2025年11月12日

シンSuica

JR東日本が展開するプリペイドの電子決済サービス「Suica」は、1年程前に「シンSuica」の発表をしていましたが、その具体的な内容を発表。2026年秋から、大きくサービス内容が変更されるようです。個人的に影響が大きいかなと感じるのは、利用上限額が現在の2万円から30万円まで引き上げられることかな。現在のようなプリペイド方式だけでなく、iD等のような「後払い(but ビューカード)」にも対応し、さらにはQRコード決済にも対応するという、何でもあり(苦笑)。

良いこと尽くめみたいな感じるけれど、非常に残念なのがSuicaのイメージキャラクターとして定着している「ぺんぎん」のキャラクターが、来年一杯で終了して新しいキャラクターに変更されるということ。どうも版権とか、そういう大人の事情らしいけれど、JR東日本としてはミスしましたね。Suicaスタートから25年刊、これだけ定着しているのに新しいキャラクターなりイメージマークにするにしても、やはりピンとこない人は多いんじゃ無いだろうか。

「ペンギン」と言えば、個人的には1980年代にサントリーのCMでヒットした「ペンギン(※「パピプペンギンズ」と言うらしい)」のイメージが個人的には強くて、最初にSuicaのペンギンを見た時には、「二番煎じ?」と思ったり「インパクト弱いなあ」などと感じましたが、25年間でしっかり「Suica=ペンギン」のイメージは確立したから、本当に勿体ないと思います。一時は国内の電子決済を席巻するかとも思ったSuicaだけれど、クレジットカード系のコンタクトレスも普及してきていて、ちょっと厳しい状況に。特に、交通系電子マネーは、交通機関利用も買い物も一つで出来ることが最大のメリットだったけれど、クレジットカード系が同じ事が出来るようになってきてしまい、メリットが薄まっているのも事実。まぁ、そう言うことも有るから、QR決済とかデータ(お金)の転送まで、今の○○Payみたいな仕様まで取り込んだ「何でもあり決済」を目指すんだろうなぁ。

日本に来るインバウンドの人達は、今でも多分成田とか羽田空港で訪日観光客用のSuicaを購入して、割安での新幹線乗車とか、そのままコンビニで買い物も出来る「Suicaカード」の利便性を評価してくれるけれど、あれも上手く使えば日本観光のツールになると思うんですよね。海外へ行くと色々問題とかトラブルが生まれるけれど、その一つが換金だったり決済時の手続き。特にアメリカの場合は、商品の金額だけで無くチップも考えないといけないけれど、日本では表示された金額だけ払えば良いので、ああいうワンストップ決済手段は非常に便利だと思う。現在もSuicaは自分の生活に必要不可欠なツールの一つなんだけれど、来年、再来年にはどうなるんだろうか、要注目ですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿