2024年12月27日

DDoS攻撃2JAL

昨日早朝に発生した、JALのシステム障害。ネットワークを接続するルーターに対してのDDoS攻撃が理由らしいけれど、国内線・国際線合わせて71便が遅延して4便が欠航したとのことですが、個人的には影響としては小さいというか、何とか凌いだという印象を受けます。最も遅延した国内線で1時間26分遅れ、国際線だと4時間2分遅れとの事ですが、日常ありがちかな経由空港での遅延が蓄積してとか、メカトラブル・テクニカルトラブル・トラフィックコントロール等でも、1時間位の遅延はありますからね。テレビで流していた、羽田空港で様子を見ている乗客へのインタビューで「12:50発が13:20発になり困りました」みたいな回答をしていた女性がいらっしゃいましたが、いゃその程度なら日常茶飯事ですって。

日頃、定時に来るのが当たり前の新幹線とか鉄道等を利用して居る人が多くて、それが「普通、規準」だと思っている人が飛行機に搭乗するときにありがちなイメージだと思う。30分程度の遅延なら、到着機後れによる遅延だとその程度になる事も多かったし、天候不良でもあったなぁ。朝の7時頃から発生して、午後の1時20分に復旧ということであれば、まぁシステム屋さんも頑張った方じゃないだろうか。理想を言えば、ホットスタンバイで即座に切替が出来る事だけれど、今回はルーターが狙われたから、そうなるとネットワーク系統も二重化しないといけないかな。まぁ、膨大なデータ量をさばかないといけない航空関係のシステムだから、なかなか大変だと思うけれど。

関連性があるかどうかは不明ですが、三菱UFJ銀行もアタックを受けて、ATM等の操作が出来なくなることがあったらしいけれど、年末年始の忙しい時期を狙った愉快犯の犯行かなぁ。まぁ利用者としてはいい迷惑なわけで、もし犯人が見つかったならば徹底的に責任を追及して欲しいところ。最近はこの手のネットワーク犯罪に対しての対策も進んでいて、昔に比べるとシステム側の耐性も出来ていると思うけれど、今回は攻撃された場所が悪かったのかなぁ。まぁJALとしては偉い迷惑ではあるけれど、今回の事件を教訓にしてシステムの再整備というか耐性強化をすれば今後はより安全な運航が出来る分けだから、是非これを糧にして欲しいところ。また、可能ならばライバルではあるけれどANAとかその他航空会社と事例共有をして、航空業界だけで無く、それこそ銀行とか流通とか、社会基盤強化の教訓として生かして欲しいですよね。それが、この愉快犯に対しての実のある制裁にもなると思うし。

自分も、つい先日飛行機を利用して居たし、多分標準的な日本人としては利用回数や頻度も多い方だと思うので、こういう悪戯によるトラブルにはどうしても敏感になってしまうし、寄り厳しい対応を望みたいと感じます。例えば今回のトラブルが飛行中の飛行機に影響して、それによって飛行継続出来なくなるとかとなれば、より大きな事故に繋がる可能性もあるわけですからね。奇しくも、昨日は今年の2日に発生した羽田空港での海上保安庁機とJAL機の衝突事故の詳細なデータが公開されて報道されていたけれど、ちょっとタイミングが悪かったというか、余計に愉快犯に対しての厳しい対応をみんな考えたんじゃないだろうか。残念ながら、その愉快犯が特定されて何らかの処分が加えられることは無いと思うけれど、全員が厳しい姿勢を示すことで多少なりとも抑止力には成るんじゃ無いだろうか。そう願いたいですね。

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