2025年11月30日

東京アプリを全国アプリに

東京都が提供している「東京アプリ」経由で、一人当たり(15歳以上)11,000円相当のポイント付与されるという記事。 財政規模がちょっとした国(スイスとかスウェーデンとか)規模に匹敵する東京都なら、こういうアプリを開発して提供してさらにサービスを準備して行くことも難しくないはず。その、サービス部分はぶっちゃけた話し「お金」を出す部分だから分けるとして、基幹部分となるアプリに関しては、その内容としては全国どこの自治体でも利用出来るものが多いんじゃ無いだろうか。

これって、クライアント部分のスマホアプリだけで無く、多分行政(=都庁)側のデータの持ち方(サーバー類)も関わる話なんだけれど、全国どこの自治体でも共有出来る形にして、地方自治体でも同様のサービスや効率化を最小限のコストで実現出来るように政府とかデジタル庁とか頑張れないものだろうか。例えばデータを保有するサーバー側などは、それこそAWSの特定領域を日本政府(デジタル庁)が契約して、その中から必要な地方自治体に領域を貸し出して利用出来るようにする。オンプレミスでやりたいところは自分達で調達すれば良いし、フロントエンドはオンプレにしてバックアップはクラウドでというハイブリッド型をやるたい所も利用出来るようにする。当然、共通化することでデータフォーマットは共通化して、データ移動(自治体の移動)も簡単にできるようにする。マイナンバー前提で、これをキーにするわけだから、自治体ベースのデータでは無く、マイナンバーベースのデータで所属属性の一つが「現在の居住自治体」みたいな感じになるのかも。

アプリ側は、それこそ基幹部分はスケルトンで作成して、その上のデザインはシェルを被せて自治体の独自性が出せるようにすることは簡単なのでは。さらに、データ構造を京津化する事で多言語化も簡単にできるようになるだろうし。例えばスーパーセットを東京都や大阪市などの大都市が作成して、その中で不用なサービス・機能を簡単に隠す事が出来るようにして置ければ、地方自治体はそのスイッチをON/OFFするだけで自分達用のアプリが出来る。プラットフォームが共通化出来れば、例えば運用に関しては似たようなサービスを提供している全国の自治体をまとめて面倒見ることも出来るだろうし、例えば底で連携して独自サービスを提供してもいいかも。共通化することで、個性化させることも容易に出来ると思うんだけどなぁ。

そういう環境が整えば、今回の様にポイント=お金支給も簡単にできるようになる。そういうインセンティブがあれば、以前もそうだったけれどマイナンバーカード取得する人も増えて、そうなれば例えばマイナンバー保険証とかマイナンバー運転免許証とか、そういうサービス拡充へも繋がる。で、何度も書いているように、個人的にはマイナンバーと自分の電子マネーやクレジットカードと連動して、それで行われた支出は自動的に税金計算されて確定申告も自動的に可能になる、位のことは出来てほしいなぁ。その第一歩として、東京アプリを「全国アプリ」のテンプレート化プロジェクトとか誰かやってくれないだろうか(他力本願)。

A320 Update

羽田空港T2のトイレとラブに続き、今度はA320ファミリーの一部機体が、太陽フレアの影響を受けて飛行制御に必要なデータが破損する可能性があると言う事で緊急のソフトウェア更新が発生。それによる29日はANA国内線95便が整備作業のために欠航し、今日朝までには大体の更新は完了したけれど、多分機材繰りの関係で6便の欠航が決まっているらしい。前日の欠航で約13,200人、今日も約500人が影響するとのことで、ANAに取っては踏んだり蹴ったりな週末だろうなぁ。

詳細な原因が良く分からないので色々想像するんですが、太陽フレアの影響でデータが破損するというのは、アルファ線によるソフトウェアエラーを意味しているんだろうか。昔はDRAMのデータ化けが問題になって、色々調べたらアルファ線が衝突してデータ反転が発生していたと分かった、そこからECCとか冗長性を持たせた設計やソフトウェアデザインが出てきたけれど、今回もそう言う話なんだろうか。

「ソフトウェアで対応」となると、閾値を超えたような場合にリトライ回数を増やすとか、エラー訂正を多重に掛けるとかいう話になるんだろうけど、そうするとかなりのソフトの書き換えになるんだろうなぁ。また、本当に異常値が検知されたときにそれを「誤情報」として勝手に修正したら、そのままエラーに気がつかず重大事故に繋がる可能性もあるので、その辺りの切り分けというか分類も大変そう。また、ソフト的にオーバーヘッドが増える分、タイミングの問題も生まれるかもしれなくて、そうなるとその当該部分だけの書き換えだけで無く、関連するソフトやモジュール類も更新が必要になるだろうし、どれだけ雪崩的に波及するのかちょっと分からないですね。でも、更新作業に4時間かかるということは、結構な作業量だと思う。

  1. 既存データのうち保存が必要な固有データ等のバックアップ
  2. 既存データの消去(クリーンナップ)
  3. 新規ソフトウェアの導入・更新
  4. 保存バックアップデータの適用
  5. ソフトウェア検証・機能検査等
  6. 最終確認・承認
みたいな作業が行われると思うんですが、中々大変そう。パソコンを更新して、元のパソコンから新しいパソコンへデータ移行しつつ新しいOS/アプリをインストールすることを考えると良く分かります。

ANAは大変だけれど、JALはA350は保有していてもA320は使用していないので影響無しというのは幸運というか、なんかそう言う話が良くありますよね。以前はB777のエンジンだったかな。あの時もANAはてんやわんやだったけれど、A350への移行がほぼ完了していたJALはそうでは無かったし。系列のPeach等にも対象機種が何機か存在するらしいけれど、こちらは欠航無しで対応可能と言う事なので、やはり大きな会社は何かあったときのリスクも大きいなと再認識しました。航空機の一番の要素「安全」に関わるところだけに、妥協してはいけないけれど、影響を受ける乗客も最少化されることを祈るばかりです。

2025年11月28日

非料亭政治

これまでだと「料亭政治」とか「密室政治」とメディアは批判してきたのだけれど、そういう会食機会が無い高市総理に対しては「会食機会が無いのが問題」と180度違う主張記事を掲載する毎日新聞。 これまでの論調であれば「ほら、料亭政治をしなくてもこれだけ政治を動かすことができる」くらいは言っても良いと思うけれど、それはイコール高市内閣を認めることになるから、何があってもそんなことは書きたくない雰囲気がプンプン。

政治の世界、特に色々な責任も伴う与党ともなれば、早々公に出来ない話も多いわけで、それは企業活動でも同様。"Security"ということが一番重視された会社だったので、機密保持とか開示方法とか、そう言う事は毎年のように教育が行われていました。入社したときには「この会社は仕事で失敗しても首にならないけれど、セキュリティ違反をしたら即首だから」と言われ事も、今も記憶しています。

「いゃ、ビジネスで重要なそういう機密ではなく、政治家は隠れてこそこそ怪しからん相談をしていることが問題なのだ」と言う意見もあるでしょうし、実際政治家もピンキリだから中には私物化みたいな形の「料亭会合」みたいなものもあるかもしれない。だから「料亭政治」や「密室政治」を批判する事は問題無いと思うけれど、それならばそう言うことをやっていない高市総理に対してはそれなりに評価するべきでは。

ネットでは「支持率下げてやる」の典型みたいだというコメントも多いけれど、まぁそう言われても当然という記事。更に指摘されているのは、自宅で勉強すること優先で仲間作りや意見交換が無いみたいな事を言っているけれど、高市総理の住まいは議員会館なので、必要ならば同じ建物にいるであろう議員と直ぐに話しが出来る距離にいるということ。呼び出される相手にとっては迷惑かもしれないけれど、何かあれば「ちょっと」と声を掛ければ直ぐに会える距離にあるのだから、それすらも利用していないなら批判の一つも納得出来るけれど多分そうじゃ無いでしょうね。勿論、相手のプライバシーやスケジュールは優先するだろうけど。高市総理のやり方が上手く行くのであれば、メディアがこれまで批判してきた「料亭政治」が間違っている証明になるのに、それすらも自分達の意地で認めたくないのがメディアなんだろうな。

2025年11月27日

都内の歩き方

ReHacQの「新ファンタスティック未来」編から、JTOS(JR東日本、東急、小田急、西武)による新規事業プロジェクトに関しての回。JTOSの紹介をしながら、新規案件募集みたいな内容だけれど、関東の大手鉄道会社4社が協業して居ると言うことに先ずビックリ。まぁ、都内からその周辺地域には、JR東日本は勿論、多くの私鉄企業がそれこそ網の目のように路線を張りメグしているから、そのメッシュを利用するというのは直ぐに思いつく話。でも、地域によってはライバル会社になるわけで、協業となると中々難しいかも。

今回この4社以外の関東の大手私鉄企業となると、東武、京王、京急、京成、東京メトロ、 かなぁ。京王はJR中央線と被るけれど、それはそれで密度の濃い情報収集が出来そうな気がするけど。京急は横浜から先の三浦半島方面、東武は池袋から北方向、京成は上野から北側と、そんなに被らないからJTOSに入っても良いと思うけれど、企業規模と余裕の問題かな。既存のJTOS 4社は、山手線を起点に、それぞれ黄河へと伸びる放射線状に延びる路線構造だけれど、東京メトロはそれらを横断的に接続するような感じになっていると思うので、彼らは入るメリットがありそうな気がしますね。

動画を観ていて感じたのは、線路を通して沿線開発をして、宅地開発もして沿線住民を増やし、さらにはターミナル駅を設置して集客力も増やして、でも人口減少や高齢化もあり路線利用者数は減少していく中、如何に鉄道両社を維持しつつ出来れば増やしたいという各社の思惑が良く感じられる話しでした。確かに都内というか南関東エリアで生活していると、鉄道網が兎に角充実しているから無くてはならない移動手段。その利便性が高まる事には不満はない。そう言う意味ではこういう試みは応援したいけれど、正直なところ鉄道本体の改善というよりは、鉄道駅を出てからの付加価値開発みたいな話が中心なので、ちょっと難しい部分も多いのかなと感じましたね。

途中tonariの高橋Pが自分のアイデアを売り込んでいたけれど、一番目のアイデアって「地球の歩き方・国内編」のオンライン・リアルタイム化みたいな話じゃないだろうか。アイデアとしては「有り」だと思うし、リアルタイムは無理としても週ごとに周辺情報が更新されていくくらいの頻度であれば、十分魅力的なコンテンツになる気がします。地元に地域担当者を置いて、その人が日々の小さな更新をしつつ、週一とか月一くらいでプロのtonariメンバーが特集版を作り配信するとかしたら、量と質を担保した「都内の歩き方」みたいなものが出来そう。個人的には「乗換案内」のリアルタイム版みたいなものを作ってほしいなぁ。その時点での遅延情報や駅構内の移動方法まで網羅して、時間最短での乗り換え移動方法だけでなく、わざと遠回りしつつも名所が見えるルートとか、特定アプリを使えばその遠回りルートも割引になるとか。JTOSにはNature, Moving, Culture, Well-beingの4本柱があるそうですが、Movingの中にJTOS四社内での移動最適化快適化みたいな事案を考えてほしいなと感じた内容でした。最後の方の高橋Pの本気の売り込みは面白かったけれど(笑)。

思い込み質疑

山尾志桜里元衆院議員の、党首討論(高市vs野田)に関してのコメント。議員時代は色々物議を醸す行動があったけれど、客観的な視点だからだろうか議員を離れてからの色々な批評は、結構的確なものが多いように感じます。 

特に中国関係の話については、山尾氏も書いているようにエスカレートしているのは先方側だし、事の発端は大阪総領事の投稿なのだから、先ずはそこを諫めるべきなのでは。それに対して売り言葉に買い言葉で日本が反応したのなら、それは問題だけれど、実際は日本側は極めて冷静に対応しているし、中国側からの嫌がらせに対しても国民が一番冷静に対応している事をもっと認識するべきでは。中国が怒っている日中関係が大変だと騒いでいるのは、正直リベラル・左派の中でもごく一部で、そういう人達の中でも今回の件は中国側に問題があると考える人が結構多いことを認識するべきだと思う。

確か同じ山尾氏の別のコメントだったと思うんですが、今回の件で中国側がミスをしたのは、大きく騒ぎ立てたりアメリカ側にご注進した事で、日中の問題が国際的な問題に昇華してしまい、中台問題や中国の覇権主義みたいなものが更に世界から注目されるようになったと言う事。言われてみてなるほどと感じるんですが、確かに先の尖閣諸島の国有化の時には、日中の対決みたいな形だったので、中国は日本に対しての攻撃に手中すれば良かったのに、今回は日本以外の欧州等からも反応があるし、国連に訴える事で世界的な話になってしまったし、日中首脳の電話会議をしてアメリカを味方に付けたと思ったら、直ぐさまアメリカから日本へと連携が作られるしと、後手にしか回っていない気がします。

日中のフライトキャンセルを中国政府が出して、日中の路線12路線が運休し、乗客数が21%程減少する想定らしいのですが、中国からの直行便は減っても、台湾とか仁川経由とか日系フライト利用とか、全体のインバウンド数はそんなには減らないんじゃ無いだろうか。年内はこんな感じで中国からの見た目のインバウンドは減るだろうけど、来年になった旧正月の時期になるとどうなるんだろうか。その時点でも現状くらいあるいはそれ以上の路線運休が続くとなると、国民感情的にも不満が大きくなって逆効果になる気がするんだけれど。今の所中国政府は、高市内閣を揺さぶろうとして上手く言っていない状態に見えます。それだけならば、そのうちに「まぁ、この辺で許しやろう」と吉本モードでフェードアウトすればよいけれど、国内の不満モードに火がつくと更にやっかいなことになりそう。やけどしないうちに中国政府としては静かになって、自然解決する時期を待つ方が良いと思うけれど、今の習政権はそんなことは考えられない気がするのが一番の不安ですね。

2025年11月26日

AIが繋ぐ未来技術

 佐々木俊尚氏の引用ツイートから、欧米と日本での「科学」の成り立ちの違いに関しての推考。自分が比較的良き知っているのは「欧米」のうちの「米」の「開発」のやり方だけれど、彼らは科学というか考え方の構築や検証さらに実装に至るまで、「チーム」で仕事をする割合が大きい気がします。さらに「失敗することを許容する文化」が一番大きくて、一度失敗しても次の挑戦のシナリオがしっかりしていれば、以前の結果にかかわらず新規案件に投資してくれる機会も多い。それに対して日本は常に成功すること、失敗しないことが要求される事もあり、それ故に個人技術、つまり「匠」的世界観に収斂している気がします。

私は、どちらの考え方や仕組みもそれぞれ良い点・悪い点有るし、それを選択するのはそれぞれの人の自由だと思う。でも、科学技術や知識がどんどん発達してくると、次の段階へと進む閾値もどんどん高くなっていくんですよね。そうなると、個人で戦うにはよほどの天才や閃きが無いと難しくなる。例えば「家を建てる」という作業も、木材を切り出して組み合わせて作る日本的な手法の場合も、石造りブロック作りの西洋的な手法の場合もそんなに違いは無いのかもしれないけれど、それが高層建築だったり大規模建築、あるいは3Dプリンターのような自動化という段階に入ると、これはもうシステムというかチームでの作業になるわけで、そうなるとスーパーサイヤ人でも敵わないかもしれない。

じゃあ日本の仕組みも欧米式に変えていけば良いのかというと、短期的にはそれでも良いかもしれないけれど、結局欧米式の肝はコラムにも書かれているような歴史的背景みたいな物や地政学的な優位性みたいな物にも助けられてきたこともあると思うので、中々一朝一夕で買われる物では無い。情報共有だとか交通手段やテレワークなど、代替手段もあるけれど、それまでの蓄積みたいな物が桁違いだと中々追いつくことは難しい。一方で日本的な「拘り」というか「オタク」的作業というのも日本的魅力の秘訣にもなっているわけで、この部分を否定すると結局は欧米の二番煎じしか生まれてこないかもしれない。じゃあどうすれば良いのか。個人的に今感じているのは、だから生成AIに他の技術や分野との架け橋を担わせればいいのでは、と単純に考えるわけです。

勿論、どの様して生成AIを活用するかはまた別の課題だとは思うけれど、良くも悪くも世の中の事柄を広く網羅しているのが生成AIだとすれば、そこに自分の専門性を投げてどういう活用方法があるのか、あるいはどういう分野に近いニーズやユースケースが想定されるのか、そういう結びつきを問うのは、少なくともそこから何かヒントを得られる機会が広がる気がします。私がもう30年以上前にパソコンの開発をしていたときに、一つ気をつけていたのが「同じ価格帯の製品にはどんな物があるのか」ということ。当時のパソコンは、それまで会社向けの一台何十万円もする製品から、固定資産に引っかからない20万円以下の製品だとか、個人向けに10万円を切る製品が登場してきた時代でした。それでも、個人で10万円の品物というのは結構高価だったと思うけれど、ちょっとした貴金属は言うに及ばず、家電製品でもそれ位の価格帯の物は有りました。また当時はブランド物がブームで、もっと高い洋服だったり装飾品が売れていた時代。そんな中でパソコンとしてキラーコンテンツになったのが、FAXソフトだったり、年賀状印刷ソフトだったり、カラオケソフトだったり、インターネットがまだ黎明期だったこともあって、結構代替手段として活用されていた時代。そういう数多の切替が、今の時代は持って迅速に勝つ敏感にクルクル変わっているんだと思います。だからこそ、生成AIを活用する意味も機会も動機もあると思うわけです。

町田市の思い出

今日は全て佐々木俊尚氏の引用から(手抜きだ-笑)。 でも、就職とともに町田市(玉川学園)に引っ越しをして、それから12年間暮らした身としては、やはり「町田市」は思い出深い場所の一つなんですよね。

町田市は、良く「神奈川県町田市」と言われるけれどれっきとした「東京都町田市」(笑)。小田急本線とJR横浜線が交差するターミナル駅ですが、そのJR横浜駅を降りたすぐ西側の境川が文字通り神奈川県相模原市との県境なんですよね。私が住んでいた1980年代後半から1990年代に掛けては、本当のJR町田駅・小田急町田駅周辺は賑やかで、一方で西側の相模原市に入ると、途端に猥雑な飲み屋街みたいな感じの場所が広がっていて、駅の東側(町田市側)と西側(相模原市側)では、陰陽・明暗みたいな違いがあったように思います。

小田急駅横には小田急デパートが有り、JR町田駅の駅ビルには丸井が入り、そこから南に少し行くと109が有って、道の反対側には東急があり、本当に賑やか。当時浜松市と比べて人口や規模的にはそんなに変わらない町だと思うのですが、賑やかさは段違いで凄く羨ましかったけれど、その町田市から小田急で40分も移動すれば新宿だし、JR横浜線で長津田に移動して東急で移動すれば渋谷だし、そのままJR横浜線に乗っていれば横浜だし、兎に角日本を代表する繁華街や大都市への移動も便利で、浜松から出てきたばかりの地方出身者にとっては、都会の生活に順応するには丁度良いくらいの場所だったかも。

最寄り駅だった玉川学園駅は、各停で町田駅の隣なんですが、ちょっと距離があるし、少し山がちの場所なので駅からアップダウンを何回か上り下りをして20分位歩いてアパートに到着する場所。鶴川街道が目の前に見える小高い丘の上にアパートがあったので、町田で飲んで電車が無くなると、そのままテクテクと鶴川街道沿いに1時間位歩いて帰宅したことは数え切れないほど(笑)。その後町田の隣りの相模大野駅やその周辺が再開発されて凄く綺麗になり、伊勢丹まで出来てしまったので、買物には不自由しませんでしたね。記事にもあるように、一時治安が悪くなった頃は、実は引っ越しをして長津田に住んでいたので、余り町田へ行く機会は無くなったのですが、地元浜松以外では人生で一番長く住んでいた場所だから、やはり懐かしく感じます。隣りの相模原市が政令指定都市になったりして、規模感ではちょっと押され気味ですが、また賑やかになって欲しいですね。

笑変換

こちらも佐々木俊尚氏の引用から、シリアスな事柄も直ぐさまネットミーム(ネット素材)として変換処理されて、嘲笑や風刺の対象に変換されてしまう日本のネット構造に関して。 

中国外務省がXに投稿した日本への批判記事の背景を直ぐさまパクリ、何となくそれっぽい口調で似たような画像を生成することは直ぐにでも想像できました。でも、外務省の局長会議後のポケットに手を入れて不遜な態度で対応している中国側局長を、コミカルな映像に変換して様々な動画が投稿されたのはビックリしました。画像生成AIを使えば、その対象者だけを切り抜き色々な動作をさせることは可能だと思うけれど、それだけで無く回りの関係者の動作や表情までそれっぽく変換出来るのは凄いなと素直に感心しました。あの動画を作成したのは日本の人では無いみたいだけれど、「日本的な笑いへの変換」という芸風は、もう世界的な存在の一つになったという現れなのかも。

権力を風刺して笑いに文字通り「笑華(昇華)」させるというのは、昔何かで読んだ江戸時代なんかにもあったみたいで、そう言う意味では最近の技術によって生まれたものでは無く、ある意味日本人のDNAにそういう要素が埋め込まれているのかも。そこに技術革新が注入されて、ますます磨きが掛かっている(?)気がします。まぁ、Xみたいな公の場所に子供の喧嘩みたいな言い分や映像・画像を投稿する時点で「レベルが低いなぁ」としか感じないのだけれど、多分彼らはそれに対して同様のしかし立場が逆の反論・反証が日本から来ることをきたいしていたんじゃないだろうか。それによって「日本の軍国化、先鋭化」の証拠としてさらに利用しようと考えていたんじゃ無いだろうか。ところが日本から戻ってくる反応は、本来の主張とは関係内でも似たような感じのギャグばかりで、まともに反応したら自分達もその笑いの中に含まれてしまうし、かと言って何もしないとそれを認めたことになる。となると、ますます厳しい内容を投稿せざるを得なくなるのだけれど、それは日本人にとっては新たな燃料投下になるわけで。さらに笑いの返礼が戻ってくると言う、ある意味日本の蟻地獄に嵌まった気がする。

中国側としては、日本の国内世論を喚起して高市政権への批判を醸成させたかったんだろうけど、逆に対中国戦線みたいなものが形成されつつあり結構焦っているのかも。以前ならば、与党政権に連立していた公明党がそれなりの立ち回りをしてくれたんだろうけど、その公明党は連立を離れて野党になっていて大きな影響力は期待出来ない。経済的な圧力に関しては、インバウンドや輸入制限に関しては影響はゼロでは無いけれどそんなに大きくは無い。逆に、中国系企業や個人が構築していた闇経済もうみたいなものが一番の影響を受けていて、案外今回を機会に清浄化されるようなきもします。それ以外での例えばレアアースとか中国が世界的に影響力を持っている部分で制裁を考え出すと、そうは行かないかもしれないけれど、それでも以前の経験から輸入の分散化や脱レアアース技術も進んでいるから、中国が期待するほどの影響は無いような気がする。何処かのテレビ局のスローガンで「笑いは世界を救う」みたいなものがあったけれど、「笑いが日本を救う」というのは案外事実かも。

2025年11月24日

Too much, too late

最近の日中関係に関しての、Bloombergのコラム。事の発端が、立憲民主党の岡田克也議員の質問に対しての高市総理の回答に「台湾」という言葉が入っていた(実際は言っていないけれど)ということから始まったこの騒動。更にそこに朝日新聞の虚報誤報レベルの報道があり、それに延髄反射した大阪総領事の投稿が最悪の状態を招聘したようなもの。個人的には、外務大臣経験者の岡田氏があえてああ言う質問をする意図が疑問だし、とは言っても最後まで曖昧路線に終始できなかった高市氏の対応は、総理就任直後の話とはいえ残念だった気がします。

ただ、それに対しての中国側の反応は自分が記憶している限りこれまでで最悪なレベルではと言う気がします。「最悪」という意味は「深刻さ」もそうだけれど、その反論の内容や手法が余りに稚拙に見えるし実際日本人の感覚からすると、いわれの無い言いがかりを反社勢力から突然ふっかけられているような印象じゃないだろうか。百歩譲って、中国外務省が無理筋ながらも自分達の主張を押しつけてくるのは、まぁまだ分かる。でも、そこに中国人民軍まで文字通り「参戦」してきて、おどろおどろしいグラフィックなんかを投稿するのは、「君たち、そんなに暇なの」と効いてみたい気がするくらい幼稚。仮に圧力を掛けたいのであれば、圧倒的な軍事力を映像で流すのが一番なのでは。中国ご自慢の「空母」なんか、日本人は本当に怖いから(笑)。

さらには、国連の敵国条項まで取り上げて「日本を攻撃する理由がある」みたいな事まで言い出すけれど、でも、それを認めたのは今の人民中国では無く、台湾の中華民国なので、敵国条項を認めることは中国の存在意味まで否定する可能性もあるらしい。 そうやってどんどんヒートアップする中国に対して、日本国内が意外に冷静というか、高市政権に足しての期待値もあるからだと思いますが、静かに対応している。それが気に入らない中国は、逆にますますヒートアップの度合いが進んでいて、だから中国外務省も毎日の標語のように日本を批判する投稿を続けるし、人民軍アカウントは独創的なグラフィックを生産し続けているわけだし(笑)。まぁ、何度も言うけれど「低次元な反応だなぁ」としか感じられない。そのお陰で、Bloombergのコラムが書くように、「タカ派」と言われた高市氏が「ハト派」に見えるというのは、中国側も意図していなかった大いなる失敗でしょうね。

自分も仕事の上で、台湾、香港、中国のエンジニアやマネージャとの付き合いがあって、それぞれ「中国人」とはいえ、かなり幅広いというか千差万別。中国も国土が広い国なので、地域によってもかなり違う。ただそんな中で共通していると感じるのは、やはり自分の面子を一番重要視するところ。台湾や当時の香港(返還前後の30年位前)の人達は、西側の教育を受けていてその文化にも触れて慣れていたからそんなでも無いけれど、中国本土の人は本当大変。更に自分の非は基本認めないから、相手の問題や失敗を指摘するときも注意しないといけない。仮にその手順に失敗して相手の怒りとか不信感を招いてしまうと、それをリカバリーするのが大変。困るのは、ああいう人達は自分達のミスや非を正当化するために、相手の問題や不誠実さを厳しく主張して、自分達よりもより悪い・低い存在にすることで、自分達は「それよりはマシ=自分達が正しい」みたいな論理を生み出すんですよね。今回もそういう雰囲気がプンプンして、「あぁ、いつもの中国」と感じます。そう言う意味で、今に本が出来る最善の対策は「生暖かく見守る」一択だろうなぁ。

2025年11月23日

昔の経済、今の経済

最近はまっているReHacQの経済関係のコンテンツで、昨日公開された20兆円財政出動の内容に関して、第一生命経済研究所の永濱利廣氏とPwCコンサルティングの片岡剛士氏の対談。同じく長濱氏が出演している大和証券の木野内栄治氏との財政出動の閣議決定前のコンテンツも興味深くて、両方を比較してみると「なるほどな」と納得というか理解出来ることが多くて、自分としては勉強になるなぁとここの所何度か繰り返し巻き戻しつつ視聴しています。

この二つのコンテンツで言われていたのは、「アベノミクス」に関しては「三本の矢」と言われる「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」のうち、デフレ状態でも合ったので先ずは金融政策を優先して需要喚起を進めた。それはそれでそれなりの効果が出始めていたけれど、それに対して供給を押し上げる、第二、第三の矢を十分に達成するまでには至らずが不十分だった、と。それに対して、今回の「サナエノミクス」は、特に第三の矢である「責任有る積極財政」が中心なのは、デフレからインフレになっている現在、需要を下支えする供給力を充実させることが必要という説明を聞いて、自分が感じていたモヤモヤ感がクリアーになった気がします。

先のコンテンツでは、前回の財政出動が約13.7兆円だったので、それよりも増やさないとインパクトがない。仮に20兆円位の予算を作成しても、国債の発行額にしても、国の負債(債務残高/GDP)にしても減少させながら達成することは可能なので、そこまで踏み切れるかどうかが高市内閣の覚悟、みたいな話をしていました。20兆円というのはかなりの増額だと思うのですが、経済アナリストによっては30兆円まで可能という人もいるとの話も出て、流石にそれは極端だろうと思ったけれど。結果的には約21兆円規模の財政出動が今回決まり、その内容に関してもかなりメリハリを付けているような気がします。

その内容やReHacQの内容に関しての批判も大きいけれど、今回の総額はあくまで近々に必要な対策に対しての初期投資というかイニシャルコストだと理解しています。これをベースに、来年度の本予算ではより長期的かつ抜本的な中長期計画を策定して、それに対してしっかりと予算を付けて実現して行かないといけない。その辺りを誤解している人が多いような気がしますね。それに、今回の予算規模が予想以上だったからか、瞬間的に円安が進んだけれど、動画の中で長濱氏が説明しているように、別に規律を無視して財政出動しているわけではないので、直ぐに155円位の「円高」に位置に戻っている。この辺りは、余りに予想外な財政計画の内容に専門家もつい延髄反射したんじゃないだろうか。

今回のコンテンツの中で、中国の開発独裁体制がある意味成功して、世界の製造、開発、研究をリードするような立場になった事に西側諸国も慌てて、特に科学技術関係への支出を増やしていると話をしていました。日本も乗り遅れていたため、過去の資産も食い潰しつつあるけれど、それだからこそ日本の得意分野・新規分野を選択集中して投資をしてリードしなければと言うのはなしは自分的に一番腑に落ちた部分でした。日本が世界をリードしていた1980年代というのは、経済状況が好調でいろいろな分野や製品に企業がお金を投入できていた時代。だからこそ、新しい製品や研究も生まれてきたわけで、それは失敗しても許されて次に再挑戦できる環境があったからだと思います。SONYのWALKMANは、社会文化すら変えた画期的な商品だったと思いますが、あれだって井深さんのある意味我が儘を聞くだけの余裕が会社にあったからだと思うんですよね。私も、有名プランナーの「個人的趣味」から小型パソコンの開発に繋がった経験があるだけに、当時はそうゆう余裕が日本の技術を豊かにしていたと思います。でも今はそんな余裕は無いから、選択と集中をしないといけない。でも、その判断を誤らないようにしないと、昔の「千三つ」よりも悪い結果しか生まれないかも。そう言う意味でも、今回の経済対策さらには17項目の実現はかなり大きな課題だと感じました。

2025年11月22日

自分は悪くない主張

朝日新聞が伝えた、高市総理の存立危機事態に対しての見出しに、中日大阪総領事が過剰反応して現在の日中国際問題になっている件。その大阪総領事が引用した朝日新聞デジタル速報席のツイートは、現時点でも以前の「誤解を招く見出し」のままなのに、本体の朝日新聞は「うちは其れ以前に変更しているから無問題」と言う立場らしい。

朝日新聞本体と、このXアカウントの関係が不明だけれど、これって全く対策を取っていないことに等しい状態だと思う。冬場になると、以前発売した加湿器や暖房器具の不具合からの事故を回避するため、色々なメーカーが「この製品をお持ちの方は」と何度もTV-CMを打って注意喚起をするけれど、これほどの国際問題になっているのだから先ずは当該記事を削除した上で、これこれこういう風に内容変更をしていますという告知行為を、本体の新聞記事だけで無く、関係する全ての媒体で訂正する「社会的義務」があると思う。 

とにかく、高市政権は自分達にとっては都合が悪い存在と思っていた中国に対して、待ってましたと言わんばかりの切っ掛けを与えたことは確実で、ネットの中では第一次世界大戦の切っ掛けになったサラエボ事件に結びつける書込もありましたが、もし万が一の事態にまで発展したら、それもあながち大げさな批判では無いと思いますね。言い訳記事では「仮定表現が重なっていたから」と言っているけれど、いゃひょうげんの問題じゃ無くて、そこで言うべき事態が180度異なる内容・意味であることが最大の問題で、それはメディア・ジャーナリストとして全く体を成していないと言われても仕方ないのでは。

本部の犯したミスを、支部がそのまま放置して問題となったけれど、本部は既に問題修正済みですと言われても、実際に問題が出ている支部が何も変わっていなければ、それは本でも含めてその組織全体の責任になるでしょう。もっと早く訂正して説明していればまだしも、未だに自分達は何も悪くないみたいな態度をとり続けている朝日新聞社は猛省するべきだと思う。大体テレビなんかでは、ちょっとしたルビの間違い、漢字の間違い、読み間違いでも、直ぐに訂正するくせに、新聞メディアは中々自分達の間違いを認めないし、層であっても分からないように訂正して終わりにするから信用できない。これって、メディア論当たりで良い課題素材にならないだろうか。

小泉覚醒

昨晩ReHacQで生配信された、小泉進次郎防衛大臣の回。内容的には、既にたの番組や委員会等で話をしていた部分も多くて、そんなに新規性は感じられなかったけれど、アメリカ留学からのシンクタンク経験が現在の防衛大臣としての「覚醒」に繋がっているというのは面白い話でした。小泉氏がアメリカの大学留学経験があることは知っていましたが、それが3年間で且つその後にシンクタンクで仕事をしていたというのは初耳。確かにそれ位の海外経験があれば、現在の防衛大臣というポジションは適切かも。また、元々そういう分野に興味が有ったけれど、見聞を広めるためにあえて別の分野の仕事を選んだみたいな発言も、案外的を射ていてこの人結構切れ者じゃ無いのと感心するほど(笑)。

年間採用希望数が15,000人に対して、昨年度は1万人弱と全く足りていない状態は、今はどこの分野・仕事も人手不足を言っているけれど、より専門的な組織である自衛隊では深刻でしょうね。そんな中で生活環境の改善を進めているというのは正しい選択だと思うし、そういう開発部分の予算に関しては「防衛費」とは別に計上して、常に更新されるような仕組みにして欲しいところですよね。あと、基本給部分は「高卒で22万円、大卒で27万円」と言っていたけれど、自衛隊の場合はそれ以外の手当部分をもっと拡充するべきでは。特に自衛隊の場合は、特殊技能の資格や認定を獲得したら、その分の手当例えば「レンジャー手当」とか「爆発物処理技能手当」とか、本人が自らの技能を拡充していくことで、その隊員の能力向上も進み組織としても密度が高くなるわけだから、そこに投資を惜しんではいけないと思う。

浜松には航空自衛隊の浜松基地があるし、小中高の同級生の中には自衛隊関係の子供もいました。ですから、自衛隊に対しての感情は個人的にはかなりポジティブだし、大変な仕事だと思う。だから小泉大臣が「アメリカでは軍人だと空港での搭乗順序とか優遇される場合がある」と言うようなことを言っていたことには同意しますね。日本ではアメリカほど航空機での移動が一般的では無いから、空港での優先搭乗はあまり機能しない気がするけれど、自衛隊も含めて、警察、消防、海上保安庁等の人達には何らかの割引制度みたいなものがあっても良い気がします。

個人的に一番興味深かったのは、後半に登場した「航空自衛隊」が来年から「航空宇宙自衛隊」に名称も内容も変わるという話。私は初めて聞いた話なので「えっ、そんなことここで言っていいの」とびっくりしましたが、既に公になっている話でした。そうなると浜松基地も「浜松航空宇宙自衛隊基地」になるんだろうか。そうなると、あの高台の基地の地中不覚に秘密のトンネルがあり、ロケット打ち上げ施設が既に準備されているんだろうな(マテ)。宇宙空間もそうだし、最近のドローン対策もそうだけれど、リモートで出来る仕事リモートでしか出来ない仕事も増えてきているので、例えば自衛官の採用基準として体力的に劣る人でも、場合によっては車いすとか寝たきりの人でも、パソコン操作可能ならばリモート隊員としてそういう部分を補完して貰うことで、人員不足を補うことも可能じゃないだろうか。SF「エンダーのゲーム」みたいな世界観になってしまうけれど、小泉大臣ならば色々改革してくれそうな雰囲気を感じた回でした。

Hilton Reserve

HiltonのFSPである「HORNOR」が来年1月1日から改編されて、新しい最上位メンバークラス「Hilton Reserve」が設定されるとともに、既存のGold, Diamondの獲得条件が少し緩和されるというお知らせ。一番の変更は、これまでのHORNORSは基本「US$1=10 Base Point(BP)」というレートで換算していて、その合計で会員ランクが決まったんですが、それが「利用金額US$」になったこと。「利用金額」と言っているのは、税金・サービス料金も含むという事なんだろうか。そうすると、その分有利になりますけどどうなんだろうか。 

これまで(2025年まで)のHOSRNORS Diamond獲得条件は、「60泊、30滞在、または120,000BP」ですが、これが「50泊、25滞在、またはUS$11,500利用金額」に変更。新しいDiamond Reserveは「80泊、40滞在かつUS$18,000利用金額」なので、年間US$18,000、今のレートだと年間300万円位の利用しろよと言う事か。Diamond Reserveは、宿泊数と利用関学のAND条件なので、単に利用料金だけ積み上げても駄目で利用頻度も効いてくるから、やはり完全にビジネス利用顧客向けだなぁ。

現在Hilton HONORSに関しては、AmexのHilton Premium Cardを利用して会員クラス(Diamond)を維持していますが、こちらの利用条件は変わるんだろうか。年間カード利用額200万円で、Diamondを獲得出来ますが、年間利用額US$11,500だとUS$1=174円位まで円安にならないとクレジットカード有利にならない。US$11,500×155円で1,782,500円だから、スイート2回宿泊で到達出来るじゃん(マテ-笑)。ところで、Lifetime Diamondの獲得条件のうち、Diamond 10年間は満たしているけれど、1,000泊は流石に無理な気がする。となると、生涯利用金額US$200,000(約3,000万円)で到達するのが一番簡単な気がするけれど、現在の累積利用金額って幾らくらいだろうか。流石に半分は行っていない事は確かで、やっぱり宝くじに当たって、スイートを10回位利用したら到達出来そう(マテ)。

2025年11月21日

STARBUCKS@新横浜

東海道新幹線の新横浜駅下り線ホームに、STARBUCKSの店舗が今日から開設されるというニュース。新横浜駅に限らず、コロナ禍でホーム上の売店やKIOSKが閉店されて、中には店舗部分が撤去されたところも合ったと思うけれど、それがこんな形で復活するのは嬉しい。

記事にもありますが、新横浜駅は2Fの改札口フロアーに小規模な店舗と、そのほぼ真上の3Fエリア、ビックカメラの正面に比較的大きな店舗の2箇所ありますが、構内には無いのが難点でした。浜松ですら、駅ビルの1Fと2Fの2箇所に、駅構内にも1店舗あるのに(笑)。但しこのホーム上の店舗は、キャッシュレス専用でオーダーも端末からと言う「最新版店舗」。そのため、商品展開も限定されているけれど、新幹線を待つ短い間でもコーヒーが帰るのは嬉しい。でも、場所が下り線ホームの11号車付近というと、ちょっと奥の方かな。改札口を通過して、東京寄りのエスカレーターを上がると、その辺りに出るのかな。

ところで記事の中に、

東京・品川・名古屋・京都・大阪には新幹線の改札内にスターバックスの店舗(店舗名に「ラチ内」が入っている)があり、待合室やホームでスタバのドリンクや紙袋を持っている人をしょっちゅう見かけた。

とあるんですが、品川駅と大阪(新大阪駅)の構内店(ラチ内)があるのは知っているし何度も利用しています。京都駅は殆ど利用機会が無いので分からないけれど、東京駅と名古屋駅もラチ内店舗ってあったかなぁ。 スタバサイトの店舗検索で調べてみると、東京駅には「JR東海東京駅新幹線南ラチ内店」、名古屋駅には「JR名古屋駅新幹線南ラチ内店」、京都駅には「JR京都駅新幹線改札内店」と店舗が表示されます。東京駅は南口にあるのか。殆ど利用しないなぁ、ここは。私は基本e-work車両(7号車)を利用するので、中央口か、大丸に寄ったときには北口から入ることはありますが、先頭車両(1号車)に近い南口から入ることは先ず無いですね。

浜松駅も改修工事をしていて、ホーム上には閉鎖された売店の店舗が残っていますが、こういう感じで導入してくれないだろうか。でも、一日の利用者数が少ないし、既にラチ内店舗もあるので厳しいだろうなぁ。スタバで無くても良いから、ホーム上の売店も何らかの形で復活して欲しいけれど、まだまだ厳しいかな。

Android更新計画 (4) - 指紋認証問題

一月前に購入したモト君ですが、その機能やコスパの良さには中々満足していて、特に自分にとっては鬼門であった指紋認証が快適に利用出来るのは高得点でした。 「でした」というのは、やはり乾燥するこの冬になると、元々薄い指紋に加えて指先だけで無く体中が乾燥して「カサカサ」になり、指紋認証センサーが全然認識してくれなくなってしまいました。

この時期の乾燥肌というか乾燥指の症状は特徴的で、指先が浮腫むというか体液が集まったような感じになって、

  1. 元々薄い指紋が
  2. 乾燥でますます読み取りづらくなり
  3. 指先が膨らむような感じになるので、皮膚が伸びたようになりさらに指紋が消えていく
という感じで、指先がツルツルガサガサになるのが毎年のならい。今回のモト君は、幸いにも顔認証でもアンロック出来るので、iPhoneのように一度顔にカメラを向ければ、一呼吸置いてアンロックされますからそんなに不便さは無い。でも、ホームボタンを押して画面復帰させたときに同時に指紋認証でアンロックしてワークスペースが直ぐに表示される、透過的な一連の操作が出来なくなるので、そこはやっぱりこの時期としては不便さを感じるところ。

同じ顔認証でも、やはりiPhoneの方が認識速度は速い気がしますね。別に認識とかしてないんじゃない? と思うくらい、センターボタンを押すと直ぐにワークスペースが表示される気がします(笑)。これ、この時期だけでも指紋認証をオフにして顔認証だけにしたら、少し早くなるんだろうか。何度か書いていますが、スマホをポケットやカバンから取り出すときに、自然にセンターボタンの指紋センサーや、以前のiPhoneならば画面下中央のセンターボタンを親指が触れるような形で持てば、直ぐに指紋認証をしてアンロックしてくれるのは、動作としては凄く自然だし無駄がない。顔認証も確かに便利なんだけれど、一度インカメラを顔に向けないといけないので、その分スマホの余分な取り回しが必要で、些細なことなんだけれど使い勝手(Usability)としては不利だと思うなぁ。

ただ、Androidの指紋認証機能を使っていますが、以前のPixel 6の画面上の指紋認証センサーも予想以上に優秀だったし、今回のモト君(Motorola g66j 5G)の細長いラインセンサーも優秀だし、やはりハードウェアの進化は止まりませんね。この電源ボタン兼用のラインセンサーは、10年位前にSONYのXperiaを使用していたときにも内蔵されていましたが、この時は通常の乾燥していない指でも殆ど認識されなくて本当にイライラしました。指紋認証の登録が出来ているのに、実際に指を触れてみても全然認識してくれない。それと比べたら、雲泥のさ以上の違いを感じます。でも、乾燥指には勝てなかったのは残念です(笑)。Pixel 6の画面上の指紋認証センサーは、そんな乾燥指でもちゃんと認識してくれていたから、やっぱりあれは優秀だったんだな。数年後に来るであろう次の機種変更の時にはどうなるんだろうか。

Black Friday Jamming

昨日のお昼前、11:00ちょっと過ぎ位にイオンモールへ買い物に行きビックリ。駐車場は平場はほぼ満車、屋内駐車場も3Fの室内部分は殆ど空きがなく、かろうじてまだ余裕のあった屋上に車を止めて何とか事なきを得ました。 いつもは、もう少し早め、それでも30分位早い時間帯に買い物に出かけるのですが、その時にはまだガラガラ。これがお昼過ぎとかなら、昼食を取る人もいるだろうから混雑しているのは分かるんですが、ちょっと不思議な感じで館内に入り更に困惑します。

館内に入ると、週末の混雑時くらいの人出が出ています。特に買物の行き先であるイオンスーパーのエリアは、週末のお昼時かと思うくらいの混雑具合で、買物を終えてレジに行こうとすると、有人、セルフ、イオンの独自レジ、どこにも長い待ち行列が出来ています。結果的に後で失敗したことを認識するんですが、いつも並ぶセルフレジの前の列が一番長いくらいで、しかも普段余りセルフレジを使わなそうな高齢者の方も結構並んでいるので「これは時間が掛かるな」と読み、久し振りに有人レジに並びました。でも、ここも中々前に進まず、しかも何故かどの買い物客も買物籠に一杯詰め込んでいる。まるで年末の買い出しに来ているような雰囲気。この日は20日だったんですが、何かセールをやっているのかなとこの時は思っていました。15分位ならんでいたかなぁ、やっと自分の順番が来て持参した買い物袋に入れてイオンスーパーのエリアから出ようとして、理由が判明しました。この日11月20日からBlack Fridayのセールが始まっていたんですね。うーん、特に安い物とかセール品とか有った記憶は無いのだけれど、それに釣られて皆さん買い物に出てきたんだろうか。

ただ、イオンスーパーを出てそれ以外の専門店のエリアに行くと、まぁいつもよりは人出は多いけれどそんな混雑具合では無い。まだ始まったばかりで、これからバーゲンセールとか始まると、こちらのエリアも混雑してくるんだろうけど、これからちょっと買物のタイミングを考えないといけないかなぁ。そうそう、ちょっとビックリしたのは、早くもお正月用の餅飾りとか売り出していて、流石にそれは気が早いんじゃ無いかと思うんですが。そう言えば、鮮魚コーナーだと「冷凍すればお正月まで持ちます」と書かれた、あれは栗きんとんとか数の子なのか、そんな売り方もしていて、クリスマス商戦をスキップして早くも年末年始商戦に入っている雰囲気ですね。まぁ、私も人のことは言えず、お正月に弟夫婦と甥っ子の家族が来る予定なので、お節を少し早めに少し豪華なものを予約済み。でも、どうせイオンは元旦から開店するだろうから、そんなに買いだめするつもりは無くて(去年は買いすぎて、後の処理か大変だった)、まぁその時の様子を見ながら食品は準備するつもりでいます。最悪コンビニはあるし、レトルト食品と米があれば何とかなるし(笑)。

政府は経済対策のてこ入れに21兆円強の予算を組むみたいですが、それの期待値もあるのかすでに経済はかなり過熱しているような雰囲気も感じます。まあ、初日だからご祝儀相場的なものも有るかもしれないし、あれだけ買いだめすれば数日は落ち着くだろうから、明日とか週末はもう少しゆっくり買い物できるかもしれないけれど。そうそう、レジの順番待ちですが、結局有事レジよりもセルフレジの方が列は長くてもサービス率は高いことが判明。次回はいつも通りセルフレジに並ぶことにします。

2025年11月20日

China Risk (2)

中国政府による事実上の渡航制限に続いて、今度は再開したばかりの日本産海産物の輸入制限を再び発動するという嫌がらせ。「国内に日本産海産物の市場は無い」みたいな事を言いながらも、そのニーズの無いはずの日本産海産物の輸入を停止するって矛盾してないか? その理由である福島原発の処理水に関しても、確か自分達独自の調査を散々続けて、それで「問題無い」と言わざる状態になって再開したと思うんですが、じゃぁその自分達の判断が間違っていたと言う話になると思うのだけれど。つまり自分達で自分達自身の面子に泥を塗ったことになるんじゃないの。まぁ、こういう突然の輸入禁止、輸出禁止みたいな「力による圧力」は今に始まった話じゃないわけで、当然今後も同様の圧力は続くでしょうね。で、中国による最終兵器は「パンダ召喚、貸し出し禁止」が一番日本国民に効くんじゃ無いだろうか(笑)。

今回の事の発端は、高市総理の国会での発言に過剰反応した大阪総領事の投稿なわけですが、その後の外務省局長会議の終わりにポケットに両手を突っ込んで相手を見下しているような写真を撮らせたり、さらには毎日外務省や国軍関係者が勇ましい言葉をXに投稿するなど、失礼を承知で言わせて貰えれば「幼稚」の一言に尽きる気がします。中国外務省局長のズボンのポケットに両手を突っ込んでの写真はあまりに品がないと中国以外からは批判されているけれど、直ぐに習近平主席がトランプ大統領と並んで写真に写っている場面でも、彼が両手をズボンのポケットに入れて立っているんですが、あれって中国では虚勢を示すスタイルなんだろうか。何処かの国のマナーだったか、国際的に共通に認識だったと思うけれど、相手に両手を見せる・見える位置に置くというのは「手に武器は持っていない=隠し事は無い」という意思表示だという話を聞いた記憶があります。それに当てはめれば今回の二人の状況は「やる気満々」という状態だなぁ。

以前の処理水問題時の経験から、中国依存度はかなり減ってきていると思うんですが、流石に全く無くなるわけでは無いので、今後は海産物だけでなく農作物とかにも波及するんだろうけど、中国側も余り強行に事を進めると国内での中国製品ボイコットにも繋がるんじゃ無いだろうか。高市総理の発言や、その切っ掛けとなった立憲民主党の岡田氏の質問方法等、慎重に考えるべき反省点はあるけれど、そうであっても大阪総領事の発言は言語道断なわけで、まずはその事を中国側はちゃんと処理するべきだったと思う。それが何故かどんどん拗らせる方向にしか進んでいないのは、何か中国側が理由があるんだろうか。色々な情報を見ていると、どうも習近平主席の逆鱗に触れたらしく上からの要求みたいな話もあるんですが、高市氏の話にしても今に始まったことじゃない。個人的に想像するのは「仮に台湾周辺で」という空くまで想定上の一例としての話が、習近平主席には「日本が台湾介入を明言した」みたいな謝ってご注進した奴がいるんじゃ無いだろうか。それで激高した、みたいな裏は単純な話のような気がします。で、面子もあって詳細が分かっても振り上げたこぶしはそのままでは下ろせないといういつもの中国仕草が続いているんだろうなぁ。

外交国際問題素人自分が言うのもおこがましいのだけれど、今回の中国の対応はどうも習近平主席の実質的な一存で始められて進められた気がするんですよね。高市総裁が誕生した時から、どうも彼は彼女が日本の代表としてこれから付き合うことが、過去の言動などから気に入らなかったのでは無いだろうか。総理大臣指名されて組閣するときも急に公明党が離反したわけですが、公明党と中国の親密さを考えると指示を受けたとは言わないけれど、何らかの仄めかしがあったような気がします。しかし、日本維新の会との電撃的連立を成し遂げて、さらにはアメリカとの親密な同盟関係を直ぐさま世界に示して、彼としてはますます腹の虫が治まらない。やはり中国と親密な岡田議員があんな質問をしたのも、もしかしたらやはり何らかの仄めかしで核心的な発言を引き出そうとしたような気もします。そこに、これは高市氏の失敗だと思うけれど「台湾」という国名が出ている話の場で日本の防衛の話をされたことで、一気に箍が外れたような気がします。ただ日本にとって幸いというか何というか、今回の様な事例を既に以前経験していて、「脱中国」の切っ掛けにもなっています。折角そこから双方立ち直り、新しい関係が築けるかもと言う期待感が生まれつつあったところに、全てをひっくり返す卓袱台返しが今回の事例じゃ無いだろうか。日本としては、インバウンドも含めて「来る者は拒まず、しかし立場も崩さず」という姿勢でこれから何年か付き合うのが正解のような気がする。

万引きGメン

佐々木俊尚氏の引用から、日本の「万引きGメン」誕生の話。約60年ほど前にスーパーで万引きする人の様子を見て、そこからそういう人達を確保するビジネスを思いついたという事。こういう流れは新しいビジネススキーム発想の話としてはよく聞く流れだけれど、 普通はそういう人達を捕まえて終わり、あぁ良いことをしたで終わるところ、ビジネス化まで成長させるところは、やはりビジネスパーソンとしての素質もあったんでしょうね。結果的に万引きが発生する環境がお店にとっては「死角」に当たる部分で、そこでのビジネスロスを改修することで万引き発生の阻止とともに、ビジネス機会の発掘にも繋がるのは目から鱗が落ちる気がします。

「万引きGメン」の「Gメン」は「Goverment Man」の略称で、それ以前に某テレビ局での人気番組「Gメン75」が「Gメン」という言葉を流行させて、そこから「万引きGメン」と言う言葉も生まれてきたと思うんですが、別に政府とは関係無い組織なのに「Gメン」というのも考えてみたら変な話。確か当時は、警察では無いけれどそういう悪事を取り締まるような組織を「Gメン」と総称するのが流行った気がします。別にこの会社にしても自ら「Gメン」を名乗っている訳では無く、回りがそう呼んでいるだけなんだけれど、現在の会社の内容を記事から見るともう「万引きGメン」という言い方も適切では無い気がしますね。

長い経験の中で忘れられない経験として、良かった例・悔やまれる例が紹介されているけれど、どちらも有りうる話だな納得出来ますよね。ただ、命を救えた話は良いけれど、救えなかった事例は仮にそれが唯一の事象だったとしても一番強く心に残るでしょうね。だからこそ「万引き犯を捕まえる」事から「万引きさせない」環境作りをすることは重要だと思うけれど、それを越えてくるのが「万引き犯」だろうし。最近はセルフレジでの万引き行為が問題になっていて、テレビ等でもその手口に関しての特集や技術的改善などの話を見聞きすることも多いんですが、こちらもコストとの戦いだし。理想的なのは、確かユニクロがやっているように、全ての商品にRFIDを付ける事だけれど、例えば生鮮食品だとか量り売りなんかの商品には難しいだろうし、物理的にRFIDを付ける事も難しい物も有るだろうし。

最後に語られる「経験は貯金」というのも納得出来る言葉ですよね。自分にとって当てはめてみると、やはり社会人になり3年目から始まったアメリカへの出張人生で、先ず自分の世界観が大きく変わったというか、一つ違う視点から物事を見て感じる事が出来るようになったのは一番の財産だと思います。それに伴って、多少は身につけることが出来た英語能力だったり、旅行好きになりその類のノウハウも人並み以上には身につけたと思うし(笑)。その分、色々出費も増えるのは、貯金するための「手数料」かな。まぁ、最後の「万引き以上の損失を生む原因」は、何となく最初から想像出来たけれど、これって個人的な行動でも生まれる気がする。例えば慣れによる慢心だとか不注意が大きなトラブルに繋がる事もあるし、繰り返すことで刺激が減少してより過激な刺激を求める余り無理なことをしがちになるし。前編後編、ともに読み応えのある記事だと思います。

2025年11月19日

三井アウトレットパーク岡崎

先日愛知県初のアウトレットモールとしてオープンした「三井アウトレットパーク岡崎」。浜松からだと、県内唯一のアウトレットモールの「 御殿場プレミアムアウトレット」よりも距離的にはかなり近いので、そのうち行ってみたいと思うけれど、まだ暫くは混雑するだろうなぁ。多分年明けして、春にならないと余裕は出来ないかも。

岡崎のアウトレットは、東名高速・新東名高速からのアクセスも悪くないし、名鉄の駅も徒歩圏内にあるみたいで、アクセス手段はかなり恵まれている気がします。ただ、ここ最近時々利用状況で様子を見ていると、駐車場に関してはほぼ満車状態が続いているので当分は厳しそうですね。そんなに大量に買い物をするわけでも無いので、わざわざ車で行く必要も無いのですが。

電車だと、東海道線か新幹線で豊橋に出て、豊橋から名鉄本線経由で最寄り駅の「本宿駅」まで移動して、ここから徒歩で13分、あるいは無料シャトルバスでの移動になるらしい。新幹線を利用すると、浜松駅から乗換を含めても1時間かからず到着出来る計算になるのはちょっと良いかも。名鉄本宿駅は、準急が止まるくらいの駅みたいなので、多分結構な頻度で停車する電車があるんだろうな。

アウトレットではないけれど、それに近い物としては以前横浜に住んでいたときに今の「南町田グランベリーパーク」当時は「グランベリーモール」には、よく週末に出かけていました。特に買い物をするわけじゃ無いけれど、お店の種類がバラエティーに富んでいて見るだけでも楽しいし、なんせ田園都市線の「南町田駅(当時、現在は『南町田グランベリーパーク駅』)」直結でしたから、アクセスは問題無し。ここで時間を潰して、その後田園都市線で「青葉台駅」まで移動して、ここの成城石井で買い物をして帰宅するというのが、ほぼ週末のパターンでした(笑)。6年程前に久し振りに訪問しましたが、余りの変化にビックリ。広さも以前と比べて倍近くになっている気がします。ああいう場所が簡単にアクセス出来る場所にあるのが、やはり都会済みの魅力だなと思いますね。まぁ、イオンモールもあるけれど、もう少しパラエティーに飛んだ店舗誘致をして欲しい。

China Risk

中国政府による事実上の日本への渡航禁止命令の影響が早速出始めているので、昨日のワイドショー等では団体予約のキャンセルが発生したというような報道も流れていました。さらには、日中共同のイベントが中止されたりして、多分その為に準備されていた宿泊施設やその他諸々の準備費用等も無駄になるんだろうなあ。

厳しい言い方だとは思うけれど、中国関連ビジネスにはそういうリスクがあるということは、以前から何度も発生して認識されているわけで、特に民主党政権時代に尖閣諸島を国有化した時の中国国内の騒動はもう忘れられているんだろうか。今回は、今の所政府対政府レベルで済んでいて、日本国内は勿論中国国内でも一般市民が被害に遭うような事象は発生していないけれど、まぁこの睨み合い暫く続くんでしょうね。だからリスク分散出来ていれば、多少は落ち込むかもしれないけれど、そんなに影響は大きくないのでは。逆に中国からのインバウンドに全振りしている、中華系の違法民泊とか白タクなんかが壊滅的な影響を受けるんじゃ無いだろうか。だって、政府からそういうお達しが出ていても日本に来たい人は多いだろうけど、そうなるとそういう中国国内で完結しているサービスを利用すると、自分達の行動がダダ漏れになってしまうわけですよね。となれば、航空会社は日系を利用、日本国内移動は公共機関は日本のタクシーなどを利用、宿泊先は一般的なホテルや日本人資本・経営の中国とは関係無い宿泊施設を利用すれば、逆に邪魔されずに日本訪問が可能じゃないの。

勿論そうすることで、余計な手間とかお金は掛かるかもしれない。でも、あくまで個人的想像だけれど、そうまでして訪日したいという人はそれだけの余力のある人達だと思うんですよね。だからこそ、例えば日本の年末年始を体験してみたいとか、ウィンタースポーツ経験をしてみたいとか。あるいは、自分達から見ても迷惑な「同胞」がいないから、逆にこれから暫くは訪日経験が快適になるかも、という計算をするかも。自分がその立場だったら「ビッグチャンス」と思うけどなぁ。まぁ、それでも完全にパスポート管理はされているだろうから、出入国履歴は政府が把握していて全く隠れての訪日は出来ないけれど。

この件に関しては、日本側は外務省の局長会議を開催して予想通り互いに主張して終わったのだから、これで後は静観すれば良いんじゃ無いのと思ってしまう。仮に高市総理が「申し訳ございません」と頭を下げたとしても、多分「将来的に二度とこう言うことが生まれないように確約しろ」みたいな、更に高飛車な要求を突きつけてくるだけだろうし、それを拒否すればまた振り出しに戻るだけだろうし。日本国内は、もうこの件での報道も辞めたらどうだろうか。訪日したいインバウンドには、これまで通り対応して貰えば良いだけだし、中国側が更に厳しい渡航制限とか、日中交流機会を禁止すればするほど、中国国内の不満も大きくなるんじゃ無いだろうか。映画とかイベントとか、若い世代の反発を招くんじゃ無いだろうか。このまま、生暖かく見守っていくのが最善の対応だと思う。

2025年11月18日

スケープゴート

 先日発表された「化石賞」で、常連の日本が再び「化石賞」を受賞。理由は「化石燃料の延命」らしいけれど、それは東日本大震災で原子力発電を止めているからであり、それならば彼らは原発再稼働することに文句は無いんだろうな。

その「温室ガス排出量」に関して言えば、ダントツで中国(31.4%)がトップであり、続いてアメリカ(13.6%)、インド(7.4%)、ロシア(4.8%)と続いて、日本は2.9%で5位。次がイランの2.1%で、インドネシアが1.9%。日本と同じ様な工業国のドイツが1.8%と続くけれど、イランやインドネシアは油田開発の影響かな。ドイツはフランスから電力購入していますからね。日本の2.9%は、もう少し下げた方が良いとは思うけれど、でも日本に送るくらいなら、まずは中国、そしてアメリカ、インドだろうというのが正直な感想。

記事にも書かれているけれど、中国を名指しすると国内の環境団体が弾圧されるというのは、まさに今の「台湾有事問題」と同じで、都合の悪いことは力で解決するあの国らしいところ。それならばアメリカはと言えば、やはり大国ですからご機嫌を損ねたくない。多分、ロシアも同様。インドも、存在感はあるから中々言いにくい。となると、言っても大人しく反省してくれる日本が一番このイベントの主役(悪役?)として祭り上げるのに都合が良いという判断なんでしょうね。言ってみれば都合の良いスケープゴートだよなぁ。

この賞を制定している「気候行動ネットワーク」なるNGOは、世界120ヶ国で活動する国際的なNGOらしいけれど、中国に配慮しているというのは、自分達の活動優先で事実認識は後回しにしているという事で、そういうかなり恣意的な批判に対しては「ご意見伺いました」程度のお付き合いですら不要な気がする。毎回大きく取り上げるメディアもメディアで、それでも今回の記事では中国に対しての対応に関する疑問も書かれているだけでもマシなのかも。逆に政府としては、この受賞を切っ掛けにより早期の原発再開に向けて勧める切っ掛け(口実)にすれば良いんじゃ無いだろうか。こういうのを「雨降って地固まる」とは言わないか(笑)。

リトマス試験紙

中国政府による日本への渡航自粛要請で、日本が約1.8兆円の経済損失を受けるという試算がニュースで流れていたんですが、これって現在の中国・香港からのインバウンドが0になったら、という想定ですよね? 中国政府が完全に日本への渡航を禁止するような措置を取ればそうなるんだろうけど、現在はそんな状況では無いわけで、実際現地旅行代理店では団体旅行のキャンセルなどは出てきているらしいけれど、多分個人旅行はそんなに影響しないんじゃないだろうか。 

今回の渡航自粛要請で先ず思ったのが、これがリトマス試験紙みたいな物になるんじゃ無いかと言うこと。よく言われているのが、中国インバウンドの場合、国内移動手段は白タク、宿泊は中国系民泊、買物はやはり中国系の免税店などで、そのお金は日本を素通りして直接中国国内で決済されていると思います。例えば、仮にインバウンドが30%位減ったのに中国系の国内消費額の減少がそれよりも低かったら(例えば10%位とか)、それって裏の経済がそれだけ存在しているという間接的な証明で、その部分は今後正さないといけないという目標設定に成るんじゃ無いだろうか。

例えば最近ワイドショーでも取り上げられる不法民泊みたいな話題ですが、あれって年間の宿泊者リスト(予約履歴)を提出させて、その売上げを確定申告させたら、どれだけ売上げから除いているか一目瞭然に成るんじゃ無いだろうか。違法免税店みたいなところだって、そこで商売をしているのならば税務調査に入って売りかけ記録を出させれば、かなり把握出来そうな気がするんだけれど。課題は白タクだけれど、これは地道に移動履歴を追って福と体多数の日本源の送り迎えをする事実から、やはり税務調査を入れるしか無いのかな。別に彼の国の人達に恨みは無いけれど、そういう裏抜けの方法を見つけることには長けた人達だから、それによって日本人が迷惑を被っているのだとしたら、そこは正すべきだと思う。同様の話は、東南アジアとか中東とか、色々なところであると思う。最近だと富士山の近くで覚醒剤の精製みたいな事をやって逮捕された外国人グループがあったけれど、やっぱり厳しく対応するべきじゃ無いかな。

テレビでは、京都とか都内かな、中国系と思われる観光客に中国政府の通達を見せて感想を聞こうとしていたけれど、中国国内では使用できないX(twitter)の情報を中国国民が知っていたらおかしいわけだし、そこで「政府が悪い」とは絶対言えないのがあの国の政治体制な訳ですからね。多くの観光客は回答を拒否していたけれど、夜のニュース等では政府に批判的なコメントをしている人のインタビューも放送されていて、それは上半身だけの映像とかになっていました。でも、あれも相当無理して探した取材対象じゃ無いだろうか。「経営者ビザ」とか、素人が聞いても「それはおかしいのでは」と感じる制度がこれまで許されていたけれど、今回の事象を機会に諸外国並みに厳しく制限する、ルール化するべきだと思う。それは、既に許可されている会社・団体・個人に対しても、再調査することも必要だと思うし、場合によっては許可取消も含めて厳しい態度が必要だと思う。

2025年11月17日

Black Friday

日本でもかなり定着しているように感じる「Black Friday」のセール期間。元々は、感謝祭(11月最終木曜日)の翌日金曜日のセールが、深夜00:00の日付が変わる瞬間からのセールになり、それが日本に入ってくると11月下旬のセール週間へと変化。クリスマス商戦前の、結構大きなセール期間に今はなっているのかな。

Amazonは24日からBlack Fridayを始めるみたいですが、 自宅近くのイオンモールでは、11月20日から30日まで10日間も開催するらしい。確かイオンなんかは、11月に入ったら直ぐに「Black Friday」のクロパンダのキャラクターをモール内あちこちに張り出していたし。物価高がずっと言われていて、それでもイオンスーパーの食品売り場とか見ていると、以前比べて買い物客の数は平日も週末もかなり増えている気がします。まぁ、人間食べなければ死んでしまうから、何か購入しなきゃいけないのだけれど、以前は必要な物だけ購入してすぐに帰宅してしまうから、結構人手も少ない印象でした。今は、その後もモール内に滞留しているのか、モール内のあちこちで人が集まって居るような印象を受けます。

日本でもECサイトが充実していて、今は実店舗での購入とECサイトでの購入比率はどれくらい違うんだろうか。自分の場合は、購入するものが仕事関係なんかだとちょっと特殊で近所では購入出来ないからECサイト(yodobashi.comかamazon.co.jp)で購入するしかないのだけれど、一般的なものだと直ぐに必要な場合が多いし、そんなに価格は気にする方じゃないから、購入の手軽さ優先でモールとかドラッグストアで購入する時が殆どでしょうか。個人的にちょっと不満なのは、最近はどこのチェーンもPB(プライベートブランド)を中心に販売しているから、メーカー品が減っているような気がします。PB商品もメーカー品と遜色ないとは言われるけれど、これまでの自分の経験から言えばPBが出始めた頃は確かに内容物は同一でパッケージの簡素化でコストダウンしていたと思います。でも最近のPB商品は、メーカーと直接商品開発して良いものも有るけれど、同一種類のものだと物足りなかったり、何か味が違うと感じる事も多くあり、最近では殆ど手を出さなくなりました。

当然購入価格はPB商品と比較して割高になるんですが、飲食店を経営しているわけではないし、そんな消費量も多いわけでも無いので、PB商品中心にしてコストダウンしなきゃと言う危機感は今は無いので、まぁ自分の舌を信じることにします(笑)。食料品だけで無く、消耗品なんかもそう感じる事があります。先日も、キッチンペーパーを某チェーンのPB商品を購入したんですが、紙質が劣るなぁという印象。まぁ、キッチンペーパーだから吸水性吸湿性が違わなければ基本問題無いけれど、使っていると例えばミシン目での切り離し具合とか、触れたときの感触の違いとか、シンプルな商品ほどそう言う細かなところが気になります。賞味期限や消費期限がないような、そういう生活消耗品をまとめて購入する絶好の機会と言えるんじゃ無いだろうか、Black Fridayは。

落とし所

大阪の中国総領事によるXへの過激な発言に端を発して、何故か中国政府も変に意固地になっている韻書を受ける「台湾有事問題」。大阪総領事は、以前から過激な発言が問題視されていたけれど、流石に今回の投稿は曲がりなりにも認知国の総理大臣の暗殺・殺人を仄めかすような内容で、これは外交上以前に人として許されないでしょう。奇しくも安倍総理殺傷事件の山上被告の裁判も始まっていて、動機は異なるものの自分と異なる主張するものに対して、力で命を奪うことで解決するような行為は決して許されるものでは無い。それが国単位で行われているのが、今のロシアによるウクライナ侵攻ですし、中国も周辺国に対して行っている行為。

不思議なのはこの大阪総領事の態度で、色々な報道を見聞きすると、総領事就任以前に東京などで勤務していたときには非常に温和で話しやすい人柄だったと言う話なんですよね。それが総領事として大阪に赴任した後から、現在のように人が変わったような様子になったらしく、何が原因・理由でそうなったのか、そこが不思議です。 想像するに何らかの政治的意図があるんだろうけど、それにしても下品というかやり方が稚拙というか。今回の台湾有事に関しての発言だって、特に以前から大きく変化したわけではないし、ことさら取り上げるような話でもない。精々「日本は中日友好の理念に基づき、正しい判断をするべき事を要求する」くらいの、いつもの言い方をすればそれで終わりだと思うのだけれど、やはり気に食わない人材が総理になりいつもより強い口調で発言したら、タイミング悪く日本国民から総スカンを食らった、みたいな話なんだろうか。

振り上げたこぶしを大人しく降ろすことは出来ない中国政府は、いつもの「兵糧攻め」の積もりなのか、日本渡航を事実上制限する発言をしているけれど、実際の移動旅客数はどうなんでしょうね。まぁ、意図的にそれを調べて告知する必要は無いけれど、もう少ししてから例えば京都辺りで「中国政府が渡航自粛を言ったので、少しはゆっくり出来ると思ったけれど、全然変わりません」とか言うインタビュー記事が出たら笑っちゃいますよね。航空会社はキャンセル無料の対応をするらしいけれど、どれだけそれで辞める人が出るのか。しかも、その期限は年末までらしいけれど、どうせなら来月2付の旧正月のお休みも含めて渡航自粛要請(命令)出せば良いのに。それを外しているとしたら、やはり面子のための発令で多分国民は強かにしれっと日本観光とか続けていると思う。

中国外務省はきつい言葉での批判記事をXにも投稿しているけれど、その背景画像などが直ぐに出回って、所謂「大喜利状態」が発生。権威が笑い飛ばされて行くのは、日本でもよく見られるけれどその存在が日本以上に絶対的な中国政府にとっては、インパクトは日本の何倍何十倍なんじゃないだろうか。案外そう言う事を知っている中国の人間は「それみろ」と溜飲を下げているのかもしれない。ところで、その元ネタの中国外務省の投稿なんですが、なんで「ボトムライン」だけ英語なんだろう。「核心的利益」とか「国内問題」とか「最終的結論」とか、色々これまで言い方をしていた気がするんだけれど、なんで今回は「ボトムライン(Bottom Line)」という言葉を使っているのか、これが非常に個人的に気になります。中国もいつの間にか外来語をそのまま使うようになったんだろうか。それって、自分達の国威発揚の意図に反しないのかな。直ぐには沈静化しないだろう中国政府に対しては、一言。

「まぁ、餅つけ」

(爆!) 

2025年11月16日

業務スーパーの秘密

佐々木俊尚氏の引用から、私は今だ利用したことがないのですが、自宅から車で10分位の所にも店舗がある「業務スーパー」について。低コストで大容量の商品を販売するというビジネスモデルですが、COSTCO程の大容量ではないので利用しやすいかなと思いつつも、中々行く機会がありません。

この記事を読んで初めて知りましたが、「業務スーパー」って原則商品供給だけで、看板などの統一要素はあるにしても、内容に関してはかなり自由度があるんですね。しかも静岡県内は「マキヤグループ」がFCしているのか。静岡県西部にいると、余り「マキヤ」には縁がない気がするんですが、個人的にはスーパーの会社というイメージがあるので、その中でライバルとも言える「業務スーパー」も手がけるというのは、いろいろなビジネスモデルがあるなかでも面白いなぁと感じる部分。

業務スーパー本体である「神戸物産」は、PB商品の供給で利益を上げて、所謂ロイヤリティビジネスではなく、FC側も自社裁量がかなり効くみたいでその地域にあった商品展開出来るのは顧客にとってもメリットがありそう。実は、自分の周りにある業務スーパーって、「何でこんな場所に?」と素人ながらもちょっと疑問に感じる立地のお店が多いのですが、元々の地域オーナーがマキヤで、他業種も含めて居抜きで店舗展開して行くという話なら、何となく納得出来ます。ただ、浜松市内にある業務スーバーの店舗って、駐車場スペースが狭いところが多くて、それも合って中々行きづらい気がしているんですよね。

今回の記事を読んで、ちょっと興味が沸いてきたので今度一度見学に行ってみようかしら。でも、自宅から一番近い業務スーパーは、多分周辺の業スーの中で一番駐車場が狭くて、しかも直ぐ横にロピアはあるわ、COSTCOはあるわと、一日中周辺道路が混雑している地域。車で行くのは躊躇するんですよね、自分のように運転に慣れていない人間には。散歩も兼ねて徒歩で行ってみようかと思っています(笑)。でも、大量に購入したら帰りが大変そう。

国会中継

高市内閣がスタートとして一月弱。女性初の内閣総理大臣という事もあると思うけれど、それ以上にメリハリのある言動と行動がこれまでの内閣にはない魅力として多くの世代に支持されている気がします。 調査媒体で違いはあるけれど、高い所では支持率が80%越え、低いところでも60%台と半数以上の支持を得ていて、しかも不支持率も10%の前半位まで下がっていて、それだけ国民の閉塞感が強かった反動かなと言う気もします。この状態がどれだけ続くか分からないけれど、年内に何か肌で感じられる「改善」が無いと、年明けには急落するリスクもあるけれど、そう簡単に一朝一夕で結果を出すのも難しいので、今後の舵取りは大変だろうなぁ。

それでも、一番身近に感じられるガソリンの暫定税率廃止が決定して、年内には約25円の税金がなくなり、その分ガソリン価格が値下がりすることが期待されます。レギュラーガソリンが自分の周りでは170円前後なので、ここから25円下がると145円とかなり期待出来る値に。年末の廃止までには段階的に補助金をだして、販売店側への影響も最少化しつつ価格低下を実現させていくようですが、これは早く実現してほしいところ。自家用車利用者への恩恵は勿論、やはり物流関係でも燃料費がこれだけ下がれば経費改善して少し余裕が生まれるんじゃ無いだろうか。

更に「実感できる経済対策」としては、年末の暖房費補助で、ガス電気等への料金補助をすると言う話も。今朝の報道では、月2000円程度の補助を考えているらしいけれど、短期的には効果的だろうけど、やはり抜本的な対策を早急に進めて欲しい。その一つが、やはり原発の再稼働促進で電気料金の低下を目指すとともに、個人的には行きすぎた再生可能エネルギー特に太陽光発電に関しては、厳しく再査定をしていくことが重要だと思う。先日の参議院予算委員会で、国民民主党の椎葉幹事長と赤沢亮正経済再生担当相との間でこんなやり取りがあったらしいけれど、私も浜岡原子力発電所の再稼働は最優先で進めて欲しい。浜岡原子力発電所の停止なんて、本当当時の菅直人総理大臣の独断専行でしか無いわけですからね。原発再稼働で、電気料金が下がるだけでなく、それによって火力発電の比率が減ることで石油やLPガスの輸入も減ることで、日本の国際収支が改善して結果的に日本経済にとっての改善にも繋がるわけですから。まだ電力各社にとっても、本来は廃止する予定だった火力発電所を無理に稼働させている所もあるわけで、そのコストやリソースも馬鹿にならない。独断専行で止めたものなら、全てではないにしても独断専行で再開しても批判は殆ど無いのでは。私は個人的には出来るだけ陰謀論的な話はしない様にしているつもりなんですが、この原発停止からの太陽光発電の大規模な導入に関しては凄く疑問を持っています。

高市政権になり、それまで自民党から離れていた若年世代の支持が戻って来ていて、しかも彼らはネット世代でもあるので国会中継の視聴率が上がっているらしい。そこで彼らが見ているものは、昔の自民党ではなく言うべき事は言う高市政権の様子と、それに対して旧態依然とした対応をしている野党特に立憲民主党の駄目さ加減らしい。勿論、全ての与党が改善しているわけでもないし、全ての野党特に立憲民主党がダメダメなわけではないけれど、待避してみてみればその「差」は明らかですよね。以前書いたと思うんですが、国会中継とか予算委員会とか、固定カメラでいいから全てストリーミングで流せば良いと思う。一つのいい回毎に、全体を撮影するカメラ#1、質問者を撮影するカメラ#2、回答者を撮影するカメラ#3の3台を規準に、予算委員会とか大きな会議には、出来ればズーム機能付のカメラ#4とか複数の方向から会議室を撮影する、カメラ#5, #6, #7, #8...とかね。その映像と音声は、どの政党・議員も利用出来るようにして、自分の質問の様子を宣伝目的で編集してもよいし、検証に使用してもよい。ただし、許されるのは切り貼りだけで、映像や音声への何らかの加工は駄目。それによって恣意的な編集をすれば批判されるし、意味のある発言であれば評価されるだろうし。やる意味があると思うけれど、デジタル庁当たりがやらないだろうか。

景気向上中?!

昨日は夕方会食の予定が合ったので、久し振りに市街に出かけてきました。新幹線利用だとか、浜松駅周辺には何度か言っていますが朝方に通過する程度で、土曜日の夕方に街中に出て行くのは多分二ヶ月ぶりくらい。18:00の予定だったのですが、駅前のハンズでちょっと買い物をしようと少し早めに出かけました。

浜松駅の北口は、多分浜松で一番の繁華街(笑)というか集合場所なんですが、まだ夕方17:00頃なのに駅前の人出が凄くてビックリ。土曜日の夕方という事も有るんだろうけど、何だろう浜松祭りとか、有名芸能人のコンサートがアクトであるのかとか、何かイベントでもあるのかと思うくらいの人で。しかも、10代、20代位の若いグループから、自分と同じ位と思われる壮年世代のグループまで、色々な年代のグループやカップルに個人があちこちから出てきて消えていく様子は、久し振りに見た気がします。しない唯一の百貨店(デパート)になってしまった遠鉄百貨店に入り、中に入っているハンズでちょっと買い物をしましたが、ここも結構混雑していてビックリ。その後、まだ少し時間が有ったので、駅前から左手の昔「松菱」があった今だ空き地の方向、ヤマハ本店がある方にちょっと歩いてみましたが、少し前だと閑散としていたのに、この時は南北東西に移動する人の流れが出来ていてビックリしました。

浜松駅の西側には、私鉄の遠州鉄道西鹿島線の「新浜松駅」があり、始発の新浜松駅から高架橋が北に延びています。この高架下は、昔は「新川」という河が流れていて、それを暗渠にして以前は駐車場になっていましたが、今はイベントスペースみたいな感じになっていて、キッチンカーなのかな、何台か出店していて結構賑やかな雰囲気。JR浜松駅と遠鉄新浜松駅の間には、遠鉄百貨店の本館と新館が並んでいた、この本館・新館の間にはアーケードみたいなちょっと広いスペースがあって、ここが色々なイベントスポットにもなっています。この日は何も開催されていなかったけれど、翌日何かあるのかテントの準備をしている人が居ました。

コロナ禍の頃を底辺として、そこから中々景気が回復している雰囲気が感じられなかったのだけれど、昨年くらいから少しずつ実感できるようになった気がします。それでも、自分は都内にも比較的頻繁に出かけるので、まだまだ大都市圏の話かなと言う気がしていて、それは都内と浜松の雰囲気がまだまだ乖離して居ると感じていたから。それが今回のように週末土曜日の夕方という事も有っただろうけど、かなり賑やかさを取り戻している光景を見るのは、やっと地方にも波及してきたのかなと感じます。実は自宅近くのイオンモールも、平日の人出も増えてきているし、土日となると朝一からかなり館内が混雑していて、人出がどちらかと言うと苦手な自分は週末は以前と比べて出かける回数を減らすほど。イオンモールは、朝10時から入店している個々の専門店が営業開始するんですが、10:10分頃にモールに行っても既に人出の波。しかも、中華系? 東南アジア系?と思われる風貌でどこの国の言葉か分からない言語で会話しながらすれ違う家族連れとかも目立っていて、いゃいゃ浜松で何かあったのかと感じる位。元々経済が少しずつ上向きになってきたところに、やっと上昇基調が確立してきたのかな。そうであると嬉しい限りです。そうなってほしいですよね。

2025年11月14日

静岡県の立ち位置

佐々木俊尚氏の引用から、「三重県・静岡県の東海戦争」 というスレッド。確か私もここで何度か書いた記憶があるんですが、「静岡県」って微妙なんですよね。

私が習ったというか教わったのは「東海三県」と言ったら「愛知県、岐阜県、三重県」。インターハイで県大会の次のレベルに「東海大会」があるんですが、この時には「東海四県」となって、静岡県が含まれるんですよね。だから、「○○地方」と大きな括りで言うときには、静岡県は「東海地方」に入ると思うけれど、日々の生活というかもう少し狭義の意味の時には「東海地方」ではないし、かと言って「関東地方」でもないし、静岡県は「静岡県」かなというのが少なくとも自分の印象で、多分多くの静岡県民はそうじゃ無いだろうか。

実は静岡県は東西に長い県なので、自分が生活している西の外れの浜松周辺と、東の外れの熱海とか三島辺りだと「静岡県」の感覚もかなり違うと思う。東部とか伊豆地方の人は、「(準)関東地方」だいう印象というか気持ちが強いでしょうね。少なくとも彼らは「東海地方の住人」という意識はないと思う。「小田原が関東圏なら、熱海もそうでしょ、三島だって」という気持ちじゃないかな。で、浜松にいても、実は「東海地方」という意識はあまりない気がします。「東海地方=名古屋圏」だと思うんですが、浜松は案外名古屋の影響は少ない気がします。勿論、中日ドラゴンズがオープン戦を開催したり、中日新聞の印刷所があったりするけれど、感心は低い気がする。

それよりも意外だったのが「三重県は近畿圏」という考え方。思わず「へぇ~」と思ったけれど、紀伊半島にあるからそういう意識になるんだろうけど、鈴鹿山脈が近畿臭さを遮断していないのだろうか(笑)。やはり、名古屋を通して東西に移動する三重県だから「東海」という意識は強い気がするけれど。静岡県西部地域だと、浜名湖の東側の浜松市と西側の湖西市では全く印象が違いますからね。湖西市は静岡県の西の端だけれど、ここの人はかなり愛知県というか豊橋とか三河との関係が深いと思う。他県でも似たような環境にある地域はあると思うんですが、自然環境、公共交通、街の成り立ち、いろいろな条件で変わってくる話だと思うし、それは固定されたものでも無くて時代とともに変化していくんじゃないだろうか。それこそリニア新幹線が開通したら、山梨県とか長野県も「関東圏」に入るだろうけど、静岡県はそれでも「関東でもなく、東海でもない」存在であり続けると思う。

PSEマーク

昨日のCX系列「めざましテレビ」では、モバイルバッテリーの発火問題に関して、製品に記載されているであろう「PSEマーク」を説明していましたが、最近の製品はこの確認がやっかいなんですよね。


モバイルバッテリーは、まだそれなりにサイズがある製品だからこの手のマークや定格など必要な情報を印刷するスペースもありますが、小型の物だと印刷部分も小さくなって、肉眼では読めない場合も。モバイルバッテリーにしても、デザインとか色々な理由から例えば背面前面を使用して印刷するわけにもいかないので、本体サイズがそれなりにあっても印刷サレテイスペースは極小だったりすることも。実際私が所持しているAnkerのモバイルバッテリーは、本体サイズは掌くらいの大きさなのに、「PSEマーク」を初めその他定格や認証マーク類の大きさは、10円硬貨の何分の1位のサイズ。しかも、最初から印刷されている色も灰色というかシルバーというか、読みにくい色合いなので大変です。 

以前羽田空港のセキュリティチェックで、このモバイルバッテリーを機内持ち込みにしたときも、カバンから出して分かるようにしていたのでスキャンは問題なかったんですが、機内持ち込み範囲の定格かどうか確認するのに、そこそこ若い係員の男性も字が読めないらしくて、何度も凝視して「大丈夫です」と答えたほど。実際容量的に問題無い値なんですが、もしかしたら読めていなかったかも。私も肉眼では老眼もあって中々大変なので、この手の確認はスマホでマクロ撮影して確認するようにしていますし(笑)。

「PSEマーク」が内製品は論外ですが、結構海外からの輸入品はあるんですよね。元々日本国内で販売予定していないような製品だと、お金も手間も掛かる日本国内の認証を取らない場合も有りますし。それが海外から通販で簡単に入手出来るようになったから、色々齟齬が生まれている気がします。さらに問題なのは、認証は取っていないし完全確認も適当なのに、日本国内で販売するため、箔を付けるためかマークだけ印刷してある製品も、某国関係では結構有ります。安い製品をという気持ちは良く分かるけれど、安くても販売している(=利益が出る)というのは、結局はコストダウンしているから可能な訳で、その時に一番最初に削られるのが、その手のメーカーでは手間もお金も掛かるこの辺りからと言うのはあると思う。

2025年11月13日

修理する権利

PC Watch、笠原一輝氏のコラムから、ノートPCの修理交換に関して。ノートブックPCの薄型軽量化が進むにつれて、内部部品を出来るだけ稠密に配置するとともに、配置方法や固定方法によっては、そのまま装着した状態から変更出来ない場合も。一番顕著だと思うのは、昔はA4(ファイル)サイズ、B5サイズクラスのノートブックPCでも、システムメモリーは小型のメモリーカードが装着されていて、1枚だけの場合も有ったけど後からメモリーの増設、容量増加が可能でした。但し、その場合はメモリーソケットを入れないといけないし、メモリーモジュール(SIMM/DIMM)も基板サイズが必要になるので、どんどん薄型化していくとメモリーをマザーボード直付けになっていきます。こうなると、メモリーサイズを変更するには、マザーボード交換が必要になってしまい、事実上変更不可に。

記事にもあるバッテリー交換に関しては、昔は外付けのバッテリーパックが一般的で、これは当時のバッテリー性能から大きく二つの理由があって、

  1. バッテリー容量の少なさと消費電力の大きさもあって、バッテリー運用時間が短くて(1~2時間というのが標準)、必要ならば今のモバイルバッテリーのように複数のバッテリーパックを持ち歩いて交換しながら利用したり、移動中心の時には運用時間を犠牲にしても軽量のバッテリーパック、長時間使いたい場合は大容量バッテリーパックみたいな使い分けをする場合もありました。
  2. 容量の少なさから運用可能時間が短いと同時に、バッテリーの劣化スピードも早くて、1年も使用出来れば御の字で、頻繁に放電・充電をしていると半年も持たない場合も。劣化して、満充電でも元の容量の70%とか60%とかになると新しいバッテリーと交換するためにも、外付けオプションは必須でしたね。
  3. あと、これは副次的な理由だと思いますが、当時はオフィスデスクの省スペース化のために、デスクトップ機の代わりにノートブックPCを導入する法人企業も結構多く存在しました。その時には、ノートブックPCと言いつつもデスク上でACアダプターを接続したままで使用するので、バッテリーパックは不要だからその分安くしろとか、万一の場合発熱やトラブルが心配だからバッテリーパックなしで利用したいなんて言う要望もありました。
 その後、ノートブックPCを本来のモバイル環境で利用する状況がどんどん拡大して行き、それに伴いノートブックPCの軽量化=薄型化が進むと、内部に組み込む部品の土地争いが発生するわけです。以前のバッテリーは、乾電池状のバッテリーセルを組み合わせてパッケージ化していたので、かなりスペースを占有していました。それが、リチウムイオンバッテリーくらいからゲル状のバッテリーパックとなり形状形成の自由度がましたことから、一気に薄型化が進むんですが、形状固定出来なかったりすることから交換可能なパーツから外れて行きます。今も、その状態に変わりは無いのだけれど、一般化下からなんでしょうね、私も先日購入したゲンロク君が「バッテリーパックがCRUになっている」と知ってビックリしました。

「修理する権利」というのがどこまでの範囲をさすのか分からないけれど、確かこれも有ってAppleも修理業者の存在を認めざるを得なくなったんじゃ無いかな。日本のPCメーカーは良く分からないけれど、海外というかアメリカのPCメーカー(IBM(=Lenovo)、DELL、HP、etc...)は、昔からCRU/FRUを出していて、さらにマニュアル類も充実していたと思います。実は私が入社して暫くは診断プログラム(Diagnostic Program)開発をしていて、その仕事の中には保守手順書の作成なんかもあって、だからこの辺りは懐かしいし結構詳しかったりします。だから、CRUにすればユーザーさんも助かるんだろうとは思いつつも、訓練や経験のある保守担当者(Repair Technician)でも、時々失敗する事もある保守作業を、そう言う事が殆ど無いであろう一般ユーザーに開放することに対しての抵抗感というかジレンマもありましたね。最近では3Dプリンターがあるから、カバーとかの一部部品は自分で作成する事も可能な時代になってきたけれど、バッテリーパックのように流石に自作は無理というものも有るわけで、まだまだ保守部品の準備と提供は企業側にとっては重要な仕事都として残り続けるんでしょう。

2025年11月12日

Katsu Curry

 佐々木俊尚氏の引用から、英国では「カレー風味の茹で鶏」が「Katsu」と呼ばれる不思議な話。既にコメントが付いているように、「Katsu=カツ」と言えば基本パン粉、あるいはそれ以外のものでも「衣」を付けて「揚げた」ものが「カツ」。その一番の原則である「衣」が無いものを"Katsu"と呼ぶのは、日本人としては納得出来ないでしょうね(笑)。

この記事で思いだしたのが、海外へ出て行った日本の食材や食べ物が、その最初の製品・商品がその種類や分類全てを代表する「名称」になる現象。有名なところでは、メキシコでしたっけ、インスタントラーメンがヒットして、最初の製品が「マルちゃん」だったので、今では全てのインスタントラーメンが「Maru-chan」になっているのは。あるいは「カニかまぼこ(カニカマ)」も、欧州では「Surimi」と呼ばれていますよね。確かにカニカマの材料は蒲鉾で、それは魚のすり身から作られるけれど、あくまで「すり身」は魚のみをすり潰したもので、ああいう商品化されたものを指す言葉では無いし。

アメリカで似たような事例を思いだすのは、"Teriyaki"かな。日本で「照り焼き」と言えば、味醂と醤油ベースのつけだれを塗ったり付けたりして焼いて、照りがある「焼き物料理」。それがアメリカだと、甘いソース系は何となく"Teriyaki ○○"みたいな言い方をしているものが多くて、あれって"Teriyaki"と付けるとそれだけで和食っぽいものとしての付加価値が付くというか、まぁある種の欺瞞詳報みたいなきもするけれど。最近はもっとちゃんとしたものが売られていると思いますが、昔30年位前にアメリカ出張して、スーパーで日本の味醂みたいな調味料が合ったので買ってみたら、全然甘くないしかもアルコールも飛んでいるようなもので「???」となった事がありました。真っ当な味醂すら無いのに、なんで照り焼きがあるのか不思議でしたね。

言葉というの「生き物」だから、誤解から始まろうが何だろうが、その土地で使われて一般化して仕舞えば、それは「言葉」として完成(=定着)したとも言える気がします。「そうは言っても」と反論もしたいだろうけど、それを言い出したら日本の中華料理なんて、「天津飯」とか本家に無いものから、「酢豚」にはパイナップルもピーマンも入っていないし、ラーメンだって別物だし、半分以上消えそう。言葉と食べ物は、一番日々の生活の中で必要な要素の一つなので、どんどん変化していくんだろうなぁ。

シンSuica

JR東日本が展開するプリペイドの電子決済サービス「Suica」は、1年程前に「シンSuica」の発表をしていましたが、その具体的な内容を発表。2026年秋から、大きくサービス内容が変更されるようです。個人的に影響が大きいかなと感じるのは、利用上限額が現在の2万円から30万円まで引き上げられることかな。現在のようなプリペイド方式だけでなく、iD等のような「後払い(but ビューカード)」にも対応し、さらにはQRコード決済にも対応するという、何でもあり(苦笑)。

良いこと尽くめみたいな感じるけれど、非常に残念なのがSuicaのイメージキャラクターとして定着している「ぺんぎん」のキャラクターが、来年一杯で終了して新しいキャラクターに変更されるということ。どうも版権とか、そういう大人の事情らしいけれど、JR東日本としてはミスしましたね。Suicaスタートから25年刊、これだけ定着しているのに新しいキャラクターなりイメージマークにするにしても、やはりピンとこない人は多いんじゃ無いだろうか。

「ペンギン」と言えば、個人的には1980年代にサントリーのCMでヒットした「ペンギン(※「パピプペンギンズ」と言うらしい)」のイメージが個人的には強くて、最初にSuicaのペンギンを見た時には、「二番煎じ?」と思ったり「インパクト弱いなあ」などと感じましたが、25年間でしっかり「Suica=ペンギン」のイメージは確立したから、本当に勿体ないと思います。一時は国内の電子決済を席巻するかとも思ったSuicaだけれど、クレジットカード系のコンタクトレスも普及してきていて、ちょっと厳しい状況に。特に、交通系電子マネーは、交通機関利用も買い物も一つで出来ることが最大のメリットだったけれど、クレジットカード系が同じ事が出来るようになってきてしまい、メリットが薄まっているのも事実。まぁ、そう言うことも有るから、QR決済とかデータ(お金)の転送まで、今の○○Payみたいな仕様まで取り込んだ「何でもあり決済」を目指すんだろうなぁ。

日本に来るインバウンドの人達は、今でも多分成田とか羽田空港で訪日観光客用のSuicaを購入して、割安での新幹線乗車とか、そのままコンビニで買い物も出来る「Suicaカード」の利便性を評価してくれるけれど、あれも上手く使えば日本観光のツールになると思うんですよね。海外へ行くと色々問題とかトラブルが生まれるけれど、その一つが換金だったり決済時の手続き。特にアメリカの場合は、商品の金額だけで無くチップも考えないといけないけれど、日本では表示された金額だけ払えば良いので、ああいうワンストップ決済手段は非常に便利だと思う。現在もSuicaは自分の生活に必要不可欠なツールの一つなんだけれど、来年、再来年にはどうなるんだろうか、要注目ですね。

レールガン

「レールガン(Railgun)」と言えば、ハード系SF小説の特に宇宙戦記物では定番の武器の一つと言って良いんじゃ無いだろうか。現在の「砲弾」は、火薬の炸裂力で推進力を得て飛翔し、目標に命中して損傷を与えるけれど、その科学的な炸裂力の代わりに電磁力を利用して砲弾を加速発射する物。真空状態の宇宙空間では、一般的な砲弾は使用出来ないので、その代わりの「主砲」としてよく登場しますよね。

レールガンの技術的課題は、一つは十分な時期加速が可能なほどの大容量の電力を確保し、且つその状態を継続して行けるかという「蓄電問題」と、高速発射される砲塔の「耐久性問題」で、その実証実験の結果報告の記事を見ると、技術的課題は解決されつつあるような印象。ただ、200発という砲塔寿命は少し短いような気もしますね。艦上で砲塔交換可能ならば良いけれど、それは中々難しいだろうなぁ。 

私は「レールガン」って、パチンコ玉みたいな弾丸を高速で発射することで、相手の装甲を貫通する「物理的衝撃武器」だと思っていたんですが、実際の弾丸はキャニスターみたいなものに現在の砲弾みたいな物を内包していて、これを発射して空中でキャニスターが分離して砲弾部分が命中するという、最終部分は現在の砲弾と同じなんですね。まぁ、パチンコ玉で艦船の隔壁が破れるくらいの速度を得ようと思ったら、音速越えの相当な距離が必要で、そうなるとその「パチンコ玉」もかなりの強度硬度必要になるだろうから、そっちの方が大変かも。

色々制限がある艦上搭載が可能なくらいに、小型化効率化出来れば、当然地上配備はもっと可能な分けで、特に沿岸防衛には効果的なのかな。機動性を重視するなら、1) レールガン発射車両、2) 電源車、3) 砲弾運搬車、の3車体制で移動出来るようにすればいいのかな。あと、砲弾がキャニスターで発射されて分離するならば、中の「砲弾」に姿勢制御機能とか付けて、最終段階でより効果的な目標に命中できるような「微調整」も可能になるのかも。実際の射程距離や威力に関しては機密になっているので不明だけれど、どれくらいのスタンドオフ攻撃が可能なんだろうか。最低でも10km位は必要な気がするけれど。次は、さらに小型化して航空機搭載まで行けるか、ですよね。ますますガンダムに近くなっていく気がする。

2025年11月11日

興醒めな注文

 佐々木俊尚氏の引用から、居酒屋のスマホ注文の問題点from飲んべの視点。「飲む」という主目的には、その枝葉として、「摘みの注文」「飲み物のお代わりの注文」「今日のお勧めの確認」「トイレの場所の確認」「飲み物お代わりの注文」(マテ)、等の準目的があって、それらが絡み合って一つの「飲み会」なる場が形成されるわけです。

ところが「スマホ注文」となると、そういう主目的準目的とは異なる操作・行動が必要なわけで、それってそこでフリーズするというか一旦停止するというか、要するに目的外行動になるわけですよね。それが自分からもう少ししたくらいまでの世代には、邪魔くさく感じるんだろうなぁ。最近では、飲み会だろうと食事会だろうと仕事の会議だろうと、スマホ弄りながら参加するのは普通になっているので、そういう世代には今のスマホ注文方式は逆に心地よいというか使いやすいというかノリやすい方法なんでしょうね。

例えばカウンター席のみとかカウンター席8席位に4人掛けテーブル3~4箇所位の規模のお店なら、スマホ注文よりも直接言ってくれる方が簡単だし効率も良いでしょう。スマホ注文が生きているのは、大箱とは言わないけれど、満席で30~40人位の規模以上のお店だと効率的だろうし、お店側もフロアスタッフを配膳と片付けに専念できるから1~2人位に絞っても何とか回せそうな気がする。

記事を読んでいて思ったんですが、ガソリンスタンドみたく「セルフ(=スマホ注文)」と「有人サービス(=フロアスタッフ付)」を分けたらどうだろうか。Suicaみたいに、スマホ注文(=オンライン注文)だと、価格から-5%安くしてくれるとかして価格差を付けてみたらどうだろうか。合計で5,000円分飲み食いしたとして、250円の差額ならそんなに不満は出ないのでは。勿論お店側としては、スマホ注文と実注文の比率と上手、コストボーダーを調節しつつ価格を設定すれば良いだろうし。最近は殆ど飲みに行く機会も無くなったけれど、たまにお店に入ると10年位前と比べて明らかにフロアスタッフの人数が減っていますよね。多分半減以上だと思う。だから、声がけしようにもスタッフが出てこなかったり、中々呼べないことがあるのもスマホ注文が普及する大きな理由だと思う。そうそう、私はスマホ注文も受け入れる派だけれど、メニュープログラムはもう少し何とかしてほしい。特定企業のツールを使っていて、カスタマイズ出来る部分は少ないのだろうけど、何か注文していると言うよりはショッピングカートにものを入れている印象が強くて、あのI/Fというか流れがもう少し自然な感じにならないだろうか。

First Class Lounge@Changi

以前もちょっと触れた、SQの母港Changi International Airport T2のSilverkris LoungeのFirst Class Areaの改修工事が完了したという記事。半年くらいで完了したのは、結構早い気がします。まぁ、その間仮設のラウンジ利用とかお願いしていたんだろうから、早くする理由はあると思うけれど。

ところで、昨年SINへ行った時にこちらの記事にも書きましたが、今現在ANAのラウンジガイド(SIN)では、AMC DiamondメンバーがFirst Class Lounge利用可能という以前は有った説明がありません。でも、ラウンジ入口のスタッフさんが確認して、AMC Diamondのデジタルメンバーカードを提示したところ、以前のようにFirst Class Loungeを案内されました。その後も、同じANA便で帰国すると思われる日本人の乗客数名がラウンジに入室してきたこともあり、以前のルールは生きているけれど、どうも大っぴらに公開はしていない様な気がします。何かクレーム対策でもあるんだろうか。

で、そうならば、俄然SINへ行きたくなりますね(笑)。去年は4月に1回しか行っていないから、今年は2回位は行きたいかなぁ。 ハワイもそうですが、行き先は夏の気候なので、冬場に行くと気候の違いが大きくて結構大変なんですよね。夏に行くのが一番楽だけれど、やはりそれなりに暖かくなってくる4~5月か、9~10月位が限界かなぁ。SingaporeもHawaii同様物価高なので、以前ほど気楽に行ってくると言う事が出来なくつつあるのが辛いですね。

先日のLas Vegas行きで、UA MP 1K 2026も確定したので、そろそろ来年の計画も始めないといけないけれど、SINが先になるか、HNLが先になるか(笑)。

2025年11月10日

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (番外編4) - UA MP PQP Calculation

今回のLas Vegas行きは、NFLの現地観戦がメインテーマだったわけですが、もう一つUA MP 1K 2026のために、残りPQPと2区画のUA便利用条件を満たす目的もありました。元々予約していた旅程はこんな感じで、直前までにPQPは23,247PQPまで累積していたので、28,000PQPまで4,800PQP位をこの旅程で獲得する予定でした。

チケットはUAで発券しているので、1区画目のANA運航便もマイル計算でのPQP算出ではなく、その運賃額をUS$換算して、US$1=1PQPとして計算されます。上記のPQPは7月30日に今回の予約を入れてチケットを購入した時に、送られてきたものです。以前の経験から、どうもこの発券時のPQPが適用されるのではなく、実際にフライトした時にその時の為替レートでPQPが算出されて、それがアカウントに適用されるようです。料金は日本円ですでに購入時に支払っているので、この金額は変化しませんから、US$/日本円の為替レートが円高になればPQPは増えるし、円安になれば減る事になります。また、昨年はアップグレードのためにチケット再発行(コードシェア便の便名をANA名に変更する)をしましたが、そこで再度PQPが計算されて当初よりも目減りしたことも。で、搭乗後実際に振り込まれたアワードマイルやPQPを見ると、ちょっと理解に苦しむところもあり、UAのルールがますます分からなくなりました。

  • NRT-SFO (NH008/UA7950) : Award Mile: 25,047→24,915 / PQP: 2,277→2,265
  • SFO-LAS (UA1259) : Award Mile: 2,035→2,024 / PQP: 185→184

往路に関しては、経路は同じなのに微妙に値が違います。PQPは為替の理由が考えられるんですが、アワードマイルが違ってくる理由は何だろうか。これはベースマイルから計算されているはずなので、経路が同じで利用クラスが同じなら、変わる理由は無いと思うのだけれど。で、更に不思議なのは経路が変わった復路です。

  • LAS-LAX → LAS-SFO: 距離が倍近く違うのに、アワードマイルは減っている。PQPも減っているのは、その区間の料金が違うからだろうか?
  • LAX-HND → SFO-HND: 経路が変わった事もありますが、アワードマイルは12,000マイルくらい増えているし、PQPも1,000PQP以上増えているのは謎。UA理由による予約変更なので、追加料金は無いけれど実際のその区画の同クラスの料金を元に再計算されているんだろうなぁ。SFO-HND線は、確か7月に予約したときももうZクラスは無くて、C/Dクラスだったから、その料金で計算したらこれくらいの値になるのも納得ですが、UAはそれで良いんだろうか(笑)。
往路の搭乗後直ぐに現地でUA MP アカウントを確認すると、PQPが減った値が付いていてガッカリしました。でも最終的には予定していたPQPよりも1,000PQP近くも増えていて、丁度28,000PQPをかするくらいの達成を目指していたのでちょっと悔しい(笑)。来年は、国際線利用で少し足らないくらいまで持っていって、最後に国内線で調整するゲームプランがいいような気がします。

そうそう、UA MPのアカウントへの、マイルやPQP/PQFの積算ですが、UA便を利用するとフライトが完了して本当に直ぐにアカウントにその分が表示されてビックリします。ANA便やSQ便利用でアカウントを振り替えていると、早くて1日、遅い場合は数日後にやっと積算される場合がありますからね。昔のようにマイルベースでの計算だと比較的楽に予想も立てられましたが、どんどん複雑というか難しくなっている気がします。そう言う意味では、UAのアプリはシステム全体も含めてよく出来ていると思います。ANAも見習ってほしい(マテ)。

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (16) - 備忘録

 今回は、久し振りにテクニカルトラブルでフライトキャンセルに遭遇し、これも10何年ぶりに1日帰国が伸びる事になってしまいました。まぁ、何とか無事に帰国することが出来たので、最終的には良しとするしか無いんですが、考えさせられることも沢山有りました。また訪問地がアメリカへ行きだして40年近くなるのに初めての土地ということもあり、色々発見もありました。記事中にも触れたこともありますが、今後のためにもいつもの様に備忘録としてまとめて置くことにします。

  1. 今回は7月にUAから予約を入れて、すぐにUAのPlusPointsを使用してアップグレードリクエストを掛けました。早めにリクエストしているので、期待半分諦め半分でしたが、その後に同じくUAのPlusPointsでリクエストしていたHNL行きがサクッとアップグレード確定していたので、ちょっと(かなり?!)期待していました。でも、やはり人気路線・幹線路線のNRT-SFOだからか、ちょっと厳しかったみたいです。こればっかりは運次第という事も有るので仕方ないですが、まぁ来年もどんどん利用したいと思います。
  2. Global Entryのアプリが使えないことが今回確認出来たので、こちらは来年飛ぶまでに対策しないといけません。一応ガイドに従って問合せしてみるつもりですが、多数の問合せの中に紛れてしまいそう。
  3. 今回初めて訪問したLas Vegas。実際に訪問してみて感じたのは、やっぱりギャンブルの街だなぁと言うことと、色々なステージというかイベントというのか、そう言うものよ押しものも多かったという印象です。各ホテルが、自分達の施設の中にカジノやステージを準備していて、それ故にホテルというかそういう複合施設の規模が半端ない。また、そういうホテルが内部の通路で繋がっていたり、交差点では横断歩道(空中回廊)で接続して移動出来るようになっていたりと、街全体が繋がっているという印象でした。一方で今回は行きませんでしたが、マダムタッソーの蝋人形館とか、それなりに観光施設もあるみたいですが、そういう観光資源は少ない気がします。そう言う意味では、来る人を選ぶ街なのか名というのが今回の印象でした。
  4. そのLas Vegasのカジノなんですが、ギャンブルの有無は別にして、カジノ場が喫煙可になっているのにはビックリしました。アメリカ社会の殆どの場所が「禁煙」になっていると思っていましたが、今回ホテルの建物に入った瞬間から「あれ? たばこ臭い?」と疑問を感じ、暫く理由が分からなかったんですが、途中スロットマシンの並ぶところを通り抜けたら、煙草を吸いながら遊んでいる人ばかりで「そうなんだ!」と驚いた次第です。もうこれだけで、カジノだけで無くLas Vegas事態再訪する理由が無くなりそう。
  5. そう言う巨大な建物が連なっている街だからなのか、今回利用しているAT&T(4G)の入りが悪いところが結構有りました。特にカジノ場なんかは、ホテル施設(建物)の中央部分の1Fとか地階みたいなところに設置されているので困りました。その場合にはホテル内のWi-Fiを利用するわけですが、このWi-Fiも利用者が多いのか繋がったり繋がらなかったりという状況だったし。あとAllegiant Stadiumの1Fと4FではWANの入り方が全く違っていて、施設最上階の4Fではデータ通信が出来ないときもありました。
  6. 本文にも書きましたが、モノレールの駅へのアクセスが最低。高架上の駅舎へ行こうと近くまでいっても、階段も無い(※非常用の階段らしきものは有るけれど、地上入口は施錠されている。)基本、道を挟んで隣接しているホテルやカジノから入るような感じで、凄くアクセスが悪いのはどうなんだろうか。
  7. アメリカの物価高は日本以上だと思うんですが、その中でもlas Vegasはさらに高い気がします。ハワイも物価高だと言われていて、確かに高いと感じたけれど、Las Vegasはそれよりも2~3割さらに高い気がします。まぁ、それが嫌なら行くなと言う話なんですが、もう少し何とかならないかなぁと言うのは毎回感じる所です。
  8. Las Vegasは、緯度的には高い位置にある地域だと思うんですが、砂漠の中にある町田からか、今回の訪問時では昼間は暑いくらいでした。でも、朝晩は結構気温が下がるのも、やはり砂漠地帯だからでしょうか。最初に宿泊したLuxorは空調が妙に効いた部屋で、よくよく見たら洗面所の電源が入っているとここの空調(換気)が同時に動作していたので、こまめに電気を切るようにしましたが、それでも寒いくらいで暖房を入れていたほど。多分施設によって違いはあると思いますが、外気温と室内気温の違いもあるし、その差も場所によって違うなぁと言うのが実感でした。
  9. 今回、これまでの旅行と比べてライドシェアを利用する機会、それも早朝とか特異な時間帯に利用しました。「Las Vegas=24時間眠らない街」だからでしょうか、早朝の4時とか6時でも、3~5分もすれば直ぐに車が捕まったのは助かりました。公共交通としては、モノレールとバスがありますが、バスが運行している様子を見たのは昼間1回だけなので、そんなに運行本数は多く無いのかもしれません。移動手段としてライドシェアと割り切れば良いけれど、一回あたりUS$15位は覚悟しないといけないので、こちらもちょっと不経済な気がします。
旅行としては、最後に機材トラブルで1日足止めされたので「良かった」とは言えないんですが、まぁ何とか無事に帰国出来たし、アメフトの試合観戦も楽しめたし、今回も満足出来た旅でした。今後もそういう旅が続くことを祈るばかりです。()

2025年11月9日

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (15) - 羽田に向けてGo!

 FターミナルからGターミナルへの仮設通路を通ると、Fターミナルの付け根部分の工事の様子が見えます。まだ鉄骨がむき出しで、これいつ出来るんだろう状態。結構距離はあるんですが、テクテク歩いて、最後はエレベーターで上に上がると左手にPolaris Loungeの入口が見えます。

まだ2時間位搭乗開始まで余裕があるのと、前回の敵を取るために、今回は久し振りに堪能したいと思います。ボーディングパスをスキャンして、内部のエレベーターで上に上がると、そこを境に右手と左手にシーティングエリアが広がっています(1Fの受付の裏にも席がありますよね)。ただ飲食コーナーやDining Areaは左手に集中しているので、人の密度は段違いです。

一人なら席はありそうなので、左手奥に進み席を確保します。まだ朝の8時前位でしたが、一番奥のDining Areaもまだオープンしておらず、スタッフさんが集合して座っていて、何だろうと思ったら開始前の朝礼みたいな事をやっていました。この後オープンすると、その入口前には長い行列が出来たことは言うまでもありません。

私はそんなに食欲もなかったので、バイキングで軽く食べようと思ったんですが、軽食の質がかなり以前と比べて落ちていました。以前はちょっとしたオードブルみたいなものが結構有ったんですが、並んでいるものは昔のUnited Club時代と変わらない感じ。更にビックリしたのが、食器類が全て紙製のお皿になり、ナイフ・フォークもプラスチック製の物が置かれていました。ジュース類のコップもプラスチックコップだし、コーヒーは紙コップということで、多分コストダウンなんだろうけど、これでPolaris Loungeを言うのはなぁ... 私が経験した範囲では、Chicago ORDのPolaris Loungeが一番広くて立派だったと思いますが、あれはもう5~6年以上前かな。かなり残念でした。

搭乗開始時刻も迫ってきたので、ラウンジを出てG6ゲートへ向かいます。ここから成田行きのUA便はよく利用しましたが、羽田行きは今回初めてです。45分遅れで出発する成田行きのUA便は、隣りのG7から出るみたい。

ボーディングパスには、10:15の出発に対して09:20搭乗開始と記載されていましたが、実際には5分遅れで事前改札がスタートしました。車いすの方や足下の不自由な高齢のペアの方等がゲートから入っていくと、次は軍関係者で数名が入場。続いてUA MPのGS (Global Service)でも、やはり数名が入っていきました。後で気がつきましたが、そのうちの一人は機内で私の隣の席で、だからなのかチーフパーサーのCAさんが、結構飲み物とか軽食の有無をフライト中確認に来ていました。さすがGS(笑)。その後、幼児連れの家族グループが数組入っていきましたが、その中でスキャントラブルなのか中々進まなくなると、反対側のゲートを開けてこちらからMP 1Kを通し始めたので、私も並んではいることに。ここでは、顔認証で入場を確認しますが、何故かどの人も認証に失敗するので、端末の前に立たせて、エラーになるとボーディングパスをスキャンして通すという回りくどいことをやってました。最初からボーディングパスをスキャンすればよいのに、と心の中で思ったことは内緒です。

私も同様に顔認証がエラーになり、ボーディングパスをスキャンして機内へと入りました。今回は、前日の国内線キャンセルで、急遽代替経路として取ったもので、座席指定もシステムが勝手に決めたもの。国内線のLAS-SFOは空席が1席だけだったので問答無用ですが、このSFO-HNDには数席空席があり、移動しようか迷いましたがどれも中央の席しか空いてなかったので、トイレに近い元々の席にそのまま座りました。

UA Polaris Classに座るのは、2年振り。それもあってか、今回使用したシートというかボックス全体が、何となく疲れているというか「古い」という印象を受けました。それと、最初の頃はベッドパッドも合ったと思うけれど、今回は掛け布団、膝掛け、枕×2と減っている気がします。パジャマが入っていると思われる巾着袋みたいなものが、隣りの9Lの席の前に積まれていましたが、多分先にGSに希望を聞いて、残ったらリクエストベースで配布してくれるんでしょうね。私の隣の席には、そのGSの乗客が座っていましたが、いつの間にかパジャマに着替えていました。

ドアクローズは10:00丁度。少し遅れてプッシュバックが始まり移動開始。多分海側のRW28Rから離陸したのが少し遅れて10:30でした。ブロッキングタイムは10:57とアナウンスされました。暫くしてドリンクサービスが始まり、久し振りにUA名物のRoasted Nutsを頂きながら、白ワインを頂きましたが、最初は2種類あるうちのシャルドネをリクエストしたけれど、どうももう一つのソービニヨンブランを出された気がします。食事は一番安全パイのステーキにしたかったのですが、LAX-HND線にはあるのにこのSFO-HND線のメニューはありません。そんなに食欲もなかったので和食のセットをリクエストしましたが、これが酷かった。昔のUAはもっとまともだったと思うくらい酷い感じで、殆ど手を付けずに返却。その分アルコールが早く回って、直ぐにシートを倒して寝てしまいました。半分位のところで一度目が覚めて、その後到着まで2時間を切ったところで本格的に起きました。軽食はスクランブルエッグをリクエストしましたが、全然スクランブルになっていない硬いオムレツみたいな感じでしたが、まぁ何とか胃の中に流し込みました。そうそう、有償(US$ or マイル)の機内Wi-Fiサービスがあり、フルフライトのプランを契約したんですが、全然繋がらない。たまに接続しても、転送スピードが9600bpsか、と突っ込みたくなるくらい遅い、というか殆ど止まっているような感じ。もし今回のフライトでアンケートが来たら、UAに文句入れないと。

途中の気流がよかったのか、早めに空港に到着しそうです。東側から房総半島沿いに一度南下し、UターンをしてA滑走路のRW34Lを目指し、着陸したのが14:16。107番ゲートに入ったのが14:21で、30分近くの早着となりました。14:45発の京急に乗れれば、一つ早いひかり号に間に合うので、ドアが開くと早歩きで入国審査場へ。税関審査の顔認証技術にちょっと感動しつつここも直ぐに通過して、14:30頃には日本に戻ってきました。その後京急、ひかり号と乗り継ぎ、本来の予定よりは1日遅れになりましたが、何とか帰宅することが出来ました。(続く...)

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (番外編3) - Face Recognition

 最近の航空機利用では、顔認証で搭乗確認や、国際線でもセキュリティ通過などに採用していて、かなり普及している気がします。今回もちょっと印象的な経験をしたので、そのまとめというか備忘録というか。

まず、アメリカから帰国(出国)する場合、日本のように出国審査場みたいなところを通過するのでは無く、セキュリティチェックの手前にあるTSAの係官にパスポートやID(アメリカ人ならDrivers Licenseとか)を提示して、さらに顔写真を撮影して通過します。このデータを使用して、国際線に搭乗するときには顔認証だけで通過して搭乗する事が出来ます。今回ちょっとビックリしたのは、国内線からの乗り継ぎでもこれが出来た事。つまり、

  1. 復路のスタート空港であるLASでTSAのチェックを受けて、パスポートスキャンと顔写真の撮影を完了
  2. 国内線でLAS-SFOと移動しますが、LASで登場するときには国内線のボーディングパスのスキャンだけで搭乗できました
  3. SFOでは、国内線から国際線に乗り継ぎますが、ここでは顔認証でボーディングチェックが行われていました。今回はそのシステム不具合で、実際にはボーディングパスをスキャンしての搭乗になりましたが、他の空港でスキャンされた顔写真データが使用可能にはなっているんでしょうね
  4. UAの国際線ボーディングパス発行時には"Travel-Ready Center"と言って、搭乗者のパスポート情報やフライトナンバー等事前に入力要求されますが、それとも紐付いて管理されているんでしょうね。
  5. 凄いと思うのは、米国航空会社だけで無く、例えばANAでHNLから帰国するときも同様に、TSAで顔写真をスキャンすると、ラウンジから機内に入るときは顔認証で通過します。日本の空港でも同様なスキームが出来ないものだろうか。
もう一つ驚いたのが、羽田空港での入国時の事。基本的な入国時の流れは、成田でも羽田でも同じなんですが、今回羽田空港の税関審査のところが違っていました。

  1. 成田空港では、顔認証システムで入国審査を通過すると、QRコードを発行済みなら税関申告の端末でQRコードを読み込ませて、その後税関申告ブースの顔認証を通過して日本に入国します。
  2. 羽田空港では、同様に顔認証で入国審査を通過すると、バゲッジクレームの場所へ行き、ここに同様に税関申告の端末が設置されています。成田空港の場合は、一箇所に端末が並んで設置されていて使用しますが、羽田空港では4箇所かな、それぞれa, b, c, dとIDが付けられていて、空いている端末を使用するようになります。
  3. 今回私は一番端のところが空いていたので、その端末でQRコードを読み込ませましたが、その端末は「a」というグループでした。で、税関申告ブースに並ぶレーンには、それぞれのa, b, c, d毎に入るレーンが指定されていてます。その中から自分が使用した端末グループ(例えば"a")のレーンに入ると、正面に顔認証端末と画面が設置されていて、私の顔が写るとそこにオーバーレイで「a」という文字が大きく表示されてビックリ。
  4. そのまま進むと、「a」用の税関申告ブースに出て、問題無ければそのまま入国出来ると言う仕組みで、成田よりも一段進んだ感じがしました。
  5. ただし、税関申告端末の台数が少ないのと、数カ所に分散していてどこが空いているか良く分からないので、その導線に関してはもう少し工夫してほしいなと思いますね。
考えてみたら、アメリカ入国時の「Global Entry Apps」なんて、自分のスマホで顔写真を撮影して、そのデータで入国時の照会をしているわけだから、もっと進んでいるわけですよね。2年後位だったかな、日本も入国時にJESTA(仮称)なる電子認証システムを導入する予定らしいけれど、ますます顔認証技術が進みそう。一つお願いしたいのは、眼鏡外さなくても良いようにして欲しいですね。私は眼鏡を使用しているので、いちいち外して戻して外して戻してが面倒。WindowsのHelloとかiOSなんかの顔認証では、眼鏡の有無は関係無く処理してくれているのだから、それ位出来そうなんだけれど。せめて、顔の正面の印象がそんなに変わらない、フレームレスの眼鏡使用は許してほしいと思います。

2025年11月8日

午前三時になる理由

衆議院予算委員会の準備のために、当日午前三時から首相公邸で勉強会を開いた高市総理。超スーパウルトラ多忙な総理大臣が、夜討ち朝駆けの生活になるのは以前から言われているけれど、流石に午前三時から仕事スタートというのは、多分前日から徹夜しているんじゃ無いだろうか。早朝の仕事が無いわけでは無いけれど、そういう場合は時間帯をシフトして早朝から仕事をする代わりにお昼前には帰宅したり、あるいはその後休みの日があったりとバランスを取る物だけれど、総理大臣にそんな余裕は無いわけで、まぁ理由がどうあれやはり異常な状態だと思う。

総理就任時に「働いて、働いて、働いて、ワークライフバランスも顧みない」と言って、良くも悪くも物議を醸した高市総理だけに、早速その「午前三時の仕事スタート」は批判されているけれど、でもその理由を何かと言えば、

衆院予算委員会前日の6日夕方時点で事前質問がそろっておらず省庁が作成する答弁書も全く出来ていなかったとして、「(答弁書が)できあがる時間が概ね午前3時頃だろうという話で、3時に首相公邸に行った」と説明した。

という、以前から指摘されている野党側の質問主意書の提出時間が遅いからなんですよね。その質問主意書も、「○○に関して尋ねる」みたいな、何を聞くのか分からないから全ての事象を想定して幾つもの場合分けをして回答を準備しなければならない。そうやって、回答者=内閣の失態、ミスを誘発したいのだろうけど、そんな事って1mmも国民の利益にならない。本当に問題点があるならば、その事に関して詳細に相手の回答を引き出せるような質問内容を準備するべきだし、それはより具体的な内容になるはず。そういう本来の仕事をしないから、野党はいつまでたっても野党だし、そのしわ寄せを政府にしているつもりで、官僚機構に余分なハラスメントを与えているんですよね。 

具体的な対策として、全ての質問主意書を公開して、どういう質問をされてどの様な対応(詳細内容の問合せ等。でも中には「問合せ不可」みたいな事を言っている議員もいるのはふざけていると思う)したのか、全て開示するべきだと思う。本来の質問と政府の回答を突き合わせることで、国民もどの様な事が生まれているのか理解できるわけですからね。メディアは首相の夜討ち朝駆けを面白可笑しく報道するのだろうけど、なんで内閣総理大臣が午前三時から仕事をスタートしないと行けないのか、その本当の原因(Root Cause)をちゃんと伝えてほしい。まぁ、メディアも一蓮托生だから、野党のやることには文句は言わないだろうけど。

 

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (14) - 帰国再挑戦

さて、今回2回目の帰国日(笑)。フライトが朝の06:00なので、空港には04:00行きたい。となると、起床時刻は3:00かなと半分諦めて、スマホの目覚ましと念のためWake-up Callをセットしておきました。でも、早めに21:00頃ベッドにはいったせいか、深夜過ぎ位に一度目が覚めると、中々寝付けなくなり、結局02:00過ぎ位までウトウトしたところで起きることにしました。セットした目覚まし類をリセットして、先ずはシャワーを浴びて気持ちをシャッキリさせてから、最後の荷造りをします。一通り荷造りが完了したところで、何だかんだでもう3:30過ぎになっていたので、少し早いかなと思いつつExpress Check-outをして外に出て、そこでライドシェアを呼び出します。そう言えば、一日前は向こう側でUber待ってたんだよなぁと、反対側のLuxorの光景を見ながら何故か懐かしく思いだしてしまいました。

UberにしようかLftyにしようか迷いましたが、どうせドライバーは両方の端末をセットしているのだからどっちでも同じだろうという事で、その時の気分でLftyで呼び出すことに。実はUberでも検索して、早朝なのでどちらもUS$16位の料金が出ていましたが、Lftyはそこからさらに-10%のプロモーションがあったのでLftyにした次第です。5分程すると車が来て乗車。早朝の空いている道路を結構飛ばすドライバーで10分足らずで空港のT3に到着しました。 24時間眠らない町とは言え、流石に早朝4時の空港は空いています。昨日はシッシッされたTSA Pre✓のレーンには誰も並んでおらず、スマホのボーディングパスを見せて入ろうとしても、入口にいる係員は見ようともしません。素通り状態ですぐにパスポートチェックと顔写真撮影を済ませて、X線検査も古いタイプなのでベルト等取らずに済み、あっと言う間に通過出来ました。

LASのUnited Clubは、朝04:30スタートなので入口横で少し時間を潰して、04:30丁度に3Fに上がると、10人以上待ち行列が出来ていて、まだ受付が開いていないようでした。その列の最後尾に並んだくらいでやっと受付が開いて、段々と中に入っていき私も席を確保。一息ついたところで軽く軽食をと思いましたが、既にこちらも長い行列が出来ていて、それが捌けたところでフルーツ類とオレンジジュースで、少し胃を活性化させました。United Clubは、T字状の付け根から1ゲート入ったD33ゲートの先にあり、SFO行きのフライトはその付け根のところにあるD50ゲートから出発します。搭乗開始予定時刻は05:20でしたが、少し早めにラウンジを出てゲートへと向かいました。

05:20より早めに事前改札が始まり、お年寄りの夫婦が何組かゆっくりとゲートを通過した後、ミリタリーも無し、GSも無し、子供連れ家族も無し、と直ぐに1Kの順番になり、ここで7~8人位がドッと乗り込みます。使用機材が単通路のB737-800で、殆ど全員が大きなキャリーバッグやダッフルバッグを複数持ち込むので、通路はパンク状態。それに最近は、ファーストクラスでドリンクサービスをしている間は、L1から入ってくる乗客を一時止めて、CAさんが配布を終わってR1のギャレーに戻ってきたら待っていた乗客を中に誘導するような事もやってるんですね。日本だと大クレームになりそうだけれど、アメリカだとそれも許されるんだとちょっと興味深く見ていました。

ドアクローズは定刻より早い05:52で、プッシュバック開始はその2分後というスピーディーさ。前回はこの後Uターンしたわけですが、今回は誘導路を順調に進んで行きます。ターミナルから一番遠いRW07Rへ移動し、離陸したのが06:12でした。

この後エアマップを見ていて気がつきましたが、SFO-LASの距離が約400マイルで、LAX-LASは約200マイルと半分なんですね。前日LAS-LAXのフライトの時には、飛行時間が40数分と表示されて不思議だったんですが、これで納得出来ました。

離陸するとLas Vegas周辺の砂漠地帯を南方向に抜けて、西側にある山岳地帯を避けるように回り込み、その後機首を北西方向に旋回してSFOへと向かいました。座席が太陽の反対側だったので、窓のシェードを上げて外の景色を眺めていましたが、本当にLas Vegasの周辺は茶色というか、灰白色の土地が広がっているのが、半分位飛んで来るとやっと緑が見え始めます。なんで、こんな場所に町を作ろうと思ったのか、本当に不思議な光景でした。その後フライト順調で、SFOの南側辺りで右に旋回をしてRW28Rに降りたのが07:18で、結構なスピードで地上走行してF16ゲートに入ったのが07:24でした。ところが、ゲートインしたのに中々L1ドアが開きません。そのうちに機長から「地上係員が誘導を間違えて2フィートちょっと位置がズレたから押し戻します。揺れるから捕まって。」という信じられないアナウンス。で、確かにグラグラ揺れながら後ろに押し戻されて、その後やっとボーディングブリッジが接続してL1のドアがあいたのが、07:30過ぎでした。

到着したのがFコンコースで、国際線ターミナルのGコンコースの隣。とはいえ、現在その間のターミナルが工事中で使用出来ないので、仮設の通路が作られています。そう言えば1年程前に、やはり国内線(SEA-SFO)が遅延して接続ギリギリになり、FターミナルからGターミナルの一番端っこのG13ゲートまで走ったなぁと、走馬灯のように思いだしました(笑)。あの時はANAのNH107便だったのでGターミナルの端っこですが、今回はUAなので使用ゲートは比較的手前のG6ゲート。ということで、まずはGターミナルの付け根にあるPolaris Loungeに入ってマッタリすることにしました。(続く...)

2025年11月7日

Excalibur Hotel & Casino

 今回急遽当日朝に予約を入れた、MGM CollectionのExcalibur Hotel & Casino @ Las Vegas。その朝にチェックアウトしたばかりのLuxorの隣のホテルになったのは偶然ですが、まぁよくも当日にホテルが取れたものだと変に感心してしまいます。

LuxorもExcaliburも、BONVOYの中のMGM Collectionというグループの系列で、ですから今回の予約はBONVOYのアプリ経由で取得しました。ここで、なんでLuxorはBONVOY経由の予約じゃ無いんだろうと疑問が沸きましたが、LuxorはUAのホテル予約経由だと、この時35%割引が適用されたのかな。それで、UA経由の予約をしたと思います。実際Luxorに3泊しましたが、土曜日が一番宿泊代金が高くて2万円近くしましたが、日曜日は6,000円弱で、3日間の宿泊代金や税金サービスチャージなどひっくるめて、45,000円。ここにリゾートチャージ等が現地で追加されて、トータル6万円ちょっとでしたから、最近の日本のホテル代高騰と比較しても安いと言えますね。カジノのお陰なんですが、スロットマシン1回位回した方が良かったかな(笑)。

さて、知名度ではLas Vegasに縁の無い私でも知っているくらいのホテル名なので抜群ですが、多分かなり昔から有るホテルなので、施設の状態は「古い」と感じたLuxorよりも更に古い感じです。なんせ、着替えが無くなり翌日の為に洗面所で手洗いした洗濯物に風を当てるのに絶好の高さにあるのが、室内用クーラーの吹き出し口で、昔々出張していたときによく見たタイプです。昼過ぎに手洗いをして、ずっとクーラーの風を当てていた洗濯物は、お陰様で夕方頃にはかなり乾いてくれました。そこに、室内にあったアイロンを掛けたら、完璧に乾燥してくれました(笑)。手洗いなんてしたのは、海外出張し始めた40年前ぶりくらいだなぁ...

今回急遽料金の安さ(全部込みでUS$95)だけで決めたホテルなのと、今回利用したり回遊した時に中を見たホテルは、どこも似たような感じ(通常の宿泊施設に、カジノがあり、シアターがあり、レストランやフードコートがある感じ)なので、ちょっと自分には合わない雰囲気かなぁと感じました。LuxorもExcaliurも、多分今回が最初で最後かな。

羽田空港T1/T2拡張計画

需要増加に対応するために、ターミナル拡張をしている羽田空港のT1/T2ですが、T2の北側にあった以前のサテライト部分が今年本館とつながり、さらに2年後には延伸してゲート数が増えるという記事。T2を使用している青組ANA勢だけでなく、T1を使用している紅組JAL勢ももT2同様北側にターミナルを延長してゲート数を増やす計画があるらしい。 

記事の中で

一方、2タミに4カ所ある保安検査場のうち、もっとも北側にある「A」を起点にすると、一番遠い47番搭乗口までは約10分かかり、約700メートルある。サテライトを延伸すると、さらに時間がかかるようになり、距離も約1キロに達することから、保安検査場を増設する必要性などを今後詰める。

と書いているけれど、到着時も大変で、一度48番ゲートに入ったことがありましたが、T2北側の出口までの道のりが遠くて遠くて。出口(バゲッジクレーム)の場所は、確か保安検査場B/Cの下くらいだったと思うので、南側はまだしも、どんどん伸びていく北側の到着はますます大変になりそう。大体現在の京急やモノレールの改札口は、T1/T2ターミナルビルの真ん中にあるわけですが、北側だけどんどん延伸して言ったら、ますます大変になりそう。

もう一つ、T1/T2の南側を接続する計画も進んでいるようですね。素朴な疑問として、この接続部分は国内線ターミナルになるんだろうか、国際線ターミナルになるんだろうか。仮に国際線ターミナルになって、JALも国際線の一部をこちらに持ってくるとなると、国際線用の出入国施設やラウンジとかを増設しないと行けなくなるから、ますます大変になりそう。何となく想像ですが、この部分は国内線専用ターミナルとなって、ANAとJALが共用するみたいな形になるんじゃ無いだろうか。あるいはT2に近い方のゲートの幾つかは国際線様となり、そこからT1側は国内専用のゲートになって、国内線部分は部分は、T1/T2の行き来が出来るようなデザインになるのかな。こちらは、高速道路の上に人工岩盤を作ったりとお金も時間も掛かりそうだから、まだまだ先の話ですね。

成田空港のT1とT2も、T1の5サテ先端の58番ゲートと、T2側を結ぶ計画が以前は有ったけれど、あれはどうするんだろうか。新ターミナルの計画が始まっているから、こちらの接続計画は保留というか現状への投資は多分無いでしょうね。どちらの空港も、新しくなった施設を利用する機会はあるんだろうか。それまで元気に飛んでいないと(笑)。

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (番外編2) - 4G vs. 5G

 今回の旅行で使用したeSIMはエアトリの「米国5日間5GB」というものでしたが、現地で使用できるネットワークはAT&Tで4G迄という設定(その分安い)ものでした。米国のネットワーク事情に詳しくないので、米国国内での4G/5Gの普及具合とは分からないけれど、今回はLas Vegas市内でも幾つかの場所で通信が出来ない場合がありました。

一番顕著だったのは、Allegiant Stadiumでの試合観戦中で、1日めに下の方のスタンド(Lvl.100)で観戦しながらスマホを操作したときには特に問題は感じ無かったのに、翌日最上階付近(天井近く)で使用した時には、通信が殆ど出来ない時もありました。最上部という事で、席の回りをかなりゴツい鉄材で覆われている場所だったので、それで電波が減衰しているのだろうと想像しますが、回りに居るアメリカ人の人達は普通にスマホ操作をしていたので、もしかしたら4G vs. 5Gで違いがあるのかなとも思っています。実はスタジアムだけでなく、ホテル内部でも強度が弱いときが結構有り、普通にWANでデータ通信が出来ない時もありました。

日本だと、まだまだ5Gが利用出来る場所は限定されていて、浜松なんかだと4Gとか4G+みたいな表示が出ることが殆ど。5Gと表示されても、そんなに早いとは思えないし(笑)。アメリカだと、それ以上にもう5Gにシフトしているんでしょうね。そうなると、多少の料金の違いはあっても、やはり5G対応のプランを選択した方が、必要な時に利用出来る可用性は確保出来るのだろうと今回実感しました。

日本同様、米国でも複数の通信キャリアーがサービスを提供していて、どこを使うかで地域差とか条件差が出来ることは昔から有りました。やはり老舗のAT&Tが安心とか、Verizonがいいとか何とか。以前は現地で物理SIMを購入していたので、どこのキャリアーを利用するか選択することも可能でしたが、eSIMを選択するときには基本ローミングサービスなので、特定のキャリアー指定可能なものって無い気がします。さらに、4Gか5Gかとかは今回の自分のように余り気にせずに、安い方に流れがちだとも思います。今回はLas Vegasという土地柄も有るのかもしれませんが、これまでよりもデータ通信の善し悪しは余り気にせずにプランを選んでいましたが、今後は料金よりはその内容を確認した方がいいかなと感じた今回の旅でした。なお、Las Vegas市自体は、カジノもあるけれどコンベンションシティーとして意味もあるので、バックボーンはそれなりにあると思います。だから、ボトルネックはそっちでは無くて、やっぱりラストワンマイルが影響するんじゃ無いだろうか。

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (13) - Overtime@Las Vegas

LAS-LAXフライトの機体が、出発直後に機体トラブルで運休となり、まさかの米国延泊となってしまった今回の旅行。 接続する国内線のフライトキャンセルで帰国出来なくなったのは、やはりシカゴでチェックインをして、ORD-IAD-NRTの経路で帰国する予定が、ORD-IADが機材トラブルで当日キャンセルなり、別ルートでORD-NRTにしてくれたのは良いけれどエコノミーしか空きがなく、ビジネスのチケットを購入したのにエコノミーで帰国して以来ですね。この時は、翌日のフライトなら同じルートでビジネスクラスが取れるとは言われましたが、流石にこの頃は仕事も忙しくてもう一日延長も出来なくて、泣く泣くエコノミーで帰国した時でした。

取りあえず、翌日のLAS-SFO-HNDへ振り替えて、Las Vegasでのホテルも押さえたところですが、まだ朝の9時頃。チェックインまではまだ時間が有りすぎます。お昼頃になれば、週末明けで早朝にチェックアウトした部屋の掃除が有る程度終わっていて入れるかなという読みの元、取りあえず暫く時間を潰すことにします。

そこで思いついたのが、初日に途中まで言って断念したSphere。そこで空港からUberを利用してまずはSphereを今度はじっくりと見て、その後ホテルに行って駄目元でチェックインしてみることにしました。


前回同様空港でUberを呼び出して、空港から20分位でSphereに到着しました。実はこの後Las Vegas Grad-prixが開催されるので、市内はあちこちレース用に柵やブロックや仮設スタンドが準備されていて、このSphereの回りも同様。それにSphereの回りは閉鎖されているようで近くに寄ることも出来ませんでした。まぁ、それでも球体外部への映像は表示されていて、夜は凄く綺麗だろうけど、昼までも結構見えたので個人的には満足です。

その後、流石にまた歩いて戻るのは辛いので、近くのモノレールの駅まで15分位掛けて徒歩移動しました。で、このモノレール、駅へ入るのに回りのホテルに一度は行ってから、空中通路を渡らないとアクセス出来ないようなデザインになっていて、ちょっとイライラしました。実際、接続しているホテルとかカジノに入ると、方向が分からなくなるので、かなりウロウロしてからやっとモノレール駅への連絡橋を発見するみたいなことをやっていました。その後モノレールで終点のMGMまで移動して、ここから道を挟んだ隣りにある数時間前に予約したExcalibur Hotelへと向かいました。

一度MGMの中に入り少し迷い(笑)、連絡橋を渡ってExcaliburに入りますが、またフロントを探すのにウロウロ。やっとカジノエリアの横のフロントに辿り着きました。チェックインですが、オンラインチェックイン端末が有ったので、ここを操作してチェックインすると、「部屋の準備が出来たら、(登録した)自分のメールアドレスに送るね」と言うメッセージとともに操作は完了。さてどうやってそれまで時間を潰そうかと思っていたら、1分もしないうちに「部屋番号はxxxxです。QRコードをスキャンしてカードキーを作成して」というメールが来てビックリ。直ぐに横に有るコーナーへ移動して、QRコードをスキャンさせてカードキーを作成し、自分の部屋に入ったのがまだ11時位でした。

空調に当たって一服したところで、翌日着ていく下着類が無いので、1セット取りだして洗面所で洗濯開始。靴下とトランクスだけ洗濯して、Tシャッはこの後売店で購入してきました。日本は少し寒くなってきたので、出かけるときはフードパーカーを着てきましたが、帰りもそのフードパーカーを上に羽織るので、これで翌日も取りあえずフレッシュな感じで移動出来るはずです。バスルームの石鹸で洗って、良くすすいでからしっかり絞り、さらにバスタオルでグルグル巻きにして1時間程放置して水分を吸い取らせてから、クーラーの前に荷物置きのスタンドがあったので、そこで乾燥させました。クーラーが古いタイプで窓際に置かれて吹き出し口から風が出るタイプだったので、そこからの風が丁度洗濯物に当たるように置くことが出来、2時間位すると結構乾燥してくれました。その後にはアイロンを掛けてさらに乾燥させて、何とか翌日の着替え1セットの準備完了です。

元々ギャンブルに興味は無いし、カジノ場は喫煙可なので臭いや煙が酷くて近づきたくも無いので、翌日着用する予定のTシャツ購入も兼ねて、ホテル周辺をブラブラして早めに部屋に戻りました。夜はMNF(Monday Night  Football)で、Cowboys@Cardinals見ながら、翌日は朝の3時に起きて、4時には空港へ向かいたいので、早めに就寝しました。(続く...)

2025年11月6日

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (番外編1) - Allegiant Stadium

今回のメインイベントであった、アメフト観戦。土曜日にカレッジの試合(New Mexico Lobos@UNLV Rebels)、日曜日にはNFLの試合(Jacksonville Jaguars@Las Vegas Raiders)を観戦をしました。 元々はNFLの試合観戦だけ予定していたんですが、「もしかしたら、土曜日に地元の大学の試合とかないかな」と思って探してみたら、同じスタジアムで地元のUNLV (University of Nevada, Las Vegas)と同じMoutain West Conferenceに所属するNew Mexico Lobosの試合が予定されていたので、こちらも観戦することに。どちらの試合も、チケット入手にちょっと手間取りましたが、開催場所が同じAllegiant Stadiumだったので、カレッジの試合は翌日の下見みたいな感じにもなりました。

Allegiant Stadiumは、NFLのRaidersがOaklandから2020年に移転して"Las Vegas Raiders"となった時に、ホームスタジアムとして新設した物。コロナ禍真っ盛りのオープンなので、実稼働はここ2年位と言っていいのかも。まだ新しいし、アクセスも比較的簡単なスタジアムだなと思いました。気がついたことをまとめて置くと、

  1. アクセスは、スタジアム回りに駐車場もありますが、Strip Street付近のホテルからも徒歩圏内(1~2マイル)でした。Mandalay Bayとか、その辺りの駐車場に車を入れて、そこから歩いてきたような人も多数見かけました。もう少し遠いホテルからは、モノレールでMGM(Luxorの隣)まで移動して、そこから歩いてきたような人も見かけました。
  2. スタジアムは室内型、所謂ドームスタジアムで天候に左右されないのは嬉しい。最も今回の場合は、外の暑さ対策でドームが有りがたかったです。円錐型の建物に、天井部分は半透明の板みたいな物で蓋をして外光を取り入れているスタイルですが、WiKiによると大きなガラス窓部分が開閉するみたいです。
  3. スタンドは、フィールドレベルのLvl.100、エグゼクティブスイート等もある2F席のLvl.200、その上の3F席(Lvl.300)と更に天井に届きそうな4F席(Lvl.400)と4階層あります。カレッジの試合はLvl.100、NFLの試合はLvl.400の席を利用しましたが、後で述べるように上に行くほど傾斜がきつくなるので、やはりLvl.100かLvl.200当たりでの観戦が一番かなと感じました。

    ドーム型スタジアムなので、スタンドが広がった横に広いデザインは厳しいからか、Lvl.100の通路を一周してみて他のオープン型スタジアム(例えばLevi's Stadium)と比べると短くなっているように感じました。外周が短い面積で観覧席を確保しないといけないので、上に行くほど傾斜が厳しくなるのは理解出来るんですが、正直2日目のLvl.400の席に上がったときにはちょっと高所恐怖症みたいな目眩がしました。本当に、何か転げ落ちそうな気がして、このまま帰ろうかと思ったくらいです。(注: 下の2枚目の写真はLvl.400の上から3列目くらいからの光景ですが、実際はもっと垂直に落ちる感じでした。)

  4. 実は、10年以上前にHonoluluのAloha StadiumでPro Bowl観戦をしたときに、エリアの指定を間違えて最上階のエリアで観戦したことがありました。この時のフロアーの傾斜は今回よりも緩やかでしたが、高い位置からフィールドが見えるようにどうしても下の階よりも傾斜はきつくなるので、この時もこのまま帰ろうかと思ったくらい落下感を感じました(笑)。あと、Aloha Stadiumは屋外スタジアムで結構古い施設だったこともあり、観客が盛り上がってスタンプ(足踏み)とかすると、かなりグラグラ揺れて恐かったなぁ。今回のAllegian Stadiumはしっかりしているので、試合中に盛り上がってもびくりとも動かず、その点は安心出来ました。
  5. 音響や映像の設備は、流石に最新の施設だけ有り全く問題無い感じでした。2日間の試合で異なる位置に座りましたが、音響具合(アナウンスの聞き取りやすさ)や大画面映像の見え具合など問題無い状態でした。NFLの試合ハーフタイムには、Kool & The Gangの演奏があったんですが、変に音が重なったり反響したり歪むこと無く綺麗に聞こえて、最近の音響設計は凄いなと感心したくらいです。
  6. 私が利用した事のあるドーム(室内)スタジアムは、海外では今回が始めてて、国内だと東京ドーム、京セラドーム位。国内のドームの場合いつも感じるのは「暑い」ということ。空気の流れが無いのと、空調もそんなに聴いて居ない印象でした。それが今回のAllegiant Stadiumは、ガンガン空調が効いていてしかもファンも回っているので、どちらの席でも足下を風が通り過ぎていく感じでした。Lvl.100に座ったときも「寒い、足下冷える」と思いましたが、Lvl.400でも全く変わりませんでした。光が入る屋根に近くて、暖かい空気は上に集まるはずなのに、寒さは全く変わらずこの点は大変でした。このスタジアムだけかもしれないけれど、膝掛けとか上着とか寒さ対策は利用時に必須ですね。外に出ると、本当にホッとしました。因みに、NFLの試合観戦の時に、私の斜め前の席に20代位のアジア系の男性が座っていました。チノパンにTシャツという姿でしたが、1Qくらいから頻りに足と腕を擦って温めていて、ハーフタイムに席を立つとそのまま戻ってこなかったくらい(笑)。
  7. スタジアム内の飲食は充実していると思いますが、心なしかアルコール販売の店舗が多いような気がしました。ただし、価格は高いですね。カレッジの時は、ホットドックとミネラルウォーターを購入しましたが、一番シンプルなホットドッグ(パンとソーセージのみ)がUS$13位で水もUS#7位でした。NFLの時にはチリドッグを購入しましたが、これもUS$18位。Taxも含めると、どちらもUS$20以上(=3,000円以上)ですが、日本だとどう頑張っても1,000円超えたら怒るレベルです。
  8. どちらの試合もかなり混雑するかと思いましたが、カレッジの試合ではスタンドの半分埋まらない程度で、Lvl.300/400のエリアは観客が全くいなかったので多分閉鎖(入場禁止)されていたと思います。Lvl.100/200のエリアも、7~8割位の入りで、カレッジは人気ないのかなと心配になるくらい。それでも、このスタジアムのキャパシティが通常65,000人なので、30,000人近くは入っていたと思います。NFLも、こちらは流石にLvl.100からLvl.400迄席は埋まっていましたが、それでもこれまで観戦した他のチームの試合と比べると、ちょっと空席が目立ったかなという印象も。
Las Vegasの街自体には余り今回は面白みは感じませんでしたが、このスタジアムは結構気に入りました。