昨晩ReHacQで生配信された、小泉進次郎防衛大臣の回。内容的には、既にたの番組や委員会等で話をしていた部分も多くて、そんなに新規性は感じられなかったけれど、アメリカ留学からのシンクタンク経験が現在の防衛大臣としての「覚醒」に繋がっているというのは面白い話でした。小泉氏がアメリカの大学留学経験があることは知っていましたが、それが3年間で且つその後にシンクタンクで仕事をしていたというのは初耳。確かにそれ位の海外経験があれば、現在の防衛大臣というポジションは適切かも。また、元々そういう分野に興味が有ったけれど、見聞を広めるためにあえて別の分野の仕事を選んだみたいな発言も、案外的を射ていてこの人結構切れ者じゃ無いのと感心するほど(笑)。
年間採用希望数が15,000人に対して、昨年度は1万人弱と全く足りていない状態は、今はどこの分野・仕事も人手不足を言っているけれど、より専門的な組織である自衛隊では深刻でしょうね。そんな中で生活環境の改善を進めているというのは正しい選択だと思うし、そういう開発部分の予算に関しては「防衛費」とは別に計上して、常に更新されるような仕組みにして欲しいところですよね。あと、基本給部分は「高卒で22万円、大卒で27万円」と言っていたけれど、自衛隊の場合はそれ以外の手当部分をもっと拡充するべきでは。特に自衛隊の場合は、特殊技能の資格や認定を獲得したら、その分の手当例えば「レンジャー手当」とか「爆発物処理技能手当」とか、本人が自らの技能を拡充していくことで、その隊員の能力向上も進み組織としても密度が高くなるわけだから、そこに投資を惜しんではいけないと思う。
浜松には航空自衛隊の浜松基地があるし、小中高の同級生の中には自衛隊関係の子供もいました。ですから、自衛隊に対しての感情は個人的にはかなりポジティブだし、大変な仕事だと思う。だから小泉大臣が「アメリカでは軍人だと空港での搭乗順序とか優遇される場合がある」と言うようなことを言っていたことには同意しますね。日本ではアメリカほど航空機での移動が一般的では無いから、空港での優先搭乗はあまり機能しない気がするけれど、自衛隊も含めて、警察、消防、海上保安庁等の人達には何らかの割引制度みたいなものがあっても良い気がします。
個人的に一番興味深かったのは、後半に登場した「航空自衛隊」が来年から「航空宇宙自衛隊」に名称も内容も変わるという話。私は初めて聞いた話なので「えっ、そんなことここで言っていいの」とびっくりしましたが、既に公になっている話でした。そうなると浜松基地も「浜松航空宇宙自衛隊基地」になるんだろうか。そうなると、あの高台の基地の地中不覚に秘密のトンネルがあり、ロケット打ち上げ施設が既に準備されているんだろうな(マテ)。宇宙空間もそうだし、最近のドローン対策もそうだけれど、リモートで出来る仕事リモートでしか出来ない仕事も増えてきているので、例えば自衛官の採用基準として体力的に劣る人でも、場合によっては車いすとか寝たきりの人でも、パソコン操作可能ならばリモート隊員としてそういう部分を補完して貰うことで、人員不足を補うことも可能じゃないだろうか。SF「エンダーのゲーム」みたいな世界観になってしまうけれど、小泉大臣ならば色々改革してくれそうな雰囲気を感じた回でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿