2020年9月20日

取って付けた論法

 共同通信の記事から、枝野幸男立憲民主党代表の街頭演説の内容について。元々、街頭演説の内容として事前に準備していた話なのか、その時の弾みで言った話なのか不明だけれど、あまりにとって付けたような言い分。

「首相は取って付けたようにデジタル化なんて言いだした。この国は後ろ向きのデジタルではなく、前向きの自然エネルギーで食っていこう」

 何がおかしいかと言えば、

  1. そもそも縦割り行政、情報共有の不備是正のために、情報共有方法や意思決定手段の共通化のために「デジタル化」を進めようという話と、エネルギー問題である「自然エネルギー」というのは全く異なる話。それを同列に並べて批判することは、殆ど無意味では
  2. 「後ろ向きのデジタル」「前向きの自然エネルギー」という「後ろ向き」「前向き」の意味が不明
  3. 「自然エネルギー立国」「自然エネルギーで食っていこう」という事は、彼らが一度言って引っ込めた「原発ゼロ」にも繋がる話で、それとの整合性はどうなるのか
  4. 「自然エネルギーで食っていこう」の「食っていこう」の意味が不明。生活・社会基盤として必要なエネルギーを自然エネルギーで賄うという意味なのか、自然エネルギービジネスで国内・国外へ打って出ようという意味なのか、等等
一番の疑問は、情報共有問題とエネルギー問題を同列に語ることの愚ではないかと。どうせ言うのであれば、例えば「未デジタル化というツールの問題では無く、現在の社会状況に合わせた省庁再編まで踏み込むべきでは無いか。」とか、「自然エネルギーが重要ではあるが、その課題である蓄電機能研究を国家プロジェクトとして推進して世界をリードするべき」とか、色々あると思うんですよね。自然エネルギーだけでは、一部太陽光発電業者は食っていけるんだろうけど、国民までは食べていけない。でも、自然エネルギーを保管するバッテリー技術の革新的進歩があれば、その技術は電気自動車とか災害時の非常発電、さらにはト時陽刻などへの技術支援など、一気に幅が広がるわけです。記事に書かれているのは、演説の極々一部太郎から、実際にはそう言うことも含めての発言だったかもしれないけれど、野党に好意的な共同通信が相馬止めているのであれば、やはり演説の趣旨はそうなんだろうなと思うわけです。

例えば、銀行が統合されて、それまで別々だった銀行のシステムを統合するだけでも何年もかかるわけで、それを政府レベルで且つ全国的行うためには、非常に大きなエルネギーが必要なわけです。しかも、その間も行政機能を止めるわけにもいかないわけで、「デジタル化」という言葉は非常に重い言葉だと思うし、生活に直結した話でもある。でも、今回のコロナ禍の経験から、必要な時に迅速に対応出来るシステムの必要性は誰もが認識したわけで、その為には「デジタル化」していくことが必要。でも、それによって「自分の資産が暴露される」「個人情報を開示したくない」など色々課題もあるわけで、そういう部分を指摘して解決策を容器ユウしていくのが、野党の仕事だし存在意義じゃ無いのだろうか。「デジタル化は世界から遅れている分を追いつくだけ」と言うけれど、自然エネルギーだって世界のトップにいるわけでは無い。それに、遅れているからやらなくて良いと言ったら、いつまでたっても遅れたままだけれどそれでいいのか。あれだけ文書管理云々騒いでいたのに、その解決策になるデジタル化を否定する理由も不明だし、もう自分達のキーワードさえ言えば、後はその場凌ぎの適当な発言でも構わないみたいな印象しか受けない。

菅直人政権時代に東人大震災があり福島第一原発の事故が発生し、それまでの原発推進から180度変わった自然エネルギー政策に舵を切った気持ちは分からないでも無い。でも、再び野党になって責任がなくなったからと言って、勝手なことを言っても良いという言い訳にはならないはず。野党と言いながらも、一度は与党経験がある政党、議員がいるのだから、その経験を反映した政策提案をするのが責任であり義務だとも思う。特に、彼らが与党時代に、言い方は悪いけれど、どさくさに紛れてほぼ太陽光発電を前提にした政策をあっと言う間に決定し、その為に電気料金には「再生エネルギー発電賦課金」なる、事実上の税金が賦課されています。当初は、数十円程度だったものが、今では何百円何千円となっています。自分の9月分の電気料金は、9,616円のうち1,105円が当てられています。「自然エネルギーで食っていこう」というまえに、まずは電気料金からピンハネして居る分を無くす提案を先ずはするべきだと思う。それをやらない、出来ないのは、野党だからという甘えであるし、無責任政党と言われても仕方ないでしょうね。

羽田空港盛況

 

久しぶりに混雑する、羽田空港の様子を伝える記事。写真は、第二ターミナル北側部分の様子だけれど、自粛期間中は殆ど人影が無かったのと比べると雲泥の差。それでも、通常時と比べたら、まだ空いている方なんだろうけど。記事によれば、ANAは約87,000人、JALは約80,000人の予約が入っていて、これは新型コロナウイルスの流行が始まった頃2月28日の9万人余り以来とのこと。それでも、通常A/B/C/D4箇所の保安検査場を開いてもフル稼働状態なのに、今回はA/B/Cの3箇所で対応するという事は、まだまだ以前と同じ状況には戻っていないという事ですよね。

この4連休での移動による感染への影響が出てくるのは10月の初めくらいからで、丁度東京も含めた「Go Toトラベル」の第二弾が始まる頃。記事にもあるように、10月から秋の観光シーズンが始まり、そのまま年末・年始の帰省ラッシュとなるんだけれど、10月頭にまた感染者数が拡大して、その需要も取り込めずに再び自粛モードに入るのは回避したいところ。「Go Toトラベル」では、すでに1000万人以上が利用しているけれど、それによる感染者数は7人とかだったかな。幸いにも、国内移動によって感染拡大したという状況には、今の所陥っておらず、この状態が今後も続けば、年末年始の帰省ラッシュ時にはかなりの状態にまで戻るんじゃ無いだろうか。

でも、一番怖いのは、やはり「油断」ですよね。今年のお盆は、都市圏からウイルスを持ち込まれることを恐れて、どこでも「帰省延期」が言われたけれど、この年末年始もそんな状態になるのかなぁ。仮にその時に感染拡大すると仮定すると、その状況が見えてくるのは年明け松が取れたくらいからですからねぇ。一気に解決するという事が無いのが歯がゆいけれど、このまま徐々にでも良いから、少しずつ「以前の状態」に戻る事を本当に祈るだけです。

2020年9月19日

Go To Tokyo

 政府の「Go Toトラベルキャンペーン」に、東京離発着の旅程が追加されて、やっと全国的に「Go Toトラベル」できるように。実際に利用出来るのは、10月1日以降の出発分からなので、まだ今後の東京都の状況によっては変わる可能性がありますが、多分このまま利用出来るんじゃ無いだろうかと淡い期待。一時は1.0を切っていた実効再生産数が、また1.0を超えているのが一寸心配ですが、ここ数日の傾向では減少傾向に触れてきているから、このまま下がっていって欲しい。

今月と来月早々には、一寸会社関係の用事があり何ヶ月ぶりかに出社する予定ですが、一応横浜だからセーフ? (笑) まぁ、いつもならそのまま一泊して何処かにふらっと飛んでみたい気もするんですが、流石に今の所は一寸そこまで気持ちが乗らない。ここの所、ちょっと体調を少し崩していたりもするので、夜の町への誘惑もそんなに感じないし(笑)。「夜の町」レベルで無くても、ちょい飲みとか外で外食程度の機会もすっかり減ってしまいましたし。多分今年使うお金の金額は、例年に比べてぐっと減っているでしょうねぇ。

東京以外の地域を対象にした「Go To トラベル」も、8月末の時点ですでに1300万人以上の利用者があったようで、ここに東京都が加わると一気に2000万人を超えて3000万人、4000万人台も夢じゃ無い。ただ、確か予算が尽きたら終わりだったはずだから、そこまで予算が持つかどうかも心配だけれど。記事の最後にもありますが、やはりお得感を得るために高額商品に予約が偏っているとのことで、結構早くこのキャンペーンも終了しそう。デモ、その時点でまだコロナ禍が落ち着いていなければ、再度予算措置を考えないといけないでしょうね。

今日から、イベントの入場者制限が緩和されて、野球場などは定員の50%まで、コンサートなどは定員まで入場可能になり、やっとまた一歩前進出来た気がするんですが、まだまだ先は長いですよねぇ。東洋経済のサイトを見ていると、7月終わりから8月の初めの第2波のピークが、かなり下がっていることが伺えます。それでも現在の状況は4月の頃の第1波のピーク時くらいなので安心は出来ない。ただ、あの頃と比べると、現在の陽性者は感染して発症中の人も含まれているだろうけど、多くは感染して既に完治して居る人が新型コロナウイルスDNAの残滓に反応しているだけの場合が多いと思うので、そう言う意味では実際の感染状況は春の時よりも落ち着いているのかもしれない。何となく東京都が全体のベンチマークみたいになっているから、まずは東京都が落ち着かないとなかなか安心出来ないのだろうけど。今年の冬が心配だけれど、その前にまずは現状を何とか落ち着かせないと。その為にも、「Go To Tokyo」を先ずは成功させないと。

シーズン参加辞退

 先日、今シーズンのリーグ戦不参加を表明したPentaOceanパイレーツに続いて、X1 Super (1部リーグ)所属のオール三菱ライオンズも、諸般の事情からリーグ戦不参加を表明。さらに東京ガスクリエイターズは、リーグ戦には参加するものの、遠征試合は辞退することに。そのままでは、不戦敗となるのですが、代わりに関西所属のパナソニックスインパルスが東京ガスとの試合で関東に遠征することで、試合は成立することに。パナソニックは、ブロック内リーグ戦2試合共に関東遠征となり、かつ今シーズンは地元関西での試合開催がなくなることになるんですが、それでも自チームの都合よりもリーグとしての存在価値を優先した英断で、これはやはり日本のトップチームとしての矜持でしょうね。

何れのチームも、スポンサー企業の要請により練習機会や参加条件の制限があり、まず十分な練習機会が持てないことによる安全性への懸念が一つ。もう一つはスポンサー企業の職種や立場によっては、感染が実際に発生しなくても、感染拡大に繋がると思われる行動も制限するくらい、リスクには敏感になるだろうし。他の競技の状況には余り詳しくないのですが、フットボールの場合Japan X BowlやRice Bowlが東京ドームで開催される場合を除いて、基本屋外スタジアムを使用しますから、試合中の観客が観戦する可能性は低い。ただ、コンタクトスポーツということで、選手間やチーム内での感染リスクはゼロでは無いし。

不参加を決定したチーム関係者は、さも苦渋の選択をしたと思いますが、決して間違った選択では無かったことも事実。事実上1シーズンを棒に振ってしまう選手は、もしかしたら今シーズン試合経験の無いままに引退する選手もあるかもしれない。デモ、それも一つの選択だし、もう一年頑張ってみるのも選択。厳しい条件とは思うけれど、前向きに考えて欲しいですよね。今年は、高校野球がまさにそんな感じで、変則的にトーナメント戦などを開催しましたが、フットボールはどうかなぁ。

この15日が今シーズンの選手登録の締切日だったので、オール三菱としてもぎりぎりまで対応策を模索していたんだと思います。残念ながら、リーグ戦参加は叶わなかったけれど、来シーズンに向けて、今から準備を進めて復活して欲しいと思いますね。

2020年9月18日

仕事のやり方進め方

 テレワーク推進のため、東芝が国内のオフィスを3割削減する方向で検討しているという記事。新型コロナウイルス対策で一斉にリモートワークが始まり、それがコロナ禍後も継続することはあっても、以前のようなオフィス勤務形態に戻ることは無いことは確かに。先日、うちの会社の全体ミーティングがあり、今後の勤務形態やリモートワーク体制への拡充案などが説明されんですが、これまで以上に「リモート化」が進みそうな雰囲気。

スピード感では、他社さんではもっと進んでいるところも多いのですが、弊社の場合日本法人だけで突出して何かする・出来ると言う仕組みでもないので、ワールドワイドでの対応も色々必要。それでも、現在のリモートワーク(職種によって多少の違いはあるが)体勢は、社員アンケートなどから好意的に受け入れられてて居て、問題点に関しても対応可能な物が多いことから、コロナ禍の臨時対応から、今後の将来においての新しい勤務体系として定着しそう。その為に、例えば定期券代の支給を止めて、オフィスへの出社時は実費精算にするとか、自宅勤務手当みたいな物(電気代、通信費代等)も考えているとか、拠点にリモートオフィスみたいな物を準備して、社内の機材利用がいちいち持ち出さなくても利用出来るようにするとか、年内からも多くの施策がスタートしそう。さらに、来年の3月末までを目標に、例えばワーケーションや、地方からのリモートワーク(これ、自分は実践済み-笑)対応とか、さらにバリエーションを広げて、働きやすく安全な環境作りを進めるらしい。

勿論社員にとってはありがたいことだけれど、職種によってはやはりオフィスに出て、そこに有る機材を利用したりしないと進まないこともあります。その為、今のオフィスも全部フリーアドレスにして、その分強要のエリアとか全体の規模縮小も含めて考えているらしい。さらには、会議も今ではリモートにどんどん移行しているので、会議室を強要エリアにするとか、契約解除するとか、まぁ会社としてのコストダウンも進めていく予定らしい。幸か不幸か、自分的にはこれまで10年以上やって来たスタイルと殆ど変わらないので、そんなに驚きも無いのだけれど、今回初めて体験している人達は大変かもしれない。それでも、皆さん柔軟性はあるから、それなりに対応している様子で、先日なんとか新製品を予定よりも前倒しでリリースしたりしているから、取りあえず良い事はあっても悪いことは無さそう。

自分の場合は、最初の頃は浜松-横浜の週一の新幹線通勤もそんなに苦では無かったけれど、最近は加齢とともに流石に朝が段々と辛くなってきたところ。それを、二週間に一回の通勤とか、必要な時だけとか、さらに柔軟に選択肢が広がることは感謝したいですね。一方で、まだ解決されていないところでは、セキュリティの観点から開発システムがVPN経由で使えない部分もあり、このあたりをどう対策するかとか新たな課題も。VPNも、以前のGatewayでは一斉に始まったリモートワークに対応しきれなくなって、急遽新しいGatewayを都内に増設したりしたけれど、どんどん本格的になっていくと、そう言うインフラ系の問題がさらに出てきそう。コロナ禍は困ったものだけれど、そこから生まれてきた新しい仕事のやり方進め方に関しては、ちょっと感謝したいかも。

過去の問題

 菅内閣が始まり、色々なことがスタートした中で、問題となった「桜を見る会」を次回から中止(予算を付けない)事に対して、早速立憲民主党の枝野代表が「過去の問題に対して、臭い物に蓋をするな」とお怒りモード。でも、これも例によって華麗なブーメランなんですよね。

問題になったのは、政府開催のイベントを地元有権者を優遇する場として利用したことなんだけれど、それは民主党時代でも同様で、当時の募集内容に関しても記録は残っている。「過去の問題、臭い物に蓋をするな」というのであれば、是非自分達の事もしっかり説明して欲しい。自分達は、これだけ厳密に候補者を選抜して開催したが、安倍政権ではこうだった、と言うだけの証拠があるなら勿論やっても良いけれど、どうせそんなものは無いだろうし、騒げば騒ぐほど身から錆が出てくるだけだろうし。

改めて立憲民主党のHPを見てみたんですが、旧立憲民主党のサイトから新しい立憲民主党のサイトへリンクがあり、そちらにとんでみたらまだここ数日分のページしか無い。仕方が無いので、旧サイトを見てみたけれど、どうも何かまとめとか特に作っているわけでも無いし、旧サイトの内容を新サイトにどの様に継承するのか、それも不明。もしかしたら、「無かったこと」にするのかしらと一瞬思ったりして。でも、これでは「昔の話に蓋をする」どころか、「昔の話はその辺に捨てて忘れる」事になるんじゃ無いのか? わざわざ以前の政党と同じ名前を選択して、わざわざ以前の政党と同じ人間を代表や主要役員を選んでいるのに、そう言う継続性を無視して「新党です(キリッ!)」というのは許されないと思うけれど。

鳴り物入り(?)でスタートした新立憲民主党なんだけれど、最新の支持政党の値では決してそんなに上がっているわけでは無いし、メディアによっては殆ど変わらない場合も。一方で自民党は菅内閣への期待感かもあってか、かなり前回からアップしており、支持率を自民党対立憲民主党で比べると10倍から7倍位の開きが生まれてしまっています。仮に今解散総選挙があったら、もう立憲民主党は全滅に近いんじゃ無いだろうか。それだけ、彼らがあえて選んで実行した「変化」は、国民の目には沿うとは見えなかったという事なんでしょうね。「過去の問題に蓋をするな」と言っている政党は、実は過去の問題どころか、現在に関してもすでに国民視線から外れているのかもしれない。

エイビーロード終了

 リクルート(リクルートライフスタイル)が提供している、海外旅行の検索サイト「エイビーロード」のサービスが、来年3月31日で終了するという記事。私は実際には利用したことは無かったけれど、旅先情報の収集とか、アクセスはしていたところ。其れ以前は、雑誌として発行されていたから、それを読むのも楽しみでしたね。「地球の歩き方」ほどでは無いけれど、海外旅行をするときに、まずは手を出してみる媒体の一つだったことは確か。

でも、今の時代はエア、ホテルの予約は、直にそのチェーンなりホテルで予約することが簡単に勝つ場合によっては安い料金も出てきたし、この手の検索・比較サイトの存在価値も下がってきたことは事実。あと、海外らのライバルサイトが、どんどん日本に進出してきたのも影響して居るんだろうなぁ。Expediaとか、最初見つけたときは「凄い!」と思ったけれど、今では普通に利用するし。

自分が海外に行きだした30数年前は、まずは情報を集める手段が少なかった。情報紙としては、「地球の歩き方」と、JTBの本だったかな「るるぶ」くらいか。出張が決まったら、まずはいの一番に書店へ行って、最新年度の「地球の歩き方」を調達するのが仕事始めみたいな物だったし。1990年代に入ると、インターネット利用は可能になったけれど、まだ検索機能とかポータルサイト自体が未成熟だったし、エアやホテルもECサイトを作るような状態ではまだ無かったし。2000年代になって、やっと現在のように個人がネットで手配して、途中の変更もや決済も含めて完結するようになったのは。

ECサイトはビジネスが絡むから、どこも一生懸命なんですが、現地情報とか旅のKnow-Howみたいなものは、当初は企業サイトもやっていたけれど、結局は「集合知」みたい感じで、実際に旅をした人や現地の人発信情報がどんどん蓄積されて、それがレファレンスになってきましたよね。マスターリファレンスとして、公的な物、公共的な物は必要だと思うけれど、これだけ個人の嗜好もバラバラになると網羅できる範囲も減ってしまう。となると、同類の嗜好を持つ人の情報を探して利用する方が効率は良い。昔は、何も分からないから何か確たる情報が欲しいと言うニーズだったものが、今では人と同じでは嫌だから、何か特別な情報が欲しいと分散多様化してきたわけで、となるとこう言う情報紙みたいな存在もどんどん淘汰されるのは仕方の無いことかも。時代の変わり目なんでしょうね。去りゆく時代世代としては、一寸寂しいけれど。

2020年9月17日

渡航危険度

菅新内閣がスタートし、そのまま外務大臣継続となった茂木外相。新政権下での会見で、海外渡航の感染症危険情報レベル引き下げ検討を表したという記事。やっと、前向きな話が聞けた気がしますが、「引き下げの検討」であり、その「時期・対象国は未定」というのでは、まだまだ先は長い。日本国内でも、まだ収束して居るとはとても言えないけれど、それでも諸外国等と比べると「安定はしている」とは言えるのでは。だからと言って、国内入国を一気に解放してしまうと、その反動が恐いのも事実。

会社の知り合いも、この時期に中国への出張があり、出国から入国してからの様子等、後に続く人のためにレポートを送ってくれましたが、以前有ったDiamond Princess号の乗客並みの隔離対策で、こりゃぁ行くも難儀、戻るのも難儀だなと再認識した次第。この10月、11月(?)位には、来年の東京2020に向けて、どの様にするのかその対策なりを決めないといけないと思うんですが、先ずはそれを睨んで対象地域を選定することから始めるのかなぁ。とは言っても、一番の目標であるアメリカがまだあんな状態だし。

来年の東京2020のためには、遅くとも2月とか3月位には方針が決まらないと困るわけで、となると年内にはある程度の道筋を付けて、最終的な判断は年明け頃にという事になるんでしょうか。そう言えば、来年東京2020を開催するのであれば、来年の国民の祝日はどうするんだろうか。今年のように、特別に移動させるのか、来年はそのままで特に移動させないのか。そっちも気になる(笑)。ただ、仮に東京2020を開催すると決めても、それで新型コロナウイルスが消えるわけでも無いし、やはりちゃんとした対策が取れないとなると、あれだけ大規模なイベントは無理。なんと言っても、まだプロ野球にしても、コンサートにしても、通常のイベントすら普通に開催出来ない訳ですからね。

来る人の心配が先ず一番だけれど、個人的には「出ていく方」が気になるわけで、これは日本だけの事情で解決出来ないのでさらに歯がゆいことに。ビジネスや留学目的などは、何とか細々と空路が続いているけれど、レジャー目的での渡航なんて全く先が見えない状態に。その分国内旅行が、Go Toの恩恵もあって少し取り戻しているのかもしれませんが、国内回帰だけで解決出来る問題でも無いし。まずは、以前も話に出ていた、中国、韓国や一部の東南アジア諸国など、日本同様に感染状況が安定している国々との、今よりは簡便な方法での渡航を再開するところから始まるんだろうけど、取りあえず今年はもう仕方ないから、来年どうなるのか、そこを早く道筋が見えるようにして欲しいですよね。その為の最初の一歩が、この茂木大臣の発言から始まって欲しい。

反射光と透過光

TLで見つけた、RICOHのサイトに掲載されていた、一寸面白い内容の記事。本などを読むときの「反射光」による「見る」行為と、モニター等で「透過光」で画面を「見る」行為では、脳の働き方が異なるため、後者の方が曖昧さが自動的に脳内で修正されてしまい、間違いに気がつきにくくなると言う話。私も経験上、Word等で文章を作成して、いざプリントアウトして提出したら、内容以前に誤字脱字や言い間違いが指摘されて戻されたことが何度もあります。ですから、何となく頷ける話ではあるんですが、それでも色々と疑問も。

まず、人間の脳がどの様に「反射光」と「透過光」を認識しているのか。どちら、目に光りが入ってきて、その信号を脳が処理していることには変わりない。一つ明らかな違いは、反射光が太陽光など一定の光りの場合ならば、透過光はモニターから発せられる光だから、高速で点滅(明滅)している光りですから、その違いが脳に働きかけるのだろうか。でも、その場合はLED照明等も明滅して居るわけだから、その反射光ならOKで、透過光だと駄目という理由がよく分からない。あるいは、紙などに反射した時に、光りの特性なりが変わって、それが三原色のフィルターを通して目に入る透過光の場合と異なることが切掛なんだろうか。素人的に思いつくのは、反射光はその反射面の持つ色の周波数が戻ってくるけれど、透過光はRGBの三色の強弱でしか無いから、その違いが脳に機能の違いを生むのかなと言う事くらい。

後思いつくのは、光の三原色(RGB)と色(印刷)の三原色(CMYK)の違い。光の三原色は、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)から構成されて、三色の交点は白色になります。これが「透過光の色」。一方で色の三原色は、シアン(明るい青色/Cyan)、マゼンタ(明るい赤色/Magenta)、イエロー(Yellow)からなり、三色の交点は黒色になるもの。実際の印刷時には、CMYKの"K"に当たる「Key Plate」と呼ばれる黒色を追加して、さらにメリハリを付けるんですが、このあたりが「反射光の色」の特徴付けになるんだろうか。透過光の場合の「黒色」は、何も光りが無い部分であるのに対して、反射光の場合の「黒色」も、三原色が混ざって全ての光りが吸収された状態だから、「同じ」事は同じなんだろうけど。どう言う理由で、脳の機能モードが変わるのか、またそれはどう言う理由からなのか、ちょっと深掘りしたい気持ちにもなりますね。

世の中はどんどんペーパーレスでデジタルデータ化が進んでいますが、実はサーバーが吹っ飛んだらデータは無くなってしまうので、こまめなバックアップとか結構手間暇が掛かります。一方で、紙媒体の記録は、1000年前とかの物でも現存しているわけで、補完性としては結構タフ。勿論、火災消失とかカビや湿気での劣化など、こちらもちゃんと保存しないと喪失するのは同じなんですが、簡単さで言えば紙媒体の方が有利なのかな。で、今回の記事を読んで思ったのが、そう言う保管耐性も重要ですが、データの信頼性も心配になってきたこと。つまり、デジタルデータだと、その時には気がつかなかったミスが内在している可能性が高いわけで、後から気づかれずにそのままずっと保管されて、後の世代ではその間違った内容が正しい物と勘違いされるかも。まぁ、紙の記録であっても、後から色々検証されて分かることも多いけれど、デジタルが主流になると尚更検証が大変になるのかな。その頃には、脳の機能がさらに機能アップして、さらに自動的に保管して修正して理解してくれるような時代になっているかも。

亜流内閣と複製野党

自民党総裁の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、「菅内閣」が始動。漢字で書くと「すがないかく」なのか「かんないかく」なのかややこしいけれど、まぁ殆どの人が「すがないかく」と読むから良いか(笑)。早速組閣されたけれど、横滑り、再任、再入閣の登用が多く、新入閣は20名中5名とやや抑え気味の感じ。少なくとも1年以内には衆議院選挙が必ずあるし、場合によってはこの秋とか年末解散の目もあるわけで、ある程度短命内閣を想定している分、確実に仕事をして支持率を維持したいという思惑が強いんだろうなぁ。

その「菅内閣」に関して、野党第一党の「立憲民主党2020」(笑)の枝野幸男代表は「安倍亜流内閣」と命名。まぁ、何か言いたいことは理解出来るけれど、こういう所にセンスの無さを感じるなぁ。自分達が戦ってきた安倍内閣に擬えたいのだろうけれど、その安倍内閣は多分史上最大の支持率で終了したわけで、国民の理解は違っている。さらに「亜流」と揶揄しているけれど、自分達は「亜流」ですらないわけで、以前の政党を複製したような物。いゃ、同じ複製でもアップスケールするならまだしも、一度は党を離れた議員を取り込んだりして居る分「劣化コピー野党」になっているわけで、亜流よりも悪くなっていないだろうか。そう言う突っ込みは直ぐに予想されるのに、わざわざ誘導するような発言を言ってしまうところに、この人の危うさというか信頼感が生まれないんですよね。8年近くも安倍政権に勝てず、辞任した後もその亡霊と戦おうとする気持ちって、一体何なんだろうか。

個人的には、菅内閣がまずやるべき事は凄くはっきりしていて、一つはコロナ禍対策、もう一つはそれによる経済の復興の二つが短期の最大目標。1年後には、否応なく選挙が控えているから、与えられた時間は最長でも1年だけれど、その直前には東京2020開催が控えているから、理想的なのは1年間掛けて政策を進めてある程度の評価を得て、東京2020の達成感・成功感の余韻で一気に選挙にというのが理想的なのかも。でも、7月に都議会選挙があるから、その直後8月とか9月の国政選挙は公明党がいやがるかも。勿論、7月の前も準備が必要だから、3月早々に予算案を通して、直ぐに解散というのがぎりぎり。その前だと、やはり年内に解散してということになるけれど、これもコロナ禍対策として目処が付かないと解散理由に乏しいだろうし。

政策の継続性があるから、野党が前政権のことを取り上げるのは仕方ないとしても、それでもそこに某かの説得力は必要なはず。例えば、コロナ対策ならば、経営危機に陥っている医療機関の救済策や、ワクチンを含めた進捗状況の見える化とか、場合によっては感染モニターアプリのCOCOAの普及率アップに対しての施策とか、幾らでもネタはあるでしょう。経済対策に関しては、Go Toシリーズを含めた更なる支援制度の提案なども良いと思うけれど、でも散々あれだけ批判した政策を今更持ち上げるわけにもいかないだろうし。こと経済に関しては、野党は「補助を出せ、支援を出せ」で終わりだけれど、初動はそれで良いとしても、継続するためにはお金を回す=仕事を作る、事を考えないといけない。でも、それを言い出すと結局はGo Toになるんですよね。まぁ、以前のものよりさらに劣る複製野党もそうですが、20年間面子が変わらない何処かの政党も困ったものだし、それなら亜流でもいいから以前の良いところを継承している方がまだ良いかな。

2020年9月16日

老いてなお盛ん

いゃ、そう言う(どう言う?)意味じゃ無くて、88歳にしてこの肉体を維持している大村崑さんの話(前編後編)。崑さんも凄いけれど、83歳の奥様・瑤子さんも凄いなぁ。特に、この腕を組んだ二人の写真ですが、奥様の腕の方が旦那さんよりも立派な気がする。大村崑さんと言えば、オロナミンCの、鼻眼鏡の印象がまずあって、コメディアンだったりしたからどうしても「面白可笑しい」印象が先に出てしまうのだけれど、この写真から受ける印象は全然違う。お二人とも、アスリートの顔だし、体型だよなぁ。うーん、自分のずぼらさが恥ずかしい...

私も小学生の頃から高校までは陸上競技を、大学から社会人になって暫くはアメフトをやって来たから、スポーツや運動の大切さは十分知っているつもり。特に、高校生時代は、当時としては最先端のスポーツ医学とかスポーツトレーニング理論に触れる機会があり、そこでかなり時代を先取りした知識を得ることが出来、社会人になるとアメフト自体が最先端の科学を取り入れたトレーニングやチームビルディングを目指している競技だから、さらに色々な知見を得る機会があり、筋トレに始まり総合的なトレーニングの重要性は十分に理解しています。しかし、残念ながら個人の意思の弱さが継続に繋がらない(笑)。

記事を読むと、RIZAPを利用しているのかな。正直なところ、RIZAPは効果もあるけれど高価でもあるので、単発で一度2~3ヶ月で落とすだけなら良いけれど、ずっと継続していくのは、まず金銭的に大変。最近では、高齢者向けに一気に落とすのでは無く、そこそこのダイエットをして健康な体を目指すメニューも開発したみたいですが、どうなんだろうか。コロナ禍もあって、ジムとかも大変で、RIZAPも一時かなり危ない状態(それは、コロナ禍だけでなく、過剰なM&Aの影響もあるのだけれど)になりましたが、最近またいつものTV-CMも積極的に打ち出してきていて、徐々に回復しているんだろうか。

元々リモートワーク、在宅勤務をしていて、標準的な同世代よりも格段に運動量が少なく、何とかしないと思いつつ月日は過ぎて(笑)、それでもこのコロナ禍で自宅トレーニングがブームみたいになり、自分なりに一寸ずつ初めて見て、やっと体重も落ちだしてきたところ。これを機会に、筋肉をなんとか戻して、贅肉やら体脂肪やらを絞り出して、健康な体を取り戻さないと。結局は「気持ち」なんだろうけど、こう言う記事を見ると大村さんよりもまだ二回り以上は若い自分は、もっともっと努力しないといけないし、出来る余地はあるはず。

国勢調査2020

一昨日、国政調査票が配布され、インターネットなら即日返信可能ということなので、早速サイトにアクセスしてみました。

予め、個々の家庭と調査票の個別番号が紐付けられているのかな、書類の外から見える左上の部分には、「市区町村コード」「調査区番号」「世帯番号」が見えるようになっていて、これを配布先世帯と配布担当者が紐付けして行くみたい。それと、内部に記載されている「ログインID」でデータ本体と紐付けるんでしょうね。私はPCサイトにアクセスして、指示に従って世帯構成や、勤務先などの情報を入れていったのですが、公のサイトにしては簡略されたデザインで分かりやすく、自分が利用したことのある中では合格点かなと言う気がします。

唯一戸惑ったのは、最後にデータ送信後、後から修正するためにデータへパスワード設定するんですが、これが一寸分かりづらかったかも。いゃ、この手の作業に慣れている人は気がつくんだろうけど、一般の人は最初にログインIDやアクセスキーを入力するときに、パスワード設定させた方が良いんじゃ無いだろうか。その時に、「後で必要になるので、手元に控えてください」とか念押しして。場合によっては、データ送信するときに、もう一度確認のためにパスワードを入力させて念押ししても良いだろうし。その時に、もし忘れてしまったとかあれば、そこでリカバリーさせるとか。

一旦書類を受け取った後は、オンラインで完結出来る利便性は大きな進歩だと思う半面、この書類を一軒一軒配布する人の手間はもう少し何とかならないかと、他人事ながら心配になります。一軒一軒、この封筒を配布するだけでは無く、その配布先の世帯主名や世帯の構成(男女の人数)もその場で控えていたので、後から付け合わせをしたりするんでしょうね。でも、大変だろうなぁ。配布の時は、天気が良かったからまだしも、これが雨の時とか配布する方も受け取る方も大変。また、うちの地区は外国人(中国、南米、北米等)も結構アパートとか持ち家で生活している人が多いので、そう言う人達に説明するのも一苦労だろうし。書類には英語での簡単な説明と問い合わせ先の記載はあるんですが、戸惑う人も多そう。このあたりは、多言語対応が簡単なネットツールを活用したいところですよね。全体で10分程で入力完了し、取りあえず義務完了。次は2025年かぁ...

やっぱり「立憲民主党」

東スポのアカウントに掲載されていた、新立憲民主党綱領の写真ですが、斯く斯く然々で強い決意をもって「民主党を結党します。」となっていて、壮大なずっこけ話に(爆)。一応気がついて訂正したようだけれど、まぁなあ...

何か、一事が万事こう言う笑いに包まれるのは、いかにもこの政党らしいと言うと怒られるだろうか(でも、実際そうなんだもんなぁ...)。でもなぁ、民主党解党から8年、その間に別の政党結党も挟んでいるのに、何故こうなるのか本当に不思議。昔のファイルを使い回しているにしても、余りに凡ミス以前の話出し、あるいは実は本当は「民主党」に戻りたかったのだろうか。段落のインデントもいい加減だし、あれだけ時間が有ったはずなのに、やっつけで作ったんだろうか。でも、ケアレスミスだけれど、政党としての底の浅さを示す、余りに致命的なミスですよね。

それよりも気になるのが、「自由と多様性を尊重し、支え合い」と言いつつも、対抗する相手に対しては「退陣」しろと排除要求しかしないし、気に入らなければ「職場放棄」するだけで、とても自由を認めて、多様性を尊重しているとは考えられない。「多様性」を言う人ほど、自分達と異なる意見の人を排除したり、敵対視する傾向が強う用に思うのだけれど、誤解だろうか。「多様性」を認めるという事は、どうやって意見の異なる相手と折り合いを付けるのか、その妥協点なり制限なりを互いに納得して決めていかなきゃいけないはずなのに。

結党大会で党の主要人事も決まったみたいですが、何かいつもの面子が並んでいるだけで、新鮮味が感じられない。これが、当選したばかりの新人議員が集まって作った政党ならばまだしも、殆ど面子は変わらず以前の政党を引き継いで、他所の政党や無所属議員が合流した「新党」。その無所属議員も、もともとは以前の立憲民主党に所属していた議員な訳で、70%位はずっとその政党に所属していて、良くも悪くも政治活動を経験している人達のはず。そこには、良くも悪くも経験してきたことの反省や実績から、さらに何か厚みのようなものが感じられるべきじゃ無いだろうか。でも、この基本理念なるものを見ても、そういう部分は響いてこない。結局は、やっぱり立憲民主党なんだよねで終わってしまうのは、考えてみたら彼らのこれまでの行動の結果なのだから仕方の無いことなんだなと、納得するしか無いのが不幸だよなぁ。

2020年9月15日

国枝、上地、優勝

大坂なおみ選手の、全米オープンテニス優勝が大きな話題になったけれど、同じ大会で車いすテニスの国枝慎吾選手が5年振り7度目の優勝を飾り、また女子ダブルスでは上地結衣選手が2年振り3度目の優勝と、日本人選手が大活躍。でも、こちらは大坂選手ほどの露出度では無い事が残念。

国枝慎吾選手は、2006年にダブルスで全英で優勝すると、2017年を除いて今回まで毎年シングルかダブルスで四大大会で優勝をしている大選手。錦織圭以選手が活躍する以前に日本の記者がフェデラー選手に「何故日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか」とインタビューしたら、「何を言っている、日本には国枝がいるじゃないか」と言われた話はよく聞く話ですが、それだけテニス界では有名だけれど、日本国内の知名度や扱いは小さいんですよね。最近になってこそ、「国枝」の名前は日本国内でも知られるようになってきた気はするんですが、去年シングルでのグランドスラムの優勝がなかったから、失礼ながらちょっとまた記憶から薄れていたような気もする。錦織選手とか大坂選手とか、あるいはゴルフの渋野選手等は、未だに以前の優勝のことが取り上げられるのにね。

所謂「障害者スポーツ」なるものを自分が初めて認識したのは、多分長野パラリンピックの時じゃ無いかと思います。それまで、例えばブラインドサッカーとか夏季パラリンピックの映像などは何度も見たことがあったけれど、そんなに興味というか関心が湧くほどの事は正直無かった。それが、長野オリンピック・パラリンピックが近づいてくると、パラリンピック競技もメディアで紹介される機会が増えて、その中で先ずビックリしたのが滑降系のスキー競技。特に、一本足スキーでの大回転競技の映像を見たときには「凄い」とただただビックリするだけ。さらには、パラアイスホッケーの迫力には、同じコンタクトスポーツの経験者としても、思わず身震いするくらいの迫力で、これで「すげー!」と一気に気持ちが切り替わり、以降は自分の中で「障害者スポーツ」から「障害者」の部分が消えていきます。

例えば、目の不自由な人には補助の人が付くけれど、ゴルフだってキャディーさんが付くし、ボクシングならセコンドが付く。手足が不自由な人の競技の場合は、義足や義手を付けるけれど、フットボールだってヘルメットにショルダーを付けるし、ラクロスやフェンシングだって同じ。そう考えると、別に手足が不自由だったり、目が見えなかったりしているから、有利になるようなことをやっているわけでは無いし、「防具」あるいは「装備」だと思えば、もうわざわざ「障害者スポーツ」と冠を付けずに、「車いすテニス」とか「パラアイスホッケー」とか、一つの競技名として呼ぶようにするべき何じゃ無いだろうかと思っています。その為にも、国枝選手や上地選手にはますます活躍して欲しいし、それに続く選手もどんどん世界に向けて進出して行って欲しいですね。

ベース閉鎖

 一般紙の産経新聞に、突然UAの話題が掲載されていてビックリ。内容は、成田のクルーベースが10月1日に閉鎖されることに伴い、離職するか他のベース(ロンドンかUS国内)へ移動するかの選択肢に悩んでいるという話。この話自体は別に最近発表されたわけでは無くて、6月のまだ新型コロナウイルスの影響が真っ盛りの頃に報道されていた物なんですよね。

元々の予定では、羽田に路線移行後も米系では最大数の路線が成田に残るから、そのままベースは残されていたんでしょうけど、今の所SFO線とGUM線だけの状態で、それ以外の炉瀬に関しては全く予定も予想も出来ない状態では、仕方ないのかもしれませんが、流石に30年近く利用してきた航空会社の話だけに何とも残念。もしコロナ禍が無くて、予定通り成田・羽田、二極体制になっていたら、羽田にもベースを作る予定だったんだろうか。

昨日の日本の報道では、成田の日本人CA150名が大量失職という点だけが、あちこちのメディアで報道されていたんですが、調べてみたら少し前にこんな記事が出ていたんですね。7月の時点では36,000人のレイオフが予想されたけれど、その後早期退職はレイオフで約半数の16,000人余りになったのは良い事なんだろうけど、それでもなぁ...

ここまで影響が大きくなると、航空需要が回復してきても路線の復航などに時間が掛かりそうですね。今年はもう諦めたけれど、来年もかなり厳しいだろうなぁ。もしかしたら、東京2020の期間だけは制限付きながらも緩和されるけれど、終了後はまた今のように厳しい状況に戻るようなことになるかも。東京2020中に、訪日観光客で陽性者とか出たら、まず望み薄になるだろうなぁ。ニュースだけ見ると、突然の話のように聞こえるんですが、少なくとも内容自体は以前から言われていたこと。だからと言って、良かったという話しでもないのですが。

2020年9月14日

発言音痴

立憲民主党改め「立憲民主党」が結党され、その初代代表に選出された「前立憲民主党最後の代表」の枝野幸男氏(棘がある言い方だなあ-笑)の、テレビ番組での発言なんですが、やはりこの人はセンスが無いと言うか、思いつきに近い感じで発言しているんだろうと思ってしまう。
「消費税を下げていくことができるかどうかについて議論すべきで、上げていくなんて論外だ」
と言っているけれど、自分達だって「下げる」なんて言う事は言ってなかったのに。先の選挙の前には、下げろ言っていてそれを争点にするかと思ったら選挙中は一切言わず、その後も「下げる」という話は国民民主党から出てきた話なのでは? で、「選挙の道具にするな」と言っているのに、過去自分達は道具に使ってましたよね。勿論、国会で十分に議論することが大前提ではあるけれど、やはり過去の自分達の発言との整合性なり、変わったのであればその説明であるとか、そのあたりが全くなく突然言い出すから、理解も支援も広がらない気がする。

さらには、
「使い切れないお金をため込んできた企業に対する課税であったり、金融所得に対する課税、富裕層に対する課税がやるべきことだ」
というのも、後半の金融所得や富裕層に対しての課税は理解出来る部分もあるけれど、「使い切れないお金」っていうのはどうなの。多分企業の「内部留保」の事を言っているのかなと思うのですが、それは今回の様な突発的な場合の予備になるわけだし、そうで無くても将来的な投資などにも向けられる物。大体それを言うのであれば、自分達で仕事をしたわけでも無いのに、年間何億円も国庫から「政党交付金」を貰いながら、それが「余っている」事は良いのだろうか。議員数に応じて、毎年必要と思われる金額が振り込まれるわけだから、翌年に繰り越す必要は無いはずで、その年度内に使い切るか、残ったなら国庫に返納するべきお金では。それを翌年に繰り越して、選挙費用にするとか、言っていることと矛盾しないか。政党交付金は一部で、多くは政治資金パーティーや企業・個人献金かもしれないけれど、それだって「使い切れないお金を貯め込んでいる」事にはならないのだろうか。今回の新党騒動は、国民民主党からの政治資金の移動が最大の目的だと思っているけれど、それに関してどれだけ使い切れないお金があるのか、是非明らかにして欲しいところですね。

一寸考えれば、素人でも思いつくような突っ込みどころの話を、何度も繰り返しているところに、その政党に対して信頼感というか、そう言うものが減っていく最大の理由になるんでしょうね。これが与党側の発言だと、鬼の首を取ったかのように攻撃して、いつものように「なんちゃら発言追求チーム」とか作って関係者を呼び出したりして、やっている感だけは存分に見せて一切結果は出さない。まぁ、いつものことだなぁと思うし、だからこそ、新党と言えども名前も同じ、面子も同じ、やっていることもだから変わらない、と何となく納得してしまいます。

ノートパソコンダイエット

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、ノートブックパソコンの外付けポートについて。昔(何時だよ-笑)の「ノートブックPC」は、「ラップトップPC」とも呼ばれていたように、デスクトップPCをバッテリー駆動にして、小型化した程度の物だったので、実はI/Oポートに関してはデスクトップ機と同じ物が付いていたんですよね。別の言い方をすると、まだ当時はデスクトップ機が主流でしたから、ノートブックPCと言えどもデスクトップ機と同じ事が出来ないとお客様特に大口の企業ユーザーには購入してもらえなかった。だから、当時のノートブックPCは、背面にはビデオにシリアルにパラレルにとデカいポートが並んでいたものでした。

当時は、画面サイズが12インチくらいでも、本体の大きさは今の15インチ、17インチクラスの大きさがあったから、そう言うことも可能だったわけですが、LCDサイズに合わせて小型化が進み、それに合わせて軽量化、薄型化が進むと、大きなポートは内蔵する事が難しくなってきて、特にシリアル・パラレルは、その用途がどんどん限定的になってきた事もあって、先ず最初に無くなった物でしたね。外付けビデオ系は一寸悩ましくて、昔からの互換性維持のためにCRT端子は残さないといけないけれど、より薄型で効率的なHDMIとかDP等は要求される。特にDPは、小型のコネクターが使えたりするので本体の小型化薄型化には是非採用したいけれど、市場ニーズを見ると中々そういうわけにもいかない。10年位、15年位前かなぁ、システムデザインや電気回路の設計に製品を売りたいマーケット担当者の間では、何を残して何を摂るのかという話しが延々と続いていた気がします。

一般のお客様にはなかなか受け入れられないのだけれど、企業ユーザの場合は「ドッキングステーション」あるいは「外付けドック」の需用はそこそこあります。ノートブックPCを接続すると、ドッキングステーションに接続されたデバイスがホットプラグで利用可能になり、そこから外せばホットアンプラグされて元の状態に戻る物。今では、殆どの製品がUSB接続して居るんですが、最初の頃は独自にコネクターを設計して、内部信号を外に摂りだしていたりしたから大変。初期の頃の製品などは、バス(Bus)信号をそのまま延長して外付けのドッキングステーションに接続して居たので、端子のかみ合わせの微妙なずれで信号が流れなくなったり、接続・取り出し時のノイズで動作不良になったり、まぁ色々ありました。暫くして、USBが登場して、かなり簡単にホットプラグ・ホットアンプラグが利用出来るようになり、デバイスの自動認識も出来るようになったので、「USB接続に変えれば良いじゃん」と当時の担当者に言ってみたんですが、色々理由があって暫くは専用のコネクターでの接続に拘る製品が続いていて、「自分がユーザーならこんなの買わないよなぁ」とぶつくさ言っていたのは内緒です(笑)。

記事にもあるように、薄型化により厚みのある外付け端子は使用出来なくなり、さらには内部に大容量のバッテリーを内蔵仕様と思うと、どうしてもそれで内部が埋まってしまい、端子を付ける場所の余裕が無くなってしまう。一方で、熱排気用の吸気・排気口は作らないといけないから、それによって貴重な単子用の「隙間」も埋まってしまう。個人的には、左右にUSB Type-C (PD対応)のポートが2箇所ずつあって、そこにUSB対応のポートリプリケーター、あるいはドックが接続出来て、USB Type-AとかHDMI/DPが使えるなら十分な気がするんですが、出来ればその接続デバイスが「カチン!」とPC本体にドッキングできるようなデザインにしてほしい。接続は、外付けのケーブルでも良いから、本体のと五日にカチンとはまる様なデザインだったら即買いします。アタッチメントみたいな感じですよね。個人的に欲しいのは、本体奥のLCDとの接続部分多ありに、横長にはまることが出来るドックが欲しい。それなら、ケーブル類が背面に逃げるし、角度が付くので廃熱にも有利。底面に固定できれば、持つときのハンドル代わりにもなる、と個人的には一番理想的なんですが。それに背面なら、ドックの固定用の爪穴とかも作りやすいだろうし。本当、何処かのメーカーで作ってくれないだろうか。やっぱり、クラファンだろか...

海外出張

コロナ後の海外出張需用に関してのコラムから。ZoomとかTeamsとか、所謂ビデオ会議、Web会議のツールが広く普及して、さらにそれまで抵抗があった会社側も否応なくそう言うツールを使わざるを得なくなって、かなりハードルが下がってきたこの半年余り。なんと言っても、コストが下がる話なので、仮に新型コロナウイルスが完全に終息しても、「じゃぁ、以前のようにFace-to-Faceで会議」とはならないでしょうね。コロナ後も、ビデオ会議、ビデオ商談、とオンライン化はどんどん進んでいくと思う。

例えば、対面販売であっても、店頭のカメラで商品を映しながら商談を進めるなんて言うこともあるだろうし、スーパーなんかのネット通販にしても、今のように予めリクエストした物を配達するだけで無く、スーパーの籠にスマホを付けて、そのカメラから商品を見ながら担当の店員さんとか言わしながら買い物する、何て言うことも普通になるかも。それをどう言うデバイスでどんな感じで実現するかは、色々技術的な物の検討が必要になると思うけれど、要するに人間の五感のうち、目(=カメラ)、耳(=マイク)、口(=スピーカー)があれば言い訳で、最低限スマホがあれば事足ります。と言うか、通信機能もあるから、スマホがそのまま活用出来る一番理想的なデバイスかも。一緒のアバターみたいな感じで使われるんじゃ無いだろうか。

とは言っても、完全にリモートで仕事が完了するかというと、なかなかそれもまだ難しくて、記事にもあるように出張機会は減っても、ゼロには出来ない。この状況なんですが、1990年代バブルが弾けて、それまで潤沢に使われていた出張旅費が一気に凍結されて、海外出張が出来なくなった頃に似ているなぁと。当時は、電話会議はあったけれど、今みたいなビデオ会議は殆ど普及して居なかったから、今以上に出張の要求度高かったけれど、如何せん一回の出張で何十万、何百万と必要となると、なかなか上司の判子も押してくれない。で、当時どうしたかというと、一人現地に送り込んで、その人に前でやらせること。元々、その人担当の仕事もあるんだけれど、それ以外の分野の仕事も日本から要求されて、言質の知らない部門や会社を走り回らないといけない。それも、アメリカだとほぼ日本と昼夜が逆転しているから、早朝いきなり仕事が降ってきたり、もう言質では夜で帰宅しようとするとやはり仕事がスタートする日本から仕事が降ってきたりする。

まぁ、言い出すと愚痴のオンパレードになるので詳しくは書かないけれど(笑)、もう「〇〇が言質にいるから、仕事頼めば」なんて気軽に無責任に押しつけられるんですよね。さらに、今回の新型コロナウイルスで海外での移動もままならないから、以前よりもずっと長期間滞在が前提になり、しかも場合に寄ったら日本に戻らずずっと行きっぱなしになるのでは溜まりません。バブル以前の余裕のある時代には、「リエゾン(Liaison)」と言って、日本と先方の連絡かがりみたいな人間が、多いときには部門毎に何人も滞在していたりしましたが、そんな仕事を別件で出張してたまたま滞在している人間にやらせるのは溜まりませんでした。リエゾンはリエゾンとして、色々な部門と関係を築いているから色々な話が出来るわけで、いきなりどこの誰とも知らない人間が担当者のところに行っても、なかなか空いて二されないことも多かったですしね。まぁ、それはそれで多少は心臓も鍛えられたし、それなりに交渉のやり方みたいな物も学ぶことが出来たから良かったけれど。海外需要も、まずは出張が復活しないとなかなか戻らないし、個人旅行はまだまだ先の雰囲気ですねぇ。

2020年9月13日

nVidia、ARM買収か?

あーぁ、Softbank、とうとう虎の子のARMをnVidiaに売却かぁ。一月位前から言われていた話で、その時には買収額は5兆6千億円(US$55B)とも言われていましたが、日経の記事では4兆2千億円(US$40B)と、結構値下げしたんですね。何とかお金を集めないといけないSoftbank Groupとしては、4兆円でも良いという所なんだろうか。

私なんかの世代だと、nVidiaと言えばグラボ(グラフィックボード)のメーカーというイメージしか無いんですが、グラボに搭載しているGPU(Graphic Processing Unit)が、所謂CPUみたいな扱い方をしてデータ処理させることで、より高速カツ大容量処理が可能になり、最近ではAI関連の分野ではnVidiaはトップランナーの一つ。昔は、DSP(Digital Signal Processor)と言う物もあって、色々なマイクロコードをロードする事で、多種多様な機能を実行させることが出来る「万能デバイス」みたいなものがありましたが、GPUがそう言うポジションになるとは思わなかった。

記事にも書かれているように、nVidiaがARMを取り込むと、ARMのユーザーは今度はnVidiaとビジネスすることになり、そこに利害関係が発生することもありうるわけで、最終結果までには色々揉めそうな気がしますね。週明けには正式発表が有るようですが、実際どうなるのか一寸注目。

全米優勝

全米オープンテニス決勝に進出した大坂なおみ選手が、元世界女王のビクトリア・アザレンカ選手を1-6、6-3、6-3で下して、2018年以来二度目の優勝を獲得。昨年の全豪オープンテニス優秀も含めると、四大大会で3回めの優勝という快挙

2018年の全米初優勝に続き、2019年の全豪での優勝と立て続けに世界のトップ大会で優勝。そのまま、全仏、全英とグランドスラムも夢じゃ無いくらいの盛り上がりを見せましたが、全豪後世界ランキング1位にもなったときに、それまでのコーチを解任した所から歯車が狂い始めた感じでしたよね。多分色々葛藤があったと思うんですが、一年近く掛けて何とか復調して、この全米での優勝に繋がったんでしょうねぇ。

大坂選手のサイズを改めて見てみたら、182cm/75kgなんですね。テニス選手だから、肩とか上半身はかなりがっちりしている印象を受けるんですが、身長が182cmあるようには画面からは感じられません。75kgと言う体重を見ても、かなり体を絞ってきているんだなぁと言う印象。国籍は日本だけれど、お父さんはハイチ系アメリカ人なので、カリブ系の柔軟な菌人を受け継いでいるんだろうかと、勝手に想像しています。

これまでの彼女の欠点は、メンタル的にちょっとした拍子に崩れるような所じゃ無かったかと思うんですが、今回の試合を見ているとそんな様子が見られない。特に、第一セットを落としても、直ぐに気持ちを切り替えて取り返して勝利していたり、長いラリーや長い試合になっても切れずにその後のプレーを続けているように見えて、精神的な成長が今回の優勝の原動力じゃ無いだろうか。年齢的にも22歳とまだまだ伸び代は大きいし、案外今年から来年に掛けて一気に頂点まで駆け上がるんじゃ無いだろうか。是非これまで以上の活躍を見てみたいですね。

機内騒動

先日のPeach機で発生した騒動に関して、降機させられた男性側の証言や、それ以外の乗客の証言も出てきて、それぞれを擁護する意見が登場しています。当事者の男性側の主張としては、

  1. 搭乗前にマスク着用要請は無かった
  2. 他社便使用時には、事前に説明してマスクを着用しなかった
  3. 健康上の理由でマスクを長時間使用する事が難しく、客室乗務員に質問をしただけ
と言う話。今の報道だと「マスク未着用」が争点に上がっているんですが、実はそれが本質じゃ無いと私は思うんですよね。

この機体は、濃霧のために出発が遅れていた事は分かっているので、出発前のマスク騒動も影響したかもしれないけれど、遅延の理由はそれだけじゃ無い。また、搭乗前にマスク着用要請は無かったとのことですが、これもご本人に直接言う事はなかったのか、空港内アナウンスすら無かったのか、そのあたりも不明。他社便では問題ないとの事ですが、このフライトでも一度は離陸しているので、実は扱いは同じと言っても良いはず。

機内では、マスク非着用者にCAさんがマスクを配布して着用を要請していたけれど、この人はそれも拒否したとのこと。さらに、座席の移動も拒否したので、周りの他の乗客が移動して、このマスク非着用者の周りにソーシャルディスタンスを作り、それで離陸したところまでは確かな様子。しかし、その後この乗客が機内で騒ぎ出したため、安全運航が出来ないと機長が判断したため、新潟空港に着陸して強制降機させたわけで、強制降機の理由は機内での態度であり、マスク未着用云々では無い。その騒動の切掛がマスクの未着用だったのかもしれないけれど、それに対してピーチ側はこの搭乗者の座席はそのままに、回りの乗客の移動をお願いして自社のルールに沿った運航をしたのだから、それは問題ない。搭乗者にしても、自分の主張を100%叶えられたわけだから、文句を言う必要は無かったはず。でも、何か癇にさわったのか何なのか理由は不明ながら騒動を起こしたのは、彼の責任。その度が過ぎれば、それなりの対応を取るのは、機長の責任です。

航空機や船舶のように、孤立した状態で何か問題が発生した場合、その場で即時の判断が要求されるので、機長や船長の権限は絶対的な物。勿論、だからと言って乱用して良いわけでは無く、今回の件も何処かで検証はされるんだろうけど、今の時代スマホで録画や録音している人も多いだろうから、そう言うものからも検証は可能なはず。仮に、この人が機内で何か不満を感じたのであれば、Peachに直接言えば良いだけの話しで、機内で騒ぐ理由にはならない。報道などでは、マスク着用の有無が争点に挙がっているような言い方をしているのだけれど、問題点はそこでは無くて機内での対応・態度なんですから、そこをちゃんと伝えないと誤解だけが広がる気がします。

2020年9月12日

AIの質疑応答

ITmediaの記事から、金擬大学がチャットツールSlackとAIを組み合わせて、オンライン事業の質疑応答を効率化するという話。実はうちの会社にも似たようなシステムが導入されていて、社内手続きとか社内OA機のトラブルなど、社内で発生する技術的、一般的な質問に対しての回答を自動化しています。

「自動化」と言っても流石に100%ではなく、Level-1, -2, -3と三段階あって、

  • Level-1:
    社内で発生した質問に関しては、基本FAQ集を最初に確認して、そこに回答が無ければ、社内サービスの特定のアカウント(AIが返信するアカウント)に対して質問をします。すると、リアルタイムにバックエンドのAIが、質問内容を解析して、幾つか回答候補を返信します。その中から近い回答を選択して、さらに詳しい内容を送信して質問内容を絞ると、最終的には必要な回答が提供されるというもの。
  • Level-2:
    Level-1で解決出来なかった場合は、担当者宛に質問をメール(あるいは、メッセージ送信)すると、担当者からメールで回答があります。中の人は、AIではなくリアルかな回答担当者なので、Level-1よりは細かく、またある程度経験値から回答してくれるので分かりやすい。
  • Level-3:
    Level-2でも回答できない場合は、担当者が直接か言わしながら、Step-by-Stepで対応することになります。一般的なサービスレベルで言えば「訪問修理」みたいな感じかな。場合によっては、こちらのデスクトップを共有化して、実際に発生している問題を観ながら対策してくれたりします。
過去、何度利用した事はあるんですが、正直Level-1で完結したことはありません。一応、複数言語対応してくれていて、日本語もその一つなんですが、なかなか埒があかなくて、英語で質問するようにしているんですが、それでもちゃんと回答に行き着いたためしがない。Level-2で何とか解決するんですが、Level-3まで行くことも何度かありました。技術的な事は、向こうも専門家では無いので仕方ないとしても、社内手続きとか一般的な話に関しては、もう少しLevel-1の制度を上げて欲しいと頃なんですが。

一つ感じるのは、AI活用するにはかなりの量のサンプリングデータを利用して、十分に学習させないとなかなか的を射た回答は出てこないという事。うちの会社は全世界で数万人規模の会社だけれど、質問頻度とか質問内容等を考えると、一つの問題に対して多ければ数万規模のデータが集まるんだろうけど、そうでも無い質問の場合は数千とか数百くらいのサンプルしか集まらないんじゃ無いだろうか。私は、AIは専門ではないのですが、過去社内の論文査読などをしているときに関連した論文を読む範囲では、問題点としてあげられたトップは、社内での事例数が少ないのでサンプリングとして不十分という事。近畿大学は、日本でも有数のマンモス大学だけれど、それでも学生と恐縮員で37,000人位。その中でサンプリングして行くことは、なかなか大変なような気がする。ただ、小さな事例だろうと、条件が不十分だろうと、この手の技術は実際に利用して作り込んでいかないと将来も無いわけで、そう言う意味では近畿大には頑張って欲しい。

秋冬用マスク

ここの所、以前のような「酷暑・猛暑」から少し和らぎ、朝も起きて直ぐにエアコンを付けなくても、窓を全開して扇風機を回せば、午前中結構な時間帯まで凌げるようになりました。以前だと、午前中買い物をするためにマスクをして外に出ると、それだけで「ヴッ」という感じで躊躇する位でしたが、ここ最近はそんなに抵抗感もなくなりちょっと楽に。

季節の変化が感じられるなぁ等と思っていたら、今朝のテレビで「夏用マスクから、秋冬用マスクに」という特集みたいなコーナーがあり、「をぃをぃ、商魂逞しいなぁ」とちょっと感心することに。夏用マスクでは、通気性とか冷感素材を使用した物が登場しましたが、秋冬用はある程度保温性があったりする物が中心みたい。昨年というか、今年の初めはいきなりの新型コロナウイルスの流行で、とてもそんなことまで考える余裕はありませんでしたが、今年はコロナだけでなくインフルエンザとか風邪予防も兼ねて、かなり色々な種類やデザインの物が登場するんでしょうね。現在では、色々なメーカーがマスク製造に参入しているけれど、さらに多種多様な企業の参入や、思いも掛けない商品が登場してくるんだろうか。

ここでふと思いだしたんですが、来月末にはハロウィーンがやって来ます。今年は、顔に被るタイプとか前を隠すような、「マスク兼用の衣装」が激増するんじゃないだろうか。実は、アメリカンヒーローが被る仮面って、目元は隠すけれど口元は隠さないマスクが多いんですよね。バットマンしかり、キャプテンアメリカしかり、多くのヒーローは「マスク=目隠し」。日本の場合は、逆に口元を隠して、目の部分は出すタイプが多いんじゃ無いだろうか。ヒーロー物の原点「忍者」が、顔を布で巻いて芽だけ出すことに始まるからだろうか。でも、日本のヒーローは「変身」しちゃいますからね。となると、下面も何もあったもんじゃない。唯一例外的なのは、「下面の忍者」の赤影くらいだろうか(笑)。以前、日米のフェイスマークの違いの話が有って、アメリカでは口のキャラクターを変えて表情を出すけれど、日本では目の部分のキャラクターを変えて表情を出すみたいな話があって、何となく納得出来る気がしますね。つまり、それぞれ顔は隠すけれど、自分の表情なり感情は伝わる部分は残しておくのかな、と。

とある記事で、今年は子供の感染症が圧倒的に少なくて、小児科医が廃業するくらいのレベルという記事を観ました。例年だと、例えば春先とか、夏の間とか、結構大きなピークがあるのに、今年は年の初めは同じような感じだったのが、3月くらいからずっとフラットな状態が続いているらしい。マスク着用で、大人からの感染が防がれていることが大きいと思うけれど、さらには手洗いやうがいの励行も、かなり影響しているんじゃ無いだろうか。昨年終わりから今年初めに欠けて、コロナ禍に対しての注目が広がる中、例年ピークになるインフルエンザの症例が格段に少なくて不思議だったのですが、今年ももしかしたらその傾向が生まれるのかも。コロナ対策が結果的に感染症対策になっていて、全体の症例が減っているのは良いことだと思うけれど、肝心のコロナが終息しないと、なかなか今の状況は終わらない。また、終わったら終わったで、一気に今のマスク、手洗い、うがいの習慣も止まってしまい、また以前のような感染症が広がる状況に戻るのも考えもの。マスクに関しては、もう少し緩くなっても良いとは思うけれど、手洗いとうがいの習慣化は今後も維持したい習慣かも。マスクも、例えばネックウォーマーと組み合わせてお洒落なデザインな物が登場したら、あるいはマフラーと共用出来るような物が登場したら、結構冬の新しいスタンダードとして定着するかもしれない。まぁ、何かひと味変わる冬、に今年はなりそうですね。

NFL 2020開幕

NFL2020シーズンが、Texans vs. Chiefsの試合でスタート。試合は、地力で優るChiefsが34-20で開幕戦を勝利で飾ったけれど、やはりいつもの開幕とは空気が違いましたね。

先ず一番大きかったのは、観客の少なさ。開幕戦、しかも昨年のSuper Bowl Championチームの試合ともなれば、スタンド満席は間違い無しなんですが、この試合ホームKansas Cityは、17,000人以下に観客を制限しての試合開催。満席で8万人以上のキャパがあるはずなので、1/4を下回る人数ではやはり空席が目立ちます。中には、無観客試合を予定している試合もあるので、どうなるのか不安。7万8万普通に入るスタジアムに、観客がゼロですからね。昔仕事でFloridaに居たときに、Miami Dolphinsの試合が地元であったとき、ハリケーンみたいな天候の中試合があり、だから殆どの人はスタジアムへ行かなかった(いけなかった)事がありました。その時には、朝から「チケット余ってます」みたいな広告がテレビで何度も流れて、試合自体はBlackoutで地元では放送されないんですが、ESPN何かのNFLダイジェストで見たら、悪天候の大雨でスタンドはガラガラ。基本、雷以外の悪天候では試合中止にまずならないNFLならではだなぁと、編に感心した記憶がありましたが、その時でも確か2万人位は入っていたと思います。

フットボールは、頭部を守るためにヘルメットを着用しますが、その前面顔の部分にはやはり防御用に棒状のカバーが付いています。これを"Face Mask"というのでちょっとややこしい(笑)。そのFace Maskの隙間から相手の手や指が入ってくる場合があるので(その行為は反則)、以前から透明なプラスチックの"Face Shield"で目の前とか場合によってはFace Maskの全面を覆う選手もいます。今回の新型コロナウイルス対応で、このFace Shield着用者が増えるかと思ったんですが、この試合を観る限りではそんなでも無い印象。人によって好き嫌いがありますし、幾ら透明と言っても、やはり目の前にあると気になる物ですしね。

サイドラインのコーチやスタッフもマスク着用姿が目立ちましたが、ChiefsのAndy Reid Head Coachは医療関係者が使用するような、頭に被って顔の全面が覆われる透明なFace Shieldを着用。コーチは、ヘッドカムを使用するので、口元にマイクブームが来ているんですが、多分それと干渉しないように通常のタイプのマスクでは無く、こう言うタイプを使用したんでしょうね。で、呼吸で口のあたりが曇って隠れるのは、口元が読まれないために逆に良かったかも。普段なら、プレーチャートなどで口元を覆って話をしますから。でも、この日は雨が降ってきたりして、そのうちにシールドが水滴が曇ってしまい、かなり手元のプレーチャートは見にくかった様子で、なかなか面倒くさそう。ドームスタジアムのチームだとそう言う心配はあまりないのでしょうけど、屋外スタジアムのチームでは天候に左右されるので、今後の対応策が必要かも。なかなか見ているだけでも大変な試合でしたが、まずはスタート出来たことに感謝。日本でも、一月後に無事にキックオフされることを祈るばかりです。

2020年9月11日

UA減便

久しぶりにUAのニュースを見たと思ったら、減便の話でがっかり orz

HND-ORDが一時運休となり、NRT-EWRがデイリーから週6便に減便。残りのNRT-SFOは現状のままデイリーで、NRT-GUMはデイリーに週3便が追加されて、週10便となりますが、まだまだ気軽にSFOやGUMにいけるような状態ではないし。

少し前に、UAは米国国内線のキャンセル料変更料の無料化を発表したりしましたが、米国国内へ移動する手段が事実上無い現状では「画に描いた餅」状態。シンガポールとか台湾とか、ボチボチ国際線の服便の話も聞こえてくるけれど、如何せん以前のように気軽に出かけられる状態からはまだまだ程遠いわけで、何とも歯がゆい状態が続きます。

もう随分飛んでいないので、国内線で気を紛らわせようかなぁとも思いつつも、今の所自宅から出る理由も余り無く(仕事は、ほぼ100%リモートワークになったし)、何とも微妙な所。今月は連休があるから、本当なら何処かに出かけたいところですが。「Go Toトラベル」とか、「Go Toイート」とか、是非サービスを利用して観たいのですが、そのチャンスがないのが何とも困ったところですね。本当、今年は旅行関係の話題に関しては、愚痴しか出てこない...

銀行サバイバル

ドコモ口座を利用した、不正預金引き出し事件。個人的には、ユーザー拡大を優先したドコモ側のシステム設計の甘さが原因と思いますねぇ。ドコモユーザー対象なら、ドコモの電話番号と紐付けすればそれなりの対策になるはずなんだけれど、ドコモユーザー以外にもこのサービスを展開するにあたっては、やはりSMS等での二段階承認をするとか、少なくとも銀行口座以外の本人確認をするべきでしたよねぇ。

ユーザー側の利便性を考えると、勿論簡単に利用開始出来るほうが良いわけですが、それによってリスクが増えるのは困る。ただ、それならシステム全体を俯瞰して、全体としてリスクテイクできる仕組みを考えれば良かったのが、今回は銀行側のシステムが地銀や大手で異なることもあり、その間隙を付かれたという感じですね。一方でドコモ側も、「dアカウント」というドコモのアカウントを作らせるのに、その作成にはメールアドレスだけあれが可能というのも安易。せめて相手の電話番号を登録させて、SMSでの確認ぐらいはするべきだと思う。将来的には、例えばマイナンバーカードのNFCを利用してユーザー確認と、口座などのアカウント接続をするような仕組みになれば、本人以外の悪用は可能な限り回避できると思うけれど、まだまだそこまで行くには遠いだろうし。

今回問題のあった11銀行は、自分の取引銀行ではないので取りあえず大丈夫だとは思ったんですが、念のために銀行とdアカウントのそれぞれのアカウントを開いて、問題ないことを確認しました。銀行の口座は、諸般の事情で複数あるんですが、基本全てネット上で入出金を管理しているので、毎月一回クレジットカードの履歴を確認するときに、一緒に確認するようにしています。まぁ、そう言う個人的な防御策は最低限必要だとは思うけれど、本来最前線となるドコモや銀行側でも、もう少しちゃんと対策をして置いては欲しいと思いますね。

バブルの頃は、地銀や第二地銀と呼ばれるようになる、相互銀行や信用金庫なども、結構鑑定系システムに投資をしていましたが、バブル崩壊以降よほど体力が無い限りは共同システム構築が進み、その場合もどうしてもコストが重要課題の一つになるから、ある程度妥協をせざるを得ないのかなぁという気も。まぁ、都市銀行にしても、当時は13銀行(13行→15行→13行)あったものが、今では4行(みずほ、三菱UFJ、三井住友、りそな)ですからね。さらに最近では、地方銀行は半減するという話も出てくるくらいで、大手と言えども生き残りには必死。そんな状況も、今回の事件の遠因の一つかなあ。まぁ、まずはドコモ側の対策が第一で、次に銀行側システムの改善が必要だけれど、特に銀行側としては寄り信頼性の高い、且つ銀行横断的に利用出来る共同システム化みたいな話にも広がるんじゃないだろうか。それは、イコール銀行再編にも繋がる話ではあるだろうけど。

新?立憲民主党

合流、新党の話はずっと前から始まっていたのに、元々そんなに話題になることもなく、さらには安倍総理辞任による自民党の総裁選挙に全くかき消されてしまった、旧立憲民主党と旧国民民主党の合流による、新党の代表選出と新党名決定の話。「新党」と言いながら、「新代表」は旧立憲民主党の枝野幸男代表が選ばれて、新党名は旧名と同じ「立憲民主党」というのは、何か悪い冗談じゃ無いかという気がする。それなら「新党」じゃ無くて、分党した国民民主党の一派を吸収した、でいいじゃん(笑)。

党勢拡大のためには、まずは所属議員の数を増やすことは一番の方法だと思うから、他党から移籍議員を獲得することは間違いじゃ無い。けれど、わざわざ「解党」して同じ党を作り直すのは、結局は色々問題を起こして離党し、今は無所属の元所属議員を取り込むためというのが見え見えで、ある意味「政党ロンダリング」みたいで感心できない。離党した元の政党がそのまま残っているのに、そこに戻る事が何で許されるのか、離党させた側の責任ってどうなるのと、小一時間。そう言うしらけた雰囲気は多くの国民も感じているんでしょうね、最新の世論調査の一つですが、自民党に対しての支持率が大きく上がっているのに対して、立憲民主党は1ポイント下げています。立憲民主党の支持率は、一時は10%前後あったことを思うと、かなりの衰退と言えるのでは。

その枝野代表、代表選後のコメントがよく分からない。
「ノーサイドだとは思っていない。いよいよプレーボール。ここから本当の戦いが始まる。国民のために戦う立憲民主党、ともに前に進めていこう」
「ノーサイドだと思っていない。」と言う事は、彼と誰かが戦っていたけれど、まだ試合は終わっていない、あるいは終わったけれど相手を許さない、と言う意味に取れるんですが。普通に考えると、これは代表選の枝野vs泉、あるいは旧立憲民主党vs旧国民新党の戦いがあった、と思うのが自然。でも、それが「ノーサイドでは無い」と言っているのは、党内対立はまだ続くという意味何だろうか。「いよいよプレーボール」以降の話は、対与党という意味何だろうと思うんですが、そうなると最初の「ノーサイド」の話と整合性が見つからないわけで、どう言う言い方をしたのは不思議です。 多分「これで終わりではなく、これから始まるのです」みたいな事を言いたかったんだと思うのだけれど、ラグビーの用語と野球の用語を並べて使うのは違和感を感じるなぁ。そう言うちぐはぐ感って、この人達の行動様式にも表れて感じるものと同じだと思う。

来週にも党内人事も決まり、「新立憲民主党」が始まるわけですが、次の目標は「選挙」。まだ与党自民党の総裁も決まらないので、いつになるかも分からないけれど、河野防衛大臣が「10月」なんて言ったりしたから、俄然早期解散総選挙の芽も出てきました。まだ新型コロナウイルス禍も収束して居ないけれど、来月くらいにある程度落ち着けば「冬場の予想される流行期に対応するため」という理由で、解散総選挙に持ち込むことも無きにしも非ずかも。ただそうなると、菅さんとしても長期政権を狙うことになるわけで、その後が大変そうな気もしますね。その代わり、10月とか11月の選挙なら、新立憲民主党は準備が整わないから、かなり厳しい結果になる事は確実だろうけど。いずれにしても、代表の顔は同じ、政党名も同じ、党役員は多少変わっても、そんなに違いが感じられるわけでは無い。これで、国会が開いても、やっていることは「何とかタスクチーム」を立ち上げるだけと同じ事をやっていたら、衰退傾向の支持率がさらに下がるだけな事は確か。次の選挙で敗退したら、また分裂するんじゃ無いだろうか。と言う気がしています。

2020年9月10日

NFL 2020

日本のフットボールシーズン開幕は10月まで伸びましたが、本場アメリカのNFLは、この週末からいよいよ2020シーズン開始。NFLの試合は、基本毎週末日曜日に開催されますが、昔から1試合は"Monday Night Football"として月曜日の夜に開催されます。さらに2017年からは"Thursday Night Football"として木曜日の夜に開催される事に。中継放送局が増えたための措置なんですが、それだけ魅力的なコンテンツということなんでしょうね。今年の開幕戦(=Thursday Night Football)は昨年のSuper BowlチャンピオンKansas City Chiefsと、そのChiefsにSuper BowlへのAFC Semi-fileで敗れたHuston Texansとの対戦で、なかなか面白い試合になりそう。この試合は、幸いにも今年もCSのG+で放送予定が組まれていて、日本時間の11日(金)の朝09:30から放送予定。丁度リモートワーク中だし、多分横目で見ながら仕事をする(試合を見ながら、横目で仕事をする?)事になりそう。また、NHK BSでも、1試合は毎週放送されそうで、最低限の飢餓状況は何とか満たされそう。

NFLの試合は、前32チームが毎週対戦するんですが、17週のうち1回は試合が無い週(Bye-week)があるため、試合数は各チーム16試合。32チームは、16チームずつAFC(American Football Conference)とNFC(National Football Conference)に別れ、さらにその中で4チームずつの、North, South, East, Westの4 Divisionに別れています。Division内の4チームは、Home/Awayで2試合ずつ6試合を消化し、それ以外の10試合は、同じConference内の他Divisionのチームとの対戦や、Cross-Conferenceの試合も。基本、勝利数で順位が決まりますが、同率の場合はブロック内での対戦結果が優先したりとルールが決まっているので、まずはブロック内の相手を叩くことが最大の目標になります。レギュラーシーズンゲーム17週終了時点で、各Division 1位チームがSuper Bowl Tournament進出が決定し、それ以外の12チームのうち、成績上位2チームもWild-card(*1)として、合計6チームがSuper Bowl Tournamentで戦う、Play-offに。その最後が、AFC vs. NFCのSuper Bowlになるわけです。

[2020/09/11追記] 開幕ゲームを観ていて知りましたが、今シーズンからWild-cardチームは2から3チームとなり、 
  1. 2位チームと7位チーム、3位チームと6位チームがWild-cardで対戦し、勝者同士がConference Semi-fileを戦う
  2. 4位チームと5位チームがWild-cardで対戦し、勝者が1位チームとConference Semi-fileを戦う
という、かなり変則的なトーナメント戦になるようです。全体の1位チームはWild-card Roundが免除されますが、それ以外の6チームはなかなか厳しいトーナメントになりそうですね。

テレビ放送は、16ないし15試合のうち、1試合はMonday Nightで月曜日の夜に開催。さらに1試合は、Sunday Nightで日曜日の夜に開催されます。残り14ないし13試合は、日曜日の午後に13:00頃からのグループと、それが終わる16:00頃からのグループに別れています。昔は、3大ネットワーク(NBC, CBS, ABC)が、例えば昼間の試合はNBCとCBS、Monday NightはABCと毎シーズン契約していましたが、そこにFOXが割り込んできて放送局が増えたためにSunday Nightが出来たり、さらにESPNも参入したので、レギュラーシーズン放送とは別にPlay-offの放送契約を分けたりと、フットボールとTV放送は切っても切れない関係に。プロスポーツの中で、NFLは年間多くても20試合程度しか無いわけで、その希少性を逆手にとって高付加価値コンテンツとしてTVを上手く利用していますよね。で、そうなると試合を見る機会は、木曜日1試合、日曜日に3試合、月曜日に1試合の5試合。昼間の試合は、今でこそ衛星放送とかNFL Networkで複数の試合を観戦出来るけれど、以前は地元放送局の試合しか視聴できず、しかもローカルで開催される試合はBlack-outされて放送されない(スタジアムに来い、と言う意味)。それでも、贔屓チームの試合は観たいしなぁということで、明日からのシーズン開幕を前にして、悩んでいるのがNFLのGamePassを契約しようかどうかという事。

三つの会員クラスがあり、最上位のProだとLive観戦は勿論、見逃し配信で後から中継を観戦することも可能に。年会は26,000円ちょっとなんですが、週会員(約2,700円/週)もあるのどうしても観たいときにはそちらを選択することも出来ますが、まぁ年会費を払って何時でも観たいときに観たいし。例年だと、シーズンが進むと段々と年会費がディスカウントされてきたりするので、ある程度贔屓チームの動向を確認してから契約するというアイデアもありますが。今年は贔屓チーム以外のチーム動向も気になるんですよね。例えば、Washingtonは、昨年まで使用していたニックネーム"Redskins"の使用禁止を表明しているので、今シーズンはどういう風にチームデザインするのかとか、Los Angelsに移動したRamsの新スタジアムとか、興味は尽きません。まぁ、色々悩むのも、シーズン直前の楽しみの一つかな。

Metal Galaxy

BABY METALが今年の初めに幕張メッセで開催した、ワールドツアー日本公演のBlu-rayが到着。2日間の公演が、それぞれ1枚のBlu-rayに治められた2枚組作品。ファンクラブ会員向けには、もっと色々発売されているんですが、非会員一般向けの作品としては久しぶり。

最初は3人組でしたが、YUI-METALが脱退して、いまはボーカルのSU-METALと、ダンスのMOAMETALの二人体制。以前は二人だけでパフォーマンスしていた時期もあったけれど、昨年くらいからサポートメンバーが入るようになって居ましたが、どうも元の3人体制に戻すつもりはないらしく、見た目は以前のような3人組でのライブはするものの、その3人目は毎回変わるような仕組みに。「アベンジャーズ」と言うらしいけれど、まぁライブの旅に誰がでるのかという新しい試みは良いとして、やはり個人的には以前のような固定メンバーの"BABY METAL"が良いなぁ...

まぁ、いい年したおっさんがぶつくさ言うような台詞じゃ無いのだけれど(笑)。でもね、BABY METALも、もう10年ですよね。このチームを認識したのは5年ほど前だけれど、見事にツボにはまり以来ずっと追っかけています。iPhoneで一番のローテーションは、すべてBABY METALの曲ばかりだし。当時は、子供っぽい歌い方でもあったSU-METALは、もう立派な歌唱力のあるシンガーになったし、MOAMETAL(やYUI-METAL)のダンスも、やはり成長とともに欠かせない物になってきたと感じられるし。彼女たちが誕生した「さくら学園」は、今年度で解散終了するみたいで、それはそれで残念なんですが、こう言うタレントを生み出してくれたことには個人的に感謝したいですね。

まだBlu-rayは再生していないのですが、この週末はNFL観戦の合間にワイン片手に楽しむ予定。10周年が、新しいステージの始まりになるのか、あるいは一つの区切りになるのか分からないけれど、彼女たちの音楽やステージに触れることが出来たことは、一つの幸せだなぁと感じますね。

Zoom作法

最近では普通に使うビジネスツールの一つになったビデオ会議システムの一つ、Zoom。そのZoomが、表示される参加者の位置をカスタマイズ出来る機能を提供したことで、「偉い人を上に表示する」みたいな、日本的解釈が流布されて「Zoomマナー」なる言葉まで出てくる始末。Zoomとしては、単に表示位置をカスタマイズするためだけに提供したものが、日本で勝手に拡大解釈されたみたいですが、Zoomに取ってはいい迷惑かも。

社内のビデオ会議では、Zoomは殆ど使われず(社外のお客様との会議の時には、お客様側事情で使用する事がたまにある程度)、基本はTeams時々Skype for Business(以前から使っていたから)。あと、個人的事情でWebExを使う場合もあります。Teamsを使い始めた頃は、上司も物珍しいのか「よし、今日のミーティングは全員顔出しで」とか言っていたんですが、いつの間にか社内のビデオ会議は音声のみに戻っています。まぁ、理由は色々あると思うんですが、想像するに、

  1. 皆さん自宅からの会議参加なので、背景が映り込んだりして慌てる(ダミー背景も使えるけれど、結構違和感を感じるし)
  2. 基本仕事の会議なので、PowerPointとかExcelとかメールとか、色々な資料表示をしないといけない。それも、ミーティング中ずっと表示するわけで、となると参加者のビデオ映像はサムネイルでまとめられてしまうから、表示している意味が無くなります。また、参加者が多ければ、全員が表示されるわけでもないし
  3. あくまで感覚的な物ですが、やはり映像ありの場合と音声のみの場合では、トラフィックに影響があって、音声のみの方が回線も軽くて安定している気がします。
  4. 面接とか個別のインタビューとか、相手の表情を確認しながら話をしたいという場合を除けば、取りあえず相手の顔が見えないと困るという理由は殆ど見つからない
特に、ビジネスにおいては2番目の理由が大きいんじゃ無いだろうか。私も、参加者の顔を映し出す暇があるなら、それぞの資料を代わりに表示していて、必要な時にはどんどん切り替えてメイン画面に表示させて使用する方が、よっぽど生産性が上がると思うし。うちの会社は昔からフランクな社風で、偉い人と言えども会議に遅れて参加して席が無ければ、後ろの方の席に座ることもあったし、余り席次と言う事を意識しない。それはUSに出張して向こうの会議に参加しても同じで、場合によってはもっとフランクなことも経験しているので、多分日本の企業には再就職は出来ない体にすでになっていると思う(笑)。

日本企業の硬直性は昔から言われていると思うけれど、会議の内容以前のその体裁に拘るところも大きな理由だと思います。例えば、何か表彰式とか入社式みたいなイベントなら、その会社の社長とか部門責任者とか、組織体としての表現は意味があると思うけれど、一般的な会議であるなら、その会議の主役は会議の主催者(=Chairperson)であるし、重要なのはその会議で問題を定義する人、それに対して対策を考える人。勿論、役員の承認が必要、決断が必要という場合もあるけれど、そうでないときには会議の中での立場はある意味逆転するわけで、そう言うことを無視して開催する会議体というのは、無意味に近いし単なる「儀式」でしかないでしょうね。まぁ「Zoom作法」なんていう言葉が生まれてくるのは、何かそう言うことを定義して相手よりも優位に立ちたいというような暗黙の要求があるんだろうか。本当に「Zoom作法」を言うのであれば、表示の位置でとやかく言うのではなく、ちゃんとしたカメラやマイク、安定して高速大容量回線の準備、家族や周りの騒音に邪魔されない作業環境というような、「見えないけれど本質的な部分の作法」をちゃんとして、他の参加者に迷惑を掛けないようにして欲しい(笑)。

2020年9月9日

航空保安官

一昨日の釧路空港発完済空港行きのPeachの機内で、マスク着用を拒んだ乗客が、さらに機内で迷惑行為をしたために、新潟空港に臨時着陸して降機させられた事件ここに動画もあるんですが、酷いなぁ... マスクの不着用だけでは搭乗拒否できないのかもしれないけれど、よく搭乗させて出発したと、逆に感心してしまいます。

この釧路空港発関西空港行きのPeach MM126便は、元々の出発予定時刻は12:30。それが、当日の天候不良(霧)と乗客とのマスク着用に関してのトラブルで、13:15出発と45分遅れている。報道によると、どうしてもマスクを着用しないし自分の座席の移動も拒否したというので、回りの乗客3人の席を移動させて、ソーシャルディスタンスを作って対応した様子。それが逆にこの乗客の気に触って、離陸後も騒いだんだろうなぁ。新潟空港に臨時着陸したんですが、距離的に離陸して直ぐに騒ぎ出して、早いタイミングで機長が決断したんでしょう。「なんで新潟空港」と思ったんですが、釧路空港から関西空港への空路の途中にあることと、Peachの就航地でもあるので、それも理由なのかも。この乗客が関空から何処に移動する予定だったのかは不明ですが、新潟で降ろされたのは、それなりの懲罰的な意味にも結果的にはなったのかな。

記事では「マスク着用をめぐるトラブル」と書いていて、実際マスク着用の有無が理由なんだろうけど、本質は機内で騒いで安全運航を妨げた行為が理由ですよね。ただ、Peachのサイトを見ると、マスク着用に関しては「お願い」で必須項目のようには記載されていません。一方で、ANAの同様のサイトには明確に、
空港および航空機内においては、お客様同士のご不安解消のため、マスク等*を必ずご着用ください。
但し、乳幼児を含む小さなお子様や、着用が難しい理由があるお客様は除きます。
マスク等を着用されないお客様、ならびに発熱など体調がすぐれないお客様のご搭乗をお断りする場合がございます。(筆者強調)
と、搭乗拒否も含めての対応が明記されています。この場合なら、離陸前の搭乗拒否も可能だし、今回の場合は拒否すれば、その後の遅延などのトラブルも回避できたんでしょうけど。

私は、幸いにもこの手のトラブルには遭遇した経験は無いのですが、日本人以上にアメリカ国内線だとこの手の「我が儘ちゃん」「困ったちゃん」は居そうだなぁ。ただ搭乗前だと、アメリカの場合場問答無用に搭乗拒否されるから、案外機内でのトラブルは少ないのかも。さらにアメリカの国内線だと、航空保安官が隠れて搭乗していて、万が一の場合にはその場で「御用」となる場合も有るみたいなんですが、日本でそれをやるとしたらどうなるんだろうか。流石に警察官が搭乗するのは無理があるだろうか。航空会社が契約している保安警備会社の職員が乗客に紛れて搭乗して、万一の場合には対応するのかもしれないけれど、国内法がどういう風になっているのかなぁ。誰が悪いわけでは無いけれど、やはりずっと続く「コロナストレス」も原因の一つにあると思いますね。で、この状態がさらに続けば、航空機だけで無くバスとか電車とか、そう言うものでも起こる可能性はあるだろうし。決して遭遇したいとは思わないけれど、自然災害と一緒で万一の場合に備えて、それなりに覚悟は必要な時代なのかも。

「今の」メディア不要論

現代メディアに掲載された、ちょっと(かなり?)自虐的な記事。トヨタ自動車の豊田彰男社長の株主総会でのスピーチから、メディアの存在価値についての記事なんですが、全体を読んだ印象としては、まだ身びいきな点が感じられる言い訳的な内容かなぁと言う感じ。最初に書かれているトヨタ社長が引用した「ロバの話」は有名な逸話で、元ネタはイソップ童話の一つ。「夫婦」は「老夫婦」だったり「親子」の場合もあるんですが、ロバを市場に売りに行く途中に、回りから色々と批判されて、ロバに乗ったり乗らなかったりする様子を、豊田社長はメディアの無責任な態度に擬えているんでしょうね。で、豊田社長は話さなかったみたいですが、イソップ童話ではどの様にロバを使っても回りから文句を言われるので、最後はロバを棒に括り付けて、二人で担いで運ぶことにします。で、橋を渡っているとロバが暴れてその棒が折れてロバは川に落ちてしまい、結局は回りの言う事ばかり気にしたら、大切な物を失ってしまうと言う逸話になっているんですよね。

現代メディアの記事では、前半では豊田社長に同調する経営者のコメントを紹介しつつ、中頃からはメディアOBの大学関係者のコメントなどを取り上げます。そしてメディアとしての役割だとか、一方的に企業から出される情報だけでは消費者にとって必要な情報が得られないというような反論を掲げて、最後には「損をするのは誰か」と、受け取り側=読者・視聴者の不利益を臭わせて終わります。まぁ、編集部の記事だから身びいきな内容になるのは仕方ないのだろうけど、「相互不信は問題」と原因はそれぞれにあると良いながらも、そこで自分達側の問題点に関しては言わず、相手側(=企業側)の解決策を希望するような形で終わっています。そういう所が、この問題の原因の一つなのに。

記事の中で、企業側のコメントとして「10分の話が10秒になる」と書かれていますが、これ自体は仕方ないこと。現実の時間幅をそのまま掲載していくのは物理的に無理。だから、メディアはその内容を「編集」するわけで、その為に「編集権」も認められています。「編集権」とは、例えば飛行機とか動物など実在の物を参考に、その何分の一かのフィギュアを作るような物。ただし、実物そのままに作るのでは無く、冗長な部分を整理したり、重複している部分を削除したり、そう言った作業が加わるから、ある意味元の形を残しつつ縮尺してデフォルメしたフィギュアを作るようなものじゃないかと。その時に、どこを強調するのかどこを省略簡略化するのかによって、そのメディアの特徴なり個性が生まれてくるもので、それはそれで許されると思うし、企業としての努力目標の部分だと思います。ところが、今のメディアの多くは、実物に存在しない物を付けてみたり、幾らデフォルメすると言っても実物の許容範囲を超えた変更をしたり、場合によっては勝手に色づけしたり、形を変えたり、そういう部分が「ロバの話」に繋がるわけです。そう言うことをする理由なり意図なりが自然と分かるとか何か説明があるならまだしも、全く目的が把握出来ないのにそれが「事実」と言われるから、企業側としても独自の対策が必要になるのだと思うんですよね。

メディア側にしても、例えばファクトチェックと言って、検証作業のような行動を見せているけれど、そのファクトチェックの再ファクトチェックが必要と思われる内容が多いのも事実。良質の番組や報道に対しての表彰も色々あるけれど、身内同士のよいしょ合戦のような場合も多い。BPOという検証期間は設けたけれど、そこで俎上に上がる番組よりももっとBPOで検証されるべきと思われる番組は野放しのまま。記事の中では、企業とメディアの「相互不信」を上げているけれど、メディアは、自らと情報の受け手との相互不信も存在して大きくなっていることを自覚するべきだと思う。それが、自らの自己改革で実現するのか、ネットなど他の媒体による圧力でさせられるのか、その違いはとても大きく重要です。そこしか、今のメディアが生き残れるチャンスは無いと思うなぁ。

尖閣衝突事件10年

民主党政権時代には、今思いだしても色々大きな事件が発生したんですが、外交的に一番大きかったのは、この尖閣諸島近海での中国漁船船長の拿捕事件と、その後その船長を無罪放免して非難を受けたことでしょうね。尖閣諸島の領海内で違法操業していた中国漁船に対して、海上保安庁の巡視船が監視業務をしていたところ、中国漁船が巡視船に体当たりをしてきた事件。その様子はビデオに録画されていてたものの、政府(菅直人政権)の判断で非公開となったものの、その後海上保安庁のサーバーに保存されていた物が、当時の海上保安官だった一色正春氏が公開して大騒ぎになった事件

ビデオ映像を見ると、私なんかは明らかに中国漁船が後ろからぶつけてきているように見えるんですが、中には海上保安庁の巡視船がわざとぶつけていると擁護する意見も。結局、大勢はやはり中国漁船の違法行為怪しからんと言う方向に大方傾いたんですが、中国側の機嫌を損ねたくない当時の政府は、「機密情報の漏洩」というような理由から犯人捜しを始めます。結局一色氏が自ら名乗り出て海上保安庁も辞職することで、一応終息させたような感じでしたね。この映像流出に関しては、機密漏洩の面と、公共の利益の面、双方から色々意見が出て、彼の行為の正統性・違法性が当時議論されたんですが、今となってはそもそも非公開にした理由が理由だけに、一色氏の行為に関してはもう一度ちゃんと再評価したが良いのかもしれない。

当時の政府の意見としては、検察が釈放相当と判断したので釈放したという説明だったけれど、記事にも書かれているように、当時から検察に全ての責任をおっかぶせているという批判は、かなり強くあったように記憶しています。この年の6月に菅直人内閣がスタートし、7月の衆議院議員選挙で与党(=民主党)が過半数割れとなり、何とか大きな目玉政策(APECとか)を成功させて、政権の支持を得たいという焦りが合ったかもしれません。とは言っても、この時の稚拙な対応で政権の支持率も落としたし、外交的にも日本の弱腰が世界中に知れ渡り、特に中国はこのあたりから強気の要求をしてくるようになったような気もします。いずれにしても、尖閣諸島問題が今に至る大きなターニングポイントになった出来事の一つであることは間違いないですよね。

この後には、東京都の石原都知事(当時)による、尖閣諸島の土地購入の話が生まれて、それがますます中国側に対して火に油を注ぐことになります。最後は野田政権時により国有化されることで取りあえず無理矢理沈静化させたんだけれど、結局その後も中国の執拗な侵入工作は続いているし、尖閣諸島問題が解決することも無い。ただ、これも安倍政権の外交成果と言って良いんだろうけど、もし尖閣諸島で衝突が発生した場合、それは日米安保の範疇という言質を引き出していることで、辛うじて中国側も今のような「嫌がらせ」レベルから先には進めないのだと思うけれど。ただ、物量では今ではアメリカと伍する位の中国ですから、今後数で圧倒されると日本としては困るでしょうね。10年という、外交としては比較的早いタイミングで、当時の関係者からこう言う話が出てきたというのは、やはり当時の人にとっても疑問が大きい出来事であった証拠なんだろうか。当時の菅直人総理一人の責任とは言わないけれど、初めての政権担当で浮き足立っていたところに、余りに色々なことが起こった不幸でもあるようにも思いますね。

2020年9月8日

食ってくら!

昨日、録画していた観ていた番組の一つに、TBS系列で日曜夜に放送されている「バナナマンのせっかくグルメ!」があり、丁度浜松市の回でした。で、最初の違和感が、訪問する店名を書き込むホワイトボードの言葉。ここには「せっかく〇〇にきたからには、××(空白)、食べてってね」という内容を、それぞれの土地の方言で書かれているんですが、今回の浜松版では、
「せっかく浜松に気ただで『  』食ってくら!」
と書かれている。うーん、浜松生まれだけれど、違和感感じまくり(笑)。

「気ただで」というのは、「来たんだから」という意味の方言ですが、正直私以上の年齢で無いとなかなか使わないと思うなぁ。「だで」というのは、「で」のイントネーションよって、

  • だで↗ (「で」を尻上がりに上げる) : 相手に同意を求める、質問口調(~でしょう?)
  • だで→ (「で」がフラット) : 〇〇であるから、××と続くような、今回の場合に相当
  • だで↘ (「で」が尻下がり) : 〇〇なんだと結論づけような言い方
みたいな感じで使用するんですが、私も本当に久しぶりに使うような感じの方言だなぁ。

さらに最後の「食ってくら!」に関しては、「えっ、そんな言葉使う?」と暫く考えてしまった(笑)。で、あぁ、何となく思いだしたのは、「だで↗」と近い使い方で、「どこそこに行くでしょ?」みたいな時に「どこそこに行くら?」という言い方はするなぁ。そう言う意味では「食ってくら!」の最後のビックリマークが一寸違うかなぁ。「食ってくら?」ならしっくりくる感じ。「食べていくよね?」みたいな言い方でしょうか。強いて言うと「食ってくら!」というと、ちょっと怒りながら「食べてかない? なんで? 時間あるでしょ? 久しぶりじゃない? 折角用意して、みんなも楽しみにして居たんだから、食べてきなさいよ!」みたいな感じかなぁ(笑) そんなに強制的でしたっけ、この番組。

番組では、4店が紹介されていて、最初の「魚あら」は知らないお店でしたが、それ以降の「うなぎ大嶋」、居酒屋「じねん」、ラーメン「三太」は知っているお店で、三太以外は利用したこともあるお店。その中で、「じねん」でどうまん蟹が出されたけれど、撮影時期と思われる8月上旬くらいだと、まだ旬には早いんじゃ無いだろうか。「浜名湖名産」と紹介されていたけれど、確か高知とか沖縄にも同種(ノコギリガザミ)の蟹はいて、別に浜名湖の固有種じゃないけれど、知名度でいうと浜名湖産が圧倒的かな。番組では、一杯8,800円位と値札表示されていたけれど、大体そんなものかなぁ。同じ浜名湖名産では、もう季節は終わっているけれど「新子(シンコ)」の方が希少性というか、値段は段違いに高いですけどね。魚の種類で言えば、コハダの子供(コノシロの子供)何だけれど、サイズが小さいのでこれを何匹かまとめて一巻のお寿司にします。本当に出始めの走りの走りの頃だと10枚付け(10匹裁いて一つにまとめる)とかで何万円もする場合も。多少サイズが熟れて8枚付け、7枚付けでも、1万円前後ですからね。マグロの大トロなんかよりもよっぽど高価。でも、5月6月と季節が進むと、普通のお値段に下がって、3枚付けくらいまでになれば、普通に食べられる位。言ってみれば「コハダ」なんだけれど、1枚のコハダよりも、3枚位の方が口の中でのばらけ具合や、酢締めの感じが少し柔らかい感じで、好きな人は多いですよね。

浜松は、鰻と餃子が有名だけれど、スッポンや鱧も捕れて美味しいし、豚や牛もあるので、是非次回放送の時には、そちらも攻めて欲しい(笑)。

台風10号

史上最大風速の可能性が事前に言われていて、数日前から対策に追われていて台風10号。事前対策が功を奏したのか、先に通過した9号が海面のエネルギーを余分に消費したからか、予想よりは勢力は強くならず、また進路も少し西に外れたので、当初の予想よりは被害は少なかったように思いますが、それでも各地に大きな災害を残して去って行きました。

浜松も、豪雨が事前に予想されていたので、戸締まりをしっかりしたり、庭先の飛びそうなものを片付けたりとして居ましたが、正直自宅周りの天候は予想を下回り、朝などは晴れ間が出ていたりして「本当に台風が来るのか」と思うくらいの状況。でも、午前中から曇り空になると、お昼過ぎには突然横殴りの嵐みたいな雨が降りだし、それが30分もしないうちに上がってしまったり、何か天気の様子が変。浜松は、そんな程度だったのに、静岡市は一日大変な雨模様だったようですし、都内でも雨の被害が大きかった様子。天気予報では、線状降水帯が幾つが南北に出来ていて、それが丁度名古屋とか静岡とか都内に掛かっているんですが、浜松はその間隙間に位置していたからか、そんなに影響しなかったのが不幸中の幸いかも。

今回は、短い期間の間に、8号、9号、10号と通過して、特に九州や四国・中国地方の西寄りの人達は溜まったものでは無いでしょうね。ここ数年、台風だけで無く豪雨災害とか、何か天気が九州を目の敵にして居るような印象すら受けます。異常気象なのか、地球の非常に長い期間の中での僅かな天候の遷移なのか分からないけれど、やはりここ何十年のスパンで見ると、日本は亜熱帯あたりの気候にますます近づいている気がします。どうせなら、その豪雨の雨水が新型コロナウイルスも一緒に流し落として欲しいところですが、なかなかそう上手くはいかない。

今は新型コロナウイルス対策もあって、予備費とかある程度予算に余裕があるから、必要なら直ぐに対策費とか支援金が対応出来るのでしょうけど、来年以降のことも考えると、例えば「災害対策予備費」みたいな感じで、従来の物とは別枠ででも必要な時には直ぐに出せるような対応をする必要があるかもしれませんね。来年に関しては、まだ新型コロナウイルスも終息して居ないだろうし、今年ほどでは無いにしてもそれなりに対策は必要だろうし。不安を煽るつもりは全くないのですが、こうやれウイルスだ台風だ豪雨だと続くと、次はまた大きな地震が来そうな気がして一寸個人的には不安が心配。こう言う自然災害のニュースを聞く度に、自宅の備蓄だったり、災害に弱い部分の補修を考えたりとするんですが、どこまでやっても完全と言うわけにも行かないし。結局は、毎回書いているように、「この時の気持ちを忘れずに次に繋げる」という事なんでしょうね。「常在戦場」というとちょっと大げさかもしれないけれど、「常在災害」位の気持ちであっては良いかもしれない。

東京2020+1

スポーツ関係者にとっては、一寸明るい話かも。IOCのコーツ調整委員長が、来年に延期された東京2020オリンピックは、新型コロナウイルスの状況如何に関わらず開催され、再延期や中止は無いという見方を表したというニュース。まぁ、今年の再生機みたいな状況だと流石に分からないけれど、現在の状況かもう少し感染が落ち着けば、と言う所なんでしょうね。

国内のメジャースポーツ、プロ野球やJリーグ等は、まだ観客数を上限設定(5000人orキャパの50%)で開催していますが、今後この上限が撤廃されてそれなりに蜜の状態になった場合でも、そこでクラスターが発生しなければ、来年の開催にある程度目処が付くのかも。個人的には、屋外の施設に関しては、声を出さないとか飛沫感染の防止策を適用すれば、かなりリスクは下がると思うんですけどね。問題は室内競技の開催で、こればかりはある程度観客席の間隔などを意識しないと駄目かなあ。デモ、そうすると先行販売されているチケットの扱いに問題も生まれるだろうし。

選手や関係者は、通常時差ぼけ解消のために早めに来日するだろうから、その間に症状が発症しないか確認するスクリーニング期間を設けるのも良いかもしれない。ただし、今のようにホテルに缶詰ではコンディションが調整出来ないので、例えば全国に複数の「隔離合宿地」みたいな物を設定して、そこに入れば練習をしながら、隔離にも対応出来る、みたいな事が出来れば、選手も安心して来日できるんじゃ無いだろうか。そこで規定の日数滞在して問題なければ、これまでのように全国の「事前合宿地に移動する」という方式にするとか。ただ、複数箇所とは言え、色々な国の選手が一時的に集まるから、そこがクラスターになる可能性もあるわけで、その為の対策は厳密にしないと、隔離したつもりが集団感染の引き金になりかねないし。

問題は、経済的にも重要な訪日観光客の扱いですよね。流石に2週間の隔離は出来ないだろうし、その時の状況に応じて何か対策が必要。個人的には、訪日観光客の殆どが空港などで購入する、外国人向けのSuicaに今のCOCOAようなトレース機能を付けて、それで移動経路や滞在場所などが確認出来、万一の場合は感染確認が出来るような仕組みを前提にしたシステムを作ったらどうだろうか。やはり、一番怖いの感染経路不明なままクラスターが多発することですからね。勿論、宿泊先の対応も必要だけれど、訪日客に対しての安心感の提供というのも重要な要素になると思うし。ところで、来年の開催が今の所前提になっているんですが、今年のように特別な祝日設定は来年もやるんだろうか。今年の設定は2020年限りの時限立法だったはずで、このままでは本来の祝日が適用されてしまいます。こんな状況だから、訪日観光客も少ないだろうし、リモートワークで交通機関の混雑も減るだろうから設定しないよ、ということだとちょっと寂しい。いゃ、その休みを利用して、来年は外に出かけようかと思っているから(笑)。それが今の最大の心配事...

2020年9月7日

学者なのか活動家なのか

先週話題になった話の一つに、京都精華大学の白井聡専任講師の話があります。安倍総理の辞任発表を受けて、アーティストの松任谷由実氏が自信のラジオ番組で「切ない」という話をしたところ、白井氏が自信のFacebookで罵声とも取れるような発言をしたこと。直ぐに問題となり、本人はその発言を謝罪し、大学からも厳重注意をしたという発表があったけれど、その謝罪文がまた問題になり再炎上することに。その経緯が、この週末に複数の情報番組やワイドショー等で取り上げられていたんですが、ちょっと疑問な事が。

自分が見た番組では、どの番組も「京都の大学の先生が、松任谷由実氏に、つい酷い発言をして謝罪をする羽目になった」みたいな取り上げ方をしているんですよね。中には「SNSに慣れていないので、つい感情が高ぶって書き込んでしまう」みたいな事を解説している番組も。要するに、余り世間のことを知らない大学の先生が、つい怒りにまかせて行きすぎた発言をたまたましてしまい、それが非難されている、みたいな捉え方をしている内容が殆ど。別の言い方をすると、理由はどうあれ「つい魔が差してしまった」みたいな解説をしていることが気になります。

この白井聡氏という方は結構その界隈では有名な人で、今回の件が発生する数日前には、安倍総理退陣発表を受けてこんな連載記事を公開しているんですが、最初の段落から頭がクラクラしてしまいました。それ以前にも、色々な発言をしていたり、後彼が有名になったことの一つに、数年前の選挙で安倍総理が最終日に秋葉原での演説をして居たときに、反対グループの中で大声を上げているところの写真が新聞に掲載された事も。まぁそれが、自身の政治学者としてのフィールドワークとも言えないことは無いんだろうけど、余りに稚拙な方法というか考え方というか。リベラルとか左派とか言われる、経済学者、社会学者、政治学者の人も沢山いると思うんですが、どうも皆さん学者生活をして居るよりは政治活動にいそしんでいるようにしか見えない。

SNSの時代、そう言う人達の過去の活動なり発言は、かなり簡単に確認出来ます。実は、彼らは活動の成果として、SNS等で情報配信をして居る傾向が強く、それによって支持される人達を繋ぎ止めている半面、どんどん先鋭化していく様子に嫌気を感じて遠ざかる人達も。今回の白井氏も、そう言う人達の中の一人で、以前から過激な発言もあったし、現政権への否定的な発言も。そう言う状況を理解して今回の松任谷由実氏への発言を見てみると、実はたまたま魔が差したというわけではなく、本当に腹に据えかねて爆発してしまったのかなと言う印象を受けます。彼の謝罪の中で「荒井由実時代の音楽はかなり好きです。」という釈明があるんですが、多分それは事実なんじゃ無いだろうか。で、「かわいさ余って憎さ百倍」じゃないけれど、つい押さえていたものがいつものように爆発してしまったのではないかと。私の勝手な解釈も含まれているけれど、週末のテレビで取り上げられていたような「世間知らずの大学の先生がたまたま失敗した」みたいな話では無いという掘り下げは、メディアとしてはやるべきじゃ無いのかと思いますね。タブーなのか、何か理由があるのか分からないけれど、何か問題を矮小化させている、上っ面だけ取り上げてアリバイ作りをしているような印象をうけた週末でした。

仮想空間選挙

自民党の総裁選挙活動で、石破氏陣営が任天堂の「あつまれ どうぶつの森」に石破氏のアバターを登場させて活動しようとしたところ、政治的利用は利用規約に反するという事で一転して中止に。出鼻を挫かれた感じですが、なんでそんなことも確認せずに始めてしまったのかと、小一時間くらい問い詰めたいくらい。普通、こう言うツール類は、政治的な目的とか宗教的な目的とか、悪用されればその影響力は大きいから、結構厳しいルールが設定されているだろう事は想像出来るんですが。

ただ、この石破氏のニュースを聞く数日前に、アメリカ大統領選挙戦で、民主党のバイデン候補陣営がやはり「あつ森」US版で同様の事を始めたというニュースを聞いたときに、「あれ、政治的利用を制限するような利用規程は無いのか」とちょっと疑問に思ったんですよね。その後、中止したとか言う話は聞こえず、で日本でも石破氏が始めたという話を聞いたときには、「あぁ、始めにやったもん勝ちだな」とは思いました。でも、直ぐにこの政治利用禁止のニュースが流れてきて「やっぱりね」と思ったものの、どうも腑に落ちない。石破氏側の説明(釈明)では、どうもUS側では問題なので日本側でも問題無いと思ったと言っているらしいけれど、それは通らないだろうなぁ。個人的には、US側で問題無しとなっていることも疑問だけれど、普通レファレンスにするなら、日本のメーカーなんだから先ずは日本版の規約確認をするでしょうに。どうも担当している人は、石破派の平将明衆院議員らしいけれど、この方は私は知っている範囲ではITとかデジタル系に増資の深い方で、結構国会にも積極的に導入しようとしている人。決して素人さんでは無いはずなんですが、なんでこんなポカをしてしまったのかそこが不思議。

昔の選挙と言えば、一軒一軒投票をお願いする、所謂「どぶ板選挙」が基本だし当たり前だったのが、最近ではSNSをいかに活用するかが、選挙活動だけで無く通常に政治活動でも重要に。世代的に言うと、今の60歳前後くらいから上の世代が「どぶ板的活動」の中心で、40代から下の世代はSNS中心に遡及できる世代と思うんですが、人口比がそのまま投票率に反映されると考えると、実は高齢世代の方が選挙に関しては確実に票に繋がります。ただ、最近は若い世代の考え方も変わってくるだろうし、投票方法にしても最近では事前投票の率が高くなってきているように、さらに電子投票とか採用されたら、結構今の年代別投票率は、逆転とは言わないけれどイーブンくらいにはなりそうな気がします。ただ、今のSNSの世界は誰もが参加するようになったが故に、実社会よりも混沌としているところも多いわけで、そういう部分にどう言う対策とかルールを適用していくのか、そう言うことも考えないとますます混乱するだけのような気もしますが。

「あつ森」利用という話を聞いたときにふと思ったのは、仮想空間ではあるけれど自分の考える社会とか政治とか、そう言うものを設定して、国民がある程度体験出来るような「仮想社会」みたいな物に繋がったら面白いかもということ。精密なシミュレーションでは無いから、効果の程は微妙だけれど、実験としてはやってみても良いのかな、と。実際、ビジネスシミュレーションはゲームの中でしているわけだし、元々のコンセプトである「無人島の開発」というのも、ちょっと見方を変えれば「社会システムの構築」とも言えるわけですし。以前何かの番組(CXの「ワイドナショー」だったかな)で、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがこの「あつ森」で、お布施を集めるために新興宗教の教祖になって人を集めている、みたいな話をしているのを聞いて「なるほどなぁ」と感心したことがあります。部隊が「あつ森」になるかどうかは分からないけれど、そのうち政治家は自分が作った仮想空間で、様々な活動を展示して、そこに有権者がアバターを登録して体験して評価する、みたいな時代が来てもおかしくないのかなと言う気がします。ますます「攻殻」の世界になっていく...

2020年9月6日

長期政権

選挙区は異なりますが、地元静岡県選出(5区)議員の一人、今の所「自民党預かり(笑)」細野豪志議員のコラム。何度か書いていますが、以前はタレントさんと浮気騒動が報道されたり、また民主党の幹事長だったこともあり、個人的には殆ど良い印象は無い議員さんの一人。でも、「非自民」から「自民寄り」になってからは、より現実的にしかも寄り前向きな発言や活動を見聞きするようになり、最近では将来期待したい政治家の一人に。コラムの冒頭、「中高生が安倍総理以外は記憶にない」と書かれているけれど、自分の場合は「佐藤栄作以外は記憶にない」という経験もしているので、長期政権のメリット・デメリットは、それなりに理解しているつもり。

「長期政権」って、どれくらいの任期を務めれば言えるのか、ちょっと歴代内閣の様子を見ながら考えてみました。佐藤栄作以前は、流石に記憶が無いので割愛しますが、大体「5年」くらい務めれば「長期政権」と言って良いのでは無いだろうか。そうなると、該当するのは、佐藤栄作、中曾根康弘、小泉純一郎、安倍晋三、4人が「長期政権を担った」と言って良いと思います。佐藤総理の時代は、高度成長期真っ最中の時代で、経済的に大きく成長した時代。前回の東京オリンピックが成功して、その勢いがそのまま日本の勢いになったような時代。その後、2年位のスパンで総理が交代していき、1982年に中曽根総理が誕生。丁度自分は大学を卒業して就職する頃なんですが、バブル期の始まりがこの頃なんですよね。経済的に成長しているだけでなく、「ロン・ヤス」関係で、今の「安倍・トランプ」以上の蜜月関係をアメリカと構築した時代で、経済だけで無く外交の成功も見えた時代。その後、細川連立内閣で政治が一度変わり、村山内閣で自民党が社会党党首を担ぐウルトラCで政権を奪取して暫く混乱した後に登場したのが小泉内閣。小泉さんは「自民党をぶっ壊す」と言って総理に就任したのだけれど、確かにその後民主党政権誕生繋がる施策は、色々この頃から始まった気がします。ただ、当時は抜群の人気を獲得していて、それなりに社会は安定して居たことも事実。アメリカとの関係も悪くなかった。ただ、経済は今ひとつだったことが、その後の自民党凋落に繋がるわけですが。そう考えてみると、「長期政権」というのは、何か特別な事があったわけでは無く、社会的経済的に安定した状態になれば、国民の支持も手堅く続き、政権運営も安定してくると言う事なんでしょうね。実際安倍政権の最大の功績は、完全失業率を下げて、就労人口を増やして、お金が社会を循環する仕組みを活性化させたことだと思うし。

「長期政権」がある一方、「短命政権」もあるわけで、その最短記録は細川政権の後の羽田政権(64日)で、これは細川政権辞任の後社会党が離脱して崩壊したもの。自民党政権でも、宇野内閣はその前からのリクルート事件や宇野総理の女性スキャンダルなどもあり、69日で退陣。それらは極端としても、佐藤内閣から直近の安倍内閣までの顔ぶれを見ていると、最低でも2年位は内閣が存在していないと、その内閣での状況が思い出すことが難しい。そう考えると、小泉さんの後、安倍総理が持病のため1年で辞任した後は、猫の目のようにほぼ1年ごとに総理が替わり、さらには民主党政権時代になったり、リーマンショックや東日本震災に原発事故もあり、21世紀に入ってからの日本という国は、落ち着く暇も無く政権が変わる中、様々なトラブルに見舞われてきた時代で、いい加減国民もつかれてしまい、比較的まともそうな安倍政権ならまぁ良いか、みたいな印象も長期政権に繋がったのかも。でも、その「安心感」という派、一般の生活にしたら重要なわけで、やはりそう言うものをそれなりの数の国民に意識させないと選挙に勝てないのだから、批判も多い安倍政権ではあるけれど、やはりそれなりに評価されて言い部分も多いと言って良いのでは。

実際に社会を回して運営していく責任は内閣にあるわけだから、そう言う意味では与党の責任も大きく、そこに厳しい目を向けることは重要。一方で、野党としての仕事もそれと同じくらい上ようなわけで、与党の提案に足りない部分を補い、余計な部分や無駄な部分は整理させ、100%では無いにしても、お互いに妥協できるような70%、80%の内容の政策を包める努力をすることは、野党も同じ。そう言う意味で、国民が政治に不満を感じているときには、多くは与党の責任ではあるけれど、野党側にも同じく責任があることは忘れちゃいけないと思うんですよね。それが、今の野党はとにかく文句を言うだけで、必要な仕事をしない。結局は、安倍・福田・麻生政権で自民党への指示が下がり、とにかく自民党に文句を言っていれば国民の支持が得られて政権奪取まで出来た「成功体験」が未だに忘れられないとしか思えない。あの時は、それも一つの方法だったかもしれないけれど、結局は一度騙された国民はもう騙されないし、それは今の与党支持層があの時の経験をして不満を抱えている、50~20代に大きいと言う事を、先ず理解しないと。結局、そう言うことが出来ないから、この細野氏のように野党の枠組みに不満を感じて与党に入り、それ故にやりたい行動が可能になり、これまで見られなかった資質が発揮されるのは、政治の大きな皮肉にも感じます。これまでの経緯から、細野氏がこれから自民党内で活躍できる機会は、なかなか厳しいと思うし時間も掛かると思うけれど、何か触媒のような存在になれば、一気に彼の仕事も広がりを見せて実現していくかもしれない。以前は散々批判していた議員さんだけれど、今は結構期待している一人でもあるので、是非年内あるいは来年に予想される選挙にも勝ち残って、それなりの地位を目指して欲しいです。

「昭和感」の理由

HaffPost中村かさね氏の記事に関して、マスクをしてスーツ姿で食事を取ろうとしている岸田氏を、エプロン姿で立って見つめる奥様との写真を見て、「言葉に出来ない違和感を覚え」た訳ですが、その理由が判明。何故かデイリースポーツが報じていますが、TBS系列の「Nスタ」の取材が入っていて、その取材対応をしている間の出来事だったらしい。取材が入っていたためや、食事の後もテレビ出演のために岸田氏は再び出かける予定があったためか、スーツにネクタイ姿で食事を摂る様子が違和感を感じさせたこともあったみたいですが、まぁちゃんと理由も判明して、たまたまタイミングが悪くてああいう画がとれたと言う事は明らか。

最初の記事にも書いたけれど、たまたま見つけた一枚の写真「だけ」から、自分の想像を膨らませて主張して居るわけで、それって個人が勝手な感想を言うのならまだしも、仮にもメディア関係者、それなりに経験を積んだ汽車として、しかもその記事を公に仕事として公開するのであれば「軽率」と言われても仕方が無いのでは。「捏造」とまでは言わないけれど、全く前後の文脈を考えずに、たまたま使用された言葉一つだけを抜き出して、自分の都合の良い内容の記事に仕立て上げるのと同じ。まぁ、最近のメディア、特に左派系メディアでそう言う傾向は著しいので、今更不思議では無いけれど、でも少なくとも何らかのフォロー記事は必要だと思うけどなぁ。毎度の事で、言いっぱなし、書きっぱなしでお終いなんでしょうね。

で、ご本人のtwitterで、この記事に関しての批判に反論している中村氏の返信なんですが、「クソみたいなDM」という書き方は無いだろう... まぁ、酷い誹謗中傷や見るに堪えないようなDMが届いていることは想像に難くないけれど、少なくとも言葉を生業にして居る人が、仕事として公開した記事に対してのコメント/意見に関して、どれだけ酷い内容であろうが「クソみたいな」などという、罵声で答えるのは既にその「クソみたいな」相手に敗れている証拠では。せめて「誹謗中傷みたいなDMも届いていますが」が、メディア職業人としての言い方なんじゃ無いだろうか。日頃政治家の一言一句には粘着するくせに、自分達の言葉遣いには無頓着というのは、ある意味アンフェアな気がします。

良くも悪くも、ネットが社会インフラとして電気、水道などと同様に欠かせない存在になり、普通に人々が接して情報を入手する媒体になっている現在。それに対して、新聞、テレビ、雑誌などの既存メディアは段々と厳しい状況に陥っていることも事実。それらは、ネットという今の生活に即した特質に既存メディアの媒体が対応し切れていないことも理由の一つだと思いますが、やはり提供される「情報の質」を考えたときに、ネットからの情報により価値があると考える人が増えてきたことも一因だと思うんですよね。これまでのように、メディアからの一方的な発信はどんどん検証されて、間違いや誤認があればどんどん指摘されていく。対象者も広がっているから、例えば理解力の差も開くし、背景も多様化しているから、得た情報の評価も千差万別になっていく。だから、発信者にとってもより思慮深い対応をしないと、入らぬ中傷を受けることになる事は理解して覚悟しないといけない。SNSのような私的媒体と異なる、公的使命や役割を持つ既存メディアとしての存在価値を、自ら損なっている一例じゃ無いかという気がします。それこそが、まさに「昭和感」じゃ無いだろうか。

2020年9月5日

国民の声

立憲民主党と国民民主党が合流して出来る新党の党首戦に、国民民主党の泉健太議員に続いて立候補を表明した、枝野幸男立憲民主党代表。まぁ、記事に書かれていることが全てなんだけれど、この合流話が始まったのは、昨年末から。年明けの状況で支給される政党助成金獲得のために、最初は昨年内での合流を考えていたわけだけれど、結局まとまらず年越しに。その後も話しあいは続いたんだろうけど、まぁ新型コロナウイルスもあってかなかなか話は進まずに、半年以上も過ぎた今回にやっと「合流」することに。でも、支援団体の連合の方針に反して産別議員は参加しないし、合流相手の国民民主党の玉木雄一郎代表も不参加に。変な話だよなぁ、合流するのに一方の党首が納得していないという状況は。普通は「破談」になるんじゃ無いのか。

選挙対策、政党助成金目当ての合流であることは明らかなわけで、結局は8年前に分裂した「民主党」に戻るだけの話し。「いゃ、今回参加しない議員もいるし、逆に新規に参加する議員もいる」から「民主党では無い」という言い方もしているみたいなんだけれど、でも顔ぶれを見ればなぁ... その間に何度か選挙があり、旧民主党所属議員だった人も落選したりして、確かに顔ぶれが変わっていることは確かなんですが、主なところのメンバーはそのままですしね。それに今回一番疑問なのは、現在「無所属議員」の合流。初期の頃に考え方の違いから、無所属議員として活動している議員ならまだ分かるんですが、立憲民主党時代に不祥事を起こして除名なり、離党なりした議員が何人か今回の合流に参加することに。それら議員は「比例選出」なので、再び政党に参加するには立憲民主党のままでは復党できず、新党になって貰わないと駄目。それが、今回の「解党」の理由とも言われているんですが、まぁそれ以外にどんな理由があるのかと小一時間。

自民党の総裁選出が、時間の関係で国会議員の投票中心と言われると、「国民の声を無視するな」と声を上げたものの、結局自民党は党員の声を反映するために、出来るだけ支部で吸い上げて、県連の3票に反映させる方法をとることに。一方のこの新党では、結局所属議員だけで新党首を決めることになり、いつもの事ながら「言っていることとやっていることがちぐはぐで、ブーメランで戻ってくる」お家芸はそのまま。なんでこの人達はこう言っていることとやっていることが見事に乖離して居るのか。しかも、世間からそういう部分を指摘されても、言い訳するだけで改善しようとか、見直してみようというようなことも無いわけですし。「れば、たら」の話ではあるけれど、この合流がもっと早く実現していて、例えば国会閉会の直後くらいに新党が実現していて、秋の臨時国会に向けて、あるいは当時は囁かれていた、秋口の解散総選挙に向けて準備を始めていたら、多分今回の総理辞任に対しての攻勢も可能だったんじゃ無いかと思うんですよね。でも、新党も定まらないうちに解散されても困るから、追求するわけにも行かない。さらには、結果的に同じように新しい代表を選ぶ話だけれど、自民党は盛り上がるのに、新党は蚊帳の外。「らしい」と言えばそうだけれど、彼らとしても寂しくないのだろうか。

日頃は与党に辛口(辛辣?)な朝日新聞が辞任会見後に行った「安倍内閣8年弱の実績」世論調査では、71%(大いに:17%、ある程度:54%)もが「評価する」と回答。否定的な方でも、「全く評価しない:9%」、「あまり評価しない:19%」と、本当に否定しているのは1割位なんだなと分かります。また政党支持率では、自民党が10ポイント程度上がったのに対して、立憲民主党は数ポイントの下降。本来なら、辞任して止めていく方が支持率が下がって、新しく大きな勢力になる方に期待値が高まるはずなのに、それが逆転しているところに「本来の国民の理解」が見えるんじゃ無いだろうか。結局は、より高い期待値を要望するから、安倍政権への不満度というか不支持率は高くなっていたけれど、実は現状でもそんなに不満は無かったのかも。だから、それが終わるとなると一気にぶり返しているんじゃ無いかと。逆に野党、特に立憲民主党に関しては、確かにコアな支持層はあるんだけれど、その周りに「ふわっとした支持層」が、今回のドタバタや、これまでの優柔不断というか唯我独尊というか、そう言う姿勢に嫌気がさして離れ始めているんでしょうね。それなら、もう少し国民民主党に支持がシフトしても良いように思うんだけれど、そこは悪い人では無いけれど良い人でも無い玉木代表に対しての印象が弱いからなんじゃ無いだろうか。アメリカのような二大政党制は日本では無理だと私は思っているけれど、巨大な与党に対して是々非々でちゃんと意見を言って反映できるだけの野党勢力は必要。昔は、社会党がそれなりの役割と責任を演じていたように思うけれど、結局は「是々非々」が「是非々々」になり、今では「非々々々」でしか無いところに、支援が広がらないことは明確。今回の合流で何かが変わるとは思えないけれど、責めて政党としてのベクトルの方向性と、許容範囲を広げることくらいは考えた方が良いのでは。で無いと、また分裂して雲散霧消して行くだけだろうなぁ。そう言う危機感が感じられないところが、今回の合流騒動での一番の問題だと思う。

メニューの内容

安倍総理の辞任に関係して、色々な話題がネットを飛び交わったんですが、その一つに「実は潰瘍性大腸炎は仮病で、その証拠に6/7/8月と脂っこいものを食べている」という話が。誰かが作った会食のリストから、肉ばかり食べていると批判が吹きだしたんですが、そのリスト自体が6年前の動向を元に作られた「フェイク」であることが直ぐに特定されます。その顛末と詳細は、いつものように「以下略ちゃん」がまとめているので、その内容に関しては記事を見て貰うとして、個人的に気になったのはそこに記載されていたレストランの内容。10件のレストランが記載されているのですが、潰瘍性大腸炎の病気を強調するためでしょうか、8件のレストランに「脂っこい食事のマーク」が付けられています。で、天の邪鬼な私は、そこを調べてみることに(笑)。なお、実際の訪問先は時事通信の首相動静のページから確認。(8月分はフェイクで、かつこの3日間に会食の記録はないので割愛)
  • 6月19日: 熟成肉ステーキ (アンダース東京)
    ザ タヴァン グリル&ラウンジ」: ディナーメニューを見てみると、熟成肉がメインであるけれど、シーフードもあるし、メインのコースでも肉とシーフードの選択が可能。だから、熟成肉を食べた、という確証は無し。あと、熟成肉だと自然な甘みが肉に付くから、普通はそんなにくどいソースはかけないと思うけれど。私も、ソースは断るか別添えにして貰って、そのままで食べます。
  • 6月20日: キャピトル東急
    ORIGAMI」: ホテル内のオールデイダイニングなので、和洋中と何でもあり。秘書官と一緒の食事だし、その後にAbema TVの出演があるので滞在時間は1時間一寸。だから、そんなにヘビーな物を食べたとは一寸思えない。
  • 6月22日: 日本料理 (パレスホテル東京)
    和田倉」: 一般的な会席料理のお店。しゃぶしゃぶ、すき焼きもあり
  • 6月24日: 日本料理 (料亭 たい家)
    たい家」: 明石・淡路を中心に、天然鯛を使用した料理が自慢。黒毛和牛のメニューもあり
  • 7月21日: フランス料理 (シェ松尾 松濤レストラン)
    シェ松尾 松濤レストラン」: フレンチだけれど、どれもこれも濃厚な料理というわけでは無いしなぁ...
  • 7月22日: ステーキ (銀座ひらやま)
    銀座ひらやま」: ここなら、やっぱりステーキかな(笑)。
  • 7月30日: ステーキ (パレスホテル東京)
    和田倉」: リストでは「ステーキ」と書かれているんですが、首相動静では「和田倉」で会食となっているんですよね
ざっと斜め見してみても、胃腸に悪そうなギトギトのステーキ何て言うところは無いし、「ステーキのお店」と言っても、殆どのお店はシーフードは置いてあるだろう。それに、総理の利用となればメニュー構成だって柔軟に対応するでしょう。だから、そんなに脂っこい物ばかり食べたかどうかは分からないし、逆に幾ら潰瘍性大腸炎と言えども、寛解時期なら普通に食事は出来るわけですしね。まぁ、それこそホルモン焼き屋をハシゴしてたりしたら、その時は「怪しい」と思うかもしれないけれど、普通に考えたって分かりそうな話だと思うのだけれど。それに、ホテル内のステーキハウスなら、館内の田のレストランから食材を融通出来るから、結構シーフードも充実しているもの。そう言う意味でも、短絡的に「ステーキ」と考えない方が良いと思うけどなぁ。

いずれにしても、自分にとって都合の良い情報だと直ぐに飛びつくというのは、情報リテラシーの基本中の基本が欠けている証拠。情報を生業としている、メディア関係者がそう言うことをして居たら、その人の発言や記事も、かなり慎重に接しないと、飛んだガセネタだったりするかもしれません。いゃ、すでにそう言うものばかりか(笑)。

TAG Heuerの修理 (2)

週の初めに送り出した、TAG Heuerの腕時計修理。別件のクレームに対しての確認とお詫びの電話が金曜日にあり、その時に「数日中に今回の修理に関してのお見積もりをお送りします」との事でしたが、数時間後に見積完了のメールが届きました。土日を挟んでいることを考えると、ほぼデイリーにプロセスが進んでいるから、素晴らしいですね。

  • 8月28日(金): Webから修理申込 / 受付完了メール到着
  • 9月1日(火): 修理対象品送付用パッケージ到着
  • 9月2日(水): 修理対象品発送(@7/11)
  • 9月3日(木): 修理受付完了
  • 9月4日(金): 見積受取 / 修理作業継続依頼
昔なら、見積書等郵送で送られてきたり、電話での確認になるんでしょうけど、今の時代は修理品毎に専用のページが作られて、そこで全て確認出来るようになっています。メールで送られてきた、ID/PWでアクセスすると、自分の時計用のページにアクセス出来、そこに見積書(PDF)も登録されています。さらに、そのページから修理のキャンセル・続行の指定も可能。

見積内容見ると、パワーリザーブの減少や一日あたりの時計の遅れ等は、オーバーホール作業に含まれていて、多分この修理代金は前回と同じ。ただ、前回は保証期間内だったので無料だったけれど、今回は保証期間は終了しているので、そこそこのお値段に。エドワードクラブに入っていると、保証が2年延長されるので、2年前に二回目の修理依頼をしていれば初回同様無料でオーバーホールされたのかもしれないので、一寸残念ですが、まぁ仕方ありません。さらに今回は、いつの間にか傷を付けてしまったガラスの交換も依頼していて、これが19,850円と結構するのが痛い。別に表示面が見えないわけではないので、そのままでも使用上は構わないのですが、やはり一度発見してしまうと気になるので、今回綺麗にして貰うつもり。合計すると、そこそこのお値段ですが仕方ありません。「修理進行」ボタンをクリックして、クレジットカード番号を入れて支払処理をすると、直ぐに「勝利進行を承りました」と変わりました。

前回は2週間一寸、3週間弱くらいで戻ってきましたが、今回はどうだろうか。ほぼ4年間使いっぱなしだったので、追加の修理とか必要にならないことを祈っています。

2020年9月4日

その後の「昭和感」

ネットでも大きく話題(問題?)になった、岸田政調会長がtwitterに投稿したスナップ写真に「言葉に出来ない違和感」を感じた問題。昨日、その岸田氏の政策発表記者会見が開催されて、その場に参加していたHuffPostのサイトにもその様子を記事にしています。今回の記事は泉谷由梨子氏と前回の中村かさね氏の連名記事で、二人で会見に参加したからなのか、どちらか一方が参加してその内容から記事にしたのかまでは不明ですが、中村氏単体での会見記事は無いのに対して、泉谷氏は個人名での会見報告記事も掲載していてかつ会見時の写真にも彼女の名前が記載されていますから、実際に会見に参加していたのは彼女なのかなと思います。

で、賛否大きな話題を招いた記事を書いた人の名前で、その後のフォローアップ記事の様な感じで掲載されている記事。さらには、タイトルにも「岸田文雄氏の夫婦写真...」と入れているくらいだから、何らかの反論なり補強意見でもあるのかなと記事を読んでみたんですが、正直拍子抜け。会見での質疑応答の様子を書いているだけで、かつ岸田氏の回答には、
「あれだけ見て対等ではないと思われるのは、どうも納得が…、おかしな気がするところであります」と語った。
と、中村氏の「言葉に出来ない違和感」は全く否定されている。いゃ、どう感じるかは個人の問題だから、中村氏がどの様に感じようとそれは自由なんだけれど、少なくとも仕事として記事にして公開するのであれば、個人的感情だけで論旨を組み立てて行くのは、やはり不味いんじゃ無いのだろうか。そういうのは、個人的にSNSでやれば良いだけの話し。逆に、岸田氏の意図とは異なる風に解釈されて批判が集まり、それによって岸田氏が不利益を被るのであれば、中村氏の責任問題にもなるのでは。本来なら、取材してその時の状況なりを理解した上で主張するならまだしも、一枚の写真だけから自分の主張をぶつけているわけですから。

もしかしたら、今中村氏としての記事を準備中なのかもしれないけれど、一枚のスナップ写真を見て、あれだけの衝撃を受けたのだから、是非この会見での岸田氏の回答も含めた主張を聞きたいところ。ただそうなると、この連名での記事の意図が一寸よく分からない。「ハフポスト日本版の記者が質問した。」という、その質問者が中村氏で、泉谷氏は写真撮影など中心に参加したから、連名でのこう言う記事になり、別途泉谷氏は単名での記事を公開したと言う事だろうか。いずれにしても、中村氏の名前入りの記事なのだから、そこに彼女の何らかの意図があると思うのですが、それが見えない。もっともも、会見記事の内容は、最初にHaffPost氏の記者が質問した、という部分を除いて、以降はその質問に対しての岸田氏の回答や、その後の発言の要旨がまとめられているだけで、前日の記事に対してのフォローアップというよりは、会見の概要速報みたいな感じですね。

そうなると、その「会見概要速報」みたいな記事に中村氏の名前が入っているのは何故なんだろうか。勿論、一緒に会見に参加したから、記事の作成に関わったから、色々理由はあると思うんですが、どうも腑に落ちない。泉谷氏は、会見記事の後に、個人名でその会見内容に関しての記事を6時間後位には公開しているので、中村氏も前日あれだけ物議を醸した記事のフォローとして、何か書くことが、良い悪いは別にして彼女の主張に厚みを与える物になるだろうし、それによって彼女が主張したいであろうジェンダーギャップ問題に関して問いかける意味もあると思うんですよね。仮に自分が中村氏で、その会見に同席して、あるいは内容を聞いたとしたら、多分こんな記事を書くんじゃ無いだろうか:

岸田氏は、前日の写真に関して様々な意見があることは理解し、賛否に関しても認識されていた。またご自身の夫婦間に関しても円満であり、たまたま撮影された瞬間で評価されることに不満も表した。 
確かに、一枚の写真は多弁であり、そこから受ける印象も様々だろう。しかし、安倍政権では、本人が意図してかどうかは不明ながらも、そう言う小さな積み重ねが国民の不満を醸成し、多くの国民から非難される遠因になったことは明らかである。
多くの政策が未達のまま安倍内閣は退陣するが、その中でもジェンダーギャップ程この8年間に大きく後退したものは無い。だからこそ、もし「岸田内閣」が誕生した暁には、氏の人柄が反映されるような男女共同参画が実現することを期待したいし、それ故に本人の意図と反していてもあの写真のような「弱点」を露呈する事は決して為にならないと言う事は理解して欲しい。
なーんて事を書いたら、結構受けそう(笑)。是非中村氏の続編を期待したい。

空港と鉄道

ITmedia、杉山淳一氏のコラムから、「静岡空港駅」に関しての話題。特に目新しい話題は書かれていないのですが、まぁ結論としては、空港を生かすために新幹線新駅よりも、何処かのJR駅とのライトレール、あるいは軌道の延伸が必要、というのは納得出来る話。記事に登場する、空港隣接の鉄道駅がある場所は殆ど利用したことがありますが、やはり鉄道が空港と直結していることは最大のメリット。ある意味、空港機能の一つとして必須にして欲しいくらい。

ただ、高台にある静岡空港から、直線距離で一番近い島田駅に路線を引くとすると、どうしても大井川を渡らないと池なのが難点ですよね。あるいは、金谷駅へは既存の道路もあるので、少し距離は伸びるけれど現実的ではあるんですが、結構その途中にアップダウンがあるし、既存の道路は片側一車線の狭い道路なので、あれを拡張して利用するのはもっと大変な気もします。杉山氏のコラムでは、金谷駅に接続している大井川鐵道を延伸して空港に繋げるなんてアイデアも書かれていますが、それは面白そう。でも、空港までの勾配を上れるかなぁ...

あくまで理想を言えば、東海道本線と直接接続出来るような「空港ライナー」みたいな列車が接続出来て、静岡空港から東は静岡駅、西は浜松駅にダイレクトに行くことが出来れば、そこから新幹線のひかり号に接続出来るから、それなりに便利だと思うんですよね。例えば、6両編成くらいの空港ライナーが空港を出ると、金谷駅で半分の3両は静岡行きに、残り3両は浜松方面的になって、浜松行きは途中掛川に停車して浜松へ行く。帰りは逆に、浜松・静岡から発車して、金谷駅で合体して空港へ行く、と。まぁ、一日どの程度の利用者があれば可能なのか、結構厳しい数字だとは思うけれど、まずは金谷-空港の路線だけでも作って欲しいなぁ。さらに、掛川まで行ったら、天竜浜名湖線と接続するアイデアもあるかも。

いずれにしてもも、個人的にも新幹線と繋げるのにはかなり無理があると思うし、空港直下に新幹線駅というのはそれ以上に難しいと思いますねぇ。となると、現実的な解として、東海道本線とどれだけ効率的に接続出来るか、そこのアイデアがもっと色々出てこないと、なかなか空港活用も進まないですよねぇ。最近では、リニアが有名になってしまったので、どうしてもそれに絡めた話がズームアップされて、なかなか革新の話が進まないのが問題ですよね。川勝知事の間は駄目かなあ...

企業のワーケーション (2)

数日前に取り上げた、人材派遣大手パソナの淡路島への本社移転の話。個人的には、リモートワークの新しい働き方である「ワーケーション」に見たいな、企業規模の「ワーケーション」として好意的に感じたんですが、窪田順生氏のこちらの記事ではそのリスクを指摘することに。窪田氏は、三つのリスクがあると指摘していて、以下の点を指摘しています。

  1. 東京から淡路島への「移動・異動」を望まない社員の処遇
  2. 1200名が一気に流入することによる地元住民との軋轢・抵抗
    ※1200名は社員数なので、家族移動する人もいるだろうから、実際には2000人以上の新規人口が来ることになるのでは
  3. 南海トラフ地震等、自然災害に対してのリスク
実は、前回の記事を公開した後に、丁度夕方の放送でやはりこの件を取り上げていて、既に淡路島へ移動しているパソナの南部靖之社長にリモートインタビューしているコーナーがありました。その時にも、上記の#1と#2に関してインタビュアーが質問していましたが、#1の本人希望に関しては、何となくはぐらかしている印象を私は受けましたね。やはり、独身で単身の人なら良いけれど、家庭があって、子供が就学していて、さらには既にこちらに持ち家があるとか言う人だと、それらをリセットして淡路島へ移住というのは、かなり大変だと思う。また、現在淡路島の人口が13万人余りの所に1200名(※実際には2000名~3000名規模?)の新規住民が移動する事の問題も指摘されましたが、南部社長はすでにパソナは淡路島で地方創生事業を展開していて、地元との理解もあるみたいな事をハナされていましたが、企業活動として現地に会社があることと、毎日地元の人と顔を突き合わせて生活することは、結構違うと思いますけどねぇ。最後の南海トラフ地震等の災害リスクですが、確か阪神淡路大震災の震源地は淡路島なんですよね。一度発生したから、これから何十年は逆に安全という説もあるかもしれないけれど、余震だって心配。基本、日本中どこに行っても同様の不安はあるんだろうけど、一度経験しているから対策も逆に準備されているとも言えるし。

で、そのリモートインタビューの中で、インタビュアーが「問題点は」と質問したら、南部社長は「5Gが弱い」と回答。多分、ネットワークインフラが十分でないと言う意味だと思うんですが、とは言っても淡路島は、伊豆七島とか佐渡島なんかと事なり、兵庫県明石市の直ぐ先なんですよね。本四連絡橋もあるから、「島」と呼ばれていても、多分「半島」くらいの感じなんじゃ無いだろうか。パソナがどれくらいのネットトラフィックを期待しているのか分からないけれど、淡路島に限らず今の時代はネットインフラに関しては、家賃とか利便性なんか以上に重要ですからね。明石市の横は神戸市で、その先には大阪圏があるわけだし、淡路島のその反対側には、直ぐに徳島県と繋がるわけで、徳島にはジャストシステムもあるから、それなりにネットインフラは整っている印象があるんですが(笑)。まぁ、回線の準備くらいなら、本当に1000人規模の社員が移動するなら、どこのネットインフラ企業を使うか分からないけれど、そんなに大変じゃ無いかもしれない。でも、元々十分に整備されていればそれに越したことはないわけで、やはり地方に移動する場合には気になりますよね。

ここまで書いてきて、「浜松って、結構条件的には良いんじゃ無い」という気がしてきました。東京、大阪の丁度中間地点にあり、名古屋にも近い。空港も、静岡空港もあるけれど、市内に航空自衛隊浜松基地もあるから、万一の場合には災害派遣も期待出来ます。さらには、東名高速道路と新東名高速道路が通っているから、物流に関しても耐性があるだろうし。また、一応政令指定都市だから、年インフラもそこそこあるけれど、土地は広いから家賃も安いし新規の建築地もある。気候は温暖で、年間の日照時間も日本ではトップクラス。海と山があるからレジャーも楽しめるし、食材も豊富。なんか、言う事無い気がしてきました(笑)。実際、昔聞いた記憶では、山間部の廃校になった学校施設などを利用した起業家向け施設とか、色々考えてはいるらしい。市としても、特区にそんなことは検討中なんだろうけど、こうしてみてみると、実は地元の浜松市って、そんなに悪く無い気がしてきた(我田引水)。

2020年9月3日

いつの「昭和感」?

ネットで話題(問題?)になっているHuffPostサイトに掲載された、中村かさね氏の記事。特に引っかかったのは、見出しにも使われている「すごく昭和感」という言葉。実は、記事の中でご本人は「昭和感」という言葉は使っておらず、twitterからの引用として「すごく昭和感」という言葉が登場しているだけ。ただ、
でも、最大の違和感は、食卓に座るスーツ姿の夫の脇で、立ったまま両手を前に組んで控える妻の姿。まるで1975年に炎上したCM『私作る人、ボク食べる人』を地でいくような写真だ。
と書いているので、ご本人も「昭和感」なるものを強く感じている、主張していることは確か。 ただ、1975年(昭和50年)は今から45年前の事であり、写真で見る限り筆者はその頃にはまだ生まれてもいなかったように思われます。実際Google先生に聞いたところ、2005年に毎日新聞社に入社しているので1980年前半のお生まれくらいだろうか。まぁ、私くらいの年齢ならこのハウス食品のCMやその後の顛末はよく記憶しているけれど、彼女はどう言う経緯でこのCMの事を知ったんだろうか。ジェンダー問題、男尊女卑の典型例として、ある意味象徴的な出来事だったけれど、今の人がそんなに詳しく覚えているような話では今では無いし、別の言い方をすればそう言う方面に興味が深い、造詣が深い人なのかなと言うのが私の感想。

そう言う前提で再度記事を読んでいくと、
一瞬、言葉にできない違和感を覚え、指が止まった。
という言葉にも何となく納得出来る気が。 一枚の写真には、様々な情報が写り込んでいるけれど、逆に一枚の写真をどの様にも解釈することも出来るわけで、その時にはその人の背景とか経験が大きく影響するもの。ご本人は、決して岸田氏に批判的では無いけれど、この写真に関しては許せないらしい。ご自身のtwitterでは、奥様が立ったまま食事をしようとしている岸田氏に不満を感じるらしく、例えば二人座った写真なら問題なようなことも自身のtwitterには書かれている。岸田氏に対して格別の批判や不満は無いし夫婦の多様性も認めるけれど、こういうハウス食品のCMのような場面を、何のためらいも無く「良い夫婦の典型」として公開してしまう事に我慢がならないらしい。

筆者がご存じかどうか分からないけれど、数日前にテレビで岸田氏の特集みたいな物があり、奥様は日頃は地元の広島で支持者に対応しつつ、岸田氏と二人のお子さんが議員宿舎で生活しているとのこと。食事などは、秘書代わりの大学生の息子さんが作るけれど、洗い物などは岸田氏自らする様子等も放送されていました。そんな生活の中で、今回の立候補の支援のために久しぶりに奥様の手料理に舌鼓を打つ、と言う構図なんだと思うのですが、そこに彼女のような「差別感」を感じる余地は私にはないなぁ。食事時なのにマスクをしていたり、ミツカンの味ぽんがあるのが気に食わないらしいけれど、この時は宿舎からメディアにリモート出演をしていたようなので、スーツ姿やマスクを着用して居ることに不思議は無いし、その出演が終わった直後の写真なら、スマホで支援者に挨拶などしてだろう様子にも不思議は無い。そう言う背景を知らなくても、例えば奥様が岸田氏の隣に座っていても、エプロン姿のままだったら、やはり筆者は「ジェンダーギャップだ」と批判するんじゃ無いだろうか。

例えば、安倍総理夫人の昭恵氏は、国会でも問題として取り上げられるほど自由奔放に色々なことに参加したり、場合によっては安倍総理とは反対意見の人達とも付き合いがあるけれど、それに関して筆者はどう感じているんだろうか。安倍総理とは文字通り独立して活動している昭恵夫人は、まさにジェンダーギャップに関してはお手本みたいな存在だと思うのだけれど、そんな話は聞いた記憶も無いし。最後には、ジェンダーギャップ指数(GGI)が153ヶ国中121位の日本だから、次の総理に立候補する人が無意識にこう言う写真を公開することが問題だと締めくくります。確かに日本のGGIは低いランクにあるんですが、その他の指数に関してはそんなに悪くない。以前聞いた記憶では、相対的に日本の男女共同参画に関しての値はそんなに悪くないのだけれど、企業や政治への女性参加が少ないことがGGI順位を下げているというようなことを聞いた記憶があります。女性の社会進出を支援することは大切だと思う半面、それを希望しない女性も多いだろうとも思うわけです。結局は、「多様性を認めて支援する」ことが重要であって、たまたま撮影された一枚のスナップ写真から自分は体験していないであろう「昭和感」を感じてジェンダーギャップに繋げるのは、ちょっと飛躍を感じる内容だなと思いますね。

非民主的

自民党の総裁選選出には、石破氏、岸田氏、菅氏の三氏が立候補を表明。今後8日に告示された後に、14日に両院議員総会を開いて投開票が行われて、新しい自民党総裁が決まり、その後国会での首班指名で次の内閣総理大臣になることが事実上決まるわけです。ところで、その選出方法が「両院議員総会での投開票」となったため、一部メディアや野党などは「民主的で無い」と批判するところも。これまでは、全国の党員の投票に、各支部の投票に、所属国会議員の投票を合わせたもので総裁が決まっていたものに対して、今回は全国の党員投票が無い事が「民主的で無い」と言われる所以らしい。

今回のその決定方法が、急遽今回のために決められたのであれば、その「非民主的」という批判もそれなりに理解出来るけれど、既に「本来は全員での投票、ただし緊急の場合はこれこれの方法」と予め決まっている物だし、過去同様に相殺が辞任して交替する場合にも行われてきたもの。別に今回が初めてでは無いし、実績もある方法を採用しようとしているのに、何故批判が生まれるのかそこが分からない。自民党の総裁は、イコール内閣総理大臣を選ぶことであり、それを議員だけで選ぶことは民主的で無い、と言うけれど、じゃぁ内閣総理大臣を「自民党関係者だけで選ぶことは民主的なのか」という疑問も。確かに、国会での議員数の関係から、自民党総裁がイコール内閣総理大臣になることは、事実上の既定路線なんだろうけど、今回の選挙はあくまで一政党の代表を決める物な訳だから、それはその組織として決められている手段を選ぶのであれば問題無いはず。実際、今回の場合は、安倍総理の辞任理由に健康問題があるので、できるだけ早く政権移行したいという事と、政治的空白を作らないという理由があるわけで、別に特定の候補に有利に働くようにと言うわけでも無い。それに、各支部からの3票に関しては「可能な限り党員の意見を反映するように」という注釈も付けられていて、だから支部によっては党員の意見を集めて3票に塩梅するところあるみたいで、それなりに「民主的」な方法をとろうとしているように思います。

メディアや一部野党が「密室政治」「非民主的」と批判するけれど、でも今の立憲民主党の枝野代表にしても、社民党の福島党首にしても、別に選挙で選ばれたわけじゃ無いでしょ。記憶に新しい福島党首選出にしても、吉田忠智氏の時には社民党としては初めて、社会党時代からみても17年振りに党首選挙で決まったけれど、次の又市征治氏は他に立候補者がなく無投票で決定。続く福島瑞穂氏も無投票で決まるという状況で、それってある意味「密室政治」みたいなものでは。さらに言えば、共産党の志位和夫氏にいたっては、もう20年以上もずっと書記長のままなわけで、こちらの方が問題じゃ無いのか。まぁ、相手のやることは問題があり、自分達がやることには問題ないという、例によって「都合の良い論理」であることは明らかなんですが、メディアに至っても同様の考えと言うは、多分意図的恣意的なんだろうけど、恰も問題があるように伝えるのは相変わらず。余りに「民主的」という重い言葉が、軽く使われていることに疑問を感じます。

逆に、我々は「国会議員」を選挙で選ぶことで、国政への関わり合いを委託しているわけですから、その代表者が代理として仕事をする事が本来正しいはず。そこに、「党員」だとか「支部」とか、自分達が委託していないような要素が入ることの方が「非民主的」じゃ無いだろうか。今まさに進行中のアメリカの大統領選挙は、各州の国民が選挙人を選び、その選挙人が大統領候補者を選ぶことで「アメリカ大統領」が決まる仕組み。ここに、「選挙人に加えて、各政党の党員票と、州の支部票を加えます」と言ったらおかしくなるわけですからね。勿論、アメリカ大統領選挙の仕組みと日本の政党党首の選択方法を比較することは適切では無いだろうけど、その状況やその他の理由で「適切であると思われる方法」を利用することが正しく、それを予め決めておいて必要な時に活用することが「民主的」な方法だと思いますけどね。繰り返しになるけれど、今回の方法が急遽今回のために決められて利用されるなら、それは批判の対象になると思うけれど、以前から決められている方法で且つ過去何度もその方法で総裁が決まっている事実を無視するように、今回は「非民主的」と言うのは理屈に合わない。単に、批判するための理由に利用して居るだけで、それこそが「非民主的な行動」だと思う。

Do you speak Japanese?


茂木外務大臣の8月28日の記者会見で、日本語で質問をした外国人記者に対して、茂木大臣が英語で聞き直したり、「日本語わかっていただけますか?」と聞き直したりした行為が、失礼だ、馬鹿にしている、差別だと騒動になっている件。実際の会見のビデオが外務省のチャンネルに登録されていたので見てみました。問題のやり取りは2分15秒付近から。この会見がどの様に開催されているのか分からないのですが、どうも日本国内の記者向けに基本日本語で会見し、必要ならば外務省なのでそれなりに語学スキルのある職員なりが対応するような仕組みなのかなと推測。実際、英語版の映像もあるんですが、後から吹き替えたというよりは、その場で同時通訳の音声を入れているような感じ。

で、問題となっているJapan Timesの女性記者の質問場面ですが、この方の背景や日本語能力は分からないけれど、確かに日本語の発音は問題ないレベルと感じるものの、日本語の話し方としては何度も行きつ戻りつ繰り返しながら質問しているので、もし私がその場で聞いていたら「日本語は出来るんだろうけど、会話(Speaking)はそんなに得意では無いのだろう」と判断するレベル。勿論、Speakingは不得意でも、Hearingは得意かもしれないけれど、そこまでは分からない。まぁ、普通は一方を認識したら、他方も同程度と思うでしょうけれど。で質問者は、「入国規制の緩和方向性」と「入国に際して違いが生まれた科学的根拠」の2点を質問しているんですが、どうも茂木大臣の回答を聞いていると、彼としては2番目の「違いが生まれた科学的根拠」を「違いが生まれた根拠」と解釈したように思いますね。だから彼の回答としては、今後緩和の方向に進めていると一番目の質問に回答し、二番目の質問に関しても各国の状況に応じて対応すると回答して、質問に対して完了したという判断だったんじゃ無いだろうか。その後女性質問者は、自分が質問した「科学的根拠」に対しての回答が無いと言う事で再度質問して、茂木大臣としては回答しているつもりだったから「どう言う意味での科学的」という事で、英語で間違いの無いように聞いた、と言うような印象を受けます。女性の質問の仕方が、何度も行きつ戻りつの話し方だったので、彼女としては重視したかったであろう「科学的」という部分が相手に伝わっていないような印象ですね。

まぁ、茂木大臣もいきなり"What do you mean by scientific?"と聞かずに、「科学的根拠とはどう言う意味で?」と聞けば良かっただけではあるけれど、もしかしたら彼女の日本語を聞いていて、双方のためには英語で聞く方が早いしわかりやすいという判断だったかもしれない。これが「差別的」「無礼」と批判され、実際女性記者も「馬鹿にしないでください」とどうもプライドを傷つけられたようなことを言うのだけれど、でも彼女が「日本語で話しているなら日本語で答えてください」というのも変な話で、日本で日本語で取材する記者活動をするのであれば、もう少し日本語での会話能力、特に頭の中で「英語を日本語の語順に並び替えて、それを日本語に翻訳して話す」ようなしゃべり方は、もう少し改善が必要な気がする。いゃ、一般的な会話だったら全く問題は無い。でも、相互に理解祖語が生まれてはいけない取材活動であったり、自分の仕事の場合でも、相手がこういう状況ならば、私も途中から英語に切り替えて、重要な部分に関しては念を押すと思う。これが、例えば雑誌のインタビューなどなら、彼女が日本語で質問して日本語で回答を貰うことに何の問題は無いと思う。でも、外務省の正式な会見で、誤解や不正確な認識をされては困るというような場合には、少なくとも彼女の質問の状態を聞いてそれがイコール彼女の日本語能力と類推すると、やはり理解力に関して「大丈夫ですか、問題有りませんか」という念押しはしたくなると私は思います。

彼女の質問も「科学的根拠」という事に拘っていて、これは陽性者の数とかPCR検査数とか、そう言うことを聞きたいのだろうと思うんですが、そこは既に「状況に応じて判断」と回答していて、それだけでは判断出来ないことは具体的に言及はしていないけれど一応回答はしている。さらに言えば、日本国への入国に関して、日本国籍者に関しては日本国政府に保護義務があるけれど、在留者に関しては場合によっては再入国が認められないことがあるのは常の話なわけで、そこは様々な要因があるのは今回の新型コロナウイルス以外の場合でも同様。Diamond Princess号なんてその典型例ですよね。だから、何か具体的な回答が欲しくて「科学的根拠」と聞いているようで、実は「答えの出ない答えを求めている」ように思えて、そう言う意味で彼女の質問は一寸疑問を感じるところです。例えば再度質問しているときに、単に「科学的根拠」というのではなく、「各国の状況で判断というが、そこに例えばPCR検査数とか陽性率とか、どれだけ定量的な、科学的な根拠が反映されていて、それが今回のような区別する理由になっているのか」とか聞けば、もしかしたらもう少し具体的な回答が得られるかもしれない。それでも「各国の状況に応じて適切に判断する」としか言えないでしょうね。まぁ、そう言う意味では、答えの出ない答えを求める質問をしている時点で減点だろうし、そこを上手く伝えられず相手から求めている回答を得られなかったのは、やはり彼女の能力の問題だと思う。そう言う意味では、英語で質問されて「日本語で良いです」と言うんじゃ無くて、そのまま英語で聞きたいことを質問すれば良かったのに。日本語だろうが、英語だろうが、自分の取材活動として必要な情報を過不足無く得ること、それが「記者」としての仕事だと思うし、自分の日本語能力に対してのプライドなんて邪魔なだけだと思う。

2020年9月2日

レンタル移籍制度

日本の社会人フットボール、Xリーグの10月下旬に予定されている開幕までは、まだ一月半余りありますが、X1 Area (事実上の2部リーグ)に所属する「PentaOceanパイレーツ」が、今シーズンのリーグ戦参加を辞退することに。理由は、スポンサー企業の意向から未だチーム練習が開始出来ず、個人練習も制限されているため、まだ一月半開幕まであるとは言え、フットボールの激しさを考えると準備不足になる事が想定されるため。文字通り、苦渋の決断だったと思います。

ヨーロッパのリーグは、春がメインのシーズンで、これは秋から冬がメインのアメリカ(NFL)やカナダ(CFL)のリーグへスカウトされることを期待した、ショーケース的意味合いもあります。日本の場合は、2月位から練習が始まり、2月、3月は基礎体力作りや基礎練習。4月位から、新人選手も加わり、セレクションも兼ねたそのシーズンのチーム作りが始まります。春は関東と関西で、それぞれ4月下旬から6月にかけてトーナメント戦や交流戦が開催されて、2~3試合程度消化してから、6月から7月の間の一月位のオフを挟んで、7月から例年なら8月末の開幕に向けて仕上げに入るというのが通常のパターン。今シーズンは、春の試合が全廃され、その間もチーム活動は制限されて、個人個人が自宅でのトレーニングを中心に細々と活動していました。それが6月位から、徐々に三密を回避し十分に注意した環境での練習が少しずつ解禁されて、この7月位からやっと全体での練習(ただし、色々制限はあり)がリーグとして許されるようになったところ。幾ら個人で体力トレーニングをしていても、やはり実際に練習で身につく物とは違いますから、7月、8月はどのチームも春の3月、4月位の状況だったでしょうね。で、9月に入って、やっと例年の6月、チームとしての基本的なシステム作りが始まった頃じゃ無いだろうか。

パイレーツの場合は、そう言う個人練習にも制限があり、未だ目処が立たない状態。スポンサー企業の一つが生保会社(明治安田生命)なので、やはり「万が一、万万が一」の時の影響を深刻に考えているからなのかなと想像しますが、スポンサーあってのチームでもあるから、そこは相手の意向を無視することは出来ない。とは言っても、まだこれからのシーズン、このままフットボールから離れたままで過ごすことは、チームの選手やスタッフに取っても苦痛でしょう。今シーズンは変則的なシーズン運営となるため、リーグの降格・昇格はないのですが、だったら特例みたいな事は出来ないだろうか。Xリーグは、X1 Super (9チーム)をトップに、その下のX1 Area (12チーム)があり、さらにその下にX2リーグ、X3リーグという階層になっています。例年「移籍」という形で他チームでの出場機会を目指す選手もいるんですが、今シーズンに関してはサッカーで言う「レンタル移籍」みたいな形を、このパイレーツの選手やスタッフには適用出来ないだろうか。「移籍」だと、色々手続きが発生するんですが、そう言うものはスキップして、今シーズン限りの1年レンタルみたいな仕組み。そうすれば、選手やスタッフはフットボールスキルを維持したまま、来シーズンに向けて準備も出来ると思うんですよね。また、選手不足に悩むチームにとっては、有能で経験豊富な選手が加入してくれることで、チームとしてのスキルアップや怪我のリスクも下がるでしょうし。

流石にトップリーグのX1 Superや、ライバルが並ぶX1 Areaへのレンタル移籍は難しい思いますが、X1 Areaでもメンバー不足のチームもあるし、X2リーグ、X3リーグならウェルカムじゃ無いかと。それによって、
  • 上位チームのスキル・技術が下位チームに浸透して、全体のレベルアップに繋がる
  • メンバーに余裕が出来ることで、疲労などによる怪我リスクが低減される
  • パイレーツメンバーも、スキル・技術を維持する事が出来る
と言ったメリットがあると思います。例えば、同一チームへは最大5名までとか、出来るだけ平等になるようにレンタル移籍するルールは必要だと思いますが、そう言う制限を設けたとしても、それぞれWin-Winの関係が築けるんじゃ無いだろうか。一番重要なことは、今シーズンはリーグ参加を辞退するPentaOceanパイレーツだけれど、決して廃部とか解散するわけでは無いことはチーム関係者も明言しています。それならば、彼らにとっても次に繋がるシーズンにするべきだし、それはマイナースポーツである日本のフットボールにとっても必要な事のはず。勿論、レンタル移籍という制度が認められても、スポンサー企業の意向によっては他チームとは言え活動が許されないことも有るかもしれない。また、幾らレンタル移籍とは言っても、あと一月半の期間で試合に貢献できるだけの体力なりスキルなりが戻るかどうかも不明。でも、何らかの形で彼らがリーグに貢献できる形を提供して欲しいし、彼らも何らかの方法で今シーズンのリーグ戦に関わる機会を見つけて欲しいですよね。それも「新型コロナウイルスに勝つ」一つの方法だと思う。苦しい、厳しい状況だと思うけれど、必ず来シーズンにはフィールドに戻ってきて欲しいですね。

イヤホン派? 内蔵スピーカー派?

ウェブの記事を漁っていたときに、たまたま目に入った記事に、こんな内容のものがありました。最近のリモートワーク拡大に伴い、自宅からZoom会議やTeams会議をする機会が増え、一日何時間もイヤホンを利用するようになってきました。その為に、昔で言うところのWalkmanや携帯音楽デバイスを使用して、一日中音楽を聴いているのと同じような状況が多くの人に発生していて、難聴や外耳炎等の病気を発症するケースもあるという話題でした。初期の携帯音楽再生プレーヤーを使用して居たときには、まだインナータイプのイヤホンは普及していなくて、初代のWalkmanがオープンエアタイプのヘッドホンだったこともあり、暫くはあのタイプがブームになりましたよね。

イヤホンタイプ、あるいはカナルタイプの物が普及して一般化してきたのは、多分iPhoneの影響が大きくて、ここ数年くらいの事だと思います。小型化されても十分な音質と音量を提供出来るようなドライバーが登場してきたことも大きな理由でしょうね。だからか、映像有りのビデオ会議をすると、殆どの人がこのイヤホンタイプのものを使用して居る印象があります。一番身近で手元に有る物だから、そのまま流用しているケースも多いでしょうね。実は、会社の電話システムはVoIPに数年前に変わり、その為にオフィス用パソコンがそのまま電話も兼ねるようになっています。その為、切り替わったときにUSBヘッドセットが全員に配布されたんですが、このヘッドセットはヘッドホンに口元へブームマイクが伸びるデザインの物。ただ、ヘッドホンタイプはヘッドバンド部分をスライド調整して、スピーカーがちゃんと耳の所に来るようにしないと行けない。これが結構面倒なのと、スライドしているときに髪の毛を巻き込んでしまったりして、そう頻繁に付け外ししたいと思わないもの。マイクも、目の前にチラチラ入るのもうざったいし、結構指向性があるのか、マイクを口元に近づけないと音をちゃんと拾ってくれない場合も有ったりしました。そう言う意味では、頭や髪の毛に邪魔されないイヤホンタイプは装着するのも楽だし、マイク付タイプだとわざわざ口元にブームを移動しなくても良いので、便利と言えば便利。ただ、一日そんな状態で仕事を続けないといけなくなると、やはり段々と苦痛になってきます。

実は私は、ビデオ会議・電話会議するときには、マイク付イヤホンは使わずに、オフィス用パソコン(ノートブックパソコン)の内蔵マイクと内蔵スピーカーをそのまま使用しています。周りに人がいないので、音が漏れても構わないという理由はあるんですが、イヤホンをしていると実は自分の話している声も聞こえづらくなって、話をするときに小さかったり大きかったりとバランスが悪い事も理由の一つ。昔は、内蔵マイクが内蔵スピーカーの音を拾ってハウリングが起きたり、スピーカーの音質が悪くて相手の話が聞き取りづらかったり、内蔵マイクの感度も不足気味だったりと、色々難点はあったんですが、最近の物ではちゃんと内蔵マイクとスピーカーがチューニングされていて、結構大きな音にしても音を拾ってしまうことも少なくなったし、マイクも指向性がある程度付けられているので、正面で話せば結構音も拾ってくれます。スピーカーも、最近の物の多くは底面にスピーカー用の穴が開いているので、ちょっと板とか挟むと結構音質が変わったりして聞きやすくなる事も。まぁ、普通に使用する分には特に困らないくらいの品質にはなっていると思うので、それなら煩わしいケーブルタイプのイヤホンは使用したくない。

実は、ケーブルタイプのマイク付イヤホンを使用するという事は、そのケーブル長に移動が制限されてしまうことにもなるんですよね。例えば、ちょっと飲み物を取りたいとか横の棚の資料を取りたいとか、そういう時に困る場合も。でも、内蔵デバイスだと不安が心配(?)という事もあるわけですよね。で、そういう時にはワイヤレス(Bluetooth)のマイク付イヤホンが便利なのかな、と。私も手持の物を使用した事があるんですが、ビデオ会議なら片耳で使いたいのに、片耳だと音量が不足するというか、聞きづらいときも。音楽を聴くときと同じように両耳に早着すると、確かに会話はスムースに行くんですが、長時間利用はケーブルタイプのイヤホンと同じく負荷が掛かります。耳掛けタイプなら負担が少ないんじゃ無いかと思いつき、実際そう言う製品もあるみたいなんですが、そうなるとビデオ会議専用に購入することになり、それはそれで勿体ないと思う貧乏性(笑)。それと、相手の声はイヤホンで自分しか聞こえないけれど、自分の話す声は周りに聞こえてしまいます。可能なら、マイクで音を拾うのでは無く、カメラで口元を撮影して「読心術」で声に変換して相手に伝わるようになれば、例えばスターバックスの席に座りながらでも、会社の電話会議が堂々と出来るようになるんですが(笑)。何処かのベンチャーで開発してくれないだろうか。口元だけで翻訳するのではなく、予め自分がこう言う場面ではこう言う事を言いそうと言う会話集みたいな物をAI学習しておいて、場合によっては例文から合成した発言を相手に伝えるみたいなことをすれば、そんなに口元を意識しなくても、結構会話が成立するかもしれない。ただ、AI学習のやり方を間違えると、AIが相手に伝えるべき「建前」の言葉では無く「本音」をそのまま合成して伝えてしまって、収集が付かなくなる可能性はあるかぁ... (笑)

TAG Heuerの修理(2回目)

自分が保有する自動巻き/手巻き腕時計の一つ、TAG Heuer CARRERA "Caliber 7 twin-Time"。購入したのは6年前で、4年前にGMT針がズレてしまったので一度オーバーホールに出し、それ以来約4年振りの保守となります。前回は、週末に横浜に出たついでに、銀座のTAG Heuer直営店に持ち込んで修理依頼しましたが、今はそんなことも侭ならない状況なので、宅配便で送付する「ピックアップサービス」を利用しました。

この手のサービスを利用するのは、TAG Heuerでは初めてですが、以前SEIKOのGrand Seikoの電池交換&オーバーホールに出したときにも利用したので、やり方は大体同じ。TAG Heuerのピックアップサービスサイトから、時計のモデル番号にシリアル番号を入れて、さらにこちらの連絡先などを入力。修理箇所や問題点を指摘するところでは、最近パワーリザーブ期間が以前よりも短くなってきたことや、遅れが大きくなってきていること(以前は1日で数秒の狂いがあるかないかだったものが、現在では15~20秒位遅れる)、さらにいつ擦ったのか不明ですが、ガラス面に擦り傷が付いているので、可能ならガラス交換も依頼。まぁ、見積を見てみないと分からないけれど、今回はそれなりの修理保守費用が必要になりそうです。前回は、まだ保証期間内だったので、無料で終わったので、まぁ今回は二回分くらい払う覚悟ではいるんですが。一応、「エドワードクラブ」には登録しているので、20%だったかな、結構料金的にお得になります。というか、定価の方が高めなので、これで一般的な保守修理代金並みになるというか。まぁ、車と同じで、維持費も含めての「商品」ですからね。

修理を申し込んだのが、先週の金曜日。直ぐに確認のメールが届いて、修理品(=時計)返送用の梱包キットを送るというメールが届きます。その後、一寸そんなことも忘れていたんですが、一昨日の夜に急にクロネコヤマトからメールが届き、「明日(=昨日)荷物をポストに投函予定です」と書かれています。これ、ちょっと不親切だなと思うのは、このメールにも指定されている送り状を見ても、送り主名が記載されていないので「何の荷物が届くのか?」状態。しかも、ポストに投函となるとそんなに多きな物では無いはずで、これまでの経験から言うと時々Amazonで購入する書籍が一番ありそうですが、ここ数日中に届くような注文はしていない。不思議だなぁと思いつつ暫くして突然閃きました。「そうだ、時計の梱包材だ!」と。返送するときには時計も入るので箱で戻りますが、キットで送られてくるときは圧縮されていて平べったいパッケージになっています。それなら納得です。で、昨日仕事をしているとクロネコさんから「配達済み」というメールが届き(一応クロネコメンバーズなので)、郵便受けを確認したらキットが入っていました。

早速開梱して中身を確認し、今回修理をする時計を入れてパッケージングをします。昨日は外に出る機会が無かったので、発送は今日これからなんですが、まぁ2~3週間くらいで戻ってくるかなぁ。その前に一度見積の確認とかくるはずなので、今月中に戻れば良い方かもしれません。ところで、プチトラブルが発生。郵便受けに入っていた段ボールの外箱を開くと、中から送付用キットが透明なビニール袋に入っていました。それを取り出そうとしたところ、何か動く物が... よくよく見たら、小さな赤っぽい色をした蟻が1匹そのビニールの表面を歩いている。ちょっとビックリして直ぐに潰しましたが、そのキットを取り出して中身を開くと、それから何匹か沸いて出てくる。全部で10匹くらいいたかなぁ... 自宅の周りは自然豊富なので、カエルとか蟻とか珍しく無いけれど、これは自宅近辺から入ってきたもので無いことだけは確か。元々のキットに含まれていたのか、外箱に入れて発送するときに紛れ込んだのか不明ですが、ちょっと不満です。本来の修理に関してでは無いけれど、そう言うことがあった事は返送用の書類にコメントとして追記しておいたけれど、しかしどこから紛れ込んできたんだろうか。そのキットを梱包して発送出来る状態にした後に外箱とか処分した後でも、まだ作業をしていた机にその蟻が1匹、2匹と出てきたりしたので、慌てて掃除機で周りを吸い込んで、さらに除菌シートで机やその周りも一通り吹き掃除したけれど、完全に除去できたかは不明。寝ている間に、腕とかかまれたら最悪ですね...

[2020年09月04日追記]
本日TAG Heuerのサービス担当の方から電話があり、

  • 在庫の梱包材を確認したが、同様の事例は見つからなかった
  • 私以外の利用者から同様のクレームは発生していない
  • 配送会社の佐川急便にも確認したが、今の所問題は報告されていない
と、丁寧にご連絡を頂きました。今回の蟻の体長は2mmも無いくらい小さく、到着した梱包(段ボール)は、シュリンクパックなどで密閉されていたわけではないので、もしかしたら配送中にトラックの中で別の箱から移動してきたのかもしれませんね。いずれにしても、こちらとしては何かクレーム(悪い意味で)したい意図ではなく、現実問題としてそう言う現象が発生しており必要なら対策をしていただきたいので連絡したと説明し、先方もそこを理解した上でいずれにしても「ご迷惑をおかけしました」とお詫びの言葉を頂きました。実は、前日にも2回ほど着信があったようで、私が見逃して対応していないので、向こうとしても一寸ヤキモキしていたのかもしれませんね。原因は不明ですが、企業のサービス対応としては、やはり十分なものじゃないでしょうか。

2020年9月1日

企業のワーケーション

人材派遣会社パソナグループが、東京にある本社の主要機能を、淡路島に移す方針という記事。リモートワークが一気に普及し、本社やオフィスコストが無駄になりつつある今、いっその事地方に移転してコストを下げながら、施設のサービス内容を向上させるというのは一石二鳥のアイデアかも。少し前に、大学が都心一等地のキャンパスを売却したりして郊外にキャンパスを移して、より広い敷地で開校したのと同じような発想の気がする。

リモートワークが一般化してきた今、これまでは社員の要的な存在だった「会社オフィス」の必要性もどんどん下がり始め、中には物理的本社オフィスを無くすような所も。ソフト開発みたいな職種や、中小企業等は、そう言う移行の流れに乗りやすいのだろうけど、大手企業になり、利用する社員数が何百人、何千人にもなってくると、なかなか大変。弊社も、自分が所属する開発部門のビルだけでも、3フロアー+αのスペースがあって、全部で数百人くらい勤務しているけれど、今後はスペースを半分にして、しかもオフィスもフリーアドレスにして行く方針が既に発表されています。既存のオフィスを縮小するのは、まだやりやすいし抵抗感も少ないと思うけれど、このパソナのように、都内の本社を淡路島へといなると、人の移動も大変だろうし、なかなかの英断。記事によれば、淡路島に関連施設があり、福利厚生関係の設備も充実していることもあるらしいけれど、一寸前に話題になった「ワーケーション」の企業版にも見えます。

もともとのワーケーションは、社員が休暇と絡めて異動先で仕事もする事で気分転換や時間の有効利用などを考えるものでしたが、この本社移動は言ってみれば会社単位での「ワーケーション」と言えるかも。だから、通常はリモートワークだけれど、本社に出社となったら家族を連れて、関西地区や淡路島の観光を家族がして居る間に、本人は淡路島の本社で必要な仕事をするみたいな。以前聞いた話では、伊豆にサテライトオフィスみたいな物を作った企業とか、山間部にそう言うものを作りキャンプ気分で仕事みたいな話も聞きましたが、どうだろう福利厚生と合わせて、日本各地にそう言うオフィス設備を作るのは。で、その設備をワークシェアじゃ無いけれど、複数の企業で共用するみたいな。そうすると、これまでは「痛勤」とか言われて、オフィスに行くことが苦痛だったけれど、これからはオフィスに出社出来るのは「ご褒美」になる時代が来るかも(笑)。

リモートワークが普及して、会社という定められた場所に毎日通わなくなっているのに、場所や目的は異なるとは言え、オフィスに来て貰う工夫をすると言うのも本末転倒な気がしますが、「会社」とか「オフィス」というものの見方を変えるという意味では、既に同様の試みは存在しています。例えば、外資系企業が、オフィスのレイアウトを遊園地のような形にしたり、オフィス内のデザインをいろいろと変えてきたのは既に当たり前の話。その場合、都内で実現するとコスト高になるけれど、地方でとなればコストは下がるし、使い方次第では観光地とのセッティングで付加価値も生まれるだろうし。さらに言えば、そこに「引っ越す」となると抵抗感の多い人もあるだろうけど、「週に何日、月に何日出かける」ということであれば、抵抗感も下がる気がします。ましてや、そこが観光地であれば逆に付加価値になるだろうし。社員だけで無く、企業もワーケーションする時代というが、次のステップ、トレンドになるだろうか。

リーダーに向かない人

自民党の総裁選挙は、菅、岸田、石破の三氏での選挙が濃厚になってきましたが、どうも結果も見え始めてきている様子。何故か一般党員の得票が大きく期待出来る石破氏は、選抜方法で一般党員票も含めるべきと主張して居るけれど、さてどうなることやら。安倍総理が前回総裁に再選出されたときには、党員票は石破、議員票は安倍、で敗れたわけですからね。

さて、一般期的な人気投票では何故か毎回「次に総理になって欲しい人第一位」をダントツで獲得するけれど、何故か党内では人気の無い石破茂氏。個人的には、多分悪い人じゃ無いんだろうけど、受ける印象が悪いよねと思ってしまいます。色々その理由はあるんだけれど、一番イライラするのがこの人の話の仕方。「A→B」みたいな単純な話をする場合でも、スタートした時から、「まずは」とか「その前に」とか、関係無い話題からスタートして、その後散々回り道をするような説明をした後で、最後の結論に至っては「やってみなきゃ分からない」とか「まずは相手の気持ちを確認すること」とか、結局は何ら結論は言わずに話がはぐらかされて終わりみたいな不完全年少な気持ちが残ることが多いんですよね。好意的に考えれば、相手が誤解を招かないように丁寧に説明しようとしているのかもしれない。でもね、仕事でのプレゼンがそうなんだけれど、何十枚も詳細な資料やチャートを準備しても、相手は理解してくれないわけですよ。一番説得力のあるのは、簡潔に説明した「1枚のチャート」だったりします。そう言うものを作るのは、凄く大変なんだけれど、やはり相手に話をする、相手を説得する場合には、小難しい難解な話をしては駄目だと思う。

もう一つ感じるのは、この人の印象がいつも苦虫を噛み潰したような印象しか無い事なんですよね。しかも、話に熱心になればなるほど、ちょっと下から相手を舐めるような感じで見るようになる印象があって、それも何となくイメージを悪くしている感じがします。趣味の鉄道の話とかしているときには、ニコニコと笑顔の時もあって、決して表情としては悪くは無いのだけれど、どうもそう言う印象が無いんですよね。体育会的な、「真剣なときには歯を見せるな」という信条を持っているのかどうかは不明なんだけれど、もう少し「話し方」と共に「表情」にも注意しないと、どうもマイナスの印象しか生まないと思うのですが。勿論、それなりにアドバイスする人もいるだろうし、ご本人も努力はされているんだろうけど、長年無意識に続いている物だとすると、直ぐには直らないだろうし、ご本人的には「これが自分流」と割り切っているのかもしれない。

例えば組織体を考えたときに、中堅幹部とかベテランのグループリーダーみたいな存在だったら、こういう「一寸しつこい人」も必要かもしれない。ただ、組織のトップだったりリーダーだったりという立場で、こう言う粘着質の印象を受けるような人が立ったら、それに従う一人としては嫌だなぁ。安倍さんを含めて歴代のリーダーがそうだったとは言わないけれど、リーダーとして求められる資質の一つは、スパッと短い言葉で必要最小限の指示を出せる人だと思うんですよね。で、実際の行動なり作業は、権限委譲した下部組織体に任せるというか信頼して作業させる。石破氏を見ていて何となく思い浮かぶのが、田中角栄元総理。まぁ、何となく風貌が似ているからと言うと失礼かもしれないけれど、個人的にふと思い浮かぶんですが、でも最大の違いは、田中氏は良くも悪くも「人たらし」的な所があったけれど、石破氏はそういう部分が感じられない。笑顔の印象が少ないのも、そんなところが理由なんだろうか。まぁ、其れ以前に「危機に際して、後ろから味方を撃つ」とか言われていることを払拭しないと駄目でしょうけどね。

スモーキン・ブギ

「スモーキン・ブギ」なんて書いても、殆どの人は「何じゃ、それ」状態でしょうね(笑)。もう50年近く前にヒットした、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(これも、死語か)のヒット曲ですが、このニュースを聞いたときに真っ先に思い浮かんだのが、この曲。

4月以降喫煙とされている衆院議員会館事務所内で喫煙を続けていたことが、何故かばれてしまい釈明した立憲民主党の枝野代表。で、記事にはコメントが書かれていますが、これって言い訳にもなっていませんよね。
「制度を明確に認識し、厳格に運用する認識が甘かったと反省している」
 日頃「立憲主義」とか言いながらも、小さな法律、小さなルールなら守らなくても良いと思っているんだろうか。「厳格に運用する認識が甘かった」と言っているけれど、厳格も何も、単に「タバコを吸わない」という至極簡単な話なわけで、厳格とか言う以前の話。
「おそらく(事務所内で喫煙する)議員が多く、徹底されていなかった側面が間違いなくある」
さらに、他の議員も喫煙していたから自分も良かれと思ってやってしまった、と言うのだろうか。徹底されていなかったから、自分もやってしまったと言うのだろうか。仮にも野党第一党のリーダーなわけで、本来なら「ヘビースモーカーの枝野氏ですら、禁煙ルールを守っている」と模範を見せるべき存在のはずなのに、「みんながやっているから」というのは理由にもならない。

仮に、これ立場が変わって与党の重要閣僚なり著名議員がやっていたとしたら、格好の攻撃材料になるでしょうね。議員犯罪というと、今も裁判が進んでいる河井案里議員の買収問題とか、大きな事が話題になりがちだけれど、こう言う常識的なことすら出来ない人達に憲政を任せても良いのか、素朴に疑問を感じますよね。枝野氏は、最近はちょっと聞かないけれど以前は好んで「真っ当な政治」というフレーズを多用していたけれど、その「真っ当」の意味は「いい加減な部分が無く、しっかりしていること」。小さな事だから大義の前に見過ごしていた、という言い訳も生まれるかもしれないけれど、今の様子を見ていると、その大義もいい加減だから小さな事になど構っていられない、と言う気がしますね。