昭和生まれの自分に取ってはちょっとショックな言葉にも感じる「来年は『昭和100年』」という言葉。「昭和」「平成」「令和」と年号も変わってきているのに、何故今「昭和」と思うのだけれど、考えてみたら自分の子供の時も「明治100年(1968年)」という言葉が流行った時があったから、それと同じ感覚何でしょうね。でも「大正100年(2012年)」の時は、そんなに話題にならなかった気がするのは、やはり大正時代が短くて(1926年12月25日まで)、その前後の明治と昭和の時代の印象が強いからでしょうか。
昭和生まれの自分ですが、考えてみたら「昭和時代」よりも「平成時代」の方が長かったし、令和も今年は7年目。自分にとっても「昭和」という時代は、かなり昔のイメージになりつつあります。それで文字部にとっての「昭和」は、生まれて物心つき、一番多感な中学高校時代を過ごし、その後一浪して大学に入って、大学は5年間もお世話になり(笑)、そして社会人として仕事を始めて、ある意味人生の一番アップダウンのあった時代が「昭和時代」のような気がします。
「明治100年」の時には、明治時代の記憶や記録が盛んに取り上げられて、しかも日本が江戸時代から近代化して明治時代になるという歴史的にも重要な転換期の時代だったから、結構大きく取り上げられたのかもしれませんね。当時のお洒落なんかも取り上げられたけれど、流石に明治時代の服飾と昭和の中頃の服飾では、ちょっと時代が違うかなと言う気がします。でも、今回の「昭和100年」では、昭和は昭和ではも1980年代くらいの昭和50年台あたりが中心になりそうで、それって半世紀くらい前だから、今でもリバイバルでブームになっているものも。少なくともお洒落の部分では、1980年代、90年代が今再ブームらしいし。さらに言えば、私もここに何度か書いた音楽の分野では、1980年代のJ-POPだったりフュージョン系音楽が国内のみならず世界的にも人気を博しているようで、案外この節目はブームになるかも。
別に国として何かやることは無いと思うけれど、世の中的には1980年代のバブル時代のいろいろな物が再発掘されて蘇るんだろうか。そう言えば、最近では普通に利用される「パーカー」も、自分が若い頃は通称「シロクマ」と呼ばれていて、運動するときの服装の一つだったけれど、それに加えて今後は「ウィンドブレーカー」つまり通称「シャカシャカ」がブームになったりして。しかし、個人的には「昭和100年」よりも、令和ももう7年も過ぎたの、2000年も、もう1/4過ぎて2025年なの、という方が、時間の進み具合が早すぎて驚きです。
0 件のコメント:
コメントを投稿