2024年12月14日

シンSuica


交通系電子マネー最大のJR東日本の「Suica」が、大きく変わるというニュース。2025年から2027年度までの「短期計画」と、それ以降の「中長期計画」の二種類があり、短期計画ではSuica経済圏の拡大で、JR東日本管内でありながらSuicaが使えない地域を無くしていくことは、かなり大変そうだけれど必要な事でしょうね。それ以外では、インバウンド用のSuicaアプリだったり、他事業者の展開もあるけれど、一番大きいのは「コード決済対応」だろうなぁ。SuicaがSuicaの本体から離れて、「SuicaPay」とでも言うような決済手段に変わると言って良いんじゃ無いだろうか。それによって、現在の上限2万円を超える決済に対応し、クーポン機能等新しい機能の実装も考えられているみたい。

中長期計画で一番大きいのは、「Suica」というカードが無くなり、「Suica」というサービス、「SaaS (Suica as a Service)」になるわけですよね。今のようにSuica Cardで管理するのではなく、サーバー側で管理処理することで可能になるらしいけれど、問題はタイムラグがどれくらい解消出来るかかな。あと、例えば地下空間とか電波状態の悪い場所での使用に耐えられるのかと言う事も。当然そういう部分はこれから改善させて、通勤ラッシュ時でも今のSuicaタッチくらいのパフォーマンスは出すんだろうけど。ただ、このサービスは便利そうだけれど、既存の他のサービスとの巨人はどうなるんだろうか。例えばSuica以外のPASMOとかも追随するんだろうか。あるいは、クレジットカードのタッチ決済とか。となると、今のようなタッチセンサー付き改札口と、このノンタッチSuica用出入り口の二箇所が必要になり、利用者は混乱するかも。

記事の中では、マイナンバーカードと紐付けして、居住うする自治体に最適化(「ご当地Suica」)することも中長期的に考えられているのだけれど、例えば今地元の路線バスで利用している「ナイスパス」(仕組みはSuicaと同様だけれどSuica互換では無い)何かも取り込んでくれるとちょっと嬉しいかも。最近では、Suica互換を継続するコストを払えず、Suica経済圏から脱退する地方会社も増えているので、その辺りの対策何だろうけど。クラウド化することで、極力端末側の負担=業者側の負担を減らして逝くことは悪い事じゃ無いと思う。ただ自分の場合、地元でSuicaを利用する事は殆ど無くて、一番利用するのは仕事やプライベートで都内方面や名古屋・大阪方面へ移動した時なので、居住地域に最適化されても困ると言えば困るけれど。

ますます便利になってくれるのはありがたいし嬉しいけれど、4年後、5年後となると、もう今のように毎週のようにあちこちで歩くこともなくなり、完全に隠居生活に突入している気がするなぁ。そうなると、Suicaを利用機会も激減していて、折角始まった新サービスを利用することは勿論、そのメリットを享受することも出来ないかもしれないのが残念。全国的に、SuicaだけでなくてPASMOやICOCAとか、地域の交通系決済サービスも是非追随して欲しいですね。そうすれば、少しは利用出来る機会が増えそう。

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