2020年9月4日

空港と鉄道

ITmedia、杉山淳一氏のコラムから、「静岡空港駅」に関しての話題。特に目新しい話題は書かれていないのですが、まぁ結論としては、空港を生かすために新幹線新駅よりも、何処かのJR駅とのライトレール、あるいは軌道の延伸が必要、というのは納得出来る話。記事に登場する、空港隣接の鉄道駅がある場所は殆ど利用したことがありますが、やはり鉄道が空港と直結していることは最大のメリット。ある意味、空港機能の一つとして必須にして欲しいくらい。

ただ、高台にある静岡空港から、直線距離で一番近い島田駅に路線を引くとすると、どうしても大井川を渡らないと池なのが難点ですよね。あるいは、金谷駅へは既存の道路もあるので、少し距離は伸びるけれど現実的ではあるんですが、結構その途中にアップダウンがあるし、既存の道路は片側一車線の狭い道路なので、あれを拡張して利用するのはもっと大変な気もします。杉山氏のコラムでは、金谷駅に接続している大井川鐵道を延伸して空港に繋げるなんてアイデアも書かれていますが、それは面白そう。でも、空港までの勾配を上れるかなぁ...

あくまで理想を言えば、東海道本線と直接接続出来るような「空港ライナー」みたいな列車が接続出来て、静岡空港から東は静岡駅、西は浜松駅にダイレクトに行くことが出来れば、そこから新幹線のひかり号に接続出来るから、それなりに便利だと思うんですよね。例えば、6両編成くらいの空港ライナーが空港を出ると、金谷駅で半分の3両は静岡行きに、残り3両は浜松方面的になって、浜松行きは途中掛川に停車して浜松へ行く。帰りは逆に、浜松・静岡から発車して、金谷駅で合体して空港へ行く、と。まぁ、一日どの程度の利用者があれば可能なのか、結構厳しい数字だとは思うけれど、まずは金谷-空港の路線だけでも作って欲しいなぁ。さらに、掛川まで行ったら、天竜浜名湖線と接続するアイデアもあるかも。

いずれにしてもも、個人的にも新幹線と繋げるのにはかなり無理があると思うし、空港直下に新幹線駅というのはそれ以上に難しいと思いますねぇ。となると、現実的な解として、東海道本線とどれだけ効率的に接続出来るか、そこのアイデアがもっと色々出てこないと、なかなか空港活用も進まないですよねぇ。最近では、リニアが有名になってしまったので、どうしてもそれに絡めた話がズームアップされて、なかなか革新の話が進まないのが問題ですよね。川勝知事の間は駄目かなあ...

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