こういう時にデジタルボーディングパスが便利だけれど非情に感じるのは、サクッと"DELAYED"と表示が現れて、新しいスケジュールの「SEA 08:28 - SFO 10:34」と表示されていること。FコンコースとGターミナルは、隣り合わせなんだけれど、このSEA-SFOのUA1403の到着予定ゲートはF20。これFコンコースの端っこです。で、ANA機はGターミナルの端っこのG13ゲートに普通は入れられるから、もう最長距離を走る事になります。距離的には、羽田空港のT3の端から端までよりも長いんじゃないだろうか。心臓持つかなぁ... そんな「エアー乗換」を頭の中で繰り返しつつ、もう一度United Clubに戻り新しい搭乗開始時刻まで暫く時間を潰すことにしました。再入館したら受付のアジア系のおばさんが覚えていて、「あらどうしたの、あぁTraffic ControlのDelayね」とかいいながら端末を叩き出して、「到着はT3のF20で一番端で、国際線乗り継ぎだからとなりのGターミナルの多分端ね」とか言うから「分かっている、end-to-endね」というと笑っていました。
ここで1時間位また時間を潰して、特にその後時刻の変更なども無いようなので、再びAコンコースの端のA13ゲートへと向かいました(端ばかりだなぁ、今回の利用ゲートは)。他のフライトへ振り替えた人もいるんでしょうか、一時間前よりは人出は少し減っている感じです。で、心配した際遅延ですが、流石にメカトラブルとかでは無いので、遅延した時刻で予定通り搭乗開始となりました。搭乗が終わり、ドアクローズ、プッシュバックと始まり、使用滑走路は少し離れたRW19Lから。離陸したのが08:53でしたから、フライト時間が1時間半として、到着は09:30。その後ゲートインして、接続時間は20分位でしょうか。ANAさんが少し待っていてくれたら、何とか間に合いそうだけれど、荷物は微妙ですね。飛行機はSEAを離陸すると一度海側に横に飛び、その後すぐに真っ直ぐにSFOに向けて何かする空路を取ります。何となく時間節約のために最短距離で行くぞ見たいな雰囲気にも感じられます。ただ、やはり劇的に短縮できるはずも無く、SFOに到着したのは10:30過ぎ。そこから、これだけ遅れたのに何故かゲートは変わらずT3の端っこのF20に入ったのが、10:44でした。飛行中からCAさんが「多くのタイトコネクションの乗客がいるので、ゲートに入ったらその人達を優先してください」とアナウンスしていて、私もシートベルトサインが消えると、直ぐに手荷物を前のシート下から取りだして、L1ドアの前で開くのを待ちました。外に出ると「ANA TOKYO/NRT」と看板を掲げた地上係員の女性が立っていて、直ぐに「It's me!」と言うと「Mr. 〇〇?」と確認されて、Gターミナルに向かいます。最初は小走りに走っていたんですが、30mも行かないうちにバテてしまい、早歩きに変更。一緒に付いてきているUAのGSの女性も息を切らせながら「大丈夫、あなた以外にまだ5人いる」(※多分、SEAから以外にも接続している人がいるらしい)と慰めてくれます。
Fコンコースの端からターミナルの根元まで来ると、右手にGターミナルへの接続通路が見えてきたので、そちらに入ります。この辺りで「チェックインバッグはあるか」と言われて、チェックイン時のタグを見せると、その写真を撮影して係員に転送して「確認した」とは言ってくれていたんですが... 通路を抜けGターミナルの根元に入ると、左手にはAmexのCenturion Lounge、右手にはUAのPolaris LoungeとUnited Clubが設置されていますが、当然そんな場所に寄っている余裕はありません。予想通りANA機は、一番奥の端G13に駐機されているので、そこまで真っ直ぐなターミナルをひたすら早歩きで進みます。ちらつと時計を見ると、まだ11:00前で何とか間に合いそう。いゃ、11:00つて別に出発時刻ではなくて、その前に搭乗完了しないといけないのだけれど。ターミナル先端部分には、G11/G12/G13/G14と4箇所のボーディングブリッジが、一つ下のフロアーに設置されていて、息を切らせながらエスカレーターで下っていると、すぐ下の所で私の名前を呼び出しているGSの方がいて、手を上げて合図をすると「大丈夫ですよ」と慰められました(笑)。そのままゲート前の顔認証システムで出国検査、搭乗手続きが一瞬で完了し、やっと帰国便のNH007 B777-300ERの期待に滑り込んだのが、11:00丁度くらいでした。流石にトイレに寄りたくなり、CAさんに断ってトイレを使用し、直ぐ近くの自分の席に座った途端に、ドアクローズとなり出発準備完了したのが11:04という滑り込みでした。多分、10年、20年振りのタイトコネクションでしたが、これで終わらなかったのが今回の旅の醍醐味だったかもしれない(マテ)。(続く)
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