今朝飛び込んできたニュースで、カナダのトロントピアソン国際空港で、ミネアポリス発トロント行きDL4819便が、着陸後横転したという事故。 使用機材は、CRJ-900で乗客(76人)と乗員(4人)の80名が搭乗していたけれど、負傷者18名(うち重体1名)ではあるけれど、今の所死者の報告は出ていないようで、事故の状況の割には不幸中の幸いだったような気もします。
ニュースの映像では、機体のお腹側(下部)を上にして地上に停止している機体の様子が流されていて、回りからは消防車から消化剤と思われるものが放水されていて火災防止をしているようですね。私自身、色々な飛行機事故の映像をこれまで見てきているけれど、まるで子供がオモチャの飛行機をひっくり返して床に置いたような、こんな形になっているのを見るのは多分初めてだと思います。見た限りでは、火災による黒い部分など見えていないように感じたので、幸いにも火災は発生しなかったのかな。それもあって、ひっくり返って脱出用シューターもで無いだろう状況でも、80名が何とか無事に脱出出来たんでしょうね。
不思議なのは、何がどうなったら紺感じに猫の「へそ天」みたいな形にひっくり返るんだろうか。飛行機は主翼が左右に伸びているから、着陸してから機体を軸に180度回転するようなモーメントはちょっと考えられない。仮にそうなったら主翼は完全に潰れるだろうから、そうなれば主翼内の燃料タンクから燃料が漏れて火災事故に繋がるだろうし。あるいは、旧に機首が下がるとか、逆に尾部が滑走路と接触して縦方向に180度回転するようなことが発生すれば、こういう感じでひっくり返る可能性はあるんだろうけど、着陸時にそこまでの状態になることが、やはり想像出来ない。今後、空港内のモニター映像等が発掘されて、どの様な状況からどの様にして回転したか明らかになるんでしょうけど、いずれにしても胴体が反転しても死者が今の所出なかったのは、やはりシートベルトの重要姓を再認識しますよね。
数日前に、都内では強風が吹き荒れて、成田空港に着陸する飛行機(SinaporeのScootかな)が、着陸やり直し(ゴーアラウンド)する様子が映されていましたが、着陸する直近に強烈な横風を受けたら、そのままくるっと回る可能性はあるのかなあ。よほど強力な横風か、そこにカウンターの当て方を間違ってしまうような、かなり偶然が重ならないと横向きロールみたいなことが発生する可能性はなさそうな気もするし。いずれにしても、早く原因が特定されて今後の再発防止に繋げて欲しい。
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