最近の航空機利用では、顔認証で搭乗確認や、国際線でもセキュリティ通過などに採用していて、かなり普及している気がします。今回もちょっと印象的な経験をしたので、そのまとめというか備忘録というか。
まず、アメリカから帰国(出国)する場合、日本のように出国審査場みたいなところを通過するのでは無く、セキュリティチェックの手前にあるTSAの係官にパスポートやID(アメリカ人ならDrivers Licenseとか)を提示して、さらに顔写真を撮影して通過します。このデータを使用して、国際線に搭乗するときには顔認証だけで通過して搭乗する事が出来ます。今回ちょっとビックリしたのは、国内線からの乗り継ぎでもこれが出来た事。つまり、
- 復路のスタート空港であるLASでTSAのチェックを受けて、パスポートスキャンと顔写真の撮影を完了
- 国内線でLAS-SFOと移動しますが、LASで登場するときには国内線のボーディングパスのスキャンだけで搭乗できました
- SFOでは、国内線から国際線に乗り継ぎますが、ここでは顔認証でボーディングチェックが行われていました。今回はそのシステム不具合で、実際にはボーディングパスをスキャンしての搭乗になりましたが、他の空港でスキャンされた顔写真データが使用可能にはなっているんでしょうね
- UAの国際線ボーディングパス発行時には"Travel-Ready Center"と言って、搭乗者のパスポート情報やフライトナンバー等事前に入力要求されますが、それとも紐付いて管理されているんでしょうね。
- 凄いと思うのは、米国航空会社だけで無く、例えばANAでHNLから帰国するときも同様に、TSAで顔写真をスキャンすると、ラウンジから機内に入るときは顔認証で通過します。日本の空港でも同様なスキームが出来ないものだろうか。
- 成田空港では、顔認証システムで入国審査を通過すると、QRコードを発行済みなら税関申告の端末でQRコードを読み込ませて、その後税関申告ブースの顔認証を通過して日本に入国します。
- 羽田空港では、同様に顔認証で入国審査を通過すると、バゲッジクレームの場所へ行き、ここに同様に税関申告の端末が設置されています。成田空港の場合は、一箇所に端末が並んで設置されていて使用しますが、羽田空港では4箇所かな、それぞれa, b, c, dとIDが付けられていて、空いている端末を使用するようになります。
- 今回私は一番端のところが空いていたので、その端末でQRコードを読み込ませましたが、その端末は「a」というグループでした。で、税関申告ブースに並ぶレーンには、それぞれのa, b, c, d毎に入るレーンが指定されていてます。その中から自分が使用した端末グループ(例えば"a")のレーンに入ると、正面に顔認証端末と画面が設置されていて、私の顔が写るとそこにオーバーレイで「a」という文字が大きく表示されてビックリ。
- そのまま進むと、「a」用の税関申告ブースに出て、問題無ければそのまま入国出来ると言う仕組みで、成田よりも一段進んだ感じがしました。
- ただし、税関申告端末の台数が少ないのと、数カ所に分散していてどこが空いているか良く分からないので、その導線に関してはもう少し工夫してほしいなと思いますね。
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