2020年9月14日

発言音痴

立憲民主党改め「立憲民主党」が結党され、その初代代表に選出された「前立憲民主党最後の代表」の枝野幸男氏(棘がある言い方だなあ-笑)の、テレビ番組での発言なんですが、やはりこの人はセンスが無いと言うか、思いつきに近い感じで発言しているんだろうと思ってしまう。
「消費税を下げていくことができるかどうかについて議論すべきで、上げていくなんて論外だ」
と言っているけれど、自分達だって「下げる」なんて言う事は言ってなかったのに。先の選挙の前には、下げろ言っていてそれを争点にするかと思ったら選挙中は一切言わず、その後も「下げる」という話は国民民主党から出てきた話なのでは? で、「選挙の道具にするな」と言っているのに、過去自分達は道具に使ってましたよね。勿論、国会で十分に議論することが大前提ではあるけれど、やはり過去の自分達の発言との整合性なり、変わったのであればその説明であるとか、そのあたりが全くなく突然言い出すから、理解も支援も広がらない気がする。

さらには、
「使い切れないお金をため込んできた企業に対する課税であったり、金融所得に対する課税、富裕層に対する課税がやるべきことだ」
というのも、後半の金融所得や富裕層に対しての課税は理解出来る部分もあるけれど、「使い切れないお金」っていうのはどうなの。多分企業の「内部留保」の事を言っているのかなと思うのですが、それは今回の様な突発的な場合の予備になるわけだし、そうで無くても将来的な投資などにも向けられる物。大体それを言うのであれば、自分達で仕事をしたわけでも無いのに、年間何億円も国庫から「政党交付金」を貰いながら、それが「余っている」事は良いのだろうか。議員数に応じて、毎年必要と思われる金額が振り込まれるわけだから、翌年に繰り越す必要は無いはずで、その年度内に使い切るか、残ったなら国庫に返納するべきお金では。それを翌年に繰り越して、選挙費用にするとか、言っていることと矛盾しないか。政党交付金は一部で、多くは政治資金パーティーや企業・個人献金かもしれないけれど、それだって「使い切れないお金を貯め込んでいる」事にはならないのだろうか。今回の新党騒動は、国民民主党からの政治資金の移動が最大の目的だと思っているけれど、それに関してどれだけ使い切れないお金があるのか、是非明らかにして欲しいところですね。

一寸考えれば、素人でも思いつくような突っ込みどころの話を、何度も繰り返しているところに、その政党に対して信頼感というか、そう言うものが減っていく最大の理由になるんでしょうね。これが与党側の発言だと、鬼の首を取ったかのように攻撃して、いつものように「なんちゃら発言追求チーム」とか作って関係者を呼び出したりして、やっている感だけは存分に見せて一切結果は出さない。まぁ、いつものことだなぁと思うし、だからこそ、新党と言えども名前も同じ、面子も同じ、やっていることもだから変わらない、と何となく納得してしまいます。

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