菅内閣が始まり、色々なことがスタートした中で、問題となった「桜を見る会」を次回から中止(予算を付けない)事に対して、早速立憲民主党の枝野代表が「過去の問題に対して、臭い物に蓋をするな」とお怒りモード。でも、これも例によって華麗なブーメランなんですよね。
問題になったのは、政府開催のイベントを地元有権者を優遇する場として利用したことなんだけれど、それは民主党時代でも同様で、当時の募集内容に関しても記録は残っている。「過去の問題、臭い物に蓋をするな」というのであれば、是非自分達の事もしっかり説明して欲しい。自分達は、これだけ厳密に候補者を選抜して開催したが、安倍政権ではこうだった、と言うだけの証拠があるなら勿論やっても良いけれど、どうせそんなものは無いだろうし、騒げば騒ぐほど身から錆が出てくるだけだろうし。
改めて立憲民主党のHPを見てみたんですが、旧立憲民主党のサイトから新しい立憲民主党のサイトへリンクがあり、そちらにとんでみたらまだここ数日分のページしか無い。仕方が無いので、旧サイトを見てみたけれど、どうも何かまとめとか特に作っているわけでも無いし、旧サイトの内容を新サイトにどの様に継承するのか、それも不明。もしかしたら、「無かったこと」にするのかしらと一瞬思ったりして。でも、これでは「昔の話に蓋をする」どころか、「昔の話はその辺に捨てて忘れる」事になるんじゃ無いのか? わざわざ以前の政党と同じ名前を選択して、わざわざ以前の政党と同じ人間を代表や主要役員を選んでいるのに、そう言う継続性を無視して「新党です(キリッ!)」というのは許されないと思うけれど。
鳴り物入り(?)でスタートした新立憲民主党なんだけれど、最新の支持政党の値では決してそんなに上がっているわけでは無いし、メディアによっては殆ど変わらない場合も。一方で自民党は菅内閣への期待感かもあってか、かなり前回からアップしており、支持率を自民党対立憲民主党で比べると10倍から7倍位の開きが生まれてしまっています。仮に今解散総選挙があったら、もう立憲民主党は全滅に近いんじゃ無いだろうか。それだけ、彼らがあえて選んで実行した「変化」は、国民の目には沿うとは見えなかったという事なんでしょうね。「過去の問題に蓋をするな」と言っている政党は、実は過去の問題どころか、現在に関してもすでに国民視線から外れているのかもしれない。
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