2025年11月8日

午前三時になる理由

衆議院予算委員会の準備のために、当日午前三時から首相公邸で勉強会を開いた高市総理。超スーパウルトラ多忙な総理大臣が、夜討ち朝駆けの生活になるのは以前から言われているけれど、流石に午前三時から仕事スタートというのは、多分前日から徹夜しているんじゃ無いだろうか。早朝の仕事が無いわけでは無いけれど、そういう場合は時間帯をシフトして早朝から仕事をする代わりにお昼前には帰宅したり、あるいはその後休みの日があったりとバランスを取る物だけれど、総理大臣にそんな余裕は無いわけで、まぁ理由がどうあれやはり異常な状態だと思う。

総理就任時に「働いて、働いて、働いて、ワークライフバランスも顧みない」と言って、良くも悪くも物議を醸した高市総理だけに、早速その「午前三時の仕事スタート」は批判されているけれど、でもその理由を何かと言えば、

衆院予算委員会前日の6日夕方時点で事前質問がそろっておらず省庁が作成する答弁書も全く出来ていなかったとして、「(答弁書が)できあがる時間が概ね午前3時頃だろうという話で、3時に首相公邸に行った」と説明した。

という、以前から指摘されている野党側の質問主意書の提出時間が遅いからなんですよね。その質問主意書も、「○○に関して尋ねる」みたいな、何を聞くのか分からないから全ての事象を想定して幾つもの場合分けをして回答を準備しなければならない。そうやって、回答者=内閣の失態、ミスを誘発したいのだろうけど、そんな事って1mmも国民の利益にならない。本当に問題点があるならば、その事に関して詳細に相手の回答を引き出せるような質問内容を準備するべきだし、それはより具体的な内容になるはず。そういう本来の仕事をしないから、野党はいつまでたっても野党だし、そのしわ寄せを政府にしているつもりで、官僚機構に余分なハラスメントを与えているんですよね。 

具体的な対策として、全ての質問主意書を公開して、どういう質問をされてどの様な対応(詳細内容の問合せ等。でも中には「問合せ不可」みたいな事を言っている議員もいるのはふざけていると思う)したのか、全て開示するべきだと思う。本来の質問と政府の回答を突き合わせることで、国民もどの様な事が生まれているのか理解できるわけですからね。メディアは首相の夜討ち朝駆けを面白可笑しく報道するのだろうけど、なんで内閣総理大臣が午前三時から仕事をスタートしないと行けないのか、その本当の原因(Root Cause)をちゃんと伝えてほしい。まぁ、メディアも一蓮托生だから、野党のやることには文句は言わないだろうけど。

 

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