2024年7月20日

重圧

オリンピックの女子体操の有望選手が、未成年(19歳)でありながら飲酒や喫煙行為があったということで、直前で代表辞退する事に。既に補充選手の登録も出来ないので、日本女子団体チームは本来は5人で競技するところ4人で競技しなくてはいけないというかなり大きなハンディキャップを背負うことになり、本人だけで無く日本チーム、日本代表にも大きな事件になった気がします。

ネットでは、当然という意見から、状況も状況だけに譴責処分や反省を示してオリンピックに出場させるべきと言う中間的な意見に、今の時代そんなことで処分するのはおかしいという意見までいろいろ。本人は、オリンピックや日本代表という重責から逃げたという話らしいけれど、今回は内部告発が切掛という事なので、悪い見方をすれば内部抗争の可能性もあるのかなぁ。いろいろと足味の悪い話になりそう。仮に今回の件がオリンピック後に発覚したら、そして彼女がそれなりの成績を収めていたとしたら、それらの結果も無しになるのだろうか。例えばメダルを取っていたらメダル辞退とか剥奪とかになるのかなぁ。それとも彼女自身がそれまでの重圧に、飲酒喫煙がばれるかもと言う焦りもあって、思うような結果を残せない可能性もあるわけですね。一番最悪なのは、競技中に発覚した場合で、その時には途中棄権となるのだろうか。あと、スポーツ選手の場合どうしてもドーピング問題は避けられない話で、今回も喫煙のニコチンが引っかかるのではと言う話も出たみたいですが、ニコチンはドーピング検査対象では無いらしい。ただ、ちょっと風邪薬や解熱剤を飲んだだけて検査に引っかかる場合も有るので、喫煙だけ飲酒だけだと言っても安心は出来ないのですが。

個人的には、既に「成年」は18歳からと成っていて選挙権など一定の権利がこれまでの20歳から18歳に引き下げられているのだから、それまで20歳を制限としていた飲酒や喫煙の制限も同様に18歳まで下げても良いと思います。ただし、飲酒、喫煙、それ以外にも必要なものに関しては「但し、高校、専門学校、高専生などの「学生」に関しては、18歳到達時の学年・教育機関が終了するまでは、飲酒、喫煙(その他)を認めない。」みたいなルールを作ったらどうだろうか。別にお酒や煙草を進めるつもりは無いけれど、中卒や高卒で社会に出て仕事をする人も居て、そういう人達は学生以上に喫煙とか飲酒の機会に遭遇するだろうし、そう言うものまで含めて取り締まるよりは、20歳から18歳へ責任範囲を引き下げた=権限委譲したのだから、自己責任の範囲も引き下げてもいいような気がします。

今回の体操選手に取って大変なのは、今回代表を辞退したと言う事よりは、日本に帰国して執拗にマスコミに追求され、そしてネット等で批判されることでしょうね。本人の不祥事とは言え、既に十分に戒めは受けたのだから、帰国にしてもその後にしても静かに冷却期間をおけるように、協会としても努力するべきだと思う。それにまだ19歳で、次のオリンピックだって狙えるだろうし、それ以外の世界大会などで今後活躍すれば今回の件も「良い経験だった」と後から振り替える事も出来るでしょう。彼女に必要なのは、静かに暫く過ごせる冷却期間と、後は再活動をしたときに応援して上げることだけじゃ無いだろうか。そう言う意味でも一部マスコミは面白可笑しく取り上げるのだろうけど、その時にはそれらゴシップマスコミを強く批判するべきだと思う。

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