2024年7月31日

Lexus NX350h Impression (4) - 車内オーディオ

まだまだ始めたばかりとは言え、車なので「走り」の評価が中心になるのは当然ですが、それなりの時間その内部に座って移動するデバイスという意味では、車内環境も重要な要素になると思います。それこそ、座っているシートの具合だとか、空調などの効き具合や風向等。そして最近の車で重要視されるのが、車内オーディオや車内ディスプレーというAV関係の機能もその一つだと思います。Lexusの場合は、全部のモデルでは無いと思うけれど、デフォルトの「Lexus用車内オーディオシステム」と、オプションで「マークレビンソンオーディオシステム」が選択出来るものがあります。「マークレビンソン」と言えば、多少なりともオーディオを囓ったことのある人なら誰でも知っている、高級オーディオメーカーで、ここのアンプを保有してならすのは、多分誰もが一度は考える夢の一つ。メーカーオプションで20万円以上するのも納得というか、個人的には「マークレビンソンにしては安くない?!」と思うほど。それならば当然自分の愛車に設置するかというと、私は逆に最初から考えていなくて、それは「自動車」という走行装置がオーディオ再生的には一番不利な環境だと思うから。

今回のNX350hはハイブリッド車で、走り出しは基本モーター走行なので凄く静か。その前のUX200はガソリン車でしたが、こちらも走り出しは勿論走行中もエンジン音はかなり押さえられていて、自宅で別に保有している軽自動車と比べると、雲泥の差とは言わないけれど、静粛性はお値段以上のかなりの違いがあると言えます。それだけ静かではあるけれど、全く外部音がしないわけでは無いし、少なくとも走行中はどうしても風切り音は感じられます。また、凄く滑らかな路線ならまだしも、一般道だとどうしても多少の凸凹はあるので、そこを通過するときのガタゴト音は避けられません。更に、自分が出す音以外にも、外部にはもっと五月蠅い車やオートバイが走っているわけで、それらの音も軽減されてはいるけれど耳に入ります。後、結構気になるのはエアコンのファンの音で、今の時期どうしても風量を強めにしている事もあるけれど、この音も気になります。結局、車内に凄いオーディオ製品が搭載されていても、それを再生環境としてはまだまだで、マニアが自宅に設置するような無音室・防音室仕様のオーディオルームレベルにしろとは言わないけれど、かなり環境的には妥協が必要な事は事実だと思います。それでも、少しボリュームを上げればかなり気にならなくはなるけれど、車の中で聞くオーディオというのは、自宅などで拘るものとはかなり違うものであるというのが自分の感想です。

昔の車内オーディオと言えば、AM/FMラジオくらいで、その後カセットテープ再生機能が搭載され、さらに音楽CD再生が可能になりました。そのCD/DVD再生に変わるのがBluetooth接続でシリコンオーディオを接続して再生するもの。まぁ事実上のiPhone連携ですよね。最初の自分の自家用車であるハリアー(中古)にはそれがなくて、5年前にUX200を購入した時にこのBluetooth接続を見つけて「すげーェ」と感激しましたが、最近では軽自動車にも搭載されているくらい「普通の機能」なんですよね。接続自体はそんなに難しいものでは無いし、簡単だとは思いますが、車内で再生される音の品質は段違い。軽自動車の場合は、ラジカセで再生しているような音の厚みがなく、少しシャカシャカした感じの再生音で、音楽を再生するというよりは、喫茶店とかでBGMを流すような背景ノイズを出しているような感じ。それよりは少し上のクラスの、NX350h購入前に代車として使用していたプリウスのオーディオは、ラジカセよりはマシだけれど、それでも昔あった「コンボ式オーディオ装置」みたいな感じで、ステレオ再生は出来るけれど広がり感が乏しく、また音の解像度も中音は良くても高温・低音が乏しいとか、そんな感じで全体としてのまとまりも今ひとつ。その点UX200やNX350hで使用している、Lexusの標準オーディオ装置は、前方シートの回りに複数のスピーカーが配置されて、リア側はウーハーも置かれているくらいなので、臨場感は全く違います。一番感じるのは、音の厚みが感じられてしっかりと音の配置も分かる位の解像度が提供されていること。さらには、スピーカー感のバランスとイコライジング機能もあるので、自分好みの音場を作成する事が出来ます。昔は、やれ5.1chだ、サラウンドだ、スーパーウーハーだと、音作りに凝った時期もありましたが、今は自宅ではスピーカーらしいスピーカーも処分してしまい、スピーカーから音を出して音楽を楽しむのは、自家用車の中だけにほぼなっています。

同じ車内で実際にマークレビンソンの音を聞いたことは無くて、展示車両で少し音を聞いただけですが、正直そんなに違うかなぁと言うのが自分の感想。勿論、走行しながら聞いた場合はに、さらに高い解像度だったり、再生域の違い等感じられるのかもしれませんが。例えば、キャンプとかに出かけて、車中泊ではないけれど車にテントを接続して、そこでこの車内オーディオをならすみたいな使い方をしたら、かなりよい音を楽しむ事が出来るかもしれないけれど、普通に運転しているときに逆に音に浸ってしまうような状態は、ドライバーとして注意力散漫と言われてしまうのでは。実際UX200で何度も経験しましたが、救急車やパトカーみたいな緊急車両がサイレンを鳴らして接近しても気がつかないことが何度もありました。一度だけ、ETCの音声ガイドで「緊急車両が接近しています」と言われて、慌てて回りを見回したら、中央分離帯を挟んだ反対側車線を救急車が緊急走行している場面でしたが、車内オーディオシステムやそのために拡張されている静粛性と言うのもちょっと問題かなぁとも思います。最近だと、後部座席用ではあるけれど車内テレビのオプションなんかもあり、こういうのは小さな子供がいるような家族ユーザーには必須なんでしょうね。昔はFM放送が高音質で音楽中心の内容だったので、CD代わりに利用することも多かったのですが、最近のFM放送は昔のAM放送みたいなおしゃべり中心になってきたように感じて、もう殆ど聞かなくなりました。それだけ、iPhone(iPod)のシリコンオーディオが身近でかつ普通に利用する存在になったと言う事なんでしょうけど。でも、車内にiPhoneを持ち込みエンジンスタートをして車内システムが立ちあがると、自然にiPhoneの音楽再生が始まるというのは、考えてみると凄い世界だなと今更ながら感じます。そうそう、UX200の時は再生中の音楽タイトルの表示とか、結構使い勝手が良かったのですが、NX350hになると液晶パネルに集約されてしまい、その辺りの表示か不親切になった気がします。回想形式にしているので、何を優先して表示するかいろいろ練られているんだろうけど、もう少し簡単にカスタマイズ出来るようになったら嬉しいのですが。あと、マルチパッドの操作はやはり使いづらいし、何でボリューム層は専用の物理ボタンが設定されているのに、トラックスキップとかはソフトスイッチなのか、この辺り自分の使い勝手とかなり違うので、未だに慣れません。ソフトスイッチだから、せめてデフォルト設定はカスタマイズ出来るとか、ボタンの配置くらいは弄れるようにして欲しいなぁ。(続く...)

緊急連絡機能

Appleが始める、衛星通信を利用した緊急通報サービスに関しての記事。天の邪鬼な事を言えば、見出しに書かれている

電波が届かない場所でも救助要請が可能に

というのは矛盾した言い方で、衛星との通信でも利用するのは「電波」。「電波が届かない場所」ではなく「契約回線が利用出来ない場所でも」「WANが届かない場所でも」「モバイル通信が利用出来ない場所でも」とか言うのが正確な表記だと覆うけれど、まぁ一般的に「スマホでの通話=電波」という認識みたいなものだから、回線障害等で通話出来ない=電波が通じない、という理解になるのは一般的な話何だろうなぁ。

対象はiPhone 14からと言う事なので、自分が今利用していiPhone 15もいざとなればこの機能が使えることに。とは言っても、自分は山登りの趣味はないので登山中とかハイキング中に何か緊急通信が必要になるという状況は先ず無いと言えます。山間部とか海岸でのキャンプ等の趣味もないので、そういう場合のユースケースも自分には不要。有りそうなのは、不慣れな土地にドライブとかで出かけて、道に迷ってしまい奥まった場所なので回線も通じないような場合には、衛星通信経由での連絡は必要機能かもしれない。ただ、同じように回線不通になったとしても、この衛星回線を利用するには天頂部分が空いている必要があるので、基本屋外での利用想定なのかな。ビルなどの中にいて、地震等の災害に遭遇して通信途絶した時等は、そのままではこの衛星通信も利用出来ないだろうなぁ。地下街なんかも同様。そう言う意味では、そういう施設ではレピーターみたいな装置を設置して、万一の場合は閉鎖された空間でも外部に通信が繋がるような設備を入れて欲しいけれど、それはそれで大変そう。

一番利用想定されそうなのは、地震、津波、大規模火災、等の社会インフラに大きな障害発生が想定される事態での利用だと思いますが、そういう場合に多くのユーザーが一斉に緊急通信を使い始めたら、回線は直ぐにパンクしないだろうか。そんなに太い回線だとも思えないし、広い地域が被害に遭遇すれば、何万という人が一斉に緊急通信を始める可能性も高いと思うんですよね。そこで回線詰まりが発生して、通信出来ない人が何度も繰り返すと、ますます回線詰まりが発生して、みたいな事態もあり得そう。それこそiPhone側で回線状況をモニターして、もし混雑しているようならば言った保留にして、一定時間経過後に再送するようなバッチ処理的な機能もあると可用性も高まるだろうなぁ。ただそう言う場合は、緊急性が高いからそういう通信が発生するわけで、そこでどれだけの遅延を許して効率化最適化するかは難しい課題だと思います。その遅延で、その人の命が失われたとしたら、Apple側が訴えられる可能性も生まれてくるだろうし。

この緊急通信機能は、米国の衛星通信会社であるグローバルスター社と契約して実現しているようですが、それこそ日本用の衛星連絡通信網みたいなものって構築出来ないだろうか。小型の衛星を多数打ち上げて常に日本の上空がカバー出来るようにするとか、確かソフトバンクが以前実験していたような、無人機を打ち上げて空中に中継施設を作るとか。GPS機能では、日本は準天頂衛星を打ち上げていて、精度の高い位置情報を利用できるようになっているけれど、あれと同じような仕組みで常に日本上空に衛星通信衛星が複数個存在するような事は難しくないと思うんですよね。課題は、それを進めるお金なのかな。国内でStarlinkも使えるようになったし、衛星通信はどんどん身近になっていきますね。限定されたデータ通信岳とは言え、掌にはいるスマホからアクセス出来るというのも、技術革新を感じます。そのうち、軌道上の通信衛星を経由して、宇宙ステーションとか月面基地とかとの会話も普通に出来るようになるんだろうなぁ。未来はすぐそこですよね。

スタンドアローン決済

ネットで「カードの使用を停止したのに、その後も1万円程度の利用が頻発している」みたいな書込を見て、何だろうと不思議でしたが、その内容を伝える記事。クレジットカードは利用停止されているのに何故というのが最大の疑問でしたが、スマホのクレジット決済機能(Apple Pay/Google Pay)にそのカードが登録されていると、クレジットカード本体が利用停止されても、スマホ決済は機能してしまうのかぁ...

最初の頃、最近普及しているクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス)と、Apple Pay/Google Payって同じ物だと思っていたんですね。でも、それならばそれぞれ別の端末が必要なはずは無いし、いずれ片方がサポートされていれば両方利用可能なはずだけれど、実際は別々のI/Fを使用しているのでそれぞれ準備必要だということを実際に使用し始めて認識しました。行ってみれば、クレジットカードのタッチ決済は、内部の決済情報を暗号化して直接渡している物で、カードリーダーに挿入してICチップ経由でやり取りするデータを、タッチ動作(NFC)でやり取りしているもので、データ受け渡しのI/Fが違うだけ。スマホ決済も、私はスマホ内に格納されているクレジットカード番号やセキュリティコードなどの情報が、端末側に送られて認証されて、それで決済機能が完結するのだと思っていました。

それが今回の事件から、スマホ決済の時にはどうもカード番号の照会はされていないと言う事が判明して、ちょっとビックリ。使用金額が1万円と言う事は、少額決済の時にはローカルで処理をして、本体のサーバーへの照会はまとめてバッチ処理で送るだけなんでしょうね。だから、スマホ決済側で「正当なカード情報」として保存されている間は、そのまま会計処理が成立して、カード会社としては正当に成立している取引だから、そのまま利用者(カードオーナー)へ清算処理をするという通常の手続きが進むのだろうなぁ。ただ、会計時に判断出来ないとしても、カードオーナーのアカウントへ処理するときには、そのカードは既に利用停止されていると判断出来るのだから、そこはチェックを入れないと。多分、カード停止しても後から利用履歴が販売店から届くと処理されるので、その当たりのロジックも悪用されているんだろうなぁ。

確かに、スマホ側としては本体内部に格納されているカード情報が全てで、毎回そのカードの正統性を検証するかどうかはカード会社側の責任とも言えます。でも、Apple あるいはGoogleにしても、迅速な処理のために全ての処理を相互確認するのではなく、少額利用の時にはリスクをとってそのままスルーしているのだろうから、これはどちらも歩み寄らないと解決策は無理かも。ただ、認証などはローカルで処理するとしても、その販売記録はカード会社側に送られるのだから、利用停止後の使用記録が発生したら、そこはブロックするなり警告するなりの対策はカード会社側の責任のような気がするなぁ。で、そこでフラグが発生していたら、スマホ決済時にもそのまま処理しないで「不正利用の疑いがあるから、カード会社に連絡を」くらいのメッセージは出してほしい。いずれにしても、ある意味セキュリティホールというかバグの類だから、そこは迅速に塞いでもらわないと。

2024年7月30日

Lexus NX350h Impression (3) - 市街地走行

本当は高速道路を比較的ゆっくりと長い距離を走って、エンジンやシステムのエージングをしたいのですが、なかなか時間が取れず未だに買い物などで市街地をちょこちょこ走っているNX350h。こまめに走るのは、初期状態では余り体に良くないと思うので、出来れば控えたいけれど、それだと塩漬けになってしまってさらに悪い結果になるので、動かさないよりは少しでも動かした方が良いだろうと、自分で自分を説得するここ数日(笑)。それでも、意図的に遠回りしたりと少しでも距離を伸ばすようにしていますが、まだ200kmを越えたくらいでもう少し積み重ねたいところ。

今回ディラーオプションの中で「プラスサポート」を追加しています。これは専用の電子キーを使用していると、幾つかの安全サポートが拡張されるもので、例えば

  • アクセルの踏み間違いを検知すると、車の加速を自動的に制御したり警報ブザーやディスプレー表示で注意喚起をする
  • 標準で設定されている「Lexus Safety System+」の機能が拡張されて、警報タイミングが少し早くなったり、注意喚起の警告が増えたりする
  • 交差点の赤信号で停車するようなとき、先行車のブレーキランプが点灯していたりすると、自動的にブレーキが少し踏まれて減速が早めに作動したりする
  • オートレーントレーシングを使用していると、一方のレーンに近づきすぎると、通常よりも強めにハンドルに操作がかかりレーンから離れるような操作を意識させる
みたいな事が追加で可能になります。このキーは、通常提供される電子キー(箱形2個にカード型1枚)とは別に渡されるのですが、一部のカバーがサテンゴールドになっていて、ちょっと成金趣味的な印象を私は受けます(笑)。機能として感じるのは、高齢者ドライバーで問題となる、誤発進や誤操作による事故を軽減するために、自動的にそれら機能を使用可能にするための特別な電子キーなのかなと言う印象。そう思えば、派手な金色の装飾も納得出来たりします。また、この電子キーを使用していると、バネルに「プラスサポートで起動」と表示されて、緑色の鍵アイコンと「PLUS」の表示がされるので、かなり特別な機能として意識して提供されている気がします。ちょっと残念なのは、このプラスサポート用のキーは、オプション製品で別途購入が必要なんですが、標準の電子キーには内蔵されている「メカニカルキー」が内蔵されていません。別途、メカニカルキーを購入するか、二つ有る標準の電子キーから一つ取りだして早着するか、ちょっと不親切な気がします。

その安全運転支援機能ですが、UX200を購入した5年前と比較すると、かなり拡張進歩して居るなぁと言う印象を強く受けます。先行する、自動車やバイクに自転車、さらには歩行者などを認識して、早めに警告だとか場合によってはブレーキが自動で実行されるのは大変安心しますが、その機能を過信しても駄目だなと言う事を感じます。ミリ波レーダーと単眼カメラで監視して認識しているのだそうですが、それでもやはり死角や誤認識は発生しますからね。ただ、多分この機能の延長だと思いますが、前方監視や左折時の対向車・歩行者などの監視と警告とか、安心出来る機能は助かります。

UX200と比べて格段の進歩が感じられるのが、複数のカメラ映像を合成して、様々な視点から表示してくれる「パノラミックビューモニター」。前方監視だけでなく、路地などから少し鼻先を出すと左右からの通行車両を表示してくれるので、カーブミラーなど無い場所でも少し安心して操作できます。また、真上から俯瞰した映像も合成してくれるので、自分のように未だに駐車操作が苦手なドライバーにはありがたい機能です。ただ、左右や前後方のクリアランス閾値が厳しくて、まだ余裕があると思うのに警告がバンバン表示されます。ただ、モニター画面にその様子が表示されてそこに警告部分がハイライトされるので、自分で判断しやすいというのはありがたい機能です。

このNXでは、全車種にデジタルバックミラーが装備されていて使用出来ます。視界の広さはデジタルミラーの方が広くて見やすいのですが、通常のバックミラーと比べると、見える対象物迄の距離が違うので、私の様に遠近両用メガネを使用していると、本来は遠方を見る近視の部分のレンズで見れば良いのに、それよりもずっと距離が短いミラー部分に表示される画面を見ることになり、ちょっと焦点を切り替えるのが慣れません。鏡のバックミラーだと、NX350hの場合結構リアウインドーが狭いので視界が制限されますが、デジタルバックミラーだとその倍近い領域が表示されるのでその点は有利だと思います。あと、まだ利用する機会が無いのですが、夜間はデジタルバックミラーの方が輝度を確保出来て有利だと思うので、そのうち試してみたい機能の一つです。納車されてまだ一週間も経たないので、なかなか機能を試すところまで行けませんが、リモートで車庫入れ・車庫だしする「Advanced Parkリモート機能」は早めに試してみたいんですよね。スマホのアプリと設定をしたりと準備に少し手間が掛かるので、先ずはそこから始めないと。(続く...)

40度越え (2)

事前の予報通り、昨日は全国で40度越え地域が幾つも発生して、浜松もそのうちの一つに。最高気温は、栃木県の佐野市で、最高気温記録に0.1度に迫る41.0度。浜松も、しない北部の船明(ふなぎら)で40.2度、佐久間で39.8度と、体温以上の状態に。ただ、船明にしても佐久間にしても、浜松市内ではあるけれど、かなり北部の山間地域で昔から気温が高くなりがちな地域。多分山間部で空気が対流して気温が上がるんだろうなぁ。

歴代記録はこんな感じなんですが、もう40度を超えたら0.1度とか0.2度程度は誤差の範囲で変わらないと思う。あと、この2020年の浜松市での41.1度の記録なんですが、今回の様に気温が高くなりがちな北部の山間部での記録ではない、それこそ市街地である街中のど真ん中にある観測地点で記録されたんですよね。この日は暑かったことは暑かったのですが、そこまでとは感じられなくて、後からニュースで聞いてびっくりした事を覚えています。あれがもう4年前か。確か「この暑さでコロナウイルスを焼き殺してほしい」みたいな事を言ってきたなぁ(笑)。

流石にコロナウイルスを焼き殺すことは出来ないけれど、人間はこの高温で体調を崩して、掛川では熱中症と思われる原因で亡くなる人も出てしまい、昔は「灼熱地獄」なんて言う言葉もあったけれど、それを久々に思いだす事に。昨日はメガネの検査のため、午前中に車で出かけたんですが、眼鏡屋さんの屋内駐車場に車を止めても「暑い」。その前には、モールにも寄っていて、ここでも屋内駐車場に車を止めることが出来ましたが、みんな考える事は同じでいつもは空いている屋内駐車場が、ここ最近は朝から満車状態になるので逆に車の熱気(エアコンを掛けているから、どの車も外は熱い)で蒸し蒸ししていて、これならば屋外に止めた方が体には良かったと後悔したほど。

帰宅して、暫くはエアコンを利かせた部屋で仕事をしていましたが、ちょっと体調が悪くなり少し横になったりしたくらいです。夕方、少し涼しくなり風も出てきたところで、庭の少し伸びた藤の剪定をしたんですが、多分10分15分位剪定鋏で刈り取ってゴミ袋に入れただけで、もう1時間くらい作業下くらいの疲労感を感じたほど。今日は、昨日よりは最高気温は下がりそうだけれど、それでも0.1度とか0.2度の違いなので誤差の範囲ですよねぇ。今日も、ちょっと用事があり昼間外に出ないといけないかもしれないけれど、まずは十分に水分補給をして、外出時もエアコンは入れたままにして、帰宅後直ぐに体を休められるようにしておかないと。まだまだ7月で、浜松が最高気温を記録したの8月の中旬。8月はどうなってしまうのだろうか...
 

2024年7月29日

(UA) NRT - HNL (2) - 諸々準備スタート

今年2回目のHonolulu行きチケットを手配し、まだ一月以上余裕はあるものの、少しずつ準備を進める事に。まずは、足の手配はしたものの、ホテルをまだ決めていなかったのでこの週末決めることに。個人的には、WaikikiのSheratonが気に入っているのですが、ここはもう高くてちょっと手が出ない状態。後は、やはりHilton系かなぁと、今回も前回同様Hilton Villageにポイント宿泊を狙ってみたんですが、予約が一杯なのかポイントでの予約が出来ません。キャッシュだと、一泊US$500以上ですから、幾ら2泊しかしないとは言えこれは論外。それでもHilton系列のホテルは結構Honoluluに有るので、少しビーチから離れた場所で見てみると、DoubleTreeがそこそこのお値段で取れそう。The Busの停留所にも近そうだし、取りあえず今回はHilton系列でも久し振りにDoubleTreeに泊まってみることにしました。

ESTAは、まだ2年間の猶予があるので問題無し。このHonolulu行きの前にGuamへ行く予定なので、基本的にはその時の装備をそのまま利用すれば良いはず。Honoluluも、TUMIのパックパック一つで行けるかなぁ。多分帰国するときには、今回も荷物が増えていると思うので、ソフトバッグを持参するか、余りに軽装だと入国審査の時に引っかかりそうだし。Singaporeの場合、例えばスリッパとか歯磨きとか、有る程度のアメニティは揃っているから持参不要ですが、アメリカの場合は基本シャンプーや石鹸以外は無いと思わないといけないし。リゾートフィーを取るのだから、それ位のアメニティは準備して欲しいのだけれど。

前回のHonolulu行きが4月なので、その時の記憶がまだ何となく残っているし、それ程不安というか心配はしていませんが、こればっかりは直前にならないと何とも分からない事も多いですからね。現地での通信手段も、前回利用したeSIMが残っているので、追加のデータパッケージを購入すればそのまま使えるはず。移動手段であるThe BusのHOLO Cardもそのまま残っているし、多分データチャージだけで再開できるはずなんですが、これは直前に要確認。 荷物が小さく纏まれば、到着当日はそのまま空港からアウトレットへ行っても良いかなぁ等とも考えているので、現地での移動手段の確認はちょっと真面目にやっておかないと。いつもはノープランで行くのですが、今回は少し下調べをしておくつもりです。

今更ですが、8月の終わりにGuamへ行き、その二週間後にHonoluluへ行くという、どれだけ南の島好きなんだと突っ込みたいくらい。時間とお金があれば、本当は仕事で長期滞在して思い出の多いFloridaへ行きたいんですけどねぇ。来年くらいには、何年ぶりかでFloridaへ行って、その途中にDisney Worldへも久し振りに寄ってみたい気持ちも大きいし。何度も書いていますが、加齢とともにだんだんと長時間長距離の移動が厳しくなり、もう東海岸へ行くのも限界かもしれない。寂しいけれど、だからこそ一回一回の旅行をしっかりと準備して自分なりに満足行くものにして行かないと。(続く...)

(UA) NRT - GUM (2) - 諸々準備スタート

取りあえず足の確保は完了したけれど、現地での宿の手配を見直しました。一応Hiltonは押さえたのですが、やはり市街地から外れたところにあるので、今回の様に一泊二日の弾丸トラベルでは本当にホテルに行って食べて寝るだけで帰ってきてしまう。それはそれで、最低限の目標である「UA 4区画利用」の2区画利用が達成されるので必要十分ではあるんですが、ちょっと寂しい。とは言っても、ホテルブランドで言えば、BONVOY(Westin Resort Guam)、今回のHilton、そしてInterContinental(Crowne Plaza)の実質三箇所しか無い。色々考えて、多少の出費は我慢して(航空券がマイル発券ですから)、Westin Resort Guamを再訪することにしました。

振り返ってみたら、Gumaに行くのは2年振りで、Westinも2年振り。 2022年の、まだコロナ禍が残る中、今回同様何とかUA 4区画利用の規定を満たすために、NRT-GUMを2往復して以来です。あの時はまだ観光客も戻ってきておらず、中心街のショッピングエリアも寂しい雰囲気が残っていましたが、今回はもう少し賑やかになっているだろうか。でも、Guam線を抱えているUAが利用者数低迷で減便するくらいだから、まだまだなのかなぁ。秋冬にNFLを観戦しに行く機会が取れなければ、11月とか12月にもGuamに行って、残りUA 2区画利用規程を満たさないといけないから、まぁ今回はそのトライアルみたいなものですね。

今回は一泊二日の弾丸トラベルなので、荷物も前回のSingaporeの時同様TUMIのパックパック一つで行く予定。前回の二泊三日よりも短い一泊二日なので、さらに中身は楽になります。現金は、まだまだ残っている米ドルを確認済み。Guamの入国は、USと同じESTAなので、こちらもまだ2年間の有効期限内で問題無し。さらに出発まで一月を切っているので、往復の新幹線と取りあえず品川から成田空港までのN'EXの指定券も確保済み。と言う事で、到着時刻がどう変わるか分からない帰国時の成田-品川移動のN'EXを除いて足の確保も完了。パスポートを忘れずに持参すること以外は、仕事で国内で一泊するのと変わらないので、残りはもう少し出発が近づいたら確認することに。あっ、現地での空港-ホテルの移動手段を確保しないと。昼間の到着で、出発も午前ですから、最悪タクシーは捕まるだろうけど、今回もシャトルサービスを予約しようかなぁ。シャトルサービスの場合、ホテルピックアップタイムがやけに早いのが難点何ですが、これは一つ後の成田行きの時刻を指定して、それで予約しようかなぁ。

後心配なのは天候だけですね。国内の天候もそうだし、現地でハリケーンとかと遭遇したら目も当てられない。国内移動時に雨とか風があるのは我慢できるけれど、やはり現地移動の天候だけが心配ですね。お天気の神様の機嫌を損ねないようにしないと。(続く...)

40度越え

この週末は、以前Amazonで注文していた草刈りなども届いたので自宅回りの草刈り等する予定でいましたが、そういう時に限って猛暑・酷暑が押し寄せてきていて、本当に身の危険を感じるほど。全国的に、38度とか39度とかいう天気予報が普通に聞かれる週末でしたが、今日は昨日の時点から「浜松、山梨、群馬では40度越えの恐れも」と言うことが何度も繰り返されています。気温を表す日本地図も、その地域は真っ赤どころか真っ黒に塗られていて、いゃ本当に地獄の酷暑じゃないかと直感的に感じる位。

家に居ても、全ての部屋にエアコンが付いているわけでは無いし、それら全てを稼働させるわけにも行かず、基本人の居る場所を台所とかリビングに絞って、そこを集中的にエアコンを運用して、それ以外の場所は窓を開けて風通しを良くして効率的に空気の入れ換えと気温上昇を何とか抑えようとしています。その場所の一つに仏間があるんですが、そうは言っても外気温が低くても35度でここ最近は38度とかですから、室内は蒸し風呂状態。仏壇に飾ってある花も、あっと言う間にしおれて元気が無くなってしまいます。何とか一日でも頑張って貰うために、仏壇の花瓶には氷を入れて水温を下げています。これを入れ忘れると、あっと言う間にぬるま湯くらいにはなるし、昼間そのままだとかなりの温度に。生けてある花が可哀想になるくらい。

先日その花束を幾つか購入して、水を吸わせておこうと少し外のバケツに水を張って入れて置いたんですが、1時間もしないうちにバケツの水が温水になり(勿論、日陰に置いてあります)、買ったばかりの花の葉っぱがしなしなになるくらい。慌てて水を入れ替えて、ロックアイスの氷を入れて水温を下げたら、少ししたら持ち直してくれましたが、人は勿論何でもかんでも精気を奪われる暑さです。それ以上の気温が、今日は予想されるわけで、もしかしたら日本最高気温の41.1度が更新されるかも。

今日は、メガネの調整で出かけないといけないのだけれど、大丈夫だろうか。行く予定の眼鏡屋さんは、ビルの中に駐車場がありそのまま店内入れるので、外気に触れるのは最小限になるはずですが、その後市街地に出るので買い物をする予定。でも今日はやめておいた方が良いかなぁ。少し歩くんですよね、予定している駐車場から駅周辺のデパートとかまで行くのが。暑さも大敵ですが、かといって室内に閉じこもっていては暑さに慣れずに、偶々外に出たときのリスクが高くなるし。今週は、40度誓い高温の日が続くらしいので、暑さ対策には注意しつつ、でも夏を乗り切るためには少しは外の空気も吸わないとなぁ。今年の夏も大変です。

2024年7月28日

Lexus NX350h Impression (2) - 週末ドライブ

Lexus NX350h購入後初めての週末。「ドライブ」と言うほどの事ではありませんが、エージングを兼ねて高速道路を少し走ってみました。自宅近くのスマートICから東名高速道路に入り、三ヶ日JCTから新東名に入って浜松・浜北ICまでという、距離にして約100km位、1時間一寸のドライブです。

夏休みに入り東名も混雑しているかなと思ったんですが、東名・新東名どちらもそれ程ではなく余裕を持ってドライブすることが出来ました。ETCから本線に入る加速や、車線変更時のハンドル操作、さらには直線での加速性能等、当然文句はありません。本当は今回の車種に設定されているクルーズコントロールも試してみたかったんですが、ちょっと丁度良い先行車とか居なくてそれは次の機会に。所々でちょっと密集状態になりスピードを落としたら直ぐにまた少し加速したりという状態が続きましたが、加速もスムースだし減速時も所謂エンジンブレーキではなくブレーキペダルを軽く踏んで減速する方が、回生モーターで充電出来るのでハイブリッドではこちらの方が良いみたい。個人的にも、ブレーキを踏んだときのかかり具合が少し重くなる感じが好みなので、これも今回ハイブリッド車にして良かったと感じる部分。その他備忘録的に今回気がついたことをまとめると。

  • 車重が350kg増えた分、馬力は500ccアップしているので、高速走行時には安定性が増してさらにスピード感もアップしている気がします。浜名湖周辺の東名高速道路は、少し左右にカーブが続くのですが、UX200の時にはちょっと左右に振られる感じがあったのに、NX350hはしっかりと安定している気がします。その分、カーブの時に外側に遠心力で体が少し持って行かれる感じも無く、ドライブシートにしっかりと保持されている感じの安心感もあります。この辺り「グレードの違い」という事なんでしょうか。
  • UX200のエアコンは、24度を境に冷房が急に利き出すのですが、NX350hでは25度、26度、27度に設定しても(外気温は35度)「寒い」くらいの冷気が噴き出してきます。この辺り、大容量バッテリーを搭載している強みなんだろうか。
  • タッチ式のパネル操作には直ぐに慣れたのですが、まだ数日しか使用していないのに画面に付着する指の脂の後が気になります。操作用のアイコンが表示される位置は大体決まっているので、その辺りに集中しているのが嫌。しかも、画面オフの時には勿論、画面が表示されているときでも光の具合では結構指の後が気になります。タッチパネル用のウェットシートを別途調達しないとなぁ...
  •  UX200の時には、左脚を置くフットレストみたいなものがマニュアル車のシフトペダル当たりの位置に有り、左脚をそこに乗せて楽でした。NX350hには、何となくその辺りが少し膨らんでいて左脚を置けることは置けるのですが、少し奥にあるのでNX200の時ほど楽さは無いのがちょっと残念。
  • ハンドルの左右には、十字キー方式のマルチキーパッドがついていて、特に左側はオーディオの切替やトラックの進む・戻る操作にスピーチリコグニション等の操作が割り当てられています。これ、呼び出すときに軽くタッチするんですが、その塩梅が今の所難しくて、軽すぎて表示されなかったり、強く惜しすぎてその機能が意図せずに実行されたりと使い勝手がいまいち。また、内部処理の関係か、時々反応が妙に遅いときがあって、使い勝手は不満です。
  • NX350hは、安全運転支援機能が大きく改善されていて、それはそれで便利で安心なんですが、例えば車庫入れする場合UX200の時には反応しなかったカーポートの柱が、NX350hでは「注意するべき障害物」として、バンバン画面に表示されます。危険評価するときの閾値が狭いというか、寄り敏感になっているというか、まぁ反応しないよりは反応して注意喚起してくれる方が良いので、これはこれで良いと思いますが、警告音に慣れるまで少し時間が掛かりそう。
  • 今回がハイブリッド車初体験なので、どの様に充電されて、モーターとエンジンが使い分けられるのか、エネルギー遷移のグラフィックを見ていましたが、結構バッテリーへの充電・放電って頻繁に発生するんですね。バッテリー容量がそんなに大きくないのだろうけど、満充電状態でもバッテリーだけの走行って20~30分位しか持たない気がする。以前バッテリーEV車とハイブリッド車のバッテリー容量の違いを調べてみたんですが、ハイブリッド車はBEV車の1/10も無い位じゃないだろうか。
  • ナビでは、「新しいニュースです」とか「この付近の情報です」とか、やたらとメッセージが入ってくるんですが、NX200ではあったような「ETCカードの確認です」とか「踏切です」みたいな、運転操作に必要なメッセージが殆ど再生されない。設定の違いなのだと思うのですが、デフォルトが逆じゃ無いかなぁ。マニュアルを何度も見ていますが、実際に乗車して画面を開いて試してみないと分からないので、好みの設定にするにはまだまだ時間が掛かりそう。
  • スマホアプリで「My Lexus」という車両情報の確認や一部機能のリモート操作が可能なアプリが以前から提供されていましたが、今回はこのアプリと車両の連携が必須で、自分などは慣れているから良いけれど、スマホに余り詳しくない人は大変そう。実際ディラーで納車したとき、書類の署名や機能の説明で大体2時間位掛かりますと言われましたが、私はスマホ関係は予め設定しているし、車内の電装品操作も事前にマニュアルを見てきていたのでサクサク進み、結局1時間一寸で終了。担当者さんが「最短記録ですよね」と驚いていました(笑)。このスマホアプリでは、車両のロックも出来るので、盗難対策としては少し安心できるのが一番かな。
ところで、このNX350h(や、多分最近のモデルでは)、車内にWi-Fiスポットを設定して、月1,100円(税込)で容量無制限(3日で6GB越える場合は制限有り)で使用可能になります。となると、車で好きな場所へ移動して、そこでリモートワークする、というのも有りかもしれない。通信スピードは、多分トヨタ系列なのでauの4G回線利用だろうから、そんなに速くは無いだろうけど、例えば音楽のサブスクをしていたら、結構楽しめそう。そのうち、一度試してみようかなと思っています。(続く...)

2024年7月27日

Lexus NX350h Impression (1) - ファーストインプレッション

前回同様、備忘録として色々感じた事等を記録していくことにします。まずは納車の時に今回のNX350hを見て感じたのが「UXに比べてでかいなあ...」という事。両モデルのスペックを比べてみると、確かにNX350hの方が一回り大きいのだけれど、それ以上に長く・高く・厚く感じます。

  • UX200: 
    • 全長 4,495 × 全幅 1,840 × 全高 1,540(mm)
    • ホイールベース 2,640(mm) 
    • トレッド 前 1,560、後ろ 1,560(mm)
    • 最低地上高 160(mm)
    • 室内長 1,830 × 室内幅 1,520 × 室内高 1,170(mm)
    • 車両重量 1,470(kg)
  • NX350h (括弧内はUX200との差)
    • 全長 4,660(+165) × 全幅 1,865(+25) × 全高 1,660(+120)(mm)
    • ホイールベース 2,690(+50)(mm) 
    • トレッド 前 1,605(+45)、後ろ 1,625(+65)(mm)
    • 最低地上高 185(+25)(mm)
    • 室内長 1,805(-15) × 室内幅 1,520(+/-0) × 室内高 1,195(+25)(mm)
    • 車両重量 1,820(+350)(kg)
車内に入ってみると、外観以上に広く感じます。二回り広いというとちょっと大げさかもしれないけれど、特に後部座席はUX200だと大人の膝が前部座席に付く感じでしたが、NX350hだと余裕が出来そう。運転席も、UX200は「戦闘機のコックピット」みたいな印象でしたが(それはそれで、個人的には嫌いじゃ無い)、NX350hだと旅客機の操縦席くらいの余裕はありそう。意外だったのは、全長はNX350hの方が16.5cm長いのに、室内長は1.5cm短いんですね。実際の印象はUX200よりも前後も広く感じるので、どこを規準に計測しているのだろうか。後部のラゲッジスペースもUX200の倍位はありそうな印象です。

まだ一般道を70km位しか走っていませんが、それでも一番感じるのは「静粛性」。UX200もガソリン車としてはかなり静かだったんですが、NX350hは更に静か。静かすぎて、走り始めと停止時のモーター音が気になって、その音が最初の頃はどこかで救急車のサイレンが鳴っているのかと思ってしまいました。代車のプリウスに乗っている時から感じたんですが、停車時にアイドリングストップをしていると、ガソリン車だと再びエンジンを掛けてスタートする時に結構衝撃を感じます。ハイブリッド車だと、停止からスタートする時にはモーターで動き始め、その後必要ならばエンジンを掛けるので、この「アイドリングストップ」のストップからのスタート、動作時からのストップが気にならない。これは結構大きいメリットだし、この辺りがハイブリッド車の良いところかなと感じました。まだ燃費など判断出来るほど走っていませんが、夏場でエアコンなどでガンガンバッテリーも使うので、夏場の燃費はそんなに良く無さそうな気がします。

走りに関しては、私はとやかく言えるほど車好きでも無いしドライビングに五月蠅いわけでは無いけれど、UX200(2WD/FF)は後ろ(お尻の辺り)がちょっと軽いフワフワした感じを運転中感じていましたが、NX350hはドッシリした感じで後輪がピタッと地面に吸い付いているような印象を受けます。車重が350kgも多いし、NX350hの後部にはバッテリーだったりAWD(4WD)用のギア類等搭載されているので、UX200よりも後部に重心が行き安定しているのだろうか。NX350hは「AWD(4WD)」と言いつつもフルタイムAWDでは無く、通常はFFで走行して、坂道とか必要な時にAWDに変わる仕組みなので、市街地などの走行時の走り具合はUX200もNX350hもそんなに変わらないはず。それでも後ろがドッシリした印象を受けるのは、やはり内蔵物の関係で重心が後ろにあって車体と地面との設置具合を良くしている気がします。まだそんなに走っていませんが、今の所市街地走行に関しては、そんなに大きな差では無いけれどUX200よりはNX350hの方が安定していて安心感が感じられる気がします。ただ、サイズが一回り大きくなったので、車幅感覚はちょっとまだ心許ないところがあります。

車載のナビゲーションシステム(車載設備操作)は、ほぼWindowsのようなI/Fで、私は仕事柄慣れているけれどそうで無い人には分かりづらそう。例えば、地図表示で行き先検索するときには「虫眼鏡アイコン」をタップするとか、設定変更するには「歯車マーク」をタップするとか、いゃそれってMSの許可済みだろうか(笑) 案外、ベースはWindows IoTだったりして。そうそう、笑ってしまったのは、パネル下部中央にオーディオのボリュームスイッチがあって、ボタンを押すとオーディオON/OFFを繰り返し、捻るとボリュームのUp/Downが操作できます。で、もしナビゲーションシステムが何らかの理由でハングアップしたら、このオーディオボタンを「長押し」するとリセットが掛かるんですよね。をぃ、それってパソコンの電源ボタン長押しと同じじゃん(爆!)。来月には1ヶ月点検があるんですが、それまでには高速道路も含めてそれなりの距離を走って、エンジンやモーターをエージングしつつ、色々体験したいと思います。(続く...)

日々の記録の蓄積

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、高齢化社会での数々の測定値の記録と評価に関して。私も、10年以上前かな、会社の定期健康診断で「生活習慣病」を指摘されて、運動の記録とか食事の記録、かかりつけ医を選択しての定期的な検診とか、いろいろやってきました。また自分で対組織計測機能付き体重計を購入して、毎日その数値を記録するとともに、朝晩の血圧測定と体温測定は、ほぼ毎日記録しています。記録しているExcelを見ると、もう欲もこれだけ記録したなと自分で自分を誉めて上げたい(笑)。

家庭用の計測機器での測定山だし、私は基本起床して30分後くらいに測定するようにしていますが、それでも記録するタイミングは一定していないので、正確さでは健康診断やかかりつけ医での診察よりも劣ると思うけれど、それでもそのデータの積み重ねが一月になり、一年になり、十年ともなれば、それなりの傾向なり特性も分かるんじゃ無いだろうか。私は毎日Excelを開いて手入力で記録しているわけですが、正直非効率非生産的極まりない。例えば、体組織計測機能付き体重計は、表示される項目を一つ一つ見ながらExcelへ入力しているわけで、こなのBluetooth接続して一発で転送されるとか、体重計からクラウドに保存されて集計されるとか、それ位は今の時代出来るんじゃ無いかと思うのだけれどなぁ。また、体重計外の測定値、血圧計に体温計はそれぞれ別々に計測して、これも手入力。また、かかりつけ医や会社の定期健康診断の場合は、印刷した結果を貰うか、会社の健康診断は健保のホームページに個々のアカウントが設定されているので、それを見に行く必要があります。

そう言うデータを、例えばマイナンバーで暗号化して、どこかの集計サイトに転送すると、自分がアクセスしてマイナンバーで複合すると、データセットとして集計されて利用出来る、みたいなサービスって出来ないだろうか。そこに生成AIを噛ませたら、年間の傾向から健康の状態の判定に、もしかしたら内在している病気の推定とか出来るかもしれない。スマートウォッチで、リアルタイムに体調管理していると、そのデータもそこに転送されてさらに精度を上げた評価が出来るようになるかも。要するに、色々な種類に大量のデータが有っても、それが分散していては利用価値は限り無く低いし、集めてもそれらをまとめて評価出来るような仕組みが無いと、まだまだ宝の持ち腐れ状態。そういう日々のデータを活用して、例えば匿名での体調評価をして、難病なんかの早期発見に繋がれば、医療費の削減にも繋がりそうだけれどどうだろうか。

「健康管理」って、様々なパラメーターを総合的に扱うので、デジタル化しやすいと思うし、生成AIのような技術で学習効果が出れば、かなり性格に存在が予想される次の病気予防にも活用出来るんじゃ無いだろうか。最近では、内視鏡で撮影した写真から癌病巣のAIによる検知技術が話題になったけれど、個人データーでの評価だけで無く、同様の傾向にある他のデータも評価してモデル化すれば、傾向と対策が出来そうな気がします。マイナンバーと紐付けできれば、治療離席との評価も出来るから、日々の計測値がその治療中の病気や怪我に影響しそうな場合は、早めにアラートも上げられるだろうし。これまでは、パソコンだとかセンサーを利用して「データの取り込みと保管」しか出来なかったところに、AI技術が介在することで、データを評価して「情報」へと昇華させることが可能になると思うんですよね。それって、決して難しい技術でもないし、大規模になればなるほど精度は上がるから、それこそ政府主導で「登録したら減税します」くらいのことをやっても良いんじゃ無いだろうか。まぁ、不安な人反対したい人は幾らでも居るだろうから、直ぐには実現は難しいかもしれないけれど、マイナンバー利用のユースケースの一つにならないだろうか。 

2024年7月26日

(UA) NRT - HNL (1) - 2回目のハワイ

グアム便の予約を色々弄っているうちに、やはりハワイにも行きたいなぁ衝動がだんだんと大きくなってきてしまいました。円安のこの時期でも、やはり人気行き先リストのトップにあるハワイはなかなか需要旺盛で、この夏休み期間の料金はちょっと手が出ません。ただ、8月のお盆過ぎになるとオフシーズンに入るので、かなり料金的にも落ち着き、既に予定があるので厳しいのですが、9月に入るともう少し下がります。以前検索したときに、33万円位のチケットがあり、SKYコインと組み合わせるとかなりお得に出かけられるなぁと思っていたのですが、いつの間にかそれが無くなってしまい、今は安くても40万円近いレートに。それが今回色々範囲を変更して検索してみたら、8月後半からだと32万円を切る料金が出ています。 

8月の終わりには既にグアム行きを入れてしまったので、スケジュール的にはその後になります。前回のホノルル行きは、昨年UAで予約したけれどキャンセルしたものの振替を利用して。料金的には同じ位か少し安くなりましたが、今回はANA予約でUA MPにマイルは振り替えるので、最大値の1,500PQP×2が追加されるはずで、これは前回よりも多いくらい。コスト的にも、1PQP=107円位なので、今のUS$1=1PQP=155円位を考えるとかなり有利。しかもANAで予約を入れれば、アップグレードポイントを利用しての、A380ファーストクラスへのアップグレードも可能に(前回はUA予約だったので、帰国便のA380はビジネスのまま)。と言う事で早速予約をして見ました。

まず往路は、出来ればHND-HNLが一番遅く出発して一番遅く到着するのと、アクセスしやすい羽田と言うのがメリットですが、残念ながらこれは選択肢に表れてきません。その代わり、それよりは少し早めに成田を出発するA380のフライトが取れるので、まずはこちらを選択。往路はどうせずっと寝たまま移動するので、どちらもで良いですし。復路は、A380での成田戻り2便が予約可能ですが、当然お昼前に出発する早い便を予約。これで夕方には浜松まで戻れます。出発日には、午後遅めに浜松を出て、19:00過ぎ位には成田に到着出来るので、少しゆっくりラウンジも使えます。帰国便は、成田-品川と出て新幹線に乗り継ぎ夕方には帰宅できる想定。現地には出発日のお昼前に到着するので、前回同様一度ホテルに荷物を預けて出かけて、翌日は一日フルに活動して、三日目は帰国という弾丸トラベルモードは一緒ですが。フライトの予約は取りましたが、まだ宿泊先は未定。ただ、前回利用したHiltonがポイント利用だと非常に快適だったので、今回もそれにしようかと思っています。ビーチ沿いのホテルは、流石に高騰しているけれど、道一つ二つ運河側へ入れば、料金はグッと下がるので、少しそちらも探してみるつもりです。

UA MPは、現在12,700PQP少し。前述のグアム行きで70,000マイル使用するので、これで700PQPが追加。さらにNRT-HNL往復で、プリファードパートナー航空会社利用時の最大PQP 1,500PQP×2=3,000PQPが入り、16,400PQPまで積み上がる予定。ゴールの24,000PQPまではまだ遠いけれど、これでやっと第四コーナーを回り始めた感じかな。次は現地のホテルを早く決めないと。そうそう、それと復路便はファーストクラスへのアップグレード申請をしたので、これも早く確定して欲しい。(続く)

NX350hがやって来た


5年前に新車購入した、Lexus UX200が2回目の車検を向かえるにあたり、安全機能の陳腐化(と言うほどでもないけれど) もあり買い換えることに。丁度UXの改良版で、安全機能が強化されたUX300hが登場したところだったんですが、同じく年次改良が入ったばかりのNX350hに今回は切り替えてみることにしました。

理由はいくつかあって、UX300hは安全機能が強化されたけれど、電装系や車体内容等は既存のUXほぼそのままなので、NXやRX等の最新モデルとは一部機能が異なります。また、UXはちんまりとして個人的には凄く気に入っていたんですが、それよりはサイズ的には一つ上のNXには、実はUX購入時の時にも興味が有りました。その時には新モデルが登場する前だったので見送ったもの。今回のNX350hは、ハイブリッド車ですが、エンジンが2500ccと、UX200の2000ccからパワーアップされるのと、UX200はFFでしたが、今回のNX350hはAWSを選択して、四駆の安定感も初体験してみたいなと言う気持ちも大きな理由の一つです。価格的には、UXからNXでちょっと上がるのですが、UX200の下取り価格が想定よりも良かったのでNX350hに即決。NX450hも、納期の短さもありちょっと興味が沸いたのですか、自宅に充電スポットを作る予定は暫く無いのと、ハイブリッドのNX350hでも、非常時にはエンジンを回して発電してバッテリー充電出来るので、そんなに違わないだろうと思ったのと、やはりNX450hは重量がアップするのが気になりました。

3月の中旬頃に契約をして、その当時の納期は3~3.5月でしたが、直ぐに3.5~4ヶ月に伸びてしまい少し不安に。契約時には、「7月の初めから中旬頃、遅くても8月の始め頃までには」という話でしたが、UX200の車検が7月の頭に更新が必要で、それには間に合わなさそうなのが残念でした。車検前にUX200はディーラーに返して、代わりに代車(プリウス)を貸して頂き暫くそちらでNX350hとシフト系統が同じというプリウスで練習していました。納車日はもう少し早くても可能だったんですが、ディーラーの連休やこちらの都合が重なり、約一週間遅れでの納車。丁度梅雨明けのタイミングとなったので、結果的にはオーライですね。

まだ1日しか運転していませんが、気になるシフト系や液晶パネル中心の操作系は、プリウスで練習していたのでそんなに違和感無く以降することが出来ました。1日目は50km位しか走っていませんが、走りの安定感と静粛性はNX350hさすがという感じ。また、車体サイズはUX/NXそんなに違わないのですが、外から見たら一回り、内部に入ると二回りくらい大きい車体に感じます。内装系も、やはりUXよりはNXの方がお金が掛かっている感じ。最も、NXの2024版になって以前よりもオプション選択が少なくなって、Version LとかFとかモデル選択をしたらオプション選択出来るのは外装や内装の一部くらいなので、もともとそれなりのものにしているんでしょうね。暫くはエージングも兼ねて運転してみて、いろいろ操作系にも慣れないと。操作系のI/FがタッチパネルのWindowsの設定みたいなので、ちょっとイライラするのが最大の問題点だろうか(笑)。この辺り、ショートカットを作ったり出来たら便利なのになぁ... 

(UA) NRT - GUM (1) - 弾丸トラベル

先日UAの以遠権でのセブ島就航の話を聞いた時に、その理由の一つがグアム便の状況が悪く、関空、福岡、名古屋は減便や休止して、その余った機材の有効活用先として以遠権を活用するみたいな説明があり、個人的にはちょっとビックリ。UAがグアム便を飛ばしているのは、現地の米軍のためという話も有り、そうなるとNRT/HNDは兎も角、FUK/NGO等は旅客は米軍と言うよりは観光目的が中心だろうから、経済状況とか社会状況の影響は受けそう。で、逆に空いているなら運賃はどうなんだろうと調べてみたら、席は空いているけれど運賃設定はそこそこ強気の気がします。そんな中で、マイル発券だと往復10万マイルちょっと(ビジネス)が、7万マイルにディスカウントされるキャンペーンをやっていて、しかもマイル発券だと滞在日数によってマイル数が変動することが無いので、一泊二日のフライトも可能。と言う事で8月の夏休みに行こうかと検索をかけてみました。

早いタイミングだと、来週末(8月入って直ぐ)くらいから取れるんですが、この辺りは少し用事があるのでちょっと厳しい。また、8月中旬の連休やお盆の時期は、流石に予約が集中しているのか価格設定もマイル数設定も強気で、この時期も外したい。その後、8月の後半になるとまた落ち着いて来るので、この辺りで旅程を設定することにしました。年内に消化しないといけない繰り越し休暇も、まだ10日以上残っているので、これも積極的に利用しないといけなく、そうなると平日のフライトも選択肢に入るのでちょっと有利になります。前提が「一泊二日」ですから、出発便はやはり成田午前中発、グアム午後着のフライトを押さえたい。幸いにもこのフライトも片道35,000マイルで取れます。それが取れれば、今度は帰国便。通常だと、朝一のフライトが安いのですが、マイルだとその早朝便のオファーは表示されず、お昼頃から成田に50分間隔で飛ぶフライトが提示されます。その方が朝のホテル発が楽なので、午後一のフライトを予約。一泊二日の旅程が完了しました。

次はホテル。そうで無くてもホテル価格は高騰していて、円安の状態も加味すると以前の倍近くまで上がっている印象。グアムも例外では無く、円表示だと軒並み4万円からの表示になります。到着した日に、近くで買い物をしたいのでBONVOY系のWestin Guamを予約したいのですが、ここも高い。Hiltonだとポイントも残っているので、取りあえずここを押さえましたが、このホテルは中心地のショッピング街から離れているので、そうなるとグアム滞在は完全に空港とホテルの往復だけになってしまいます(笑)。後は、InterConti系のCrowne Plazaもあるのですが、ここHilton程では無いけれどやはり中心街から離れているのが難点。BONVOYもそこそこポイントが貯まっているから、それで利用してみようかなぁ。

今回の目的は、第一が突発的な「飛びたい衝動」(笑)。そして第二には、UAの4区画利用規程のうち2区画分をまず満たすこと。今年は何とか米国本土へ行ってNFLの試合観戦をしたいので、その時にUAの国内便利用をする機会があると思うのですが、それでも一回の旅程でUA 4区画利用はなかなか大変。太平洋便もUAにすれば確実だけれど、UA利用するよりは出来ればANA便にしたいところですし、PQPのレート的にもそちらの方が有利になる場合も。それに、今の為替レートを考えると、どうしてもPQP換算は不利なわけで出来るだけ支出は減らしたい。マイルで予約するにしても、ビジネスで太平洋路線を取ろうと思うと、今は40万マイル位必要ですからね。昔のファーストクラス往復2回分ですよねぇ。まぁ、昔を懐かしんでも仕方ないけれど、物価の上昇に昨今の円安の影響は、やはり大きいですよね。(続く)

2024年7月25日

SQ Wanderlust

SQ から、こんなDMで割引キャンペーンのお知らせが。 日本離発着のエコノミー/ビジネスのチケットが、最大30%オフからというもの。ただし購入規定が厳しくて、予約期間が今日25日10:00~31日23:59までの7日間。で問題なのが旅行開始日で、2025年1月14日から3月31日の間という半年先の旅程設定をしないといけない。

シンガポール行きでは、名古屋と福岡発のシンガポール行きが25%オフで、これは先日の「名古屋割り(30%)」に近いちょっと魅力的な価格。ただ予約クラスがDクラスなので、UA MPに付けるにしても、AMCに付けるにしても、ちょっと物足りないのが悩むところ。いつもなら魅力的なオファー何だけれど、来年の予定はまだ未定だしなぁ... 悩みどころです。

通常運転の有難味

昨日は、年に一回ある会社の定期健康診断のために、久し振りに新幹線で横浜のオフィスへ往復の旅。午後は早めに戻ってくる予定だったので、いつもの様に駅周辺で買い物をして荷物が増える事を想定して、朝自家用車で駅まで出かけました。ここ数日、浜松も35度を超える猛暑・酷暑が続いていて、この日も朝起きたときには窓を開けると涼しい風が入ってくるのですが(それでも温度計は28度位)、出かける頃ともなると朝日がヒリヒリ痛く肌に刺さるような感じで照りつけてきます。

浜松駅近くの駐車場に車を入れて駅に向かうと、いつもならば学校の登校時刻なんですが、既に夏休みに入っているのでいつもの様な登校ラッシュの混雑はありません。でも、クラブ活動なのか補習なのか、結構制服姿の中高生が駅からバスターミナルの方向へ向かっていきます。いつもならば、駅ビル内のスタバでコーヒーと食事を購入して朝食にするのですが、この日はこの後健康診断で血液検査もあるので、朝食は抜き。代わりにミネラルウォーターのボトルを購入して、脱水状態にならないよう、また採尿の時にちゃんとおしっこが出るように、途中チビチビと水分補給をしながらの移動となりました。今日の新幹線は定時運行。あれだけの事故が発生しながら、一日でリカバリーして何の問題も無いように定時運行をしている日本の鉄道は、やはり世界に誇るべき存在だなぁと勝手に心の中で応援しつつ新横浜へ向かいます。社内の乗車率は50%位で、隣の席はずっと空席でしたから助かりました。

新横浜駅からJR横浜線へ乗り換えてオフィスへ向かい到着すると、丁度自分が予約をしていたスロットのスタート直前で、直ぐに健診を始めることが出来ました。10年位前に生活習慣病を指摘されて、そこから幾つか経過観察の項目が残っていて、それが毎年指摘されているんですが、今年はその中でも血圧が109/69とこれまでにないベストスコアを記録して、一瞬自分で自分の目を疑ったくらい。それ以外は血液検査の結果待ちなので、直ぐには分からないのですが、実は前日かかりつけ医での定期健診の日でこちらでも血液検査をしていて、殆ど全ての検査項目が問題無い中、クレアチニンの数値が僅かに上限を超えたのが悔しくて、こちらでの検査では基準値内に収まることを祈るばかりです。検査はほとんど待ち行列が発生しないくらい順調に進み、予想よりもかなり早く終了。そのまま再び新横浜駅へ戻り帰宅したんですが、予定よりも2時間も早い新幹線で戻ることが出来助かりました。

帰りの新幹線では、新横浜駅で少し乗換時間が余ってしまいました。朝食を抜いていて、お昼には少し早いのですが何か食べようかとも思いましたが、近くの食堂に入るのも少し中途半端な時間で、新幹線の中で食べようとお弁当を購入することにしました。駅ビルの中を歩くのも数ヶ月ぶり? 半年振り近いと思うのですが、2Fのスタバの横のエリアが改装工事に入っていたり、1FのKIOSK横の小さなお店が並んでいた場所の半分位がシャッターが閉じていて、どうも駅ビル改修工事が進んでいるみたいでビックリしました。この駅ビルが出来てから10年? もっと長いかな。さらに最近は東急と相鉄の乗り入れも始まって、ビジネスチャンスとしては拡大している駅の1つですからね。コロナ禍の影響から脱出して、次への投資をするには良いかもしれない。 羽田港方面への移動で、品川駅ばかり利用しているので、新横浜駅の変化にはちょっとビックリしました。少し仕事を作って、月に何度かは通わないと浦島太郎状態になってしまうかも。

2024年7月24日

AI幹事2.0

AI幹事」なんて言うサービスがあるんですね。お客さんの手元の様子をカメラで認識して、飲み物の補充や料理の注文なんかをしたり、乾杯の音頭を取ったりと、まさに飲み会の「幹事役」として動作するという物らしい。サンプル動画を観てみると、音声に関してはテキストスピーチで会話しているから、ちょっと発音とか読み方で変な部分が感じられるけれど、殆ど問題無いと思う。カメラでテーブル上を認識していて、どの程度の対応が可能なのか分からないけれど、飲み物の注文と料理の注文を提案して実際オーダーとして入れてくれるところまで会話形式で成立するならば、既存のタブレット操作での注文形式よりもより自然だし、良いんじゃ無いだろうか。

私自身は、そんなにタブレットでオーダーするお店を利用した事が無いのですが、テーブルにタブレットが装備されていてそれを操作して注文から会計までする形式(※QRコードがテーブル毎に設置されていて、そこから自分のスマホで特定のURLにアクセスして注文する方法も含む)だと、自分のペースで注文して煩わされない利点を感じる一方、どうしても疎外感はありますよね。お店によっては、注目した料理を運んでくるときに一言会話する場合や、お冷やの補充など全く会話が無い訳ではないけれど、やはり精神的にというか空間的に何か分離されて隔離されている雰囲気を私は感じ仕舞います。とは言って、逆にしょっちゅうお店のスタッフさんや店主さんが「美味しい?」「気に入った?」「何か追加します?」とか頻繁に訪ねられても困りますし。個人的には、バーのカウンターに座って、時々バーテンダーさんが手元の様子を見ながら声を掛けてくれるくらいが一番居心地良く感じます。

「AI幹事」という事なので、このAIはお客さん側の存在な訳ですよね。となると、例えばお客さんがその宴会の予算、各自の料理や飲み物の好み(可能ならばそれぞのかお写真とリンク)、過去の履歴、アレルギーとかの禁止事項、この後の予定等のプロファイルを準備しておいて、当日この「AI幹事」にデータを転送すると、幹事として120%のパフォーマンスを発揮してくれる、というのが次の期待値じゃないだろうか。何なら、予約する前からそう言うデータを手元の「AI幹事クライアント」に入れて置けば、食べログとかのデータから適切な候補を選択して、そこから予約をしたら必要なデータは既にお店側の「AI幹事ホスト」に転送されていて、後は「AI幹事ホスト」が仕切ってくれる、というのが次の「AI幹事2.0」じゃ無いだろうか。さらに言えば、自分のスマホに入れているAIエージェントが、そういうお店に入るとお店の注文システムとリンクをして、お店のスタッフが担当しなくても、そのAIエージェントとお客さんが対話しつつ注文をして、飲み物が足りなくなったら「何か飲む」とそのAIエージェントがお店のスタッフ代わりの仕事をしてくれ。最後は生産処理をしたデータをお店に転送したら、何ならそのままクレジットカードで処理してしまい、お店のレジすら不要という話にもなるかも。お店側としては、接客としては注文品の出し入れと、片付け谷集中出来るから、極端な話カウンターだけのお店なら一人でも十分回せるんじゃ無いだろうか。

手元に「AIエージェント」が存在していれば、当然日々の健康状態も把握していて、飲酒日が続くようならば「休肝日」を強く勧めるし、食事のバランスなんかも提案したり。それこそ、お店の注文だけで無く、ネットスーパーでの食材の注文まで含めるように出来れば、それで有る程度の食事バランスなんか把握出来るようになるかもしれない。寝ている間は、睡眠状態をモニターしていて、脱水状態ならば水分補給を推奨したり、さらには室内の家電ともリンクをして、熱帯夜になったらエアコンを自動的に起動したり、扇風機の操作もAIが健康状態を把握しつつ操作するとか。そう言う「パーソナルエージェント」が、今の生成AI技術を利用して、数年以内に登場しないものだろうか。それこそ今のスマートウォッチが、そういう存在になって欲しいんですよね。基本スマートウォッチにeSIMが入っていてネットと常時接続をしていて、通常の動作(=パーソナルアシスタント)はネット経由でホストで処理をし、何らかの理由で通信出来ない場合にはローカルで簡単な事は処理出来る程度の機能は残したい。「AI幹事10.0」くらいには「AI幹事 for パーソナル」になって欲しいなぁ(笑)。

2024年7月23日

似たような話

少し前に、「国立公園に高級リゾートホテルを誘致して、インバウンドにも対応」みたいな発表が政府からあり、それに対して「国立公園を切り売りするのか」みたいな反対が結構炎上しました。 「国立公園」は、全国には34箇所あるらしく、県内だと「富士箱根伊豆国立公園(世界遺産)」と「南アルプス国立公園」の二箇所があるらしい。ちょっと笑ったのは、普通ならば「中部地区」「東海地区」に区分けされる「静岡県」が、隣接する地域の成果「関東地区」に入れられていること。

この方が説明しているように、「国立公園」と言ったって、広い公園が一つあるわけじゃ無くて、結構広大な地域が指定されるもの。「富士箱根伊豆国立公園」なんて、その三地域が「国立公園」と指定されているわけだから、ホテルどころか普通に生活しているから色々な商業施設に娯楽施設だってその中には存在するわけです。今回の場合は、廃業したホテル等を再整備して、国立公園としての付加価値を高めて、さらにそれにより公園維持荷物投げようというWin-Winの関係を作るというもの。あくまで個人的邪推ですが、今後国立公園内に「星の屋○○」が増えそうな気がする(笑)。

この話を利いていて感じるのは、この「非難のスキーム」って、少し前の都知事選で炎上した「神功外苑再開発」の時と同じだよなぁと言う事。その地域の環境や自然を出来るだけ残すために、長い時間を掛けて検討し、さらにその地域の持ち主や住民が今後も生活維持や経済的に困らないような仕組みも入れ込んで、持続性も考えられているのに、「神宮の森を守れ」とか酷いのは完全に誤解だというのに「イチョウ並木を無くすな」とか「100年の森を伐採するな」とか、それと同じような匂いがする。で、あれだけ強行に反対意見を上げていた人達は、都知事選が終わりその主張を取り上げていた蓮舫氏が予想外の残杯に終わると、本当に潮が引く以上に素早く消えてしまった。本当に危機感なり問題意識を持っているのであれば、自分達の応援候補が落選したとしても、その途中で大きな注目を集めたわけだから、それを利用してさらに運動するのが筋なのでは? 

今回の場合、元記事が短く、しかも「高級リゾートホテル」とか「インバウンドを都市部から地方へ誘致」みたいな、象徴的な単語が並ぶので、どうしてもいつも以上に短絡的に判断するような気がします。大体国立公園への高級リゾートホテル誘致が怪しからんと言うのであれば、それに準ずる自然環境の中に野放図に開発(とも言えない乱雑さで)設置されている「太陽光パネル」の問題の方が、より深刻で大きいんじゃ無いだろうか。私は、太陽光パネルを利用するにしても、例えば工場とか倉庫とか、有る程度屋上を利用出来る場所や、それこそ廃業したゴルフ場のように、大規模な開発済みの土地でそのままでは放棄されるような土地の有効利用策として設置するならまだ許されると思います。ところが、わざわざ山間部を伐採して無理矢理斜面に太陽光パネルを設置したり、建築物では無いために申請など不要なことから突然太陽光パネルが隣に設置されたりと、やりたい放題。今の太陽光発電に関しては、東日本大震災の時のどさくさ紛れに導入された非常に問題有る政策だと思っているので、環境保護とか自然維持とか言うのであれば、まずは太陽光発電の再検証をするべきだと思う。

 

新幹線パニック

昨日は東海道新幹線が大混乱。昨日早朝、豊橋と三河安城の間に保守作業をしていた保守作業車が衝突し一台が脱線したため、東海道新幹線は早朝から浜松-名古屋間の運行が出来ず、復旧は未定というニュースが朝かな何度も繰り返されていました。その後、東京-浜松間/名古屋-新大阪間がこだま号運用で動き始めましたが、一日中混乱が続いてしまい、ほぼ一日中新幹線は不通状態に。大変な一日でした。

JR浜松駅は、新幹線から在来線に乗り換えて名古屋方面へ行く人の列で入場規制がかかり大変な混雑だったらしい。朝から、お昼、夕方、夜とニュース番組度に何度も駅が撮されましたが、そんなに大きな駅でも無い浜松駅だけに、乗り替え待ちするだけでも大変そう。今朝は始発からスケジュール通り運行されるようですが、東海道新幹線のHPには、

  • 本日は通常通り運行するが、自由席は大変な混雑が予想される
  • そのため出来るだけ指定席の確保をして欲しい
  • 窓口混雑のため、予約変更や払戻時間が掛かる場合がある
  • 下り(新大阪方面)、上り(東京方面)は朝から混雑がよそうされるので、朝以降の時間帯利用をお願いした
と、本日利用の注意書きが掲載されていました。さらに混雑が予想される早朝の下り・上りでは、のぞみ号の臨時便を2便ずつ増便して対応するようですが、今日は一日混雑しそう。実は、明日会社の年一の健康診断があるため朝から横浜へ行く必要があるんですが、多分明日は正常化しているはず。正直、ちょっとホッとしています。

仮に自分が昨日東京から大阪へ移動する必要が有ったとき、どうするのかちょっと頭の中でシミュレーションしてみました。

  • 多分、いの一番にANAアプリを起動して、羽田-伊丹/関空/神戸の座席を押さえるでしょうね
  • その次に狙うのは、新大阪方面行きの高速バスかなぁ... ただ、高速バスを利用した事が無いので、代替手段として頭に浮かぶけれど、実際に手配するとなるとドタバタしそう
  • 時間が掛かっても仕方ないと考えるならば、JR東日本の金沢新幹線を利用して富山まで移動して、そこから在来線で新大阪という手も
  • 最後の手段はレンタカーを借りて車で移動かなぁ... まぁ、流石にこれは無いだろう。それなら金沢新幹線利用を優先すると思う
自分の場合は、一人で時間的にもそれなりに余裕がある前提での移動だからそれなりに自由度もあるんですが、これが家族連れとかとなった途端に選択肢はほぼ無い状態に。そうそう、今週から学校は夏休みなんですよね。そりゃぁ家族連れが多く移動しているわけだと納得しました。

JR東海のこれまでの会見では、衝突した保守車両は停止するためにブレーキを掛けたけれど、それが利かずに衝突したらしい。ブレーキ機構のトラブルなのは、何らかの操作ミスなのか、あるいは線路に何かあって制動が利かなかったのか、これからの調査結果を待ちたいけれど、ドラレコみたいなものが付いているとは思えないので、基本当事者の作業員の証言便りだろうなぁ。その作業員の方も、二人怪我をして一人は首の骨を折る重要らしいので、早い回復を祈りたいですね。計画通り建設が進んでいても今回は間に合わなかったけれど、こう言う事があるとやはりリニア新幹線とか北陸新幹線の新大阪接続とか、代替経路の確保は重要だと再認識した事故だと思います。

2024年7月22日

バイデン撤退

民主党のバイデン大統領が、今年末に行われ再選を目指すアメリカ大統領選挙戦からの撤退を正式発表。もともと4年前に当選したときにも、その高齢が問題とされていて体力的にも精神的にもどうだろうかと言われていたのですが、ここ最近の言い間違いや勘違いの様子を見ると、世界で最も重要な判断をしなくてはならない存在として疑問であったことは事実。

気になるのは民主党の大統領候補として誰がでてくるのか、ということ。バイデン氏は副大統領のハリス氏を推しているようだけれど、決して評判は高くないし今のトランプ候補と比べてみると、既に迫力の時点で負けている気がするし。今の民主党の中でどういう候補が居るかは分からないけれど、ここはやはり高齢なトランプ氏に対抗するためには、若手の候補をぶつけるべきだと思う。但し、若手故選挙戦を戦い抜く資金などがあるかどうかは不明だけれど。それに、相当印象の強い候補者で無いと、今のトランプ氏に対抗できないことは事実。それに加えて、確かにトランプ氏の人気が高いことも事実だけれど、そのやり方というか行動に対して眉をひそめる人も多いだろうから、そういう中間相に近いところを取り込むためにも、経済にしても社会保障にしても外交にしても、きっちりと理詰めで話の出来る人が必要なのでは。ある意味、トランプ氏とは対極にあるような存在で無いと、これから挽回するのは無理だろうなぁ。

そのトランプ氏は、銃撃事件直後は「全国民が協力をして」とこれまでの論調を改めたけれど、やはり最近の様子を見ると徐々に自分よりにあの事件を利用してと言うか活用してきている様子が見られます。トランプ氏自身が言っているのでは無いと思うけれど、「神のご加護が、今自分がここに居る理由」みたいな形で、一緒の神格化を計っているのがアメリカらしいと言うか何というか。アメリカ社会を少しでも見てみると、キリスト教の存在が大きいんですよね。心の中では「実在するスーパーパワー」みたいな感じで捉えられているんじゃ無いだろうか。その辺、宗教に関しては大らかというか大雑把な日本人からすると、ちょっと理解するのが難しい背景の一つじゃないかと思います。日本でも間一髪危険を回避出来た時には「神様仏様」という言い方はするけれど、それは「運が良かった」事の比喩的言い方であり、アメリカ人のように「神の力で自分は生かされた」みたいな考えとは全く違う状態ですからね。逆に、それだけ生活の中に根付いているから、余りに神格化しすぎると拒絶反応を示す人も増えてくるだろうから、トランプ陣営としてもこれからはブレーキを掛けつつ、何となく仄めかすような感じで利用していくんじゃ無いだろうか。

仮にトランプ氏が返り咲いた場合、やはり一番残念なのは、その相手として安倍元総理がいないこと。岸田総理も、当時は外務大臣として仕事をしていたわけだから、相手のことは良く知っているだろうしどの様に対応したら良いかはそれなりに安倍氏からも伝授されているのかもしれないけれど、トランプ氏側からの信頼感と言う所ではどうだろうか。トランプ氏再登板となれば、日本だけで無くどこの国にとっても難しい対応になりそう。一方で、バイデン氏の代わり候補者は、全く新規の人間になると思われるから、これはこれで関係構築をゼロからしないといけない。しかも、これから候補者が決まるわけで、仮に逆転勝利をした場合は全く時間が無い状態から、アメリカの新政権と交渉しないといけない。二期目を目指す現役の大統領が、選挙戦の途中で撤退すること、1968年のジョンソン大統領以来56年振りとの事だけれど、これも大きな歴史の転回点になるのだろうか。何か、世界中が混沌とした社会へ進みたがっている気がしてなりません。 

明治維新、令和維新(※某政党にあらず)

佐々木俊尚氏が紹介していた、産業革命が英国やその影響国以外では、日本とその影響国にしか広がらなかった理由のデータ的解析記事。現在世界に存在する高所得国は、1) 英語圏、2) イギリスに近い国、3) 資源に恵まれた国、4) 日本とその旧植民地、だけという話。最初の三つは納得出来る話だけれど、何故日本だけという疑問への回答は、明治維新の時に膨大な労力と資源資産を「教育」に全振りして、当時の情報(=書籍)を日本語化し、結果母国語で世界の情報にほぼアクセス出来る環境があったからという説明は十分納得出来る話。明治維新の時には、海外特に欧米から膨大な「外来語」が日本に流入して、それらの言葉を日本で独自に「漢字化」して新しい「日本語」を作ったことは有名な話。例えば「新聞」なんて言うのも、"News"という言葉から連想して作られたのだろうけど、言い得て妙。実際漢字の母国である中国にはそれら「新日本語」の感じ言葉が逆輸入されていて、今では半分位が「外来漢語」という話も。

それに対して近年では外来語をカタカナにしてそのまま利用したり、技術情報の翻訳作業も減りつつあり、将来的に母国語で最先端技術を学ぶ環境が縮小しつつあるという危機的状況。今では英語で減点にあたることが普通になりつつあるので、それはそれで一つの解決策になるのだろうけど、まだ英語に不慣れな若い世代が新しい技術に興味を持ったり、最新情報・技術を習得しようとした場合には、昔に比べて高い壁が存在することになります。少子高齢化もあり、今後日本の人口は縮小傾向にあることを考えると、これは余り歓迎することでは無い事は確かでしょうね。

ただ個人的に少し楽観的にも考えているのは、明治初期と比べて現在においてはAI技術を利用した高品質な翻訳技術が存在しており、今後例えばリアルタイムでかなりの精度で文章翻訳することは直ぐ間近だと思っています。書籍等テキスト情報は、一度翻訳すれば毎回翻訳するのは更新部分など差分だけなので、そんなにリソースも必要では無いし、そこに少しずつでも人出を欠けて内容を磨いていけば、かなりの品質を維持出来るんじゃないかと。課題は、「新聞」のような、日本人がピンとくるような「新日本語」の創作がAIで可能なのかというところでしょうか。最近では外来語はそのままカタカナ化して流すのが普通に成りつつあるけれど、やはり日本語化可能なのにカタカナ語を使うのは不自然だと思う。ただ悩ましいのは、最近はそう言う傾向が著しいので、わざわざ同様の日本語にすることで逆に分かりにくくなったり、他の文献や情報との整合性が欠けてしまうみたいな事もある気がします。

AI化のもう一つの利点は、その技術を活用すれば多言語展開も出来るというところじゃないでしょうか。そんなに簡単では無いけれど、ただ人海戦術で情報変換をするよりは助かる地域役には多い気がする。となると日本自身のためにも地域への貢献も含めて、AI技術の拡張と発展はこれからますます重要になるんでしょうね。日本の場合、アトムとか昔からロボットのDNAもあるから、それこそAI内蔵の可動式ロボットというかヘルパーみたいな介助技術みたいなものに発展するかも。以前から書いているんですが、自分のバディみたいなAIというかエージェントというか、そういう存在があと5~6年位で誕生してくれないだろうか。丁度自分も認知症とか移動困難な状態になりつつある時だし、そんなデバイスがあれば人に迷惑を掛けずにもう少し世の中が楽しめそうな気がする。「明治維新」ならぬ「令和維新(※某政党にあらず)」が生まれるかもなぁ。

UAの以遠権

どちらかと言えば路線縮小傾向だったUAのアジア路線でしたから、久し振りに成田からの以遠権を利用してセブ行きを発表した時には、行くかどうかは分からないけれど良いニュースと感じていました。でもこの記事を見ると、 

このセブ線の開設に経緯については、成田空港の以遠権を保有していること、グアム発着路線の業績が思わしくないことから、同空港を拠点とするB737型機の一部を成田空港に配備することを決定したとしています。

と、成田利用の重要路線である(と、自分は思っている)グアム線対策だったとは知りませんでした。

UAのアジア路線と言えば、華やか利し頃は韓国(仁川)、台北、バンコク、シンガポールと毎日成田から飛んでいて、成田空港はUAの重要なハブ空港だったんですよね。私も、仁川、台北、シンガポール路線は利用した事があったかなぁ。一番利用したのはシンガポール路線で、非常にお世話になりました。SIN発券なんかもやったなぁ、体力の会った頃は(笑)。当時は成田空港の駐機料が高かったので、北米やハワイから飛んできた機材は、そのままアジアの他の空港へ移動させて、翌日また成田に飛んできた北米方面へ戻るというのを、毎日20便位飛んでいたかなぁ。

成田空港にとっても、米系のデルタ、アメリカンが羽田空港へ国際線を移管する中、羽田の枠が無いからと言う理由はあるものの、それでも半分位は成田に残しているUAには感謝しているんじゃ無いだろうか。とは言っても、北米路線が強化されるのではなく、グアム線の機材運用効率化のための以遠権なので、そこはちょっと微妙かもしれない。以前は北米から飛来したB747とかB777とかの大型機でアジア方面を往復していたけれど、グアム線となると基本B737と小型機(だよね?)の運用になるので、成田からそんなに遠くには行けないのかな。他社の成田-セブ路線だと、A320クラスの機体で5時間位の飛行時間になるらしいので、バンコクとかちょっと無理したらシンガポール位まではB737でも行けるかも(あまり乗りたくないけれど-笑) 

行き先としては、やはりシンガポールだけれど、個人的には台北線が復活してほしいなぁ。理由は、UA MPの更新に必要な、UA利用最低4区画利用を満たすために、一番使いやすそうだから。飛行時間的にはグアムと台北はそんなに変わらないけれど、台北の方が少し近いし現地で遊ぶにしても、台北の方が都会で色々ありますからね。それならば仁川の方が近いのではと言われそうだけれど、いゃ韓国は余り行きたいという動機が生まれないので(笑)。何度か行っているんですが、どうもね、ちょっと自分の好みではない雰囲気なんですよねぇ... いつどうなるか今の所不明だけれど、追加路線の発表がちょっと楽しみです。 

2024年7月21日

BSoD (2)

世界的に発生したBSoDの障害原因が特定されて、修正された当該ファイルの配布も始まり徐々に修復されているようですが、なんと言っても対象デバイスの数が膨大で完全に修復されるまでは更に数日は必要という話も。どうも"NULL"チェックをせずに、NULLが含まれる可能性のある変数で演算処理をして問題が発生するらしいけれど、何だかなぁ。普通は初期化処理で全ての変数に初期値を何か設定しないか? 途中で一時的に生成するローカル変数だって、先ずは何か(1とか)値設定するだろうし。往々にして、大きな問題を引き起こす時の原因って、本当に些細なと言っては怒られるかもしれないけれど案外単純なミスの見逃しだったりするんですよね。 

引き起こされる問題の原因が単純だからといって、その問題修復の作業も単純なわけでは無くかえって難しく面倒になるもの。今回もWindows起動時に読み込まれるファイルだけに、修復するにはWindowsの起動が必要で起動したらエラーに成るしで、あるいみデッドロック状態。だから修復するには、何らかの方法で内部のOSを起動せずに外部から起動する方法が必要で、その一番手っ取り早いのが前回も書いたブータブルUSBを準備して、そこから対象機器を起動して問題のあるファイルを差し替えるというもの。ただその為にはその物理的USBメディアを対象機に挿入して電源操作をしないといけないので、1台2台なら兎も角、何十何百万台となるとちょっと目眩がします。当然その機会が目の前にあって、ベルトコンベアーで流れ作業で出来る分けでも無く、人海戦術でその場所へ出かけて一つ一つ処理しないといけない。一人の作業員がもしかしたら一日に一台程度しか対応出来ないかもしれない。

それでも少しだけ救いがあるかなと思うのは、今回の問題はサーバー機器での発生も多いと思うのですが、最近のサーバー機器にはインストールされたOSとは別に、本体だけで電源のON/OFFからHDD/SSDへアクセスしてソフトウェアのインストールも出来る仕組みが入っています。極端な例では、離れた場所に設置されたOSも何も入っていないサーバーを、最初に起動してBIOS設定画面に入り、そのサーバーのBIOS用の固定IPアドレスを設定してアクセス用にID/PWを登録しておき、且つネットワーク設定と接続も設定しておけば、後はリモートからそのサーバーにアクセスして本体の電源ON/OFFからソフトのインストール、その他機器の設定変更やソフトの更新等も自由に実行すること事が出来ます。そこまでで無くても、Linux OS等をインストールしたUSBを早着して、そこから起動する仕組みが有るものも有りますよね。そういう仕組みを利用すれば、わざわざ現地へ出向かなくても、リモートで対応出来るデバイスもそれなりに存在しそう。

ただ、今回影響を受けているPOS端末とかIoTデバイス等は、セキュリティポリシーからそういうバックドアになりそうなリモートアクセス機能は利用していないだろうから、やはり一台一台手作業での対応が必要になるんじゃないかな。仮に可能であっても、悪用されないように公開されないかもしれないし。その分、コストも掛かるので可能であってもその機能を削除するとか使用不可にしているケースも多いだろうし。この辺り、私も昔保守関係の仕事をしていたことがあるので良く分かるんですが、結局はお客様側の要求内容と、保守する側の要求内容のぶつかり合いみたいなところもあるんですよね。それにお客様としては「壊れないことが前提なのに、何で壊れた時の話をするのか。しかもそれなりのお金が必要とは何故?」みたいな気持ち何ですよね。いゃ、そうなんですけどね、そうなんですけれど、想定と現実は大きく違う物として対策して置かないと、結果的に一番被害を被るのはお客様ですよと言いたいのだけれど、言ったら最後「責任転嫁」と怒られそうだし。知らない間に社会基盤化しているこの手の「見えないサービス」の安全性だったり可用性だったりと言う事を、もっと真剣に考えないといけませんね。まぁ、結果的にメーカーが頑張るしか無いのだけれど、エンドユーザー側としてはユースケースなりテストケースなりを充実させるしか無いのかなぁ。やっぱり、昔から有る話の一つだよなぁ、規模が違うだけで。

セルフレジ

ITmediaから、セルフレジを導入すると、客が減るという一見矛盾しているような状況の記事。私もスーパーで買い物をしたときには、大体8:2位の割合でセルフレジ利用が多いのですが、その理由は幾つかあって一番大きな理由が、多くの場合有人レジよりはセルフレジのレーンの方が空いているのでそちらを選ぶと言う事。まぁ、その程度の理由なのでそんなにセルフレジと有人レジ、後自宅近くのイオンスーパーでは自社のスマレジ専用レーンもあるので、実は三箇所に分散しているのですが、スマレジもそう言う意味ではセルフレジの範疇に入れていいのかな。となるとイオンは自社の決済サービスを止めないといけなくなるのだけれど。 

記事で示されている実例は英国とアメリカの例なので、そのまま日本にも該当するとは一寸疑問な点も。特に個人的に引っかかったのは「セルフレジは売上げが下がる」という部分。恰もセルフレジ導入が顧客の購買意欲を下げているような表現だけれど、そうでは無くて購入点数の少ない顧客が早く通過出来るであろうセルフレジを利用するんじゃないの? 例えばスーパーで、お昼のお弁当と飲み物二点を購入した人が、有人レジに並ぶよりは直ぐに通過出来るであろうセルフレジに行くのは当然の判断でしょうし。あと、自分の見た限りでは家族連れ等でまとめ買いをして買い物籠一杯の場合には有人レジに行く傾向が強いと思うので、それもセルフvs有人の違いがでてくる傾向だと思う。そう言う意味で、これまで全ての処理を有人レジで行っていたケースから、直ぐに処理が済む少量購入の顧客をセルフレジに流していることは、成功なんじゃ無いだろうか。

その理由は、セルフレジと有人レジでの最大の違いは「商品スキャンのスピードと処理済み商品の処理」だと思うから。セルフレジで一番困るのは、商品のバーコード位置を蛾して一回のスキャンに時間が掛かること。また生鮮食品などで量り売りみたいな物は、バーコードがついていないものも有って、その場合は画面から「葉物野菜」「白い野菜」等のカテゴリーを選択して、そこから目的の商品を見つけて点数を入れる、という面倒な処理が入る事も。だからセルフレジの商品登録完了作業の時間って、有人レジに比べて何倍も掛かっている気がします。有人レジの場合は、担当スタッフさんがほぼ瞬時にバーコードの位置を判断して流れるように右から左に商品をスキャンしつつ、買い物籠の無いに適切に入れてくれるから、処理スピードは段違い。大量購入の人がセルフレジに来れば、スキャン時間もそうだし途中扱い方が分からなくてスタッフを呼び出して時間がかかるでしょう。それでも極たまに家族連れで小さな子供が居る家庭何かだと、多分子供の体験教育も予てだと思うけれど、子供にスキャンさせたりしてさらに時間が掛かり端末を占有することも。その場合でも全部がそういう顧客で埋まるわけではないので、他の端末がどんどん流れてくれるから、そんなに大きな問題にはならない。

更にイオンスーパーでは、商品スキャンが終わると、その先にある精算用端末の番号を示して、支払はそちらに移動して行います。大体有人レジ1箇所に3箇所の精算端末が設置されていて、殆どの場合は有人レジのテーブルは商品スキャンが終わると直ぐに空いて次の顧客の商品スキャンを連続して行えるようになっているわけです。つまり律速段階になる支払作業を分離することで有人レジの処理効率を上げて全体としての効率アップをしているわけで、そう言う意味ではここで書かれているキャッシュレス決済の話はちょっと視点がずれている気がします。重要ではあるけれど、一番の問題は現金と多様なキャッシュレスが混在している決済場面をいかに効率よく裁くかと言う事なのだから。有人レジの更なる効率化を進めつつ、記事の最後にあるような「優しいレジ対応」も考えるのであれば、レジ待ちの行列を多くの場合のように各レジ毎に並ぶのでは無く、待ち行列は1列にして、空いた有人レジにそこから一人ずつ進む方式(アメリカでよく見る形式)にすれば、一つの有人レジで対応が長引いても、他の有人レジが吸収してくれるから、そのレジに並んだ顧客が待ち時間で不満を感じることは無くなると思う。但し、その場合これまで以上に長くなるであろう待ち行列の待機エリアを作らないといけなくなるのが一番の問題点でしょうね。でも日本人だと、長く伸びた(でも処理速度は速い)待ち行列を見てセルフレジに逃げたけれど、やり方に慣れず品物も多く、逆に時間が掛かって不満がつのる、みたいな結果になりそう。それでも、1) 待機エリア、2) 商品登録(スキャン)エリア、3) 精算エリア、4) 購入品詰め替えエリア、と分類すれば全体の効率はかなりアップして顧客満足度も上がるんじゃ無いだろうか。そこに、少数品目の人用のセルフレジエリアを置けば、ほぼアメリカのスーパーのスタイルになって、何だ結局そうなるのかとは思うけれど。

2024年7月20日

重圧

オリンピックの女子体操の有望選手が、未成年(19歳)でありながら飲酒や喫煙行為があったということで、直前で代表辞退する事に。既に補充選手の登録も出来ないので、日本女子団体チームは本来は5人で競技するところ4人で競技しなくてはいけないというかなり大きなハンディキャップを背負うことになり、本人だけで無く日本チーム、日本代表にも大きな事件になった気がします。

ネットでは、当然という意見から、状況も状況だけに譴責処分や反省を示してオリンピックに出場させるべきと言う中間的な意見に、今の時代そんなことで処分するのはおかしいという意見までいろいろ。本人は、オリンピックや日本代表という重責から逃げたという話らしいけれど、今回は内部告発が切掛という事なので、悪い見方をすれば内部抗争の可能性もあるのかなぁ。いろいろと足味の悪い話になりそう。仮に今回の件がオリンピック後に発覚したら、そして彼女がそれなりの成績を収めていたとしたら、それらの結果も無しになるのだろうか。例えばメダルを取っていたらメダル辞退とか剥奪とかになるのかなぁ。それとも彼女自身がそれまでの重圧に、飲酒喫煙がばれるかもと言う焦りもあって、思うような結果を残せない可能性もあるわけですね。一番最悪なのは、競技中に発覚した場合で、その時には途中棄権となるのだろうか。あと、スポーツ選手の場合どうしてもドーピング問題は避けられない話で、今回も喫煙のニコチンが引っかかるのではと言う話も出たみたいですが、ニコチンはドーピング検査対象では無いらしい。ただ、ちょっと風邪薬や解熱剤を飲んだだけて検査に引っかかる場合も有るので、喫煙だけ飲酒だけだと言っても安心は出来ないのですが。

個人的には、既に「成年」は18歳からと成っていて選挙権など一定の権利がこれまでの20歳から18歳に引き下げられているのだから、それまで20歳を制限としていた飲酒や喫煙の制限も同様に18歳まで下げても良いと思います。ただし、飲酒、喫煙、それ以外にも必要なものに関しては「但し、高校、専門学校、高専生などの「学生」に関しては、18歳到達時の学年・教育機関が終了するまでは、飲酒、喫煙(その他)を認めない。」みたいなルールを作ったらどうだろうか。別にお酒や煙草を進めるつもりは無いけれど、中卒や高卒で社会に出て仕事をする人も居て、そういう人達は学生以上に喫煙とか飲酒の機会に遭遇するだろうし、そう言うものまで含めて取り締まるよりは、20歳から18歳へ責任範囲を引き下げた=権限委譲したのだから、自己責任の範囲も引き下げてもいいような気がします。

今回の体操選手に取って大変なのは、今回代表を辞退したと言う事よりは、日本に帰国して執拗にマスコミに追求され、そしてネット等で批判されることでしょうね。本人の不祥事とは言え、既に十分に戒めは受けたのだから、帰国にしてもその後にしても静かに冷却期間をおけるように、協会としても努力するべきだと思う。それにまだ19歳で、次のオリンピックだって狙えるだろうし、それ以外の世界大会などで今後活躍すれば今回の件も「良い経験だった」と後から振り替える事も出来るでしょう。彼女に必要なのは、静かに暫く過ごせる冷却期間と、後は再活動をしたときに応援して上げることだけじゃ無いだろうか。そう言う意味でも一部マスコミは面白可笑しく取り上げるのだろうけど、その時にはそれらゴシップマスコミを強く批判するべきだと思う。

BSoD

久々に聞いた"Blue Screen of Death (BSoD)"。 世界的に同時多発的にBSoDが発生して、様々なサービスが停止に追い込まれたらしい。昨日はほぼ一日中移動中で、時々パソコンを広げたりしていましたが、自分のパソコンは勿論、移動中のサービスでも特にトラブルに遭遇しなかったのは運が良かったからなのかな。航空関係では、JALの予約システムが影響を受けたみたいですが、ANAは大丈夫だったのかなぁ。

現時点で原因は特定されていて、それは米国のセキュリティベンダーのCrowdStrike社の「csagent.sys」ファイルがBSoDを起こすらしい。何か、昔のDOS時代によく有った話だよなぁ(苦笑)。CONFIG.SYSに記載してロードするドライバーや常駐ソフトを更新すると、それが原因で起動出来なくなったりエラーが発生。その場合は、DOS起動用のディスケット(当時はまだUSB何て無い(キリッ!))で起動して、問題のあるCONFIG.SYSを修正したり、そのドライバー類を削除・以前のバージョンにロールバックしたりして難を逃れたものです。Windowsの場合はどうするんだろうか。WinPEで起動して、そのcsagent.sysを以前のバージョンにロールバックするしか無いのかなぁ。でもWindowsの場合、複数の場所に保存していて、一箇所だけでは問題のあるバージョンが上書きされてしまうこともあるからなぁ。大変そう... 

今回のトラブルは何か条件が合って、そこで今回のcsagent.sysがロードされるとBSoDが発生するんだろうけど、メーカーのテストをなんですり抜けたんだろうか。理由は不明だけれど、結構この手の「何でこんな単純な問題をエスケープするんだ」というのは開発やっていると結構経験するんですよね。開発中は、何度もテストするんだけれど、最終製品としてリリースされるとどうしてもそのテスト環境とは異なる条件や環境が存在するわけですし。特定製品との組合せで発生するとか、Windows関係だと実装されているランタイムのバージョンとか。場合によっては、ファームウェアのバージョンとかも関係することも。あぁ、後はロードされる順番とかも影響する場合がありますね。自分が一番記憶に残っているのは、Intelが出したストレージマネージメントのRST (Rapid Storage Technology)、今はISRT(Intel Smart Response Technology)と言っているのかな。要するに、HDD/SSDへのアクセス管理のドライバー何だけれど、ストレージアクセス故に色々とやらかしくれました。データロストだったり、HDD/SSDアクセスは問題無いのにDVDだとエラーに成ったりとか。お客様へ何度頭を下げたことか(Intelの性なのにプンプン)。

今回レポートされているところでは、オフィスPCは勿論、自動販売機だったりPOS端末だったり、ちょっと予想外のところにもWindowsが侵食している事が可視化されてしまいましたね。一般にパソコンで利用されているWindowsとは別に、そういう端末系で使用するWindows IoTが影響を受けたのかな。IoT系は一度組み込んだら、その後は長期間そのまま利用するのが前提だから、一台一台修復するのは大変だろうなぁ。一般的にはネットワーク経由で更新ソフトとか送り込んでメンテナンスするんだろうけど、今回はその為に必要なWindows IoTの起動も出来ない状況だろうし。多分パッチ込みのブータブルなUSBを準備して、それを挿入して対象機をUSBから起動してパッチ適用。その後本体を起動して動作確認という、どう見ても1台辺り何十分も掛かりそうだから、人海戦術で行くしかないのに最近は人手不足だし。配布するときは一斉に配信できるから一瞬なんだけれど、修正する場合は1台1台手当しないといけないというのジレンマですよね。昔の記憶が色々蘇ってきて、ちょっと他人事とは思えないのが悲しい(苦笑)。

(NH Leg#20) HND-FUK/-HND

 AMC Diamond 2025に向けて、個人的にポイント調整用に入れたフライト。現在のプレミアムポイントが、87,000ポイント余りで、10月のSQでのSingapre往復で1万ポイント弱が追加される予定。差分の3,000ポイント余りを別途充当する必要があります。一番簡単なのは、HND-OKA往復で、これだと5,720ポイントを一番効率良く(単価低く)獲得出来ますが、それもちょっと面白くない。多少コストアップしても、別の所に飛びたいなということで色々探してみました。手元に今年の11月末までの株主優待券も残っていたので、それも活用することを考えて決めたのが、福岡へ行って地元の寿司でも食べて戻ろうかというルート。実はHND-CTSも考えたのですが、その場合手元の計算だと最終的に100,010ポイントと、本当にギリギリでSQからの換算が少し違ったら微妙な差で届かない可能性も。その点HND-FUKだと、100,294ポイントになり余裕が少し生まれるので、こちらに決めました。あっ、あとフライトスケジュールも都合が良かったということもありますね。

出発当日の朝は、全日梅雨明けしたというのに今にも雨が降りそうな曇り空。この日は日帰りでの旅程の予定で、夕方戻ってきたときに駅前で買い物をして帰宅する予定なので、荷物が増える事を予想していつもの路線バス移動は止めて、自家用車で駅まで移動して新幹線に乗り換える予定。新幹線が7時20分過ぎなので、朝の7時にオープンする駅ビルのスタバの開店時刻に合わせて6:30過ぎに自宅を出ました。無事にスタバで朝食をゲットして新幹線で品川駅まで移動。浜松はどんよりとした曇り空でしたが、東に移動するにつれてだんだんと青空も見えるようになってきました。品川駅に到着すると、朝のラッシュ時間帯で、人混みをかき分けながら新幹線側から京急側へ移動。空港特急に乗り換えて羽田空港に到着したのが9:00少し過ぎでした。ラウンジに寄っても滞在時間は15分有るか無いか位なので、AMC Diamond用の保安検査場を利用しましたが、そのままコンコースに出て出発ゲートへと向かいました。

1) HND 09:50 - FUK 11:35 (NH247)

この日の出発ゲートは、当日に64番から63番へ変更されたので、ラウンジの出口を出た真正面。ゲートの前にホワイトボードが立っていて、何だろうと思ったら多分このゲートを使う予定だった09:30発の沖縄行きのフライトが機材トラブルで11:00発に変更になったと書かれていてビックリ。時々利用していたフライトですからね。自分の時で無かったので良かったと思いつつ、この変更で慌てている人も多いだろうなぁとちょっと可哀想に感じます。ゲートに到着していつもの様に搭乗前のプロトコルである搭乗機材の写真を撮影しているうちに優先搭乗が始まっていて、気がついたときにはグループ1~4まで全ての搭乗になっていました。別に全席指定だから焦る必要は無いのですが、丁度列が途切れた所に入り無事に機内へと進みます。

満席に近い乗客だったと思うのですか、ドアクローズは09:46でプッシュバック開始は定刻通り09:50。ゲートから真っ直ぐに押し出されて沖止めのスポット当たりまで後退すると、暫くして機首を右に振りながら移動開始となりました。西行きなので、利用滑走路はA滑走路のRW16。先行機も無く、直ぐに本線に入ると離陸開始となり、離陸したのが10:05でしたから、久し振りにスムースなテイクオフでした。

ブロッキングタイムは01:17とやはり短いですね。浜松辺りから食事の配布が始まり、それが終わったのが紀伊半島を通り越して瀬戸内海に入るかどうかと言う所。今回使用機材はB787-10の最新機材なのでモニターにはガンカメラの映像投影が可能。プッシュバック時から飛行中はずっと下部カメラを写していました。雲が多かったのですが、それでも雲の切れ目から海岸線とか陸地の様子がかなり高精細な映像で表示されていて、なかなか楽しい眺めでした。着陸時も前方のガンカメラにして滑走路が迫ってくる様子を堪能しました。本当に高解像度で画像が綺麗で、これ全ての機体に搭載してほしい(笑)。

結構順調にフライトは進んだのですが、福岡空港周辺は雷雨が発生している関係で、着陸の順番待ちが発生しているとの機長アナウンス。そのため、空港を前にして通り過ぎると、佐世保の手前ぐらいまで進んで、そこでループ上に旋回して時間調整をしてから再び東に戻ってやっと着陸の順番に並ぶことが出来ました。この時には、雨が降った後はありましたが天候は晴れ間も見える状態で、多分福岡空港を利用して初めてじゃ無いだろうか、陸地側のRW34から進入して着陸しました。着陸して減速すると右手誘導路に抜けて、その先の国内線ターミナル7番ゲートに入ったのが12:49とギリギリ「定刻到着」範囲でした。

戻りの羽田行きまで1時間余りでの接続ですが、この様子だと多分そのフライトも遅延するだろうなと予想しつつ、ターミナルビルのお鮨屋さんで軽くお昼を頂き、再び保安検査場を抜けました。

2) FUK 13:10 - HND 14:55 (NH254)

この時点では復路便のスケジュールは定刻通りでしたが、ラウンジに入って暫くすると、13:10の定刻が13:15に変更。折返しの機体は8分遅れで到着した様子なので、まぁそんなところでしょう。ラウンジで一服してから、搭乗ゲートの9番ゲートが少し離れているので、早めにラウンジを出てゲートに向かいました。このフライトも満席ということで、やはり国内線屈指の幹線路線だけ有ります。そう言えば搭乗する人も、ビジネスパーソン風の人が沖縄線よりも格段に多い気がします。

出発時刻は5分遅れて13:15に変わっていましたが、搭乗開始は13:00少し前位から始まります。ドアクローズが13:18で、その後プッシュバック開始。離陸するのは、風向きが変わったのか着陸時とは反対側の海側のRW16から。滑走路手前で待機していると、滑走路の反対側に着陸した機体が右に離れていくのが見えたところで滑走路に入り、直ぐに離陸開始となりました。

この機体は往路便とは微妙に異なるB787-9なので、残念ながらガンカメラのサービスは無し。仕方ないので、エアショーを表示させていました。やっぱり沖縄線と比べると、あっと言う間に九州を抜けて瀬戸内海・中国地方に入り、そこから直ぐに近畿地方に到達すると、もう名古屋で、そこから直ぐに遠州灘を抜けて房総半島を回り込むルートに、一瞬のうちに乗っているような気がします。勿論復路便は向かい風になるので、フライト時間は眺めの01:47位だったかな。そこそこのフライト時間だと思うのですが、それでも短く感じます。

この日は直ぐにB滑走路のRW22へ向かう反時計回りのループに乗ることが出来、この時点で五番目と言う事で順番に着陸していきます。RW22に着陸したのは14:53で、そこからB滑走路を戻ってT2に向かい、64番ゲートに入ったのが15:04でした。この後浜松までの新幹線は、品川発16:10なので余裕で移動出来ます。ちょっとトイレに寄って用を足してから、京急で品川駅に出たのが16:00前。暑いので、駅ビルのコーヒーショップ(ZAZA COFFEE)でアイスコーヒーのLを調達してから、新幹線ホームへと移動しました。ホームに移動すると、熱風が凄くて、これならもう少し駅ビルで涼んでからにすればよかったと後悔しつつ、浜松停車のひかり号を待ちます。

その後無事に新幹線に乗車でき、夕方早めに浜松駅に到着。週末なので、駅ビルや遠鉄百貨店で食材やお惣菜を調達して無事に帰宅できました。今回の搭乗分で、AMCのPremium Pointは9万PPを越えるので、後は10月のSQでのSingapore行き分が加算されれば10万PP到達がほぼ確定。ですから、後はUA MPに注力することにします(笑)。

2024年7月19日

相手を否定する事が目的

一般社団法人Colaboが、都知事選にも出馬したネット著名人の暇空茜氏を名誉毀損で訴えていた裁判の一審で、Colabo側の訴えが認められて、暇空茜氏に220万円の賠償命令がでました。その様子を伝えるYahooニュースの記事なのだけれど、使用されている写真に凄く違和感を感じる。それは、この手の判決時に良く出される「○○」と書いたバナーというか掛け軸みたいな物なんだけれど、ここには「暇空敗訴」と書かれている。これっておかしくないですか? だってここに移っている人達は原告側のColabo関係者で、その彼らの訴えが認められて賠償命令が出たのだから、普通ならば「勝訴、名誉毀損認定」とか書くんじゃ無いの。つまり彼らにとっては、自分達の主張が認められることよりも、訴えた相手(=暇空茜氏)を貶める事の方が優先するあるいは重要だと言う事なんですよね。

もう一つ気になるのは、その「暇空敗訴」のバナーの向かって左にいる、Colabo代表の仁藤夢乃氏が掲げている「Colabo」の旗(?)が、何故か途中までしか広げられておらず下半分が丸められたままの事。これ、別の写真で全部が広げられている物があるんですが、少し見える5文字は「KEY 灯火」と書かれているらしい。どう言う意味かと思ったら、Colaboの関連団体の名称らしいのですが、さらにそのしたには何故かハングルでメッセージも書かれているようなんですね。一部ネットでは、韓国の手先みたいな事も言われているので、そう言う余計な騒動を誘発しないように隠したのかもしれないけれど、それならその部分だけでもいいと思うんですよね。わざわざ団体名まで隠す理由というのが良く分からない。だったらそういう名称の入っていない旗なりを使えば良いと思うのだけれど、この団体は自分達の旗は作っていないのだろうか。

で、やっぱり違和感を感じるのは、裁判をしてまだ一審ではあるけれど自分達の主張が認められた訳だから、普通ならばやはり「勝訴」という自分達の結果をまずは出したいと思うんじゃないだろうか。自分達の正統性が認められたから「勝訴した」と言えばいいところ、相手の敗訴を声高に言うというのは、自分達の主張が完全には認められなかったけれど、相手の非の方が大きかったからそれを強調したいというのだろうか。でも、幾ら相手を下げてみても、それで生まれるのは自分とその相手との相対的な距離が広がると言うだけで、決してこの人達の主張や行動が認められた事にはならないと思うんですよね。確かに暇空茜氏の言動は毀誉褒貶が大きくて信頼と不信のギャップが大きいのだけれど、少なくとも東京都に対しての監査請求に関してはそれが認められて今でも係争中な訳です。そこから公開された資料や情報を見ると、一般常識では考えられないような契約内容もあり、普通ならば大スキャンダルになると思うのに、一向にそういう動きはない。このColaboも含む社団法人との契約も、後付けの契約者があったり領収書など必要な書類提出も無いのに問題無く審査が通過していたりと疑問も多い。そう言う事もあるから「勝訴」とは掲げないで「敗訴」と相手を下げる事を優先したのだろうか。つまり、自分達の身辺をこれ以上精査されたくないから話題の中心をこちらでは無く相手に向けたいという気持ちが働いているのかも。

暇空茜氏は今回の結果を不服として二審に控訴するらしいけれど、この裁判の内容をざっと見た印象では「名誉毀損」というレベルにあるかどうかは別にして、暇空茜氏の批判はそれを裏付ける十分な証拠があったとまでは言えないと思う。そう言う意味で、今後の裁判も厳しいんじゃ無いかと言う気がするけれど、この裁判は暇空茜氏が告訴しているうちの一つで、確か20件とか30件とか有ったんじゃ無いだろうか。裁判を「下手な鉄砲も」と言うと怒られるかもしれないけれど、中には問題として認識されて暇空茜氏が勝つものもあるような気がします。というか、予算を決める委員会メンバーに社団法人関係者が入っていて、その委員会が予算支出をした先がその関係者の団体という事もあったわけで、なんでこれが都知事選挙の争点の一つになら無かったのか不思議。「公金チューチュー」という言葉を生み出したこれらの件ですが、この団体だけを責めるつもりは無いけれど、やはり不明瞭な部分があることも確かで、それはしっかりと精査して問題があれば是正するべきだと思う。そう言う意味では、この裁判は暇空茜氏という個人とColaboという一団体の話なわけで、それによってColaboの正統性が証明されたわけではないし、暇空茜氏のここまでの行為が否定されるものでも無いと思う。その後ろめたさが「Colabo勝訴」ではなく「暇空敗訴」というネガティブな言い方に集約されている気がします。

バッドタイミング

昨日の「ゴチになります」は、夏の暑さを吹き飛ばす「旨辛ゴチ」対決。丁度梅雨も明けたし、普通の時ならば時期にあった、それこそ「暑気払い企画」としてうってつけだと思うのだけれど、今回だけはタイミングが悪いと感じます。つい先日、激辛ポテチの事件があり、世間的に「辛いもの」に敏感になっていると感じられるから、これも何か言う人が居るのかなぁと思いながら見ていました。 

先日の激辛ポテチの件を意識してなのか、この手の番組としてはデフォルトなのか「無理しないでね」みたいなテロップが流されるけれど、「辛い~」と出演者が辛さに閉口している様子を見ると、やっぱり激辛は罰ゲームだよなぁという印象。まぁ、激辛ポテチは年齢制限を設けて、かつ注意書きを幾つも並べるほどの「リスク」の有る食べ物だけれど、今回のゴチで出される「旨辛」は、多分辛い物好きな中国の四川地域とか韓国の人ならば全く問題無い程度なのかな。ただ、番組を見ている限りでは、やっぱり辛味に四苦八苦している様子が伺えます。で、やっぱり激辛ポテチ事件の影響があったのか、いつもの比べて番組の構成が変わっているように感じて、それは最初のオーダーや二回り目のヤベちゃんマンが取ってきたスペシャル料理のアユ料理までは何となくいつも通りでしたが、その後後半のラストオーダーに関しては、オーダーするシーンは放送されたけれど、それを食べるシーンは無かった気がします。いつもラストオーダーは品数が多いので、食事するシーンもそんなに多くないのだけれど、それでも何人かが食べる様子は挿入されるのに、今回は料理を照会して終わってしまったので、あっと言う間に順位発表に移りました。

ただ、今回は旨辛料理という事で、いつもはない料金算定対象外のご飯だとか飲み物とかご飯のお供の紹介など、結構前半で尺を使っていたので、最初から後半は簡単に済ませる予定だったのかなとも思います。でも、「辛い」という表情は今回の一番の見所写し所だろうし、それが無くしては今回の番組は成立しないわけで、そのバランスには苦労しているような雰囲気は私は感じました。お蔵入りさせるわけにはいかないし、かといって放送して批判されてはスポンサーや会場となったレストランも迷惑だろうし。最近は視聴率競争も厳しいというか、視聴率自体がどんどん下がってきていてテレビ離れも言われている状況ですから、作る方も大変だしそこに突発的にこういう事件が発生してしまうと、もう制作側としては泣くに泣けないのでしょうね。少し前にタレントさんが続けて不祥事を起こして、その関係した番組が雪崩のように放送中止とかお断りのテロップ挿入で凌ぐとか大変な時期がありましたが、直接その事件に関係した・因果関係があるというので無ければ、もう少し緩やかな規制というか見る方も理解して視聴する姿勢が重要じゃないだろうか。

とあるワイドショーで、その激辛ポテチをコメンテーター達が実際に見て食べ見るみたいな演出がされていたんですが、ああいう演出の方が程度も低いし悪影響もあるような気がします。例えば客観的に判断出来るように、「辛味測定器」みたいなもので、その激辛ポテチと一般的に誰でも分かるような辛味の代表(例えば辛口の〇〇カレーとか)を数値的に比較して、その100倍辛いとか言うのであれば多くの人はその程度を想像出来るだろうし、自分にとってどれくらいのリスクかも有る程度判断出来ると思います。でも、「やっぱり辛い」みたいな事をいい大人が画面の中でしているのでは、逆に興味をそそることになりかねない気がしますね。「ほどほど」というか、あるいは「塩梅」というか、適切な程度の「さじ加減」みたいなものがバラバラになってきているのが現在の社会のような気がします。

梅雨明け

長いようで短い(のか?)今年の「梅雨」も、昨日で東海地方は開けて、例年よりは1日早い梅雨明けらしい。一昨日の時点で、少なくとも浜松は晴れ間が広がり、もう「梅雨明け」という感じだったのですが、昨日はそれ以上に「夏日」の暑い一日に。朝9:00頃に洗濯して干した、タオルケットやクール素材のベッドパッドなんかも、お昼前にはもう完全に乾いていて、3回転位しても良いくらいでしたし。でも、梅雨明け宣言の出た今朝はどんよりと曇り空で、多分一雨二雨ありそうな天気。

浜松は7月がお盆シーズンで、今年は7月13日が迎え火で15日が送り火。お盆期間中は、元々の天気予報は悪い予報だったんですが、実際には曇り空だけれどそんなに雨模様には成らずに、またそんなに真夏日にも成らずに、ギリギリ耐えられる気候でした。ただ、お盆明けの16日は天気が崩れて雨模様の天候になり、ですからお盆の色々な片付けは17日18日と間が少し空いてからとなってしまいました。そんなわけで、暑い中二日ほど細々した片付けものとかゴミ捨てとか、色々やったもんだから腰は痛いし体調は崩れるし、戻ってきた暑さで食欲は無くなるしと散々な状態。

この週末の予報は今の所一週間位は「晴れ」予報。今年は梅干しを漬けたので、この週末位には土用干しをしないといけません。今年は梅が不作で、結局購入出来たのは3kg(1kg×3袋)で、傷物とかを抜いた梅干し用は2.4kg位。粒数で言うと60個位かなぁ。そうそう、赤紫蘇もかなり一緒に付けているので、これも干して半分位はゆかりにして残りは梅干しと一緒に保存したいですね。今年の夏は、10年に一度位の酷暑という予報なので、来年の梅はさらに減るのかなぁ... 

梅雨明けで暑くなるのですが、家の周りや所有する田圃などは雑草の嵐。田圃は、昨年まではお願いして稲作をしてくれていた人が居たんですが、農耕機具が壊れてしまい昨年一杯で廃業。一箇所の田圃に関しては、隣接する地主さんが一緒に草刈りとかしてくれるそうなので、今年はそのお言葉に甘えることにしましたが、もう一箇所は自分で何とかしないと行けない。というわけで、偶々開催されていたAmazonのPrime Dayで、HiKOKIの電動草刈り機を購入してしまいました。来週届く予定なので、実際に使用するのはまだ先ですが、自宅の庭先で練習をしてから、本番の田圃の草刈りをしないと。梅雨の時期は、梅雨を理由にサボることも出来ましたが、梅雨明けとなるとそれも出来ない。あぁ、酷暑を理由に昼間の作業はサボれるかな(マテ)。ただ、梅雨明けとなると今年の夏も半分が終わりという気分でちょっと寂しいですね。

2024年7月18日

邪悪な広告バナー?!

最近増えたと感じるのが、色々なサイト特にメディア系のサイトを閲覧していると、クリックしてページを移動するときに「広告」のバナーが挿入されること。右上の「×」をクリックして閉じるか、一定時間(だいたい5秒)たつと同じように「×」が表示されて次のページへ移動する事が出来ますが、そうやって収益性を高めることで無料での配信が出来るのだから文句は言えない。TV番組の途中に挟まれるTV-CMだと思えば、何となく納得出来るしまぁ仕方ないかなと思います。

ところが最近、このバナー広告で困った問題が発生。広告を閉じようと「×」をクリックすると、Chrome Browserが異常終了してしまうんです。大体複数の画面を開いているので、全部道連れでお亡くなりになってしまう orz  再びChromeを立ち上げて「復元」すれば元の画面に大体戻るんですが、気持ちの良いものでは無い。最初はChromeの拡張機能で広告ブロックとの相性が悪いのかと思ったんですが、設定を見たら広告ブロックは入れて入るけれど使用しない設定になっている。更に、毎回必ず発生するわけでは無いのも不思議なので、やはり何かのタイミングなのかリソース食いのChromeと何か競合するのか、それが疑問です。

少し前にはそんなことは無かったので、最近のChromeの更新との相性が悪いのかなぁ。Googleで調べてみても、そんな様子は今の所見つからないので私のところの固有問題なんだろうか。 今の所は対処療法で対応するしか無く、広告バナーが表示されたら、そのページから先へは進まずそこで終了するしか無いのですが、これはこれで面倒だし困る。このままでは私も困るので、問題が発生したときにはGoogleにクラッシュレポートを送るようにしていますが、対応してくれるのかなぁ...

Chromeが駄目ならEdgeが有るじゃないかと言われそうだけれど(笑)、IE時代から信用していないし(マテ)。ちょっと面倒なんですが、特にバナー広告が多いメディア系のサイトを閲覧するときには、Edgeに切り替えて利用するようにしていますが、リンクされている場合にはそのままChromeで表示されるので、その時につい広告バナーが表示されると... 知らないうちにChromeが更新されていて、直っていることを切に希望します(切実)。

流石の大谷さん

やっぱりこの人は何か違うものを持っているなぁと感じた、MLBオールスター戦での大谷選手の3ランホームラン。ナリーグのホームラン競争トップを走っているだけに、やはりこの試合での一発に対して期待感はこれまで以上じゃ無かったんじゃないだろうか。で、打てばしっかりと3ランと単にソロホームランで無い所が、やっぱりこの人持っている人だなぁと更に感じます。

メディアの報道がちょっと歯がゆいというか奥歯に物が挟まった印象を受けるのは、日本人MLB選手として「ホームラン」を記録しているのは、大谷選手が二人目だから。ただ、一人目のイチロー選手は「ランニングホームラン」なので、スタンドにボールを運んでのホームランは、今回が日本人MLB選手としては初。だから報道も「日本人選手初の柵越えホームラン」 とか、何か微妙な言い回し。中には「日本人初のホームラン」と言い切ってしまう記事もあったけれど、イチロー選手の記録も立派な記録ですからね。

オールスター戦というのは、気持ち的にはシーズンの前後半を分ける「中間地点」という感じだから、これからはシーズン終盤のリーグ戦争いに、さらにその先のプレーオフも見据えて試合を勝ち進まないといけない。今の所ドジャースは、ナリーグ西地区の首位独走状態で、よほどの事が無い限りプレーオフ進出はほぼ確定。大谷選手としても、今シーズン初めてMLBプレーオフ経験となるわけで、そこでの活躍が期待されます。ただ、地区優勝は出来てもプレーオフでは最近負けているドジャースだけに、今年は大谷選手加入でどこまで進めるのかが注目されます。これでリーグ優勝をして最後に大谷選手のホームランでワールドチャンピオン決定何て言うことになったら、そりゃぁもう大変な騒ぎだろうなぁ。

大谷選手は、このままシーズンを無難に済ませれば、多分ナリーグのホームラン王は確実でしょう。でも、MVPを狙うとしたらやはりそれだけでは物足りなくて、少なくとも打率(現在リーグ2位)とホームラン王の二冠、可能ならば打点王も獲得してリーグ三冠を獲得したら、投手でものすごい成績(20勝越えとか)の選手が出てこない限りは、流石に満票獲得は無理としても、確実に今年もMVP獲得出来そう。守備機会の無いDHという存在だから、やはりそれ位打者としての成績でインパクトがないと、野手選手との競走は不利なんじゃ無いだろうか。ただ、多分評価には繋がらないと思うけれど、大谷選手は投手としてのトミージョーンズ手術を受けて、言ってみれば「リハビリ中」の身。それなのにホームラン王だとか三冠王だとかMVPだとか獲得したら、またMLBのトリビアに新しい記録が追加されてしまうんだろうなあ。既に今回のホームランで、オールスター初の「勝ち投手でホームランを打った初めての選手」というトリビアを追加したところだし。何か大谷選手の桁違いの実力と運勢を感じてしまうホームランでした。

2024年7月17日

コスト削減の先

ITmedia窪田順生氏のコラムから、使い捨て容器を使用するすき家のコスト削減戦略について。最近では「SDGs」とかが最優先されるようになり、コンビニやスーパーからはレジ袋が消えつつあり、ファストフード店のプラスチックストローは、無くなるか紙製のストローに変わりつつあり、プラスチックの大量使用時代から変わってきているのが現状。ところがすき家では、その時代に逆行するように使い捨て容器を使用しているのだけれど、その理由は陶器製などの食器を使用した場合に、それらを洗浄する手間が大きく従業員に負担を強いるから。人を削れないのであれば、工程を削るという思考は、自分としては正しいと思う。もし、これすらも駄目というので有れば、飲み物を購入したい人は常にマイボトルを持参するべきだし、食事を取りたい人は常にマイ茶碗やマイ取り皿を持参するべきと言う話になってしまう。

この記事を読んでいて思いだしたのが、最近購入した某プライベートブランド(PB)商品。製造委託商品ではなく、自社名を関したPB商品としては、自分の記憶では当時のダイエーが「ダイエーPB商品」みたいな形でメーカー商品と比較して安さを訴求したのが最初だった様に思うのですが、その後一気に普及しましたよね。当時は、同じメーカー商品と比べて、例えばパッケージのカラー印刷を単色にして印刷コストを落とすとか、パッケージ自体を簡素化してさらにコストを下げるとか、見た目のコストダウンを主流だったけれど、その後は内容に関してもいろいろ要求が入ってPB商品とベースとなるメーカー商品の違いが際立つようになってきたように感じます。特に味に関しては、昔はそんなに違いは感じられなかったけれど、最近のものは明らかに違いを感じます。薄い、濃いだけで無く、味付けの傾向が違ったり、多分二度焼きするところを一回にしているような雰囲気とか、何か同じような煎餅なのに醤油の味が違うなぁとか、以前と比べて明らかに「コストダウンしている」感が強くなってきています。食品だけで無く文房具の類も同様で、例えば粘着テープとか付箋みたいなものは、明らかに糊の部分の品質が違い、貼った後の粘着力とか明らかに違う。テープでも、日光による劣化はPB商品が早い気がするし付箋なんかも紙質が少し厚めでぼてっとした気がします。

昔は、対象となるメーカー商品があって、その内容を維持しつつどれだけ本質以外の部分のコスト削減が出来るか、というのが目標(=テーマ)だったと思います。ところが最近のPB商品は、名称や目的は同じなのだけれど、対象商品と同じ物を安く作るというよりは、対象商品にどれだけ似せることが出来るのか、と言う事が目的のように感じる。言ってみれば、有名ラーメン店に入ってそのお店一押しのラーメンを注文したら、出されたのはそのお店監修のカップラーメンだった、見たいなガッカリ感というか(笑)。一番良く買う醤油は、メーカー商品でも多分大量生産品の商品もあるから、それと比較したら同等なのかもしれないけれど、やはりPB商品の醤油だと味の厚みがないというか。別の言い方をすれば「あっさりしている」というか、濃い口・淡口とはまた違う感じ何ですよね。あと、最近の食品や野菜なんか全般にそうだけれど、全体に甘味が強くなっている気がします。甘めの醤油とか甘めの味噌みたいな感じ。私は、「甘味」は重要だと思うけれど、甘い味付けは得意では無いので、たまに試しに買ってみて後悔することに。そういう時は、煮豚用に大量投入して一気に消費するんですが(笑)。

「SDGs」という言葉には一寸疑問を感じるんですが、有効利用をする、効率的に利用する、と言う事はそれとはまた別のでも重要な事だと思うんですよね。プラスチックだって0には出来ない訳で、さらに言えば確か減量は石油精製の過程で生まれる、以前は使い道の叶った「廃棄物」の再利用製品だったはず。もう20年位前の「割り箸不用運動」だって、わざわざ木を切り倒して割り箸を作っているわけじゃ無くて(中国製割り箸などはそうだったらしいけれど)、間伐材等のそのままだと使い道の無い木材や製材過程で生まれるは行き部分を有効活用して作られていたもの。だから割り箸を無くせば、見た目の木材利用は減るけれど、裏では使い道が無くなりそのまま廃棄される木材資材が増える事に。開発の仕事でも、何度も「開発工程の見直し」という事で、途中で重複したテストや開発作業を最適化したり、無駄なプロセス排除とか言って工程過程の見直しがされるけれど、結構もう何年もやっていると一見無駄に見えても実は結構重要な部分だったりするわけです。余りに清流過ぎると、逆に生き物が減るように、余りに効率化して無駄排除するだけでも駄目というのが、実社会の暗黙のルールだと思うなぁ。

18禁ポテチ

都内の高校で、高校生が激辛ポテトチップスを食べて救急搬送されたというニュース。このニュースを見るまでこの製品に関しては何も知らなかったのですが、こんなに大きく「18禁」と印刷されているんですね。正直なところ、18歳と言っても帯格的にも味覚的にも千差万別なんだから、年齢で区切るというのは正しいのか疑問だけれど、それ以外にも高血圧や体調不良の人は食べない、パウダーに注意するなど注意書き等も多数印刷されていたということで、まぁそれだけ限定された食品だと言うことですよね。

ここ最近は南成った気がするんだけれど、少し前には「辛い物ブーム」が有って、毎日何かの食品、ポテチだったりインスタントラーメンだったり、CMが流れていました。「有吉ゼミ」の激辛料理完食のコーナーは、今でも続いているみたいで、まぁ「辛味」というのは「甘味」同様人の味覚の中で特殊な物なんだろうか。ただ「辛味」というのは「味覚(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)」ではなく、「痛覚」つまり「痛み」なんですね。言ってみれば、口の中を傷つけているような物何だけれど、それが味覚と同居すると、相乗効果で味覚が拡張されるような仕組みらしい。胡椒とかのスパイス系って、こういう仕組みで料理の味を広げていくのかな。一種の化学反応に生化学的要素もからむ、ある意味人間の不思議の一つと感じます。だって、元々は毒として認識される「辛味」を食べるわけですから。韓国等では日本以上に唐辛子が食文化の中心になっているけれど、あれだって元々韓国に有った物では無くて日本の統治時代に持ち込まれたという話ですが、たまたまそれが彼らの味覚に有ったと言う事なんだろうなぁ。唐辛子の原産地は中南米で、コロンブスがヨーロッパに持ち込み、そこから世界に広がったらしいけれど、となると中南米の人が最初のこの植物を食べてみようと思った切掛を知りたいところです。

今回の事件で、このポテチ製造販売会社に対して批判もでているらしいけれど、それはちょっと違うんじゃ無いかなぁ。例えば、「18禁」とか制限事項等の提示が無く、普通のポテチと同じような形で販売していたならば、それは問題だと思う。ただ、今回の商品は、それが宣伝やアイキャッチの一つだとは思うけれど、明確に年齢制限を表記しているし、リスクに関してもパッケージに印刷して告知していたわけだから、製造会社に関しては責任はないのでは。仮に、お酒・煙草のように年齢確認の仕組みを適用したとしても、例えば家族が購入したものを高校生が学校に持ち込んだら同様だろうし。強いて言えば、その本来は食べるべきでは無い集団(=高校)に、その商品を持ち込んだ高校生という事になるけれど、まぁこれくらいの年代だと恐い物見たさとか未知への興味みたいな感じで、ちょっと背伸びしてみたい、知らない世界を経験してみたいな事は良くあることですしねぇ。だからと言って、その当該高校生を責めるわけにもいかないだろうし。学校側としても、「この商品」というよりは、校外で購入した食品の構内持ち込み禁止、みたいなルールを作るしか無いんだろうなぁ。となると、食欲旺盛な運動部なんかは悲鳴だろうけど。

「有吉ゼミ」の激辛チャレンジのコーナーは、その前に放送されるギャル曽根氏の大食いの2コーナーは好きなんですが(それでも流石に最近は飽きてきた)、3コーナー目の激辛チャレンジになると見ていられないのでYouTubeに帰るのが常。自分自身辛味に弱いので激辛どころか「辛いもの」には全く今日も無いし食指もで無いし。勿論「辛味」にも程度があるわけで、一般的なキムチ等は好きだしカレーライスだってややスパイシーな方が好みだったりしますし。まぁ、程度の問題。でも、世の中にはもっと辛いもの、もっと刺激のある物を欲する人も多いわけで、そう言う人向けにそう言う強調した食品を製造販売するのも食品会社の戦術の一つ。だから、今回の様な事件があったからといって販売禁止見たいな話には絶対するべきでは無い。いってみれば、最近流行の「多様性」の一つなわけですからね。そう言うものの存在を否定するのでは無く、自分でゾーニングして不要ならば「無視」すれば良いだけの話し。今回の件も、病院に運ばれた高校生は災難だったけれど、こういう報道がされることで、「18禁」の意味が理解されて無理に冒険することの危険性が認知されれば良いのだけれど。ただ、この年代の傾向としては、そういう話を聞くと悪乗りとして「俺も、俺も」というヤツがでてくるんですよね。その時には、分かっていてやっているのだから批判するべきだと思う。

2024年7月16日

暴力vs暴力

13日に銃撃事件に遭遇した、アメリカ共闘大東りょ候補者のトランプ氏。日本でも、安倍元総理が銃撃に倒れて無くなり、その後岸田総理も選挙応援演説中に同様に銃撃されて、こちらは怪我とかはなかったけれど「銃大国」アメリカ以上に日本の方が「銃の社会」になっているような雰囲気。とは言っても、銃の販売が禁止されている日本では、拳銃等を使おうと思ったら、違法に入手するか自分で改造銃や自作するしか無いわけで、安倍元総理を狙った容疑者は自作の銃でそれも不完全なものだったのに、偶々運悪く二発目が安倍氏に着弾して不幸にな結果になったのは残念で仕方ない。

今回は、当初は銃弾がトランプ氏の右耳を掠めたと伝えられたんですが、どうもプロンプターに当たりその破片がトランプ氏の耳に当たった様子。とは言っても、耳の上の方が欠けたように見えたし出欠も直後はかなりあったように映像に残っているので、破片とは言え当たり所が悪けれど命にも影響したかもしれない。その犯人と思われる容疑者は、120m離れた工場の屋根から演説会場のステージ上のトランプ氏を狙ったらしいけれど、120mと言えば結構な距離でそれでも狙うだけの実力はあったんだろうか。警護のスナイパーが直ぐに反応してこの容疑者を射殺したらしいけれど、それを考えるとプロとハイアマチュアの違いは多い金だろうなぁ。仮にプロンプターにあたったのが本当ならば、やはりそれ程射撃の腕前は上手いとは言えない気がするけれど、報道によれば現地にガンクラブに通っていたとのことで、やはり今回はトランプ氏の運が良かったとしか言えない気がします。また残念ながら、その流れ弾なのか元消防士の人が無くなり、怪我人も数名出ているという事で、やはり痛ましい事件です。

この銃撃事件を受けて、ライバルの民主党も一斉に批判の声を上げ、暴力で政治は変わらない・返させないという意志を強く見せているのは、やはり複雑な環境ではあっても民主主義を最優先するアメリカらしい気がします。また、この事件がトランプ氏や共和党に有利に働くという意見もあるなか、ライバルの民主党も政治利用しないという共通認識があるようで、今の所「テロには何も与えるな」というルールが守られている気がします。日本で安倍氏の事件が発生した時には、その直後ではテロに対しての批判意見がほぼ全てだったけれど、直ぐに政治利用とも取られる発言や意見が対立していた陣営から出始めて、その後は容疑者を賛美するかのような映画が直ぐに放映されたり、どうも何でもありの所謂リベラルというか野党勢力というか、彼ららしい行為だと感じました。結局それって、力による変革を許しているわけで、じゃぁ逆に彼らが力で排除されることも良しとして受け入れることになるのだけれど、自分達に対して力が向けられると「差別」とか「弾圧」とか言うんですよね。

トランプ氏の共和党大統領候補としての決定もされて、アメリカはいよいよ選挙戦一色になる時期が始まります。本来有利なはずの現職のバイデン氏は、やはり最近も何度も見られた高齢が理由と思われる言い間違いや行動の不安定さが課題ですよね。今からでも候補者を変更すると言う話もでているけれど、居ないだろうなぁ。ハリス副大統領も、そんなに人気があるようには見えないし、厳しい選択を迫られそう。今回の事件もあって、影響はトランプ氏の共和党よりも民主党に対して大きいんじゃ無いだろうか。 

梅雨も終わり?!

この三連休、浜松は「お盆」の時期で、13日に迎え火を焚き、15日には送り火を焚いて先祖の霊を自宅にお迎えします。最初の予報では、どうも安定しない雨模様の天気予報で、迎え火・送り火も玄関先で焚かないと駄目かなぁ等と思っていました。

13日は、朝は曇り空で少しパラパラした時もありましたが、全体的にそんなに崩れる天候では無く、気温も少し低めで風が吹くと涼しさを感じるくらい。14は中日で、所謂隣保の自治会の皆さんとか友人・親戚等がお盆回りする日で、昼間は結構暑い日差しが照る時間帯が多かったのですが、それでもそんなに暑くならずに何とか凌げる程度の天候。そして最後の15日は、午前中は日差しもでるくらいの天候でしたが、午後になるとだんだんと曇り空になり夕方前にはパラパラと雨模様になるくらい。それでも、雨の予報よりは天気が良くて、このまま連休明けには梅雨明けかなと期待していたのですが、今朝は結構強い雨音で目が覚めました。

明け方くらいにはかなり大きな音が聞こえるくらいの雨音でしたが、日が出て明るくなると雨は上がり小雨から殆ど気にならない程度まで改善しました。流石に空は一面曇り空です。で、時折10分位ザーッと強い雨が降るのですが、それも直ぐに上がってまた曇り空に戻る感じ。それが朝の8時位かなぁ、突然テロップが流れて、掛川市で警戒レベル5の非常警報が出されたと表示されます。1,000人位に退避勧告がでていたのかな。それが9時前位には解除されたらしいのですが、今日は一日そういう突然の豪雨に注意しないといけないようです。 

梅雨も終盤と言うけれど、昔の「梅雨」のイメージは、ずーっとシトシト雨が降っていて、じとーっとした感じが「梅雨」のイメージ。今も湿度は高いのだけれど、雨の降り方は「ザー」という強い雨が一気に降って、それがインターバルを繰り返している感じで、昔のような「シトシト・ジメジメ」という梅雨の季節感は無くなっている気がします。まぁ、昔のようなずっとジメジメしている天候だと、カビが生えたり食品が腐ったりと大変で、今のようにメリハリが利いている方が、エアコンもあるし対応しやすいのかな。今日はこの後も突然の雨に注意が必要で、明日も当初の予報から変わって雨の一日らしい。その後、木曜日金曜日位から晴れ間が戻ってきて、その頃に梅雨明けとなるらしい。梅雨が明けたら、今年は漬けている梅干しの土用干しをやらないといけないので、晴れ間が続く日を見繕わないと。色々忙しいなぁ(笑)。

立つ鳥跡を濁しまくり

東京都知事選挙で、良くも悪くも知名度が上がった、石丸、蓮舫、二人の候補。何度も書いているように、あわよくば僅差で勝利をして東京都知事という新たなステータスを勝ち取る予定だった蓮舫氏。それは厳しい目標だけれど、仮に2位であっても善戦すれば、これから想定される衆議院選挙や参議院選挙に対してプラスになることはあってもマイナスになることは無いと言う予定だった物が、ほぼ180度狂ってしまったのは想定外とはいえ厳しい現実でしょうね。2位になった石丸氏は、いろいろ安芸高田市時代の疑問を提示されならがらも、時流に乗ってネット戦略といいとこ取りの「切り取り戦略」とでも言うべき情報拡散で、特にそう言うものに敏感な若い世代と無党派層からの集票に成功し、誰も予想しなかった大躍進の結果に。それぞれ、良くも悪くも「予想外」の結果に終わった都知事選でしたが、その後の振る舞いで更に悪い状況に自ら追い込んでいる気がします。

石丸氏は、開票直後の会見でそのやり取りに疑問が呈されて話題になったけれど、その後は積極的にメディアに登場しようとしているように感じます。当然そこでは、選挙戦躍進の背景が話題の中心だけれど、当然その先に次にある目標も問われるわけです。リアルタイムの会話のやり取りが何度か放送されているのだけれど、私もチラッと見た限りではどうもアドリブに弱いというか、台本があれば、さらには録画放送のように切り貼り出来るならば、出来上がったシナリオはそれなりに説得力のある内容に感じられるのに、ライブには弱いなぁというのは凄く強く感じます。だから、自分の政策に関して突っ込まれると、トンチンカンな回答もそうだし、時間稼ぎなのか質問に質問で答えるような場面が多くて、ちょっとこれまで抱いていたイメージが崩れていく人が多いんじゃ無いかと言う気がします。

蓮舫氏は、やはり予想外の結果だったこともあって厳しい意見やツッコミが多いのだけれど、やはり彼女の性格なのかそう言う事には一言言わないと気が済まないんでしょうね。X上では、何か手当たり次第に自分を話題にした投稿に噛みついている気がする。さらには、日頃の自分達の行いを棚に上げて、自分がこれほど攻撃されるとは思わなかった、差別だという意見も書き込んでいて、いゃいゃそれは日頃貴方たちがやっている事でしょうとつい言いたくなります。仮に彼女が小池氏の2/3位まで得票をして2位という結果だったら、まぁそういう態度で回りを批判する事もあるだろうなと思うけれど、小池氏の半分にも届かず、2位の全くのダークホースの石丸氏にも50万票近く差を付けられた結果で、ああいう行為をするのは世間に対して八つ当たりしているようにしか見えない。個人的には、「応援ありがとうございました。力不足故結果には繋がらなかったが、この経験を次の朝鮮へ行かしたいと思います。まずは暫くはゆっくりと休みを頂き、自分自身を見つめ直したいと思います。」とか発信して、本当に2~3ヶ月はメディアにも登場せずに隠れれば、世間の批判も49日もすれば消えるだろうし、何も反応しなければ言う方だった諦めるでしょうし。そう言う「我慢」が出来ない人達が多いんですよね。

どちらの候補も、選挙の結果は自分が望むものでは無かったけれど、その結果を上手く利用すれば次の成功繋がる可能性は、多分他の候補よりも大きいわけです。メディアの注目が大きいうちに、更に自分の存在感を高めたい気持ちも分かるし、それなりに自分としての自己顕示欲もあるんだろうけど、今は全てマイナスの方向に向けて努力しているように感じます。石丸氏は、ライブのアドリブに弱いのだから、自分として練り上げた政策なり目標を3~5個位設定して、そこに話題が集中するようにすれば、それなりに信頼感と存在感が高まると思うんですよね。予めシナリオ設定していれば、アドリブが入っても対応しやすいだろうし。言ってみれば、本当に彼がこれからも政治家として進むのであれば、自分としての体感にあたる部分をもう一度作って鍛えるのが、今彼がやるべき事だと思う。蓮舫氏は、やはり今回の選挙戦の結果を見れば自分の物言いとかを嫌がり得票できなかったことは事実だと思うので、そこは発言の仕方をもっと考えるべきだと思う。それ故に、暫く冷却期間をおくというのは、自分の考えを整理するためにも、世間の注目を沈静化させるためにも有効だと思う。彼女の場合、石丸氏に比べても、それ以外のライバル候補と比べても、やはり知名度ではトップクラスですからね。それぞれ、都知事選挙の結果を上手く利用すれば、次の成功率は高くなると思うのに、何故かその都知事選挙の結果を否定するというか、濁しまくっているのが更なる失敗だと思う。

2024年7月14日

2030年問題

古くはコンピューターの内蔵クロック処理から発生が指摘された「2000年問題」 に始まり、様々な「20○○問題」を最近よく聞きます。「2024年問題」では、トラック運転手やバス運転手の実働時間に厳しい制限が課せられて、結果運行できる車両数が減ってしまい、流通に影響が出たり路線バスの廃止に繋がるなど、生活にも影響する問題も。そこに今度は「2030年問題」という記事。パイロットの定年により、航空会社の人材不足から、運航の休止に追い込まれるケースも。

実は先日のSingapre旅行の復路便で利用したフライトの、操縦士(キャプテン)と副操縦士(コパイロット)の二人とも外国人の方ちょっとビックリした経験をしました。離陸前にCAさんが「本日のキャプンテンは○○、チーフパーサーは△△」と紹介するのですが、その時のキャプンの名前が中華系の名字で「へぇー」と思ったんですね。更にフライト中「操縦席からお伝えします」と機長のアナウンスかと思ったら、副操縦士の方が話をしていて、でこの人のお名前はラテン系(スペイン?)の印象の名前で、それで「あぁ、今日の操縦席は二人とも外国人パイロットなんだ」と思った次第です。いゃ、別に日本人パイロットがいいというわけではなく、この時の運航はAir Japanだったんですが、それでも外国人パイロット二人での運航をする場合があるんだと言うことが何となく新鮮に感じられたんですよね。なんせUAに搭乗すれば、毎回外国人パイロットだし(笑)。

パイロットだけでなく、航空機運航を支える整備関係の人材も同様に退職で急激に減っていくため、飛行機はあっても整備出来ずに飛ばせないという状況もあるらしい。パイロットの場合、瞬間の判断とかもあるから年齢的に要素を条件にいれる事は仕方ないと思うけれど、経験や知識が重要な能力の一部である整備士に関しては、年齢制限を大きく変更することも有りなんじゃ無いだろうか。記事では、自衛隊のパイロットや整備経験者の民間への異動を進める事で人材不足を補うことを提案しているけれど、それを今の所妨げているのは、あの民主党時代に作られた天下り禁止法案なのかぁ。確かに天下りは問題だけれど、やはりそれによって人材が有効活用される一面もあったわけで、そういう部分を吟味せずに極端に1か0かみたいな事をやっていたのが、民主党政権の3年3ヶ月だと今でも思うなぁ。そのくせ、天下りの張本人の政務官を、その当時は批判していたくせに、退職して与党批判を始めると、味方としては重用する矛盾は無視するんだよなぁ。

2030年代に、どれだけ飛行機利用する機会が生まれるか今の所未知数ですが、現在の状況以上に国際交流が進むことは間違いない。ネットで仕事の多くが賄える時代になっては来ているけれど、やはり物理的に人が移動してやらなきゃいけない事もまだまだ多いし、なんと言っても人の移動が生まれれば、それが社会の潤滑剤になって、先ずは経済が伸びるだろうし社会の活性化にも繋がるだろうし。島国の日本にとっては、やはり航空機での海外からの移動は文字通りの生命線だし、国内であっても高速移動を新幹線ですべて賄えるわけでは無いのだから、遠距離移動手段としてはますます重要になるでしょう。短期的対策としては、定年を延ばして現在の人材を有効活用しつつ、中期的にはやはりベースの能力が事前に期待出来る自衛隊の人材を活用する手段を早急に整備。長期的には、それこそ飛行機にも自動操縦を更に取り入れて、流石に無人旅客機は厳しいかもしれないけれど、例えば航空貨物輸送に関しては無人機利用なんていうのも、そんなに難しく無いかもしれない。後は、やはり海外からの人材獲得だけれど、これも時間は掛かりそうだし。何とか早く解決策を見つけてほしい問題です。

因果応報

都知事選後、その予想外の結果もあってか、蓮舫氏への批判だけで無く誹謗中傷とも取れる行動が続いています。それに対して、蓮舫氏やその周りからは法的措置も辞さない発言が出ていて、まぁ中には酷い物も有るからそれも当然と思いつつ、でもこれまで貴方たちだって、特に安倍氏やその奥様の昭恵氏に対して同様の事をやって来たよね、因果応報でも有るんじゃ無い、と聞いてみたい気持ちも。批判する側でいたときには、その内容に対して注意されると「言論弾圧」みたいな理由を出して逆批判したのに、立場が180度変わって批判される側になるとそれを許さないような事を言うのは、ちょっとご都合主義も甚だしい気がします。

原因は彼女の周りだけで無く、何故かメディアの論調も野党には甘め多めで与党には捏造に近いような記事も公開するという、かなりバイアスが掛かった様子も伺えていて、それが彼女達の認識を歪ませているのかもしれないと、いつも感じる所です。いつも自分達に都合の良い声しか耳に入らないし、都合の良いようにしか解釈しないので、今回の様にダイレクトに批判されると言う事慣れていないというか、想定外の事態でもあるんでしょうね。でも、与党・野党関係無く、意見することは堂々とするべきだと思うけれど、そこにはそれなりの根拠と理由を説明するべきだし、逆に批判されることも仕事の一つだと思う。 

彼女の場合、自分の勝ち気な歯に衣着せない発言から見える性格が、ある意味売り物武器でもあるんだろうから、厳しい物言いや論調は当然という気持ちなんだろうけど、やはりそれだけでは好き嫌いを分けていくだけで、味方と敵の乖離はどんどん広がるだけだと思う。更に、味方からこんな援護射撃ならぬ遊軍誤射で後ろから打たれるわけだから、ますます彼女としてはフラストレーションが溜まるんだろうけど、それも自ら招いた事でもあるんですよね。どんなにその人物が魅力的で能力があっても、その回りに居る人を選ばないと、自分のそれたら魅力が半減するどころか、逆に批判の種というか不利益に変わってしまうマイナス効果が大きいと思う。やはり友人はしっかりと見極めて選ばないと、付けは後から全部自分に回ってくる気がする。

現状、次の行動目標は決まっていないという事だけれど、次の衆議院選挙の予想時期が遅くなりそうというのは、願ったり叶ったりじゃないだろうか。ただ、今回の得票数は、前回参議院選挙の自身の獲得票数に共産党広報の獲得票数を足しても足りない位だったので、彼女としては危機感を感じているんじゃ無いだろうか。それ故に、リスク回避で再び狙うのは来年予定されている参議院選挙じゃないだろうか。こちらなら、比例復活もあるだろうし、なんと言っても立憲民主党としてはもそれなりに票計算が出来る候補だけに、擁立して損は無いだろうし。で、その方が次の選挙への準備期間・スケジュールも確定していてやりやすいだろうし。それまでは、もう少し落ち着いてから「元議員・蓮舫」としてメディアにでて話題を維持すれば、少なくともそれなりに批判は続くだろうけど、「悪名は無名に勝」じゃ無いけれど選挙には有利に繋がるでしょうからね。まぁ、単に批判に反論するだけで無く、何故そういう批判が生まれてくるのか、そこの所を少しでも良いから考えてみたら、もう少し違った議員に脱皮できる、かもしれない。


2024年7月13日

やってしまった「紺屋の白袴」

「紺屋の白袴」というか、確か以前も同じような事をやって焦ったんですが、ボケのせいなのかありがちな失敗をして半日潰してしまいました。 実は昨日は来客予定とか続けてあったりしたので、いつもの仕事部屋から仕事用パソコンをリビングに持ち出して、そこで仕事をしながら用事を済ませたりしていました。朝からパソコンを使用していて、そのままお昼に出かけて帰ってきたら、パソコンはブラック画面になっています。まぁ1時間位外出していたので、スリープしているだろうと指紋認証で起動させようとしますが反応しません。「あれ?」と思って、電源ボタンを押しても無反応のまま。本体に繋がるACアダプターの接続先(USB Type-C)にあるLEDも消灯しています。「熱暴走でもして、強制終了したのかな」と不安になり底面を見ると、CPUのクーラーの吸気口がかなり埃で詰まっています。「あぁ、綺麗にしなきゃ」という事で、道具のある仕事部屋に戻ってその底板を外してブロアーでファン回りの埃を吹き飛ばし、基板回りやファンの吸気口回りも綺麗にしておきます。

底板をはめ戻して、いつもこの場所で使用しているACアダプターを接続すると、今度は赤くLEDが点灯します。「やれやれ」と思って電源ボタンを入れると「Critical Low Battery.  Connect AC Adapter.」みたいなメッセージが表示されたんですが、これで一瞬で状況を把握しました。リビングではコンセントの口が少し遠いので、ACの延長コードを利用していたのですが、これソケット部分に「ON/OFF」のボタンが付いているタイプ。多分OFFのまま朝から利用していたので、外出している間に内蔵バッテリー使い切りLow Batteryになりシャットダウン(ハイバネーション/S4)したのだろうと想像されます。仕事部屋のACアダプターは、常に通電している状態なので、自分の仕事用PC君はここで初めて今日通電して貰えたことになります。

ちゃんとACアダプターに接続している事を確認して電源ボタンを押すと、Power-ON Passwordの画面が表示されてWindowsが起動し、多分シャットダウン直前の状態が復元されました。感心したのは、この時VPN経由で社内ネットワークに接続していたんですが、そのVPNも即座に再接続されて直ぐに社内メールにアクセス出来る状態で復元されたこと。昔のHibernationは、ここまで出来が良くなかったと思うので、隔世の感があります。その後はそのまま仕事に戻りましたが、本当は電源OFF状態でACに接続して充電する方が早いし良いのだけれど、仕事をその間止めるわけにも行かないので動作させながら裏でちょろちょろ充電して貰うことにします。

最近のOAタップは、コンセントの口毎にON/OFFのスイッチが付いているものも有り、「このACアダプターを繋いで使用するんだ」とかなり意識して使わないと、ついいつもの感覚で本体側にACアダプターの端子(Type-C)を繋げば通電していると思い込んでしまいます。そのコネクターの横には、通電状態を示すLEDが内蔵されているし、さらにWindowsの画面にもツールバーのは端に電源状態のアイコンが常設しているわけだから、気がつかないわけでは無い。でも、ついつい見過ごしてしまうんですよねぇ。そう言うちょっとした部分に気配りできるか、あるいは注意しているかが、その後の仕事や行動の質を決める気がします。加齢を言い訳にして注意力散漫を弁護してはいけなくて、それならそれで最初に接続したときに確実に状態を確認するステップを追加するとか、作業中にちょっと休憩する時には時間とネット接続と電源アイコンを確認するという習慣を身につけるとか、色々対策は可能なわけですから。まぁ、今回も暫くは体験として記憶して居るから大丈夫だけれど、多分また繰り返すでしょうね。そのサイクルが、今回は数年後だったけれど、それが今度は数ヶ月後に再発し、その次は数週間後にまたやってしまうという、負の縮小ループだけは避けたい(笑)。

初めてのハイブリッド車

実は今車の買い換え期間中で、新しい車が納車されるまで代車を使用しています。その代車がプリウスのPHV車。これまでガソリン車しか運転したことが無かったので、初めてのハイブリッド車がPHVということになります。とは言っても、 充電するためには充電サポート用の有料会員登録をしないといけないので、今回は実質ハイブリッド車として利用しているわけですが。自宅で充電出来るかなとも思ったんですが、一般的に外コンセントは強度などの理由から利用出来ず、110V利用でも専用のコンセント工事が必要らしく、「何だ結構面倒くさいなぁ」と思ったことは内緒です(笑)。

実は今回購入する新車も、最初はPHVのモデルを考えていたんですよね。理由は、まずその当時ハイブリッド車に比べて納車期間が一月位短かかった事。さらに自宅近くのイオンには220V充電も含めた充電スポットが複数箇所設置されており、多分充電機会に関しては十分な環境にあると思うから。その分HV車に比べてPHV車は、大体100万円位の価格差がありますが、補助金等を利用することで数十万円程度まで下げられるというのも魅力だったし。ただ、結局PHV車ではなくHV車を選択したのはやはり可用性のことを考えると、EVよりはPHV、PHVを使用するならHVでも変わらないかなと言う判断から。それはそんなにしょっちゅう通っているわけでは無いのですが、週に何回か行くイオンモールの駐車場には10箇所位EV用の給電設備があり、確か殆どが220Vの急速充電にも対応しているポートだったと思います。この設備が利用開始された当初は、どこに潜んでいたんだと思うくらいEV車が対象の駐車スペースに止まっていて、多分利用率は70~80%位だろうと見ている範囲ではありました。ところが暫くすると、だんだんと利用している車の姿が減っていき、最近では駐車していること自体が珍しいくらいに。

そんな中で、現在3万口ある充電ステーションを、2030年までに30万口まで増やすという話は追い風になりそうな気がするんですが、如何せん充電可能な口数が増えても、一回30分が一応の目安である充電時間とか、空いてる場所にドンピシャで到着出来るか、色々課題がありそう。確かアプリで充電ステーションの利用状況や予約が出来る様になっていたと思うのだけれど、そこで30分間何をして時間を潰すのかが一番の問題だと思う。既存のガソリンステーション数は、約2万8千箇所位らしいので、一箇所で4給油口が有ると想定すると、11万2千口有る計算になり現状では圧倒的有利。2030年に30万口までぞうかすると、ガソリンスタンドの3倍の口数になるけれど、一回のガソリン注入が5分位だから、その6倍掛かる充電ステーションの可用性から考えると、まだガソリン級の方に倍位差があることになります。まぁ、2030年にはガソリンスタンドの数がさらに減っていて、ガソリン級に難民がでてくる可能性もあるだろうから、もう少し状況は変わるかもしれないけれど、やはり咄嗟の時に直ぐに充電・給油出来るかというのは、まだまだ大きな課題だと思います。

2030年になって本当に30万口も充電ステーションが整備されていつでも充電出来るようになったとしても、やはりバッテリー技術と充電技術が劇的に進歩して、30分の充電時間がせめて10分出来れば5分程度にならないと、EV車に乗ろうという気には私はならないなぁ。今回の代車では、充電経験はしていない(出来ない)のだけれど、バッテリー走行の様子等を実際に体感してみると、エンジン音の有無だけの違いだと素人の私には感じます。走行性能に殆ど不満が無い以上、将来的にはEV車に変える機会もあるだろうけど、ガソリンスタンドが今の半分以下になっても、やっぱりガソリン注入時間の方がまだまだ優位な気がする。自宅近くのイオンモールは、系列のガソリンスタンドも併設していて、ここは会員価格がCOSTCO並みに安いのでいつも行列が出来ています。そう言う意味では、モールという施設がガソリン車でもEV車でもある意味拠点化しているとも言える気がしますねぇ。そのうちに、モールとかショッピングセンターが自動車社会の中心になるかも。今回購入予定のハイブリッド車を、3年後の車検で乗り換えることはないだろうけど、5年後には多分買い換えをまた検討するだろうから、その時にはPHVかEVかで悩むのかもしれないなぁ。その時には、是非自動運転が標準装備されていて欲しい。何なら無人運転で充電スポットまで行き、自動的に充電して戻ってくるようなプログラムを入れてくれないだろうか。ロボット掃除機ですら、自分で充電器に戻って充電しているんだから(マテ)。

2024年7月11日

金属フィルター

私は昔からコーヒーが好きで、今でも非に何倍か飲むんですが、母親が以前喫茶店を経営していて手伝わされていたこともあり、ドリップでもサイフォンでもコーヒーを淹れます。個人的には安定してコーヒーが淹れられるサイフォンが好きなんですが、今持っている物が3杯用の小さい物なので、来客時とか少し多めに入れたいときはドリップで淹れたりします。

で、そのサイフォン。一番の課題はフィルター部分で、一般的には金属製の枠に布製のフィルターを巻いて使用します。使い始めは、コーヒーの粉を入れた鍋に水とフィルターを淹れて、1~2時間位煮出して布を育ててから(目を詰めてコーヒーを染みこませて布臭さを取る)使い始めます。それでも、毎日淹れていても一月位はまだ布の目が粗くて、上から下に落とすときにあっと言う間にコーヒーが落ちてしまいちょっと慣れが必要ですね。ちゃんと育って、良い具合に布フィルターが馴染むと、アルコールランプを外して、上から下にコーヒーが落ちるときに綺麗な泡が出るんですが、それを見るのが楽しみだったりします。で、使い終わった布フィルターは綺麗に注いでから、水を入れたコップに浸して冷蔵庫で保存するという手間も。そんなこともあって、暫く前から布フィルターの代わりにドリップの紙フィルターのような丸い紙フィルターを使い始めました。まぁまぁ使えるんですが、やはりちょっと目の詰まり具合が少し荒いのか、細かなコーヒーの粉が残ったりするのが気になっていました。ただ、手軽さでは段違いで暫く愛用していました。

で、一月位前かな、もしかしたら金属製のフィルターが有るんじゃないかと閃きました。実はこれも数年前、紙フィルターのドリップ用に、金属製のロートが有って、それだと直接粉を淹れてお湯で抽出すると、微細な金属の穴からコーヒーが出てきて、紙フィルターではフィルターに残ってしまう油分なども抽出できるというもの。これは良さそうと早速購入したんですが、実際に使うと不満も多くて、一番困ったのはやはり金属製なので目が粗くて、そこを通過してしまうコーヒーの粉がかなり多いこと。また、紙フィルターだとそこにお湯が保湿されて蒸す効果があると思うんですが、金属フィルターだとお湯は直ぐに抜けてしまうので、淹れ終わったコーヒーの味が味気ない気がするんですよね。結局何度か使っては見た物の、どうも期待外れの印象が強くて、今では棚の奥に仕舞い込んでしまいました。今回購入するときに、同じ不安を感じたんですが、物は試してAmazonで国内メーカーの物を購入して翌日には届いたので早速試してみました。結果、これ駄目ですね。

一番困るのは、お湯が上のフロート上がるんですが何故か途中で落ちてきてしまう。アルコールランプの火力の問題かと、新を多めに出して使ってみると、その時はお湯は上のフロート に止まりますが、下からのお湯がボコボコと上で暴れるので、豆から上手くコーヒーが抽出されない。何度かアルコールランプの位置や当て方を工夫して試してみましたが、本来ならば2~3分位ポコポコと抽出しなきゃいけないのに、1分もしないうちに落ちてきてしまいます。当然抽出されたコーヒーも、コーヒーいろのお湯みたいな感じで、本来の旨味も匂いも感じられない。で、折角購入しましたが一週間もしないうちにこちらもお蔵入りとなりました。再び紙フィルターにして見ましたが、やはりこちらの方が安定していますね。で、逆に、これまでは扱いが面倒だからと暫く利用していなかった布フィルターにまた戻ってみようかという気持ちがだんだんと出てきました。そういう動機付けをさせてくれたという意味では、今回の金属フィルター購入も無駄では無かったのですが。新しい方法を否定するわけでは無いけれど、肝心な機能(=コーヒーの抽出)が不完全では、それ以外のお手入れとか保管の手間が簡単でも、やはり意味ないですからね。

漂流80km

今朝のニュースで、千葉県の房総沖で漂流中の女性が救助されたという物があり、伊豆の下田から80kmを36時間漂流したのち、付近を通りかかったタンカーに救助されたらしい。そう言えば数日前に、夜に海に入って行方不明になった人が居たよなぁと思いだして、そう言う人も居れば36時間も漂流して(出来て)助かる人も居るんだなぁと妙な感心をしてしまいました。で、よくよく記事を読んだら、その救助された女性が数日前に海に入って行方不明になった人だったらしい。

最初のニュースを聞いた時には、正直助からないだろうなぁという印象しか浮かばなかったのですが、なんとその女性が80kmを36時間漂流して救助されたと知って二度びっくり。運が良かったとしか言えないのだけれど、それでもよく36時間も浮かんでいられたと思ったら、浮き輪を使用していたそうですね。よく見るドーナツ型の物では無く、多分体に漬けて万一の時に膨らむタイプなのかなと想像するのですが、それでも36時間も漂流をして少し脱推奨上が有る程度で入院する必要も無い程度の元気が残っているのは、それだけ元々の体力があったからでしょうか。

下田のどの辺りか不明だけれど、伊豆半島の先の方の海岸線って岩場のイメージが合って、余り砂場の海岸というのは思い浮かばない。最初に報道された夜の映像も、白波が結構立っているのが見えたので磯場岩場で海に入ったのかなと思います。多分現地の人では無いのだと思うけれど、夜の岩場なんて言うのは昼間でも足下がおぼつかないのに、夜ならば直ぐに足下を滑らしてそのまま波にさらわれたんじゃ無いかなぁ。観光客なのか「中国籍の二十代女性」と報道されていますが、自分ルールで行動してしまうと予想外の事象に遭遇する典型だと思う。それでも今回は漂流して救助されて何とか命は救われたから、こちらもまれに見る幸運という事で、結局は相殺されてゼロ何だろうけど。

下田の海岸は、まだ海開き前という事なので、責任はこの女性が大きい事は事実。だからと言って罰則を適用するような条例も無いだろうし、逆に奇跡のような救出劇がクローズアップされて何か美談みたいな話にならなければ良いなと思います。やはり、ルールは守るべきだし、仮にルールが無くても時間的に海には入れるのか、天候や海の状況で安全なのかという判断は、大人なのだから自分でしなきゃならない。こういう時にありがちなのが、現地に警告は無かった、誰求めなかったみたいな「自分に非は無い」的言い訳が出てくる事。そう言う事をやり始めると、全ての要素を列挙しなくてはいけなくなり現実的では無いから、常識と思われる部分は暗黙の了解みたいになると思うんですよね。でも最近はそう言う事が通用しない、あるいは無視するみたいな傾向が大きくて、それが何となく困ったちゃんみたいな人だとか、妙に屁理屈を捏ねくり回すような人が増えてきた原因のような気がする。結果的に奇跡的に助かった今回の話も、単なる美談にするのでは無く、元々の原因である何で漂流しなきゃ成らなかったのか、そのこのところをしっかりと啓蒙してほしい。 

2024年7月10日

Rシール

先の東京都知事選挙で、蓮舫支持者と思われる人達が都内のあちこちに張った「Rシール」が問題に。蓮舫氏が直接指示したわけでも実行したわけでもないだろうけど、選挙の結果もそうだけれどその後の後始末も不味い気がする。 選挙後の会見で、張られたまま放置されている「Rシール」に関して問われても、我関せずみたいな態度で無関係を強調しているけれど、そこはもう少し大人の態度というか「自分が指示したことでは無いが、支援者の方が熱意故にしてしまったとしたら、その後始末も私を応援する行為と思ってお願いしたい。」とか言えば印象も変わると思うし。更に、自分の選挙事務所周りとかで、剥がすパフォーマンスとかやって見てもそれはそれで次に繋がる行動になると思うのになぁ。

ネットを見ていたら、「小池氏が、不法ビラ対策で都内清掃をやって、その時にこの「Rシール」も不法ビラとして処理したら、一気に小池さんの支持や人気が上がる」と言うようなことを書いている人が居て、なるほどねえ、そういう所に視点が行くかどうかで、あぁいう選挙結果にもなるんだろうなぁと妙に納得してしまった。

今回の都知事選では、公示前から都知事選挙を意識したポスターとかチラシが配布されて、公示前から「選挙違反」が言われる異様な雰囲気もありました。公示されるまでは選挙は始まっていないので、その時点では違反には成らないようだけれど、その後どうなったんだろうか。公示後も、届出されているポスター以外ははったり配布できないのに、結構その類の物が乱舞していた気がするし、今回のステッカーもその一つだと思うなぁ。「蓮舫」だから「Rシール」というのも短絡的な発想だと思うし、その"R"のデザインも、某アニメの悪の結社のマークに似ている気がするし(笑)。さらに3位だったこともあり「Rakusen(落選)のR」とかも揶揄されてしまうし。蓮舫氏は、この"R"というロゴというかデザインを気に入っていて、だから選挙ポスターにも「®」マークみたいに「蓮舫 R」と表記していたけれど、ちょっとセンスがない気がするなあ。大体、投票用紙に「R」と書いたら、蓮舫氏の得票とカウントされるんだろうか。記名は漢字か平仮名かローマ字でも可能らしいので、無効には成らないだろうけど、それが「蓮舫票」として按分されるのかなぁ。他にも"R"のつく候補が居たら配分も下がるだろうし。

まぁ、投票前は「小池 vs 蓮舫」と事実上の直接対決みたいなことが言われていた位の候補なのに、こういうゲリラ戦法みたいな選挙活動をしてしまうのは矛盾している気がする。選挙の王道である「どぶ板選挙」と同じと言われるかもしれないけれど、どぶ板選挙の場合は候補者が有権者に直接声を届けるから意味があるわけで、こう言う単にシールをあちこちに貼るだけというのは、完全に自己満足でしか無いと思う。自分の色で塗りつぶして陣地取りをする「スプラトゥーン」をやっているわけじゃイのだし(マテ)。それに、そういう指摘もあったけれど、こう言うのってそれこそナチスとか戦前の日本みたいな、大衆迎合で一気に独裁とかそういう風潮に繋がる気がして、個人的には末期的状況だなぁと感じるんですよね。まぁ、蓮舫さんとしては自分のプライドが許さないのだろうけど、こういう負の遺産はサッサと整理整頓した方が良いと思う。その方が、次に向けての大きな動機付けにも成るし、多分高感度も上がると思うのになぁ。そういう所が、この人の限界なのかもしれない。

ディズニークルーズ

2028年度に、日本でも「ディズニークルーズ」の運航を開始するというニュース。新規にクルーズ船を建造して、予算規模としてはテーマパーク一つ分にも相当する、3,300億円という大規模な物。日本でのライセンスなので、国内周遊をしつつ2~4泊程度の旅程になるらしい。母港はどこになるんだろうか。今のディズニーリゾートに桟橋を作る事が出来ればベスト何だろうけど、東京湾の奧だし水深的にも難しい気がしますがどうでしょう。仮に舞浜から出発出来れば、羽田空港の横を通過して、アクアラインを眺めつつ、東京の夜景を背景に出発出来たら、その光景は凄いだろうなぁ。

2~4泊予定ということは、国内の何カ所か周遊する訳だから、その寄港地争うも熾烈になりそう。静岡県内だと、清水港にもこの手のクルーズ船が寄港しているので、富士山バックのディズニークルーズなんていいかもしれない。浜松周辺は大規模な港は無いと思うので難しいかなぁ。後遠州灘で波も荒いし、余り湾岸に近づきたくないだろうし。日数的に、2泊位だと太平洋側を東西に往復し、3泊位だと北海道とか九州まで行けるかも。最大の4泊だと、沖縄とか日本一周とかというパターンになるのかな。世界的に有名なクルーズ船の寄港も大事だけれど、やはり知名度は最高のディズニーのクルーズ船となると、力の入れ方も違ってくるだろうなぁ。

乗客は4,000人位で、年間40万人ということは、出航回数が100回/年位でしょうか。毎回同じ香炉と言う事は無いだろうけど、それでも年に何回かディズにクルーズがやってくるという事になれば、聖地巡礼以上の効果がありそう。さらに言えば、乗員数だって、エンターテイメント関係も入れたら2,000~3,000人位乗り込むのかなあ。複数の体制で準備が必要だろうから、5,000人位の新規雇用機会が生まれることにも成るから、これも大きな経済効果だと思いますね。それに、ディズニーとなればマーケットは国内だけじゃ無くて、世界中から集客が見込めるからなぁ。かなり波及効果は大きいんじゃ無いだろうか。

日本は島国なんだけれど、これまで余り「クルーズ」という事は注目されていなかったように思います。国民の性格的なこともあるんだろうけど、舟でちんたら行くなら飛行機でぴゅっと行く、ほうが良いという人が多そうな気がする。私も仕事でフロリダに出張していたとき、二泊三日のバハマクルーズとかお手軽なお値段で利用出来ましたが、個人的にはやは船旅はちょっと退屈でした。当時(もう30年以上前)はインターネットも無いし、線内でやることもそんな多いわけでも無いので。それでも、フロリダの直ぐ先のバハマ諸島巡りで比較的時間が短かったら良かったけれど、こんなんじゃ世界一周は無理だなぁと当時ですら感じましたから。それが数年前くらいに、「マツコの知らない世界」でクルーズ船の旅とか紹介されて、一気に注目されるようになってきた気がしますね。私自身、ディズニーのあの世界観というかビジネスモデルには興味があって、だからフロリダのWDWにはまた行ってみたいのだけれど、このクルーズは話題を楽しむ程度になりそうな気がする。

リーダーの資質

「石丸構文」なるものがちょっと話題になっていて、それは先の都知事選に立候補し次点ではあったけれど多数の得票数を得て話題になった、前安芸高田市市長の石丸氏の会話のスタイルを、まぁ揶揄したもの。其れ以前に、「小泉構文」なるも野川台になる事があり、それは小泉進次郎の発言スタイルを揶揄した物だったけれど、まぁ偶々そう言う言い方をしたことが有ったかもしれないけれど、殆どの場合は特定のパターンに色々言葉を当てはめる、一種の大喜利みたいなもの。

私は仕事で管理職の経験は無いけれど、非常に細やかながらも仕事でグループリーダーとかチームリーダーとして仕事をする機会はそれなりにあったので、まぁ自分の経験範囲内の話ではあるけれど、「リーダー」として必要な資質みたいなものを感じる事はあります。色々な資質がその情や場面で要求されるのですが、その中でも大きな共通要素として必要なのは、やはり「聞き上手」という事だと思う。別の言い方をすると、自分からの発言を必要最小限に抑えて、相手の発言や言葉を出来るだけ引き出して、相手の言いたいこと・提起したい問題点・主張の要点などを明確にしていく能力だと思う。その上で、短く核心を突いた回答を最後に相手に与えることが出来るのが、出来る・かっこいいリーダーの姿なんじゃないだろうか。

そういう前提で石丸氏の言い方・会話の仕方を色々見ていると、相手の発言や質問をより具体化していくわけでは無く、ある所から相手の発言を切るような形で強制終了する、あるいは無視をするみたいな場面が多くて、これでは会話は成立しないなという印象を強く受けるわけです。その人のスタイルとして、どの様な態度を取るかは自由だと思うけれど、リーダーという視点からみると、そういう態度はリーダーとしての立場を放棄する行為になると思うなぁ。東京都都知事というのは、東京都のリーダーな訳ですから、都民1,300万人の声を聞いて必要な政策を進めないといけない。そんな立場にあるのに、「以前説明しましたよね」とか突き放してしまったら、それは独善と言われても仕方ないのでは。

一方で、リーダーとしては調整役ではあるんだけれど、いったん決めた物決まった事に関しては、確実に実現していくような強い「リーダーシップ」も要求されると思います。これって案外難しくて、例えば多数の要求を通そうと思うと、どうしても少数意見や立場の人が残されることも多くて、それはそれで批判の対象になる。逆に、少数の立場の人達に対して、必要な支援をしようと思うと、色々な理由から多数の人達の利益を損なう場合も有るだろうけど、どちらの場合でもやらなきゃいけないときは実行して実現する強い意識が要求されるときに、それが出来るのかというのも重要な資質だと思う。ただそれって、色々な話を聞いて理解してくれた「聞き上手」な知事だと思っていたら、自分の意に反した事を強制的に進める嘘つき、と感じる人は絶対出てくるわけで、それが敵になったり味方になったりするのが政治の世界なんでしょうね。多分石丸氏は、そのリーダーシップという部分では特異な能力を持っていて、実行力もあるんだろうと思う。でも、それって最後の最後にある要素な訳で、そこに至る工程というか過程作りに関しても自分中心でやっていくところが、味方もいるけれど敵も多いという立場になるんでしょうね。正直なところ、自分の組織や近くにこういう人がいる場合、早くどこかに異動してくれないかなと願う典型的な人だと思う(笑)。 

2024年7月9日

160万票の不思議

東京都知事選挙の確定票の一覧が掲載されています。東京都の有権者数は約1135万人で、当日の投票率が60%余りだったので、全体の得票数は約680万票。上位10名の得票合計は約676万票なので、56人が乱立した都知事選挙だけれど、やはり10名未満くらいの候補者でそれぞれの公約を競って貰うのが一番分かりやすいし納得出来る気がする。 

意外だったのは、やはり抜群の知名度を誇る蓮舫氏が3位になったことだけれど、2位の石丸氏と37万票余りの差が付いたこと。ほぼ無名に近い地方都市の市長だった人が、話題性だけでこれだの集票が出来るというのは、SNSが発達している今の時代だからなのかもしれないけれど、個人的にはTV等のメディアで取り上げられた機会も非常に多かったことから、それまでの背景は分からないけれど言っていることは凄く良いことばかりの耳障りの良い話しなので、小池、蓮舫どちらも嫌だという無党派層に受けたというのは理解しやすい説明。

ただ、テレビ等では時間の関係で要点のみ掻い摘まんで伝えるから、どうしてもバイアスやフィルターが掛かった情報しか流れないけれど、様々な情報を比較してみると印象は180度変わる気がします。情報商材の販売みたいと言っている人が居たけれど、まさに言い得て妙の表現。SNSでは、安芸高田市市長時代の色々な発言動画も多く残っているけれど、多くの有権者は投票終了後のインタビューの様子を見て、かなり印象の違いに驚いた人も多いのでは。でも、個人的にはネット受けするキャラクターって、こんな感じの人ばかりだと思うし、そう言う意味ではちょっとダークさも無いと受けないのかもしれない。

ただ、前回の2020年都知事選挙を見てみると、小池氏が366満票余りで、対抗馬だった宇都宮氏が84万票余り、3位の山本太郎氏が65万票余だったことを考えると、今回の石丸氏の160万票余りという数字が以下に突出しているか分かると思います。それを考えると、蓮舫氏の120万票も前回と比べたらそんなに悪い数字じゃ無いけれど、如何せん200万票は獲得しないと、次点の2位だったとしても評価されないだろうなぁ。それを考えると、やはり今回の石丸氏160万票というのは、かなり異例な数字だと思うし、SNSの力も大きいのだろうけど、それ以外にも何か別の方法が無いと、ここまで得票数は積み上がらないんじゃないだろうか。例えば選挙後の報道等では、街頭演説の様子をどんどん撮影させてSNSに投稿するように言っている様子が何度か流されているけれど、あれだって陣営の専門スタッフがちゃんとした動画を流しているから、それに触発されて拡散のループが拡大したと思うんですよね。そう言う仕込みに対しての、人やお金の出所なんかもかなり掛かるはずで、それをどの様に準備したのかと言う疑問もある(某ファストフード会社の関与も言われているけれど、それだけじゃないと思うし)。まぁ、いろいろ研究し甲斐のある素材と言えそうな気がする。

2024年7月8日

策に溺れる

東京都知事選挙は、下馬評通り小池現知事が大差で勝利して、三期目に突入することに。有力な対抗馬とみられていた、蓮舫候補は、選挙期間中の盛り上がりとは裏腹に、予想以上の大差で敗れることになったわけですが、あれは戦略を取り違えて戦術的にも失敗した典型例じゃ無いかと言う気がします。 一方で、広島県の安芸高田市長だった石丸候補が、若い世代や無党派層の票を大きく取り込み、蓮舫氏を上まわる得票数で次点に。小池都政に対して不満を感じている有権者の受け皿になったのは、やはり話題作りの巧妙さと、あと若い世代がちょっと胡散臭い有名人にハマるのと同じような事で石丸氏に投票したんじゃないだろうか。まぁ、いずれにしても当選した小池氏は予定通りだし、石丸氏にしても元々東京都知事選挙は知名度を上げるための通過点で、本命はこの先の衆議院選挙なり参議院選挙だろうから、今回の実績で立憲民主党当たりが取り込みを考えるのでは。で、蓮舫氏は良ければ当選、悪くても善戦をして終わり、「やはり蓮舫には国政に戻ってもらわ無いと」みたいな流れを作って、今後の衆議院・参議院の選挙を考えていたんだろうけど、その思惑も外れたんじゃないだろうか。あれだけ熱狂的に応援していた支持者というのは、結果が不満足の場合は簡単に掌を返して今度は批判者に変わりますから、暫くはかなりの逆風に晒されるのでは。

立憲民主党としては、ここ最近の補選などで自民党候補者に勝利して、勢い(モメンタム)は我にありと思ったんだろうけど、衆議院補選の三つの選挙では、直接自民党と対戦したのは一つだけで、後は不戦勝みたいなものだから決して参考になる話では無いと思うんですよね。あるいは、静岡県知事選挙では、やはり自分達が推薦した鈴木康友知事が当選したから、民意は我に有りと思ったのかもしれないけれど、あれも政党の違いでの戦いではなく、どちらも五分五分の中、より地元の票を固めた鈴木氏が勝利したわけで、決して立憲民主党が支持された結果じゃ無いと思う。それなのに、ここ最近の選挙では自分達が支援した候補が当選しているため、民意はこちらに傾いているという戦略設定の元に、自民党の不正や疑惑を煽ればさらに無党派層の支持が得られて、そこに共産党の固定票が入ってくれば、小池候補の得票に肉薄して逆転できるという読みだったんでしょうね。だから今回の最大の失策は、都知事選挙に国政の話を持ち込んで代理戦争みたいな形にしたことだと思う。自民党が積極的に小池支持を表に出して居たならば、それも多少は効果的だったかもしれないけれど、あれだけ裏方に徹して表に出てこない相手に対して、自分達だけが盛り上がっている光景は、外から見ると異様にしか感じられないし、そもそも都の責任者の選挙になんで国政の話が関わるのか、普通はそこは分けて考えるでしょう。だいたい東京都自体が、一つの国くらいの予算規模や人口を保有している存在何だから、意識としても国と同等くらいの物を持っているのでは。いろいろ問題は有っても、失敗もそんなに感じられない現職に対して、そこでそれなりに満足している都民に対して訴求するべきは、意識高い系(と見える)の問題提起ではなく、やはり日々の生活なり社会整備なりという、生活に直結した課題でかつ相当魅力的な提案が無ければ、あえて知事を変えようとは思わないと思う。それに、過激な反小池闘争みたいな選挙戦をしていては、別に小池氏に興味が無い有権者にしても、「あぁ、やっぱりこの人は攻撃的な性格なんだ」と、票は逃げるばかりだったんじゃ無いだろうか。

その逃げた票の多くが流れたのが、多分石丸候補の所だと思うんですよね。彼がこの結果となった理由は二つ有ると思っていて、一つはいち早く立候補を表明して話題性を確保し、かつ有望候補者として露出機会の少ない椅子の一つを確保したこと。これによって、選挙期間中の様々な対談やニュース等で取り上げて貰え、露出度が一気に増えたことは大きかったと思う。もう一つは、何故かネットで若い世代に受ける「本質的な事は何も言っていないけれど、何か凄いことを言っている・やっている風に感じる有名な人」という見栄えを駆使して、それが若い世代や無党派層にハマったこと。差し障りがあるだろうから実名は上げないけれど(笑)、あの人とかあの人とか何かそれっぽいことを言って権威とか識者みたいに言われている人達同様、その情報や知識には誤認があったり公平性や正統性に欠けている発言だったりするけれど、そういう内容ではなく伝える姿勢というか様子が「かっこいい」みたいな形で若い世代に受けてしまう。「情弱(情報弱者)」と言ってしまうのは簡単だけれど、ある意味知ってはいても電話詐欺に引っかかるような感じなんでしょうね。実際彼が辞職した安芸高田市の市長選挙では、石丸氏を批判する候補者が当選して「石丸市政」は否定されたらしい。いろいろと公開されている市長時代の動画なんかを観ると、何か既視感が感じられて何かなと考えてみたら、これって立憲民主党の小西議員とか杉尾議員あるいはそういう人達が官僚を呼びつけて恫喝したり、国会で質問という名のイチャモン付けをしている様子にそっくりな気がする。言ってみれば「一人立憲民主党」みたいなポジションが、今回確立したんじゃ無いだろうか。選挙後の会見では、岸田首相の選挙区に出ることを臭わせた様だけれど、それだって実は当選するよりはより話題になることで別の利益を獲得する意図があるように感じられる。だって広島で市長を経験していたならば、岸田氏の地元の強さは良く知っているだろうし、本当に当選を狙うのであれば、この人気を利用出来るもっと別の場所、つまり都内あるいは関東の選挙区を狙うのが本来の作戦じゃ無いかと思うんですよね。あの会見で「今回2位の得票を頂いた声を無駄にしない形で、次を狙いたい」とでも言えば、かなり印象というか期待感というか、違ったと思うんだけれど。

立憲民主党は、この都知事選で国政を絡めた運動をしていた訳ですが、落とし所の2位どころか突然立候補した新人にも負けて3位という結果に。ある意味彼らの主張が否定されて国政に対しての批判も否定されたとも言えるのだけれど、まぁ都合の悪いことは認めないでしょうね。大体「上げ潮」と記事には書かれているけれど、毎回公開される政党支持率を見ても、何だかんだ言われても自民党が20%以上を確保しているのに対して、立憲民主党は一桁台を行ったり来たり。あの旧民主党政権交代の時は、自民・民主が20%台で民主がリードしていたわけで、それを考えると「政権交代」どころか「上げ潮」と言っていいのか凄く疑問。都知事選の蓮舫候補の主張と同じで、自分達で奪い取れないから相手に対して「交代してください」お願いする姿勢というのは、自分達でも自力で政権を奪い取れないと認識しているからの発言だと思う。勿論自民党としても、今回の選挙は表に出なかった分彼ら的には「的に塩を送らなかった」という程度の利益でしか無く、それでも蓮舫氏が3位になったとは言え、それで自民党の支持率が上がるわけじゃ無い。衆議院選挙をするにしても、やはり内閣支持率として40%台くらいに戻さないと恐くて出来ないだろうし、そう言う意味では都知事選は都知事選であり政権与党としてはまだまだ厳しい状況が続くんでしょうね。個人的には、岸田総理はそんなに失敗もしていないと思うけれど、如何せん安倍氏という重し役が居なくなってしまい、党内に落ち着きが無くなっていることが最大の問題点。都知事選挙のように、変に策に溺れて失敗するよりは、目立たないけれど必要な事を粛々と進めてくれるリーダーの方が望ましいのだけれど、目立たない故に人気は無いし評価もされない。それが岸田氏のジレンマだろうし、それに対して宣伝上手な小池氏が今回は勝ったと言う事なんでしょうね。

殺人的暑さ

もうね「暑い」という言葉も出てこないくらい「暑い」。昨日の静岡市は、とうとう最高気温で40度に到達したらしい。浜松はそこまでは行かないけれど、36度~37度、もしかしたら38度位までいったんじゃ無いだろうか。 浜松も、全国の天気ニュース等では40度近く行ったと報じられたけれど、それは気温が1~2度高い山間部の話で、自分が住んでいる場所はまだマシなんですが、それでも暑い。

昨日は、朝涼しいうちに家の周りに除草剤を撒いて、その後檀家のお寺の法事があったんで、朝の9時位に徒歩5分位の場所にあるお寺まで歩いて言ったんですが、その往復10分余りの外歩き、それも朝の9時頃なのに帰宅したら汗は出るし体力は奪われるし。直ぐにクーラーの効いた部屋に入り(出かけるときに念のためにクーラーはONのまま出かけたから偉い!)、冷たい麦茶を飲んで暫く深呼吸とかしたんですが、これは身の危険を感じる暑さ。それと、やはり前日ちょっと無理して草むしりとかしたからでしょうか、どうも体調が今ひとつの感じ。暫く休んで、丁度洗濯が終わった洗濯物を干したんですが、既にさらに気温が上がっていたためか、その5分程度の外仕事で更に体力を奪われた感じです。お昼も食欲がなくて、それでも何か食べないと体力が続かないと、少しクーラーを強めにして涼しい状態にして、ゆっくりと昼食は摂ったんですが、その後はちょっと調子がわるくなってきたし、外の暑さはさらに危険な状態になるしで、結局夕方まで部屋で休む日曜日になってしまいました。明日は、今の所最高気温は33度との予報なので、少しはマシになるのかな。仕事の合間を使って、今日できなかった片付けものとかしないといけませんね。

お昼や夕方そして夜のニュースも、全国的な猛暑酷暑の様子を伝えています。そういう場面で、よく海外から来ている観光客にインタビューをして日本の暑さのコメントを取っているんですが、その様子を見ていつも感じるのは単に気温の高い低いだけでなく、日本の暑さは湿度の高さが一番違うんだという事をもっと言うべきだと思う。日本人だと「蒸し暑い」と言うのだけれど、海外の場合は気温の度数では日本よりも高温になる国・地域は多いけれど、湿度の比較で言えば半分位の感じなんですよね。日本の場合は、晴れた夏の日でも湿度は60%位はあると思うんですが、アメリカのフロリダなんかでは、やはり40度誓い気温でも湿度は30~40%程度で、暑いけれどカラッとしているからそんなにきつくない。アメリカ人が日本に来てこの暑さを経験すると、"Hot!"とも言うけれど、多分一番多く使っている言葉は"Stuffy!"でと思うんですよね。湿度が高くて蒸し暑くて鼻が詰まって呼吸もままならないような、そういう状態の時に使う言葉で、まさに日本語の「蒸し暑い」に一番近い英語じゃないだろうか。湿度が高いことは"Humid"とも言うけれど、それって単純に度数として湿度が高いという感じで、慣れないこともあり息苦しさを感じる蒸し暑さとしては、やっぱり"Stuffy"という言い方が一番しっくりくる気がする。

シンガポールも日本同様海が近くて亜熱帯なので、同じように蒸し蒸ししてもおかしくない気がするんですが、シンガポールは暑いことは暑いけれど、決してそんなに湿度は高いわけじゃ無い。それに気温的にも、33度位が最高で、ただ太陽の位置が赤道に近い事もあり真上近くに年中あるから、日差しの強さというかビリビリする感じは日本ではちょっと感じない気がします。それなのに最近の酷暑の時だと、その太陽の日差しが針のようにチクチク刺さる感じがするから、日本の暑さって一つレベルアップして、次のステージに上がったんじゃ無いだろうか。夏の暑さもあって、少し前から「クールビズ」とか仕事のような場合でも夏用のラフな格好が許されるようになりました。それでも、まだ多くの会社では短パンというのは許可されない場合が多いと思います。でも、もうそろそろ短パンでも良いというようなコンセンサスが出来ても不思議じゃない気がする。そんなことよりも、先ずは一日一日のサバイバルを真剣に考えないと、この夏は生きていけないかもしれない。


2024年7月7日

データイーター

先日、海外利用のために契約したeSIMを、その国戦用ではなくアジア圏内用を使用する事で、残ったデータ量を日本帰国後も有効期限まで利用使用というセコい方法を見つけて実行しましたが、帰国時に300MB位残っていたデータを使っていて気がつきました。Slackのデータ使用量がえげつないことを。

帰国して二日ほどは、メールとかブラウザーで普通に利用してそんなにデータ量も消費していないのに、Slackを起動してちょっとメッセージを読み書きして終わったら、いきなりAiraloから「もうデータ残量が25%(注:約250MB)を切ったよ」「 もうデータ残量が10%(注:約100MB)を切ったよ」と立て続けにアラートが飛んできて、終了時点で確認したら、もう残り10MBとかになっている。

実はSlackを起動する時に、デスクトップPCで起動しても結構時間が掛かるんですよね。アプリが起動するにしても時間がかかるし、さらにそこから空くスレッドが表示されるまで、また時間がかかる。これ、毎回スレッドのデータをサーバーから落としてきているのかなぁ。ちょっととんでもない仕様のような気がします。以前はそんなにデータイーターのような気がしなかったのだけれど、途中から仕様が変わったのだろうか。実は以前からうすうす「Slackって、ヤバいんじゃない」と感じては居たんですが、今回証拠が掴めたので、もう外に出たらWAN環境でSlackを使うのは止めよう。

コミュニケーションツールとして、こういうメッセージタイプの物ってどんどん必需品と成っているんですが、機能とかデザインを凝れば凝るほど、リソースが消費されて相対的に使いづらいものになっていく気がする。かといってブラウザー版とかにすると、ちょっと使いづらかったりするんですよね。Outlookも、アプリ版とWeb版では使い勝手がかなり違うので、Web版は基本メールの確認だけにして、実際に返信とか必要な場合にはまとめてアプリ版で対応したりしていますが、その時にはやはりデータ使用量が大きいのでWi-Fi環境に限定するほど。やっぱりこの手のコミュニケーションツールは、自分のようなケチケチデータ利用者には向かないなぁ。単純なメールでのやり取りが一番楽です(だから進歩が無い-笑)。まぁ、昔はオフラインで書込することが常識だったのが、常時接続が当たり前になり使い方や使い勝手が変わったように、これからはデータ量を気にする使い方ではなく、データ無制限あるいはデータ使用量見たいな「裏の事情」を気にするような使い方は時代後れなんだろうなぁ。そう言う事を凄く実感しました。

お盆の草むしり

浜松は全国でも珍しく、「お盆」を7月に行う地域。今年は、7月13日から15日の三連休中がお盆の時期になり、盆飾りをして13日には迎え火、15日には送り火を焚いて先祖を敬います。浜松の中でも、また地域によってその飾り方とか過ごし方も違うのですが、うちの周りは隣保が14日に初盆の家を回るので、13日迎え火、14日盆供養、15日送り火と3日間それなりに忙しい日が続きます。

ここの所厳しい暑さもあって外仕事が出来なかったので、家の周りや玄関周りもかなり雑草が茂ってしまいました。また庭に植えているコニファーや紫陽花もかなり伸びてしまい、これも刈り込みたい。それでも、この暑さの中外で作業をすると自分の体が心配だしなぁ... と思っていたら、昨日の午後は日差しも雲に陰って少し和らいだので、まずはコニファーの刈り取りと、その後は草むしりに精を出しました。全てを取ると、多分一週間位掛かりそうなので、目立つ大きな物だけ集中的に抜いて、小さな物はこの後除草剤を撒いて枯らすことに。途中休みを挟んでタンブラーに入れた冷水を補給しつつ2時間位作業しましたが、もう汗びっしょりで肩もカチコチ。取りあえずお盆に来客があったときに通るところは整理出来たけれど、まだ中庭とか目立つ部分の作業は残っているので、これは今日様子を見ながら作業しないと。

「庭付き」と言っても、庭師さんとか入って貰って剪定された直後は確かに綺麗だし、緑もあると吹く風も少し涼しく感じるんですが、如何せん雑草は出てくるし落ち葉はあるし日々の手当が大変。しかも、自分もまだ仕事をしているので平日はまず時間が取れない。週末にしても、それなりに用事とか有るし、天気次第では外に出られないときもあるので、結局年間作業出来る時間はかなり限られるし、それでは全然足りない。木々の剪定は、最悪庭師さんにお願いすれば刈り込みから後の処理までやって貰えますが、草取りとか落ち葉拾いなんかはなかなかお願い出来ない。便利屋さんとかシルバー人材とか、そういう所にお願いする手もあるんですが、こちらも知っているところ・人ならばまだしも、初めてお願いするときには躊躇します。以前よく仕事をお願いしていた便利屋さんは、最近はちょっと連絡がつかなくなってしまったし、これも以前試しにお願いしたシルバー人材もちょっといろいろあってお願いするのも戸惑うようになってしまい、なかなか良い解決策が見つかりません。

今はまだ自分の体も手も動くので、最悪自分で時間を見付ながら処理すれば良いけれど、今年は出来ても来年は出来なくなるかもしれない。本当、宝くじでも当たったら、全部樹木は一度抜いて雑草対策をして、その上は基本的に石畳にして緑を置くのは限定的にしたい気持ち120%。樹木を植えるにしても、自分の手が届く2m程度の樹木にしないと、一度剪定をサボるともうどんどん大きくなりますし。家の周りには細葉で棚を作ってあるんですが、これも手入れが大変なのでもう全部柵にしてメンテナンスフリーに近づけたい。まぁ、其れ以前にそれだけ土地があるなら整理して処分をして必要最小限の土地にすれば良いのだけれど、これも色々柵があってなかなかそう簡単には処分できないし。 以前ならば「そのうちに」と先延ばしも出来たけれど、もう自分の年齢的に後がなくなってきたから早々簡単に先延ばしするわけにも行かないし。お盆の時には親戚が集まるので、そろそろそういう話もしないといけないかなあ。昔の家を知っている親戚は「残して」と言うのだけれど、親戚関係も世代がかなり変わってきていて、昔の家をそれ程記憶していない従兄弟が中心になれば、また気持ちも変わると思うのだけれど。お盆ならでわの悩みのような気がする。