2020年9月19日

シーズン参加辞退

 先日、今シーズンのリーグ戦不参加を表明したPentaOceanパイレーツに続いて、X1 Super (1部リーグ)所属のオール三菱ライオンズも、諸般の事情からリーグ戦不参加を表明。さらに東京ガスクリエイターズは、リーグ戦には参加するものの、遠征試合は辞退することに。そのままでは、不戦敗となるのですが、代わりに関西所属のパナソニックスインパルスが東京ガスとの試合で関東に遠征することで、試合は成立することに。パナソニックは、ブロック内リーグ戦2試合共に関東遠征となり、かつ今シーズンは地元関西での試合開催がなくなることになるんですが、それでも自チームの都合よりもリーグとしての存在価値を優先した英断で、これはやはり日本のトップチームとしての矜持でしょうね。

何れのチームも、スポンサー企業の要請により練習機会や参加条件の制限があり、まず十分な練習機会が持てないことによる安全性への懸念が一つ。もう一つはスポンサー企業の職種や立場によっては、感染が実際に発生しなくても、感染拡大に繋がると思われる行動も制限するくらい、リスクには敏感になるだろうし。他の競技の状況には余り詳しくないのですが、フットボールの場合Japan X BowlやRice Bowlが東京ドームで開催される場合を除いて、基本屋外スタジアムを使用しますから、試合中の観客が観戦する可能性は低い。ただ、コンタクトスポーツということで、選手間やチーム内での感染リスクはゼロでは無いし。

不参加を決定したチーム関係者は、さも苦渋の選択をしたと思いますが、決して間違った選択では無かったことも事実。事実上1シーズンを棒に振ってしまう選手は、もしかしたら今シーズン試合経験の無いままに引退する選手もあるかもしれない。デモ、それも一つの選択だし、もう一年頑張ってみるのも選択。厳しい条件とは思うけれど、前向きに考えて欲しいですよね。今年は、高校野球がまさにそんな感じで、変則的にトーナメント戦などを開催しましたが、フットボールはどうかなぁ。

この15日が今シーズンの選手登録の締切日だったので、オール三菱としてもぎりぎりまで対応策を模索していたんだと思います。残念ながら、リーグ戦参加は叶わなかったけれど、来シーズンに向けて、今から準備を進めて復活して欲しいと思いますね。

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