英国人の投稿。騒いでる外国人にばかり目が行きやすいが、多くの外国人観光客は静かに日本を楽しんでる。/新幹線は富士山を通りすぎた。通路の向こうには2本目のビールを楽しむサラリーマンがいる。私は弁当箱をがっつく。大音量で音楽をかける乗客はいない https://t.co/90RLrU5TGV
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) February 24, 2025
佐々木俊尚氏が紹介している、新幹線を利用して国内を旅する英国人旅行者の投稿。私は、先にこの英国人旅行者の投稿を引用している別の方の投稿をみていたので、「あぁ、やはり注目されているのかな」と感じた次第。
個人的に気になったのは、写真に映る座席からグリーン車を利用していることが分かり、それだけお金のある人だからという一部批判。この方がそうなのかは不明だけれど、訪日観光客の多くが日本入国時に購入する「Japan Rail Pass」を利用しているならば、そんなに不思議ではないと思うなあ。それよりも、こんなにお得な新幹線用のパスがあるから、最近は大きなスーツケースで新幹線に乗車してくる訪日観光客も増えてきていて、そう言う大型・大容量の荷物にまだまだ対応が不十分な新幹線としては、更なる対応をして欲しい事かな。
閑話休題。私はYouTubeで日本を訪問している外国人観光客の動画もよく見ますが、異口同音に日本の良さとして上げているのは「電車や街中での静けさ」。アメリカの電車でも、例えば何度か利用した事のあるAmtrak(New York近郊や、西海外)車内は、結構静かだったし雰囲気的には、私の知っている範囲では湘南新宿ライナーみたいな感じ(車両のゴツさは段違いですが)。N.Y.の地下鉄なんかは、流石に車両の騒音も酷いし車内も時には雑然とした雰囲気の時もあり、その状況になれていると日本の地下鉄とか電車車内の様子は驚きだというのは良く分かる話。最近では、多分電車に乗っている乗客の80%位は耳にイヤホンをして何か聞いているけれど、同じ音楽を聴くにしても日本では静かに聞く人が殆どだけれど、アメリカの地下鉄なんかだと、音は聞こえないけれどそれにあわせて歌うその人の声は響くわけで、そう言う違いは大きいよなぁと言う気がします。そう言う意味では「秩序ある静寂」というものも、隠れた日本観光のキラーコンテンツなのかもしれないと時々感じます。
最近は日本来て羽目を外しすぎる訪日観光客の動画なんかも多く投稿されて、インバウンド急増に対しての批判も大きくなっているけれど、母数の訪日客数がコロナ禍の低迷から脱して大きくなっているのだから、そう言う「厄介者」の実数も増えていくのは仕方ないでしょうね。ただ、だからといってそう言う人達を許していては日常生活にも影響が出てくるわけで、インバウンドの増加とともに「日本でのマナー」「迷惑行為不要」みたいなコンテンツを、政府としてもどんどんアップしていって、こんなことするような人じゃないよねという気持ちを持たせないといけないのかな。日本だけでなく、どこの国・地域へ観光に言っても、まずはその地元の人の生活を尊重して、その中で静かに日常を体験することがある意味究極の「観光」だと思う。
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