりこの10年の進化は凄い。HDDレコーダーも4K対応だし、Blu-rayはUltra BD対応なので、こちらは対応コンテンツを来年あたり入手してみたいところ。さらに、それに合わせてサウンドバーやChromebookも購入するなど、かなり自分の周りのデジタルデバイスが更新された一年でした。
  3. 福島処理水問題
    2年後には現在タンクに貯蓄している処理水が満杯になるという事で、その最終処理方法として、濾過希釈して海水廃棄という方針が事実上固まった年に。当時の担当者であった、地元選出議員の細野豪志議員が、この件で積極的に発言していることには好感を持っていて、是非頑張って欲しいところ。例によって、ノイズも多いけれど、やるべき事はちゃんとやり、言うべき事はしっかりと反論するという姿勢を、この件を先例として残して欲しいですよね。
  4. 藤井聡太二冠
    将棋の最年少記録を塗り替えて、とうとう二冠まで達成した藤井聡太二冠。AMDファンという事もあり、将棋に詳しくない自分もちょっとしたファンに(笑)。そのAMDは、Intel CPUの供給不足も有、今年はかなり伸びたんですが、Intel、AMD所か、AppleがARMベースのM1プロセッサを作れば、Microsoftもその流れに乗りそうだし、今後のCPU競争の切掛になるかも。勿論、藤井二冠には2021年に更なるタイトル獲得を期待しています。
  5. アメリカ大統領選挙
    未だトランプ現大統領が敗北を認めず、どうなる不透明なアメリカ大統領選挙。当選がほぼ確実なバイデン氏に関しても、息子の違法行為に関してはまだ潔白が証明されていないし、いろいろとこれからもトラブルは出てきそう。昔ほどの影響力は無くなってきたとはいえ、世界一のスーパーパワーであるアメリカが安定しないことには、世界の安定が無い事も事実。その影響は、日本も大きく受ける以上は、早く決着して☆とは思うものの、仮に国の運命を左右する大統領選挙に不正行為とか、外国勢力影響があったとすると、それは国家として最大の問題でも有るわけで、その動向も気になるところですよね。
「コロナ禍」一色の2020年と思いつつも、結構色々なことがあった一年でもありました。コロナ禍は、確実に大きな自然災害の一つではあるんだけれど、それによって企業や組織がリモート形態とか新ビジネスの発掘とか、日本では中々腰の重い部分が大きく動き出す切っ掛けになったことは、不幸中の幸いの一つではないかと。厳しい一年で、2021年もそれが暫くは続くことが想定されますが、だからこそチャンスも多く眠っていると思えば、少しはやる気も出てくるんじゃ無いかと(笑)。自分としても、今年は色々なことがあり過ぎた一年ではあったけれど、その分来年には期待したいなぁと思いますね。

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