現状のカードリーダーが視覚障害者に使いにくいのは事実だろうし改善必要と思う。しかしそれでマイナ保険証を「愚行」とか言っちゃうのは何だろうね。/使えぬマイナ保険証の「愚行」 視覚障害者、顔認証に「がくぜん」 | 毎日新聞 https://t.co/2SrpCe6Li3
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) February 21, 2025
佐々木俊尚氏が引用している、毎日新聞の記事。マイナンバーカードが保険証を兼ねるようになり、それによって顔認証や暗証番号入力など視覚障害者の利用が難しくなる「愚行」と批判する記事。例によって、毎日新聞らしい偏った記事だなぁという印象ととも、今のマイナンバーカード用の端末が、まだまだ不便であることも確か。毎日新聞はマイナ保険証を廃止させたいのかもしれないけれど、それってそれ以上にリスクや問題のある原稿の保険証を戻せという意味にもなるわけで、それよりもマイナ保険証に対しての改善提案なり、問題解決へとつながる意見を表明するのが、メディアとしての役割だと思う。でも、「メディアの役割は政治監視」というくらいの業界なので、政治が導入したマイナンバーカードを否定することが自分たちの仕事だと思っているんでしょうね。
自分も以前感じてここにコメントしましたが、今のマイナンバーカードの顔認証用カメラって、その撮影方向が固定されているので、端末の設置位置によっては利用者がカメラに合わせてしゃがんだり背伸びしたりしないといけない。私もこれが面倒なので、マイナンバーカード利用時は暗証番号入力をしています。せめてカメラ部分が上下にチルトできるような機構になっていれば、もう少し使いやすくなるだろうし、それならば視覚障害の方が利用するときも、看護師さんなりがカメラ位置を調整するだけで簡単に認証できるんじゃないだろうか。将来的には、自動的に顔を追随してカメラが認識するような仕組みだって、そんなに難しくないと思うけれど。 さらにいえば、端末側が音声ガイドで「もう少ししゃがんでください」とか「少し右を向いてください」とかガイドする機能だって、そんなに難しくはないだろうし。
新聞記事を読んでいて、ちょっと卑怯だなと感じるのは、今回この来院された視覚障害者の方が、初めて経験した事象が毎回繰り返されるような書き方をしていること。もちろん直ぐには解決されないかもしれないけれど、二回目、三回目となれば病院側も対応を考えるだろうし、来院者側も慣れてくるだろうし、そこは新しい仕組みや手続きを導入したときにはある話。来院者側が自分のせいで後の人に迷惑をかけてはと自問自答する悲劇を書いているけれど、病院に行けば延々と受付を占有している人はいくらでも見ることができるわけで、あたかも視覚障害者に対しての不利益が生まれることを悲劇的に誇張しないでほしい。
マイナ保険証の解除申請、累計で5万8000件に 1月は1万件超える https://t.co/tuj7HVmgFv
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) February 18, 2025
毎日新聞はマイナ保険証に恨みでもあるのか、数日前にはこんな記事を掲載して、あたかも多くの人がマイナ保険証から離脱しているような印象を与えているけれど、社内で作為的に記事作成している? と勘ぐりたくなるような状況。1月は1万件を超えたというけれど、同月の加入者増は87万件と大幅なプラス。しかも累積の解除申請数は6万件弱と、全体の8100万件あまりから比べたら「0.07%」という割合。思わず「毎日新聞の改訳件数の方が大きいんじゃね?」と言いたくなってしまう(笑)。ネットの格言で「数量の比較の場合は割合を、割合の比較の場合は数量を見ろ」という物がありますが、まさにその格言を体現する話ですよね。次はどんな「マイナンバーカード不振不信記事」を掲載してくれるのだろうか、楽しみです(まて)。
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