レールガンの技術的課題は、一つは十分な時期加速が可能なほどの大容量の電力を確保し、且つその状態を継続して行けるかという「蓄電問題」と、高速発射される砲塔の「耐久性問題」で、その実証実験の結果報告の記事を見ると、技術的課題は解決されつつあるような印象。ただ、200発という砲塔寿命は少し短いような気もしますね。艦上で砲塔交換可能ならば良いけれど、それは中々難しいだろうなぁ。
私は「レールガン」って、パチンコ玉みたいな弾丸を高速で発射することで、相手の装甲を貫通する「物理的衝撃武器」だと思っていたんですが、実際の弾丸はキャニスターみたいなものに現在の砲弾みたいな物を内包していて、これを発射して空中でキャニスターが分離して砲弾部分が命中するという、最終部分は現在の砲弾と同じなんですね。まぁ、パチンコ玉で艦船の隔壁が破れるくらいの速度を得ようと思ったら、音速越えの相当な距離が必要で、そうなるとその「パチンコ玉」もかなりの強度硬度必要になるだろうから、そっちの方が大変かも。色々制限がある艦上搭載が可能なくらいに、小型化効率化出来れば、当然地上配備はもっと可能な分けで、特に沿岸防衛には効果的なのかな。機動性を重視するなら、1) レールガン発射車両、2) 電源車、3) 砲弾運搬車、の3車体制で移動出来るようにすればいいのかな。あと、砲弾がキャニスターで発射されて分離するならば、中の「砲弾」に姿勢制御機能とか付けて、最終段階でより効果的な目標に命中できるような「微調整」も可能になるのかも。実際の射程距離や威力に関しては機密になっているので不明だけれど、どれくらいのスタンドオフ攻撃が可能なんだろうか。最低でも10km位は必要な気がするけれど。次は、さらに小型化して航空機搭載まで行けるか、ですよね。ますますガンダムに近くなっていく気がする。


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