FターミナルからGターミナルへの仮設通路を通ると、Fターミナルの付け根部分の工事の様子が見えます。まだ鉄骨がむき出しで、これいつ出来るんだろう状態。結構距離はあるんですが、テクテク歩いて、最後はエレベーターで上に上がると左手にPolaris Loungeの入口が見えます。
まだ2時間位搭乗開始まで余裕があるのと、前回の敵を取るために、今回は久し振りに堪能したいと思います。ボーディングパスをスキャンして、内部のエレベーターで上に上がると、そこを境に右手と左手にシーティングエリアが広がっています(1Fの受付の裏にも席がありますよね)。ただ飲食コーナーやDining Areaは左手に集中しているので、人の密度は段違いです。
一人なら席はありそうなので、左手奥に進み席を確保します。まだ朝の8時前位でしたが、一番奥のDining Areaもまだオープンしておらず、スタッフさんが集合して座っていて、何だろうと思ったら開始前の朝礼みたいな事をやっていました。この後オープンすると、その入口前には長い行列が出来たことは言うまでもありません。
私はそんなに食欲もなかったので、バイキングで軽く食べようと思ったんですが、軽食の質がかなり以前と比べて落ちていました。以前はちょっとしたオードブルみたいなものが結構有ったんですが、並んでいるものは昔のUnited Club時代と変わらない感じ。更にビックリしたのが、食器類が全て紙製のお皿になり、ナイフ・フォークもプラスチック製の物が置かれていました。ジュース類のコップもプラスチックコップだし、コーヒーは紙コップということで、多分コストダウンなんだろうけど、これでPolaris Loungeを言うのはなぁ... 私が経験した範囲では、Chicago ORDのPolaris Loungeが一番広くて立派だったと思いますが、あれはもう5~6年以上前かな。かなり残念でした。
搭乗開始時刻も迫ってきたので、ラウンジを出てG6ゲートへ向かいます。ここから成田行きのUA便はよく利用しましたが、羽田行きは今回初めてです。45分遅れで出発する成田行きのUA便は、隣りのG7から出るみたい。
ボーディングパスには、10:15の出発に対して09:20搭乗開始と記載されていましたが、実際には5分遅れで事前改札がスタートしました。車いすの方や足下の不自由な高齢のペアの方等がゲートから入っていくと、次は軍関係者で数名が入場。続いてUA MPのGS (Global Service)でも、やはり数名が入っていきました。後で気がつきましたが、そのうちの一人は機内で私の隣の席で、だからなのかチーフパーサーのCAさんが、結構飲み物とか軽食の有無をフライト中確認に来ていました。さすがGS(笑)。その後、幼児連れの家族グループが数組入っていきましたが、その中でスキャントラブルなのか中々進まなくなると、反対側のゲートを開けてこちらからMP 1Kを通し始めたので、私も並んではいることに。ここでは、顔認証で入場を確認しますが、何故かどの人も認証に失敗するので、端末の前に立たせて、エラーになるとボーディングパスをスキャンして通すという回りくどいことをやってました。最初からボーディングパスをスキャンすればよいのに、と心の中で思ったことは内緒です。
私も同様に顔認証がエラーになり、ボーディングパスをスキャンして機内へと入りました。今回は、前日の国内線キャンセルで、急遽代替経路として取ったもので、座席指定もシステムが勝手に決めたもの。国内線のLAS-SFOは空席が1席だけだったので問答無用ですが、このSFO-HNDには数席空席があり、移動しようか迷いましたがどれも中央の席しか空いてなかったので、トイレに近い元々の席にそのまま座りました。
UA Polaris Classに座るのは、2年振り。それもあってか、今回使用したシートというかボックス全体が、何となく疲れているというか「古い」という印象を受けました。それと、最初の頃はベッドパッドも合ったと思うけれど、今回は掛け布団、膝掛け、枕×2と減っている気がします。パジャマが入っていると思われる巾着袋みたいなものが、隣りの9Lの席の前に積まれていましたが、多分先にGSに希望を聞いて、残ったらリクエストベースで配布してくれるんでしょうね。私の隣の席には、そのGSの乗客が座っていましたが、いつの間にかパジャマに着替えていました。
ドアクローズは10:00丁度。少し遅れてプッシュバックが始まり移動開始。多分海側のRW28Rから離陸したのが少し遅れて10:30でした。ブロッキングタイムは10:57とアナウンスされました。暫くしてドリンクサービスが始まり、久し振りにUA名物のRoasted Nutsを頂きながら、白ワインを頂きましたが、最初は2種類あるうちのシャルドネをリクエストしたけれど、どうももう一つのソービニヨンブランを出された気がします。食事は一番安全パイのステーキにしたかったのですが、LAX-HND線にはあるのにこのSFO-HND線のメニューはありません。そんなに食欲もなかったので和食のセットをリクエストしましたが、これが酷かった。昔のUAはもっとまともだったと思うくらい酷い感じで、殆ど手を付けずに返却。その分アルコールが早く回って、直ぐにシートを倒して寝てしまいました。半分位のところで一度目が覚めて、その後到着まで2時間を切ったところで本格的に起きました。軽食はスクランブルエッグをリクエストしましたが、全然スクランブルになっていない硬いオムレツみたいな感じでしたが、まぁ何とか胃の中に流し込みました。そうそう、有償(US$ or マイル)の機内Wi-Fiサービスがあり、フルフライトのプランを契約したんですが、全然繋がらない。たまに接続しても、転送スピードが9600bpsか、と突っ込みたくなるくらい遅い、というか殆ど止まっているような感じ。もし今回のフライトでアンケートが来たら、UAに文句入れないと。
途中の気流がよかったのか、早めに空港に到着しそうです。東側から房総半島沿いに一度南下し、UターンをしてA滑走路のRW34Lを目指し、着陸したのが14:16。107番ゲートに入ったのが14:21で、30分近くの早着となりました。14:45発の京急に乗れれば、一つ早いひかり号に間に合うので、ドアが開くと早歩きで入国審査場へ。税関審査の顔認証技術にちょっと感動しつつここも直ぐに通過して、14:30頃には日本に戻ってきました。その後京急、ひかり号と乗り継ぎ、本来の予定よりは1日遅れになりましたが、何とか帰宅することが出来ました。(続く...)