外国人による日本の保健医療タダ乗り論に対して、河野太郎氏が反論しているスレッドは私も一通り読んでみましたが、その通りだとしたら確かに社会保険に対しての影響は小さいのかもしれない。でも、90日滞在で国保加入ができる現状が悪用されているのは事実な訳だから、まずは底を税する必要があるのでは。個人的に問題だと感じるのは、多分多くの場合90日というのはビザ無し渡航の最大日数なんですよね。で、その日数と保険加入資格が出来る日数が一致しているのが間違いなのでは。例えば、90日ではなく100日とか120日とかにすれば、ビザ有り入国者が対象になるだろうし、こういう混乱は発生しなかったように思います。と言うか、元々1年だったものをなんで一気に90日にしたのか、その理由が良く分からない。ネットでは、当時の国交大臣が公明党だったからという話がよく出回るけれど、やはり短期入国可能な日数と、その後一生利用するかもしれない国保の前提日数が同じというのはおかしい気がします。
河野氏としては、今言われている不正利用に関してはマイナンバーカードで今後は管理出来るという主張で、それはそれで正しいと思うし、だからこそマイナンバーカードの利用を持って加速させる必要があるのでは。それこそ、帰化した時にマイナンバーカードを作成すると思うのですが、そこで全ての関連サービス(マイナ保険証、マイナ免許証など)と紐付けすることを、帰化条件にしてもいいのでは。自分では確認していないけれど、中国では日本の健保を利用した治療ツアーみたいなものも募集されていると言われていて、まぁあの人達はそういう部分を見つけるのに長けた人達だからそう言う仕組みを作った側にも責任があると思うけれど、やはりそういう穴は早く塞がないと。
健康保険だけで無く、様々な支援サービス等も短期滞在を利用してある意味悪用されている例もいろいろ報告されています。最近問題になっている、国際免許の書き換えだって、なんで海外の免許保有者が国内免許を取得するのに、国内免許を取得する日本人よりも簡単な試験や確認で取れるのか、それが矛盾している気がする。せめて、国外免許証をその滞在期間だけ日本国内で利用出来るような暫定的な措置位なら理解出来るけれど、なんで日本国発行運転免許証を渡してしまうのか。しかも、その書き換える元の免許証だって、中国のものでは無く東南アジア等で違法に発行されたものも多いという話も聞くし。要するに、日本の仕組みが、日本の免許証が、国際的なライセンスロンダリングに悪用されているわけで、もっと監督官庁は真剣に審査するなり危機感を持って対応しないと駄目だと思う。
何時の頃からか、国内のこういう仕組みやサービスに対して、海外の人に対しての適用が甘くなったような気がするのは気のせい。しかも、多くの外国人はちゃんと申請して手続きしているけれど、一部外国人は巧妙に抜け穴を見つけたら、色々な理由を付けて特例みたいな形で特権獲得しているような意識で行動しているような気がします。最終的には、日本への帰化申請もそうだろうけど、余りに簡単に帰化が通る場合となかなか通らない場合があるみたいで、本当に必要な確認作業がされているのか心配になることも。難民申請は、日本はなかなか通らないと言われるけれど、実際に審査している人の意見では「難民」と言える場合は殆ど無いということがあるように、その逆の場合も可能性としては色々な場面であってもおかしくないと思う。ところで、一般的な健康保険は「国民健康保険」なので、本来は国民以外の人が加入しているのはおかしい気がするんだけれど。
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