2025年2月28日

Back-pack Collections

佐々木俊尚氏同様、私も「パックパック大好き人間」なので、佐々木氏が紹介されている製品を備忘録代わりに記録しておくことに。以下、Webのカタログを見ての第一印象も。 

  • ORDINARY PACK (MINIMALIGHT)
    今、国内の一泊二日位の移動には、もう10年以上前に購入したVICTORINOXのバックパックが薄型で気に入ってずっと補修しながら使っていますが、流石にそろそろ限界かなと。その置き換えには良さそうなデザインとサイズですが、もう少し薄いと理想的なんだけれど。
  • Corker 20 (Haglöfs)
    こちらもVICTORINOXの置き換えとして良さげそうなサイズ感。ただし、別製品ですが、Tight SmallBackupの方が、少しコンパクトなサイズになるみたいで、こちらの方が良いかも。
  • patagonia (Black-hole)
    素材がちょっとひ弱そうな印象のナイロン素材の所が一寸気になりますが、ショルダーベルトの取付位置が、バックのトップではなく少し下がったところに付いているので、バックを背負ったときにバックの位置が少し上側になるのが、個人的にはポイント高いです。私は、下に下がるような位置のバックが嫌いで、それで中々気に入った物に出会えないのですが、今一番気に入っているVICTORINOXのバックパックもこういう感じにショルダーベルトが設定されています。
  • Mountain Hardware (Simcoe 20)
    何かツルンとしたデザインが一寸気になるのですが、サイズ感的には良いかもしれない。少し容量が減る、Jibberish 18L Backpackの方がデザイン的には好みですね。また、内容物の量によっては、サイドベルトで薄くも出来るデザインなので、これも個人的にはポイント高いです。
  • Karrimor (tribute 40
    紹介されているtribute 40は40Lモデルなので、一回り大きい物。tribute 20だと、シンプルで良さげな印象です。ビジネスリュックサックカテゴリーの製品を見ていると、デザインがシンプルなので、仕事にもプライベートにもどちらにも活用出来そう。ただ、他のブランド・メーカーと比べると、価格設定がちょっとお高めなのが悩むところ。
  • Gregory (Compass 40)
    3週間程前に、やはり佐々木氏が紹介されていたバックパック愛好者の方が使用していた製品。これが今回の「バックアップ欲」発症の原因だったりします(笑)。こちらは、二泊三位の海外旅行の時等にピッタリな印象です。他のメーカーの40L位のバッグも、中々良さげなので、個サイズのバッグも一つ購入したいですね。
薄型小型のパックパックよりも、4月のSingapore/Hawaii旅行用の機内持ち込み可能な少し大きめのバッグの優先順位が高いので、各メーカーの40L位のバッグを比較しつつ眺めてみることにします。

Priority

来年度の予算で、維新の会との合意で高校授業料無償化が決まったけれど、義務教育までの無償化ならまだ理解出来るけれど、高校までそうするのは同化と個人的には疑問。現実的に、今は高校まではほぼ義務教育化していることも事実だろうけど、 一寸腑に落ちない。さらに不日落ちないのは、公立高校無償化はまだ理解出来るとしても、何故私立高校まで無償化対象になるんだろうか。しかも私立高校は授業料が高いからと公立高校の3倍位の金額が出されるわけです。定員などの理由から、地元の公立高校に入れずに私立に流れることもあるから、仕方ないのだろうけど、それって単純に私立高校に対しての補助金に成るだけの「闇支援」みたいな物にも感じられます。

で、今朝の新聞の一面には、昨年の出生者数が72万人余りに減少し、外国人の出生数を含まない場合、日本人だけだと70万人を切る人数まで減少しているとのこと。自分の同年代の出生数は、確か160万人位いたと思うので、それと比べると半分以下という驚がくの事実。唯一微かな希望は、結婚したカップルの数はコロナ禍以降増えてきているとのことで、若しかしたら子供の数が少し持ち直すかもしれないけれど、だからこそそういう部分に対してもっと国のてこ入れも必要なんじゃ無いだろうか。

どちらの事例も、困っている人がいるから支援が必要という要望も大きくなるんだろうけど、高校授業料に関しては第二次安倍政権時代に制限付きではあるけれど実現しているわけで、それを制限無しに広めることよりは、将来的に取り返しが付かない出生者数の増加という課題の方が優先順位は高い気がするんだけれど。出生者数70万人余りに対して、昨年亡くなった人の数は160万人余りということで、差し引き90万人位日本の人口も減っていることになります。日本だけの傾向ではなく、他の先進国でも同様だし、出生率に関して言えば韓国等は日本以上に低く(日本: 1.20 / 韓国: 0.75)少子高齢化は深刻なはずなんですが、それでも政府の育児支援の効果が少し出てきて、0.72から0.75に上がったらしい。日本も、同様の対策をもっとしていく必要が有ると思うんですよね。

単純のその二つだけが課題というわけではなく、それ以外にも何千何万という支援対策が必要なわけで、今回の予算では延期されるらしいけれど、高額医療費の上限設定等今後大きな検討や変更が必要なものも多い。人に対してだけでなく、ここ最近事故が頻発している上下水道などの社会インフラの整備だって重要な課題な訳で、まぁ政府の擁護をするわけじゃ無いけれど、やらなきゃいけない事は無尽蔵に生まれてくると言っても過言では無い。その中で、限られた予算をどの様に効率的に運用して課題解決をしていくか、担当者も大変だろうなというのは多少なりともプロジェクトマネージメントを経験した人間なら同感できる部分じゃないだろうか。その場合は、まずは優先順位付けとその確実実行しか解決策は無いと思うんですよね。とは言っても、人命や健康に関することは最優先だろうし、国債発行は必要と行っても中々無尽蔵に発行できるわけでもないだろうし。そう言う意味では、もう少し全体を俯瞰してどこにどれだけお金が使われていて、どこを整理してどこに回すのが今は効果的なのか、そういう観点での批評をもっと出して欲しいと思います。

2025年2月27日

Amazon Prime Video

数日前に発表されたAmazon Prime Videoの実質有料化。現在Amazon Prime 会員ならば、Amazonでの配送等の優遇サービス等を受けられるとともに、Amazon Prime Videoも無料で視聴出来ていましたが、今後はそのビデオ配信時に広告が挿入されるようになるというもの。「広告無しオプション」として、月額390円(税込)を提供するということですが、まぁ実質的なAmazon Prime Videoの有料化、Amazon Prime会員費の値上げですよね。 

現在のPrime会員の費用は、月額600円で、年間一括払いだと5,900円(492円/月)。私の場合、正直会費分だけ元を取っているとは言いがたいので、悩ましい所。これにさらに月額390円追加されるとなると、結構大きいですよね。ベースの会費が(年額払いで)490円位のところ、それと同額近い追加金額が、ビデオの広告削除のために追加するというと悩ましい所。実は、Amazon Prime Videoも、当初期待していたものとはちょっと当てが外れていて、最近は殆ど見ないような状態。「沈黙の艦隊」は本当に久し振りに満足した作品でしたが、それに続くような好みにあったものって中々見つかりません。

実は、Amazon経由での物販購入機会は、ここ最近の方が以前よりも増えています。以前は、田舎故入手が難しいPCパーツ類の購入でよく利用していましたが、それだって月に何回もあるわけじゃない。それが最近では、スーパーとかドラッグストアーへ行っても、以前購入していた生活用品がだんだんと減ってきていて、多分その理由の一つはプライベートブランド商品が増えてきている事も大きいと思うんですが、結構ちょっとしたものが見つからないことがあります。例えば私はT字カミソリで髭を剃るんですが、その替え刃が以前ほど店頭では並ばなくなり種類が限定されているように感じます。で、Amazonを見れば以前と同じ物が色々な価格で販売されているわけで、そうなると急ぎでもないけれど必要な物はこちらで購入するようになります。

さらに今後のことを考えると、例えばミネラルウォーターとか重い物の購入はECサイト経由という傾向も増えるでしょう。あるいは、高齢化していけば紙おむつなんかも生活必需品になるだろうけど、こちらは軽いけれどそれなりに嵩張る品物になるので、やはり宅配して貰う方が有利。今は、日々の運動も兼ねて毎日買物へ行く(買わずにモールやスーパーの店内を歩くだけの場合もあり)様にしていますが、それも中々難しくなれば食料品も通販で購入という事になると利用機会は増えそう。でも、よほどの事がない限りはPrime 会員特典の「当日お急ぎ便」とか利用しないでしょうし、大体は翌日配送されるので殆どの場合はそれで間に合う。なんか近い将来、Prime会員も不要な時期になりそうな気がします。

Video Tape 2025 Issue

ビデオテープの2025年問題」 が静かに話題になる今日この頃。私も、昔録画したVHSビデオテープが何本も段ボール箱に保存していて、もう何年も再生していない状態。多くは、昔数少ない放送機会を利用して録画した当時のNFLの試合中継何ですが、中にはWalt Disney Worldでハンディカメラをレンタルして録画した物とか、個人的に貴重な物もあるので何とか保存したいとずっと考えていました。

基本的には、この記事に紹介されているようなアナログ信号をデジタルに変換してMP4とかのフォーマットで保存していく作業を繰り返すしかないのですが、これが中々面倒。カメラ店等では、この手のコンバージョンサービスを提供していて、DVD焼き直してくれますが、実は自宅には昔のVHSビデオデッキもあるし、以前からこの手のコンバーターを購入してデータ変換しないとと思っていましたが、思っていただけで中々実行には移せない。

正直、保管して居るビデオテープがどう言う状況か不安が心配な状態。黴びていたり癒着している可能性も大きいと思うんですよね。また、ビデオデッキ側も数年前に一度電源を入れた記憶はあるんだけれど、今でも動作するかは不明。電源が入っても、ヘッド駆動部分なんかは劣化しているだろうから、まともに動作する保証も無いですし、コンバーターを購入してみたらVHSデッキ不良でVHSデッキも再購入してと出費は嵩みそう。以前購入を検討していたのは、VHSビデオデッキとPCをデータ変換しながら接続する物でしたが、その場合は変換録画している時間それなりにPCが占有されてしまうため、ちょっと不便だなというのも購入を躊躇していた理由の一つ。今回の製品だと、単体でデータ変換をして、かつ挿入したメモリーカードやUSBメモリーに保存出来るので、極端な話寝ている間も仕事をしてくれるのは嬉しい。

今後はアナログ資産のデジタルアーカイブ作業が「終活」の一つになるのかもしれない。その中には、アーカイブせずにそのまま廃棄・消去するものもあるだろうし、アーカイブしても「やっぱり止めた」と廃棄するデータもあるだろうけど、何となくこれまでの人生というか思い出というか記憶を振り返る貴重な時間にはなりそう。夏頃から少し時間の余裕が出来るはずなので、その頃からアーカイブ計画を立ててみようかな。

2025年2月26日

Killing Me Softly with His Song

アメリカのグラミー賞歌手、ロバータ・フラック(Roberta Flack)さんが闘病の末2月24日に亡くなったとのこと。日本でも「優しく歌って」「愛は面影の中に」等よく知られた曲で、私もiTuneの中に彼女のアルバムを入れています。

歌に対しての思い出や記憶以上に衝撃を受けたのは、ヒット曲の一つである邦題「優しく歌って」の英語名が"Killing Me Softly with His Song"だと知ったとき。まだそんなに英語が得意じゃ無い頃で、どちらかと言えば「苦手科目」だった頃。私は、どうも暗記物が苦手で、だから英単語や熟語を覚えることが中々進まず、ボキャブラリーが少なかったんですよね。一方で、文法も苦手だったんですが、とある機会に構文解釈の話を聞いて、それで一つ目が覚めました。私は一応理系だったので、数学とか理科(物理)はまぁまぁ得意でした。ですから、公式に当てはめて解を導くみたいなことは結構好きな科目。そんな中で、英語の例えばthat節などの関係代名詞の説明の時に、数学で言う所の「(...)」で括られた先に計算する部分みたいな説明を聞いて、それで何となく英文法の構造解釈は数学や物理の構文解析見たいな物が頭に浮かぶようになり、そこから文章読解の力が少しずつ付くようになり、それにあわせて単語や熟語も増えて行き、最後は長期出張で早口ネイティブとの毎日の会話で鍛えられて、何とか仕事や個人旅行では困らない程度のスキルまで届いたのは感謝。

前書きが長くなりましたが、そんな英語未成熟な頃の自分が「優しく歌って」の原題が"Killing Me Softly with His Song" 。直訳すると「貴方(彼)の歌で、私を優しく殺して」となるわけで、これを「優しく歌って」意訳した人も凄いと思うけれど、そうか英語だと「Killing me」になるのかと、「Kill = 殺す」という翻訳しか頭になかった私に取っては衝撃的な出会いでした。しかも「Killing me softly」って何だ? (笑) ヤクザ映画なんかで「ふっふっふっ、痛みがないように眠るように殺してやるぜ」みたいな台詞か、とか思ったりして。後々それなりに英語の世界に触れるようになると、英語表現だとこう言う大げさな言い方というか、大きな例え方をする事があるという事を何となく理解して行きますが、当時は「何て歌の題名だ」とビックリした記憶があります。

後にこの曲の英語の歌詞を聴いてみてビックリしたのは、日本語の俳句というか短歌というか、見事に同じパターンで、でも愛の軌跡みたいな物を表現しているんですよね。

Strumming my pain with this fingers
Singing my life with his words
Killing me softly with his song
Killing me softly with his song
Telling my whole life with his words
Killing me softly with his song

これを和訳してしまうと、勿論良い歌なんだろうけど感じるニュアンスというかセンスというか、それが違って感じられるからかなり印象も違う気がします。和訳の「優しく歌って」は名訳だと思うけれど、それだと「今この瞬間に優しく歌って」という印象を受ける。でも英語の動名詞で「Killing me」やそれ以外の部分も~ing系になっていることから、過去から今も続いている「時間」の印象を受けることが、英語と日本語で受ける印象の大きな違いじゃないだろうか。だから英文の歌詞を聞いていると、積み上げてきた歴史というか時間の流れと、さらにこれからの将来への時間の流れも感じられる気がします。どの国の言葉も、知れば知るほど奥深い物だと思うけれど、まだまだ英語も奥深いなと感じますね。

貴重な振り返りを与えてくれた名曲と名歌手のご冥福をお祈りいたします。R.I.P.

Silent Visitor

佐々木俊尚氏が紹介している、新幹線を利用して国内を旅する英国人旅行者の投稿。私は、先にこの英国人旅行者の投稿を引用している別の方の投稿をみていたので、「あぁ、やはり注目されているのかな」と感じた次第。

個人的に気になったのは、写真に映る座席からグリーン車を利用していることが分かり、それだけお金のある人だからという一部批判。この方がそうなのかは不明だけれど、訪日観光客の多くが日本入国時に購入する「Japan Rail Pass」を利用しているならば、そんなに不思議ではないと思うなあ。それよりも、こんなにお得な新幹線用のパスがあるから、最近は大きなスーツケースで新幹線に乗車してくる訪日観光客も増えてきていて、そう言う大型・大容量の荷物にまだまだ対応が不十分な新幹線としては、更なる対応をして欲しい事かな。

閑話休題。私はYouTubeで日本を訪問している外国人観光客の動画もよく見ますが、異口同音に日本の良さとして上げているのは「電車や街中での静けさ」。アメリカの電車でも、例えば何度か利用した事のあるAmtrak(New York近郊や、西海外)車内は、結構静かだったし雰囲気的には、私の知っている範囲では湘南新宿ライナーみたいな感じ(車両のゴツさは段違いですが)。N.Y.の地下鉄なんかは、流石に車両の騒音も酷いし車内も時には雑然とした雰囲気の時もあり、その状況になれていると日本の地下鉄とか電車車内の様子は驚きだというのは良く分かる話。最近では、多分電車に乗っている乗客の80%位は耳にイヤホンをして何か聞いているけれど、同じ音楽を聴くにしても日本では静かに聞く人が殆どだけれど、アメリカの地下鉄なんかだと、音は聞こえないけれどそれにあわせて歌うその人の声は響くわけで、そう言う違いは大きいよなぁと言う気がします。そう言う意味では「秩序ある静寂」というものも、隠れた日本観光のキラーコンテンツなのかもしれないと時々感じます。

最近は日本来て羽目を外しすぎる訪日観光客の動画なんかも多く投稿されて、インバウンド急増に対しての批判も大きくなっているけれど、母数の訪日客数がコロナ禍の低迷から脱して大きくなっているのだから、そう言う「厄介者」の実数も増えていくのは仕方ないでしょうね。ただ、だからといってそう言う人達を許していては日常生活にも影響が出てくるわけで、インバウンドの増加とともに「日本でのマナー」「迷惑行為不要」みたいなコンテンツを、政府としてもどんどんアップしていって、こんなことするような人じゃないよねという気持ちを持たせないといけないのかな。日本だけでなく、どこの国・地域へ観光に言っても、まずはその地元の人の生活を尊重して、その中で静かに日常を体験することがある意味究極の「観光」だと思う。 

(NH Leg#9) OKA - HND

前日沖縄へ到着して機外に出たときにはアウターを羽織っていましたが、思いのほか寒くて「寒!」と思わず口に出るくらいの天候の沖縄。勿論、一桁台の浜松あたりと比べれば、多分10度台ではある沖縄は十分暖かいのですが、地元の人にとっては我々が一桁台と感じるくらいの気温なんでしょうね。それでも、ゆいレールに乗ってホテルに到着したときにはそこそこ暖かく感じたのは、空港は海縁にあるので風が強くて、それも影響していたかもしれません。

ホテルでは、頂いたハイボール缶を飲みながら翌日の仕事の準備をして、それでも22時頃にはベッドに入り就寝しました。最初は部屋のエアコン(暖房)を切っていたんですが、結構部屋が冷え込み目が覚めてしまったので、再び弱めに暖房を入れてなんとか朝まで熟睡することが出来ました。 

翌日は朝早めにチェックアウトをしてまずは目的地へ向かい、その後空港へ到着。何時ものようラウンジに入り、さすがにちょっと小腹が空いたので軽食のパンを頂いて出発を待ちました。

1) OKA 10:25 - HND 12:40 (NH994)

使用機材は羽田からの到着機で、ほぼ定刻に到着していることを確認してから、出発ゲートの32番ゲートへ向かいました。ゲート前はそんなに混雑はしていない雰囲気でしたが、いざ搭乗開始となるとなかなか終わらず連休明けということもあって満席に近い状態だったんでしょうね。定刻に合わせて、10:00を過ぎたところで事前改札が始まり、何組かボーディングブリッジに消えていきます。ただ、まだ機内には入れなかったようです、中に入った子供が行ったり来たりしている様子がしばらく外からも見えていました。その後優先搭乗が始まり機内へ。今回の使用機材は、B767-300の国際線用機材なので、シートはほぼフルフラットになるんですが、機内モニターが古いのと機内Wi-Fiが使用できないのが残念。

定刻少し前に搭乗が完了してドアクローズとなり、その5分後位にプッシュバック開始。そして、ターミナルの反対側RW36Rへと移動開始となりました。離陸待ちも無く、本線に入るとすぐに加速が始まり、那覇空港を出たのが丁度10:40頃でした。実は、この離陸する前くらいから寝落ちしていたようで、目が覚めたらすでに食事の配布が始まっていました。ただ、そんなに食欲もなかったのと、ちょっとおなかの調子も悪かったので、食事は断りそのままシートを目一杯倒してスリープモードでのフライトになりました。

再び目が覚めたときには、着陸まで30分を切っている頃で、機内モニターでマップを表示してみると、心なしか房総半島の結構南側を大きめに回り込んでいます。後でCAさんのアナウンスから想像するには、どうも羽田空港からの管制指示で着陸の順番待ちが発生していたようで、そのためほぼ定刻に出発したものの到着は遅れ気味になりました。この機体には、前方だけですがガンカメラが装備されているので、それを表示して着陸の様子を眺めます。最近のB787の高画質の画面になれてしまうと、かなり物足りない画質ですが、それでも無いよりはましです。反時計回りに房総半島上空を回り込むと、B滑走路を通り過ぎると思うようなタイミングで急に左旋回を初めて、RW22に正対してさらに高度を下げていきます。着陸したのが、定刻よりも少し遅れてで、そこから誘導路を折り返して58番ゲートに入ったのが10分遅れの12:50でした。

予定していた、14:10品川発のひかり号には十分間に合いますが、それまで一時間近くの時間は持て余してしまいます。そこで、13:34発の名古屋行きこだま号に予約を切り替えて、帰宅することに。これだと、14:10発のひかり号よりは10分弱は約到着でき、かつ車内でのんびり移動できますから。その後ちょっと遅めのお昼のお弁当を品川駅で購入して、今回も無事に帰宅することが出来ました。

2025年2月25日

(NH Leg#8) HND - OKA

先週に続き、今週も年度末の諸々の所用で沖縄往復。他の予定の都合で、連休最終日に移動して、翌日帰宅というパターン。少し早めに家を出て路線バスで浜松駅まで移動して、昼食代わりのお弁当を購入して新幹線へ乗り込みます。 そうそう、この時にいつものNice Passではなくクレジットカードのコンタクトレス(iPhoneでのApple Wallet利用)で利用してみましたが、そんなに処理完了までの時間は遅れも無く普通に利用できました。

予定よりも少し早めに自宅を出たので、新幹線を少し早めのものに変更しようかと思ってEXPRESS予約の画面にアクセスしたら、遅延が発生していてびっくり。この連休中の寒波で、山陽新幹線区間や滋賀、岐阜あたりを速度を落として通過しているため、登りの新幹線に軒並み5分くらいの遅れが出ているようです。のぞみ号では20分くらい遅れている車両もあるみたいで、そうすると通過待ちをするひかり号やこだま号はさらに遅れるかもしれません。ちょっと考えた末に、予定よりも早いこだま号で移動することにしました。予定よりも一時間早いひかり号にも間に合いそうだったんですが、そうすると空港に早く着きすぎてしまうので、それならば元の予定と同じくらいの時間に品川駅に到着するこだま号の方が良いだろうと判断してのことです。

こだま号は、途中新富士くらいまでに遅れを取り返して定刻に戻ったんですが、結局三島で後続のもっと遅れているのぞみ号の通過待ちなどもあり、品川駅へは5分遅れくらいでの到着となりました。でも、余裕があるから全く問題なしです。その品川駅、連休最後だからかいつも以上に国内外の観光客と思われるグループで大混雑。京急のホームに入って、しばらくして到着したのが羽田空港の特別急行で、品川を出ると京急蒲田も通過して第三ターミナルまでノンストップのもの。車内は結構混雑していましたが、途中の乗り降りが無いので助かりました。

1) HND 15:25 - OKA 18:20 (NH477)

羽田空港に到着したのは、お昼過ぎ午後の2時前でしたが、久しぶりに空港が「混雑している」印象を受けるくらいの混み具合でした。なんせ地下ホームから出発階の2Fに上がる長いエスカレーターの手前には、20~30m位の待ち行列が出来ていて、あの光景を見るのはコロナ禍以降初めてじゃ無いかな。その後何時ものようにラウンジに入り、時間を潰します。出発ゲートが、北ピアの根元の向こう側の57番ゲートで距離があるので、少し早めにラウンジを出てゲートに向かいます。

で、保安検査場Aあたりまで来たらANAからメールが入り、到着機材遅れのために出発が15:25から15:45に遅延するというお知らせ。ここからまたラウンジに戻るのも面倒だし、戻っても座ったらすぐに出るくらいの余裕しかないので、そのまま北ピア側に回り込んで、57番ゲート近くのあいている席を探して、搭乗開始まで待ちました。

事前改札が始まったのが、変更前の定刻くらいの15:25頃からで、優先搭乗開始は15:30頃。使用機材は、古いタイプのB777-300で一番乗客数が多いコンフィグだと思いますが、この日は満席との事。ただ、Premium Classには空席が出来たみたいで、離陸後に真ん中の席から通路側の席に移動した人がいました。

人数が多いのと、遅延しているのに遅めに搭乗してくる人もいて、ドアクローズはさらに遅れて15:58頃。プッシュバックは5分後に始まり、D滑走路のRW05へと移動を始めましたが、ちょっと離陸待ちの時間があり離陸したのは16:21頃でした。到着予定時刻はぐっと遅れて、19:00頃とのアナウンスでした。

食事が始まりちょっと驚いたのは、夕方の早い時間のフライトなのに、食事が軽食のサンドイッチでは無く幕の内弁当が提供された事。結果的に30分くらい遅れたのですが、それでも食事提供の時刻は16:30頃とまだ夕食には早い時間帯。もう一つ後のフライトならわかるんですが、この時間帯でも軽食では無くお弁当の提供なんだとちょっとびっくりしました。その後は、機内Wi-Fiに接続してメールチェックやブラウジングをしていましたが、この日のWi-Fiは快調で、一度も接続が切れること無く、途中ちょっと遅くなることはあってもフライト中としては快適に利用することが出来ました。

那覇空港へは、時計回りに沖縄本島を回り込んでRW36Lへ着陸したのが18:46頃。そこから誘導路を移動して、35番ゲートに入ったのが18:54と、約30分の遅延でした。この後はホテルへ移動するだけなので、機外に出てターミナル内を出口を目指して歩いていると、正面方向から50代くらいのお土産の袋とかバッグとか両手に持ったご夫婦と思われる二人が慌てて「37番はどこ、38番、36番?!」と、結構離れている自分にも聞こえるような声でゲートを探しながら奥の方へと走って行きます。「あぁ、そっちじゃ無いのに」と思っていたら、すぐに戻ってきて私を追い抜くとあちこち37番ゲートを探しつつ、DFSのところを今度は右側のJALサイドへ行こうとします。「あっ、そっちじゃ無い」と思ったら、男性の方がたまたま左側を見て「あっ、37番はこっちだ」と見つけたらしく、左手の国際線ターミナル側へと小走りに移動していかれました。間に合ったかなぁ... しかし、この国内線の37番ゲートはトラップですよね。元々は離れていた、国内線ターミナルと国際線ターミナルを接続して、そこに新規に追加したゲートが今の「37番ゲート」ですが、なんで「39番ゲート」にしなかったんだろうか。「37番」と聞いたら、絶対「38番」の先にあると思いますよね。ターミナルあるあるで、途中のゲート番号が抜けると縁起が悪いとか有るんだろうか。38番がバスゲートで1Fに下がるので、PBBを使うゲートとしては、36番ゲートの次だから37番にしたとか? 案内板などの修正が必要になるとは思うけれど、やっぱり多少のコストはかけてもゲート番号はわかりやすく、かつ番号順に並んで欲しいぞ。

Contactless@遠鉄 (3)


連休最後に出かける用事があり、この時路線バスを利用して浜松駅まで出かけたので、早速「コンタクトレス@遠鉄」を試してみました。近くのバス停まで移動すると、うまくいかなかった場合用に念のためNice Passも胸ポケットに用意しておき、iPhoneを片手にして準備をします。ロック状態からサイドボタンをダブルクリックして登録してあるカードを呼び出しますが、このiPhoneでデフォルト設定しているMasterCardは、残念ながらこのコンタクトレス@遠鉄では未対応のまま。そこで、カードのリストから利用可能なカードからVISAを選択して、カードリーダーにかざす状態にしておきます。

バスが到着して乗り込むときに、何時もならば整理券発券機の上部にあるNice Pass用の端末にタッチします。今回はそのもう一歩上の手すりに固定されている、このコンタクトレス用の端末にiPhoneをタッチさせると「ビッ!」という音がして認識されたようです。その後30分ほどかけて終点の浜松駅に到着。降車するときも同様に、iPhoneのサイドボタンをダブルクリックをして登録カードを呼び出し、最初に使用したVISAカードを選択して、Face IDで認証をして使用可能な状態にして、運転席横の端末をタッチします。こちらも「ビッ!」とすぐにアラームが鳴って無事認証完了。さすがにSuicaの高速タッチに慣れていると、ちょっともどかしさを感じますが、iDで精算するときよりは速く処理されている感じです。

日頃利用しているAndroid (Pixel)のiDやSuicaに比べると、ダブルクリックして使用カードを選択して顔認証してと、余計な手順が面倒と言えば面倒だけれど、これまでのように専用のカードを準備して利用してまた財布に戻すという動作よりは楽な気はします。もう一つのメリットは、利用した分はカード会社の明細に記録が残るので、ある程度把握しやすいということ。ただし、Suicaのように1回毎の利用履歴では無く、1日単位での履歴なので、同日に複数回バスを利用したりすると合算されて請求される事が違うので、そのあたりは我慢しないといけませんね。そういうメリット・デメリットはあるけれど、何度もNice Passカードをシャツのポケットに入れたまま洗濯して再発行したりしているので、個人的にはこのコンタクトレス方式の方がありがたいと感じます。

昔は、数千円程度までの少額決済は現金、それ以上の決済ならクレジットカードみたいな棲み分けがあり、その現金決済部分を電子マネーや今ならQRコード決済が肩代わりするようになりました。このコンタクトレスは、クレジットカード側から見たら、そういう一回の金額は少ないけれど利用回数は多いような決済分野への進出ツールになるんだと思います。言い方は悪いかもしれないけれど、カード会社側からしたら「薄利多売」で売り上げ確保、利益確保する戦略なんでしょうね。昔のように、カード券面をプリントして利用明細をカード会社に送付していたような時代だと、こんな使い方にはとても耐えきれないけれど、必要な処理はすべて電子的行われて、一度装備(端末)を設置すれば後は全部自動的に処理が行われるこういう仕組みなら、薄利多売でもペイできるんだろうなぁ。個人的には、iDやSuicaの利便性も捨てがたいけれど、決済手段が集約できるなら乗り換えても良いかなぁと言う気がします。

DoubleTree by Hilton Naha

先週に続いての宿泊。ホテルに入ったのが、夜の19:00丁度位だったからか、チェックインカウンターにはスタッフさん二人が、それぞれ4人位のグループの手続きをしていました。どうもどちらも中国からの訪日観光客らしく、あまり英語が得意ではないようで、一方のグループはスマホの翻訳機能を使ってやりとりしているみたい。だからか、10分以上待ってやっと自分の順番が回ってきました。

ここのところ毎週のように通っているからでしょうか、今回は広めのキングの部屋にアップグレードして頂けました。翌日の朝食の希望時間帯(スロット)も聞かれましたが、翌日は早めにチェックアウトする予定で、その場合は一番混雑するオープン(06:30)からの一時間くらいしか余裕が無く、そうで無くてもバイキング嫌いの自分としては、そんな混雑している中で食事もしたくないので、「早いので」と朝食は断りました。そしたら「軽食のパンとフルーツのご用意も出来ますが」と言われて、それもあるかなと思いつつ、でもそれはそれで申し訳ないのでそちらも断りました。で、このホテルは、HHORNORS Diamond特典で、好みのドリンク(アルコール、ソフトドリンク)2本を頂けるのですが、「朝食を摂られないので3本お選びください」と言われましたが、アルコール飲料3本は飲み過ぎだし、部屋にミネラルウォーターのボトルも有るので、おとなしくハイボール缶2本で我慢しました(笑)。

翌日は、食べたければ空港で食べても良いし、ゆいレールが思いのほか混雑するので、早めにチェックアウトして空港へ移動。来週はさらに早く戻りの便利用なので、今度はハイボール3本頂いてもいいかな(マテ)。 

2025年2月24日

昭和100年

昭和生まれの自分に取ってはちょっとショックな言葉にも感じる「来年は『昭和100年』」という言葉。「昭和」「平成」「令和」と年号も変わってきているのに、何故今「昭和」と思うのだけれど、考えてみたら自分の子供の時も「明治100年(1968年)」という言葉が流行った時があったから、それと同じ感覚何でしょうね。でも「大正100年(2012年)」の時は、そんなに話題にならなかった気がするのは、やはり大正時代が短くて(1926年12月25日まで)、その前後の明治と昭和の時代の印象が強いからでしょうか。

昭和生まれの自分ですが、考えてみたら「昭和時代」よりも「平成時代」の方が長かったし、令和も今年は7年目。自分にとっても「昭和」という時代は、かなり昔のイメージになりつつあります。それで文字部にとっての「昭和」は、生まれて物心つき、一番多感な中学高校時代を過ごし、その後一浪して大学に入って、大学は5年間もお世話になり(笑)、そして社会人として仕事を始めて、ある意味人生の一番アップダウンのあった時代が「昭和時代」のような気がします。 

「明治100年」の時には、明治時代の記憶や記録が盛んに取り上げられて、しかも日本が江戸時代から近代化して明治時代になるという歴史的にも重要な転換期の時代だったから、結構大きく取り上げられたのかもしれませんね。当時のお洒落なんかも取り上げられたけれど、流石に明治時代の服飾と昭和の中頃の服飾では、ちょっと時代が違うかなと言う気がします。でも、今回の「昭和100年」では、昭和は昭和ではも1980年代くらいの昭和50年台あたりが中心になりそうで、それって半世紀くらい前だから、今でもリバイバルでブームになっているものも。少なくともお洒落の部分では、1980年代、90年代が今再ブームらしいし。さらに言えば、私もここに何度か書いた音楽の分野では、1980年代のJ-POPだったりフュージョン系音楽が国内のみならず世界的にも人気を博しているようで、案外この節目はブームになるかも。

別に国として何かやることは無いと思うけれど、世の中的には1980年代のバブル時代のいろいろな物が再発掘されて蘇るんだろうか。そう言えば、最近では普通に利用される「パーカー」も、自分が若い頃は通称「シロクマ」と呼ばれていて、運動するときの服装の一つだったけれど、それに加えて今後は「ウィンドブレーカー」つまり通称「シャカシャカ」がブームになったりして。しかし、個人的には「昭和100年」よりも、令和ももう7年も過ぎたの、2000年も、もう1/4過ぎて2025年なの、という方が、時間の進み具合が早すぎて驚きです。

非実在型ネット炎上 (2)

少し前に取り上げた「非実在型ネット炎上」なるテーマに関して、これは「非実在型ネット炎上では無い」と反論を掲載したNathan氏の記事。この記事を読んでみて気がついたんですが、「非実在型ネット炎上」の意味を、どうも私は勘違いしていたらしい。

私が最初にこの話を聞いて「非実在型ネット炎上」なる言葉を聞いて想像したのは、

アニメーションという『非実在型対象物』に対して、何らかの反論・意見が炎上すること

というもの。つまり、実際の女性が演技するのはあくまで「お芝居」だけれど、それと同じ事をアニメーションで表現すると「性的な部分をデフォルメ(強調)している」というような批判のことを、実在していない対象に対して炎上させ注目を集める事を言うのかと。それに対して、実際の発言や行動などに対して批判や意見が集中するのが、一般的な「炎上」なのだと思っていました。

しかしNathan氏の記事によれば、本来の「非実在型ネット炎上」とは、実際にはネット上で炎上など発生していない、極々限定された範囲での話題にしか無いものを、恰も炎上して注目を集めているような言い方をして話題を拡散するようなことを言うらしい。つまり「非実在していないネット炎上騒動」という意味何ですね、本当は。そういう観点から検証すると、良くも悪くも今回のマルちゃんのCMに対しては、「炎上」と認識される以前の状態からそれなりの数の注目が集まっており「ネット炎上が非実在である」というのは厳しいという意見。

重要なのは、「炎上」しているその内容というか、広く共有されるべき意見・情報として積極的に拡散するのは良いとしても、単にインプレッション獲得や注目を集めるためだけに、扇動するような投稿をしたり刺激したりするようなことを助長するような事に荷担してしまうこと。今回の場合は「非実在型ネット炎上」という事で、このマルちゃんのCMが大きく取り上げられてしまい、結果的に本筋の部分ではないところで大きく炎上する事に。唯一の救いは、そのCM主であるマルちゃん側(東洋水産や制作関係者)が毅然とした対応をしており、煽り目的だったり誤認による誹謗中傷には機びく対応して行くことを明確にしている事。我々としても、無闇に反応するのではなく、無意味な主張は無視する事だったり、過剰な反応は勿論、微々たる反応すらそう言う相手には返さないというのが、昔からの情報リテラシーの基本部分の一つだと思いますね。

Contactless@遠鉄 (2)

半年程前に、地元の私鉄会社の遠鉄バス(遠州鉄道バス)がクレジットカードのコンタクトレス(Contactless)=タッチ決済で利用出来るようになると聞いて「へえ~~」と20へぇ叩いたんですが(古い)、この件の続報。

路線バスを利用する機会が、前回以降中々なかったのですが、ここの所昼間や明るい時間に利用する機会が続き、先日浜松駅のバスロータリーで乗車するバスを見るともなく見ていました。とあるバスが目の前を通過したときに、まん中の乗車ドアの横にこの「コンタクトレス」のシートが貼ってあることに気がつき、「あぁ、コンタクトれ対応バスなんだ」と思いだしました。最初に聞いた半年前の時には、まだ前者対応には至っていないと遠鉄バスのサイトにかかれていたので、その後も同社独自のタッチカード「Nice Pass」を利用していましたが、この時は目の前を通過するバスを見ていたら、どのバスもこの対応シールが貼られています。この日は20台位通過した様子を見ましたが、多分全車にこのシールが貼られていました。別の日も何となく見ていると同じようにどのバスにも、このコンタクトレスのシールが貼られているように見えます。結局数回の機会で、多分延べで100台位のバスを見たと思いますが、見たいのバスは見つかりませんでした。

そこで遠鉄バスのこのコンタクトレスのサイトを見てみたら、路線バスは全車対応、セントレア行きの空港バスも全車対応、東京、横浜、京都、大阪等を結ぶ高速バスも殆ど対応しているようです。専用のNice Passは便利は便利なんですすが、プリチャージ型の決済カードなので、事前にチャージするのが面倒。バス車内でもチャージ可能ですが、最近は1000円札も持参しないこともあるので、この機会にこのコンタクトレスに切り替えようかとも思っています。そうすれば、いちいち残高を気にしつつバス利用しなくても済みますからね。また、スマホのコンタクトレスにも対応しているというので、となればiDやSuica感覚で利用することも可能になります。SingaporeのSMRTと同じ感じで利用出来るのは便利そう。 

ちょっと気になるのは、乗り降りの時のタッチ動作で「1秒以上しっかりと近づけてください」と説明されていること。端末の反応が鈍いのかな。ただ、乗車時は専用の端末を使用しているのに、降車時は共通の端末になっているのが、ちょっと分かりにくいかも。あくまで想像ですが、乗車時には既存の整理券発券機は残さないと行けないから、そこに付いている現行のNice Pass端末を優先しているのでしょうね。見た限りでは、乗車時の端末(センサー)と降車時の端末は同一の物に見えますから。一応現金を用意して万一の場合に備えて、今度試してみよう。

2025年2月23日

My Number Card狂騒曲

佐々木俊尚氏が引用している、毎日新聞の記事。マイナンバーカードが保険証を兼ねるようになり、それによって顔認証や暗証番号入力など視覚障害者の利用が難しくなる「愚行」と批判する記事。例によって、毎日新聞らしい偏った記事だなぁという印象ととも、今のマイナンバーカード用の端末が、まだまだ不便であることも確か。毎日新聞はマイナ保険証を廃止させたいのかもしれないけれど、それってそれ以上にリスクや問題のある原稿の保険証を戻せという意味にもなるわけで、それよりもマイナ保険証に対しての改善提案なり、問題解決へとつながる意見を表明するのが、メディアとしての役割だと思う。でも、「メディアの役割は政治監視」というくらいの業界なので、政治が導入したマイナンバーカードを否定することが自分たちの仕事だと思っているんでしょうね。

自分も以前感じてここにコメントしましたが、今のマイナンバーカードの顔認証用カメラって、その撮影方向が固定されているので、端末の設置位置によっては利用者がカメラに合わせてしゃがんだり背伸びしたりしないといけない。私もこれが面倒なので、マイナンバーカード利用時は暗証番号入力をしています。せめてカメラ部分が上下にチルトできるような機構になっていれば、もう少し使いやすくなるだろうし、それならば視覚障害の方が利用するときも、看護師さんなりがカメラ位置を調整するだけで簡単に認証できるんじゃないだろうか。将来的には、自動的に顔を追随してカメラが認識するような仕組みだって、そんなに難しくないと思うけれど。 さらにいえば、端末側が音声ガイドで「もう少ししゃがんでください」とか「少し右を向いてください」とかガイドする機能だって、そんなに難しくはないだろうし。

新聞記事を読んでいて、ちょっと卑怯だなと感じるのは、今回この来院された視覚障害者の方が、初めて経験した事象が毎回繰り返されるような書き方をしていること。もちろん直ぐには解決されないかもしれないけれど、二回目、三回目となれば病院側も対応を考えるだろうし、来院者側も慣れてくるだろうし、そこは新しい仕組みや手続きを導入したときにはある話。来院者側が自分のせいで後の人に迷惑をかけてはと自問自答する悲劇を書いているけれど、病院に行けば延々と受付を占有している人はいくらでも見ることができるわけで、あたかも視覚障害者に対しての不利益が生まれることを悲劇的に誇張しないでほしい。

毎日新聞はマイナ保険証に恨みでもあるのか、数日前にはこんな記事を掲載して、あたかも多くの人がマイナ保険証から離脱しているような印象を与えているけれど、社内で作為的に記事作成している? と勘ぐりたくなるような状況。1月は1万件を超えたというけれど、同月の加入者増は87万件と大幅なプラス。しかも累積の解除申請数は6万件弱と、全体の8100万件あまりから比べたら「0.07%」という割合。思わず「毎日新聞の改訳件数の方が大きいんじゃね?」と言いたくなってしまう(笑)。ネットの格言で「数量の比較の場合は割合を、割合の比較の場合は数量を見ろ」という物がありますが、まさにその格言を体現する話ですよね。次はどんな「マイナンバーカード不振不信記事」を掲載してくれるのだろうか、楽しみです(まて)。

PC Clean-Up

自宅で使用しているデスクトップPC機(ThinkCentre M720t)。使用し始めてすでに6年以上経過しているけれど、なんといってもシステムメモリーを64GBも奢っているので、今のところ使用感は快適。ただし、OS類やアプリを入れているC:ドライブ(M.2 512GB SSD NVMe) が、かなり未使用領域が減ってきていて、そろそろ赤い警告画面(笑)が表示される、残り10%を切りそうなくらいになりました。

最初はデスクトップ機の買い換えを検討したのですが、少し前にビデオアダプターも交換し、自分のように動画編集とかやらないならば、まだまだ十分使える状態。そこで、価格的にも安くってきたこともあり、C:ドライブとして丸々使用していた、M.2 512GB SSD NVMeドライブを、1TBの物に更新することに。今使用しているのは、Intelの物ですが、価格検索してみると4万円以上します。今回1TBのSSDを調べたら、安い物は1万を切って8000円台くらいからあります。さすがにそのあたりの製品は、Read/Write Speedもそれなりなので、自分的に納得できる物としてVerbatimのM.2 1TB SSD NVMeを購入(9000円弱)。換装してみました。

まずはパソコンの筐体の横ぶたを開けて、SSDの位置を確認します。電源ユニット近くのずいぶんアクセスしにくい場所にあり、しかもヒートシンクが乗っていて、その固定用のラッチにアクセスするのが大変。最初指では届かず回せずという状況だったので、ラジオペンチを入れてなんとか外しました。次にSSDを固定しているフックがあるんですが、昔ならネジ止めしていたのが、どうもプラスチック製のフックで下手に引っ張ると経年劣化もあり壊れてしまいそう。いったん作業を中断して保守マニュアルをダウンロードして手順を確認して、やっと取り外すことができました。

続いて、今回購入したNVMeを挿入して、固定用のフックを挿入して、もう一度ヒートシンクを乗せてラジオペンチで固定して乾燥作業は完了です。年末にパソコン内をブロアーで吹いてきれいにしたつもりだったんですが、今回開けてみるとまだ炭の方とかファンの部分に結構ホコリが残っていたので、もう一度徹底的にブロアースプレーで吹いて内部も綺麗にしておきました。

SSDの換装が終了したので、今度はOSのインストール。最初は以前のSSDの内容をコピーする積もりでいたんですが、流石に400GB近いデータの移動には時間がかかるのと、長年使い込んできてデータ的にも汚くなっているので、今回の換装を機会に最初からインストールし直すことにしました。大きなアプリでは、購入時に同梱されていたMS Office2016とAdobeのアプリ、それとIMEのATOK位で、あとはほとんどの作業はGoogle Chromeでできるので、OSさえはいってしまえばそんなに環境の再構成は面倒ではない(はず)。元々購入時のOSがWindows 10で、パソコンメーカーのライセンスを生かすためにはこのWindows 10のイメージから戻さないといけないので、まずは最初のイメージをリカバリーしてWindows 10の環境設定をします。デバイスドライバー類を一度最新に更新してから、今度はWindows UpdateでWindows 11への更新を落として適用します。Windows 11に上がったところで、最新の更新を適用しますが、なぜか22H2から上に上がらない? ハードウェアが古いからかなぁ。まぁ、下手に24H2にするといろいろ問題があるみたいだから、そのままでもよいことはよいのですが。

イメージリカバリーをしても、MS Office 2016は含まれていないので、これは最初に登録したOfficeのサイトにアクセスして、オンラインインストールを実行。その後、ATOK for Passportを入れ直して、やっとなれた文字入力環境を取り戻して、その後はダウンロードサイズの大きいAdobe Creative Cloudを入れ直して、やっと元の環境に戻りました。まぁ、細かなところはこれから使いながら調整していくことになりますが、OS用のSSDが新しく少し早くなったからでしょうか、気持ち起動時間も使用時のパフォーマンスも早くなった気がします。スマホの機種変更作業と比べると、パソコンの移行作業はまだまだ大変ですよね。

2025年2月22日

GUNDAM vs EVANGELION

静岡市の難波市長の会見で、静岡のシンボルとして実物大ガンダムの誘致を進めたいという話を聞いて「えっ?」とビックリ。ガンダムの製造元(ちょっと意味が違うかも-笑)のバンダイナムコの新工場がこの夏に完成し、ガンプラの製造工程見学などが計画されていることから、これまで以上に「ガンダムマニア」が静岡に来ることが予想されることから、そのシンボルを設置したいということらしい。ただし、静岡市がお金を出すわけでは無く、あくまでバンダイナムコ側の意図次第で、仮に実現したら観光振興などで後押しするという話らしい。そう言えば15年位前に、東静岡駅横の市有地に、国内初の「実物大ガンタム」が表れて、何で個々にと不思議でしたが、そうかバンダイナムコがあったからかと、今更ながら納得。

で、この話を伝えていた昨晩のローカルニュースでは、「静岡がガンダムならば」と続けて「浜松はエヴァンゲリオンの像を誘致することに」と言い出したからさらに「えっ、えっ、えっ?」。しかも中の浜松市長は「すでに了解もいただいています」みたいなことを言っている。確かアニメとか制作していたガイナックスは破産したよなと思ったんですが、今は版権や商標は庵野秀明監督の会社「カラー」に譲渡されているから、ここから許諾を受けたんだろうなぁ。まだ具体的には確定していないらしいけれど、昨日の放送では浜松駅の北側の遠鉄百貨店前のスペースに、初号機のモデルとキャラクター像3隊を設置するらしい。あそこ、そんなに広いスペースじゃないのに、大丈夫かなぁ。駅の出入り口正面の、ステージみたいな場所にせっちしたらよいのに。あるいは、松菱跡地を再整備するとか(マテ)。

今実物大ガンダム像があるのは、お台場のダイバーシティ(ユニコーンガンダム)と、福岡のららぽーとにνガンダムが設置されているのかな。春からの大阪万博のバンダイナムコ館に3体目の機体が設置されるらしいけれど、その3体目を静岡に移設する、と言うような話なら実現性は高いかも。一方でエヴァンゲリオンは、庵野秀明監督の故郷である山口県宇部市が「エヴァンゲリオンの街」として、町中でエヴァを展開しているようで、となると浜松の場合はスケール感でも見劣りしそう。そもそもエヴァの由来というか関係性も、浜松市の奥(北)の方の二俣にある「天竜二俣駅車両基地」が、エヴァの第3村の舞台という話だけなんですよね。駅前にエヴァ関係の像を設置して、街中の飲食店や物販などでも「エヴァンゲリオン」を盛り上げていくという話を、中野市長は言っていたけれど、うーん弱い気がするなぁ...

例えば、ガンダムのコロニー落としで出来た隕石孔の後が浜名湖だったとか、エヴァの最終決戦の地が三方原台地の航空自衛隊浜松基地だったとか、それ位の具体的なしかも印象的なシーンがあれば「○○由来の街」みたいな言い方をしてもいいと思うけれど、浜松のエヴァ推しはちょっと弱い気がする。どうせなら、浜松市内の企業がエヴァの操縦席のモックアップを作って疑似体験出来るようにするとか、エヴァシミュレーターみたいなものって出来ないのだろうか。 と言うか、浜松には「ウナギイヌ」とか「家康くん」とか、れっきとした浜松を代表するキャラクターが存在するのに、それを無視して良いのかという気もする(知らんけど)。あるいは、駅前にエヴァ像を陳列するなら、横のアクトタワーの壁面にプロジェクションマッピングでエヴァの場面を投射するとか、もっと拘ったらどうだろうか。今の雰囲気だと、静岡のガンダムよりは浜松のエヴァの方が早く実現しそうな感じだけれど、盛り上がり方ではどちらに軍配が上がるのか。浜松vs静岡のライバル心対決になったりして(笑)。

BONVOY Lifetime Platinum Tag


数日前の昼間、日本郵政の配送車が来て、心当たりの無い小包を配達してくれました。一瞬なんだろうと思いつつも、宛先の住所も氏名も私宛で間違いなので、ちょっとドキドキしながら開封すると、BONVOYから送られていて「Lifetime Platinum」お祝いの荷物タグのセットでした。

結構しっかりした作りの箱の中に、黒いまた箱があり、これを開くとこんな感じで左右にメッセージの入った蓋がさらにあり、その中に二つの荷物タグが。一つは派手な柄のもので、もう一つは金属プレートのよく見るタイプのもの。同様のものは、例えばUA MP 1KとかANA AMC Diamondとかでも送ってきますが、タグ部分の大きさはそれらの1.5~2倍位で、使用しているベルトの革も二重に縫い合わせてあるかなりしっかりした作りのものです。 UAやANAのタグだと、預け入れ手荷物に点けておくと、空港内で搬送されているうちにどこかに引っかかって取れてしまいそうな印象の作りですが、これはかなりしっかりしているので多少の障害に遭っても切れることは無さそうな印象です。

昨年の旅行の帰国便では、SFOでの乗り継ぎ時間が短くて、人間は間に合ったけれど荷物は間に合わなくて、成田空港で別送品の手続きをしたんですが、その時にその手荷物の特徴を色々詳しく聞かれて、その中で「お名前など書かれたタグは付いていますか」という質問もありました。私は、どうせ点けてもどこかでちぎれて取れるだろうと思っていたのでタグは付けていませんでしたが、これだったら今後付けておいても良いかもしれませんね。因みに、その時に別送品扱いになったキャリリーバッグは、背面に名刺入れというか名札入れみたいな部分があり、そこに昔の名刺を入れていたのでそれで私の荷物だという判断の一つになったようです。実際には、荷物には追跡用のバーコードが貼付されているから、それで判定できると思うんですが、それ以外の情報で判断する必要が有るんだろうか。

今年後半、もしNFL観戦旅行に行く機会があれば、今回同様に荷物を預ける可能性が高いので、その時にどちらかを付けて利用してみようかと思っています。ところで、Lifetime Platinumに到達したのは丁度1年前だったのですが、なんで今頃と突然送ってきたのか不思議でした。で、当時の記録を振り返ってみたら、Lifetime PlatinumのGift Optionがあって、そこで荷物タグを自分が選択していたことを思いだしました。そこには「申し込んでから12週間くらいかかるから」と書かれていたけれど、53週間位かかってますね(苦笑)。すっかり割れていたのも仕方ないと思います。で、折角送ってきてくれたので、どこかで久し振りに宿泊して使わないと。

2025年2月21日

BloggerのBug

以前から疑問というか不思議だったのですが、このBloggerで記事を投稿していると、何故か個々の記事へのパーマネントリンクが、重複して設定されていることが有りました。例えば一日に3件記事を投稿して、それを順番に記事A、記事B、記事Cとすると、記事Bへのリンクを設定したのにそのリンクをクリックすると記事Aが表示されてしまう、そんな状況が不思議でした。何故か記事Aと記事Bのパーマネントリンクが同じURLになっているのですが、気がついたら手動でカスタムURLに変更するようにしていますが、これが面倒だし場合によっては参照している別記事のリンクも設定し直さないといけない。 

BloggerのURL設定ルールとしては、トップから順に、

  1. その個人ブログのルートURL(例: https://xyz.blogspot.com/)
  2. 作成年(例: https://xyz.blogspot.com/2025/)
  3. 作成月(例: https://xyz.blogspot.com/2025/02/)
  4. タイトル文字列の中のアルファベット部分(例: https://xyz.blogspot.com/2025/02/bloggerbug.html)
というルールで設定されます。ここで問題なのが、日本語だけでタイトルを記載している場合。今回のタイトルのように、アルファベット・日本語混在の場合は、アルファベット部分だけが抜き出されて利用されるので良いのですが、日本語だけの場合は最後の部分が「/blog-post_21.html」と日付けを引用したデフォルトの文字列が自動的に適用されます。そのため、一日に複数件日本語だけのタイトル記事を作成すると、それらは全て同じURLが自動的に設定されることに。確か以前は、そういう場合には最後の日付けの後にランダムな数字が自動的に付加されて、必ずユニークなURLが自動的に生成されていた気がするんだけれど、いつからから仕様が変わったんだろうか。

実は以前からちょっと不思議だったのが、個別の記事の参照件数が管理画面で表示されるのですが、ある記事は何十件と参照されているのに、それと同日に公開されている並びの記事の件数が「0件」の場合が結構有ること。まぁ、内容的に興味が無いのだろうなと思っていたりしましたが、それでも並びの記事だからその差が大きいなぁと思っていました。全部を確認したわけではありませんが、多分URLが重複しているので、目的の記事のリンクをクリックしても、別の記事に飛ばされているんでしょうね。実はパソコンのブラウザーからこのBloggerを表示させると、全て展開された形で表示されますが、スマホでアクセスすると各記事が数行で折り畳まれた形式でリスト表示されるので、全文を読みたい場合はそれぞれの記事をクリックするのですが、その時にURLが重複していると別の記事が表示されるということが分かりました(私はスマホからは殆どアクセスしないので)。やっと「表示件数0件」の不思議が解決した気がします。

取りあえず時間のある時にでもパーマネントリンクは直すつもりですが(とても全部には対応出来ないけれど)、今後は記事のタイトルを入力するときに気をつけないといけないかなぁ。単純には、記事のタイトルの先頭か最後に「1, 2, 3」など番号を入れるなど、某かのアルファベット(SBCS)を入れれば、固有のURLが設定されるはず。ただ、タイトルも記事の一部だと思うので、そこに無意味な文字列は入れたくないですし。幾つか試してみたところ、アルファベット文字列入りの仮のタイトルで一度投稿を「公開」。そこでパーマネントリンクが設定されるので、その後タイトルを本来の文字列に変更しても、URLはユニークなまま維持されるので重複する事は無くなります。ただし、その投稿を修正するために「下書き」に戻してしまうと、パーマネントリンクもまた初期化されてその日の日付けベースのデフォルトの文字列に戻ってしまうので、それが面倒ですよね。私は基本毎日午前9時に記事が公開されるように設定しているので、そうなると一度無意味な文字列で公開して、その後タイトルを変更しないといけないけれど、毎回直ぐに修正出来るとは限らないしなぁ... 取りあえずは、公開して出来るだけ直ぐに修正するつもりで、日本語だけのタイトルのお尻に「A」とか「B」とかダミーの文字列付で作成して、その後修正するしかないかなぁ... あるいは意図的に某かのアルファベットを含ませるとか。それも面倒だなあ...

(NH Leg#7) OKA - HND

前日の深夜の移動からの、今日は所要をこなしての戻りのフライト。 出発はお昼過ぎの予定なので、いつも以上に余裕があります。ホテルをチェックアウトしてまずは所要を片付けてから、ゆいレールで空港へと戻ります。時間帯が午前の遅めの時刻なので、さすがに前回の朝の移動時よりは空いていましたが、それでもこの路線、いつも混雑しています。

空港に到着すると、午前の出発ラッシュの時間帯なのか、やはり空港構内も混雑しています。反面、ラウンジ入り口の優先保安検査場は待ち行列無しでしたが、ラウンジにはいったら8~9割くらい座席が埋まっている状態。このまま、午前遅くから午後前半の出発ラッシュ時は混雑するんだろうなぁと思いつつ、運良く一番奥のソファー席の角席が空いていたのでそこを確保。出発時刻までメール確認などをして時間を潰しました。

1) OKA 12:20 - HND 14:35 (NH464)

出発ゲートは35番ゲート。羽田からの到着機は、定刻よりも少し早めに到着したので、多分遅延のリスクは無さそう。そんなことを考えながらゲート前のグループ別の列に並びました。ゲート上の表示版には、「事前改札 11:53」と表示されているんですが、その時刻を過ぎてもまだ優先搭乗は始まりません。と言うか、ゲート背後のボーディングブリッジへ繋がる磨りガラスのドアも堅く閉まったまま。外を見ると、羽田行きのコンテナをまだ積み込んでいて、何となく遅延の匂いがします。その後12:00を過ぎた頃になってやっと「羽田行きNH464便は、機体整備のため10分遅延します」というアナウンスが。折角早着 してオンタイムで飛べると思ったら、最近どうもそういう場合には機体整備が発生して更に遅延するケースが多いように感じます。

結局事前改札が始まったのが12:12頃。車いすの方や幼児連れの家族のグループ等がPBBに入っていくと、5分程してグループ1からの優先搭乗が始まりました。機体は今回も最新のB787-10の新シート機材。これなら多少遅れても我慢できます(笑)。ドアクローズが12:37でプッシュバック開始が5分後。その後、反対側のRW36Rへと移動し、羽田空港に向けて離陸したのは12:55でした。追い風になるので飛行時間は2時間を切るくらいですが、15:00前後くらいまで20~30分位の遅れになりそうです。

離陸後暫くは少し揺れが続き、食事のサービスが始まったのは少し遅め。食事の後はシートを倒して、機内Wi-Fiに接続してブラウジングやメール確認をして時間を潰しましたが、今回もちょっと接続の調子が悪くて時々切断されたりすることがあり残念。何が原因何でしょうね。調子の良いときには快適に接続出来ているのに、駄目なときには全く接続出来ず、それは使用機材の新旧には余り関係なさそう。

復路便でも、知らないうちに寝入ってしまい、目が覚めたら機体はもう房総半島の南側から羽田空港へと回り込むルートに乗っていて、到着まで20分を切るくらいでした。この頃くらいから結構揺れが続いてCAさん達もジャンプシートに座ったまま。房総半島を半分位通過したところで安定して、B滑走路のRW22へと並ぶ列を進みます。この機体も明瞭なガンカメラを搭載しているので、前方のカメラを表示させてパイロット気分を味わいながらの着陸。着陸したのは15:00前でしたが、そこから反対側の遠くなる64番ゲートへの移動に少し時間がかかり、ゲートに入ったのが15:03と約30分の遅延でした。外に出ると、ここからの接続便の乗客を誘導する地上係員のスタッフさんがずらっと並んでいて、流石に30分近い遅延は痛いよなぁと感じました。自分はこの後新幹線で帰宅するだけで、しかも余裕のあるひかり号を指定していたので、ゆっくりと京急のホームへ移動。品川駅でも30分位余裕があったので、一度外に出てDEAN&DELUCAで少し食材等を買い物をして帰宅しました。

コンテナホテルとMotel

佐々木俊尚氏が引用されている、コンテナホテルに関してのやりとりですが、私が最初に感じたのは「アメリカのMotelって、まさにこの感覚だよな」という事。「Motel(モーテル)」と言っても、日本の温泉マーク付きの「あれ」ではなく、アメリカの地方や郊外などに多く存在している、車で移動中に利用する廉価版ホテル。BONVOY系なら、COURTYARD, FourPoints, FairField-Innあたりは、私も利用したことがありますし、Hilton系だと、Hampton-Inn, Garden-Inn, あたりかな。昔はまとめて「Inn系」みたいな言い方をしていましたね。大体が1F建てで2F建は珍しい部類だったような。で、広い敷地に部屋がずらっと並んでいる感じ。大体は中央あたりに受け付けと簡単な食事ができるスペースがあり、そこから左右とか縦横に部屋が並んでいる感じ。だから、車をまずは受付に横に付けてチェックインをして、鍵を受け取ったらまた来るまで自分の部屋の前に移動するという手順。室内は必要最小限のシンプルな作りですが、広いベッド、シャワールーム等完備していて、大体朝食代わりに受け付け横に果物や甘いパンなどの軽食に、コーヒーは取り放題みたいなシステムが多いですよね。

BONVOYが、高速道路のSAや道の駅に隣接してホテル展開をしていますが、ああいう感じでこういう廉価版の宿泊サービスは日本でも受けそうな気がします。アメリカの場合は、仕事でそれこそ車でアメリカ国内中を移動する人向けの設備ともいえるので、内容はシンプルで立地と価格勝負みたいなところがあるけれど、日本の場合はどちらかと言えばファミリー層とか勇退した夫婦が車で全国を移動するときの拠点みたいなイメージだとどうだろうか。キャンピングカーで移動するほど大げさでは無いけれど、車移動が前提でキャンピングカー部分がこういう設備で代用されるみたいなイメージでしょうか。コンテナホテルとはいえ、上下水道に電気の設備は必要だろうから、どこにでも準備するというわけにもいかないだろうけど、キャンピングカー用の設備と共有出来るような形でもいいかも。

日本の場合「カプセルホテル」という基礎技術(?)があるから、こういうコンパクトな宿泊施設をモジュール可して、大きな塊の施設に昇華するような事は得意じゃ無いだろうか。季節によって部屋数を増減することで、稼働率を上げて効率化することも出来るだろうし。また、上下水道や電気に関しては、専用の水処理設備を搭載したトラックとか、太陽光発電で蓄電できる設備とか併用することで、例えば山奥の過疎地域に土地さえ確保できれば、臨時にこういう宿泊設備が準備することも可能なのでは。それって、災害時の緊急避難先としても活用できるかもしれない。個々の設備・装備は分離しているけれど、それらが集合することで、全体としてフレキシブルな宿泊環境が構築できるようなシステム化したら、例えば季節限定で特定地域の観光地化をして、その分プレミアム価格を設定すれば、案外コストペイも可能じゃないだろうか。

こういうモジュール可を進めていくと、さらに移動販売なんかの車両も含めたら、その場所で一ヶ月生活できるような環境構築も可能かもしれない。宿泊施設のコンテナはそのままで、移動販売の車両は毎日入れ替われば、飽きずにいろいろ楽しめるだろうし。シェアハウス感覚で、全国のそういうコンテナホテルを利用して移動しながら、季節に合わせて各地の生活を飯詰する、というのも案外ありかもしれない。豪華客船での船旅というのが最近話題になっているけれど、こういう宿泊施設や生活インフラ等の車両サービスが、隊列を組んで国内をイドスル「キャラバン型周遊観光」なんてどうだろうか。確か海外だと、アフリカとか自然の中をそんな形で移動して観光する仕組みがあったんじゃ無かったかなぁ。それこそ富裕層向けのプレミアムサービスとして展開しても良いんじゃ無いだろうか。

2025年2月20日

(NH Leg#6) HND-OKA

年度末もあり、前回とは異なる変則的な移動となる今回のフライト。仕事終わりに夜間便で沖縄へ先乗りし、翌日朝一で所要を片付けて羽田に戻るというパターン。当日は、朝一から自宅で忙しくリモートワークを処理して、しかも移動時間の関係から、初めてEX Workのブースをレンタルしてリモート会議を浜松駅でこなして、その後品川経由で空港へと移動しました。

夕方の帰宅ラッシュで品川駅はこれまで以上に混雑。しかも京急線は浅草線内でのトラブル対応で数分遅れての運行になっています。実は、当初の予定よりも1時間早いひかり号で移動してきたので、多少のことなら余裕がまだまだあります。結果5分遅れで入ってきた空港急行で移動しましたが、京急蒲田駅までは久しぶりの満員電車のすし詰め状態を経験しました。

空港に到着すると、時間的には夕食の時刻なので4Fの南国酒家で軽く夕飯をいただいた後に、優先保安検査場を通過してラウンジに入り、出発まで待つことにしました。さすがにラウンジ内も閑散としていて、いつもは満席の窓際の席も半分以上は空いている状態でしたので、この一角を確保して仕事のメール処理等をして時間を潰しました。

1) HND 20:15 - OKA 23:05 (NH479)

空港に到着するとゲートチェンジのメールが入り、何故か南ピアの端っこの69番ゲートへと変更になります。となると、ラウンジからの移動時間を長めに見ておかないといけませんね。ラウンジを出て右に折れて移動すると、多分この日の行き先別最終便の出発待ち状態で結構ゲート前は混雑していました。特に南ピアのゲートはほぼ満杯状態で、69番ゲート前では早くも登場待ちのグループ別の列が出来ているほど。遅い出発便だと、それまでのフライトでの遅延蓄積で予定が大きく変わることが心配でした。それでもグループ1の列に5~6番目くらいに並んでしばらくすると、事前改札が19:50頃から始まりました。何組か登場したのち、5分後くらいには優先搭乗が始まり無事に機内に入ることが出来ました。

使用機材はB787-10でシートも最新のもの。今回も離陸するまで前方のガンカメラを表示させて移動から離陸の様子を見ることにします。定刻少し前にドアクローズがありましたが、そこからプッシュバックまでに時間がかかり10分ほどして移動開始となりました。A滑走路のRW16Rを使うかなと思いましたが、右にターンするとD滑走路のRW05へと移動開始。夜間で他の機体がほぼ無いからでしょうか、いつもよりスピードが出ていた気がします。RW05に近づくと離陸開始の合図の四点鐘をならしながらRW05に入り滑走路に正対すると、すぐにそのまま離陸開始となりました。

離陸したのが20:36で、飛行時間は2時間23分と表示され、到着予定時刻は22:59と定刻よりも早着するような予定。空港からゆいレールは、23:30が最終なので、これには多分間に合いますが、このまま早着してくれるとその一つ前の23:15発に間に合いそうです。どちらを利用してもホテルにチェックイン出来るのはほとんど深夜なので、そのまま寝るしかないのですが、やはり15分でも早く到着できると助かります。

機内食をいただき、その後はシートをほぼ目一杯に倒して寝ての移動。目が覚めたときには、着陸まで20分を切るくらいで、シートを戻していたら預けていたダウンジャケットをCAさんが持ってきてくれました。機体は沖縄本島を時計回りに回り込んでRW36Lへ着陸したのは23:00前。そこから誘導路を移動して33番ゲートに入ったのがほぼ定刻の23:04でした。ドアが開いて外に出た時点で、余裕は10分を切っていましたが、空港内はほぼ人がいない状態なので早歩きで外に出て2Fに上がりゆいレール駅のホームに到着した時には、まだ数分の余裕がありました。この後ホテルまで移動して、無事に一日目の移動が完了しました。

EXPRESS WORKを使ってみた

今回、移動時間の関係で移動中にリモート会議の予定が入ってしまったので、できるだけ静粛な場所で参加できないかと試してみたのが、JR東海が新幹線駅を中心に設置している「EXPRESS WORK」なる作業スペース。個人用の一番駅でよく見かけるブースタイプや、会議室タイプ等いくつかありますが、利用したのはそのブースタイプ。 

利用は20分単位での使用で、20分/275円(税込み)。1時間(60分)だと825円ですが、今回は前後の準備と撤収用の時間も余裕を見て、80分で予約。ちょうど1000円(税込み1100円)となります。まぁ、価格的にはどうかなぁという設定ですが、他社に邪魔されないスペースで、専用のWi-Fiと電源コンセントなどもあり、室内は空調設備もありました。

まずはEXPRESS予約会員などに登録してから、このEXPRESS WORKの会員登録が必要。これで両方が紐付けられて、料金引き落としはEXPRESS会員の方から落とされる仕組みらしい。予約は、専用のサイトから場所、日時、利用時間を指定して、あいていれば「予約完了」となります。利用開始10分前までは、無料で変更やキャンセルが可能。利用時刻の10分前になると、その予約画面に入り口解錠用ボタンが表示されるので、それをクリックすると多分クラウド経由で予約したブースに解錠指令が届いてドアが開きます。中に入るとドアがロックされるので、作業中に不意にドアが開けられることはなさそう。私は、中に入ると作業スペースが左側にあって、左向きに座って作業するものだと勝手に思っていましたが、正面に作業用デスクがあり半透明のドアには背中が向くようになるので、セキュリティ的にも考慮しているのかなという印象。予約時間内であれば、出入りも可能で、不在中にロックをして勝手に使われる事も防げます。

実際に利用してみて困った点は二つ。一つは室内に空調設備があるんですが、どうも温度設定が出来なくて、今は「28度」に設定されていてちょっと熱く感じました。まぁ、室内にはエアコンには触るな的な注意がいくつも貼られていたので、勝手に操作してトラブルになったことがあるんでしょうね。もう一つは、結構外の音が室内でも聞こえること。完全遮音は無理だとしても、駅構内ので案内のアナウンスなどは防げるつもりで入ったら、ブース内にも結構聞こえてきます。パソコンのマイクがどれだけ周辺ノイズを拾うのかにもよりますが、ちょっと気になる程度には聞こえてきます。これなら、マイクかつイヤホン利用でもいいかなぁと言う気がしました。後は、Wi-Fiが専用のAPなので、少し早く感じたことでしょうか。次回利用があるか、ちょっと微妙な印象でした。

DoubleTree by Hilton Naha

沖縄での宿泊と言えば、やはり移動の便利さでほぼここ一択のDoubleTree。今回はほぼ真夜中近くに到着して、結構移動だけでヘトヘトになりながらチェックインしました。HHORNOR Diamond特典で、ドリンク2本いただけます。もう深夜などで、アルコールはやめようとホテルに入るまでは思っていたのに、部屋に入るとなぜかハイボールの缶が二つ手元に(笑)。 

部屋は、前回はダブルで少し広めの部屋でしたが、今回はキングだけれど少し狭めの部屋。孤児的にはキングベッド利用の方の優先度が高いので、多少部屋は狭くてもベッドが大きい方が助かります。

部屋に落ち着いたところで、頂いたハイボールを飲みながら仕事のメールチェックなどしていたら、もう日付は変わり午前1時くらい担っていたので、慌ててベッドに入り就寝しました。

翌朝は結構ぐっすりと寝たのか6時過ぎに目が覚め、まずはシャワーを浴びてすっきりしてから、今回は少し遅めの時間帯で予約をした朝食へと向かいました。前回は朝の7時に予約をしていくと、予約あり・無しの宿泊客で混雑していましたが、今回は8時半の予約にしたところ、半分くらいの宿泊客利用率で、かなりゆっくりと朝食をいただくことが出来ました。その後身支度を調えてチェックアウトしました。

2025年2月19日

(NH) HND-SIN/-NRT (1) - 定点観測

本当は2月か3月に一度行きたかったのですが、毎年恒例のSingapore詣でを、今年も予約を入れました。昨年末くらいに見ていたときには、2月3月でもまだ安いZクラスが出ていたと思うんですが、今検索してみるとこの時期はチケット代もアップしていて、しかも一番使いやすい2泊3日パターンが高い。やっと4月に入り設定が変わったのか、何とか手が出せるレートのチケットが週末を利用しての2泊3日パターンでも取れそうなので、ひとまず予約をいれました。

本当は、先日発見したアップグレード方法で、安くANAで発券してUAのPlusPointでアップグレードして以降と目論んでいたんですが、アップグレード可能なエコノミーやプレエコの料金って殆どビジネスのZクラスと変わらず、それなのにボーナスポイント/マイル等はZクラスの125%から、 G/E/Y/B/Mクラスの100%、アップグレード最低価格のUクラスでは70%と大きく目減りしてしまうので、殆どメリットは無いような気がします。やっぱりANAのアップグレードを利用するならば、Zクラスで発券して、それをOクラス(Upgrade First)にするのが一番お得な気がします。時間を掛けて探せば、色々お得な設定もありそうなんですが、流石にそこまでやるのも大変。今の所の予定では、MLBとNFLの試合観戦を少なくとも1回ずつ、可能ならば2回ずつ位は、夏以降の今年後半に行きたいなと思っているので、その時に国際線部分をアップグレードする時用に保存しておくことにします。

で、今回のSingapore行きですが、今回見た範囲では一番お得な料金だと帰国便(復路)が早朝6時台発の成田行きを利用する設定になっていました。成田戻りだけれど、早朝に出発するから午後早めに到着してくれるからそんなに不便では無いのですが、言質で朝早く起きて準備して空港へ移動するのがちっと大変ですよね。一番確実なのは、空港直結のCrowne Plaza利用ですが、ここはその利便性故ややお高い設定。Hilton系かBONVOY系で探してみると、OrchardにあるMarriott Tan Plazaが一番安く取れそうで、ここならば早朝でもタクシーは捕まるだろうとひとまず予約を入れました。

ホテル予約の目処が立ったので肝心な航空券を手配しないといけません。検索を掛けてみると、午前10時台に羽田発のフライトで、1席残っていると表示されたので、慌ててこれを指定して予約のページへと移動します。帰国便は、朝の6時台しか事実上選択肢は無いので、これは諦めて選択。無事に予約へと進み座席指定のページへと移動しましたが、まだまだ座席は残っていて色々な理由から供給量を調整して居るのかなぁと言う気がします。羽田発でも、出発は10時台なので、浜松からは7時前の一番早いひかり号乗車が必須で、その為には始発の路線バスで浜松駅まで移動するか自家用車を出さないといけないのですが、流石に三日間も車を置きっぱなしは恐いので、頑張って早朝に起床しないと。過去の記録を見返してみたところ、昨年2回行った時の1回目が今回と同じ旅程でした。Singaporeの場合、出発直前に入国用の手続きである「MyICA」の入力をしないといけないので、これを忘れないようにしないと。手前味噌ですが、こういう時に過去の記録を備忘録でまとめておくと、後々便利だなと再認識しました(笑)。

これで4月のフライト予定は完了かなぁ。流石にG.W.直前は結構混みますし価格も爆上がりしますからね。G.W.明けになると、それが一気に下がるときもあるので、次は5月の終わりか6月かなぁ。その頃ならMLBもレギュラーシーズンが始まっているから、今季最初のMLB観戦はこの時期かな。問題は、ドジャースのホームゲームのチケットが取れるかどうかでしょうか。(続く...)

ゴミ箱はインバウンド対策

佐々木俊尚氏が紹介している、大阪道頓堀の食べ歩きポイ捨て対策でもある、圧縮ゴミ箱の設置。どこかで聞いたような話だなぁと思いだしたら、2年ほど前に書いていた「スマートゴミ箱」の話ですね。私も個人的にここで「インバウンド対策には色々必要だけれど、ゴミ箱設置はその中でもトップクラスの優先事項」という事を何度か書いていますが、訪日観光客が困惑することの多分トップ3に入るのが「日本にはゴミ箱が無い」問題。まぁ、それなのに街中や道路がゴミ一つ無い位に切れないことが逆に目立つわけですが、そう言う変な美徳と実用性を混同しない方が良いと思う。

アメリカのNew YorkとかChicagoとかの大都市へ行くと、各ブロック毎に大きなゴミ箱が二つ三つ並んでいて、みんな飲み終わった馬鹿でかいカップを捨てたり、ランチのゴミを入れたりしていて、たまに溢れている場合も有るけれど、こまめに清掃担当者が回っているんでしょうね、そんなに散らかっている印象もありません。それが彼らの日常だから、気軽にファストフードを購入して食べ歩き飲み歩きするのも問題と思っていたら、飲み終わったカップやゴミを捨てる場所が無くて、結局それらを一日持ちながらホテルへと戻ることも多いんじゃ無いだろうか。

日本でも昔は結構街角にゴミ箱を見かけたけれど、多分家庭ゴミの持ち込みとか人件費等の理由に、やはりオウム真理教の化学テロで一気に減ったと思います。その記事で紹介していた「スマートゴミ箱」が今回取り上げられている道頓堀での話でしたね。このゴミ箱はアメリカのメーカー製らしいけれど、IoTを活用すればゴミの堆積状況のモニターは出来るから、それで回収時期も分かるだろうし、今ならカメラ機能を設置して街中の治安維持と不法投棄防止も兼ねることが出来るでしょう。何なら自走機能をゴミ箱に付けて、満杯になったら自動的にからのゴミ箱が移動してきて、満杯のゴミ箱と交代するみたいな仕組みだって、道頓堀とか路面が整地されていて地域を限定したものなら可能では。

課題は、コンビニのゴミ箱がそうなったように、家庭ゴミとか本来その場所に廃棄するべきではないゴミが投棄されていくことでしょうね。この辺りはやはりカメラ等での履歴保存をして監視するしか無いのかなぁ。ある程度固定した不法投棄の場合には、人員を配置して監視するとか、まぁその辺りまでやる手間とコストを出すか、だからゴミ箱は設置しないという方向に行かざるを得ないのか、微妙な所だと思いますね。観光地に限定すると、テイクアウトのお店が集中しているような地域ならば、こういうゴミ箱設置の補助金とかだすとか、そういうお店が共同で設置する場合には補助するとか、何かWin-Winの形が作れれば、案外設置も進むような気がします。今年は訪日観光客数も、4000万人超えすることは確実そうだし、それだけ増えてきた外国人対策という意味でも、こういう設備投資は重要な気がします。

2025年2月18日

非実在型ネット炎上

東洋水産の「赤いきつね」を食べるアニメCMで、寒い中温かいうどんを食べる女性の頬が赤くなるのは「性的表現・搾取」と、炎上騒動(らしきもの?)が持ち上がったらしい。ただ、その「炎上」しているというのも、極々局所的な話で、それを一部メデイアが取り上げたから「炎上」っぽく見えるだけのよう。 

アニメCMを見ても、この中のどこに「性的表現」を感じるのか、私は全く理解出来ない。「性的刺激」というか「性衝動」みたいなものは、対人で発生するだけでなく、何かものに対してとか動物に対してとかにも感じる人が居る見たいだけから、アニメに敏感に反応する人がいてもおかしいとは思わないけれど、それは空くまでその人の個人的な印象であって、嫌なら見なきゃ良いというレベルだと思う。このCMのアニメが、それこそベッドシーンとかそういう場面を描いているなら、それならまだ言い分も理解出来るけれど、普通に食事しているだけの場面ですからね。そう言う事を言い出したら、世の中のドラマや映画から食事シーンを無くさないといけない。持つとも、食事シーンでも、口元をアップにして少しスローモーションにするような演出をすれば、それはそれでかなりエロティックな印象を受ける場合も有るけれど、そういう演出をこのように批判する例は記憶する限りでは無いと思います。

同じカップ麺のCMでも、日清食品の「どん兵衛」のCMでの、吉高由里子さんの方が彼女独特の声のトーン・言い回しもあって、個人的にはこっちの方が何倍も色っぽく感じるけれど、こっちは批判されないんですよね。しかも、こちらのCMでは一応「どんぎつね」の体ですが、若い男の子が女性部屋へ夜這いに来るんですよ! (マテ-笑) 今回炎上させようと拡散している人の中には「広告コンサルタント」なる職業を標榜している人がいて、その人が赤いきつねCMに対して、色々駄目出ししているらしいけれど、まぁ自ら「自分はコンサル失格です」と言っているようなもの。そもそも「広告」の目的自体は、全ての人に訴求する情報を伝えることでは無く、より購買機会や購買確率があがるように、可能性のある購買層に向けて彼らの購買意欲を刺激することが目的のはず。しかも、15秒とか30秒とか限られた時間内でそういう所に訴求しないといけないのだから、こういう大手のCMは色々な視点から寝られていると考えていいのでは。その中で、今の時期にもあった「夜暖かいものを食べて暖を取る」という極々普通な、でも見ている人もホッとするようなシーンを再現しているだけだと思うけどなぁ。夜這いしてくるきつねよりよほど健全だぞ(しつこい-藁ょ。

これまでなら自分の口を出た瞬間にそこで胡散無償していた「自分の気持ち」という情報が、今ではネットに直ぐに掲載されて一気に広がってしまい、さらにそれに対してやはりこれまで自分の独り言レベルだった反応が、次々とネットでさらに拡散されて、「炎上」なる状態に拡大する事も珍しく無くなりました。まぁ、今の人はそういう環境にいるという事を肝に銘じて、ネットに対して向いて生活しないといけないと思うし、今回の件だけで無く自分にとって不愉快だとか嫌悪するような情報ソースとは、どんどん距離を置くべきだと思う。中には、偶々そう言うことをしてしまった程度の人も多いだろうから直ぐにブロックで無くても良いと思うけれど、繰り返すようならば確信犯だからそこは早めに情報遮断と言うか、こういう場合は「ノイズ除去」と言うべきか。でも一番の問題は、そう言う些細なことも「大変だぁ!」と自ら取り上げて炎上させていく、既存メディアだと思う。

厳密な適用

外国人による日本の保健医療タダ乗り論に対して、河野太郎氏が反論しているスレッドは私も一通り読んでみましたが、その通りだとしたら確かに社会保険に対しての影響は小さいのかもしれない。でも、90日滞在で国保加入ができる現状が悪用されているのは事実な訳だから、まずは底を税する必要があるのでは。個人的に問題だと感じるのは、多分多くの場合90日というのはビザ無し渡航の最大日数なんですよね。で、その日数と保険加入資格が出来る日数が一致しているのが間違いなのでは。例えば、90日ではなく100日とか120日とかにすれば、ビザ有り入国者が対象になるだろうし、こういう混乱は発生しなかったように思います。と言うか、元々1年だったものをなんで一気に90日にしたのか、その理由が良く分からない。ネットでは、当時の国交大臣が公明党だったからという話がよく出回るけれど、やはり短期入国可能な日数と、その後一生利用するかもしれない国保の前提日数が同じというのはおかしい気がします。

河野氏としては、今言われている不正利用に関してはマイナンバーカードで今後は管理出来るという主張で、それはそれで正しいと思うし、だからこそマイナンバーカードの利用を持って加速させる必要があるのでは。それこそ、帰化した時にマイナンバーカードを作成すると思うのですが、そこで全ての関連サービス(マイナ保険証、マイナ免許証など)と紐付けすることを、帰化条件にしてもいいのでは。自分では確認していないけれど、中国では日本の健保を利用した治療ツアーみたいなものも募集されていると言われていて、まぁあの人達はそういう部分を見つけるのに長けた人達だからそう言う仕組みを作った側にも責任があると思うけれど、やはりそういう穴は早く塞がないと。

健康保険だけで無く、様々な支援サービス等も短期滞在を利用してある意味悪用されている例もいろいろ報告されています。最近問題になっている、国際免許の書き換えだって、なんで海外の免許保有者が国内免許を取得するのに、国内免許を取得する日本人よりも簡単な試験や確認で取れるのか、それが矛盾している気がする。せめて、国外免許証をその滞在期間だけ日本国内で利用出来るような暫定的な措置位なら理解出来るけれど、なんで日本国発行運転免許証を渡してしまうのか。しかも、その書き換える元の免許証だって、中国のものでは無く東南アジア等で違法に発行されたものも多いという話も聞くし。要するに、日本の仕組みが、日本の免許証が、国際的なライセンスロンダリングに悪用されているわけで、もっと監督官庁は真剣に審査するなり危機感を持って対応しないと駄目だと思う。

何時の頃からか、国内のこういう仕組みやサービスに対して、海外の人に対しての適用が甘くなったような気がするのは気のせい。しかも、多くの外国人はちゃんと申請して手続きしているけれど、一部外国人は巧妙に抜け穴を見つけたら、色々な理由を付けて特例みたいな形で特権獲得しているような意識で行動しているような気がします。最終的には、日本への帰化申請もそうだろうけど、余りに簡単に帰化が通る場合となかなか通らない場合があるみたいで、本当に必要な確認作業がされているのか心配になることも。難民申請は、日本はなかなか通らないと言われるけれど、実際に審査している人の意見では「難民」と言える場合は殆ど無いということがあるように、その逆の場合も可能性としては色々な場面であってもおかしくないと思う。ところで、一般的な健康保険は「国民健康保険」なので、本来は国民以外の人が加入しているのはおかしい気がするんだけれど。

180度反転

今朝飛び込んできたニュースで、カナダのトロントピアソン国際空港で、ミネアポリス発トロント行きDL4819便が、着陸後横転したという事故。 使用機材は、CRJ-900で乗客(76人)と乗員(4人)の80名が搭乗していたけれど、負傷者18名(うち重体1名)ではあるけれど、今の所死者の報告は出ていないようで、事故の状況の割には不幸中の幸いだったような気もします。

ニュースの映像では、機体のお腹側(下部)を上にして地上に停止している機体の様子が流されていて、回りからは消防車から消化剤と思われるものが放水されていて火災防止をしているようですね。私自身、色々な飛行機事故の映像をこれまで見てきているけれど、まるで子供がオモチャの飛行機をひっくり返して床に置いたような、こんな形になっているのを見るのは多分初めてだと思います。見た限りでは、火災による黒い部分など見えていないように感じたので、幸いにも火災は発生しなかったのかな。それもあって、ひっくり返って脱出用シューターもで無いだろう状況でも、80名が何とか無事に脱出出来たんでしょうね。

不思議なのは、何がどうなったら紺感じに猫の「へそ天」みたいな形にひっくり返るんだろうか。飛行機は主翼が左右に伸びているから、着陸してから機体を軸に180度回転するようなモーメントはちょっと考えられない。仮にそうなったら主翼は完全に潰れるだろうから、そうなれば主翼内の燃料タンクから燃料が漏れて火災事故に繋がるだろうし。あるいは、旧に機首が下がるとか、逆に尾部が滑走路と接触して縦方向に180度回転するようなことが発生すれば、こういう感じでひっくり返る可能性はあるんだろうけど、着陸時にそこまでの状態になることが、やはり想像出来ない。今後、空港内のモニター映像等が発掘されて、どの様な状況からどの様にして回転したか明らかになるんでしょうけど、いずれにしても胴体が反転しても死者が今の所出なかったのは、やはりシートベルトの重要姓を再認識しますよね。

数日前に、都内では強風が吹き荒れて、成田空港に着陸する飛行機(SinaporeのScootかな)が、着陸やり直し(ゴーアラウンド)する様子が映されていましたが、着陸する直近に強烈な横風を受けたら、そのままくるっと回る可能性はあるのかなあ。よほど強力な横風か、そこにカウンターの当て方を間違ってしまうような、かなり偶然が重ならないと横向きロールみたいなことが発生する可能性はなさそうな気もするし。いずれにしても、早く原因が特定されて今後の再発防止に繋げて欲しい。

2025年2月17日

メディア不要論

PRESIDENT Onlineに掲載された、東京新聞元編集局長による「東京新聞が『空気を読まない記者』を作り続ける理由」なるコラム記事。一部界隈では有名(悪名?)な同社の望月衣塑子記者に関しての擁護記事みたいな感じなんだけれど、まぁ編集局長にもなった人としてメディアに関して軽い考え方というか、大きな勘違いをしているようにしか感じない。 特に最初に書いている「新聞の使命」に関して、完全に権力の監視者としてしか認識していないのは間違っているのでは。それならば、政治監視団体なり政党活動なりで、直接政治と対峙すれば良いだけの話し。

そもそも新聞の使命とは何でしょうか。人々の代弁者として権力を監視し、「本当のこと」を伝えて世に警鐘を鳴らすことです。究極の目的は「かけがえのない命」を守ることであり、ひいては国に二度と戦争をさせないことです。東京新聞が空気を読まない相手は権力であり、空気を読まない理由、読んではいけない理由は、使命を遂行するためです。

この「言い訳」を読むと、彼ら的には過去の戦争に自らも荷担して国内や諸外国に大きな被害や迷惑を掛けた片棒も自分達も担いだという「罪悪感」は感じているのかな。その点は評価するとしても、「可愛さ余って憎さ百倍」じゃないけれど、自分達が反省をしていることだけを考えているから、自分達の使命として「人々の代弁者として権力を監視」と言ってしまうんだろうな。「代弁者」だと思っているのは自分達だけで、私達は新聞社やメディアが代弁することを依託したことも、そう理解したこともない。彼らの使命は「事実を伝える事」だけだと思う。但し、その事実を伝えつつ、自分達の論評なり評価、あるいは批評することは必要だと思うし、それがメディア各社間の差別化を図る「付加価値」でもあると思うんですよね。メディアと言えども私企業なのだから、どうしてもより多くの購買数を獲得しないといけない。あるいは、そういう取材や記事から、二次制作物等を出して、利益を獲得する事も大切。当然社風というか社の方向性として、「対政権、政治」という視点から見ると、政権より(右より)とか、反政権(左より)みたいな傾向が生まれることもあるでしょう。それは、あくまでそのメディアの会社あるいは組織としての「個性」であって、そこに魅力を感じる人もいるんだろうけど、今のメディア特に東京新聞とか朝日新聞などは、そう言う事が自分達の「正義」と勘違いしている事が大きな間違いだと思う。

途中幾つか事例を出して自分達の正統性を説明しようとしているけれど、どうしても取って付けたような印象しか受けない。そこで感じるのは、「今を批判している」のは良いのだけれど、昔は自分達はどうであってそこから何があってどう考え方を変えて今に至るのか、そう言う「反省」は絶対説明をしないし、表にも出してこないんですよね。何か問題があって、その原因を明確にして再発しないように対策しないといけないのに、その問題を起こした当事者が、「大丈夫、ちゃんとみてますから、これからは○○に集中して問題発生しないように対策します」と一生懸命説明しても納得出来ないのと同じ。「彼らがこうしているから、自分達は監視しています」と言うけれど、「自分達は斯く斯く然々だったから、こう変更してだからこうなります」というその前の説明が無いから、何度読んでも納得出来ないし結局は自分達のやっている事を正当化するための詭弁のようにしか感じられない。

最後のページでは再び「新聞の購読費は権力監視の代行費」と、自分達の使命は権力監視だしそのためにお金を頂いているとと明言しているけれど、だから新聞離れがどんどん進んでいくんだなと感じる内容。権力監視は、あくまで彼らの使命の一部でしかなく、それ以外にも社会問題だったり国際関係、あるいは日々の生活に必要な情報なり、国民の情報補完が彼らの使命なのでは。だからこそ、東京新聞だって紙面全部の記事が「権力監視の記事」で埋まることはないでしょ?! そこからして矛盾している発言だと思う。仮にそうであったなら、なんで先日のフジテレビの10.5時間会見にも望月氏が参加して、持論展開するようなことを許しているのだろうか。あそこに何か政権との繋がりがありね、それを明らかにするために彼女はいたというのだろうか。あるいは、その時の彼女は東京新聞所属記者では無く、オンラインメデイアのアークタイムズ所属スタッフとして参加していた、とでも言うのだろうか。自分達が作りだしている記者が「空気を読まない記者」ではなく、「空気を乱す記者」だということを強く認識しない限り、どんどん衰退していくのだと思う。個人的には、もっとその衰退速度が加速して消滅してくれても全く問題無いと感じるなぁ。

ブランド価値

もう一つPRESIDENT Onlineの記事から、コンビニ業界の3強のうち、これまでトップだった7/11がライバルチェーンに大きく水をあけられ始めているという話。実はこの記事を読んで凄く腑に落ちる気がするんですよね。自分も週に何度かコンビニを利用しますが、昔の習性というか昔の「古きよき時代の7/11」の記憶があるので、どうしてもまずは7/11を利用してしまいます。で、ここ数年位かなぁ、利用する度に感じているのが「7/11ってこんな感じだっけ?」という印象。昔のような、コンビニトップチェーンとしての、品揃えだったり商品品質でライバル2社とは「ひと味違う」印象を受けていましたが、最近はそれが全く感じられません。

自分がコンビニで一番よく利用するのは、お昼を済ませるのにお弁当を購入する機会なんですが、以前だとコンビニ3社の中でも7/11のお弁当、特に幕の内とかちょっとおかずが揃っているような「盛りだくさんの内容」のお弁当が結構あったと思います。でも最近の7/11に行くと、価格は安いけれど、その分量も少なめ、内容的にも何か貧しいような感じがする品揃え中心で、ガッカリすることが多くなりました。実は昨日もお昼を回に7/11に行ったんですが、お弁当類は物足りなさそうだし、そんなに魅力を感じるものも無くて、偶々「昔風のナポリタン」があったので久し振りに食べたいなと思って購入してきました。量も大盛で食べ応えもありそう。で、お昼にレンチンして食べてみたんですが、非常にガッカリしたのが、その内容が太めの麺(スパゲティ)とケチャップでの味付けだけで、具材としてはタマネギがちょっととピーマンの緑色の破片が二つ三つ見えるだけ。自分だ感じた範囲だと、ナポリタンに必須のウィンナーソーセージは見当たらないし、変わりのハムとかベーコンなど狂いは無し。マッシュルームがあればと思うけれど、本当にタマネギとピーマンの破片以外は、後はトマトケチャップしか残らないような品物。大盛を購入してしまったので、正直半分を超えて食べるのは辛く感じる位で後悔しました。

サンドイッチでも、以前よりも作り方が雑に感じるのは、トマトとか野菜類が挟まれているサンドイッチを購入すると、2~3回に一回は、中のパンが野菜の水分でグズグズになっていて、どうも昔ならマヨネーズとかバターを塗って番に水分が移らないように工夫すると思うのですが、そういう工程がなくなっている雰囲気。最低でも、パンのところには水分の出ない具材を挟むべきだと思うけれど、そう考えてみると具材の数も減っているのか、またサイズも小さくなっていて具材は挟まれているけれど、野菜類が底からは見だしてパンに水分が移っている気がします。ローソンやファミマを利用する頻度は、自分はかなり低いので他社さんがどうかなと言う所は想像するしか無いけれど、実はこの二社が盛んに宣伝している「店内調理」のお弁当も、量は多いのだけれど揚げ物ばかりで自分的にはあまり食べたいと思わないんですよね。年齢もあるからだと思うけれど、もう少しあっさりした、あるいは食べやすいものが欲しいなと思う、最近のコンビニランチです。

コンビニは、以前ならば生活必需品でしたけど、実は最近だとイオンモールがその代替手段になっている気がします。コンビニのように24時間営業では無いけれど、自宅からだと周辺のコンビニとそんなに変わらない位の距離にあり(コンビニ行くにしてもイオンモールに行くにしても、車で往復する田舎ですから-笑)、営業時間にしてもイオンモールのイオンスーパーだと朝の8時から夜の23時までやっているから、実は実生活上困ることは無い。朝の10時からなら、モール内のお店も開店するので、10時~21時位なら、普通に買物も出来ますし、その充実度はコンビニの比では無いですし。ちょっと自宅からは距離がありますが、車で20分位の所にセイユー、30分位の所にTRIALと、24時間営業のスーパーへもアクセス出来るから、実はそういう部分でもコンビニ依存度は下がっている気がします。 世の中はインフレ、価格上昇で、7/11もコストカット方向に進むらしいけれど、それだったら安売りスーパーとかドラッグストアーでも間に合うんですよね。7/11だけで無く、社会基盤とすら感じられていた「コンビニ」が衰退しているのは、言ってみればコンビニの出店攻勢というのは、情報処理における「分散処理」みたいなもので、これはこれで凄く便利だった。でも、色々な購買欲求が存在する今の社会だと、コンビニ1店舗だけでは足りないんですよね、購入希望商品が。そうなるとイオンモールのような「巨大なホストコンピューターによる集中処理」みたいな、昔ながらのでも性能的には桁違いな社会処理系が要求されているのが、今の状況なのでは。となるとコンビニ側として、例えばランチ需用に特化した店舗とか、サンドイッチを有名店のものを置くとか、場合によってはコストコのリセール品を置いている店舗とか、コアの部分はチェーンとして維持しつつ、その店舗の独自色を出すような内容にしないと、今のドミナント方式はもう限界じゃ無いだろうか。

米価格陰謀論

米不足、米高騰が毎日話題になっていて、「消えた21万トン」が何となくトレンドになっているけれど、その不足分がここまでの米不足・高価格を招いているとは思えないんですよね。それは、まず今回の件で色々な情報に接していると、この「21万トン」という不足分の量は、年間の米の出荷量600万トン余りに対して3%程度の量だということ。「3%?」と聞いて、流石に「誤差の範囲」とは言わないけれど、以前の価格の1.5~2倍位まで価格が上がるほどの「不足」とは思えない。もう一つ「なるほど」と思ったのが、「米不足」と言われるけれど、お米の消費量自体が減ってきていて、数年前と比べると半減するくらいになっているらしい。インバウンド需要もあると言われているけれど、それでいきなり一割二割も消費するとは思えない。そんなことを聞いていると素人ですが「単に米不足と言う理由だけで価格は上がっているわけでは無い」という気がします。

昨年の夏頃の「米不足」の時は、秋に新米が出回ると下がる、元に戻る、と言われていたけれど、結局はあの頃から徐々に価格が上がりだし、年末くらいにピークになり、これから少し下がるかも、と言う状況。来月から備蓄米の放出が始まると言われているけれど、それで今は5kg 4000円位の販売価格が3000円位にさがり(それでも、以前の1.5倍)、その後はそれ位の価格が新しい基準価格になるのではと言われています。買う方から見たら「もっと安く」という気持ちは分からないでは無いけれど、私も田圃を持っているので多少はお米関係の話もJAから聞いていたりして、それを考えるとお米の価格は持って上がってくれないと、農家としては作れば作るだけ損する話になるんですよね。「主食」としての位置もあるから、政府も補助金を出して価格安定を図ることも理解出来るけれど、昔なら「標準米」に対してブランド米はそう言うか格闘性から外れていたように思いますが、今はブランド米が中心で昔のような「安かろう、不味かろう」と言われた標準米って余り聞きません。まだJAが流通をコントロールして、急激な価格上昇等無いようにしているのだろうけど、ここ最近の報道を聞くとそういう統制を嫌がり、かつより高価格で買い取りしてくれる一般業者へどんどん流れているのが、まずは価格高騰原因の一つ。

後個人的に感じるのは、飲食店で差別化のために「ご飯に拘る」お店が増えてきていて、多分一部の人気ブランドや高品質米は案外奪い合いに成っているんじゃ無いだろうか。そのために、在庫を予め確保しておき、流通には回らない分が増えているんから、米不足と価格高騰が進んでいるような気がします。だから、備蓄米が出てきても、多分そんなに変わらないんじゃ無いだろうか。今回の備蓄米は、最初に15万トンで全体で今の不足分と言われている21万トンとの事だけれど、仮にそれで解決したらば、なんでもっと早く放出しなかったのかと言われるだろうなぁ。以前の米騒動の時も、結局は輸入したタイ米は売れ残ったし、今回も備蓄米と言う事だけで売れ残りそうな気がする。

今回の騒動がどうなるか分からないけれど、お米の販売価格を上げる実質的な「お米の値上げ」で終わりそうな気がします。でも、それが自然な姿なのだから、農家としても米作りで成形が立てられる仕組みにならないと、どんどん耕作放棄地が増えるだけだろうし、それは避けないといけない。そう言う意味では、お米もブランド内による「高価格商品」と、今後は例えば品質に問題の無いカリフォルニア米を輸入して価格を下げたり、あるいは国産米とブレンドした「新しいお米」みたいなものが、コストダウン、低価格商品の目玉として出てきそうな気がします。 実際ディスカウント店ではお米を輸入販売しているようですが、人気はどうなんでしょうね。20年以上前にアメリカ出張で自炊して、当時のカリフォルニア米を炊いて食べていましたが、その当時でも結構美味しくいただけましたから、今では全く問題な隠者無いだろうか。課題は、船便で運んでくるだろうから、移動中の温度管理かな。そう言うものが入ってきても、一気にお米の価格が2000円とか1000円に成るようなことは無いかもしれませんね。もしかしたら今回の米騒動は、お米の市場価格の底上げを狙った秘密組織の作戦だったのかもしれない(マテ)。

2025年2月16日

(NH Leg#5) OKA-HND

 前日のフライトからの、今日は羽田への復路。羽田からの往路便が予定通り出発したことを確認してホテルをチェックアウトして空港へ向かいます。朝の8:30頃くらいのゆいレールですが、通勤に利用していると思われる地元の人と、空港に向かう荷物を抱えた観光客(含む自分)で満員状態。駅に止まっても、なかなか乗り降りが出来なくて、思わず「一度外に出て」と声高に車内から叫ぶ地元の通勤客と思われる女性の声も。このゆいレール、通常は二両編成で走っていますが、ホームの長さを考えると、今のところ三両編成くらいは可能なのかな。空港手前に車両基地があって、そこに三両編成の車両が停車している様子が見えましたが、車両を増やすか運行間隔を狭めないと、もう限界のような気がします。

空港は、午前の早い時間帯なのか結構空いた状態。特にやることもないので、すぐにラウンジ入り口の優先保安検査場を通過して、まずはラウンジで一服しました。入室したときにはそんなでも無かったのですが、15分くらいするとぞろぞろと入場者が増えてきて、私が出るときには半分以上の席が埋まっているくらいの感じになりました。これから午前の出発ラッシュなのかな。搭乗予定の羽田からの飛来機が、定刻よりも早めに32番ゲートに到着していることを確認して、荷物をまとめてゲートへと向かいました。

1) OKA 10:25 - HND 12:40 (NH994)

ラウンジを出てDFSの店舗のところを右に曲がると、その奥の登場エリアが見えますが、32番ゲートあたりはまだ閑散とした様子で一瞬不安になります。一応PBBには搭乗予定のB767が接続していますし、よくよく見たら32番ゲート付近の椅子はほぼ100%埋まっている状態なので、特に何かトラブルが発生しているという様子は無いようです。ポディアム上部の掲示板には、出発は10:25と定時で搭乗開始予定は10:06からとちょっと中途半端な時刻が表示されているのが不思議。

さらにゲート前のグループ毎の列に並ぶと、ゲートの通過部分の前に、こんな「足跡マーク付きのシート」がそれぞれ設置されます。このゲートは、最新のタイプで、以前のように物理的にガードが開閉するのでは無く、光センサーで侵入・通過を検知するタイプ。で、どうも手前のQRコードスキャンの時に前に出すぎたり後ろから押されたりしてエラーになる対策として、立ち位置を示してその場所でQRコードスキャンと、次の順番待ちを整理したい様子です。個人的には、QRコードのスキャンと認証速度をもう少し上げてほしいですよね。Suica位の反応速度が理想だけれど、今だとQRコードを読み込ませて処理中なのか、エラーでリトライしているのかよくわからないし、通過するときもゲートの赤い照明が緑色に変わるだけで、一瞬躊躇します。

予定通り10:06から事前改札が始まりましたが、通過したのは幼児連れの1家族だけで、直ぐにグループ1からの優先搭乗に変わりました。この日の使用機体はB767-300と中型機で定員も多分200名位だと思いますが、それでも満席ということで「時間がかかるかなぁ」と思いつつ機内で座っていると、結構スムースに搭乗が進み、定刻の5分前にはドアクローズ、定刻ちょうどにプッシュバック開始となり、前日やその前のフライトの大幅な遅延を経験していると、何かすごく得した気持ちになります。機体が反転して滑走路に向かう位置になり、出力調整などした後はすぐ目の前のRW36Lへと移動開始。先行機の離陸を待ってすぐにこちらも離陸開始となり、10:40には羽田へ向けて飛び立ちました。

スケジュール通りに出発したフライトですが、今回残念なのはこの使用機材には機内Wi-Fiが装備されていないこと。搭乗前にゲートで並んでいるときも「本日の使用機材では機内Wi-Fiサービスがご利用いただけません」と何回かアナウンスをしていましたが、離陸してから機内でパソコンを出して仕事をしていた近くの席の男性はそれを知らなかったのか、CAさんに確認してちょっと不満そうでした。まぁ、仕方ないじゃん。

ネット接続できないので、食事後はKindleで小説を読んで時間を潰しました。復路なので追い風となり、飛行時間は2時間を切るくらいでずっと安定していましたが、房総半島を反時計回りに回り込み始めたくらいに結構揺れがありました。それも5分ほどで収まり、C滑走路のRW34Rへ着陸したのが定刻前の13:32頃。そのまま左の誘導路に抜けて、ちょっとUターンして北ピアの先を右折して、58番ゲートに入ったのが13:36と、久々のオンタイムフライトでした。

13:43初の京急が捕まれば、予約しているひかり号の一つ前のひかり号(14:10発)に間に合いますが、機外へ出たときにもう13:40近かったので諦めました。その代わり、次の13:47発の京急で品川へ移動して、予定していた15:10発のひかり号では無く、その前の14:34発のこだま号でのんびり移動することに。今回も無事に帰宅できました。来週は、ちょっとハードに飛ぶので、天気が安定してくれることを祈るばかりです。

2025年2月15日

雰囲気だけの主張と報道

所謂「裏金問題・裏金議員」の騒動に関して、選挙でそのような誹謗中傷を立憲民主党の野田佳彦代表から受けたと告訴した、前衆議院議員の高鳥修一氏。自民党の、このパーティー券販売のキックバックに関しては、明朗さに欠けていたことは批判されるべきだとは思うけれど、同じようなことは野党議員にも発覚して、そちらは「裏金」どころか「申し訳ない」の一言で幕引きというのはおかしいと思う。「裏金」と言うけれど、その収入はパーティー券としてわかっているのだから、「裏金」ではないのでは。その収益を議員に分配するときに記実不記載があったことが問題で、その行為に悪質性があれば告訴されて有罪となった議員や秘書もいるわけだから、そうで無ければ少なくとも罪には問えないのが今の法律の仕組みでは。

当時の野田代表の選挙演説では、この「裏金」を主張するだけで、肝心な国民の生活向上とか経済対策とか、そういう部分がすっぽり抜けていたので国民の支持を受けられず、議席は増えたけれど「躍進」と言うほどでは無い状態に。ある意味当然の結果だと思うけれど、その原因の一つは話題なれば良いと言うだけの理由で、この件を面白おかしく連日伝え続けていたメディアの責任も大きいと思います。特に選挙情勢の報道などでわざわざ「裏金マーク」まで作って伝えていたメディアもいたけれど、それなら他の政党や議員でも「有罪マーク」とか「不倫マーク」とか作って伝えろよと、小一時間。アマフジテレビのコンプライアンスが問題になっているけれど、あの報道姿勢はメディアとしてはもっと深刻な問題だと思うのに、ほとんど話題にならないというかしないようにしているのかな。「偏向」というか「宣伝」行為に当たるんじゃ無いの、あれは。

人間はそういう雰囲気に流されやすい生き物で、どうしても誰かが「○○」と言い出すと、「そうだそうだ」と同調してそれが事実として拡散されてしまう。過去の戦争に突き進んでいった理由も、そういうあおり行為みたいなものにどんどん鳴らされてその気になった国民の意思が大きな理由の一つだと思うなぁ。それが今ではネットがあるから、一瞬で燃え上がって拡散して、それがどんどん変質しながら広がっていく。しかも、どこかに必ずその履歴が残るから、時間が経過してからでも何か新しい発見みたいな形でまた拡散されていき、同じような騒ぎで盛り上がる。ネットの場合、「バズる=煽る」ことがある意味目的化している世界ですが、最近ではメディア特に週刊誌とか新聞などがそういう傾向になってきているのは、やはり部数を伸ばしたいから何でしょうね。

今回告訴が受理されるかどうかわからないけれど、仮に受理されて裁判が始まった場合には、「裏金」の定義から始まるのだろうか。仮に今回の件が「裏金」と認定されたら、今後不記載を起こした議員はすべて「裏金議員」と呼ばれても文句を言えなくなる。逆に「裏金」の定義として不適当となれば、これまでそういう言い方をしていた人達や、この国会で再度「裏金問題」を取り上げようとしている政党などは、もしかしたら墓穴を掘ることになるかもしれませんね。ネットの影響なのか、関わる人の層が一気に広がったせいなのか、どうもこういう雰囲気で人を批判する批評する事が普通になるというか、当然のように行われて、それが何か格好いい行為のようにも受け取られるのは問題だと思うなぁ。まぁ、野田さんにしても、なんでこの問題に執拗に粘着しているのか良くわからない。野党第一党党首として、もっと優先して訴求するべき案件があると思うんですけどね。そのあたりの感覚の鈍さというのが、この人やこの政党の命取りになりそうな気がします。 

DoubleTree by Hilton Naha

二年ぶりとなる、DoubleTree by Hilton Naha。観光客や帰宅する地元の人で混雑するゆいレールに揺られて空港から10分。久しぶりに旭橋の駅におりました。チェックインすると、「Diamond特典でお好きなお飲み物2本お選びください」と言われてメニューを出されてびっくり。前回は1Fのレストランの一部をラウンジ仕様にしてフリードリンクサービスをしていましたが、そのレストランは夜の営業はもうしていないようで、チェックインした時にはしまっていました。その代わりのサービスなんでしょうね。この後近くのコンビニにオリオンビールでも買いに行く予定でしたが、ちょうどそのオリオンビールもメニューにあったので、それをいただきました。

機内食でそこそこおなかも膨れていたし、コンビニでおにぎりでも購入して部屋のみしようかと思っていたら、アルコールをいただいてしまい、それでわざわざ外に出るのも面倒だなぁと思い始めて、結局もらったアルコールが夕食Part2となりこの日は終わりました。

翌日の朝食は、今は06:30から混雑緩和のために一応利用時間帯を指定出来て、私は07:00からと予約したんですが、訪日観光客と思われる人達で入り口前は一杯。一応HHORNORS Diamondなので、優先的に席に通してくれましたが、一般の宿泊客は席が空いたら順に案内されるような感じでした。食事の内容は、以前よりも品数が増えてバラエティーに富むようになった気がします。薄切り豚肉のしゃぶしゃぶみたいなものもあったし、沖縄料理は勿論だし、食事中に「焼きたてのクロワッサンはいかがでしょう」とパンのサービスもあってびっくり。以前は、入口側と奥側が壁で仕切られていたと思うんですが、その壁がなくなり大きなワンフロアーに変わっていたけれど、ちょっと宿泊客をピーク時に裁くのには狭い気がします。この後、あと3回分予約が入っていますが、朝食で利用するなら少し遅めの時間帯が良さそうですね。

この後少し早めにチェックアウトをして空港へ向かいました。この日の那覇は、あいにくの曇り空で雨が降りそうな天気だったのがちょっと残念でした。次回はどうだろうか。

(NH Leg#4) HND-OKA

10日振りとなる、今回の国内線フライト。いつものような、日帰りでのTouch&Goではなく、午後ゆっくりと移動して現地滞在。翌日はお昼頃に羽田に戻ってくる「余裕パターン」。朝から少し自宅で仕事をして、お昼前に浜松駅に到着できるように自宅を出ます。前日まではすごい西風が吹き荒れる状態浜松でしたが、この日はそれに比べれば穏やかで日差し暖かい。でも、朝夕夜と太陽が出ていないときには結構冷え込むので、アウターはダウンのしっかりしたものを着用しました。

駅前の浜松郵便局で用事を済ませて、その後遠鉄百貨店ビルで昼食をとり、予定よりも一つ速い新幹線に変更して移動を開始しました。平日の昼間の新幹線(ひかり号)ですから、車内はかなり空いています。途中で、選考するこだま号の発車待ちとか、少し時間調整がありましたが、品川駅到着までには取り返して定刻通りに到着。ここは観光客も多くて、大きな荷物を避けながらいつものように新幹線口側から反対の京急口側へ移動して、空港へと移動します。

まずは中に入ろうと、優先保安検査場へ入りましたが、家族連れが何組かいて入り口の中で待ち行列が。しかもこの手の検査になれていないのか、大きな荷物をいくつも持っていて、かつ搭乗券をそこでごそごそ探したりスマホを操作したりで、なかなか進みません。それでも、やっと自分の順番となり、荷物とダウンをかごに入れてセキュリティ検査を通過して、なんとか4Fのラウンジへと入ることが出来ました。こちらもガラガラと言って良いくらいの混雑度で、出発までメールチェックなどして時間を潰します。

1) HND 15:25 - OKA 18:20 (NH477)

空港に到着したところで出発を確認したら、出発ゲートが北ピア側の57番から、ラウンジに近い60番に変更されてラッキーとこの時は思っていました。出発時刻は定刻のままだったので安心していたら、スマホにANAからメッセージがあり到着機遅れのため15:25の予定が15:55になると連絡されます。そこで一旦立ち上がったところで、また座り直し、一度しまったパソコンを取り出して、さらに時間を潰すことに。不思議なのは、メッセージでは遅延して15:55となっていて、ラウンジ内の出発案内板も「15:25→15:55」と表示されるのに、館内に流れたアナウンスでは「定刻15:25が15:35へ変更となります」と、日本語でも英語でも言っていること。一瞬混乱しました。機体を調べてみたら、この日の朝一に羽田から那覇へ飛び、そこから戻ってきた機体が再び那覇へ飛ぶというスケジュール。この朝の出発はそんなに遅れていないのですが、那覇空港到着が20分以上の遅れ。その折り返しの那覇発では30分遅れて出発すると、羽田到着は40分近くの遅れとなっています。実際、15:55の遅延もこの後機内の整備に時間がかかっているということで、さらに遅れて16:05となりました。

事前改札が始まったのが、15:55でしたが幼児連れの家族が1組通過すると、すぐにグループ1からの優先搭乗となりました。出発はすでに40分近く遅れていますが、この日は沖縄泊まりなので私は無問題(笑)。使用機材がB787-10の最新シートだったので、機内も快適ですし。ただ、シートは快適でしたが、機内Wi-Fiが最初は調子よかったのに、ちょうど経路の半分くらいを過ぎたら接続できなくなり、それが不思議でした。

ドアクローズはかなり遅れて16:14、プッシュバックは16:21ですが、最新鋭機でガンカメラの解像度も高く鮮明なので、ずっと外の様子(前方カメラ)を眺めていました。トーイングカーのドライバーさんが、プッシュバック開始まで結構わちゃわちゃしていてそれが面白かったりして。機体は向きを変えると、A滑走路のRW16Rへ移動。離陸したのは16:32で、所要時間は2時間半位なので、到着予定時刻は19:00過ぎになりそうです。

意外だったのは、時間帯的に機内食は軽食のサンドイッチだと思っていたら、久しぶりに幕内弁当の食事が出てきてちょっとびっくり。結局これがこの日の夕食になるのですが、やはり羽田発のケータリングはひと味違いますね。食事の後は、コーヒーをいただきながらメールチェックとかしていましたが、途中からネット接続できなくなってしまい(Wi-Fiの認証がエラーで通らなくなる)、諦めてKindleで小説を読んで時間を潰しました。

那覇空港へは、予定通り19:00過ぎに到着。沖縄本島を時計回りに回り込んで、RW36Lに着陸したのは19:02で、そこから33番ゲートへ移動してゲートインしたのが19:09と、定刻から50分遅れでした。この機体、この後折り返しで羽田に戻るのですが、あとから確認したら出発は1時間遅れ、到着は50分遅れとなかなか大変な一日だったようです。いつものように、機外出ると空港外のゆいレールへ移動。以前は専用の切符を購入するのが手間でしたが、今はSuicaが使えるので非常に便利になりました。ちょうど出発する混雑しているゆいレールになんとか飛び込み、この日は旭橋まで移動して、ホテルへと入り一日が終わりました。

2025年2月14日

テキスト+画像文書が印刷出来ない

ちょっと良く分からない現象に遭遇したので、後日のために備忘録として。MS Wordで、ちょっとした報告書を作成していました。文章部分に、写真の画像データを入れる極々単純な文書ファイル。ページ数も3ページ(実際には2.5ページ程度)で、そんなに大きな文書でもない。で、一通り入力が終わり印刷してみると、何かプリンターが暴走したような感じで、ファイル最後に貼付している画像ファイルが途中まで印刷されて用紙が強制排出されてしまいます。その後も暫くデータ転送みたいな状態になり、画像の一部が印刷されて排出、次は何も印刷されない白紙が排出されて、またデータ転送が始まり... と明らかに変。一度強制終了して、プリンターキューも綺麗にして再度試しますが、今度は画像部分も印刷されずに、延々と白紙用紙が排出されます。

先ずはプリンター側の原因を疑い、電源を落として再起動してテスト印刷をしてみたりしますが、特に問題は無し。PC側からもプリンターのプロパティなど確認しますが問題無し。でも、再びMS Wordから印刷すると同じような状況になります。使用しているMS OfficeがOffice2016と古いバージョンなので、それが問題かなと思い、一度PDFに落としてそのPDFを印刷してみますが減少は変わらず。それならばと、プリンターを一度削除してドライバー入れ直してみますが、やはり問題は解決しません。どうも、テキストと画像データが混在しているのが原因と思われますが、これまでも同様のスタイル文書作成はしていて印刷トラブルは経験していないので不思議です。

取りあえずこの日のうちに文書作成しないといけないので、文中に差し込んでいた画像ファイルを削除してテキスト部分だけにして印刷してみると、それは問題無く印刷出来ます。そこで、画像ファイルは「写真1」の様に参照する形にテキスト部分を変更して本文として一旦作成。写真部分に関しては、Photoshopで一つのファイルにまとめて「写真1」「写真2」のようにキャプションを追加して、文書ファイルから参照出来るようにして、これを印刷するとこの画像データも問題無く印刷出来ます。 取りあえず必要な資料作成は出来たんですが、どうも納得いきません。

想像するに、文章中に画像データを入れ込むときのやり方に問題があり、そこでデータが変わっているというか、印刷キューに送るときにバグっているような雰囲気。今ではそこそこの頻度でMS Wordも使用しますが、以前仕事で文書作成に使用していたのはタグ形式の文章作成ツールLaTexの元祖みたいなツールを使って作成していたので、どうもWYSIWYG形式のツールは苦手。だから、Wordで文書作成するよりはHTMLで書き込んだ方が早いかも(笑)。今回も、画像データを貼り付けるとテキストの裏側に回り込んでしまうので、ダミーで改行とかいれて表示位置を調整したのが不味かったのかなぁ。でも、それって以前からやっていて特に問題無く表示されているように印刷出来ていたのですが。中が原因か不明で、検証しようとしても失敗するとかなりの枚数の用紙が無駄に印刷されてしまうので躊躇します。今回は対処療法的に分離して印刷して何とか対応しましたが、次回同様の種類の文書ファイル作成の機会があったときには注意しないと。

米高騰

「新米が出回れば島不足も解決する」と昨年の夏頃に米不足になった時に言われていましたが、米不足は解消されたかもしれないけれど、それ以上にお米の値段がその頃から倍近くまで上がり消費者は悲鳴を上げる状態に。昨年夏頃には5kgで2000円ちょっとだった「こしひかり」が、今では4000円以上というのだから、確かに大変ですよね。所謂ブランド米だと更に価格が値上がりしていて、5000円、6000円というのも珍しく無いらしい。自分は、一昨年依託している自分のうちの田圃で取れたお米がまだ残っているので、もう一年以上お米を買うことも無いので、そういう世間の流れから乖離して居るんですが、一寸大変そう。ただ、お米の価格もこれまでは安すぎたくらいで、多分今くらいの価格になって、卸値もそれなりに上がらないと、米農家は続けられないだろうなあ。

うちも少し田圃が残っていて、とても自分達では米作りは出来ないし休耕田にしたらしたで雑草対策とか維持するだけでも大変。そのまま放置してしまうと雑草ジャングルになり、虫が大量発生したり鳥などの住処などになり、周辺への影響が無視できなくて、適切に維持管理する必要があります。実は一昨年までうちの田圃を利用して米作りをしていた方が引退してしまい、昨年は一年間放置状態のまま。少し回りの雑草対策等はしたんですが、とても田圃の中の維持管理まで手が回りませんでした。で、今年はどうしようか悩んでいたら、多分行政としてもそういう耕作放棄地みたいなものを残しておくと色々問題が発生するからでしょうね、「農業委員」なる方がそういう田圃の状況をモニターしていて、休耕田の斡旋などもやっているようです。私も突然その農業委員の方から連絡があり、うちの田圃を利用したいという人がいるんだけれどと相談を受けて、即座に「お願いします」と今年からの作付けを依頼しました。

農家からすると、やはり作付面積はそれなりに大きくないと、農機具が遊んでしまい無駄が発生して資金回収が難しくなります。理想から言えば、アメリカのような単一で広い地域で一気に出来るのが理想なんだろうけど、今回の様に飛び地の田圃でも、そこで作業が出来て収穫があれば農機具を遊ばせて置くよりは少しはマシという感じでしょうか。そうやって出来るだけ広範囲で作付けして見ても、昨年などは夏の酷暑が酷くて終了はその前の年の半分位だったみたいですが。そういう苦労を多少なりとも知っているので、以前の米価格ではビジネスとして回らないだろうなと言うことは同意するところ。とは言っても、お米は生活必需品の一つな訳で、やはりある程度の価格で安定して販売して欲しいのも事実。でも、そうで無くても農家への補助金は問題があると言われてしまうわけで、これ以上はどうしようも無いのかもしれませんね。

今回のお米価格高騰は、品不足を見ての投機的な行動も大きな理由の一つらしく、21万トンのお米の行方が不明との事だけれど、どうも色々なところに流れて保管されて、「売り時」を見計らっているらしい。そういうお米を放出させるために、備蓄米の供給を近々始めるらしいけれど、そうやって「やるやる詐欺」じゃないけれど出させる考えなんでしょうね。その辺り、政府と投機筋の綱引きが今日まで続くのだろうか。投機的作物では「小豆相場」なんていうのは昔よく聞いたけれど「米相場」もそうなるとは思いませんでした。今朝のニュースでは、カリフォルニア米を輸入しはじめたディスカウントストアーもあるらしく、価格は5kgあたり3000円位と、以前だと「高い」のだけれど今だと「安い」と感じる価格。トランプ大統領の「日米貿易障壁」の一つに取り上げられてしまうかなぁ、このままだと。私も、アメリカ出張時代にはカリフォルニア米を何度か購入して炊いたことがありましたが、当時(もう30年以上前)でも結構美味しかった記憶があります。その後かなり改善されているだろうから、国内のお米と遜色ないんだろうなあ。個人経営が基本だった「農業」が、やはり企業化するなり組織化して大規模化しないと、ますます消費者との乖離が大きくなりそう。 

2025年2月13日

(UA) NRT - HNL (2) - Upgrade申請

(多分)今年初めての海外旅行となるハワイ(ホノルル)行きまで、あと2ヶ月。久し振りにANAのサイトをウロウロしていたら、いつの間にか2025年度分のアップグレードポイントが登録されていることに気がつきました。 「そうだ、そうだ、忘れないうちに」とアップグレード申請を掛けておくことを思いだし、早速その手続きをしました。

今回の予約画面を開くと、「アップグレードお手続き」のバナーが表示されるので、それをクリックすると、マイルかアップグレードポイントを利用してのクラスアップグレードが可能な旨の説明ページが表示され、続けて手続きのボタンをクリックすると、アップグレードする路線の選択画面が表示されます。今回は、往路(NRT-HNL)も、復路(NHL-NRT)もZクラスで予約済みなので、どちらもアップグレード対象なんですが、往路はいつものように離陸したら到着直前まで寝ていくだけなので、前回同様こちらはそのままにして置くことに。ホノルル線なので、ビジネス→ファーストのアップグレードには16ポイント必要。事前にファーストクラスの埋まり具合を確認して見たら、1列目の1A/1D/1Gは塞がっていますが、それ以外の5席は空席のまま。1Aは多分今の所VIP用にブロックしているんだろうから、実際に予約が入っているのは1D/1Gだけでしょうね。アップグレード用の枠は、最初は1枠だけなので、既に予約が入っていると「Waitlisted」なんですよね。多分早くて一月位前かなぁ...まぁ、先日は8席全部埋まっていて「空席待ち」だったけれど、でも当日チェックインしたら全部キャンセルされて自分一人だけでしたから、何とかなるかなと今の所は楽観論でいることに。


ここでふと思いついてちょっとした実験をすることに。実際にはリクエストは掛けませんが、往路のNH182便をUAのPlusPointでアップグレードリクエスト可能かちょっと試してみることに。前回、UAで予約を入れてアップグレードする時に、UA/ANAのコードシェアでUAのフライトナンバーが割り当てられていたので、そのままではアップグレード出来ず、一度UA 1K Deskに電話をして便名をANAの番号に変更してもらい更新出来ました。今回は、ANAで予約をしているので発券はANAなのですが、それをUAのアカウントからリクエスト可能か試してみました。

アップグレードリクエストのページに飛び、フライト情報を入力。自分の名前を入力して、最後に"Ticket Number"にANAが発行した6桁の番号を入れて、"Check Upgrade Availability"をクリックすると、すぐにリクエスト送信の画面が表示されて、どうもアップグレードが可能なようです。うーん、なんで今まで知らなかったのだろうか(笑)。PlusPointは、毎年殆ど利用することなく期限切れで捨てていたのに、こういう有効活用できるんだったらもっと利用するべきだった。ANAのUpgrade Pointだと、例えばビジネス→ファーストは20ポイント(片道)必要(※ホノルル線は16ポイント)で、往復利用すると年間の40ポイントはそれでお終い。でもUAのPlusPointは、UA MP 1Kなら今の所360ポイント貰えますから、一回40ポイントで9回(4.5往復分)利用出来ますから、これは大きい。勿論、確実にアップグレードされる保証は無いし、多分UAからのリクエストはANA内部のリクエストよりも優先順位は低いだろうから、確率的には低くなるんだろうけど、でもANAで予約を入れていてAMCのステータスがDiamondならば、その優先順位もひっくり返るんじゃ無いだろうか。

今年は、UA MPのルールが変わる予定で、このPlusPointもPQP/PQF獲得に振り替える事が可能とアナウンスされています(詳細は未定)。となると、その内容次第ではステータス維持に転用した方が良い場合も想定されるけれど、選択肢が増えたことは喜びたいですね。(続く...)

Startup Points


UAから、今年のPQP獲得補助の、スタートアップPQP登録したよメールが来たのでアカウントを確認して見ると、しっかり1,400PQPが追加されていました。円安もあり、またFFPルールも厳しくなってきたので、以前ほどUA利用頻度も無く、今後どの様に使用か悩むところですが、こうやって少しでも会員維持の努力をして居るところを見ると、まぁUAもロイヤリティの高いであろう上級会員に対しては、色々考えているのかも。

個人的には、今回UA MPの有効活用方法を見つけたので、もう少し付き合っていっても良いかなぁと思い直しているところですが(笑)、まぁ体が動くうちは何度でもNFLやカレッジフットボール観戦へは行きたいし、やはり大谷選手、山本選手、佐々木選手を筆頭に、日本人メジャーリーガーの活躍も現地観戦してみたいですからね。そうそう、2024年分のPlusPointがまだ結構残っているので、この2月、3月にこれを利用してANA便でどこかに行こうか急遽検討を始めました(笑)。やはりSingaporeあたりかなぁ...  

RAW Data

佐々木俊尚氏が紹介している、先月のフジテレビの10.5時間にも及ぶリアルタイムライブ中継会見に関しての、元業界関係者のコラム。会見や中継に関しては、色々批判や課題や問題点はあったと思うけれど、個人的にこのフジテレビの10.5時間会見が画期的だったと思うのは、多分メディア史上初めて最初から最後まで全てのデータ(映像)を無加工で流したことじゃないかと思うんですよね。だから、この会見に関しての記事に関しては、誰でも検証すべき「原典」にアクセスする事が出来、それを元に、各社の記事なり発言を検証出来るような形になったことが、多分史上初めてじゃ無いだろうか。

これまでも、例えば何かの会見の様子を後からフルビデオで動画配信することはありましたが、それでも殆どの場合は何らかの加工が施されていたり、途中冗長なところは削除されたりとかされていて「生データ(RAW Data)」とは言えない。例えば、話している内容に関してテロップを付けるにしても、その文章自体が整理されて発言とは異なる言葉が使われてたり、やはり文字にした場合には、話しているときの表情やニュアンスが失われてしまい受け取る側の印象も変わってきます。また、オリジナルの音声データでは無く、そのテロップ部分だけが切り貼りされて異なる意図に再編集されることもあるわけで、本来の意味を強調するつもりのテロップにしても、実はオリジナル映像に対してのノイズでしか無いんですよね。

今回の会見では、フジテレビ側の発言に対しての批判よりも、傍若無人な「質問」をぶつける一部メディア関係者に足しての批判が大きいのも、やはり実際にそういう場面をリアルタイムで無加工で視聴したひとが多くいたことが理由だと思うんですね。例えば東京新聞の望月記者は、過去菅官房長官時代の質問(というか、自分の意見開陳)の様子は何度もネット等で流されていたけれど、あれだって彼女が質問している部分だけ切り出せば、何となく厳しく追及しているように見えます。でも、その前後なりその後の様子等「全て」を見てみたら、いかに自分勝手な発言というか、単なる目立ちたがり屋でしか無い存在だとみんな理解するんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、今回の会見の是非や意味は兎も角、日頃自分達が目にする新聞記事やメディアの報道という、極々限られた範囲に収斂された「情報」が、どれだけ大きくオリジナルの情報から変質しているものなのか体感できたことは重要な事実じゃないかと思います。

ただ、だからと言って全ての会見なりを全てリアルタイムで提供する事は事実上無理だろうし、毎回10時間を越える会見なんて、本当は勘弁して欲しい。嘘か本当か分からないけれど、この手の会見をする場合にはホテルのホールなどを予約するのが一番良い対策らしい。つまり予約時間が決まっているから、その時間が来る前に終了しなくてはならず、企業側はそれを理由に時間を区切ることができると言うシナリオらしい。それはそれで、メディア側の質の低さも表しているものだと思うけれど、時間厳守と不規則発言を許さないという事くらいは、両者共通の認識と最低限のルールとして設定するべきだと思うなぁ。また、発言者の指定にしても、ランダムにアプリかなんかで指定するとか、それこそビンゴゲームのように入口で番号札を渡して、それを抽選して何人までと限定するとか。今回の会見の教訓の一つに、同じような質問を何度も別々の会社が繰り返すと言う事があるわけで、それは一般の会見でも見られること。多分、自社の記者なり担当者がその質問をしているという音声なり映像が必要だから、同じような質問を延々と繰り返すのだろうけど、そう言う無駄なことはもう止めたらどうだろうか。反省するべきは、フジテレビだけで無く、あの会見に参加していたメディア全ても同類と言っても良いような気がする。そして、何だかんだ言っても、やっぱり必要なのは「生データ(RAW Data)」だよなぁと再認識しました(笑)。 

2025年2月12日

プレザーはどうでしょう

「セットアップ」って、以前から何だろうと思っていたんですが、今回を機会に調べてみたら「上下同じ記事、統一のデザインだけれど、上下別々に販売されているもの」という定義らしい。一般的な「スーツ」の場合は、基本上下一セットでの購入になるので、例えば外移動や帯格的にピチピチな人は、スラックスのヨレヤスレが激しくて、上着よりも先にスラックスが傷んでしまうことも。その場合、スーツだとなかなかスラックスだけ購入することは難しいけれど、セットアップならば簡単に交換できる、ということなのかな。

例えば、スーツを購入する場合、傷みの早いスラックスは予め2本購入しておくというのはあったと思います。上着は一つでスラックスは2本で、そのスラックスも例えばノータックとツータックにするとか、結構昔でも融通を聞いてくれたと思うけれど。それでも、2本であっても上着よりもスラックスの消耗が激しいので、結局は上着はボタンを付け替えてブレザー風にして再利用するなんて言うことも。

私は「セットアップ」は持っていないけれど、ブレザーは複数所有していて、これが便利なのは上下別々でも「フォーマル風」に(少なくともアメリカなら)利用出来るから。下をジーンズにすれば、カジュアルにもなるし、ネクタイ無しでポロシャツとかに羽織っても良いし。ブレザーにチノパン、ボタンダウンにレジメンタルタイ、靴はコインローファーなら、完璧な「アメリカントラッド」の完成ですね(笑)。日本の場合、ブレザーだとどうしてもカジュアル感が強いのか、余り仕事の場面では見ないのですが、私は結構お客様先でもブレザーで出かけていたりしましたね。まぁ、営業と異なり日頃お客様とお会いする機会の少ない「開発エンジニア」という肩書きなので、多少の不釣り合いな雰囲気も「まぁ、外の世界を知らないエンジニアだし」と許されていたんだろうなぁ(笑)。 

ブレザーの場合、どうしても上着部分だけ注目されるけれど、ブレザーでも上着と同じ記事で作ったスラックスとあわせる「ブレザースーツ」という組合せがありました。一般的にブレザーの場合は、ボタンが金ボタンなので、スーツスタイルにすると妙にその金ボタンが目立つんですよね。下を違う色のチノパンとかにすると、不思議と目立たないのになぁ。個人的には、セットアップスーツは価格的にお得な点はあると思うけれど、それよりもしっかりとしたスーツを着た方が「ピシッとしている」という雰囲気は感じられると思うし、気持ちが違うと思う。それならば、ブレザーを活用したらどうだろうか、と私は感じますね。

雪の怖さ

昨日位から何度かニュース等で放送されている映像で、信号機の上に積もっていた雪の固まりが、運悪く落下したときにその下を通過していた車のフロントガラスに辺り、フロントガラスが蜘蛛の巣状になるというものがあります。最初は、一緒に木か何かが落下して、それでフロントガラスが割れたのかと思ったら、そうでは無くて、雪固まりのように見えるけれど、堅く固まってしまい氷状になった固まりが数m上から落下してぶつかったとのこと。固まりの大きさから想像するに、十分に数kg以上の重さは想定できるし、しかも氷の塊だから突起状の部分もあるんだろうな。それがかなりの速度で落下してぶつかるわけだから、フロントガラスも堪らないでしょうね。

自分達のように、雪に慣れていない地方で想像する「雪」は、あくまでチラチラと降ってくる綿状のもので、それが積もったとしても、新雪が積もったくらいのふわふわ感を想像するのが精一杯。そんなふわふわの雪だって、大量に積雪してくれば、中身は水分な訳ですから、どんどん圧縮されて水分が固まり氷となり、重さもどんどん増えていくし、強度としても分厚い氷柱みたいなものと思わないと、かなり現実とは違いますよね。まずは物理的な固まりとして、それなりに強度がある物体だという認識が無いのが問題。そして、雪の場合外で積もって固まるから、どうしても屋根とか軒先とか高い場所に積もるもの。で、そこで積もって圧縮されてさらに氷上になり硬度と重さが桁違いに増した状態で、数m位の高さから落下してくるのだから、直撃したら命の危険もあるでしょうね。無かったとしても、例えば地上で分裂して破片で怪我をする可能性もあるだろうし。

固まりで無い場合でも、雪に埋もれてしまうと、周囲全てが白一色になるのでそれで上下前後の方向感覚を失うらしい。私は経験無いから分からないけれど、目をつぶって海に飛び込んで水中で目を開けたときに、咄嗟に上下の判断が出来ないような状態なんでしょうね。海の場合は、それでも落ち着いていれば少しずつだけれど体は浮いてくれるけれど、積雪の中だとそんなことは期待出来ない。それに、回りが雪だらけだとそのうちに呼吸も出来なくなるだろうし。雪崩に巻き込まれたときに、どうしたら上限の判断が直ぐにできて、上に向かって雪を掻き分けられるかどう判断するんだろうか。スマートウォッチとかしていれば、上下の判断も表示してくれるかもしれないけれど、仮にそれが出来たとしても、積もっている雪が掻き分けられる程度の常態かという問題もあるし。それこそある程度固まっている雪が積もってしまったら、手で掻き出すことは無理だろうなぁ。

考えてみたら、大学生時代にアルバイトでスキー場へ行ったのが最後で、積雪の有る場所へ行った事はそれ以来殆ど無い。そう言う意味では、雪慣れしていない自分みたいな人間が、偶々そういう場所へ行ってそういうトラブルに遭遇すると、もうパニックで何も出来なくなるんでしょうね。あらためて、雪国の方の苦労と努力に頭が下がります。「最長・最大寒波」は、やっと終わりそうな雰囲気だけれど、早く暖かくなって大量に積もった雪が少しずつでも消えてくれることを祈るばかりです。 

2025年2月11日

遷都方式

埼玉県八潮市の下水道管濾水が原因と思われる沈降事件で、50年を経過した上下水道管のメンテナンスと、それ以外のもののメンテナンスとやリニューアルに関して話題が大きくなっています。こうなるまで必要な対策を取らなかった行政への批判は、分からないわけでは無いけれどそれだけのお金と人と時間が掛かることを考えると、なかなか手が回らない事情も理解出来るし、今回だって決して放置していたわけでは無く事前に検査等はしていての事故で、ある意味自然災害に近い物とも言えるのかも。今回の事故現場は、埼玉県南東部の下水システムの集合地点で、最終処分場へ繋がる直前の幹線部分。ですから、直系が4m以上もある建物みたいな下水管が地下に埋設されていると聞いて、最初は単位が「m→cm」の間違いじゃ無いかと思ったくらい。そんな大きな地中建造物が、地下10m位の所に埋設されているんだから、単純に掘り返して交換するなんて言うことは無理でしょう。それにその埋設場所は普通は道路下等の公共部分の地下を利用しているはずだから、長期間道路使用も止めないといけなくなるし、現実的にはかなり難しいでしょうね。

この沈降事件に関連して、人口減少等色々な理由から土木や建築関係に関わる人材が減少している現状から、今後は新規に建物や設備は作ることは出来ても、それを将来にわたりメンテナンス出来る人がいなくなると言う話が見られました。今後大規模な建物とかコンクリート造りの建物が作る事が出来るのは、東京、大阪、名古屋などの大都市圏でのみ可能になるだろうというのは、あながち遠い未来の話でも無いような気がします。更に、ここ最近一種のブームのように乱立していた、高層マンション(タワーマンション)に関しても、メンテナンスは勿論その解体に於いても今後は技術者や作業員が不足して出来なくなるのではと言う話も。そうなると、廃墟としてそのまま残されることになるわけですが、当然あれだけ大きな建造物だから万一東海とかという事態になると大きな被害を周辺に及ぼすことも確実。神戸市などは、既に新規の建築を制限していると言う話もあるみたいですが、確かに言われてみたらそうだよなぁと納得する事実。

ふと思ったのは、例えば50年毎とか100年毎に、町ごと新しい土地へ移動する「遷都方式」でグルグル回るような都市計画は駄目だろうか。例えば50年毎に4箇所の候補地(仮に、A, B, C, D)があり、Aでの50年間が始まると同時に、その直前まで使用していたDの資材を分類して再利用出来るものと分類する作業を開始、更にその前のCでは旧建築物やインフラを撤去しつつ更地にする作業を進め、Bでは次の50年間の利用に今日するための新都市建設を始める、とか。B, C, Dの作業には自動機械を投入することで、省力化しつつ効率的に進められるだろうし、資材に関しても再利用を進める事で、コストダウンや効率アップも考えるようにすれば良いんじゃ無いだろうか。勿論、これはあくまでアイデアで、現実的にはA-Bの二地区で交代で移動すれば十分かもしれない。要するに、日々生活している環境の中で、その生活を維持しつつ修理や更新作業を進める難しさよりは、新規にゼロから創り上げる方が、より効率的に準備出来そうな気がするけれどどうだろうか。

勿論、そうで無くても「土地信仰」の強い日本では、自分の土地を離れる、他人が利用することの抵抗感が大きくて、難しい事は十分理解出来るんですが、同じ社会インフラの上で生活している限りは、やはり妥協しないと今後は生活自体が成立しない時代になるでしょうね。また、「勿体ない」信仰の日本人からすると、使えるものがあるのに新規に作るということは「無駄」という意識もあるだろうし。さらにこういう仕組みが仮に出来たとすると、どうしても過疎地域などでの生活はさらに制限されるだろうから、それこそキャンプの様に自給自足でのみ許されるような仕組みになるかもしれない。そういう人達が中心部に集まり、公共サービスの提供コストが下がり効率化されることは、社会システムとしては悪くない話しだと思う。後は、その人の人生観というか、生活スタイルに対して、どこまで保証してどこから自己責任という認識が浸透するかでしょうか。 そう言えば、何かそう言う題材のSF小説を昔読んだ記憶があるなぁ...

Super Bowl LIV

昨日開催されたSuper Bowl LIV (59th)。2年前の再戦となった今回のChiefs vs Eaglesの対戦。前回は試合終了8秒前に、ChiefesがFiled Boalを決めて38-35で逃げ切った劇的な試合。今回も接戦が予想されたけれど、序盤からEaglesが好守ともにChiefsをリードして、40-22で勝利して、2年前の雪辱を果たすとともに、2017シーズン(52nd)以来2回目のSuper Bowl Championに。最終スコアは40-22だけれど、前半で24-0と大量リードで折返し、3Q終了までは34-6と圧倒。4Q終盤にChiefsは2TDを上げてTFPでも2点コンバージョンを成功させて、40-22と追い上げるけれど、あれはEagles側が時間消費のためにわざとプレーをさせた雰囲気もありましたね。

今回思いのほかChiefsのQB#15Mahomesパフォーマンスが悪い気がしたけれど、試合序盤にハードタックルを受けて、頭をグランドにぶつけたシーンがあったんですが、の時に脳震盪を起こしていたんじゃ無いかと言う解説もあり、それも納得。ただ、その前のプレー等を見ても、いつもの切れ味が無かったような気もします。いずれにしても、雪辱に燃えて準備に準備を重ねたEaglesが、存分に実力を発揮できたということだと思います。まさに、準備のスポーツのアメフトと言えるのでは。

これまでSuper Bowl連覇をしたチームは幾つかあるんですが、今回のChiefsが狙っていた三連覇のチームはまだ無い。NFLは、特定のチームに戦力が集中しないように、ドラフトとか色々ルールを設定して、各チームの実力を出来るだけ揃えて実力伯仲の試合が増えることで、ファンを離れさせない・新規ファンを獲得するというのが、たしか組織として目標であったと思うんですが、やはり三連覇が難しいというのもその結果の現れだと思いますね。広いアメリカと言えども、NFC/AFCそれぞれ4チーム×4ディビジョン=16チーム、合計32チームが参加していますから、毎年西絵画院のチーム同士とか偏りがあっては国内の人気も高まりませんからね。

この試合でアメリカのフットボールシーズンは完全に終了して、次は6月だったかな、ドラフトがあり、7月位からチーム練習が始まり、8月にはプレシーズンゲームが始まるまで、暫くは完全にお休み状態。その代わり、それ以外のスポーツが補完するようなシーズン制が徹底しているから、スポーツ好きが飽きることは無いと言うのは羨ましい。日本も、そう言うシーズン制を導入したらという意見も昔から有るけれど、日本の場合はこれまでの経緯を見ると余り受け入れられていない状況。他のスポーツは分からないけれど、日本のアメフト(Xリーグ)は、春は東西のトーナメント戦があり、秋はリーグ戦があるけれど、もう少し連続性のある、通年開催とは言わないけれど、例えば春に2~3試合を開催して、その結果で秋のリーグ戦の所属ブロックが決まるとか(今は前年のリーグ戦結果)、ホームチームとしてのアドバンテージが増えるとか、もっと色々な意味で露出度を増やすことを考えた方がいいと思います。フラッグフットボールを含めるとか、色々アイデアはあると思うし、私は練習参加とかもっとチーム活動へファンとか一般観客を巻き込んだ方が良いと思うけどなぁ。チーム練習を見学しつつ、体作りとか体力作りをチームトレーナーが指導するとか、高校、大学チームの選手やコーチには、積極的に練習見学やクリニックみたいな事を開催していくとか。今の時代だと、映像や動画配信もどんどん出していくべきだと思う。まぁ、毎年のことだけれど、Super Bowlのもの上がりと国内のアメフトの盛り上がりの差をいつも感じてオフシーズンに入る繰り返しは、そろそろ何とかして欲しい気もします。 

2025年2月10日

Super Bowl Day!

今日は第59回Super Bowl開催日。今回は、アメリカのニューオリンズのスーパードームで開催され、3連覇を目指すK.C. Chiefsと、2年前の雪辱を狙うPhiladelphia Eaglesとの対戦。まだ試合開始前なんですが、もうニューオリンズ開催ということで、プリゲームションの地元の大学生などによるドリルが素晴らしい。さにトランプ大統領も現地観戦に参加していて、これは現役の大統領としては初めてらしいけれど、トランプさんってフットボールに興味あるのかなぁ。

今日は、明日が祝日で飛び石連休となるので、正々堂々と有休を取得してのテレビ観戦。国歌斉唱でのドーム状のフライオーバーでは、海兵隊創設350周年ということで海兵隊のV-22が飛んできたけれど、個人的にはB-35とかB-22とか飛んで欲しかった(笑)。 

コイントスがあり、Chiefsが前半の選択権をデクラインして後半を選択して、いよいよChiefsのキックオフで試合開始。楽しみな試合が始まります。結果は、明日に...

仮定の質問

先日の石破・トランプ共同会見で、記者から相互関税対応に関しての質問、日本では定番の「仮定のご質問にはお答えできません」と石破総理が答えたら、それがアメリカ側特にトランプ大統領に受けたという話題。 

仮定を含む質問というのは、良くある質問形態だと思うけれど、その「仮定」の度合いがかなり実現可能なものから、本当にどうなるか分からない「想像・推測」の域のものまで様々。良くある流れとして、その仮定条件の中に自分の願望とか想像とかを含ませて、それによって結果的に結論を誘導したり自分の欲する方向に向けさせるというのも、日本の記者会見などではよく見る光景。例えば「現在接近中の台風が首都圏を直撃した場合、どの様な対策を取る予定出いるのか」というような質問ならば、事前の計画運休とか備蓄の前倒しなどという答えが想像されるけれど、「南海トラフ大地震で首都機能が喪失した場合、政府は戒厳令を発効するのか」みたいな質問は、先ずその自然災害の規模や内容が異なるし、対策として示されている事例もちょっと突拍子の無いもので、具体的に何をどうするという答えは難しいでしょう。

今回の記者としては、どの様に質問したら具体的な回答を得ることが出来たんだろうか。例えば、

今回の合意内容で、日本は米国の関税アップを回避するに十分と考えるか

とか聞いたら、石破総理としては「Yes/No」に近いニュアンスの解答をしないといけないのかな。自分で「十分」と言ってしまうと、トランプ大統領から「まだ不十分」と言われたら立場が無いし、不十分と言えば自分自身の力不足を認めることになるし、トランプ大統領からも「そうだそうだ」と更なる譲歩を要求される切掛を自ら与えることになるだろうし。石破総理としては、

今回の会談で関税に関しての話は無かった。それだけ合意内容に関してはお互いに納得して、相互に利益をもたらすWin-Winの内容だったと理解している。今後も、更なる日米関係の強化に向けて、両国は協調と前進を続けるものと理解している。

とか回答したら満点かな(笑)。

あくまで個人的想像ですが、石破総理としてはここまでアメリカ側に受けるとは考えずに、日本での会見どうよう「仮定のご質問にはお答えしかねる」という定番の発言をしただけ何じゃ無いだろうか。今回の日米会談の内容に関しては、日米相互の裏堅人の多大な努力の結果だと想像するんですが、もしかしたら最後の最後に石破総理が「相手が上げたら、こちらも上げるのは当然でしょう」とか言って、最後のアドリブで全てをぶち壊したかもしれない。幸いにも、そのアドリブが偶然にも良い方向に転んで、全体としても波風が殆ど無い安定感を見せたのは成功だったと思う。この成功を何とか国内にも持ち込んで、まずは経済対策をして欲しい。物価高は、ある程度仕方ないとして、やはり春闘の賃金アップに、減税対策が重要じゃないかなぁ。夏の参議院選挙の結果次第では、石破政権交代も有りうるかもしれないけれど、石破さんも政権延命をしたけれど、国内でやらなきゃいけない事の優先順位を間違えないで進めて欲しいですよね。

2025年2月9日

ディベートとディスカッション

以前も何度か書いていると思いますが、「ディベート(Debate)」って日本では「徹底討論」みたいな意味に誤解されていると思うんですよね。だから何かのテーマで議論をして、論破することを「ディベートで勝った」みたいな言い方をする。 記事にも書かれているけれど「ディベート」は、相手をやり込めることでは無く、あるテーマに関して「賛成」「反対」の立場から、どれだけ自分の主張が正しいかを説明するもので、普通は2開戦として立場を逆にして同じテーマで主張して、どれだけ周りから賛意を得られるかを競うもの。自分の考えや主義主張と正反対のことでも、それが「正しい」と考えて自分が情報や背景に論理を組み立てて、相手の反対主張を越えなければならない。これが日本人が一番苦手な部分だと思います。

また、ディスカッションに関しても、日本人は誤解している部分があると感じていて、それはやはりその場で自分の主張を通すことが「ディスカッションの目的」と誤解している節が多々あること。つまり、一度ディスカッションが始まったら自分の主張を通せば「勝ち」で、通らず他人の意見が採用されたら「負け」みたいな感じになるんですよね。本来のディスカッションは、多数の意見や主張の中から、最大公約数的な「妥協点」を見つけることだと思うんですよね。勿論時には幾つかある首長の中で優れたものがあり、その首長ならば他の首長の問題点や課題も解決出来るし、不利益も最小限に出来るみたいな本当な稀な場合も有るけれど、多くの場合は利益競合があったり、リスクが大きくて不利益も大きいみたいな事も多くて、そう言う雑多な中から以下にして妥協と強調を作り出せるかが、ディスカッションの本来の目的のはず。それが、日本の場合は上意下達の場になったり、声の大きな人が最後に残るみたいな場面が続くのが日本式ディスカッションで、誤解されているところだと思う。

自分の場合はアメリカ人相手の話合いが多いし一番経験があるけれど、何か討論するような場合に一番に要求されるのは具体的な数字・数値・時期で、それに対してどの様な対応・手法を適用してどうなるのか、というかなり具体的な話をしないと、相手は取り合ってくれない。日本人との付き合いが長い相手だと、多少は融通が利く場合も有るけれど、それでもきっちりと数字で話をすると言うことをやらないと相手に伝わらないし、理解もしてくれない。そういう場合、その数字を守れなかった時にどうするのかという心配が生まれるんですが、その場合どうしても安全係数を大きめに設定しようとするのも日本人の悪い癖で、そうなると本来の目標値からも大きく乖離した設定数値となり、相手も受け入れてくれない。そういう場合は、前提条件を明確に設定するんですよね。要するに、自責と他責を明確にして、自責の部分で失敗したなら責任を取るけれど、他責の場合は自分の責任ではないと、日本人から見るとある意味「居直り」みたいな風にも見えるんだけれど、そう言うドライな部分も日本人は2が苦手だと思う。だから、なかなかディベートの技術も身につかないし、ディスカッションにしても結局は無駄なことはやりたくないから、早々に妥協して流れに任せるか、やはり上から言われたことを確実に処理するのが楽という思考モードになってしまうのかもしれない。

日本の高度成長時代というのは、そういう上から下へのピラミッド構造が良くも悪くも堅固に確立されていて、それで上手く回っていたから何とかなったし、評価もされていたと思います。また、それ故にいろいろ「無駄」と思われる「余裕」もあって、そこからとんでもない製品や商品が誕生していたのも、1980年代の背景の一つだと思う。そこで必要なのは、ディベート技術でもディスカッションを成功裏にまとめるファシリテイターでもなく、とにかく言われたことをバリバリこなすそれこそ「24時間戦える人」みたいなタイプだったと改めて感じます。あの頃は、だからゴールに辿り妻で紆余曲折があって当たり前だったけれど、今は最短距離を最速で到達しないと生き残れない世界。ディベートとかディスカッション等すらやっている余裕もなく、とにかく強力なリーダーシップの元一丸となって行動すると言うのが一番望まれているし、乗りやすい仕組みなんでしょうね。最近になって、自分的にはカルト色の強い団体が、YouTubeとか政治とか社会の中で活動していて不思議な事に一定の評価も得ていることは、そういう背景があるからでは無いかと言う気もしています。ますます、ディベートとディスカッションから縁遠い社会に、日本は進んでいると思うなぁ。

政治家も見栄えが重要

石破総理の初訪米&トランプ大統領との初会談は、事前に心配されていた状況よりはかなり上手く言ったように思います。勿論、あのトランプ大統領のことなので直ぐに豹変する可能性はあるけれど、懸案の一つだった日本製鉄のUSスチール「買収」も「投資」という言い方で網よりが見えた気がするし、来週早々日本製鉄の関係者がトランプ大統領と面会するというのは、この「買収劇」が前進する兆候じゃ無いだろうか。ただ、トランプ大統領としても選挙前には「買収反対」を言っていたので、その辺りを同辻褄合わせをするのかという疑問はあるけれど、でも彼の場合は余り前後の辻褄合わせを気にしないような正確にも見えるので、そこは彼としては米国内の雇用が守られ経済が発展する方向であれば、文句は無いんじゃ無いだろうか。

それ以外の交渉内容に関しても、色々な報道を見てもほぼ満点に近い内容と言う事で、多分外務省とか言質外交関係者等の相当の根回しがあり、それが成功したと言う事なんでしょうね。その点では、まずは石破総理としては最初の試練を乗り越えたので、次はこの成果を国内の国会運営や夏の参議院選挙でどう効果的に利用して反映できるかで、次の試練はさらに大変だと思う。で、そういう観点から見ると、既にネットでも色々取り上げられているけれど、石破総理がトランプ氏と対談しているときの様子が「マナー知らず」と批判を受けてるのは、折角の成果を損なうことにもなるかもしれない。

実は以前から気になっていて、今回はかなりの確証に代わったんですが、石破さんは自然と顎が上を向く癖があるんじゃ無いだろうか。ちょっと遠くが見えにくくなって目を細めて遠くを見ようとするときに自然と目を補足しつつ顎が上がるような形になると思うんですが、そんな状況みたいに見えます。これ、まぁ普通に生活しているときにそうなるのはそんなに不思議は無いけれど、一対一でしかも相手は米国大統領と対談しているときにそういう表情というか状態になるのは、見た目的にも不遜な感じを受けるし相手も決して良い印象は持たないでしょう。特にアメリカ人の場合、こういう交渉時には物理的な距離がイコール相手の真剣度みたいな印象があって、身を乗り出して話をすれば「あぁ、こいつ本気なんだな」と思うし、逆に距離を取って話をするようでは「興味が無いんだな」と思われても仕方ない。今回の場合は、表情だけで無く、体全体を椅子の背も為に100%持たれ掛けていて、反っくり返るような姿に見えるんですよね。これ、石破さんが米国大統領で、そこに日本の議員団とかが面会に来た、みたいな話なら分かるけれど、立場的には真逆なわけで、ちょっとああいう姿勢を取る意図が分からない。また、握手をするときにも、左手を椅子の肘掛けに置いたままとか、あれって「置いたまま」という事よりも、そういう体の姿勢で悪所をしている=体全体で相手に熱意を伝えようとしていない、と取られても仕方ない。あと、座っているのにスーツの第2ボタンを外していない事も批判されていて、これは立っているときには填めて、座るときに外すという自然のマナーが板に付いていないんでしょうね。よく見たら、隣に座っていた岩屋外務大臣もボタンを填めたままだったし、この辺りは日本人としてスーツ文化になれていない証拠でもあると思う。

「お洒落度」では、やはり麻生元総理が一番だと思うけれど、岸田元総理も外務大臣が長かったからか、やはりああいう舞台に出たときの存在感は感じられたし、安倍元総理も在任期間が長い上にその前の経験もあるから、やはり見ていてスッとしていた気がします。それと比べるとと言ってしまうと失礼なのかもしれないけれど、石破総理はもう少し自分がどの様に見えているのか考えて対応した方が良いと思うなぁ。少なくとも海外の要人と対面するときには、先ずは顎を引いて目線を相手と正対させるべきだと思うし、座って話をする時には背もたれに決してもたれかからず、一歩前に体を出して相手との距離を詰めることで、相手に自分の真剣度と迫力を伝える事になると思うんですよね。個人的には、石破総理に期待感はそんなに無いし、出来れば大事になる前に次の総理へバトンタッチして欲しいところだけれど、それが急にくるわけでは無い以上、またご本人としても出来るだけ長く今の地位で活躍したいのであれば、もう少し「見栄え」という事の重要性を考えて実践するべきだと思う。 

2025年2月8日

バックパック最強説

私も、プライベートや仕事で、いろいろなバックパック、ショルダーバッグ、キャリーバッグ、スーツケース等何十年も利用していますが、多少の荷物の量ならパックパックが一番楽だし便利だと思います。なんと言っても一番の理由は、荷物を保持(背負い)しつつ、両手が使えることが一番大きい。盗難のリスクを考えると、どうしても片手が塞がれるキャリーバッグやスーツケースの類は不便。ショルダーバッグも、両手は一応あくのだけれど、バッグを掴んで引っ張られたらスポッと抜かれて取られてしまうリスクはあります。

自分で色々試して感じるのは、同じ重さであれば体に感じる重さは「バックパック<キャリーバッグ<スーツケース<ショルダーバッグ」の順に、だんだんと重く感じるように思います。また、キャリーバッグやスーツケースは、平らな床とか地面ならば転がせば良いから便利だけれど、そうで無い石畳とか砂利道とか土の道などは「悲惨」の一言。どうしても荷物の量が多い場合は仕方ないのですが、出来れば避けたいバッグの一つの様に感じます。ショルバーバッグの唯一良いと感じるのは、肩が消しているとその時の必要性に応じて、背中側に回して前を開けたり、前に回して両手で確保したりと、電車移動の時等のバッグの位置変更が楽ということかな。ショルダーバッグは、いちいち方から外して前に持ち直したり、その逆でまた後ろに背負い直したりという動作がちょっと面倒かも。

そういうメリット、デメリット色々ありますが、ショルダーバッグ以外のバッグは、片手で操作したり、片側の方に荷重がかかるなど、荷重のかかり方が一点に集中するのでどうしても負担が大きくなります。キャリーバッグやスーツケースに20kgとか30kgもの荷物を入れて、それを腕一つで引っ張るのは、仮に車輪が付いていても大変。ショルダーバッグは、そのバッグの重さが片側の方に掛かるので、肩の感覚が無くなることも。その点ショルダーバッグは両肩と背中で荷物の重さが分散されるので、凄く軽く感じます。ただ、特に若い人などはショルダーベルトを長めにして、下に落としたような感じで背負う人が多いけれど、あれだとブラブラして逆に疲れると思うんですよね。私は出来るだけベルトは短めにして、荷物が出来るだけ上の方に来るようにしたい。出来れば、背中の腰の所に荷物の下の部分が来ると、腰で支えることも出来るのでさらに楽になります。

実は、これくらいのサイズで数日くらいの海外旅行で使えるショルダーバッグを探していたんですが、今回照会されているばっぐは良さげな感じがします。 この手のバッグで一番よく見るのは、The North Faceの四角いバッグ何ですが、あれはちょっと余りに角張りすぎ立方体過ぎでちょっと自分の好みには合わない感じでした。でも今回照会されているグレゴリーのバックは、全体が角が取れたデザインで、個人的に好きなデザイン。どこかで実物を確認することが出来たらいいなぁ。今度都内へでる予定があるときに、ちょっと探してみようかと思っています。4月のハワイ行きに間に合うといいなぁ。