2024年7月27日

日々の記録の蓄積

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、高齢化社会での数々の測定値の記録と評価に関して。私も、10年以上前かな、会社の定期健康診断で「生活習慣病」を指摘されて、運動の記録とか食事の記録、かかりつけ医を選択しての定期的な検診とか、いろいろやってきました。また自分で対組織計測機能付き体重計を購入して、毎日その数値を記録するとともに、朝晩の血圧測定と体温測定は、ほぼ毎日記録しています。記録しているExcelを見ると、もう欲もこれだけ記録したなと自分で自分を誉めて上げたい(笑)。

家庭用の計測機器での測定山だし、私は基本起床して30分後くらいに測定するようにしていますが、それでも記録するタイミングは一定していないので、正確さでは健康診断やかかりつけ医での診察よりも劣ると思うけれど、それでもそのデータの積み重ねが一月になり、一年になり、十年ともなれば、それなりの傾向なり特性も分かるんじゃ無いだろうか。私は毎日Excelを開いて手入力で記録しているわけですが、正直非効率非生産的極まりない。例えば、体組織計測機能付き体重計は、表示される項目を一つ一つ見ながらExcelへ入力しているわけで、こなのBluetooth接続して一発で転送されるとか、体重計からクラウドに保存されて集計されるとか、それ位は今の時代出来るんじゃ無いかと思うのだけれどなぁ。また、体重計外の測定値、血圧計に体温計はそれぞれ別々に計測して、これも手入力。また、かかりつけ医や会社の定期健康診断の場合は、印刷した結果を貰うか、会社の健康診断は健保のホームページに個々のアカウントが設定されているので、それを見に行く必要があります。

そう言うデータを、例えばマイナンバーで暗号化して、どこかの集計サイトに転送すると、自分がアクセスしてマイナンバーで複合すると、データセットとして集計されて利用出来る、みたいなサービスって出来ないだろうか。そこに生成AIを噛ませたら、年間の傾向から健康の状態の判定に、もしかしたら内在している病気の推定とか出来るかもしれない。スマートウォッチで、リアルタイムに体調管理していると、そのデータもそこに転送されてさらに精度を上げた評価が出来るようになるかも。要するに、色々な種類に大量のデータが有っても、それが分散していては利用価値は限り無く低いし、集めてもそれらをまとめて評価出来るような仕組みが無いと、まだまだ宝の持ち腐れ状態。そういう日々のデータを活用して、例えば匿名での体調評価をして、難病なんかの早期発見に繋がれば、医療費の削減にも繋がりそうだけれどどうだろうか。

「健康管理」って、様々なパラメーターを総合的に扱うので、デジタル化しやすいと思うし、生成AIのような技術で学習効果が出れば、かなり性格に存在が予想される次の病気予防にも活用出来るんじゃ無いだろうか。最近では、内視鏡で撮影した写真から癌病巣のAIによる検知技術が話題になったけれど、個人データーでの評価だけで無く、同様の傾向にある他のデータも評価してモデル化すれば、傾向と対策が出来そうな気がします。マイナンバーと紐付けできれば、治療離席との評価も出来るから、日々の計測値がその治療中の病気や怪我に影響しそうな場合は、早めにアラートも上げられるだろうし。これまでは、パソコンだとかセンサーを利用して「データの取り込みと保管」しか出来なかったところに、AI技術が介在することで、データを評価して「情報」へと昇華させることが可能になると思うんですよね。それって、決して難しい技術でもないし、大規模になればなるほど精度は上がるから、それこそ政府主導で「登録したら減税します」くらいのことをやっても良いんじゃ無いだろうか。まぁ、不安な人反対したい人は幾らでも居るだろうから、直ぐには実現は難しいかもしれないけれど、マイナンバー利用のユースケースの一つにならないだろうか。 

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