知らない話がたくさんあって面白かった。知られざる万引きGメンの世界。後編も是非。/伝説の万引きGメンが不都合な真実を告発!「お店の真の敵は万引きではない」損失1.6億円超をもたらす"本当の犯人"の正体 https://t.co/PXKFSb45Wu
— 佐々木俊尚 五刷出来!「フラット登山」絶賛発売中 (@sasakitoshinao) November 18, 2025
佐々木俊尚氏の引用から、日本の「万引きGメン」誕生の話。約60年ほど前にスーパーで万引きする人の様子を見て、そこからそういう人達を確保するビジネスを思いついたという事。こういう流れは新しいビジネススキーム発想の話としてはよく聞く流れだけれど、 普通はそういう人達を捕まえて終わり、あぁ良いことをしたで終わるところ、ビジネス化まで成長させるところは、やはりビジネスパーソンとしての素質もあったんでしょうね。結果的に万引きが発生する環境がお店にとっては「死角」に当たる部分で、そこでのビジネスロスを改修することで万引き発生の阻止とともに、ビジネス機会の発掘にも繋がるのは目から鱗が落ちる気がします。
「万引きGメン」の「Gメン」は「Goverment Man」の略称で、それ以前に某テレビ局での人気番組「Gメン75」が「Gメン」という言葉を流行させて、そこから「万引きGメン」と言う言葉も生まれてきたと思うんですが、別に政府とは関係無い組織なのに「Gメン」というのも考えてみたら変な話。確か当時は、警察では無いけれどそういう悪事を取り締まるような組織を「Gメン」と総称するのが流行った気がします。別にこの会社にしても自ら「Gメン」を名乗っている訳では無く、回りがそう呼んでいるだけなんだけれど、現在の会社の内容を記事から見るともう「万引きGメン」という言い方も適切では無い気がしますね。
長い経験の中で忘れられない経験として、良かった例・悔やまれる例が紹介されているけれど、どちらも有りうる話だな納得出来ますよね。ただ、命を救えた話は良いけれど、救えなかった事例は仮にそれが唯一の事象だったとしても一番強く心に残るでしょうね。だからこそ「万引き犯を捕まえる」事から「万引きさせない」環境作りをすることは重要だと思うけれど、それを越えてくるのが「万引き犯」だろうし。最近はセルフレジでの万引き行為が問題になっていて、テレビ等でもその手口に関しての特集や技術的改善などの話を見聞きすることも多いんですが、こちらもコストとの戦いだし。理想的なのは、確かユニクロがやっているように、全ての商品にRFIDを付ける事だけれど、例えば生鮮食品だとか量り売りなんかの商品には難しいだろうし、物理的にRFIDを付ける事も難しい物も有るだろうし。
最後に語られる「経験は貯金」というのも納得出来る言葉ですよね。自分にとって当てはめてみると、やはり社会人になり3年目から始まったアメリカへの出張人生で、先ず自分の世界観が大きく変わったというか、一つ違う視点から物事を見て感じる事が出来るようになったのは一番の財産だと思います。それに伴って、多少は身につけることが出来た英語能力だったり、旅行好きになりその類のノウハウも人並み以上には身につけたと思うし(笑)。その分、色々出費も増えるのは、貯金するための「手数料」かな。まぁ、最後の「万引き以上の損失を生む原因」は、何となく最初から想像出来たけれど、これって個人的な行動でも生まれる気がする。例えば慣れによる慢心だとか不注意が大きなトラブルに繋がる事もあるし、繰り返すことで刺激が減少してより過激な刺激を求める余り無理なことをしがちになるし。前編、後編、ともに読み応えのある記事だと思います。
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