2020年9月2日

イヤホン派? 内蔵スピーカー派?

ウェブの記事を漁っていたときに、たまたま目に入った記事に、こんな内容のものがありました。最近のリモートワーク拡大に伴い、自宅からZoom会議やTeams会議をする機会が増え、一日何時間もイヤホンを利用するようになってきました。その為に、昔で言うところのWalkmanや携帯音楽デバイスを使用して、一日中音楽を聴いているのと同じような状況が多くの人に発生していて、難聴や外耳炎等の病気を発症するケースもあるという話題でした。初期の携帯音楽再生プレーヤーを使用して居たときには、まだインナータイプのイヤホンは普及していなくて、初代のWalkmanがオープンエアタイプのヘッドホンだったこともあり、暫くはあのタイプがブームになりましたよね。

イヤホンタイプ、あるいはカナルタイプの物が普及して一般化してきたのは、多分iPhoneの影響が大きくて、ここ数年くらいの事だと思います。小型化されても十分な音質と音量を提供出来るようなドライバーが登場してきたことも大きな理由でしょうね。だからか、映像有りのビデオ会議をすると、殆どの人がこのイヤホンタイプのものを使用して居る印象があります。一番身近で手元に有る物だから、そのまま流用しているケースも多いでしょうね。実は、会社の電話システムはVoIPに数年前に変わり、その為にオフィス用パソコンがそのまま電話も兼ねるようになっています。その為、切り替わったときにUSBヘッドセットが全員に配布されたんですが、このヘッドセットはヘッドホンに口元へブームマイクが伸びるデザインの物。ただ、ヘッドホンタイプはヘッドバンド部分をスライド調整して、スピーカーがちゃんと耳の所に来るようにしないと行けない。これが結構面倒なのと、スライドしているときに髪の毛を巻き込んでしまったりして、そう頻繁に付け外ししたいと思わないもの。マイクも、目の前にチラチラ入るのもうざったいし、結構指向性があるのか、マイクを口元に近づけないと音をちゃんと拾ってくれない場合も有ったりしました。そう言う意味では、頭や髪の毛に邪魔されないイヤホンタイプは装着するのも楽だし、マイク付タイプだとわざわざ口元にブームを移動しなくても良いので、便利と言えば便利。ただ、一日そんな状態で仕事を続けないといけなくなると、やはり段々と苦痛になってきます。

実は私は、ビデオ会議・電話会議するときには、マイク付イヤホンは使わずに、オフィス用パソコン(ノートブックパソコン)の内蔵マイクと内蔵スピーカーをそのまま使用しています。周りに人がいないので、音が漏れても構わないという理由はあるんですが、イヤホンをしていると実は自分の話している声も聞こえづらくなって、話をするときに小さかったり大きかったりとバランスが悪い事も理由の一つ。昔は、内蔵マイクが内蔵スピーカーの音を拾ってハウリングが起きたり、スピーカーの音質が悪くて相手の話が聞き取りづらかったり、内蔵マイクの感度も不足気味だったりと、色々難点はあったんですが、最近の物ではちゃんと内蔵マイクとスピーカーがチューニングされていて、結構大きな音にしても音を拾ってしまうことも少なくなったし、マイクも指向性がある程度付けられているので、正面で話せば結構音も拾ってくれます。スピーカーも、最近の物の多くは底面にスピーカー用の穴が開いているので、ちょっと板とか挟むと結構音質が変わったりして聞きやすくなる事も。まぁ、普通に使用する分には特に困らないくらいの品質にはなっていると思うので、それなら煩わしいケーブルタイプのイヤホンは使用したくない。

実は、ケーブルタイプのマイク付イヤホンを使用するという事は、そのケーブル長に移動が制限されてしまうことにもなるんですよね。例えば、ちょっと飲み物を取りたいとか横の棚の資料を取りたいとか、そういう時に困る場合も。でも、内蔵デバイスだと不安が心配(?)という事もあるわけですよね。で、そういう時にはワイヤレス(Bluetooth)のマイク付イヤホンが便利なのかな、と。私も手持の物を使用した事があるんですが、ビデオ会議なら片耳で使いたいのに、片耳だと音量が不足するというか、聞きづらいときも。音楽を聴くときと同じように両耳に早着すると、確かに会話はスムースに行くんですが、長時間利用はケーブルタイプのイヤホンと同じく負荷が掛かります。耳掛けタイプなら負担が少ないんじゃ無いかと思いつき、実際そう言う製品もあるみたいなんですが、そうなるとビデオ会議専用に購入することになり、それはそれで勿体ないと思う貧乏性(笑)。それと、相手の声はイヤホンで自分しか聞こえないけれど、自分の話す声は周りに聞こえてしまいます。可能なら、マイクで音を拾うのでは無く、カメラで口元を撮影して「読心術」で声に変換して相手に伝わるようになれば、例えばスターバックスの席に座りながらでも、会社の電話会議が堂々と出来るようになるんですが(笑)。何処かのベンチャーで開発してくれないだろうか。口元だけで翻訳するのではなく、予め自分がこう言う場面ではこう言う事を言いそうと言う会話集みたいな物をAI学習しておいて、場合によっては例文から合成した発言を相手に伝えるみたいなことをすれば、そんなに口元を意識しなくても、結構会話が成立するかもしれない。ただ、AI学習のやり方を間違えると、AIが相手に伝えるべき「建前」の言葉では無く「本音」をそのまま合成して伝えてしまって、収集が付かなくなる可能性はあるかぁ... (笑)

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