同じ静岡でも伊豆と浜松、同じ三重でも四日市と名張じゃ「東海」への距離感がだいぶ違いますからねえ。東海三県とか東海四県とかいうけど、いまだ定義がはっきりしない東海地方。/「三重・静岡の東海戦争」勃発を見てみたい https://t.co/r6VzdIb2oO
— 佐々木俊尚 五刷出来!「フラット登山」絶賛発売中 (@sasakitoshinao) November 13, 2025
佐々木俊尚氏の引用から、「三重県・静岡県の東海戦争」 というスレッド。確か私もここで何度か書いた記憶があるんですが、「静岡県」って微妙なんですよね。
私が習ったというか教わったのは「東海三県」と言ったら「愛知県、岐阜県、三重県」。インターハイで県大会の次のレベルに「東海大会」があるんですが、この時には「東海四県」となって、静岡県が含まれるんですよね。だから、「○○地方」と大きな括りで言うときには、静岡県は「東海地方」に入ると思うけれど、日々の生活というかもう少し狭義の意味の時には「東海地方」ではないし、かと言って「関東地方」でもないし、静岡県は「静岡県」かなというのが少なくとも自分の印象で、多分多くの静岡県民はそうじゃ無いだろうか。
実は静岡県は東西に長い県なので、自分が生活している西の外れの浜松周辺と、東の外れの熱海とか三島辺りだと「静岡県」の感覚もかなり違うと思う。東部とか伊豆地方の人は、「(準)関東地方」だいう印象というか気持ちが強いでしょうね。少なくとも彼らは「東海地方の住人」という意識はないと思う。「小田原が関東圏なら、熱海もそうでしょ、三島だって」という気持ちじゃないかな。で、浜松にいても、実は「東海地方」という意識はあまりない気がします。「東海地方=名古屋圏」だと思うんですが、浜松は案外名古屋の影響は少ない気がします。勿論、中日ドラゴンズがオープン戦を開催したり、中日新聞の印刷所があったりするけれど、感心は低い気がする。
それよりも意外だったのが「三重県は近畿圏」という考え方。思わず「へぇ~」と思ったけれど、紀伊半島にあるからそういう意識になるんだろうけど、鈴鹿山脈が近畿臭さを遮断していないのだろうか(笑)。やはり、名古屋を通して東西に移動する三重県だから「東海」という意識は強い気がするけれど。静岡県西部地域だと、浜名湖の東側の浜松市と西側の湖西市では全く印象が違いますからね。湖西市は静岡県の西の端だけれど、ここの人はかなり愛知県というか豊橋とか三河との関係が深いと思う。他県でも似たような環境にある地域はあると思うんですが、自然環境、公共交通、街の成り立ち、いろいろな条件で変わってくる話だと思うし、それは固定されたものでも無くて時代とともに変化していくんじゃないだろうか。それこそリニア新幹線が開通したら、山梨県とか長野県も「関東圏」に入るだろうけど、静岡県はそれでも「関東でもなく、東海でもない」存在であり続けると思う。
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