2025年11月27日

思い込み質疑

山尾志桜里元衆院議員の、党首討論(高市vs野田)に関してのコメント。議員時代は色々物議を醸す行動があったけれど、客観的な視点だからだろうか議員を離れてからの色々な批評は、結構的確なものが多いように感じます。 

特に中国関係の話については、山尾氏も書いているようにエスカレートしているのは先方側だし、事の発端は大阪総領事の投稿なのだから、先ずはそこを諫めるべきなのでは。それに対して売り言葉に買い言葉で日本が反応したのなら、それは問題だけれど、実際は日本側は極めて冷静に対応しているし、中国側からの嫌がらせに対しても国民が一番冷静に対応している事をもっと認識するべきでは。中国が怒っている日中関係が大変だと騒いでいるのは、正直リベラル・左派の中でもごく一部で、そういう人達の中でも今回の件は中国側に問題があると考える人が結構多いことを認識するべきだと思う。

確か同じ山尾氏の別のコメントだったと思うんですが、今回の件で中国側がミスをしたのは、大きく騒ぎ立てたりアメリカ側にご注進した事で、日中の問題が国際的な問題に昇華してしまい、中台問題や中国の覇権主義みたいなものが更に世界から注目されるようになったと言う事。言われてみてなるほどと感じるんですが、確かに先の尖閣諸島の国有化の時には、日中の対決みたいな形だったので、中国は日本に対しての攻撃に手中すれば良かったのに、今回は日本以外の欧州等からも反応があるし、国連に訴える事で世界的な話になってしまったし、日中首脳の電話会議をしてアメリカを味方に付けたと思ったら、直ぐさまアメリカから日本へと連携が作られるしと、後手にしか回っていない気がします。

日中のフライトキャンセルを中国政府が出して、日中の路線12路線が運休し、乗客数が21%程減少する想定らしいのですが、中国からの直行便は減っても、台湾とか仁川経由とか日系フライト利用とか、全体のインバウンド数はそんなには減らないんじゃ無いだろうか。年内はこんな感じで中国からの見た目のインバウンドは減るだろうけど、来年になった旧正月の時期になるとどうなるんだろうか。その時点でも現状くらいあるいはそれ以上の路線運休が続くとなると、国民感情的にも不満が大きくなって逆効果になる気がするんだけれど。今の所中国政府は、高市内閣を揺さぶろうとして上手く言っていない状態に見えます。それだけならば、そのうちに「まぁ、この辺で許しやろう」と吉本モードでフェードアウトすればよいけれど、国内の不満モードに火がつくと更にやっかいなことになりそう。やけどしないうちに中国政府としては静かになって、自然解決する時期を待つ方が良いと思うけれど、今の習政権はそんなことは考えられない気がするのが一番の不安ですね。

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