往路便のTHE Suiteの4Kモニターも綺麗でしたが、このTHE Roomのモニターも綺麗で、前方のガンカメラの映像を見ながら、RW28Lから離陸したのが11:26でした。このTHE Roomのシートは一列ごとに前後の向きが変わっていて、私などは一世代前のUAのシートを思いだしてしまいます。私は窓際の席に座っていて、そこからは主翼の一部とエンジンが見えて後ろ向きだとは分かるんですが、目の前のモニターでは前方の様子をガンカメラで表示していて、しかもこれが高解像度で綺麗な映像なので、後ろ向きでとんでいる印象は殆ど感じられませんね。
そうそう、通路を挟んで反対側の座席も後ろ向きで、そこには中華系の若い女の子が座っていたんですが(周りの席は、この家族なのか一族で占められていた)、その女の子のサイドテーブルには大きな人形が置かれています。最初なんだうと思いつつ、そう言えばこういう人形と一緒に旅する人もいたよなぁとか思っていましたが、このB777-300ERが「ポケモンイーブイジェット」という設定らしい。慌てて搭乗したので、期待にそんなマーキングがあったか定かではありませんが、ポケモンを全く知らない私には「何だそれ」状態でした。何故か最後にCAさんが「記念に」とわざわざカードまでくれたけれど、困るなぁ(笑)。帰国便での時差ぼけ対策は、まずは最初の食事でアルコールを入れて直ぐに寝て、途中から日本の時刻に合わせて到着2~3ジン前から起きて調整するスタイル。この時も、最初の食事の後は直ぐにシートを倒して眠りに入り、途中目が覚めたりしましたが、本格的に起きて準備を始めたのは到着の2時間半前位でした。この新シート、前のビジネスのシートANA STAGGERED SEATに比べて圧迫感が無いというか、棺桶間が無いというか、斜めになるんだけれど、足下以外はスペースが広くて寝やすい感じでした。ただ、3点シートベルトが使いにくいのと、ショルダー部分を外して腰回りだけにしても、ベルトとシートの幅が合っていなくて、そこは違和感を感じましたね。あと、食事の時にテーブルを出したんですが、妙に椅子の位置が低くて食べづらいなぁと思ったら「食事ポジション」みたいな設定があって、これにすると少し座面が持ち上がり良い感じになりました。
出発は、私のために少し遅れはしたんですが、気流に恵まれたのか成田空港へはかなり早く到着しそう。もしかすると、新幹線をもう一本は止められるかもしれないと、この時は思っていました。そうそう、往路復路ともにFirst/Business Classは機内Wi-Fiが無料で利用出来るんですが、これがスピードはそれ程でも無いけれど凄く安定していてフライト中ほぼ接続したままで十分利用出来ました。First Classの場合には、何故か前日にバウチャーコードがメールで送られてきたんですが、あれはちょっと不思議でした。で、到着1時間前を過ぎてから、機内から成田エクスプレスの時間確認とか、新幹線の状態を確認したりしていたわけです。成田空港へは、40分近く早く到着して、A滑走路のRW34Lへ着陸したのが14:43でした。そこから、50番台のゲートへ行くかと思ったら、北ターミナルの27番を使用するいうアナウンス。ところが、近くまで行くとまだゲートが空いていなくて、誘導路上で待機となってしまいました。そのゲートからは、大韓航空機がプッシュバックされて出てきて、その後誘導路を移動し始めたところで交代するように搭乗機がそこに入っていきました。27番って、United Clubの横のガラス窓の横のエスカレーターを上がるところでしたね。その後顔認証システムで入国審査を通過し、一つ下のバゲッジクレームへと向かいます。ターンテーブルは、一番奥のB1でこれが何となく嫌な予感の前兆に。なかなか荷物が出てこなくて、やっとターンテーブルが回り出すと、ANAのスタッフが白板に名前を書いたボードをそのターンテーブルに置きます。で、そこには私の名前も書かれていて予想通りSFOで搭載が間に合わなかったので、書かれている乗客は近くのANAスタッフに連絡してくれと言う事で直ぐに呼びかけました。その後、反対側にあるANAの窓口に行き、荷物が搭載できなかったことのお詫びを言われましたが「いゃいゃ、悪いのはUAとSFOの航空管制ですから」と言っては見たものの余り笑いは取れなかった(笑)。SEA便から降ろしたものの、空港内のベルトコンベアーの搬送システムが混雑していて間に合わなかったとのこと。実は事前にUAのアプリで荷物のトラッキングを見ていたんですが、UA1403(SEA-SFO)から降ろしたけれど、NH7には搭載できなかったなっていたので、多分そうだろうなぁと言うのが直後の感想でした。
翌日の同便で荷物が成田に運ばれてきて、そこから宅配便で自宅まで配送するので、早くても二日後の午前だけれど時期的に遅れる場合もありますと説明されて「まぁ、仕方ないですよね」と了解しました。住所やバッグの特徴などを記載した必要書類を作成し、更に別送扱いになるので税関申告書類を作成して、そのANAのスタッフさんと税関ブースへ行き、そこで別送の書類を渡して取りあえずあとは荷物が届くのを待つだけです。飛行機に乗り始めて40年近くたつけれど、自分としては初めての「ロストバゲッジ」体験になりました。まぁ、途中で消えたとかじゃないから良いのですが。この後、NEXで品川へ出て、新幹線で無事に帰宅。荷物が届くまではまだ旅行完結では無いけれど、取りあえず今回も無事に帰宅できたことを喜びたいですね。(続く...)
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