2025年11月17日

落とし所

大阪の中国総領事によるXへの過激な発言に端を発して、何故か中国政府も変に意固地になっている韻書を受ける「台湾有事問題」。大阪総領事は、以前から過激な発言が問題視されていたけれど、流石に今回の投稿は曲がりなりにも認知国の総理大臣の暗殺・殺人を仄めかすような内容で、これは外交上以前に人として許されないでしょう。奇しくも安倍総理殺傷事件の山上被告の裁判も始まっていて、動機は異なるものの自分と異なる主張するものに対して、力で命を奪うことで解決するような行為は決して許されるものでは無い。それが国単位で行われているのが、今のロシアによるウクライナ侵攻ですし、中国も周辺国に対して行っている行為。

不思議なのはこの大阪総領事の態度で、色々な報道を見聞きすると、総領事就任以前に東京などで勤務していたときには非常に温和で話しやすい人柄だったと言う話なんですよね。それが総領事として大阪に赴任した後から、現在のように人が変わったような様子になったらしく、何が原因・理由でそうなったのか、そこが不思議です。 想像するに何らかの政治的意図があるんだろうけど、それにしても下品というかやり方が稚拙というか。今回の台湾有事に関しての発言だって、特に以前から大きく変化したわけではないし、ことさら取り上げるような話でもない。精々「日本は中日友好の理念に基づき、正しい判断をするべき事を要求する」くらいの、いつもの言い方をすればそれで終わりだと思うのだけれど、やはり気に食わない人材が総理になりいつもより強い口調で発言したら、タイミング悪く日本国民から総スカンを食らった、みたいな話なんだろうか。

振り上げたこぶしを大人しく降ろすことは出来ない中国政府は、いつもの「兵糧攻め」の積もりなのか、日本渡航を事実上制限する発言をしているけれど、実際の移動旅客数はどうなんでしょうね。まぁ、意図的にそれを調べて告知する必要は無いけれど、もう少ししてから例えば京都辺りで「中国政府が渡航自粛を言ったので、少しはゆっくり出来ると思ったけれど、全然変わりません」とか言うインタビュー記事が出たら笑っちゃいますよね。航空会社はキャンセル無料の対応をするらしいけれど、どれだけそれで辞める人が出るのか。しかも、その期限は年末までらしいけれど、どうせなら来月2付の旧正月のお休みも含めて渡航自粛要請(命令)出せば良いのに。それを外しているとしたら、やはり面子のための発令で多分国民は強かにしれっと日本観光とか続けていると思う。

中国外務省はきつい言葉での批判記事をXにも投稿しているけれど、その背景画像などが直ぐに出回って、所謂「大喜利状態」が発生。権威が笑い飛ばされて行くのは、日本でもよく見られるけれどその存在が日本以上に絶対的な中国政府にとっては、インパクトは日本の何倍何十倍なんじゃないだろうか。案外そう言う事を知っている中国の人間は「それみろ」と溜飲を下げているのかもしれない。ところで、その元ネタの中国外務省の投稿なんですが、なんで「ボトムライン」だけ英語なんだろう。「核心的利益」とか「国内問題」とか「最終的結論」とか、色々これまで言い方をしていた気がするんだけれど、なんで今回は「ボトムライン(Bottom Line)」という言葉を使っているのか、これが非常に個人的に気になります。中国もいつの間にか外来語をそのまま使うようになったんだろうか。それって、自分達の国威発揚の意図に反しないのかな。直ぐには沈静化しないだろう中国政府に対しては、一言。

「まぁ、餅つけ」

(爆!) 

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