2023年12月31日

今年の十大ニュース

毎年大晦日恒例の、私的今年の十大ニュース(2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年)。今年は、コロナ禍もほぼ沈静化し、やっと「普通の生活」が戻ってきた気がするのですが、1年過ぎてみても街中でマスクしている人はまだ多いし(インフルエンザの流行の影響も大きいけれど)、まだまだ「以前の生活」には戻れていないことも事実。

「以前の生活」と言えば、今年もウクライナでの紛争は終わらず、逆にイスラエルとハマスとか、地域紛争が増えてきている印象。世界が少しずつ混乱し始めていて、それが終わること無くまた新しい火種が生まれていく、悪循環を是非来年は断ち切ってほしいけれど。やはり、今一番の問題でも有る国際紛争が、今年の十大ニュースの中でもやはり一番のニュースになるかなと思います。

  1. イスラエル × ハマス (混沌する国際情勢)
    ウクライナ紛争は勿論、このイスラエルとハマスの紛争も、ニュース等で聞いたことは有る程度の認識しかなくて、最初にハマスがイスラエルへ攻撃をしたときには何が理由なのか皆目見当も付かない状態。今でも、具体的な理由らしいものは無くて、どうも現地の暴走と言うのが一番あっている見立てらしいけれど、それにしてもどちらにとっても失うものが多くて、誰も得をしない状況だと思います。イスラエルにしてみれば、突然一方的に攻撃を受けて、国民も含めて多くの人が殺害されて、さら人質迄取られて政治的取引まで要求されては、そりゃぁ怒り心頭に発するのも無理は無いとも追う。でも、流石に今のガザ地区を更地にするような攻撃は過剰であり、底にはそれなりの責任は感じてほしいし、自制してほしい所だけれど、この問題も来年まで続くことは確実。ただただ一日も早い平和を祈るばかりです。
  2. 与党の怠慢? 攻めきれない野党も情けない
    第二次安倍内閣以降、菅内閣を経て今の岸田内閣になってきていて、実績という意味ではそれなりに成果と結果を残していると思うのだけれど、どうも印象操作だけで与党を攻撃する野党が今の日本の問題、「癌」だと思う。与党にも、最近の政治資金の環流問題等課題や問題も多いけれど、政治組織としてはそれなりに経験も実績もあるから、やはり彼らに頼むしかない。一方で、「政権交代」とは言うものの、その能力が有るのか無いのか分からない野党は、自分達で政権を奪取するのではなく「今の与党は信用できないから、自分達に政権を渡せ」と、国民を無視したような発言も。そういう所だよね、彼らが信用されず支持も得られないのは。少なくとも民主党政権に交代した時には、選挙で議席を獲得して当時の自公を上まわったから与党になったわけで、まずは支持率アップのために何をやったら良いのか、ゼロから考えて組織を再構築しないと一生文句しか言わない邪魔な存在のままだと思う。
  3. 国際線活況、訪日観光客復活、でも円安は痛い
    厳しいコロナ禍対策が大幅に緩和されて、ほぼコロナ禍以前の状態に戻った今年。昨年までは、入国時のワクチン接種記録提示とか結構面倒だったけれど、今年は一般的な出入国手続きだけにもどり、個人的にも数年ぶりに海外旅行らしい海外旅行を復活。これまでの反動や円安もあって、訪日観光客も一気に増加して有名観光地では混乱している場所も有るみたいですが、これまで厳しい状況だった観光関連企業は、やっと一息付ける状態になったのでは。元々デフレで物価が諸外国と比べて安い日本が、円安でさらにそれに拍車が掛かっているから、嫌でも訪日する観光客は増えてしまう。その分、自分のように外に出る日本人観光客に取っては来年も痛い時代が続きそう。
  4. 生成型AI活況
    ChatGPTの登場で、一気に「生成型AI」が花開いた1年だった気がします。「日進月歩」と言うけれど、もっと早い「時進日歩」とか「分進時歩」と言っても過言では無いくらいの加速度で進化している気がします。本家というか最初に話題になったChatGPTは勿論、Microsoft、Google、AmazonそしてAdobeまで参入して、Microsoftなんか早速Windows11の23H2で「Copilot」を提供するなど、もうブームを越えた社会現象になっている気がします。最近は、逆にその手の話題が余りニュース等にも登場しなくなったのは、それだけ社会基盤の一部として普通の存在になったからなんでしょうね。自分もChatGPTが出た頃に少し使ったことがあるけれど、AIとしての機能もそうだけれど、そこで出力される日本語や認識される日本語毒か異能力の高さにもビックリ。来年は、リアルタイムでの同時通訳機能は、実用化の時代になるだろうし、SFによく登場する、人工知能の「相棒」が普及し出すんじゃないだろうか。
  5. 「メディア」の終焉
    メディアの劣化は、今に始まったことでは無いけれど、その「劣化」が発行部数や購読数減少という「衰退」に直結して、どんどんメディアの存在意義が小さくなった1年だと思います。まぁ、最近の所謂メディアの存在感は、彼らが「便所の落書き」と揶揄したSNS以下の存在になってきていますからね。大体、本家メディアが自分達で満足な取材活動をせずに、SNSや他の媒体の情報を右から左に流すだけの存在に成り下がっているわけですからね。昔のメディア、特に「新聞」メディアに関して言えば、それなりの知識と経験のある「記者」とか「編集者」が、取材による集められた情報を高品質に加工して読者に提供したけれど、今の「記者」なんか、「メディアエコノミスト」とか「メディアアクティビスト」とでも言うべき様な存在になっているわけで、多くの場合は自らデマを拡散する迷惑な存在が今のメディア。所謂「レガシーメディア」は更に衰退して、検証機能なり複数のソースを提示して情報の信頼性を高める「シンメディア」が生まれる一年になるんじゃないだろうか。
  6. 大谷選手ホームラン王、日本人選手の活躍
    スポーツ界の話題で言えば、やはり大谷選手の活躍が今年最大のニュースでしょうね。年初のWBCでの活躍から、最後のトラウト選手との痺れる対決を経てのWBC優勝。そして、MLBのシーズンか始まると、44本本塁打でホームラン王を獲得し、満票で2回目のMVP獲得。さらにさらに、LA AngelsからLA Dodgersへの、1000億円を越える契約金での超大型移籍で締めくくるという、まさに「Year of Otani」の一年でした。来シーズンは、ピッチャーとしての出場は厳しそうだから、バッター大谷として2年連続のホームラン王ダービーが最大の話題だろうか。それに、大谷選手に刺激されてと言うわけでも無いけれど、アメフトでは日体大の花田秀虎選手がコロラド州立大(CSU)に編入したり、多くの日本人選手が米国カレッジで活躍するなど、MLB以外での日本人選手の活躍も増えてきて、来年はますます期待が膨らむ一年になりそう。
  7. 所謂「ジャニーズ」問題
    個人的には「何を今更」という印象が殆どだけれど、英国BBCが取り上げたことで、これまでの暗黙の了解が破られて、一気に社会問題化した「ジャニーズ」問題。私は、「旧ジャニーズ事務所」としてまずは謝罪をして、対策も取りつつある事は評価するべきだと思うけれど、それ以上に周りの芸能関係者やメディア関係者が、これまで何を知っていて何をやってきたのか、それをしっかりと明らかにするべきだと思う。今更そんなことは言えないと言う気持ちも分からないでも無いけれど、でも同様の事象が他者で発生した場合、彼らは相手を叩き潰すような勢いで報道するだろうし批判もするだろう事を考えると、余りに酷い対応が続いていると思う。この件に関しては、性加害問題と一言で言われることが殆どだけれど、「メディアの忖度問題」としてもっと深刻に対応するべきだと思う。そうで無くてもメディア日頃こう言う事を批判するくせに、身内に同様の問題が発生すると見て見ぬ振りで有耶無耶にしてきたわけですから。
  8. 福島第一原発海洋放出開始
    東日本大震災から、干支が一回りして12年経て、やっと福島第一原発の処理水放出が実現することに。随分と長い道のりだったけれど、所謂「風評加害」が無ければ、もっと早く処理水放出が始まり、地元の復興や活性化に、廃炉に向けて様々作業も前倒しされて進んでいたと思う。上のメディア問題にもかかわる話だと思いますが、メディア自身が自分達のイデオロギーを中心に、風評加害を起こしているのだから、いつまでたってもこの問題は解決しない。まぁ、実際に海洋放出が始まり実害が無いことが確認された途端に、関連報道も表から消えて凄く分かりやすい反応だなと思う。原発の廃炉問題も重要だけれど、改めてメディアの風評加害に関しても考えさせられる事象になったと思います。
  9. 新幹線、改革色々
    リニア開業も睨み、東海道新幹線も改革が進んだ一年だったと思います。もう生活必需品となりつつある、EX予約もルールが改定されて、しかも運賃も上がったのは痛かったけれど、その分いろいろな改革も進めているから、そこは多いに期待したいところ。最近では、コロナ禍の反動で新幹線利用者数も以前よりも増えている印象ですが、EX予約で可能な7号車(S Work車両)は、多くの場合ガラガラ状態なので、最近はこれしか利用していないような状況。来春には、静岡・浜松停車のひかり号が増便されたり、一日の本数も増えるという話も出ているので、来年はどんなサービスが登場するか期待しています。
  10. iPhone 13 ProからiPhone 15 Proに更新
    2年間使用していたiPhone 13 Proを、11月の最後にiPhone 15 Proへと更新。見た目や操作感は、iPhoneですから殆ど変わらないけれど、なんと言ってもiPhone 13 ProではLightningだったものがUSB Type-Cに変わったので、これが一番嬉しいし助かる変更。次は、2年後のiPhone 17 Pro(?)だけれど、今回も末永く利用したいですね。もう一つのスマホである、Pixel 6は今の所更新予定は無いけれど、こちらは買取しているのでいつでも自由に機種変更出来ます。来年は、ですからAndroidスマホを更新しようかなぁ。でも、今の所バッテリーの持ちも含めて特に問題や不満もないので、我慢するかもしれないけれど。

    十大ニュースに続く番外編も色々感じた一年でした。
    1. MRJ終わった
      飛行機好きとしては、非常に残念な結果。もう、国産航空機は登場するのは無理かなぁ。ホリエモンとか、元ZOZOの前澤さんとか、MRJを引き取って再生してくれないだろうか。
    2. フラッグフットボールがLAオリンピック種目に
      これはフットボール好きには一番のニュースかも。日本チームは、先日のアジア大会では女子が優勝して、男子も上位に入る活躍だったけれど、米国ではNFL選手がチームを作りオリンピックへと盛り上がっているらしい。日本も、色々な競技からスキルのある選手を招集するなりして、最強のAll Japan Teamを作ってオリンピック目指してほしいですね。
    3. パスポート更新
      9月で10年間の期限切れになるパスポートを更新。今回も10年パスポートにしたので、もしかしたらこれが最後の更新になるかもしれない。まぁ、来年もこのパスポート君に一杯仕事をしてもらいたいです(笑)。
    4. リニア混迷、迷走県知事
      一向に進まない、リニア新幹線の静岡工区問題。川勝県知事の迷走発言が、流石に全国的に批判されるようになり、それで少しは解決策にすすむかとおもったら、逆にますます頑固になっている気がする。次の知事選で県知事が交代しない限り無理かなぁ... 
    5. Xのコミュニティノート
      "Twitter"が"X"に改名して、名前だけで無く「コミュニティノート」というXの投稿に対しての補足情報機能が追加され、これが実質的に「ファクトチェック機能」も兼ねるような存在になったことで、これまでのあやふやな真偽不明な情報(投稿)が可視化されるようになって、やっとSNSとしての品質と品位が保たれるようになってきた気がします。是非こういう機能は今後も活用できるようにして欲しい。
    6. Bye-bye Windows10
      Windows11が登場したのは2021年でもう2年前ですが、今年やっと会社のシステム(クライアントPC)がWindows11に更新され、それに合わせて自宅での母艦PCもWindows11に更新。まぁ、何となく操作系にも慣れて今の所不具合は無い事が一番。Windows10も、今にして思えば安定して良いOS立った気がするけれど、Windows11はさてどうだろうか。
    今年は、最後に色々あって結果的に大変な一年で終わりそうだけれど、来年は少しゆっくりして何か良いことが起きないだろうか。そう言う事を思うようになるのは、年を取ってきた証拠なんだろうけど。だんだんと体を動かすのも億劫な年齢に成りつつあるから、そうならないためにも今のうちにどんどんあちこち動いて心と体を慣らす一年にしたいですね。

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