2020年9月9日

航空保安官

一昨日の釧路空港発完済空港行きのPeachの機内で、マスク着用を拒んだ乗客が、さらに機内で迷惑行為をしたために、新潟空港に臨時着陸して降機させられた事件ここに動画もあるんですが、酷いなぁ... マスクの不着用だけでは搭乗拒否できないのかもしれないけれど、よく搭乗させて出発したと、逆に感心してしまいます。

この釧路空港発関西空港行きのPeach MM126便は、元々の出発予定時刻は12:30。それが、当日の天候不良(霧)と乗客とのマスク着用に関してのトラブルで、13:15出発と45分遅れている。報道によると、どうしてもマスクを着用しないし自分の座席の移動も拒否したというので、回りの乗客3人の席を移動させて、ソーシャルディスタンスを作って対応した様子。それが逆にこの乗客の気に触って、離陸後も騒いだんだろうなぁ。新潟空港に臨時着陸したんですが、距離的に離陸して直ぐに騒ぎ出して、早いタイミングで機長が決断したんでしょう。「なんで新潟空港」と思ったんですが、釧路空港から関西空港への空路の途中にあることと、Peachの就航地でもあるので、それも理由なのかも。この乗客が関空から何処に移動する予定だったのかは不明ですが、新潟で降ろされたのは、それなりの懲罰的な意味にも結果的にはなったのかな。

記事では「マスク着用をめぐるトラブル」と書いていて、実際マスク着用の有無が理由なんだろうけど、本質は機内で騒いで安全運航を妨げた行為が理由ですよね。ただ、Peachのサイトを見ると、マスク着用に関しては「お願い」で必須項目のようには記載されていません。一方で、ANAの同様のサイトには明確に、
空港および航空機内においては、お客様同士のご不安解消のため、マスク等*を必ずご着用ください。
但し、乳幼児を含む小さなお子様や、着用が難しい理由があるお客様は除きます。
マスク等を着用されないお客様、ならびに発熱など体調がすぐれないお客様のご搭乗をお断りする場合がございます。(筆者強調)
と、搭乗拒否も含めての対応が明記されています。この場合なら、離陸前の搭乗拒否も可能だし、今回の場合は拒否すれば、その後の遅延などのトラブルも回避できたんでしょうけど。

私は、幸いにもこの手のトラブルには遭遇した経験は無いのですが、日本人以上にアメリカ国内線だとこの手の「我が儘ちゃん」「困ったちゃん」は居そうだなぁ。ただ搭乗前だと、アメリカの場合場問答無用に搭乗拒否されるから、案外機内でのトラブルは少ないのかも。さらにアメリカの国内線だと、航空保安官が隠れて搭乗していて、万が一の場合にはその場で「御用」となる場合も有るみたいなんですが、日本でそれをやるとしたらどうなるんだろうか。流石に警察官が搭乗するのは無理があるだろうか。航空会社が契約している保安警備会社の職員が乗客に紛れて搭乗して、万一の場合には対応するのかもしれないけれど、国内法がどういう風になっているのかなぁ。誰が悪いわけでは無いけれど、やはりずっと続く「コロナストレス」も原因の一つにあると思いますね。で、この状態がさらに続けば、航空機だけで無くバスとか電車とか、そう言うものでも起こる可能性はあるだろうし。決して遭遇したいとは思わないけれど、自然災害と一緒で万一の場合に備えて、それなりに覚悟は必要な時代なのかも。

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