2025年10月19日

(UA) NRT-HNL (番外編2) - Ticketmaster

次回のLas Vegas行きの目的は、現地のスタジアムで開催されるカレッジとNFLの試合観戦。そのために試合チケットの入手をしたんですが、これが中々難産でした。どちらも、チケット販売大手のTicketmasterから購入可能なんですが、現在はデジタルチケットになっているため、最終的にはデジタルチケットを手元のスマホに読み込ませないといけません。少し前までは、幾つか回避策があって、スマホ以外でもQRコードを印刷したものとか、それをスマホで表示するとか方法がありましたが、どうも最近はそういう方法でも偽造が出回っているのか、かなり厳しくなっているようです。

まずはカレッジフットボール。試合は現地にあるUNLV (University of Nevada, Las Vegas)のホームゲーム。アメリカの場合、殆どがシーズンチケットやチームチケットで、それを個別に売りに出す(Resale)するという形。Ticketmasterは売りたいオーナーに変わり購入したいファンに販売して、実際の販売価格はオーナー側の希望価格にTicketmasterが手数料など上乗せしたもの。それで売買(転売)が成立したら、Ticketmasterがオーナーにデジタルチケットの転送を指示し、それを購入者側がダウンロードすると利用可能になる、と言うような仕組み。今回は、転売の契約成立までは問題無く進んだんですが、最後のデジタルチケットの転送が問題でした。

指定されたUNLVのURLにアクセスしてデータをダウンロードしようとしても、何故かTimeoutでアクセス出来ません。色々試してみても同様で、考えられる理由は国外からのアクセスをサーバー側で禁止している可能性。そこで今回Honoluluに到着したところで、現地ネットワーク(AT&T)接続しているスマホからアクセスしてみたところ、日本国内からのようなTimeoutは発生せずに無事にデジタルチケットの転送が出来ました。但し、ここで使用しているのはUNLVのどうも専用アプリで、個別にアカウント作成しないとダウンロード出来ませんでした。で次に、そのチケットをiPhoneのWalletに登録しようとしたんですが、さらに次の問題発生。私はデフォルトブラウザーでChromeを使用していますが、このUNLVのアプリは「Safari以外駄目」とか言ってきます。仕方が無いのでSafariを起動して再度アクセスし直して、やっとデジタルチケットをWalletに登録して利用出来る状態になりました。

次はTicketmasterなんですが、これは以前から知られているようにTicketmasterのアプリは、日本ではApple Store登録の対象外なので日本からダウンロードしようにもリストにすら現れません。Androidだとリストには表示されるけれど、いざインストールしようとすると弾かれます。ただこれまでは、そのTicketmasterのデジタルデータは使えないけれど、ブラウザーから自分のアカウントにアクセスすると代わりにQRコードのチケットが表示されるので、これで入場することが可能でした。ところが今回チケットを購入して、自分のアカウントから「My Ticket」を確認して見たところ、以前はリンクが設定されてQRコード表示が出来たのに、今回はそれが出来なくなっていて、100% Ticketmasterのアプリが必要なように変わっているようです。となると、何としてもTicketmasterアプリを落とさないといけません。

やり方は分かっていて、自分のApple Account (ex-Apple ID)の中の「国」設定を「アメリカ合衆国」にすれば良いのですが、これを今のアカウントに適用すると現在使用しているアプリの設定が変わってしまうので(支払国や通貨設定等のロケールが変わる)、色々リスクが発生します。で、より簡便な方法としては、別のApple Accountを「アメリカ合衆国」で作成して、そのIDでApple Storeからアプリをダウンロードするというもの。新しいApple Accountの作成は、現在使用しているApple Accountで設定しているメルアドや紐付けしているメルアド以外のメルアドが必要になります。私は、MSNの親IDから幾つかのアライアス名のIDを作成していたので、これを利用しました。次に現在のiPhoneからApple Accountをサインアウトしますが、「iPhoneを探す」をオンにしているので、これの解除に物理的に時間が掛かります。安全のため、オフのリクエストをしても1時間「探す」状態が保存されて、それが終わるとやっとサインアウト出来ました。次に今回作成した新しいApple Accountでサインインしますが、初期設定みたいな作業なのでちょっとセットアップに手間が掛かります。登録したメルアドへの認証メールや、SMSでの二段階承認なんかもあるのでちょっと面倒でした。で、Apple Accountの交換ができたところでApple Storeにアクセスすると、ちゃんとTicketmasterが表示されてインストールも出来ました。試しにこの状態でNFLチケットをダウンロードして設定するところまで確認も出来ました。

必要な作業が終わったところで、アメリカ合衆国設定のApple Accountからサインアウト。こちらは「探す」設定していないので、直ぐにサインアウト出来、元のApple Accountでサイインしておきます。基本的にこのアカウント毎にiCloudで設定や環境を管理しているので、特に切替後以前のアプリが動かなくなるとかそう言う事は無かったのですが、Walletに登録していたクレジットカードは削除されていました。ホテルのメンバーカード等はそのままでしたね。ただ、「以前登録されていたカード」から呼び出せば、直ぐに回復は可能です。で、こちらのApple Accountで、Walletの中にカレッジとNFL両方の試合チケットが登録されていることを確認して、一件落着です(多分)。ちょっと苦労したけれど、Ticketmasterのアプリがこれから利用出来るようになったので、それで良しとするしか無いですね。

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