2024年7月11日

漂流80km

今朝のニュースで、千葉県の房総沖で漂流中の女性が救助されたという物があり、伊豆の下田から80kmを36時間漂流したのち、付近を通りかかったタンカーに救助されたらしい。そう言えば数日前に、夜に海に入って行方不明になった人が居たよなぁと思いだして、そう言う人も居れば36時間も漂流して(出来て)助かる人も居るんだなぁと妙な感心をしてしまいました。で、よくよく記事を読んだら、その救助された女性が数日前に海に入って行方不明になった人だったらしい。

最初のニュースを聞いた時には、正直助からないだろうなぁという印象しか浮かばなかったのですが、なんとその女性が80kmを36時間漂流して救助されたと知って二度びっくり。運が良かったとしか言えないのだけれど、それでもよく36時間も浮かんでいられたと思ったら、浮き輪を使用していたそうですね。よく見るドーナツ型の物では無く、多分体に漬けて万一の時に膨らむタイプなのかなと想像するのですが、それでも36時間も漂流をして少し脱推奨上が有る程度で入院する必要も無い程度の元気が残っているのは、それだけ元々の体力があったからでしょうか。

下田のどの辺りか不明だけれど、伊豆半島の先の方の海岸線って岩場のイメージが合って、余り砂場の海岸というのは思い浮かばない。最初に報道された夜の映像も、白波が結構立っているのが見えたので磯場岩場で海に入ったのかなと思います。多分現地の人では無いのだと思うけれど、夜の岩場なんて言うのは昼間でも足下がおぼつかないのに、夜ならば直ぐに足下を滑らしてそのまま波にさらわれたんじゃ無いかなぁ。観光客なのか「中国籍の二十代女性」と報道されていますが、自分ルールで行動してしまうと予想外の事象に遭遇する典型だと思う。それでも今回は漂流して救助されて何とか命は救われたから、こちらもまれに見る幸運という事で、結局は相殺されてゼロ何だろうけど。

下田の海岸は、まだ海開き前という事なので、責任はこの女性が大きい事は事実。だからと言って罰則を適用するような条例も無いだろうし、逆に奇跡のような救出劇がクローズアップされて何か美談みたいな話にならなければ良いなと思います。やはり、ルールは守るべきだし、仮にルールが無くても時間的に海には入れるのか、天候や海の状況で安全なのかという判断は、大人なのだから自分でしなきゃならない。こういう時にありがちなのが、現地に警告は無かった、誰求めなかったみたいな「自分に非は無い」的言い訳が出てくる事。そう言う事をやり始めると、全ての要素を列挙しなくてはいけなくなり現実的では無いから、常識と思われる部分は暗黙の了解みたいになると思うんですよね。でも最近はそう言う事が通用しない、あるいは無視するみたいな傾向が大きくて、それが何となく困ったちゃんみたいな人だとか、妙に屁理屈を捏ねくり回すような人が増えてきた原因のような気がする。結果的に奇跡的に助かった今回の話も、単なる美談にするのでは無く、元々の原因である何で漂流しなきゃ成らなかったのか、そのこのところをしっかりと啓蒙してほしい。 

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