AppleのAirTagは、それを付けておけば所在不明になってもiPhone等から位置特定が出来る便利なツール。私はまだ利用していませんが(またそんな必要性を感じない)、航空機利用時の懸念の一つ「ロストバゲッジ」対策として、UAがそのAirTagの位置情報を共有して、UAのアプリから確認出来るようにするという記事。 AirTagを自分の預け入れ荷物の中に忍ばせておいて、万一ロストバゲッジに成ったときには追跡して特定するというのは、過去同様のトラブルに遭遇している人達が結構既に実行していて、旅行記なんかでも「AirTagで見つけた」みたいな話を時々見ます。AirTag以前だと、荷物に付けられているバーコードをUAのアプリに入れると、その荷物(=バーコード)が最後にスキャンされた場所が分かるようなサービスは、結構以前から提供されていますが、スキャン頻度が少ないので大雑把なことしか分からないデメリットもありました。AirTagだと、ネットワーク環境にも左右されるけれど、結構ピンポイントで特定出来ますから、これは大きなメリットがありそう。
記事によれば、大手の航空会社は近々同様にこの機能を導入するみたいですが、国内のキャリアーはどうするんだろうか。例えば、ANA/JALの国内線とか、国際線でも日系航空会社が到着した場所で受け取る場合には、ほぼ99%ロストバゲッジのリスクは無いと思うけれど、例えばアメリカ国内線への乗り継ぎとかでそこから移動する場合や、アメリカ国内から国内線を経由して国際線乗換の時にトラブルは発生しそうですね。そう言えば、以前東海岸から日本に戻る時に、西海岸でストップオーバーで一泊した時、私の経路とは別に荷物は別経路で成田に運ばれていたことがありましたが、ああいう時には便利かも。
課題は、今は一つ一つの荷物や品物にこのAirTagを付ける必要が有る事で、そうなると全てにAirTagという訳にはなかなかいかない。あと、いざ探そうと思ったらバッテリー切れとか言う場合も想定されるだろうから、電源管理も別に行わないといけない。将来的には、TSA式の鍵が登場して暫くすると、TSAロック内蔵のスーツケースやキャリーバッグが登場したように、AirTag内蔵スーツケースとか出てくるかも。使うときには、使用可能にしてその時に電源管理も出来るようにすれば、かなり信頼して利用出来るのではないだろうか。トレーサビリティは、食品関係ではもう普通の事になりつつあるけれど、物流というか全ての個体にAirTag的な物が内蔵されて「何が今どこにあるのか」一瞬で分類出来るようになったりして。
この機能はiOS 18.2からとのことですが、今の私のiPhone 15 Proはまだ18.1.1なので、OS更新を待たないといけないけれど、来年UAを利用するときに、AirTagを購入して試してみようかと思ったりして。でもなぁ、今調べたらAirTagって一つ3,000円位するんですよね。となると、何でもかんでもAirTagを付けるというのもちょっと厳しいなぁ...
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